佐藤賢一さんの『黒王妃』が文庫化されるにあたり、解説を書くことになりました。カトリーヌ・ド・メディシスをめぐる歴史小説。名前だけ聞いたことのある王や貴族、寵姫たちのどろどろの駆け引きや残虐な処刑や槍試合シーンに思わず引き込まれ、分厚い……と思っていたけど一気に読み終わる。血まみれのパリで、すっくと黒い服を着て立ち、非の打ちどころないことばで語る王妃にゾクゾクする。最後に勝つのは器量がよい自己愛の強い女ではなく、守るべきもののために賢く立ち回れる辛抱強くタフな女だ。

さて、私に与えられたお題は、カトリーヌ・ド・メディシスと黒い装いの関係。

読み返すべきは、まずはこちらでしょうか。

さらにこちら。先行のすばらしい研究の成果に感謝します。

カトリーヌ・ド・メディシスはこういう系譜にも連なります。こちらもリスペクト!する一冊。

 

イベントが続々中止になり、アミューズメントパークや美術館なども閉館になってしまうと、読書時間が増えますね。積読状態だった本や、ダウンロードしておいて見てない映画もこの期間に一気に吸収できるかな。

 

 

 

How to Read a Suit.  かつてご紹介したHow to Read a Dress と同じ著者、リディア・エドワーズによるスーツ版です。17世紀から現代にいたるまでのスーツの詳細な解説。辞典として大切にしたい本。字が細かくて読み続けるのがつらいですが、若い方は視力がタフなうちに読破してくださいね。

 

 

再掲します。こちらはドレス版。

 

 

オリジナルのタイトルは、Call Them by Their Names. 映画好きの方であれば、Call Me by Your Name (君の名で僕を呼んで)を連想しますね。

手垢のついた冷笑的なことばで現実を分かった気になってはいけない。「真の」名前を与えることから本当の意味での解放が始まる。今の日本政府の底なしの惨状を何と名づけたらよいのか、本書で描かれるアメリカの現実と比較しながら読んでいた。

ファッション現象にしても、新しい言葉はどしどし登場するけれど、「真の」名で呼ぼうとすることで、本質的な意味が立ち現われてくるはず。

?ブリリアントクラブでのレクチャーの模様が公開されました。こちらです

 

 

?新連載の予告です。

 集英社「kotoba」で新連載「SとFの関係 ~ スポーツとファッション」が始まります。スポーツとファッションの密なる関係を、古今の事例から読み解いていきます。第一回掲載号は、3月6日発売。単行本化を目指し、始動しました。また長い旅が始まりました。

このような状況のときこそ、警戒を怠りなく、できることは着実に行い、Keep Calm and Carry On.

 

写真家テラウチマサトさんのサロン、Salon de Masato にお招きいただき、「ダンディズムとジェントルマンシップ」についてレクチャーをさせていただきました。

その後の日本橋エドグラン内でのワインバーでの懇親会もさらに盛り上がり、まる2日かけておこなった100枚超のスライド準備もたいへんでしたが、とても楽しい時間でした。

主催者のテラウチさま、ご参加のみなさまに感謝します。

GQ 4月号発売です。

ジェンダーフルイドが浮上してきた経緯、社会に与えた影響を解説しました。よろしかったら本誌でチェックしてみてください。

?日本経済新聞夕刊連載「モードは語る」。22日は、「メンズも飾る真珠」をテーマに書きました。



冒険家のサー・ウォルター・ローリー。


チャールズI世。


再掲ですが、ギャルソンモデルたち。

 

?安西洋之さんに「アパレル全史」をご紹介いただきました。こちらです。身に余るご紹介、光栄のいたりです。ダンディズム、スーツ史、ファッション史、イギリス王室。実はラグジュアリー研究のどまんなかを意識せずにおこなっていたのだと気づかされた思いがしています。

?婦人画報.jp 「フォーマルウェア」連載第4回。先日おこなわれたアカデミー賞授賞式のドレスがテーマです。8人をピックアップして解説しました。こちらです。

 

?日本マナープロトコール協会「ブリリアントクラブ」で講演しました。テーマは「ファッションの力 ~ロイヤルファミリーから学ぶ」。満席、キャンセル待ちとなったそうです。入り口での消毒の徹底、参加者はマスク着用とウィルス防御態勢万全のなか、でも、楽しくわくわくした2時間を共に過ごさせていただきました。主催者、参加者のみなさまに感謝申し上げます。


(ご参加者さまよりご提供いただきました。ありがとうございました)

?21日付の読売新聞連載「スタイルアイコン」です。

JLO ことジェニファー・ロペスについて書きました。


?芳賀徹先生が旅立たれました。大学生のときに、比較文学の授業を受けました。荒っぽいレポートを出したと思いますが、細部に関しては鷹揚で、「こんな才気を大切にしなさい」というコメントだけを添えて返してくださいました。とても励まされて、ごく最近まで保存していました。具体的に比較文学の「何を」教わったのか、内容はさっぱり覚えていないのですが、「どのように」教えていただいたかという語り方や物腰は30年以上経っても忘れていない。「人が人に教える」ことができるのは、具体的情報よりもむしろ「どのように」という在り方なのですね。感謝をこめて、ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

?斎藤薫さんの名言。「奥ゆかしく相手を傷つけず、心地よくさせる、その結果期せずして相手を引きつけてしまう……それが日本人」「日本人のDNAにある丁寧さと冷静さ、最低限の大人のためのマナーを持って生きれば、それだけで必ず美しさが宿る」「慌てなくていい、がむしゃらにならなくていい」(GINZANISTA Spring 2020 Beauty)    毎朝、読み返してから出かけることにしたいくらい。

?コロナウィルスを警戒してパーティーやセミナーが続々中止・延期になっている時期ではありますが、4月下旬には収束していることを願いたいです。

 

前回、大好評をいただきました朝日カルチャーセンター新宿での講座から半年。4月25日にアパレル・イノベーターズ講座を開催することが決まりました。

「流行を作った変革者 ファッション史を織りあげるプレイヤー列伝」。

4月25日(土)13:00~14:30

詳細はこちら

 

収束を祈りつつ、ご来場をお待ち申し上げております。

 

 

桂由美55周年アニバーサリーのグランドコレクション。オークラ東京、平安の間にて。


日本において洋装で結婚式をする人がまだ3%しかいなかった時代から、55回のショー。関西では33回のショー、海外では108回、おめでたい数字が並ぶアニバーサリー。


1時間半にわたるショーでは、誕生式から七五三、成人式、起業式、結婚式、結婚15周年(クリスタルウェディング)、30周年(パールウェディング)、55周年(エメラルドウェディング)……を祝うための白い衣装の展開からスタート。(ショーの写真は撮れませんでしたので、ここに掲載している写真は、展示ルームのほうで撮影した過去の傑作)。

とりわけ成人式、起業式の白いスーツのまぶしさには感動。起業式、私もやればよかった。笑 各アニバーサリー婚でもリアルなカップルが登場するんですよね。高島政宏&シルビア・グラブ夫妻、片山龍太郎&片山さつき夫妻、吉田喜重&岡田茉莉子夫妻。15周年、30周年、55周年を足して100婚。なかでも55周年の吉田喜重&岡田茉莉子ご夫妻の存在感と美しさにはやられました。自分には無縁だった幸せがそこにはあふれていて、苦労も乗り越えてこうした絆を作られたご夫婦は、ほんとうにすばらしい。


日経連載で題材にさせていただいた北斎柄のドレスも。

ドレスのレベルは海外でも引けをとらない水準になったけれど、結婚式を行う人が1970年代の半分に減った、という皮肉な現実。代わりに提案されているのが、アニバーサリー婚です。金婚式はよくおこなわれますが、それ以外でもアニバーサリーをパーティー形式で祝うのはいいことですよね。見守ってくれる周囲の方々との仲も深められる。ホテルにとってもありがたいお話。

それにしても桂由美先生のクリエーションの迫力ときたら。写真で見るよりぜひ肉眼で間近にご覧いただきたいくらいなのですが、ショーは演出もドラマティックで、毎回、あまりの美しさに涙が出るほどのレベルです。

オークラのオーキッドルーム。天井が高くてお茶も気持ちよくいただけました。

紀伊国屋書店ほかいくつかの書店で展開していただいてるポップ(と呼ぶにはA3サイズなので巨大すぎますが)です。



2刷ではゴルチエの引退まで、つまり2020年1月のことまで扱っています。

株式会社昇陽が満を持して世に出す幹細胞コスメ「マイセルーチェ(MYCELLUCE)」の発表会。

昇陽の取締役会長は元タニタの社長、谷田大輔さん、代表取締役は奥様の谷田光代さん。タニタといえばヘルスメーターやタニタ食堂でも有名ですが、そのタニタの社長だった方です。経営を息子さんに譲り、ご自身は引退されましたが、まだまだ社会に貢献できるということで、「健康」をテーマとするビジネスの延長として幹細胞コスメのブランドを立ち上げられました。元宝塚⇒女優⇒実業家の奥様は77歳。ご夫婦二人合わせて154歳の起業だそうです。

谷田大輔さんはタニタを引退後、中小企業機構を通じてコンサルタント先を紹介してもらいます。それがほかならぬリプロセル社。リプロセル社のiPS細胞でなにか事業ができないかと考えていたら、奥様が基礎化粧品を提案、そこから化粧品事業に乗り出したとのこと、このストーリーだけでも引き込まれました。

 

リプロセル社の提供した稀少な培養液を用いて、幹細胞培養上清液を作り、それを用いて安全性が高く、アンチエイジング効果の高い基礎化粧品を製造します。

ウェルネスクリニック銀座の伊藤実佐子先生によるかなり専門的な解説もありました。はじめて聞く言葉も多く、ついていくのもたいへんでしたが、肌が老化していくシステムに幹細胞がどのように影響力を及ぼすのかについて、話を聞きながらなるほどなるほど……と分かった気にはなれました。(が、説明を再現できない?)

株式会社昇陽の取締役 最高戦略責任者である石川和彦さんのブランドコンセプトの解説も非常に面白かった。印象に残ったのが、「ペディグリーがよい」ということば。pedigree 出自・血統という意味。ともにビジネスをおこなうにおいて、パートナーとなる会社にペディグリーが求められる、と。今回の場合、リプロセル社は「ペディグリーがいい」。なるほど。ブランド論にも応用可能な考え方です。


同じリズムを繰り返す、継続性と再生。月をコンセプトとしたパッケージも品がいい。期待大。

美容液「マイセルーチェ エッセンス」と「マイセルーチェ  フェイシャルトリートメントマスク」、3月20日全国発売です。

 

 

 

 

 

 

 

Mikimoto × Comme des Garçons

男性用のパールネックレスが発売となりました。表参道のギャルソン店舗にてお披露目会。

真珠の正統派の美しさはそのまま活かしながら、留め金や細部のアレンジにさりげなくギャルソン印が。


 

前衛的なギャルソンの服とピュアホワイトのミキモトパール。とても素敵です。


 

壮観ですね。

銀座のミキモト本店では初日ですでに数百万円分の売り上げがあったそうです。メンズを謳ってはいるものの、女性がつけてもよいですね。

男に真珠、というコンセプトを5,6年前から提案しておりましたが(『紳士の名品50』にはミキモトのピンブローチをご紹介)、ようやく時代が到来しました……。

「男に真珠」の話は近日中に2媒体で活字になります。

この日はふだんコンサバスーツ姿のミキモトの社員のみなさまも「ミキモト×ギャルソン」で装い、拝見しているだけでテンションが上がりました。

ミキモト社員のサイトウさん。全身コム デ ギャルソン。チェーンメイル風のバッグはパコ ラバンヌ、ヒールのある靴はルブタンだそうです。首元には当然、ミキモトのパールネックレスが輝いています。21世紀のルネサンス・マンという雰囲気でした。

 


義理薔薇でもなんでも、バレンタインデーに薔薇をいただくと嬉しい! ありがとうございました。

 

 

毎年書いていますが、いまだこの日に「チョコもらえなかった」とか言っている男性を見ると、「自分から贈ろうよ」とお声掛けしたくなります(しませんが)。女性からチョコレートを贈るのは日本だけ、しかもそもそも製菓会社のマーケティング戦略から始まった慣習にすぎません。チョコ待ち男性のなんだかなあという姿を見るより、薔薇を抱えた男性が町にあふれる光景を見たいなあ。(だったら海外に住めよ!と怒られそうですが)

全国の花屋さん、来年はさらに強力なキャンペーンを展開してください。

 

もちろん、チョコを贈るのが楽しい!という女性の気持ちもよくわかりますし、経済効果も見逃せないので、それはそれとして並行して残っていてもかまわないと思います。

要は「待ち」の姿勢で一喜一憂するのではなく、主体的に自分の幸福感をコントロールできるよう過ごそうよ、ということですね。



紀伊国屋書店渋谷店では、イノベーターズはなんと金色のワゴンに入れられて大々的に展開されておりますよ。

書店さま、出版社の営業のみなさま、そして手に取ってくださる読者のみなさま、ありがとうございます?

北日本新聞別冊「まんまる」3月号が発行されました。

連載「ファッション歳時記」第101回。「経営者はなぜファッション史を学ぶ必要があるのか」。今号からレイアウトが変わりました。

新著をビジネスパーソン向けに書いた理由を列挙してみました。宣伝ぽくて恐縮です。

でもいいかげん「ファッションがテーマの本」と聞いて「スタイリングの解説本」「おしゃれ指南書」と連想される事態をとにかくどうにかなんとかしたい。それはそれであってよいのですが、ハウツーではない研究もある。不平不満を言っているだけでは現実は変わらないので、これまでファッション圏外にいらした読者にアピールしていきます。

?AI Amok 。


AI が不可欠となる近未来の、よい面も恐ろしい面も示唆してくれました。映画としてはなんというか、ハラハラドキドキも想定内で、とんでもないほどの展開はなく、日本テレビ的優等生ドラマという印象が残りましたが、楽しめました。

(「パラサイト」後は、とんでもない展開を見たいと思っている自分がいる。観客の期待値はどんどん上がっていくから、創り手はそうとういかれた発想をしないとね。自戒)

本筋に関係のない衝撃もありました。あの三浦友和が年を重ねてこうなったのか……。いえ、よい年の重ね方をされていると思います。

 

?ラ・コゼット・パフメ主催の地引由美さんが、あらためてブログで『「イノベーター」で読むアパレル全史』をご紹介くださいました。ありがとうございます。

 

 

『「イノベーター」で読むアパレル全史』の増刷が決定しました。

みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。

 

 

発売2週間ちょっとでの増刷は、自分史上最速です……(驚)

 


この日の仕事は芝公園のザ・プリンスパークタワー東京にて。

 

SKYWARD連載ホテルストーリーにも書いておりますが、東京タワー、増上寺、徳川霊廟が並ぶ、都内でももっともよい「気」が流れる聖地にしてパワースポットだと思っています。ウィルス騒ぎによる落ち込みを跳ね返すべく、4月のイベントの成功祈願。



パークタワーではすでにチューリップが咲いています。

  クリスティーズジャパン代表取締役の山口桂さんの「美意識の値段」。アートの価格の基準について、現場の目利きだからこそできる説明。最近のビジネス書によくある「教養として知っておきたいアート」みたいな表層的アプローチを潔く無視していて、文体や使う文字も独特でクセが強い(そこがよい)。ライターのクレジットがあるので、ライターの方が聞き書きされたのかもしれないけれど、文体に「本人らしさ」を残している。

美術品をめぐるエピソードにも驚いたり笑ったり。楽しく学べる一冊です。

美術品には必ず「来歴」がある、という定義。ラグジュアリーの定義にも応用可能ですね。

 

 ポジティブで能動的なことを書いたり話したりすることが多いですが、身近な人が何人かこのような思い(「生まれてきたことじたいが苦しい」)にさいなまれています。私の中にも時折、こういう挫折や虚しさの感情は芽生えます。生きていることの徒労感、不条理感……。そういう感情に対してはどんな「ポジティブな」ことばの慰めも空転するのですよね。そうした絶望にも寄り添う言葉。または、人間が抱きうるあらゆる感情に対するつまびらかな分析。

苦悩や絶望を突き詰めて突き詰めて、その先に、「生きること」の肯定へと反転する論理が圧巻。

「栄光は、一つの盗みである」ということばがとりわけ衝撃でした。栄光や勝利は、それを得られなかった人への侵害になる、と。卓越することは、それだけで他人に対する侵害なのだ、と。(それゆえに理不尽な中傷が発生することになる。)だからこそ、たまたま能力を発揮できる幸運に恵まれた時は、いっそう謙虚で控えめにしていなければならない。

基礎化粧品会社イービーエムが展開する銀座のエグゼクティブメンテナンスサロン「ブルームオーラ・ザ ジャーニー」のことは、何度か本ブログでもご紹介しておりますね。

このたび、期間限定のトリートメントプランが提供されます。2020 年2月 16 日(水)~3 月 14日(土)まで、「売り切れ続出のガトーショコラ」KEN’S CAFE TOKYOとコラボレーションしたプラン。

(予約申込み期間:2020年2月 6 日(木)~2 月 29 日(土)、定員となり次第受付終了)

実は私も即、予約いたしました! ……のであと9名様、あるいはさらに激戦となっておりましょうか。

ブルームオーラ・ザ ジャーニーは、心と身体のバランスを整え、癒やしとエネルギーチャージを叶える、心身のメンテナンスサロンを謳っています。オールハンドによるトリートメントにより、心身の奥から解きほぐされるという印象です。テーマは「七感、輝く旅」。七感とは心がリラックスして自由な状態の時に、 直感や閃きが得られる感覚をさします。

ホワイトデー企画で、大切な方とご一緒に、あるいは大切な方へのプレゼント……と想定されておりますが、Self-Partneredであるワタクシは休みなく働いている(?)自分にプレゼント、というか、さらにたくさん仕事をするための必須のメンテナンスです。笑

 

 

 

☆KEN’S CAFE TOKYO コラボレーション☆ 限定トリートメント

『ブルームオーラ・ザ ジャーニー120 分エクスペリエンス』 通常価格 71,500 円⇒特別ご優待価格 22,000 円(税込)

<メニュー内容>ボディトリートメント 100 分+デトックス SPA20 分
EBMの「ローズガルヴァーニ」を使ったトリートメント。「ローズガルヴァーニ」 は、昨年 12 月、アジア優秀企業家連盟が主催する国際表彰『Asia Honesty Award 2019』にて「商品賞」も受賞しています。

全身の疲れやストレスが消えない、という男性にも 。

【ご予約】下記ご連絡先までメールまたはお電話で。 E-mail: info@journey-ginza.jp TEL: 0120-815-855 担当:元良さん 田中 さん

<店舗情報> ブルームオーラ・ザ ジャーニー

住所:東京都中央区銀座 3-4-1 大倉別館 4F 営業時間:11:00~21:00(最終受付 18:00) https://www.journey-ginza.jp/

*今回は、「売り切れ続出のガトーショコラ専門店」として人気の高い、氏家健治シェフが手がける 「KEN’S CAFE TOKYO」とのコラボレーション。限定プランを利用すると、「特撰ガトーショコラ」を 1 本プレゼントされるそうです。

 

 

 

 


緻密に作られた傑作でした。最後の最後まで油断ならないゲームが進行。あー面白かった。推理ものなのでいろいろ書くとネタバレになるのでやめときます。

ダニエル・クレイグとアナ・デ・アルマスはそのままNo Time To Die で共演とな。4月の007への期待も盛り上げてくれました(製作側は意図してないと思いますが)。

 

富山の廣貫堂といえば、くすりの老舗。私が絶大な信頼を寄せている、海外には必ず持っていくお守り的な胃腸薬(胃腸が丈夫なのでめったに使わないですが……)は廣貫堂製。

 

その広貫堂から、エイジングケアのためのスキンケアコスメが発売されます。和漢のハーブ、酵母の有効成分を配合し、不要物は極力省いた、現代にふさわしい自然派スキンケア。

その名もSmuk 。デンマーク語で「美しい」という意味だそうです。


香りよく、保湿力も高い。価格も手ごろな感じに設定されているので続けやすいのもいい。個人的にも期待大。

 

さらに、スペシャルケアとして洗顔料やマスク、美容ドリンクなどをそろえる「レグル」(ものさしの意味)のラインも発売。

2月25日より、オンラインショップK-to. (ケート)で発売されます。
http://www.k-to-kd.jp



発表会場は表参道のバンブー。

2階のテラス。とても感じの良いレストランだったので、プライベートで再訪しようっと。


快晴ですが風が強く極寒の表参道。

Sanrio Expo 2020.

コロナウィルスが警戒されて楽しみにしていたイベントが続々中止に。しかしサンリオエキスポは大盛況。


ピエール・エルメとのコラボ。


和柄とキティは相性がいい。海外ウケもいい。


こちらは純金・純銀製で資産価値もありというキティ。大判小判は昨年も驚きましたが、あらためて価格を見てしみじみする。「ふざけて見えるものほど真剣に作らねばならない」というのはアニヤ・ハインドマーチのことば(「アパレル全史」参照)。

寒さが本格的になってまいりましたね。ウィルスやらインフルエンザやら警戒事項も増えてきましたが、みなさまどうぞご自愛ください。

 

?Lecture.

 

 

?True Blue Association. (一青会)


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?The Rise of Red Carpet Dandy.  レッドカーペットのファッション特集が女性のドレスだけだった時代は過去になった。ディナージャケット(タキシード)を捨て、思い思いにドレスアップするジェンダーフルイド、ジェンダークィア。もうジェンダー云々言う方が古いことになりつつあるのかもしれません。こちらでお写真をお楽しみください。

 

むしろ私はもうあれこれ悩まなくていいディナージャケットだけで通したいくらいだけどなあ……笑

 

 

?

青山ブックセンターで先週の4位だそうです。多謝。

 

 

Have a nice week.

?ご存命ご活躍中の方について何かを書くと、必ずその後に新しいことが起きるので、本に書いたことが古くなってしまったと思うことがある。

「ロイヤルスタイル」で書いたハリー王子&メーガン妃に関わることもそう。まあ、「出版された時点ではそうだったのね」と寛大な読者に事情をくみとっていただくことを願うのみ。

かといって、これ以上情報が新しくなることはほぼ考えられないという方ばかりを扱っていては鮮度が落ちる。

ジレンマです。

ジャン=ポール・ゴルチエも引退を発表しましたね。「イノベーター」の中のゴルチエの項目は、最後に1,2行、書き加える必要が出てまいりました。増刷される際に修正できることを願うのみです。

ゴルチエの仕事の総括記事としては、こちらがよくできているのでおすすめです。「オートクチュール界のマドンナ」ゴルチエの5つの偉業。男のスカート/ タトゥーモチーフ/ ランウェイの多様性 / 下着をアウターに / トロンプルイユ。

現在、怒涛のようにジェンダーフルイドが進んでいますが、ゴルチエが男子にスカートをはかせた時には、かなりの文化的なインパクトがありました。ほんの40年ほど前のことなのに。

 

?Forbes Japan 谷本有香さんのご紹介で、イタリアから一時ご帰国中の安西洋之先生にお目にかかりました。衣食住にわたるイタリアのラグジュアリービジネスについてご教示いただきました。ラグジュアリーという概念をもちこむと、日本の多くの職人が救われると思う。21世紀のラグジュアリーっていうのは決して絢爛豪華のことではないのです。というような話で盛りあがる。詳しくは、来月発売になる安西先生のご本をお読みくださいね。日本でもラグジュアリービジネスに関する議論がもっと活発におこなわれてほしい。

 

?<Big Thanks>イラストレーターの綿谷寛さんが、インスタグラムで力強いコメントを寄せてくださいました。

ありがとうございます?

 

 

 

 

 

2月のスタートは春を思わせる陽ざしと快晴に恵まれました。

恒例、「1日」には神社へお参りに行きます。シングルペアレントを務めつつフリーランスで仕事を続けることができている幸運に対する感謝を伝えるため。



足りないものを数えたらそれこそキリがありませんが、どん底状況でもとりあえず「ある」ものに感謝して、できることを一つ一つ行動に移していく、というのが不安を解消する唯一の方法です。

 

ウィルスの脅威にも警戒しつつ、日数の少ない2月を大切に健やかに過ごしたいものです。みなさまもどうか最大限の警戒を。

?日本実業出版社のホームページに著者インタビューが掲載されました。「一大トレンドを生んだクリエイターの驚きの発想力」。

 

 

?JAL 機内誌 SKYWARD 2月号にて連載「私のホテル時間」vol.3 が掲載されております。今回は品川プリンスホテルです。JALに搭乗される際にチェックしてみてくださいね。

もともと私の文筆業としてのキャリアは19歳で始めた旅行ライターから始まっていることもあり、ホテルレポートは超得意分野の一つなのです。

これからのラグジュアリービジネスを考えると、ファッションが占める割合が大きくなっていくようには見えず、むしろ食や旅も含めた、「経験」に重きがおかれていくだろうと思います。