シンガポール投稿はこれで最後になりますよ。もうそろそろみなさんも飽きてきたころですね。

ナショナル・ギャラリーです。

2015年11月にオープンしたこのギャラリーは、旧市庁舎と旧最高裁判所を合体させてリノベーションした、東南アジア最大のモダンアート美術館。

2つの巨大な建物が合体して展示会場になっており、その数、延べ13階分以上になるそうです。

ひとつひとつの作品がとても興味深いのですが、とにかくはてしなく数が多く、見ても見ても終わらない。

旧日本軍の兵士が描かれている絵もあり、なかには胸が痛むような描写のものもありました…。

「人々の痛みや悲しみを描くものでなかったら、アートはいったい何のためにあるのだ?」


感情を揺さぶられつつ、2時間くらい見て回るものの、まだ3分の1も観終らないという状況。

あちこちで小学生とおぼしき集団が、アートの講義を受けています。

足が先に疲れて、ルーフトップガーデンで休む。


シンガポールの名所が一望できる。

見慣れるとやはり幕張。

残りは駆け足で、締めは、旅行中にインスタ経由で情報をくださったシンガポール在住の友人の勧めによりギャラリー2階にあるViolet Oonというカフェに行ってみました。

コロニアルプラナカンという風情の素敵なインテリア。スタッフもインド系、マレー系の美男が多く、目の保養をさせていただきました。

ただ、black coffeeを頼むと、砂糖入りミルクなしのブラックコーヒーが出てくるんですよね。without sugarと強調したのに、そういうレシピはないんですな。甘いコーヒーは大の苦手なのでとほほでした。他のテーブルの方々は、3段トレーに甘いモノどっさり載ったアフタヌーンティーをお楽しみでした。(無理だ……と思いながらちら見する) それ以外はほんとうに時間を忘れる素敵なお店。

インド系美男スタッフは最後まで親切で、タクシー乗り場が見えるところまで送ってくれました。

ぎっしり5日間、久々のシンガポールを満喫できました。以前より多くの場所に行くことができたので理由を考えてみますと、まあいろいろありますが、その1つは「買い物をしなくなったから」。今すっかり物欲がなくなり、モノより経験が面白い。モノならば日本でもいくらでもあふれているし、世界中のモノがいつでもECで買える。場に敬意を払える清潔で上質な服を2、3着、着まわしていれば何の問題もない。今回買い物したのはアラブ香油、小さな2瓶だけでした。ホテルでランドリーサービスも活用し、少ない枚数の服で過ごしたので行きも帰りも軽々。こういう旅の方が快適で、充実しますね。味をしめたので日常生活からも携行品を減らしていこうと決意。

ココ・シャネルが最後にもった服はベージュと黒のシャネルスーツ2着、という話がなかなか深く響く。

ともあれ。次回、シンガポールに来るときにはディープな「人」や「組織」の内部の取材をしてみたいです。

などと書いても書かなくてもよいような「締めの文句」を書いているあたりは19歳の頃に旅行ライターをしていた頃と変わらないな。

 

シンガポール関連記事はこれで終わります。おつきあいくださいまして、ありがとうございました。インスタ経由でオンタイムに情報をお寄せくださった方々にも心より感謝します。旅のきっかけをくださったグランドハイアットシンガポール、グランドハイアット東京、そして映画Crazy Rich Asians にも深く感謝申し上げます。

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