「ゴルキが露西亜の文学者で、丸木が芝の写真師で」

2015年5月2日

吉川弘文館より発刊された、研谷紀夫編『皇族元勲と明治人のアルバム』。写真師、丸木利陽が写した明治~大正期の皇族およびやんごとなき方々の肖像写真が豊富におさめられています。

丸木写真館は、漱石の「坊ちゃん」(明治39年)に登場するほどの有名写真館。

当時の大礼服、フロックコート事情が鮮明にわかるほか、女性のドレスも西洋の流行にほとんど遅れをとっていなかった(オンタイムで倣っていた)ことがわかります。5.1.2

これはガーター勲章をつけた大正天皇!!

親王は、男子であっても幼少時は女の子のドレスを着せられていたこともわかる。

セピア色ながら鮮明な写真は、19世紀末~20世紀初頭の日本の服事情に関心が高い方にとっては、貴重な資料となるはずです。全力でお勧めします。淡々と紹介されている写真ですが、実は細部に関して語りどころ満載なので、内心興奮続き、あ~話したくてしょうがない(笑)。でもあんまりここで何もかも披露してしまうと本の売れ行きにも差し障るので(^-^;、ぜひ、同好の士とこの本について語りあいたい!

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2 Comments

  1. エス より:

    新年度も面白さそうな本のご紹介で興味津々です。
    吉川弘文館の冊子『本郷』への寄稿もぐいぐいと拝読致しました。

    「L」のHさんも定期的に読み返す漱石も取り上げていた写真館だったのですね。
    この連休に読ませて頂きます!

    仕事で旧華族の方とお話をしたおりに、大礼服(仁丹のアレです)は動くと金粉が落ちていくので定期的にメンテナンスをしなければならない、それゆえに職人と生産者も育成されてきたとのこと。

    近代日本の洋装受容は感興深さが果てしないです。
    大正天皇も欧州の王室のように幼少時は女子ドレスを着ていたのですね。

    • Kaori より:

      エスさま
      興味をもっていただき、ありがとうございます。好きな方にはほんとうにいい資料になると思います。
      イニシアルで書かれた方がわからず気になりますが(笑)。
      機会がありましたら読後の感想もぜひお聞かせくださいませ。

      よい連休をお過ごしくださいね。

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