ニュージーランドでの「日本食」というのがどのような解釈をされているのか興味があり、とはいえ、あまり歩き回るのも疲れる、ということでプラザ・スタンフォード内の「日本食」レストラン、鉄板焼き「歌舞伎」へ。


この外連味のあるセッティングにはちょっと盛り上がりました。


日本酒もずらりと揃えられています。


コースを頼んだのですが、「前菜」に出てきたこの「テンプラ」と「スシ」なるものにまず笑いが…。 「テンプラ」はフリッターのようで、「スシ」にはマヨネーズがかけられております。


そして鉄板焼きパフォーマンスが始まるわけですが、そんなにしゃべらなくていいのに、終始、サービス精神旺盛で、笑わせようとしゃべりっぱなしの「シェフ」。


そして「口を開けて」と言って、客の口の中に鉄板から料理(卵焼き)を放り込むパフォーマンス。ほかのテーブルでもやっていて、盛り上がっていましたが、これ、日本では絶対やらない(できない)でしょうねえ…。


さらに、「投げる」パフォーマンスは続きます。鉄板の上で炒めたご飯(チャーハンですな)をお椀に入れ、お椀ごと客に投げてキャッチさせるのです。これも日本でやろうとすれば「食べ物を粗末に扱うな!」と非難殺到必至と思われます。実際、私はあんまり快い感じはしなかった。

お椀投げも、隣のテーブルでもやっていたので、「定番」のサービスなんですね。そしてこんな「フランベ」もお約束のパフォーマンスであるようです。

そして包丁をくるくる回したり左右に素早く持ち替えたりするパフォーマンスで締めてくれるのですが、これもなんだか危なっかしいというか、刃物を客の前で振り回すというのは、やはり日本のシェフだったらやらないところ。(包丁が高速で回っているのですが、高速すぎて映ってないですね)




日本人のスタッフも何人かいらしたので、日本流を正確に提供するつもりはなく、あえて、ニュージーランド受けのいい、アレンジされた鉄板焼きスタイルを演出しているのでしょうね。いやもう完全に異国料理でした…。笑

プラザスタンフォードのドアマン。オークランドでも、たまにネクタイ姿を見たと思えばユニフォーム。

(ニュージーランドシリーズはこれで終了です。ありがとうございました。)

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