滞在したホテルは、LVTETIA (ルテシア)。
左岸唯一のグランドホテルだそうです。1910年代の建築の外観は壮麗そのもの。
(ホテルの中庭。ランチタイムにはパリのおしゃれな人たちで満席になっていました。)
サンジェルマン地区の社交に欠かせないホテルとして愛されてきた歴史をもつそうです。
内部は大々的な改装が終わったばかりで、ハイテクノロジーが駆使された今どきラグジュアリーの極みのような快適空間でした。
室内のカーテン、調光、温度などはすべてワンタッチパネルで操作できるようになっています。
大理石で作られたバスルームも広々と美しい。バスルームには外に出られる広いドアのような窓もあります。(さすがに出ませんでしたが、お風呂から外が見えるというのはいいものですよね)
シャワールームも独立しています。大理石とやわらかな調光のおかげで癒される空間。
このテクノロジーは初めて見た。鏡のなかにタッチパネルがあって、そこに触れるとテレビ画面が浮かんでくるという。鏡とテレビが一体になってとけこんでいるというか、鏡がそのままテレビ画面になるというか。チャンネルも音量もすべて触れるだけで簡単に操作できます。
アメニティはエルメス。
ルームフレグランスは部屋の中にも、ホテルのあちこちにもあって、ホテルの香りとして統一された印象を与えています。
シューシャイン(靴磨き)サービスをお願いしたところ、ベルルッティに委託したサービスということで、革製のベルルッティの靴箱に入ってピカピカになったフェラガモが帰ってきました。笑
廊下には丸い窓もあり、聞いてみたところ、ホテル全体がボート(客船)をコンセプトとして作られているとのことでした。
ライブラリー・ラウンジには厳選された本が置いてあります。ファッションの本が、哲学の本と同格とされて並んでいるんですよね。日本だとサブカル以下の扱いだったり「家庭の実用」扱いだったりするんですが。笑
スパも神秘的で別世界。サウナまで大理石でできてました。アメニティとしてエルメスがあちこちに配され、もう圧倒的な贅沢感にやられます。
ただこれほどのホテルでも「歯ブラシ」は置いてないんですよね。ヨーロッパのホテルでは5スターであろうとどこも歯ブラシはおかない。逆に日本だと星の数がどんなに少ない宿であろうと歯ブラシだけは置いてある。この違い、なぜなの。
部屋からの眺め。サンジェルマン地区のどまんなかにあるため、ビジネスや観光利用にはとても便利ですが、夜間の騒音はやや免れないところがありました。それを差し引いてもすばらしいホテル。
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