合衆国大統領の就任式。オバマ大統領のスピーチに感動する。写真はすべて、オバマ大統領とホワイトハウスのフェイスブックページからシェアさせていただきました。

Inaugulation_4_2

詩的で力強く美しい言葉の数々、中でもこの部分に深く感銘をうけた。Seize the Moment、時をつかめ、というポエティックな表現を見事に生かした一文。

"We are made for this momet, and we will seize it – so long as we seize it together."

ものすごく大胆に訳すと。「われわれはいまこの瞬間のために生かされている。心をひとつにして、時機をつかもう」って感じかな。朝日新聞の全文訳(要約)では、みごとにこの部分はスルーされていた。苦笑。そりゃ、要旨ではないかもしれないが。ここがいちばん美しかったのよ。

ミシェルの昼間のコートとドレスはまさかのトム・ブラウン!やられた。

Inaugulation_1_2

夜は前回と同じ、ジェイソン・ウー。

Inaugulation_2_2

大統領のタキシードはどうだったのかな。前回は3つのまちがいを指摘されていたが、今回も白いタイだとすれば、あれ、わざと「間違えた」わけですね。

Inaugulation_3_2

ミシェルのファッションに関しては、来週水曜日夕刊の読売新聞連載「スタイルアイコン」に書きました。お楽しみに。

Inaugulation_3_3

私がもっとも感銘を受けたのは、大統領のこの表情。これが最後だからと、退場のとき、もう一度ふりかえって、人々を見回したのだった。ぐっとくる。

2 返信
  1. はすざわ
    はすざわ says:

     朝日の要約を読んで、「?」でしたが、やっぱりスルーしてましたか。本筋とは関係ないかも知れませんが、何に美しさを感じるか、というその人の感覚は、結構他人に対する影響力という点で大事だと思ったりしてます。
     件の記事でも、最後に振り返ったシーンは取り上げられてましたね。本人が『もうここに帰ってくることはないから』と。
     あんまり政治的な話はアレですが、いろんなパワーバランスはあろうかとは思うけど、本来やりたかったリベラリスト=アメリカではあまりいい意味では使わないらしいですが=としての政策を、できるだけ貫徹して欲しいと思ってます。もう再選のことを考えなくていいわけだし。

    返信
  2. kaori
    kaori says:

    >はすざわさん
    コメントありがとうございます。「要約」を読んで、実感しました。ああ、私は世の中(朝日新聞的社会)が必要とする「要約」をはみだすところに生きている人間なのだわあ…と。
    それはそれで、覚悟ができるから、いいわ。
    最後の段落のコメントに同感です。私がこの夫妻を好きなのは、人間としての良識と知性がきちんとしているリベラリストだから。がんばってほしいと思って、応援しているのです。

    返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です