「ヴィクトリア女王 最期の秘密」。ヒューマントラストシネマにて鑑賞。

Queen Victoria: Everyone I love has died and I just go on and on. What is the point?

Abdul Karim: Service, Your Majesty. We are here for a greater purpose.

ジュディ・デンチが「ジョン・ブラウン」の映画に続き、ヴィクトリア女王を演じてはまり役。身体にガタがきて、退屈し、孤独を抱えながら延々と長生きしているだけ(という演出)の女王に、再び生気を与えたのが、インドから来た一人の召使。女王が長身のイケメン好きというのは10代のころからかわっていないのだな。笑

当時のインドの様子、宮廷のばかばかしいくらいの序列やしきたりなどが生々しく、でも壮麗に、どこか滑稽に描かれていて、まったく飽きさせず、すばらしい。女王をとりまく周囲の人々の反応やセリフもおもしろく、眼福を与えながら終始笑わせ泣かせてくれる。最後はじわじわあたたかさが心に広がる。

観終って劇場を出たら、なんとおそろしくタイムリーなことに、続々封切される「女王映画」について語るお仕事の依頼が舞い込みましたよ。放送時間など近日中にお知らせします。

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