「激甚災害」という指定基準があったこともはじめて知ったが、人が想像しうる「激甚」の基準をはるかに超えている。

被災された方々の苦しみや悲しみをいくら思ってもその痛みの深さには到底届かないとは思うが、心からお見舞いを申し上げます。まだ瓦礫の下にいる人を救うために休みなしに働いているレスキュー隊員や自衛隊員、放射能漏れを最小限に食い止めようと命がけで働いている職員の方々にも、頭が下がる思いがする。(放射能排出のための)ヨウ素を飲まされ避難させられている住民の方々の不安や心労もいかばかりかと心が痛む。被害がこれ以上広がらないこと、一人でも多くの人の命が助かることを祈るばかりである。

インターネットは安否情報や救援物資の送り先などの情報を知るにも便利だが、あやふやな情報も勝手に飛び込んでくる。コンビナートの爆発で有害物質を含んだ雨が降ってくるから警戒せよとか、大気が放射能汚染されている間はこもって窓や換気扇にガムテープをとめろとか、今日明日停電になるからレンジ不要の食料を買い込んでおけとか。危機的な状況だからこそ不安をあおられる。乾電池だけでも買い置きしておいたほうがよいのだろうかと思って買い物にでかけたが、単一乾電池は3軒ほどまわってすべて売り切れ。スーパー、ドラッグストアなどはどこもあらゆるものを買い置きしておこうという人たちで長蛇の列だった。

不安や恐怖は伝播していく。「正しい情報」を知ろうとすることは大事だが、ふりまわされてパニックに落ちていいことはなにひとつない。非常時こそ冷静になって、心のゆとりと平安を保たないと。

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