「家庭画報」10月号発売です。

パリ&ミラノ ファッション特集の巻頭にエッセイを寄稿しました。

美容院や歯医者さん(←かなりの高確率で家庭画報がおいてある)などでお手にとられることがありましたら、ご笑覧くださいませ。

 

 

私自身のリアリティはといえば、人に誇れるスタイルだのエレガンスだのはかけらも持ち合わせておらず、エラソーなことを言えた立場でもないのですが、掲載する文章の舞台が「家庭画報」ですので、場の空気に合った「演技」で書いております。媒体・内容に応じて文章のトーンや話法は書き分けています。お断りするまでもないのですが、時々、文章のテーマやトーンと舞台裏をいっしょくたにされて当惑することもあるので……。

もっとも困惑するのは、ダンディズムの歴史を解説しているだけのに、なにか私自身まで葉巻を手に持って(←このイメージじたい、歴史の途中で派生した誤解から生まれているというのに)「ダンディズム」を体現しているような人であるはず(なければならない)と見られたりすることでしょうか。体現している人はそもそも自分のことを語りません。ましてや「ダンディズムとは」などとは恥ずかしすぎて言わないでしょう。だから私が動物園のガイドのように解説しているのです。

2 返信
  1. ようこし
    ようこし says:

    拝読しました。
    環境が変わり、自己が確立していないことを痛感している毎日で、
    とても勇気がわきました。
    ありがとうございました。

    返信
    • Kaori
      Kaori says:

      >ようこしさま

      感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
      励まされます。
      日々の選択に意志ないし愛を反映させ、楽しんでください。

      返信

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