2010年より、地中海のマヨルカ島セントレジスを会場に、5大陸から選ばれた傑出したシェフが腕を競いあうグルメイベントが毎年開催されています。その名も、Culinary Safari。今年は7月20日(金)の夜に行われることになりました。

5大陸から選ばれた今年の7人のシェフが発表されたのですが、その中の一人がなんと日本人。しかもザ・プリンスギャラリー紀尾井町の和食「蒼天」のシェフ、高橋賢さんなのです。祝!

ちなみに選ばれたシェフのリストです。

・Paolo Casagrande (Momument Hotel, Barcelona), ミシュラン☆☆☆
・Joachim wissler (Althoff Grand Hotel Schloss Bensberg, Koeln), ミシュラン☆☆☆
・Stephanie Le Quellec (Prince de Galles a Luxury Collection Hotel, Paris)、ミシュラン☆
・Francesco Genovese (The Ritz-Carlton, Vienn)
・Stanislave Polesskiy (The St Regis Moscow)
・Markus Wonisch & Miguel Navarro (The St Regis Mardavall), ミシュラン☆
そして、
・Ken Takahashi (The Prince Gallery a Luxury Collection Hotel, Tokyo)

五大陸から選ばれた7ホテル8人のうち、ミシュラン☆つきのレストランのシェフがなんと4ホテル5人もそろいます。このラインナップのなかに和食代表として高橋シェフが選ばれているわけです。

高橋シェフはどのような和食をお作りになるのかというと、ザ・プリンスギャラリーの「蒼天」にてぜひお試しいただきたいのですが、

コンテンポラリー・ジャパニーズ

なるスタイル。ベースには伝統的な和食に必須のだしや仕込みがあるのですが、素材や見せ方や調理法は自由自在。エルブジのような化学反応を起こすスタイルを取り入れたり、驚きの仕掛けがあったりと、食のアートとも呼びたい創作和食なのですね。

このようなスタイルは、日本の、とりわけ京都の伝統的な和食の世界からは「邪道」と見られることがあります。しかしむしろ、海外ではNobu といい、Zumaといい、こうしたフュージョン系和食のほうがむしろ最先端和食として親しまれています。

高橋シェフ自身は、「誰も見たことのないものを創る」という情熱をもち、東急ハンズで(!)インスピレーションを得たりなどしながら日々、新しい挑戦を黙々とおこなう職人気質の方です。ちなみに、ザ・プリンスギャラリーで大ヒットし、他のホテルも模倣し始めている「寿司アフタヌーンティー」は高橋シェフの考案によるもの。


「蒼天」にはSake Barもありますよ。

こちらは「蒼天」内の寿司カウンター。うっすらと仕切られている感じがとても居心地よいのです。モダンアートで飾られたインテリアに囲まれて、正統派のお鮨をいただける素敵な空間。ほかには、鹿児島の黒牛を扱う鉄板焼きコーナーなどもあり。天空にいるような絶景のなかでさまざまなジャンルの和食を楽しめます。


高橋賢シェフの、世界を舞台にした活躍を応援しています。

 

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