2020年3月2日
Midsommar.
奇祭の儀式を「体験」させるまったりしたスピード感、明るい陽射し、美しい花々、リアルすぎる音、親切で優しすぎる人々の屈託ない笑顔が怖すぎる。共同体のために個を捧げ、個の自由意思がない。でも幸せという不気味。
こんな不穏な緊張を強いられた映画は久々。この状況で映画館満席。エンディングが透けて見える娯楽映画よりも、予測できない「体験」のほうがウケるのでしょうか。トラウマになる人がいそうなので決して万人にはお勧めしない。
ホドロフスキーはなんというか、神の視点があって、おどろおどろしいシーンもそれなりにOKだったのだが、これはカルトで気持ち悪すぎた……。見た経験はしばらく尾をひきそう。
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