秋の恒例、日本橋三越英国展。今年はパート1とパート2で入れ替えがあり、パート2のほうに行ってみましたが、大混雑。とりわけフードのセクションは移動すら困難。人込みがとにかく苦手なので、パブでハーフパイントだけビールをいただいて帰ってきました。イギリスはすっかり「おいしい」ものの宝庫として人が殺到する国になっているのですね。

鎌倉アンティークスさんも出展。小さいブースながら、オーナーの土橋正臣さん独特のアンティークの世界観で埋め尽くされていて、壮観。

         (Photo shared from the Facebook page of Kamakura Antiques)

今回はヴィクトリアンを中心にそろえられています。前方でフィーチャーされているのは、クレステッド・チャイナ(Crested china)、すなわち 紋章付きの陶器です。

土橋さんの解説によれば、クレステッド・チャイナとは各地の紋章が入った小さな陶器で、ヴィクトリアンの後期から1930年頃までにたくさんの数が作られたとのこと。ヴィクトリア時代に、鉄道網が発達して一般の人々も休日に旅行を楽しむことができるようになり、ご当地のお土産としてクレステッドチャイナが大流行したそうです。??

そのほかにも絵画はもちろん、暖炉やカップボード、凝り過ぎだろう!というほど装飾されたカトラリー、ティーポットなどのシルバーウエア、燭台、アクセサリーにいたるまで、ヴィクトリア時代の家具や小物がぎっしりで、歴史好きにはたまらない小宇宙でした。

それにしても、暖炉はじめ、カップボードなどの大物が続々と「売約済み」に……。こんな素敵なアンティークで飾られるインテリアで暮らせる方は、幸せですね。

左が鎌倉アンティークスの土橋さん。イギリスのアンティークのみならず、年中行事、建築、インテリア、絵画、楽器などに関しても、プロフェッショナルで豊富な知識をお持ちです。手前に並ぶのがクレステッド・チャイナ。イギリスを象徴する、わかりやすいものから売れていくそうです。

 イギリスついでに、妄想旅行のためのおすすめ雑誌、2誌。

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こちらも本気の取材で作られています。行ってみたい穴場スポットにわくわくします。

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