Day 2のテーマは、「匂い」です。

書棚の一列分は、匂いや香水に関する本で占められています。
見えないけれどダイレクトに本能へ届き、確実に人間の行動に影響を及ぼすもの、それが「匂い」。こういうつかみどころのない相手を言語化することが、長年の課題であり続けています。

人類学者、評論家、調香師、小説家、それぞれの立場から匂いの本質に迫ろうとした本、4冊をピックアップしました。

高砂香料の調香師でもある鈴木隆さんは、「悪臭学」のほかにも匂い関連でおもしろ本を多くお書きになっています。「悪臭学」もかなり「うわ~~~」(絶句)という世界で、息を止めながら爆笑したり人間の奥深さにうならされたりします。


パトリック・ジュースキントの「香水」は映画化もされていますが、究極の香水を完成させた天才調香師が仕掛けたクライマックスとその後の末路は思い出すだけで鳥肌が立ちます。善悪の基準などはるかに超絶した、壮絶に何かを追究する人間の物語。映画版の主人公は、「007」のQのベン・ウィショー。この映画が実質的な出世作になりました。

#BookCoverChallenge
#Day2
#FourBooksforFourBatons

みなさまどうぞお健やかに、ご無事に、お過ごしください。

 

 

 

 

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です