JBpress autograph で新連載「モードと社会」始まりました。
第1回~3回は、「コロナの時代のモード」です。
コロナ禍が始まってラグジュアリーブランドがどのように反応したのか、今後、ラグジュアリーの意味はどのように変化していくのかを考えました。写真は、ブルガリのお弁当プロジェクト。
こちらからご覧いただければ幸いです。
マニアックなチョコレートラボ。
SOCORA。住宅街にあるので、ほとんど目立たない。
5粒ほど買ってみたら、なんというか、これまで食べてきた高級系チョコレートのなかでも、おそらく最高レベルの芸術的なチョコレート。
これはなにごと。
調べて見たら、社長の西山浩平さんは、ジャン=ポール・エヴァンで修業、ミシュラン2つ星のレフェルヴェソンスでデザート担当、マンダリンオリエンタル東京でスーシェフ、その後独立というとんでもない経歴の方でした。
ビスポーク・チョコレート・ラボ、チョコレートのOEMをうたい、現在、リッツカールトン東京やマンダリンオリエンタル、CITABRIAなどなど、錚々たるお店やホテルとお取引き中とのこと。
そんなチョコレートラボが徒歩圏内にあったとは。知らなかった。コロナ禍のおかげで近所を歩くようになったメリットですね。
ラボで作りたての極上チョコレート、エヴァンより美味しいし、エヴァンより安い。通ってしまいそうでコワい。
All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt. (By Charles M. Schulz)
23日(土)に掲載された日経新聞連載「モードは語る」です。
緊急事態宣言の解除、まずはひと段落ですね。あちこちで営業が再開され、すっかり混雑が戻っています。第二波を警戒しつつ、新しい日常。
ファッション系のショップはいきなり春夏もののセールから始まっているようですが、それでは好もしくなかった元のサイクルに逆戻りでは。状況がそれどころではないということも理解するのですが、できれば適切な定価での販売時期をせめて7月いっぱいまで延ばせないものだろうか。価格に対する信頼を、ニューノーマルではぜひ回復してほしいと願います。
ご近所イタリアンGreenhouseのテラス。一時間ほどのランチで片腕だけ日焼け。油断した。
“Character is power; it makes friends, draws patronage and support and opens the way to wealth, honor and happiness.” (By John Howe)
〇JB press autograph で「モードと社会」という新連載が始まります。最初の3編はコロナ禍にあるモードの話で、特別バージョン。あとは月1回くらいの予定です。公開までしばしお待ちくださいませ。
現在の連載媒体は、「日本経済新聞」「読売新聞」「北日本新聞」「婦人画報.jp」「LEON」「kotoba」です。これにJB press autographが加わり7媒体になりました。どれも手薄にならないよう、気持ちをこめて取り組みます。
〇国の状況がすさまじすぎてどこからどう怒っていいのかわからない。驚愕のできごとが日々起きている。14世と16世の区別もつかない(おそらく学んだこともない)教養もモラルも良心も責任感も指導力もまったく示すことができないトップの支持率がまだ三分の一くらいあるってどういうこと。未来を担う若い人たちへの影響ははかりしれない。いつも白い服を着てアイメイクぱっちりのお人形さんみたいな大臣の言葉も表情もだんだん本物のお人形さんに近づいている。怖いな、大丈夫かな。
〇Netflixの「青い海の伝説(Legend of the Blue Sea)」観了。人魚と詐欺師の愛、と聞いてあまり期待しないで見始めたのだが、数百年前の宿縁がからみ、家族のおそろしい陰謀が明らかになるにつれて、中盤以降から一瞬も目が離せない面白さになってくる。ありとあらゆる感情をゆさぶられた。観終ってしばらく感情が疲れて寝込んでしまった。脚本はもとより、ファッションも音楽も俳優もインテリアもロケ地もすばらしい。イ・ミンホほどの美しい男性はいまどきのハリウッドにもいないのではないか。「愛の不時着」のヒョンビンもそうだったが、恋人にはこうあってほしい、という男性像をドラマの中で期待以上に見せてくれる。だからみんなハマるんですね。笑 2016年のドラマ、全20話。韓国の文化力をまた見せつけられた。
再起動を始めたところが増えてきましたね。
薔薇が最高にきれいな季節です。Have a nice weekend.
NewsPicks インタビュー第3回(最終回)です。こちら。
3回とも、ジャンルを超えて読者が明日への希望を持てるように意識して語っております。よろしかったらぜひお読みになってみてください。
本日の読売新聞夕刊文化欄です。『アパレル全史』もご紹介いただきました。
アパレル業界の暗いニュースが続いていますが、この記事の最後に引用された黒木亮さんのことばを、アパレル業界で働く方々に届けたい。
「アパレル業界は不滅で、人々の暮らしや社会の変化とともに、生々流転を繰り返す」。
出口の先には、揺り戻しが必ずあります。私のような者がこんなことを言うのもおこがましいかぎりですが、どうかみなさま、この時期をなんとか乗り切ってください。
“A man may die, nations may rise and fall, but an idea lives on.” (By John F. Kennedy)