箱根は近場でもあるので数えきれないくらい訪れているのですが、実は「観光」なるものをしたことがありませんでした。ロープウェイにも乗ったことがなかったので、混雑が予想される前の9時台に初挑戦。ほとんど誰もいないのですんなり乗れました。(降りて帰ってきたら10時台ですでに行列。少し時間をずらすだけでまったく違う環境になるのだな。)

 

かなりの急勾配をのぼります。実は紅葉が見たいと思って乗ってみたのですが、箱根の山の上部はもう終了でした。冬の枯れ木が広がるのみ。それはそれでよき景色でした。

 

大湧谷では火山ガスが激しく噴き出しています。

というか、このガス、かなりゴンドラの中まで入り込んできます。帰途には、緊急放送が入り、「火山ガスの濃度が危険なレベルに達したので非常用の箱から酸素ボトルを取り出して身を守ってください」と。緊張しました。酸素ボトルを取り出したはいいものの、使い方がわからず。もたもたしているうちに危険領域を通過し、なんとか生還できました。酸素ボトルはビニールを外してしまったのでおみやげにお持ち帰り。

 

崇高な感覚というのは、こういう感覚を言うのかなという澄みきった絶景。

写真で見ていると幽玄ですが、遠くから見ると、ゴンドラがガスに包まれているのがわかる。

火山ガスが噴出しているということは、火山が生きているということなのですよね。

強羅に戻り、バス待ちの間に紅葉狩り。

 

とにかく混まない場所、人がいない時間、を狙っての移動だったのでおそらく観光ビジネス的にはすべてが異例づくしの時間だったと思います。でもおかげで密な状態にある時間が皆無という、比較的安全な移動ができました。帰途のロマンスカーは早い時間だったので一車両に一組という貸し切り状態。

感染症拡大予防のためには、全員、家にこもっているのが理想。でも、旅行業界で働く人たち(私もその一端にいます)はいったいどうやって生計を立てろというのでしょうか。政府が延々と末端まで補償してくれるでもなし。

旅行をすべて自粛とするのではなく、分散型にするというのも一つの方法ではないでしょうか。場所も時間帯も、集中しないように、散らす。それが可視化できるようなアプリか何かを開発する。今のところ私は、早寝早起きができることを活かし、人がいない時間に移動することに極力努めています。

グループ旅行でついおしゃべりがはずむという状況を避け、できるだけ一人旅または言葉が少なくても意志の疎通のしやすい人同士ふたりぐらいで行動し、大声ではしゃがないようにする。消毒はこまめに徹底。そのように細心の注意を払って合理的に、冷静に、感染防止を心がけていくことで、旅行業界に与える打撃も小さくできるのではと思います。

御殿場アウトレット調査。出していないのは、シャネル、ヴィトン、エルメス、ディオールくらい。あとはほぼ全ブランドがアウトレットに参戦している。クチネリまで。ドルガバも。なにをやらないかを徹底できるというのは、逆にすごいことなんだな。

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