「龍言」の近辺散策。

朝ご飯前に、六日町の「国指定史跡 坂戸城跡」を目指して歩き始めたところ、実はちょっとした高度のあるワイルドな登山コースでした。

こんなはずではなかった……というくらい登らせられる。

というのも、なにかが引き寄せているとしか思えない感覚で、先へ先へと進まざるをえなくなるんです。

ところどころに小さな神社や鳥居や石像があり、霊気に満ちた世界です。

六日町を見下ろせる、かなりの高さ。けっこうな有酸素運動で、汗だくになります。

たどりついた史跡は「城跡」と書かれた棒が1本立っているだけ。かつての栄華も夢のあと。

人間のはかない栄枯盛衰を何百年も静かに見守ってきた森の声を聴け、という史跡のメッセージですね。しかと聞き届けました。

栄枯盛衰は必定ながら、盛運は必ずしもただ時流に乗ってれば上がるっていうもんでもない。タイトルにしたのはチャーチルのことばです。「凧は風に逆らう時に最も高く上る。風に乗るときではない」。

逆風が来ていると思った時、そこに抗う闘いをすることで、実はのほほんとただ時流に乗っている時よりも高く上ることができるという先人の教え。山を下りるころには、無意識の一部分が覚醒した感覚がありました。こういう場所、世にパワースポットと呼ぶのでしょうか。あまり雑誌などが騒いでない場所というのがいいですね。ほんと、人が少ないのです。

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