エントリー -

ボンドガール・マティーニ

大量の仕事と連日の社交で少し疲れが出たのか、昨日は熱まで出た。悲喜こもごも、いろんなことが盛りだくさんに起きた一週間だった。コントロールできないことが暴走している現実もある。どんなにそのことを考えても現実が変わるわけでは […]

パタンナー+ドリーム=モデリスト

昨日は、日本モデリスト協会総会にて、講演させていただきました。新宿の文化学園にて。お題は「そうだったの?この服、このことばのルーツ!」  モデリストとは、アパレル業界以外では聞きなれないことばですが、講演後の懇親会でこの […]

パープル・ナイト

木曜夜、マルキシさんの主催で、ブリティッシュ・プレミアム・ブランド・ナイト。 網町三井倶楽部はパープルの照明でライトアップされ、幻想的な雰囲気。 たくさんのイギリスブランドの逸品を間近に目にできる豪華な夜でした。服地ブ […]

メイド・イン・ジャパン

☆昨日は「サライ」記事のための取材で、錦糸町の「松徳硝子」へ。繊細な「うすはり」はじめ、手作りのガラス製品の数々を見ながら、これをさらに現代にプロデュースしていくためのさまざまな切り口をうかがう。 「バカラ」にはバカラの […]

「あなたは僕の太洋だ」

日本の同質性を脱し、イノヴェーティヴな「変人」を増やそう、ということで、以前、当ブログでもご紹介したFB友、博報堂の川下和彦さんが、「HENGINE 01」(仮)会議を立ち上げました。ENGINE 01のもじりでもあるん […]

「偶然によるドライブがかからないと、よりよいものにはならない」

人とのご縁であれ、仕事であれ、目の前のことに対して、なにか無心で行動しているときに、ふわっと偶然のドライブがかかって、まったく予期しなかったところへ導かれ、それがこの上なく完璧な場所。ということがしばしば起こる。ぼんやり […]

BGMはウォルトン「王冠」で

N響ホームページ内「カレイドスコープ」に寄稿しました。演奏されるウォルトンの楽曲から連想が導かれるまま「英国王室行事の底力」。 機会がありましたら、ご笑覧ください。できればウォルトンの「王冠」をBGMに流していただければ […]

,

エイジレス・ビューティーの秘訣は、サービス精神と思いやり

21日(金)におこなわれたTae Ashida A/W コレクション。東急セルリアンタワー、ボールルームにて。 大胆なカッティング、精緻なテクニック、ひねりのきいたニット。今どきのエッジが効いていながら”女の子”のファン […]

完璧な古典

「クロワッサン プレミアム」5月号Book 欄でインタビューを受けました。「二十歳の頃に読んだ本」。機会がありましたら、ご笑覧ください。

あらゆる善意が 未来を生み出す

昨日は山室さんの訃報に、すっかり打ちのめされたようになっていた。現場での取材活動に誰よりも熱心で、誰よりもボキャブラリー豊富に、誰よりも早く、誰よりも楽しそうに、誰よりも大量に、それを伝え続けてきた人だった。権威などもの […]

Conglatulations & Thank you

昨日は次男の小学校卒業式。ミッションPTA代表、壇上で挨拶。長くハードだった6年間を思うと、うるうるしそうになりましたが、なんとかお祝いの言葉を読みあげました。専門分野の講演とはまったく違った緊張がありますね(-_-;) […]

頼って頼られ

北日本新聞よりシリーズ「友達って何?」の最終回にインタビューを受けました。今朝記事がアップされていました。 友だちなんて、定義できるものではないし、人と人との関係の数だけバリエーションがあるし(つまり人口×2だけの)、状 […]

毎日、あなたは<卒業>する

ミッションPTA。地元の中学校の卒業式に「来賓」として出席してきました。お客さんなのに、もらい泣きでうるうる。卒業式はいいですね。心が浄化されていきます。「大地賛歌」の合唱を聴いていたら、15歳だったころまでタイムスリッ […]

ライフ・イズ・ミラクル

創刊から延々と愛読している雑誌のひとつに「25ans」があって、そこに数年前から執筆者としてお声がかかるようになったのは感無量なのだけれど。 さらに、ライフ・イズ・ワンダフル&ミラクル&ビューティフル(笑)と感激すること […]

「終わらないそのあとがある」

楽しみのひとつだった、朝日新聞の谷川俊太郎さんの連載が終了してしまった。4日(月)夕刊。 3月の詩 「そのあと」も、暗誦したい力強く美しい世界。 「そのあとがある 大切なひとを失ったあと もうあとはないと思ったあと すべ […]

ソルト&ペッパーな紳士

J-WAVEの休日特番、LEON presents Style You Up!に出演してまいりました。 クリス・ペプラーさんと大塚善奈さんお相手に、「モテる男とファッション」。休日の昼間っからレクチャーや説教は誰も聴きた […]

男のファッション行動に特有の心理

「日経ビジネスアソシエ」の反響大きく、じゃあ、スーツにボタンダウンを合わせるのはありかなしか、とか、シャツの下にアンダーシャツを着るのはありかなしか、とか、その他もろもろ、ご質問をいただいたりしています。ありがとうござい […]

ありがとう2012

2012年、公私にわたり、ご厚誼を賜ったみなさま、読者のみなさまに感謝します。 今年書いたエッセイは約60本、そのほかウェブや週刊誌でのインタビュー、テレビ、ラジオ、講演、トークショー、と多くの仕事を与えていただき、その […]

WWDデビューは……

昨日、届いたWWDを開いたら、パーティーページに自分の写真が載っていた。タケオキクチ路面店のオープニングの日に、そういえば、写真を撮られていたかなあ? ……いずれにせよ、WWDデビューだ(原稿以外での)。 でも、この日、 […]

Merry Green Christmas

今年もこの季節がめぐってまいりました。賛同しました、メリー・グリーン・クリスマス。メッセージがアップされました。 http://openers.jp/culture/merrygreenchristmas/message […]

エキセントリックなパーティー

11月28日(水)におこなわれた、アルマーニ銀座ビル5周年パーティー。アルマーニの厳選作品を展示する「エキセントリック」展も同時開催。 前日に電話をいただき、急遽、フジテレビの「ノンストップ」という番組で「エキセントリッ […]

「しなやかに出る杭となれ」

大学の「ファッション文化史」の講義に、ゲスト講師として、パーソナル・スタイリストの草分け、「ファッション・レスキュー」代表の政近準子さんをお招きして、プロフェッショナルなパーソナルスタイリングについて、そして服育について […]

ご来場ありがとうございました!

昨日は雨の中、あちこちでイベントやら選挙やらがおこなわれた日でしたが、多くの方にご来場いただきました。ほんとうにありがとうございました。 第二部の富山女子たちとのトークショーも楽しかったです。終了後はサイン会までしていた […]

野性的にいこう

読売新聞夕刊、連載「スタイル アイコン」第2回目、本日掲載です。ウィンザー公=エドワード8世が今もなお愛される理由を考えてみました。機会がありましたらご笑覧下さい。 さてさて、昨日拙ブログのアクセス数が異様に上昇してなに […]

ご来場ありがとうございました!

阪急メンズトーキョーにて、GQ鈴木正文編集長とのトークショーでした。ご来場のみなさま、ありがとうございました。笑顔でうなずきながら聞いてくだる優しい聴衆に恵まれて、とても楽しかったです。 サントリーの青いバラ、アプローズ […]

「ぜんぶ食べられます!」

芦田多恵さんの新しいブランド、Tae Ashidaのデビューコレクション。日本橋三井ホールにて。 グラフィカルなロゴ、絶妙なバランスの非対称、大胆ではっとさせる色の組み合わせ、定義不可能(なのが魅力的)な新アイテム、野性 […]

地獄を生きぬいたタフなエリート

ここ一か月ほど懸案だった、富裕層とエリート教育についての原稿を、とりあえずひと段落させる。 こういうテーマは、「お題」を与えていただかないとなかなか勉強できるものではない。何冊かの本を読んでわかったつもりでも、意外と整理 […]

ご来場ありがとうございました!

ジェレミー・ハケット氏とのトークショー、楽しい雰囲気のうちに無事終了しました。 休日もアンティークショップを回ったり、写真を撮ったりして仕事のために過ごしている勤勉なハケット氏の姿をうかがうことができた、貴重な機会でした […]

飾ることで、露出している

[E:clover]ルミネのコピーの快進撃つづく。18日(火)の朝日新聞全面広告。「脱いでいるわたしより、着ているわたしが、わたしに近い」。 「すっぴんの顔がホントのわたし。 それはたしかに間違いない。 だけどメークをし […]

ありがとうございました

J-WAVEのHello World、「夏期講座」にて、大学で教えている「ファッション文化論」のさわりを話してまいりました。U-StreamやTwitterやメールでの視聴者の皆さんからの投稿を眺めつつ質問にその場で答え […]

「貴族院」趣味?

昨日は目黒区議会の議員、鴨志田リエさんにお声かけいただき、総理大臣官邸&国会&ザ・キャピトル東急ホテルのVIP見学ツアー。議員秘書さんや建築家さんたちのマニアックな解説つきで、日ごろなかなか見られない官邸の中や、国会議事 […]

地域のみなさまのおかげです

小学校の運動会。来賓の受付やらPTA代表としての挨拶やらで一日中、奔走したけど、子供&先生&保護者&地域の方々が一体となって興奮して楽しむことができた、とてもいい日だった。PTAはやっぱりやってみると、面白い発見も新鮮な […]

「ファッションのお見立て」

大学に湯山玲子さんをお招きし、トークショー形式の特別レクチャー。「ファッションのお見立て」と題し、マリー・アントワネット、ブリジット・バルドー、着物、氣志團とエグザイル、男の娘、女子アナなどのファッションを、今の問題に見 […]

ご来場、ありがとうございました!

ヴァルカナイズ・ロンドンでのトークショウへご来場のみなさま、スタッフのみなさま、ありがとうございました。 能天気な私が当初想定していた方向とは180度違うシリアスな国家論の話が展開されたりして内心焦りつつ、でも逆にそうい […]

「○○○は記憶の中で大きくなる」

もうひとつは、湯山玲子さん『ビッチの触り方』刊行記念トークショー。恵比寿のリキッドハウスにて。湯山玲子さんの司会のもと、ギンザ編集長の中島敏子さん、作家の岩井志麻子さん、放送作家の町山広美さん、演劇ジャーナリストの徳永京 […]

白熱教室第二弾

朝、金環日食をご近所の皆様方とともに熱狂して鑑賞した昨日は、濃密なトークイベントが2件。 まずは、大学にWWDジャパン編集長の山室一幸氏をお迎えし、「ファッションジャーナリズムの最前線」というテーマで特別講義をおこなって […]

英国ブランドはなぜ強いのか?

17日付朝日新聞ファッション欄「伝統×最先端 英国ブランド」。英国ブランドはなぜ強いのか?という朝日新聞の高橋牧子記者からの質問に、こんな風に答えてみました。BLBG田窪社長のコメントも。

ジェンツ・スタイルは奥深く

(昨日)夕方からはGQ×ラルフローレンのトークショー。 祐真朋樹さんによるスタイリング、4パターン(ブレザースタイル、スーツスタイル、半ズボンカジュアル、タキシード)それぞれにつき、鈴木正文編集長と私が背景の物語やらそれ […]

無限の香り、という名の

パレスホテルのプレオープン。地下のショッピングアーケード内に、bliss 開店とのことでお招きをうける。オーガニックコスメと、メゾン系フレグランスのセレクトショップ。 日本初上陸のブランドがけっこうあって、なかでも気にな […]

ジェンツ≠ジェントルマン

GQ×ラルフローレン トークショーのための打ち合わせ。ラルフローレン表参道店にて。 GQが提唱する「ジェンツ・スタイル」のジェンツというのは、本来のジェントルマンとは微妙に異なるニュアンスをもつ。どのように違うのか。それ […]

シャッター通りは地方の隠れた豊かさの象徴?!

24日(火)に参加したジャパン・グランド・デザイン研究会、ゼロ回を含むと第三回目。アークヒルズクラブにて。 震災以降問われている日本の社会のグランドデザイン。日本社会のあり方を見直し、どのような社会を実現すべきかを構想す […]

自分で作った枠など取り払ってみる

新年度の「ファッション文化史」開講。午前の日本語版、午後の英語版、あわせて500人近い受講者。ほとんどの新入生は「大学でファッションって、何やるのかな~? ファッションチェックでもしてくれるのかな~? かっこよくなれるか […]

「正しく愛すると相手はカッコよくなるが、甘やかすとカッコ悪くなる」

私は強運の持ち主です。ついに誰もなり手がなかったのでしかたなく「くじびき選出」になった小学校のPTA役員を引き当て、その上、代表(会長職)になってしまいました。今年の初めには全く予想すらしなかった運命の急展開です。 ただ […]

「3秒後に振り返らせろ」

鈴木正文編集長のもとでリニューアルしたGQ5月号、本日発売です。 「クールな男」論、ワタクシも恥ずかしながら「ブランメル立ち」して、2ページにわたり書きつくしておりますよ。読んで頂戴。 どや(^_^;) なブランメルポー […]

「ザルツブルク生まれにはかなわない」

和光での鈴木健次郎さんとのトークイベント。当初予定されていた定員をはるかに超える80名近いお客様にお越しいただき、大盛況となりました。 健次郎さんのお話は使命感と熱を帯びていて、人を引き込む力がある。こういう第三世代のテ […]

自由業のエレガンス

ネクタイを巻きましょう、なんて言ってるその舌の根も乾かぬうちに(^_^;)、ネクタイ巻かなくてもエレガントなスタイルについてのお話です。 「フォレスティエール(forestier:森の番人)」と呼ばれるジャケットがありま […]

ニッポンの営業マンの「制服」

フェイスブック上で遭遇した情報。「株式会社大京」さんの、営業社員の服装ガイドラインを定めたニュースリリースが公表されていた。 男性は、プレスされた白いワイシャツ(カラー、ストライプは避ける)、紺または濃いグレー、黒系のス […]

美醜の壁

以下はすべて、山室一幸さんからのメッセージです。ほんとに鋭い。 「スキャパレリ&プラダ」展の記者会見がありました。アートシーンに対するコミットの仕方、二人の服作りの姿勢には、アブストラクトでありながら女性が着る服 […]

ブレイシズのすすめ

人前で見せることにはなっていない、というアイテムだからこそ、見えてしまったときの衝撃は大きいものです。 サスペンダー。ブレイシズ(braces)と呼ばれることも多い、いわゆる「ズボン吊り」です。 日本では子どもや老人のも […]

「マイ・ボニー」の正体

何が楽しいって、バラバラで、一見、何の関連もなさそうな断片が、脳内でつながった!と感じられたときの快楽ときたら。 ル・パランでいただいた「ブリティッシュ・フェスティバル」で火をつけられたボニー・プリンス・チャーリーへの関 […]

「無限に知恵を引き出せる」贈り物

島地勝彦さんにお引き合わせいただき、資生堂名誉会長の福原義春さんにお会いしました。 品格そのもの、というオーラに接し、また、福原会長と島地さんの掛け合いの面白さに笑った、豊かな時間だった。というか、もっと意識的に教養を磨 […]

「ファッションとは、人間の存在感の競いであり交感である」

原研哉『日本のデザイン』(岩波新書)。久々に、ゆっくりと文章そのものを「味わう」という喜びを堪能した本。日本の歴史や現在のなかに潜在する可能性を見出し、具体的な未来のビジョンを明快に描きだす(=デザインする)、という趣旨 […]

2011モード 回顧と雑感

今年終えるべき仕事がまだ納まらない。でも私から仕事をとったら「酒飲み」と「キティマニア(=変態)」しか残らないし。仕事があることに感謝しつつ、仕事のタネを与えてくれたモード界のさまざまなできごとの回顧と雑感。これだけは「 […]

ミカド・ボタン

アルマーニ×OPENERS の仕事。レイナさんにヘアメイクをしてもらい、西麻布のライブラリー・バー「テーゼ」でアルマーニの春夏のジャケット&スカートを着用して撮影。一日がかりだったけど、スタッフの皆様のきめ細かい配慮のお […]

できる女は、公私混同。

紫綬褒章を受章した女優の大竹しのぶが、会見で「過去の男」たちへの感謝を述べたということが週刊誌などで取り上げられているが。 「最初に結婚した主人(服部晴治氏)、つかこうへいさん、蜷川幸雄さん、野田秀樹さん、いろんな男の人 […]

容赦ないマティーニ

◇芦田多恵さんがMiss Ashidaブランドを創立して20周年。ということで祝:記念インタビュー、Jun Ashida本社にて。 コレクションのときには毎回お会いするのだが、長い時間をとってお話を伺う機会がなかなかもて […]

「返信不要」の不要

以下、満月にさそわれてのささやかな感情のひっかかりの吐露、というかたんなるつぶやき。 ◇英語にembarrassmentという言葉があって、「当惑」とか「気まずい思い」「バツの悪さ」なんて訳語がついているのだけど。感情と […]

「500万種類の命には、500万通りの生き方がある」

◇「ライフ 命をつなぐ物語」。BBC制作のドキュメンタリー。製作日数3000日(!)分をたった90分そこそこにまとめてしまう贅沢さ。 「生きる=食べる、逃げる、追う、子孫を守る、愛する、子を守るために死ぬ」という、とても […]

ウェブで用語を調べることの欠点を回避させてくれる辞書

ユニークな辞典二つ。一つは、できたてのほやほや、『英和ブランド名辞典』(研究社)。山田政美・田中芳文 編著。 英語の新聞や雑誌を読んでいると、とにかく固有名詞に悩まされる。人の名前もそうだけど、最近圧倒的に増えたのが、企 […]

天空に浮かぶカクレクマノミ

3日(土)に遅まきながら観に行った六本木ヒルズのスカイアクアリウム。 熱帯魚の数々を、ライティングや珍しいケースや斬新な配置によって、アートのように見せるセンスは、さすがあか抜けている。 幻想的なクラゲと、 ウーパールー […]

「語る価値があるかどうかを知るには、その逆のことを言ってみる」

コリン・ジョイスの『「イギリス社会」入門 日本人に伝えたい本当の英国』(NHK出版新書)。以前の2冊で大ファンになり、新刊が出てすぐに買っておいたのだが、読了してしまうのがなんだかもったいなくてとっておいた(笑)。 やは […]

技術革新を促進する人間の欲望は

突然の土砂降りの中、「サライ」連載記事のため、「カールツァイス」に取材にいく。今年で創業100年を迎える、ドイツの双眼鏡・単眼鏡・ルーペなどの老舗メーカーである。まったく疎い分野であったが、わかりやすく解説していただき、 […]

ゆがみこそが、風雪に耐えるカギ

金沢ついでに、妙立寺を見学。別名、忍者寺として名高いお寺。前田利常が、1643年に、金沢城近くから移築建立したお寺で、戦火にもあわず、今に姿を残している。 外見は、二階建てのふつうのお寺。しかし、内部がすばらしいというか […]

人の表情が、なによりも、「アート」

猛暑の中、金沢21世紀美術館へ。見たかったのが、「レアンドロ・エルリッヒのプール」。 上からのぞいて驚く人、下からそれを眺めて面白がる人、双方の反応を楽しむ体験が、「アート」?   「イエッペ・ハイン 360°」と、 「 […]

未来の日本の、希望

富山市の芝園中学校で、ミニ講演会。芝園中学校の校長(石上正純先生)が、小学校6年生のときの担任の先生(しかも教員になりたての新任)だった、というご縁で、急遽、依頼されてお話をすることになった。 「学ぶこと、仕事をすること […]

「それがほんとうの事実であるかどうかは、さして問題ではない」

ブレンダ・ラルフ・ルイス『ダークヒストリー 図説イギリス王室史』(原書房)読了。久々に血が騒いだ歴史本。ノルマン征服のウィリアム王から、ナチのコスプレで世間を騒がせたヘンリー王子まで、イギリス王室の「恥部」(と前書きにあ […]

Quis separabit?

◇帝国ホテル広報誌「IMPERIAL」第76号。ロイヤルウェディングの世界について書いています。写真がかなり豪華です。機会がありましたら、ご笑覧ください。 字数の関係もあって誌面では割愛せざるを得なかったケンブリッジ公ウ […]

「白人は、みんなが同じ顔になるように、わたしたちを丸めこむ」

ナンシー・ウッド『今日は死ぬのにもってこいの日』(めるくまーる)。ネイティブ・アメリカンの思想とファッションについて書く必要が出てきたので、読んだ資料。宇宙的な時間の流れの中で「自然の一部」として淡々と堂々と生き、祝祭の […]

「被災地じゃねえ正念場だ。」

19世紀に大英帝国の拡大とともに世界に広がったのが、英語とスーツとジェントルマン理念。その余波が今に及ぶ。スーパークールビズを考えるときには、「ではそもそもなぜいったい亜熱帯に住むわれわれまでが、寒いヨーロッパで生まれた […]

対象に「なり潰れる」

あの「PRESIDENT」誌が「幸せになる練習」特集。それほどいま「不幸」感を抱えている人があふれているということの反映か。実際、自分も思わず反応して買ってしまったし(苦笑)。 「困難がつらくない」「ピンチでもうろたえな […]

「知性に肺活量をつける」

鷲田清一『わかりやすいはわかりにくい?―臨床哲学講座』(ちくま新書)。これまで読んできた鷲田先生の本と重複する部分も多々ありながら、やっぱり「知性の王道」だなあ、と思わせる言葉と思想。 ほんとうに大事なことには、「答えが […]

サヴェッジ・ビューティー

キャサリン妃がウェディングドレスに選んだことで再評価の機運も高まっているブランド、アレクサンダー・マックイーン。NYのメトロポリタン・ミュージアム・オブ・アートで創始者の故アレクサンダー・マックイーンの作品の回顧展が行わ […]

「そう考えることが、美しい」と思われることの、「ほんまかいな」

田辺聖子『欲しがりません勝つまでは』(ポプラ文庫)。1977年に刊行されたものが、2009年にポプラ文庫になった版。第二世界大戦の前夜からその最中、終りまでを、「文学少女」だった田辺聖子の正直な視点から見つめた、半自伝の […]

「勇気の伝染」

◇「25ans」6月号発売です。ロイヤル婚特集にて、歴代の英王室のロイヤルウーマン5人分のラブストーリーと総論、「スローニー」ファッション特集にて扉の解説コラムを書いています。合計7本分のエッセイ&コラムですが、心血注い […]

「芸能を通じた心のインフラ確保」

朝日新聞23日(土)朝刊、オピニオン欄。「いまこそ歌舞音曲」。悲嘆、自粛ムードが世を覆い、復興に向けて具体的に建設的に貢献しなくてはいけないというプレッシャーが押し寄せる中、たとえばファッションのような「浮薄な」(と思わ […]

真の強さを引き出す、「あなたなしでは生きてゆけない」

「ワンピース ストロング・ワーズ」上・下巻(集英社新書 ヴィジュアル版)。ワンピースの「名言集」。力強い言葉は、今だからこそ響くものもあり、読みながら思わず手に力が入るほど。 「普通じゃねェ”鷹の目”(あいつ)に勝つため […]

よく訓練された子供たちはいるのに

◇日々少しずつ数字が加算されていく死亡者数。日々状況が悪化する原発。ついに東電は低濃度の(っていう表現もごまかされているようで気持ち悪い)汚染水を意図的に海へ流し始めた。高濃度の汚染水の流出も止められないまま。茨城ではコ […]

「作戦ではなく、祈り」

絶望に近い状況をなんとか「なだめる」べく、必死に放水をしつづけるというアナログな作業を、NYタイムズの記者は「作戦(plan)などではなく、祈り(pray)である」と表現していた。その文面には「こんなことをしたって、決定 […]

「Operation Tomodachi」

ガソリン売り切れ、映画館休館、イベント中止、一部の棚が空っぽになったスーパーマーケットも早めの閉店、となにか「映画で見たような戦争中」のような空気を感じた日曜だったが、朝起きて、知人から「拡散希望」として回ってきたメール […]

感情は、伝播する

「激甚災害」という指定基準があったこともはじめて知ったが、人が想像しうる「激甚」の基準をはるかに超えている。 被災された方々の苦しみや悲しみをいくら思ってもその痛みの深さには到底届かないとは思うが、心からお見舞いを申し上 […]

非常時の善意に、感謝。

家で仕事中だった。ゆら~ゆら~と揺れ始め、やがて部屋全体が平行四辺形になって揺れてこれは危ないと思って外へ出たら、足元が定まらず、電信柱もぐるりぐるりといった感じで回り、空が灰色にくすみ、空気全体がゆがんで渦巻いているよ […]

ガリアーノからの「ラブレター」

◇ロイヤルウェディングにタイミングを合わせ、4月末発売の「25ans」でロイヤル婚大特集が組まれるとのこと。歴史上の英王室のドラマティックカップル4組分+総論を寄稿するため、編集者の方々と打ち合わせ。膨大な量の資料がすで […]

うまい似顔絵のコツ

次男をダシにして応募した「リリー・フランキーのイラスト講座」、応募者多数ということだったが運よく当選、「保護者」として参加する@慶応義塾大学日吉キャンパス、ワークショップ・コレクション。 「生徒」は21名ばかりの小学生。 […]

ガリアーノの「反ユダヤ的暴言」

懸案の原稿を2つ、精魂こめて書き上げてぐったり脱力していたところ、ジョン・ガリアーノ逮捕(?)のニュースが飛び込んできた。木曜夜、パリのマレー地区で大酒を飲み、ユダヤ人カップルを侮辱するような暴言を吐いたとのこと。 ディ […]

できるかな? その2

「ニューヨークタイムズ」がツイッターでやっている「ファッションIQテスト」、以前にもご紹介したが、またオタク魂をくすぐる問題がぞろぞろ出ているので、最近の問題のなかから、ご紹介。 A. 最初に防水ウールを発明したのは、次 […]

サナギ哲学から脱出せよ

澁澤『快楽主義』のつづき。幸福は快楽とはまったく無関係である、と幸福の偶像破壊をしておいて、第二章では、快楽を阻むけちくさい思想をこっぱみじんにうちくだいていくのだが、なかでも痛快なのが、ソクラテスの「無知の知」を一蹴し […]

A Happy New Year 2011

あけましておめでとうございます。 新しい年が、みなさまにとって良い年になりますよう。 ◇ヴィレッジバンガードで予期せず出会った澁澤龍彦『快楽主義の哲学』(文春文庫)。ダンディズム、反効率のロマン主義、反トレンドの個人主義 […]

「アレな人」

三島由紀夫『夏子の冒険』(角川文庫)。三島作品で読んでいなかったのがまだあった!と発見して即購入@ヴィレッジバンガード。ここには「アレな人」(ヴィレッジバンガードのビニール包装に書いてあるママ)が多いというだけあって、と […]

モードなボクサー

ドルチェ&ガッバーナがイタリアのボクシングチーム、「ドルチェ&ガッバーナ ミラノ・サンダー」15人のユニフォーム(というのか、サテンのボクサーショーツとガウン)をデザインしたことにちなみ、スポーツとファッションブランドの […]

ゆで蛙になるか、黄金期のヒーローになるか

14日火曜日に参加した、宮内淑子さんオーガナイズによる第124回次世代産業ナビゲーターズフォーラム。講師は(株)日本総合研究所 副理事長の高橋進さんで、テーマは「2011年内外経済の展望」。 内容がぎっしり、みっちり詰ま […]

「鴨長明の呪い」

湯山玲子『四十路越え!』(ワニブックス)。あまりの衝撃に、2日の間で3度読み返してしまった本。湯山さんのエネルギーにあやかるべく、味の素に「グリナ」を注文し、ヒグチに「スーパーグビル」を買いに行く。「ヘビの生血と生キモを […]

「痴情のもつれがフランスの歴史を大きくねじ曲げる」

鹿島茂『「ワル姫さま」の系譜学 フランス王室を彩った女たち」(講談社)。445ページの大著。フランス史を動かしていたのは、宮廷に出入りする艶女と、その女たちをめぐる男たちの下世話な欲望だった!という週刊新潮風視点(?)で […]

地獄か、砂漠か。

中村うさぎ+マツコ・デラックス『うさぎとマツコの往復書簡』(毎日新聞社)。 「幸せを感じるかどうかは、自分の心次第」みたいな最近のゆる~い自己欺瞞ブームにきびしい冷や水を浴びせる。自分のエゴとぎりぎりに向き合って闘ってい […]

ジャパンブルーは、黒潮の色。

大学のファッション文化史の授業に、ISSEY MIYAKE クリエイティブディレクターの藤原大さんをお招きする。日本発のクリエイションについて、ISSEY MIYAKEのワールドワイドなお仕事の具体例を通じてお話いただく […]

「マカロニ」を生んだ「チチスベイ」と「カストラート」

岡田温司「グランドツアー 18世紀イタリアへの旅」(岩波新書)。グランドツアーに関するイギリス側の事情は読んだことがあったが、この本ではおもにイタリアの話が紹介される。実際に貴族の子弟が訪れた、18世紀当時のイタリアの事 […]

「前きらめきを慎む」

小笠原敬承斎先生『誰も教えてくれない男の礼儀作法』(光文社新書)。小笠原流礼法の解説。第一章の「男のこころ」は、武士道における心のあり方を説いているが、ジェントルマン道にも通じる点があり、興味深く読み込む。男性向けとされ […]

古典から出発、実験を経て総合へ

昨日訪れた、ドガ展@横浜美術館。「サライ」読者のみなさまとともに、学芸員のレクチャーを20分ほど聴いたあとでの鑑賞。 第1章「古典主義からの出発」、第2章「実験と革新の時代」、そして第3章「総合とさらなる展開」という三部 […]