メンズウエア解剖、その5。モーターサイクルコートです。マッキントッシュ製、1942年のもの。

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まず、このようにコートの内側のベルトに足を通します。その後、内側のボタンを留めて、二股のズボン状にするのですね。

そのうえで、上半身を着用して、腰のベルトをとめ、ストームフラップを閉じて着用。

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着るとこんな感じ。サイズはやや大きいですが。後ろから見ると、つなぎにしか見えません。

ゴム引きで、重たく、蒸れそうだし、かなり着心地はよくなさそうですが、これに熱狂する男性が実に多いようで、いまだにリメイク版が作られ続けているそうです。私の印象では、コートというより、装備というか、クルマや武具、ガジェットに近い感じ。

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コートの内側にはこのような刻印。メンズウエアはどこまでも奥深い、というか歴史ぬきには語れないこと、あらためて実感しました。

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