BLBG & Hackett London 2016AW 展示会へ伺いました。

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ハケットロンドンは「メイフェア」コレクションを打ち出しましたが、その隠れテーマは「ベルグレイヴィア」。

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バッキンガム宮殿の南西に位置する高級住宅地ベルグレイヴィアに暮らす貴族階級や外交官を連想するとともに、そう、あの、「ベルグレイヴィアの醜問」(「シャーロック」、シーズン2の1)を連想するのが正しい。

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シャツとタイが同系色というコーディネートはどこかシャーロック的。写真ではなかなか説明しづらいんですが、見えない細部の工夫がすばらしく、服マニアに根強いファンが多いのは、言われないとわからない細部の遊び心ゆえでもあることを実感します。

今回、ハウンドトゥースならぬパピートゥースという言葉も学びました。大型の猟犬ハウンドの歯形模様ではなく、子犬パピーの歯形模様。ネイビースーツに用いられていました。変わり映えがしにくいネイビーですが、遠目にはほとんど無地にしか見えない小模様があしらわれることで、ひそやかに楽しい変化の気分を味わえますね。

そして秋冬から再上陸するギーブズ&ホークス。3つのロイヤルワラントがそろう、サヴィルロウNo.1にあるテイラー。ちなみにエリザベス女王はこちらで儀式用のマントを仕立てていらっしゃるそうです。

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ロンドンの本店から特別に、ギーヴズ&ホークスが仕立てた軍服が運ばれ、展示されていました。まるでここだけコスチューム博物館のようで、テンションが上がります。右は1920年代ホークス製 ジョージ5世時代の馭者のハーフコート。ロイヤルアスコットのために仕立てられたそうです。左は楽隊の制服。

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こちらはロイヤルネイビーのリーファージャケット。ギーブズ製。艦隊の提督が着用したジャケットです。金モールの重厚な迫力に圧倒されます。

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ベルグレイヴィアつながりで、デレク・ローズのプライベートウエア。室内着に特化したブランドで、このガウンはカンバーバッチもドラマのなかで色違いを着用していました。総カシミア、裏はシルクで、えもいえぬラグジュアリーな感触です。なんちゃってアイリーン気分でモデルをつとめさせていただきました。しつれいしました。

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小物も充実しています。ジョシュア・エリスのストール、トゥルーフィット&ヒルのコームやネイルケアキットなど。そして一目ぼれしたのがロンドンソックス。これは贈り物に活用できそうですね。

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そして根強い流行が続くライダースも。老舗レザーウエアのJames Groseが復活、昨年秋に日本初上陸し、ライダースをバリエーション豊かに提案しています。肉厚なのに、柔らかく身体に吸いつくような着心地です。これ一枚で気分も印象もがらりと変わります。ドレスの上にこれを羽織って出かけるのもありですね。

BLBG & Hackett London スタッフのみなさま、ありがとうございました。

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