2012年9月6日
いまやなんでもゲームになる。ダンディだってゲームになる。Dandy Makerという着せ替え人形ゲームがあることを知った。
そのゲーム世界において、ダンディの定義は明快である。
A dandy is a refined gentleman who dressed well, dotes on his appearance and acts like an aristocrat.
「ダンディとは、服を美しく着こなし、自分の外見をこよなく愛し、貴族のように振る舞う洗練された紳士である」
な、なるほど、すっきり。こういう外見の問題だけのダンディであれば、知人にお手本がわんさといますが^_^;
ヤボを承知でちょこっとだけマジメな話をすると、「貴族のように振る舞う」ダンディが出てきたのは、貴族社会が崩壊した後の19世紀初頭。近代市民社会において、貴族のように振る舞うなんて馬鹿げているわけなのですが、であるからこそあえて、精神の貴族性を忘れず、貴族がとったような行動をとってみせるわけですね。それによって市民社会の欺瞞を挑発する。それがオリジナルダンディたちだった。
現代の「なんちゃってダンディ」たちも、平板安易簡素絆効率至上主義になんの疑問もなしに向かう時代の流れに対して、彼らなりに掉さし、抵抗しようとしています。たぶん。遠目に見たら鼻持ちならない振る舞いと紙一重だとしても。
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