毎日新聞12月17日(月)に掲載されました、芦田淳先生の追悼文です。

ことばの使い方から始まり、顧客を大切にする姿勢など、お仕事への向き合い方から多くのことを学ばせていただきました。模範を示してくださった方がいたというのは実に幸運なことでした。

お嬢様でデザイナーの多恵さんによると、日々の生活でも、どこに出かけても、芦田先生はふつうは見過ごすような細部に目が留まり、率直に反応されたとのこと。そのときはヒヤヒヤするけれど、あとから振り返るとその視点が的を射ていたことが多い、と。

大きな仕事をきちんと成し遂げる人は、肝の据わった豪放さと細部に気配りする繊細さをともに兼ね備えているものですね。

人から学ぶことはまだまだ多い。芦田先生からも、おそらくこれからも学び続ける。没後も作品やご著書のなかに、そしてファミリーや社員の方々の記憶のなかに、ずっと生きていらっしゃるのだ。


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