ハイアットの「アンバウンド・コレクション」日本第一号として作られた富士スピードウェイホテル、およびホテル内にあるモータースポーツ・ミュージアムを取材しました。詳しくは後日、記事になります。

全く新しい体験のシャワーを丸二日にわたって浴び、充実の取材になりました。ホテルスタッフのホスピタリティ、ミュージアムスタッフの情熱もすばらしかった。お世話になりました関係者のみなさま、ありがとうございました。

kaori.nakano on Instagramでベントレーを360°から撮影してみたリール動画、サーキットの音がわかるホテルから見た動画を投稿しています。また、kaorimode1 on Twitter のほうでは、同動画およびフェラーリをシミュレーション運転している動画をシェアしています(プレスツアーをご一緒した方が投稿)。

ブルガリホテル東京のオープンおめでとうございます。

プレオープンのパーティーに参加しました。400名超えのゲストがいらしており、アン・ハサウェイも来日して挨拶。LVMH的な豪華絢爛な世界でした。

「婦人画報」5月号日本のホテル特集。取材を受け、いくつかのホテルについてコメントしました。採用されたのは以下のホテルに関するコメントです。

・ハレクラニ沖縄
・リッツカールトン日光(早朝座禅体験)
・パレスホテル(和田倉の梅干しギフト)
・ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町(バー「レヴィ―タ」)

ほかにも屋久島のサンカラ、宮古島のシギラ、名護市のブセナテラス、小浜島のはいむるぶし、古宇利島のアウェイ沖縄古宇利島、石垣島のANA Intercontinental 石垣リゾート、ニセコのパークハイアットニセコHANAZONOほか、お勧めしたいところはたくさんあります(島ばかりですね…)。日本には夥しい数の島がありますのでまだまだ未開拓の地が多い。っていうか日本そのものが島でした。次のアンケートの機会までさらにアップデートしておきます。

本特集は他の方々のコメントが興味深く、日本のホテルの近年の努力が伺われる特集になっています。

(*中野はもともと文筆業では19歳の時にトラベルライターとしてデビューしています。2017年から5年間はホテルグループのコンサルタントも務めていました*)

4月4日から6月25日まで、大倉集古館において特別展「愛のヴィクトリアン・ジュエリー ~華麗なる英国のライフスタイル~」が開催されます。

それに伴い、5月24日(ヴィクトリア女王の誕生日)にホテルオークラ東京いて開催されるランチタイム・トークイベントに登壇します。ヴィクトリア時代から現代にいたるまでのジュエリー、ファッション、ライフスタイルについて話をします。

詳細、お申し込みはこちらです。

みなさまにお目にかかれますことを楽しみにしています。

今回の名古屋取材では2年前にできたばかりのライフスタイル系のホテル、ニッコースタイルに泊まってみました。

ホテルでゆっくりする時間は全くないけど、快適で気持ちのいい空間で休みたいし、フットワーク軽く過ごしたいし、食事も美味しく楽しみたい、というニーズにはぴったりかもしれません。

解放感のあるおしゃれなラウンジではパソコンを広げてお仕事中の方も。

機能的な部屋には最先端の家電がさりげなく置かれて、BGMも選べ、いまどきの軽快な空気感。

なによりレストランがよくて、取材終えて疲れて帰ってきて、冷たいワイン1,2杯と美味しいおつまみ二皿だけほしい、という要望にもさらっと応えてくれる柔軟な気楽さ。価格も適正で安心できるし、1人でも豊かにリラックスして過ごせるインテリアとあたたかいおもてなしがありました。

結局、到着時のランチ、取材後の夜のワインとお料理、朝食、とレストランは3回利用。スペースにバリエーションがあって広いし、なにより美味しくて飽きません。

ビューもスパもクラブラウンジも不要という予定の詰まったビジネス旅にちょうどいい安心感と合理性があり、いまどきの若い感覚も体感できるユニークなホテルでした。

JBpress autograph フィンランドのラグジュアリー観、中編「ジェンダー平等とルッキズムからの脱却。フィンランド人の自然な付き合い方」が公開されました。

 

トップ写真は、©︎Visit Finland / Anneli Hongisto

 

第10回一青会がほぼ2年半ぶりくらいに開催されました。東京大神宮に併設されているマツヤサロンにて。

ファッション業界のリーダー(私を除く)の方々。主に経営サイドの方々です。

お食事もおめでたい席で出されるタイプの正統派のコース料理で、有意義な時間を過ごさせていただきました。

 

カテゴリー分け不能な新感覚ホテル、ダーワ・悠洛 京都にはスパまであります。

バンヤンツリーが誇る、日本初上陸の8エレメンツ・スパ。青いお茶はバタフライピーですね。
帰る前に一時間の全身トリートメントを受けてきました。ゆったりたゆたうような感覚を与えてくれる高いレベルの施術で、疲れた感情のゴミみたいなものがすっきりデトックスされます。

こちらも、ホテルスパにしてはリーズナブルな価格で、嬉しいような申し訳ないような。

上は朝食。この価格帯のホテルにしては、ほんとにレベルが高い。3段になったドレッシングが出てきたときには楽しくて悶絶しました(笑)。ホテルの滞在時間が短かったのですが、たいへん印象深いホテルステイになりました。あたたかくおもてなしくださったスタッフのみなさまに感謝します。

今回の京都では、ダーワ・悠洛 京都に宿泊しました。先月泊まったギャリア二条と同じバンヤンツリーグループ、という安心感。

三条の町中にあり、外から見ると、ホテルなのかどうかわからない、さりげない佇まいで町にとけこんでいます。

ところが、一歩中に入ると、うわーっと高揚するロビー。吹き抜けの緑に気持ちがのびるだけでなく、和と洋がしっくりなじんで歓迎してくれる感じに、ワクワクしてきます。

お部屋の質感も高い。あらゆるタッチポイントに上質でいきとどいた感性が感じられます。スタッフもフレンドリー、フレキシブルですばらしい対応。このクオリティでこの価格でよいのか?というリーズナブルな価格にも驚いたのですが、浴槽だけないのですね。

シャワーだけで十分という海外ゲストや若いゲスト、多忙なビジネストラベルにはコストパフォーマンスの高い豊かな滞在になると思います。レストランのレベルも高い。 器もお料理もインテリアもいちいちリフレッシングです。


上はランチのコース。炭火焼が得意なシェフで、メインの火入れ加減が絶妙でした。

外からの見た目地味、中に奥深い世界が広がるという意味で、京都らしい隠れ家ホテル。

今年の3月にソフトオープン、6月に本格始動したばかりで、まだあまり知られてません。タクシーの運転手さんも知らなかった。従来のどのカテゴリーにも入らない、異空間が新鮮な穴場ホテル。

パークハイアット ニセコHANAZONOは、ピエール・エルメとパートナーシップを結んでいます。

定番のピエール・エルメ・パリ アフタヌーンティーを体験しました。


セイボリーから始まる4つのコースにはそれぞれオリジナルモクテルやペアリングされた紅茶、ハーブティーがつき、ハイテンションで盛り上がれます。


ボリュームもかなりありますが、スイーツラバーであれば楽勝の量だと思われます(少食の私は3コース目から満腹してしまい、写真を撮ったあとに部屋にとどけていただきましたが)。

コースごとに変わるお茶、異なるティーポットなど小物も面白くて、飽きない。

新ラグジュアリースタディーズの一環としてツーリズムの現在を探っているうちに、いつのまにかニセコでアフタヌーンティーをしている自分を発見するわけですが、これって、トラベルライターをしていた19歳の頃と同じことをしているんじゃないか、と気づく。成長してないというか、還暦すぎて原点に一周戻ってきたというか。自分としてはこれまでの研究も経験も全部、巨大な網で伏線回収させていく予定でいるのですが、それまで生きていられるんだろうか。スイーツを食べながらビターな気持ちが一瞬、よぎります。機会はすべて神意とみなして受け止め、天に委ねるしかない。

北海道初上陸。ニセコ取材です。

新千歳空港からパークハイアット・ニセコHANAZONOのリムジンに乗って延々と続く白樺林を2時間半。途中、林の向こうに見える支笏湖が雄大でした。

一休みしてから、ニセコ町役場の龍さん、百恵さんにご案内いただき、ニセコ髙橋牧場。


余って捨てていた牛乳をアイスクリームやお菓子に加工して販売することで有効利用しようと始まったビジネスが、地元の方々はじめ道内の方々に支えられて大繁盛しているそうです。

北海道もなかなか暑く(でもからっとしている)、撮影中、手に持ったアイスクリームがみるみる溶けるレベル。

トップ写真は羊蹄山です。こちらは牧場の建物のひとつ。

いまは「花の季節」とかで、いたるところに花が。とりわけアジサイがピークでした(ここにはありませんが)。

打ち合わせに指定された壹眞(かずま)珈琲店がちょっとすごいところだった、と気づいたのは退店時。(おそい……)
北野たけしさんの絵がずらりと飾ってあり、陶器はすべてマイセンはじめ名陶、リヤドロの置き物もぎっしり。水のグラスにいたるまでこだわり抜いた個性派。

都内に4店舗(銀座だけで3店)ある老舗とのことでしたが、存じあげませんでした。ハイストリートがどんどんカジュアルに変化している銀座ですが、小さな通りはまだまだ奥深いですね。こちらは晴海通り店です。

フォションホテル京都の「プレステージスイート」が、一日一室限定でコラボルームとして登場します。

フォションピンクがあふれ、HOSOOの西陣織テキスタイルがきらめく空間に、CARONフレグランスの限定デコレーションと、3種のテスターが用意されています。滞在中、テスターの香水は自由に使えます! バスアメニティもフォションで徹底されています。石鹸スタンドに注目。

さらにフォションロゼシャンパーニュとマカロン、加えてCARON からのおみやげが3種もつくというステイプランです。

スイート以外の通常のお部屋でも、コラボアフタヌーンティーセットをお部屋でいただける宿泊プランがあります。

8月1日から8月31日まで。

コラボ期間以外であっても、フォションホテル京都に宿泊するゲストには「グルメバー」がつきます。

部屋の中のシャンパンピンクのクロゼットの中に入っているフォションのスイーツ、すべてお持ち帰り可能とのこと。なんと太っ腹な。

スイーツブティックも華やかで、甘い香りが漂っています。

パリから直輸入されたスイーツやここでしか手に入らない限定品も。

フォションホテル京都はウェルス・マネージメントグループが投資、開発、運営をおこなっています。

ミヤビ・ブランドコミュニケーションズの田中雅之さん(中央)にご案内いただきました。ホテル・ウェルスマネージメントの栢加奈子さんにもお世話になりました。

フィンランド式カプセルホテルから禅コンセプトの隠れ家ホテル、パリの粋を集めたホテルにいたるまで。崩れ落ちそうなレトロ菓子店から洗練を極めたアフタヌーンティーまで。ラグジュアリーの多様なありかたの最前線を体験できた、実りの多い京都滞在になりました。お世話になりましたみなさま、ありがとうございました。

フォションホテル京都×CARON 初のコラボレーションによるアフタヌーンティーのプレス発表会に参加させていただきました。
噂に聞くフォションホテルの、一歩足を踏み入れたときの高揚感はもうとろけそうですね。徹底的にブランディングされた世界はそれはそれで美しいと感じます。(←「新型」「旧型」の中道を行くイギリス国教会の人(笑))
フォションはさすが食に対する圧倒的な自信がうかがえて、アフタヌーンティーはもう、まいりましたというレベルの高さ。

甘い物苦手な私ですが芸の繊細さと味の複雑な奥行きに感動しました。
グランティーマスターの吉川和孝さん。この日の紅茶は「ワンナイトイン京都」。ティールームでは吉川さんがブレンドした紅茶も何種類か提供されています。

南部鉄器のティーポットと、フォション印の砂時計がたまらなくかわいい。
シェフパティシエールの小野寺美江子さん。
こちらはパルフェ・サヴァラン。仕上げにリキュールをかけていただきます。斬新な味わい。

スコーン、ジャム、バターの盛り方もフォション的。すばらしいお仕事ぶりを見せていただきありがとうございました。
この日ものんちゃんとご一緒させていただき、楽しさ3倍増でした。それにしてもフォションのティールームの豪華さときたら。世界観が明確で、「フォションらしさ」で貫かれているのでゴージャスでも全くいやみなく、実に気持ちの良い空間とサービスでした。

二条城前にぽっかりとタイムスリップしたようなお菓子屋さん、その名も「どろぼう」。

レトロ演出ではなく、本気のどレトロ。
奥にはカフェ(と呼んでいいのか)があり、予約制で名物かき氷が食べられる。崩れそうな家屋ですが、えもいえない妖しい情緒があります。

店主は数々の受賞歴あり。

となりは隠れ家的ラグジュアリーホテル、ギャリア二条城京都。このあたりは時代劇撮影が最初におこなわれた地域だそうです。猛暑でも歩いてみると発見できるものがある。古く時代遅れであることを別に負い目に思わない。逆にそれを貫いていることで(開き直るのではなく、自分はこうだ、と)お客様を呼び寄せている。ほんとに強いブランディングとはこういうこと。

ギャリア二条城京都はウェルビーイング、ローカル重視を掲げていて、お料理にも考え方が反映されています。


レストランの名前は、「真蔵(singular)」。トップ写真は、ウェルビーイング・ブレックファーストです。日本各地の土地の恵みが身体にしみわたる感じ。

ディナーですが、素材を活かしたイノベーティブ懐石といった雰囲気のお料理です。目にも楽しい演出が凝らされていました。これはその後に出てくる牛肉を蒸し焼きにしている様子。

着物のハギレに、ナプキンが包まれていました。

一枚、一枚、異なる柄というのがよいですね。

照明も独特で、昼間とはまた違う幻想的な空間になります。

 

こちらは3日目朝の和食。一切の手抜きなしに、素材にこだわり、丁寧に供されていたことに感動を覚えます。

マヤホテル一階は、フィンランドのコンセプトカフェ、アールト。

店員さんのひとりもフィンランド人。
ジェンダー平等や人権意識の進んだ国らしく、トイレの性別表示も新しい。(写真4枚目)
飾らないけど質がよい、というすがすがしい美意識が一貫しています。

コンセプトが一貫しているので、ぱっと見て「フィンランドスタイル」とわかる。

短時間の滞在でしたが、多くのインスピレーションを与えていただきました。

取材で猛暑の京都でした。参院選の結果を見て毎度のことながらもやもやします……。

当選された先生方、どうかよい仕事をしてください。

気を取り直して京都ネタをアップします。ガチな仕事ネタは別のメディアにてあらためて。

ミシュラン3年連続一位獲得の京都ラーメン、猪一離れ。初訪問です。

追い鰹だしに和牛トッピングの、和のラーメン。とろろ昆布のトッピングはフリー、スパイス類まで京都っぽい。美味でした。店員さんたちの感じもよい、素敵なお店でした。

イッタラ表参道店にてフィンランドのラグジュアリーについて取材しました。


フィンランド大使館のラウラ・コピロウさんの話が面白すぎて延々と聴き続けたいレベル。「ヘヌア」の取材で会ったラウラさんがあまりにもユニークなので、もっとじっくりお話聞きたくなり取材を申し込んだのでした。
モノそのものがよいのは大前提。背景の思想や文化のストーリーをセットにすることで高く売れるのは、日本製品にも言えることですね。

詳しくは後日記事にします。

猛暑の歩行者天国を抜けて、20代の人と「俺のフレンチ」銀座店。

店内ライブ演奏中で、20代と思しきゲストでほぼ満席。


フォアグラが牛フィレにどっしり搭載された「ロッシーニ」。かくも巨大なフォアグラが使われるのは、おそらくとんでもなく時代錯誤的で、いまではなかなか目にすることもできず、ゆえに感動しました。

昨日の動画撮影で質問に出たのは「UNIQLOは、無印良品は、(ラグジュアリーと見る若い一人も多いが)一般的にはラグジュアリーではないのか?」ということ。

UNIQLOにも無印良品にも俺フレンチにも「これで十分幸せ」な豊かさがあり、低賃金が続くいまの日本でラグジュアリーを議論するには、ここを避けて通るわけにはいかないであろう巨大な関門だと思いいたった次第です。

なみなみサービスも日本的ですね。

パレスホテルのロビーに「竹あかり」をフィーチャーした七夕のインスタレーション。渡部総支配人が直々に運んできたという貴重な竹が使われています。夜はあかりが映えてさらに見応えありそうです。

祈りには欲望を入れない節度が大切、というのは『新ラグジュアリー』後書きでも書きましたが、Forbes JAPAN の谷本有香さんの名言。こんな美しい七夕飾りには、短冊にエゴ丸出しの欲望を書くのは憚られる、という抑制力が自然に働きますね。

グランドキッチンでビジネスランチでしたが偶然、多くの友人にお会いしました。七夕の引力かパレスの磁力か。あそこに行けば知り合いに必ず会えるというホテルのオープンスペースがあるというのは素敵なことですね。

Joy is prayer; joy is strength: joy is love; joy is a net of love by which you can catch souls.

マザー・テレサのことばです。ジョイというと「スパーク・ジョイ」のこんまりさんを連想しますが、ジョイこそが祈りであり強さであり愛であり、ソウルに出会える愛の網である、と。

ザ・プリンスパークタワー東京「芝桜」にてビジネスランチでした。来年に向けての新しいプロジェクト。

視界には東京タワーと芝公園、水の流れる美しい建築。サービスもよく、美味しいです。今はお仕事では関わっておりませんが、周辺にとてもよい「気」が流れている穴場的パワースポットホテルとしてお薦めであることには変わりありません。

 

さてタイトルにしたのは「DUNE 砂の惑星」からのセリフです。「偉大な人間は自ら民を導こうとはしない。押し上げられるのだ」。何かに「呼ばれてしまう」ということ。私は偉大ではまったくありませんが、キャリアを振り返ると、呼ばれてしまった結果としてこんな仕事をすることになった……というのばっかりなので、どこか救いのあるセリフでした。

同じ6月誕生日の友人と、小さなお祝いの会。

セルリアン最上階のベロビスト。早目の時間は空いてて良い席に座れます。暗くなる前に解散。このくらいがちょうどいい感じ。

さて、くどいですがハリー・パーマー。コメントをこんな素敵な写真に重ねてくれました。ルーシー・ボイントンの堂々たる浮きっぷり。あやかりたい。スターチャンネルで全6話として配信されております。

 

繊細な技巧を尽くし、まさかの合わせ技で攻めてくるミズノブのメロンパフェ。インテリアと相まって世界観に一貫した哲学を感じます。出てくるまで30分くらい待たされますが、ワインでも飲みながらじっくり待てという作り手の自信に、妙に納得させられます。

解説イラストも美しく、素敵な制服を着た店員の立ち居振る舞いも自信に満ちている。


メロンそのものの美味しさをどーんと真っ直ぐ堪能させる千疋屋のメロンパフェの王道感は永遠に好きですが、アートなレベルまで繊細な技巧を尽くして美を追求するミズノブの有閑貴婦人感も捨てがたいし、インスピレーションを与えてもらうことが多い。

こちらはチェリーパフェ。中には意外とぎっしりチェリーが入っています。


哲学、伝統技術、美意識に基づくライフスタイルのあるところ、堂々と高価格を提示できるというラグジュアリービジネスを学べる小さな例にもなっています。

アガパンサスの季節ですね。

 

横浜に新しくできたグローバル展開するホテルを視察に行ったのですが……(これもまた仕事)。ぱっと見の雰囲気はそれなりに素敵でしたが、エレベーターの壁がべニヤ板っぽいのをはじめ、いたるところで「安く」上げているのがさすがに目につきました。

「それっぽく」収めようとしても、見透かされますね。あらゆる仕事に言えること。自戒。

富裕層インバウンドを意識してラグジュアリーホテルを誘致せよという議論がありますが、それ違うかもしれない。いや、そういうのあってもいいですが、それよりも、もっと地域に根差して日本的感覚を活かしたオリジナルなホテルを作ってほしいものです。

そのホテルのロビーラウンジのカフェは開店まもないこともあって満席で入れず、近くの穴場カフェに行ってみました。

アウディのショールームに併設されたアウディカフェ。あらゆるものにアウディマークがついていて、なかなか高揚しました(単純)。

急なミッションが下りてきて(詳しく説明すると長くなるので省略)、銀座での仕事の後そのまま東京駅へ向かい、越後湯沢→六日町へ移動しました。

東京から70分くらいで到着、あっという間です。越後湯沢からの在来線は、完全に「貸し切り」。自分で扉を開けて閉めるタイプのワンマン電車ですが、ほんと、大丈夫なのか経営はと心配になるくらい。

越後湯沢駅前の「中野屋」さんで、へぎそば。超美味。

六日町の「龍言(りゅうごん)」滞在が今回のミッションです。

有形文化財に登録されている豪農の家屋を2020年にリノベしたホテルです。

都市型ラグジュアリーホテルの画一性に疑問をもちはじめた、というかグローバル基準に合わせたホテルには全く新鮮味を感じなくなった身には、かなりワクワクさせてもらえます。


ふるい歴史はそのままに、最新のインテリアやサービスが提供され、快適です。「ああ、これが日本のおもてなしであり日本的なラグジュアリーなんだ……」とじわじわ満足感がくる感覚。

こちらは「クラッシック」タイプ(標準タイプ)の部屋。かなり広く感じます。

パブリックスペースもとても充実しており、目に映るものすべてが美しいように配慮されています。

全ての宿泊客に太っ腹なラウンジサービスがあるのにも感動しました。

東京から1時間半でこんな豊かな場所に行けるとは。熱海、箱根ばかりではなく、(スキー)シーズンオフの越後湯沢や妙高も穴場ですよ。何より人がほんとに少ない。酸素濃度は濃い。きわめて濃い。自然と歴史と現代が調和した、ほんとうによい「匂い」がします。

別府の高台に建つANA Intercontinental Beppu Resort and Spaその2,パブリックスペースです。

プールからは別府の街を一望する眺めを楽しむことができます。結婚式の前撮り写真も撮影されていました。

ロケーションを活かした素敵な建築です。

が、屋久島のサンカラで似たような景色を見たような既視感もあり……。最近のリゾート系ホテルのトレンドがこうなのかもしれません。

露天もすばらしく、サウナもあります。朝と夜で「男湯」「女湯」がチェンジしていました。一方はドライサウナ、もう一方はミストサウナです。絶景を楽しみながらの温泉は最高です。あえてコンサル視点を入れるとアメニティや椅子の高さ、人員配置など気になる点は若干ありましたが、今回はそんな役割は求められていないので、美しかったところを記憶にとどめておきます。

フィットネスルームもよい景色を見ながらエクササイズできる絶好の環境に。

レストランも立地を生かした気持ちの良い環境にあります。テラスでの朝食は快適で、とても美味しくいただきました。スタッフのあたたかいおもてなし、ありがとうございました。

アクセスがやや大変なのですが、プライベートヘリとかリムジンとかを惜しみなく使える方には大きな問題ではないと思われます。バスに頼りたい庶民は、待ち時間や道中を楽しむ心意気が求められます(笑)

そろそろインバウンドも再開しますね。ご発展を心よりお祈り申し上げます!

プラチナジュビリーまでのカウントダウンが始まりましたね。

開業70周年を迎える椿山荘東京が、即位70周年を祝うドキュメンタリー映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」とコラボしたアフタヌーンティーを6月11日より提供するとのこと、発表会に伺いました。

トップ写真のエリザベス女王バービー人形は、スタッフが執念で競り落とした貴重なものだそうです。

アフタヌーンティーは、一品一品に女王陛下にまつわるエピソードがあります。

こちらは、椿山荘が駐日英国大使館主催のケーキコンテストに応募したケーキ。

ホテル3階ヒストリーラウンジでは、エリザベス女王の写真展も開催されます。無料ですのでぜひこの機会にどうぞ。

渋谷店に続き、銀座へ。並木フラッグシップが一周年を迎えたそうです。おめでとうございます。

一周年を記念して、四代目、田辺竹雲斎氏によるインスタレーションが公開されています。

27日に完成ですが、それまでの1週間、制作過程まで見学できるようにしていたとのことです。

プロセスにこそ価値があるということを見せる、「プロセスエコノミー」的。

竹工芸の技法を用いたダイナミックな作品が螺旋階段を突き抜けて天までのびるさまはちょっと一見の価値ありです。アートとファッションと自然が絡み合い、未来を築くさまを表現しているそうです。

店内もGucciの世界観が気持ちよく貫かれております。

3階はVIPルームになっていて、エレベーターを降りたとたん思わず驚きの声を上げてしまったのですが、こちらについては後日あらためて。

4階はオステリア・グッチ。レストランです。大人気で、昼も夜も予約とれないようです。インテリアもとにかく美しい。

ここだけで販売している限定スイーツもあります。

穴場なのが16時からのアペリティーボタイム。お飲み物だけでもOKというスペースです。お天気のよいときはテラスも楽しめそうですね。フィレンツエを思い出しました。あ~またイタリア行きたい。

オステリア直通の入り口です。こちらもひときわ異彩を放っております。

アプローチから別世界へ連れていかれますね。さてこれから大量のGucciの資料を読み込んで5月のお仕事に備えます。

 

5月にGucciに関わる責任の大きい仕事をすることになり、下調べを兼ねて、Gucciの現在をご案内いただきました。

まず、渋谷ミヤシタパークまわりでは、カフェ、スニーカー専門店、路面店、と三店舗でGucciの世界に浸れるようになっています。上は5月31日まで臨時コラボのGucci カフェ。イタリアにもちこまれたLAハリウッドグラマー(の渋谷的解釈)というイメージでしょうか⁈ インテリア、食器、フードドリンク、全ての細部にわたりGucci の美意識が貫かれています。植物の置き方にいたるまでGucci 的。

こちらはGucci スニーカー専門店。もはやスニーカーの無限のバリエーションにめまいがするレベル。これにさらにNFTが加わるのですから専門分野として独立できるのも当然という気もしてきます。

エスカレーターまでGucci 柄。とにかく渋谷にはいたるところにGucciの広告があり、完全に渋谷ジャックされているという印象。

宮下パークの路面店1階は最新コレクションGucci Love Parade が展示されています。どなたでも撮影自由。しばらく前は「店内撮影禁止」というのがあたりまえだったことを思うと、隔世の感がありますね。

テイストもカントリーからロック、タッキー、ゴージャス、ヘルシー、なんでもありという多様なのが今どきです。100体以上のコレクションは圧巻でした。総括をワンワードでというのが不能。だからこそLove Parade なんですね。

路面店2階はハリウッドスターが撮影合間にゲームを楽しむ、みたいな設定になっており、アメリカでポピュラーなゲームがあれこれ置かれています。

壁紙にいたるまでGucci。濃いミケーレ色に血流が増えそうです。

全てが映えスポットとして作られており、訪れたひとたちの写真がさらなる宣伝効果を生んでいく。

ピンバッジとかポストカードなどのプチおみやげまで用意されており、もはやテーマパークという印象です。

インテリアももちろんGucciです。お買い物をしなくても自由に撮影したりできるので、ぜひみなさん、訪れてみてください。

 

 

しばらく前にその存在を知って、ここぞのときにおもてなしのお茶として愛用していた八女茶ですが、「ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション」で期間限定の八女茶デザートが提供されているということで、興味津々で伺ってきました。

『八女抹茶のミルフィーユ~天使の髪を紡いで』。2004年からこのカフェで提供されている一番人気のデザートに、福岡八女市で生産されている八女抹茶をふんだんにあしらってあります。

かたやきそば?!のように見えるのは、「カダイフ」と呼ばれる麺状の生地。ふわりサクサクした食感で、八女茶のクリームとあえて食べると絶妙。手前は桜のアイスクリームです。

黄金色のドリンクは、八女ほうじ茶。


上は、一晩にグラス5杯分しか作れないという水出し八女茶。渋みがなくじわ~っと甘みが「おだし」みたいに広がる。ロブションさんが惚れたのも納得です。

4月10日までだそうです。日本橋高島屋.S.C.のこのロブションカフェ(通称)、ハイブランドが並ぶ静かでゆったりしたフロアのなかでひときわ華やかな賑わいでした。

(典型的なインスタグラマーを演じております)

Table 9 Tokyo にて、ひとつの季節の終わりと新しい季節の始まりを祝う会。


論外なレベルから(失礼!)5年の間にForbes5Starsを2ホテルで獲得、4Starsを2ホテルで獲得、という目覚ましいホテルブランディングが行われた、奇跡のような過程に立ち会えたことは、この上ない幸運でした。

シティエリア統括総支配人だった武井久昌さん(中央)のカリスマ的なリーダーシップ、マーケティング総支配人だった林佳代さん(左)の愛と決断実行力。あとに続くスタッフの自立した創造力と鮮やかな連携。個人の力が互いへのリスペクトと信頼によって結びつき、強いチーム力となって目覚ましい結果をもたらす成長のプロセスを目の当たりにしたことは、かけがえのない体験になりました。

「あなたの期待を超えていく(Beyond Your Expecations)」をコンセプトに輝いた季節は終わり、組織の大改革に伴い、シティエリア、首都圏エリアという体制は役目を終えました。4月からそれぞれ新しいステージに移ります。スタッフのみなさまのますますのご活躍を心より応援しています。

あれこれと巻き込んでしまったみなさまにも、ありがとうございました。

ブランディングやマーケティングは四半期の数字だけ見ていても上手くいきません。すぐには結果が見えない「人」への投資、発酵の時間が必要です。それを理解して大胆な改革や投資を自信をもって進めた武井さんは、骨の髄からホテルの仕事を愛する本物のホテリエです。各国大使と互角に社交もできる外交力まで備えた総支配人は、日本では貴重な存在です。いったん退任されるのはさびしいことですが、さらなるご飛躍の機会が控えていることを信じています。

今日から新しい環境で働きはじめる方も多いと思います。どうぞお身体大切に。幸運とご健闘を祈ります。

テーブル9も5周年になります。たくさんの思い出がつまった美しいレストラン。いっそうのご発展をお祈り申し上げております。

 

マエサトビーチも美しいことは美しいのですが、

小浜のビーチの透明度に比べてしまうと、ふつうです。(知る悲しみ、というやつですか…)

 

敷地内では南国の植物がきれいに手入れされた形で堪能できます。

なんというか、「資本の暴力」で野生を飼いならしている感じが、とてもありがたい反面、複雑です。

本物の野生は危険や恐怖とセットなので…。

とりあえずは安全に移動できることに全面的な感謝をささげつつ。ただ、これに慣れきることで生じる別の危険も常に警戒しておきたいと思います。

朝食ブッフェもすばらしく高レベルでした。

下の写真は南国フルーツのコーナーですが、中央の黒いものは、細長い変わった形をした「ぶどう」でした。品種を聞いたら「ぶどうです」と。巨峰とか甲斐路のような品種名を期待していたのですが、「ぶどう」は「ぶどう」、一種類しかないんですね。お味もたしかに「ぶどう」という感じで妙に納得。

 

 

 

 

小浜島から石垣に戻ると、大都会に来たような感覚になります。


ANA Intercontinental Ishigaki Resort は昨年に続き再訪ですが、安定の品質。

昨年はビーチウィングのクラブフロアに泊まりましたが、眺めはむしろ、クラブフロアではないタイプのビーチウィングのほうがよいかもしれません。ホテルの広大なプールが眼下に広がるので、24時間、華やかな気分になれます。

曇が多めの空だったこともあり、水に入るにはまだ寒い。温水のジャグジーコーナーや屋内プールはにぎわっていました。

このあたりは旧館コーラルウィング前のプールです。どこを切りとっても絵になります。

旧館は1990年代ごろのラグジュアリーの雰囲気を残していて、お花もクラシックなテイストの豪華さ。

新館の前のガーデン、プールは新しいリゾート感覚にあふれておりますが、この感覚すらもこの2年ほどで一気に「なつかしい」ものになりつつあるのかもしれません。

Z世代はこうした資本にあかせたラグジュアリーを旧型とみなしつつあります。

別にいい・わるいの問題ではありません。私自身も、旧型にも安心するタイプなので(笑)。ただ、これからは多様な価値を表現するリゾートがさらに入り乱れることになるのではと推測します。

桜の季節をすっかりスルーしてきたことに気づきました。

昨年の小浜では、もう一か所のリゾートに泊まり、かなり違和感を覚えたので、今回はリベンジのようなかたちで「はいむるぶし」を選択。これが大正解でした。

広大な敷地内は、自分でカートを運転して回る。この手のリゾートは、いちいちフロントにカートでのお迎えをお願いしなくてはならないパタンが少なくないですが、自分で運転するほうがはるかに気が楽で、早いです。


徹底的に手入れの行き届いた南国の植物。施設の維持費だけでも膨大なコストがかかりそうです。

スタッフも十分な人数が配され、かくも僻地であるにもかかわらず高い人気を誇る理由に納得しました。

部屋もベランダや見える風景まで掃除や手入れが行き届き、昨年ガッカリさせられた某有名リゾートチェーンとは大違いの(失礼)すばらしさ。

もちろんお部屋にも十分に使い勝手のよいバスルームはありますが、露天付きの大浴場(カートで移動)まで備えているので、広いお風呂で疲れをとりたいという需要にもばっちり応えます。

ビーチハウスも充実。休む場所がバリエーション豊かに至るところにあるうえ、フード、ドリンクもそこそこ美味しい。

ビーチハウスで頼んでみた、オールパイナップルジュース。中にはパイナップルの実もどっさり入っています。

パパイヤの実?

各種レストラン施設も充実していて、数日の滞在にも飽きないようになっています。

実はプーチンのウクライナ侵攻が始まってから禁酒をしていたのですが(ウクライナの人を思い、浮いたワイン代で寄付をする)、実に久しぶりにビール一杯をいただきました。

夜のライトアップでまた別の景色が現われます。

米軍横田基地のある福生を初訪問。

地元の方はいつも見慣れた光景なのかもしれませんが、初訪問の田舎者にとっては、異次元の時代・空間に紛れ込んだような新鮮な光景でした。80年代にタイムスリップした感もあります。

映画のセットに出てきそうな建物が延々と並ぶ。

鮮やかな色彩のポップな店。靴の修理屋さんでした。

並びに統一感があまりない、というごた混ぜ感またよい味を醸しています。

エントランス近くに小型飛行機が飾られています。

タトウーのお店がちらほらあったのも、横田基地っぽい。

地図までポップ。

有名なお店だそうです。ミントカラーがかわいい。

日本に初めてピザを提供したというNICOLA。ランチコースをいただきましたが、サラダドレッシング、前菜、ピザ、パスタ、デザート、どれをとってもクラシックというかレトロなレシピなのですが、しっかり丁寧に作られていて安定のおいしさがありました。

 

ティエリー・ヴォワザン氏がシェフとして招聘されているメインダイニング、「レ セゾン」。

オープン当初から存在するという個室にご案内いただきました。

 

ガラスの上に浮遊しているように見えるバターは、パンプリー・バター。

前菜の前のアミューズからして驚かされます。見た目も美しいですが、心が揺さぶられるおいしさ。

ポワロ―・ヴィネグレット、ティエリー・ヴォワザン・スタイル。トリュフが仕上げにかけられます。

それぞれのお料理に合わせて選ばれるワインがこれまたすばらしく、感激するばかり。

マスタード風味のフランス産ヒラメのグリエ。ソースシャンパーニュ。

上の平目のお料理で出た白皮とエンガワを使った、フランス風茶わん蒸し。食材を無駄にしないで新しいクリエーションに有効利用するという発想には、杉本総料理長の影響も感じられます。実際、サービススタッフが「杉本(総料理長)が来てから現場ががらっと変わった」と称賛していました。

シャンパーニュソースなので、お酒は再びシャンパーニュに戻ります。

殻付き黒アワビのゆっくりロースト。海の香りのソース。

黄金軍鶏のドゥミドゥイユ仕立て。一品一品が、このようにドラマティックに登場してくるんですよね。感動に追いつかない自分のボキャブラリーの貧しさがつらくなってきます。

サービススタッフもソムリエも本当に洗練された身のこなしで、流麗で自然な動きを見ているだけでうっとりさせられます。

 

 

こちらが驚愕(ボキャ貧……)の黒トリュフのパイ包み焼きです。なんとパイの中には黒トリュフがまるごと入っているのです。まるごと黒トリュフをかじったのは初めてのことでした。

プレデザートのさっぱりしたシャーベットの後に出てきたのは、ほのかな甘みの苺のデザート。ここで粉もののケーキを出さないセンスがすてき。フレンチのデザートってこのくらいさっぱりしているのがちょうどいいと思います。

 

オリジナルのハーブティーも未体験のおいしさで、聞くと厨房でオリジナルで作っているので販売していないとのことです。

デザートワインまで気品にあふれていました。

「レ・セゾン」のフレンチがなぜここ一番のときに選ばれるのか、ゲストの期待を超えていくもてなしとは何なのか、深く学ばせていただいたレストラン体験になりました。

20代の人に銀座みゆき館カフェに連れていかれました。

老舗すぎて盲点でした。昭和レトロブームで若い人の間で人気なのだそう。

和栗モンブランは見た目を裏切りあっさりしてて軽い食べ心地。

20代の人に昭和の魅力を語られた倒錯した打ち合わせでした。

kotobaのゴッドファーザー特集、いよいよ明日発売です。来週は大阪万博、再来週はジョジョマガジン、そして最後の週は共著『新・ラグジュアリー 文化が生み出す10の経済』の発売です。

年末から年始にかけての孤独な苦しみがちょっとは報われるかもしれない3月。油断せず次の仕事も淡々と進めています。1日気を抜くと取り戻すのに倍の時間がかかるので(ピアニストと似ているかもしれない)どこにいても365日何らかの仕事をしている感じです。

そのように雄大な男体山と中禅寺湖を臨むザ・リッツカールトン日光は、温泉旅館とラグジュアリーホテルのいいところを融合させたような、心身の湯治にも効くスピリチュアルホテル。

男体山ビューの部屋からのぞむ景色。バルコニーもついています。寒すぎて出られませんでしたが。

レイクハウス以外のパブリックスペースはどこでもゆかたのような着物ですごすことができるので、リラックスしたまま食事やお酒を楽しめます。このゆかた(と呼ぶのも憚られますが)がハリのある上質な生地で作られているので、寛げるのにきちんと見える。館内用バッグも風呂敷をアレンジしたもので、おしゃれで上品。

天然温泉がまたすばらしく、サウナのあと男体山と雪景色を眺めながら露天につかって冷気を深呼吸、というのを何回か繰り返したら、身体中の水と気が入れ替る気分になれます。中禅寺のお坊さんによる朝の坐禅修行が、沁み入ります。

あらゆるプレゼンテーションがきめ細かく、意味がない細部が全くない。温泉につながる外廊下の天井にも寒くないようにヒーターがついていました。天井にヒーター(9枚目)? 世界を見る目が鍛えられる思いがします。

ウェルカムのいちご。最初から部屋に置いてあるのではなく、部屋に入ってから30分後くらいにサプライズで冷たくフレッシュなものが届けられるんですね。とことん、完璧が尽くされる。

いちご王国にふさわしいカクテル、ストロベリーキングダム。感動の余韻が延々と続く美味しさ。

スタイリッシュにお酒がディスプレイされるバー。

ラウンジの食事、日本料理レストランの朝食も、妥協のないハイレベル。上はラウンジでいただいたハンバーガー(半分に切ってあります)。ポテトはこうじゃなくては!というカリカリのフライ。


朝の和定食。ここにさらに半熟卵と黒豆納豆、赤だし、フリーの乳製品やミューズリーなどがつく。

焼きたてのパンも。食べきれなかったらバッグを用意してくれ、お部屋にお持ち帰りさせてくれます。

レイクハウスの照明。内側には「釣り」をモチーフにした絵が描かれています。

東武日光からさらに車やバスで50分ほどかけて山に登る、という決して便利ではない場所にありますが、苦労して行く価値が十二分にあるデスティネーションホテルですね。あらゆる時間を驚きで満たすおもてなし。心底、感動しました。前後で明らかに感性が影響を受けていることが実感できます。

 

27日は、首都圏エリアのプリンスホテルズで2月1日から開催されるイタリアフェアのオープニングレセプションでした。ザ プリンスパークタワー東京にて。

せっかく少し息を吹きかえした飲食、ホテル業界がまた厳しい状況にさらされていますが、そんななかでもプリンスのスタッフは少しでもゲストにイタリア旅行気分を楽しんでもらおうと全方向からエンターテイメントを提供。逆に励まされます。

イタリアの各種エンタメがテーブル間を回ります。


首都圏10のプリンスホテルのシェフたちが腕を振るって素晴らしい料理をご提供くださいました。

 

 

笑顔がキュートなファッションジャーナリストの宮田理江さんと。

エグゼクティブシェフソムリエの市村義章さん。写真撮影のためにわざわざかがんでくださって恐縮でした。


「Prince Safety Commitment(プリンス セーフティー コミットメント)」に基づいた安全で清潔な環境が保たれるなかで、今回のテーマ「マンジャーレ!カンターレ!アマーレ!(食べて、歌って、愛して)」に沿うサプライズが満載でした。

お世話になりましたみなさま、ありがとうございました。

スペインの磁器ブランド、リヤドロとザ キャピトルホテル東急のインテリアコラボレーション。プレビューにお招きいただきました。

スイートルームやパブリックスペースにリヤドロがしっくりとけこんで、別次元のエレガントな空間になっています。

圧巻のシンデレラワールド(360°どこから見ても完璧)から、各所におかれるランプ、置物、総支配人の胸元のピンバッジにいたるまで、ありとあらゆるテイストのリヤドロ。

こちらはモダンなリヤドロです。

それにしても、この手があったか! というコラボですね。

ホテルのインテリアと磁器、お互いに魅力を引きたてあっています。リヤドロの購入を迷う人にとっても、店舗に飾られるよりインテリアとしてしばらく一緒に過ごしてみると、自宅におくときのイメージがしやすそう。

パブリックスペースにおかれたおひなさま。どこかスペイン風のお顔? 磁器なのでお手入れもラク。


サイのボディのシワまでリアルで精緻。ランプも磁器です。ひらひらした花びら状の磁器が、光をロマンティックに拡散します。

この日限りの内覧会場として案内されたザ・キャピトル スイートに置かれた流鏑馬。奥に立つのは総支配人の末吉孝弘さん。


ザ・キャピトル スイートにはビートルズが滞在していたときの写真も飾られています。外に出られないのでスイートでいろいろ工夫して楽しんでいたそう。バーコーナー、キッチンもついたすばらしいスイートです。


どこか情けない表情が人気なんだそう、5月人形。


総支配人、末吉さんの赤いピンバッジもリヤドロです。ホテルのロゴは鳳凰。

ザ・キャピトル スイートのデスク周りもすばらしく、本のセンスがよくて、なんとOED が全巻おいてある!

コンセプチュアルルーム「リヤドロスイート」のバスルームまわりも広々とシックに作られています。アメニティはゲラン。ゲランのホテルアメニティは珍しいかも。

 

クラブラウンジにもご案内いただきました。クラブラウンジに飾られる、伊達政宗直筆の書。

クラブラウンジはお皿もこのように「真っ白ではない」焼き物。テーブルの高さも、バータイムと朝食タイムで変えられるような特別仕様になっています。ここのクラブラウンジには鉄板焼きができる設備があり、毎日、食材も変わるので大人気だそうです。

リヤドロ スイートは5階という低層階に作られています。リヤドロのランプがとけこんでいますね。ここは周囲に日枝神社、国会議事堂などがあるパワースポットでもあります。リヤドロとのコラボインテリアは、1月12日から5月5日までおこなわれています。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町、Levitaの活気が完全に復活。窓から見えるビルのあかりもほぼついている。昨年の静かさ暗さを思うと感慨深い。人が行き交ってこそのホテルですね。

紀尾井町から見た月。赤に近いオレンジ色でした。いろいろ意味を読み込みがちですが低い位置にあるとこんな色になりやすいらしい。


なにか箇条書きの資格をクリアしたからその仕事に就けたというわけではない。その人にしかないユニークな資質を発現していったら、結果として取り替えのきかない仕事ぶりを見せるようになり、地位がついてきた、という例に出会い、痛快でした。人間は部品ではない。

 

1966年制作の映画「Hotel」鑑賞会。

ホテルの総支配人の理想的なあり方が描かれています。

一方、資本家と総支配人の関係、老舗ホテルと新興ホテルとの確執など、シブいテーマも。グランドホテル形式で描かれる数々のドラマが最後に一気に収束する。原作はアーサーヘイリー。

女性が総支配人を誘惑する大胆にしてさりげなすぎるやり方にも倒れます。笑。ジャクリーヌケネディの影響力がファッションはじめ、いたるところに及んでいます。


鑑賞会に先立ち、新横浜プリンス最上階のTop of Yokohama で食事会でした。こちらは、正直なところ、それほど期待していなかっただけに予想以上のハイレベルのお料理で満足感高し、です。周囲に高いビルがないので、見晴らしよき絶景も360°楽しめます。総料理長の石田敏晴さんとアシスタントマネージャー北原和則さんはじめスタッフの今後のいっそうの躍進に期待します。ほんと、ここ穴場。高層階からの眺めに囲まれ、ほっとくつろぎながら美味しいお料理を楽しめるよいレストランです。

総支配人が専門家にして総合職として育てられることが少ない日本のホテルカルチャー。あらゆる教養と貫禄を備えた人間味のあるホテルマネージャーが今こそもっと大勢必要だと感じます。あるいはそんな存在は時代遅れなのか? いや。新時代のホテルにふさわしい総支配人という存在、あったほうが絶対楽しい。

ブリティッシュ&クリスマスの装飾がいたるところに。

ドーム型天井の上は、吹き抜けになっています。

 

来年、「ゴッドファーザー」が50周年を迎えます。

それにちなんだ文芸誌の特集で執筆することになり、取材を開始しています。まずはLe Parrainです。

一時間ほど話していろいろ考えるところがありましたが、詳しくは来年3月までお待ちください。

以下、取材後の雑感。

政治的に正しくない世界であっても、熱狂的にその世界に惹かれる人たちかいる。

人間は正しさだけではやっていけない。そこまで懐深く掬い取る度量がますますラグジュアリー世界で必要になる。

高度なスキルと技術より人間性で勝った人がいる。あたかも項羽と劉邦の物語のように。

スキルよりも人間性がものをいう世界(時代)に突入していくかもしれない。

それにしても闇、孤独、正装という「アンチ時代の主流」がラグジュアリーとして支持されるバー。「ラグジュアリーって鳥の鳴き声かと思った」と皮肉を言われたばかりの私もほっと寛げました。貴重な空間。

第三回目となるプリンスホテル ブリティッシュフェア2021が11月1日から2か月間にわたり、首都圏12のプリンスホテルで開催されます。

10月29日、ザ・プリンスパークタワー東京にてレセプションが開催されました。

いつもながらすばらしい氷の彫刻。3時間ほどで溶けてしまう、はかない美しさです。

各ホテルからシェフのみなさま。

グランドプリンスホテル新高輪のラウンジ、MOMIJIで開催される60s UK STYLE アフタヌーンティー。コラボしたアーチスト、竹内綾香さん。さすが、キュートな60スタイルです。


恒例のテープカット。中央はプリンスホテル首都圏エリア統括総支配人の武井久昌さん。

今回、サーブされたイギリスのスパークリングワイン。

エグゼクティブソムリエの市村義章さん、パークタワーの総支配人田口さん。。

英国大使館 公使参事官ダレン・ゴフさん(左)、英国ロイヤル研究の第一人者、君島直隆先生。

今回のワインレッドのドレスは、心斎橋リフォームの内本久美子さんに作っていただきました。いつもながら、手早く、期待以上の仕上がりで、プロフェッショナルな仕事ぶりに感動しています。白手袋とルビーのハートネックレスでプリティウーマン風に着てみました(ハロウィンだし、仮装ということで)。


ファッションジャーナリスト宮田理江さん。いつお会いしても笑顔がキュートです。マスクでも目が笑っています!

ザ・プリンスギャラリーではダウントンアビーをテーマにしたアフタヌーンティーが行われます。シルバー類は鎌倉アンティークス。地引由美さんと。

地引由美さん(左)、内本久美子さん。背景の車はレンジローバー、フィリップ殿下が愛用していた車です。

鎌倉アンティークス土橋正臣さん。英国旗柄のタイというところがさすが。

ほっと一息のルパランです。

これからがフェア本番ですが、ここにこぎつけるまでに、いろいろなトラブルがありました…。私も落胆のあまりもう動くのもいやになりかけた時期もありましたが、スタッフは強かった。気持ちを切り替えて、タフに乗り越え、企画実現までこぎつけたプリンスホテル首都圏エリアのスタッフのみなさまの働きぶりは本当に素晴らしかった。心より敬意を表します。

ブリティッシュフェア2021の全容はこちらでご確認ください。

ワクワクするコラボが実現しました。

恒例となりましたプリンスホテル東京首都圏エリアのブリティッシュフェア2021が来月から始まります。

グランドプリンス新高輪のラウンジ「momiji」では、イラストレーター竹内絢香さんとコラボした60年代ロンドンをテーマにしたヌンが登場します。
コースターやメニューもオリジナル。60年代ロンドンの雰囲気をポップに楽しめますよ。

竹内さんは、奇遇なのですが、私の高校の後輩でした。

 

 (click to amazon)

ザ・レインホテル京都の朝食がすばらしい。オーナーが朝食には力を入れている、と万全の自信で語っていただけありました。

デンマーク式ノスモーブロ―(オープンサンド)をメインに、京都の伝統農法で採れた野菜料理、各種料理がガラス瓶に入れて並べられる。ブッフェ形式です。

ありきたりの「ホテルの朝食」のステレオタイプからみとごに脱却しており、一品一品が個性的で美味です。

希望に応じて、ルーフトップでも食べられるし、ランチボックスとして詰めてくれたりするそうです。

ホテル内に飾られるYuma さんのアートな写真。

 

前夜は、今回のツアーに参加したみなさまとAnother C でディナーでした。

全10席もないカウンターで、オーナーシェフの富永暖さんが、目の前で新鮮な素材使った料理を作り、できたてをサーブしてくれます。モダンな和のフルコースで季節感のある上質なお料理を楽しませていただきました。お名前のとおりあたたかなおもてなし、ありがとうございました。

時代の流れを無視したかのような昭和ゴージャスな雰囲気が妙に楽しい、ロイヤルクリスタルコーヒー自由が丘店。


トレンディでもおしゃれコラボでもないオーソドックスなアフタヌーンティー、スパークリングワインつき、というのがじわじわいい感じ。新奇なことをとりたててやらなくても、普通を淡々ときわめていくのも、また一つの正しいあり方ですね。

ドトールの社長、鳥羽博道さんが夢みたクラシカルなコーヒーギャラリー。銀座店はしばしば大新聞社の打合せで指定されますが、自由が丘店は初めてです。


※流行りの「ヌン活」してるわけではありません。

パレスホテル和田倉でのランチ。

季節の茶わん蒸しから始まり、

3段の箱を開けるとそれぞれに美しいお料理が。

秋の素材をふんだんに用いたバランスよいラインナップ。

一品一品が繊細に丁寧に作り込まれ、感動のおいしさでした。

デザートまで完璧。

窓の外の景色も、いつもながら心がのびる。ハート・オブ・東京というコンセプトの凄みにあらためて感じ入ります。

おまけショット。二重橋。少し雨。

朝もこの上ない快晴に恵まれました。

昼、夜、朝、みごとに異なる表情を見せてくれたプール。どの時間も極上でした。

永遠に見ていたい光景。


サンカラの敷地内は、植物もバラエティに富んでいます。

ひとつひとつ花の名前を確かめる風情があるとよかったのですが(しない)。

ホテルで感心したことの補足。「Don’t Disturb」の合図は、この亀の置物をドアの前に置く。世界観が徹底しています。

また、このような方法でアロマを楽しむこともできるようになっています。上のトレーには屋久杉が香るアロマオイル。

朝食のレベルも高かった。最初に提供されたタンカンジュース、屋久島のフルーツと野菜のスムージーから目の覚めるおいしさでした。

朝からシャンパン、はリゾートの定番ですね。(飲まないけど)

焼きたてのパンはすべて個性的で、全部試したいくらいでしたが、ひとつだけ。

前菜から凝っていて、ひとつひとつ、屋久島にかかわる意味がある。

キノコのスープとサラダ。

メインのオムレツ。

 

デザートも。

パンをブッフェで選ぶときは、この上に手をかざす。すると自動的に手袋がはめられる!

 

ホテル帰。ラウンジはすべてのゲストが使えるようになっています。

屋久杉を使ったオリジナルお土産、ホテルオリジナルのお茶、アメニティなども販売されています。

ラウンジではお茶類、お酒類がフリーでいただけます。(それぞれ時間帯が限られています)

本やDVDも好きなだけ楽しめるようになっています。チェックアウト後も屋久島空港発の飛行機まで時間がありますが、空港に車で送っていただく時間まで、ここでゆったりドリンクを飲みながら待つことができる。実にゲストのことを思ったよいシステムです。

レストランayanaでのディナーは期待をはるかにこえる高いレベルでした。屋久島の苔をつかったテーブル装飾も味わいがありますね。

屋久島の新鮮な素材を使った創作料理のコースですが、エグゼクティブシェフは武井智春さん。神戸の有名レストランからいらした方だそうで、ひとつひとつが驚きの洗練でした。

グラスワインもなかなかセンスのよいものが適度な数、そろっていたのですが、こういうロケーションでこそ飲みたかったモンラッシェもムルソーもない。だめもとでソムリエに聞いてみると、「お待ちください」と言って、奥から別のリストをもっていらしたのですが、そこにはなんとモンラッシェだけで4ページほど、気の遠くなるようなバリエーションのリストがありました…。さすがにボトルは飲みきれないと思ったので今回は涙を飲んで諦めましたが、こういう秘密兵器の奥行がどこまであるのだ、という本格派のレストランでした。

デザートもワゴンから好きなものを好きなだけ。甘み苦手な私はひとつだけフルーツ系のものをいただきましたが、どれもとても美しかったです。

夜のプールも幻想的。

照明も完璧です。どこまで素敵なホテルなんだという演出。

ヴィラまでの帰途も、暗すぎず明るすぎない、自然を活かす最適の照明です。

仕事で屋久島。鹿児島上空を飛ぶのも初で、窓の外の景色が驚きの連続。

造形の妙を感じさせる開聞岳。富士山のようにきれいな稜線。しかもこんな先端に。

屋久島についに近づきます。日本の本島そのものが島ではありますが、小さな島がほんとに数えきれないくらい点在しており、そのひとつひとつの島に異なる個性があって、それぞれに人が生活していることを思うと、日本は意外と広くて豊かなのだとしみじみ実感します。

屋久島空港。とても小さい。この空港の売店では、屋久杉の香りのお香はじめユニークなお土産を売っておりますが、クレジットカードが使えません。

ホテルの方が車で空港まで迎えに来てくださっています。今回の滞在先は、Sankara Hotel & Spa.

ジャングルの中に切り開かれた道路を40~50分ほど走って、どこまでこの危なっかしい道をのぼるのだと不安になりかけたころ、とてつもなく洗練されたホテルの敷地があらわれます。

スタッフの方がずらりと並んで美しい挨拶でお出迎えしてくださいます。

フロントからも見える開放されたプールでウェルカムドリンク。梅のシロップを使った炭酸ドリンクで疲れも癒えるおいしさ。

文字通り雲一つない青空に恵まれ、これ以上望めないほどの完璧な時空。

高台に建っているので島のジャングルが見渡せ、その向こうには海。

光、空気、水、音、匂い、すべてがあまりにも完璧なので去りがたく、お部屋に入る前にそのままプールサイドでランチをとることにしました。

鹿児島牛のハンバーガーとシーザーサラダ。美味です。なんといっても空気が美味しい。

 

 

 

プリンスホテル首都圏エリアの12のホテルで、9月1日よりオーストラリアフェアが開催されます。オープニングレセプションがザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。

この時期にレセプションを開催することに批判的な意見もあるでしょう。

しかし、厳しい状況のなかでもホテルは営業を続けなくてはなりません。

フードとワインが中心になるフェアの魅力をメディア関係者を中心に知っていただくのに、ズームでというわけにもいきません。どのように安全にレセプションを開催し、安心できる環境で食事を提供していけるのか? その方法の一つがこれでしょうか。

アクリル版をテーブルに10枚設置し、アルコール消毒液をひとり一本置くという徹底したやり方。

第7回目となるオーストラリアフェアのテーマカラーは活力のイエローと癒しのグリーン。スタッフの服装から装飾に至るまでこの色が効果的に配され、テーブルクロスと中央の貝殻はオーストラリアの海を連想させる美しい演出なので、アクリル版で味気なくなりがちな気分は払拭され、フレッシュで豊かな気持ちが高揚します。

アルコールを提供できないというつらい課題は、別次元に美味しいノンアルコールワインで解に近づけていく。

Edenvaleのノンアルコールワインは、ノンアルにありがちなジュース感はなく、料理との相性もいい。(とはいえ、今回は飾られるだけだった1本15万円という世界最高峰のオーストラリアワイン「ペンホールズグランジ」を脳内で合わせてみるのは仕方ないことですね?)

コロナ禍の出口がまだ見えない状況で、これが絶対という正解はありません。誰もがそれぞれの最適解を考えぬき、その時点におけるぎりぎりの最適の判断をしていく。

長く引き延ばされた非常時においては、われわれはこのやり方でやっていきますと決め、それをブレずに表現していく。その姿勢を見せる勇気も人を励ましますね。ホテルの姿勢を応援するというゲストの優しさにも満ちた空間でした。

行政のメッセージもよくわからず、補助も十分ではない中でのホテル業界、ウェディング業界、飲食業界、旅行業界の方々の、それぞれの判断を尊重し、応援します。

(恒例のテープカット。ひとりひとりが競馬のスタートラインのようにアクリルボックスの中に入っているイメージ)

駐日オーストラリア大使のジャン・アダムズさんもゴージャスでエレガントな会場のしつらえに興奮のスピーチ。

オーストラリアの食とワイン、日本初上陸の香水、各種ウェルネスを日本にいながら体験できるオーストラリアフェアは、9月1日より10月31日まで、首都圏12のプリンスホテルで開催されます。

心斎橋リフォーム副社長の内本久美子さん(左)、フレグランススペシャリストの地引由美さん。ホテルのプレス以上に詳しい(!)由美さんのレポートはこちら

ペニンシュラ東京で期間限定の月餅。

2個入り、4個入りが午前中ですでに売り切れ、上は8個入りです。(下にもう4つ)

栄養価は高いはずですが、食感は軽く、洋菓子に近い。美味しいです。箱も立派で捨てられない…。

 

ペニンシュラから丸の内仲通りを通り徒歩圏のパレスホテル東京、こちらの中華「琥珀宮」でランチをいただきました。

「瑠璃」のコース。

お茶も冷めないようにずっとこのようにあたためてあります。茶葉も出すぎないように、白いポット(茶葉入り)から透明なポットへと入れ替えたうえでのあたため配慮。

前菜。以下、点心、メイン、チャーハン、デザートと続きます。

 

 

 

さすがの味、ホスピタリティでした。日比谷~大手町エリアのホテル激戦区、互いにますます磨き合いに拍車がかかり、レベルがどんどん上がっている。絶えず学び続けている人たちが、さらに学びとその成果を加速度的に出しているという印象。

東京大神宮。

雨でしたが、参拝客も絶えず。

 

神楽坂ついでに、看板の雰囲気のよさにひかれて立ち寄ってみたお蕎麦屋さん。

やはりセンスがよかった!

ロゴが駄目になると経営も危ういと思っていい、ということはしばしば耳にしますが、細部のビジュアルのプレゼンテーションの美醜の判断が善悪の判断にも通底していると感じられることは、昨今、さらに強く感じます。

(とはいえ見た目だけキレイで中身が空虚、というのは早晩バレるし、その場合もそれなりに見た目の印象に反映される)

 

 

長く持続可能なバランスのとれた真・善・美というのが本物のご縁を運んできますね。東京大神宮の神様の啓示でした。

前回の滞在から3か月ほどしか経っていませんが、30時間ステイプランに便乗して仕事を抱えてこもりました。ペニンシュラ東京です。

今回はスパも行かず、集中できるデスク周り(このホテルにはふつうの部屋でもビジネスコーナーがあり、快適に仕事に集中できるよう考え抜かれています)で過ごし、懸案をいくつか終えることができました。

ここの朝食、すばらしいです。中華朝粥のセット。点心も美味しく、量もちょうどいい。

和食もほどよい分量で、洗練されています。鮭は皮もきれいにとられています。

 

二度目の滞在からのほうが勝手がいろいろわかってスムーズに時間を使えますね。半面、驚きが少なくなりますが。目的に応じた付き合い方が上手にできるようになるとよいですね。36時間ステイプランを売り出しているホテルもあります。長時間ステイプランはコロナ禍で生まれたマーケティングトレンドの一つです。

日本ではペニンシュラにのみ入っている台湾のパリコレブランド。

ハンマーヘッド内にあるカフェやレストランはどこも個性的で驚きがあります。

ピーターラビットカフェなんかも。

二階のヴァニラビーンズカフェにはカカオニブを使ったハーブティーもあり、コースターにはひとりひとり違うメッセージが書かれてきます。ショップのチョコレートもレベル高い。

ここで最高に驚愕したのはセブンイレブンでした。センスのいい世界中のお酒やスナック、おしゃれドリンクがずらり。なんとシガーまで豊富に扱っています。コンビニでシガー。かなりテンションがあがる品揃え。ハンマーヘッドの上にあるインターコンチネンタル横浜pier8のゲストがここでガンガン買っていきます。

セブンイレブン、やるなあ。

パークハイアット京都。予約もしないでランチだけのつもりでふらっと立ち寄ったのに、宿泊の責任者の方はじめスタッフの方々がとても親切に対応してくださいました。

ここは「ホテル」と称さず「ゲストハウス」と称しているとのこと。モダンな邸宅に招かれたようなアプローチ。

玄関まわりに「水」があるのはいまどきのホテルでは必須と見えます。

インテリアはゴールドを活かし、黒とブラウンを基調とした、ザッツ・ハイアットといった雰囲気。

デザートに頼んだメロンと日本酒のグラニテ(シャーベット)。外気温34度の真昼にはこれが非常に効いた。美味しかった。

器ひとつ、花のあしらいひとつに洗練が感じられます。

翌朝も快晴に恵まれました。鴨川散歩の予定が「暑そう……」とくじけて怠け者の朝に。

 

朝食は地下の和食レストランのみと聞いて、せっかくの朝日がない朝食なのかと思いきや、そもそもの建築設計がすばらしく、地下でも朝の光が入る美しいレストランでした。

洋食は前菜から繊細でゴージャス。

これにピエール・エルメのクロワッサンがつきます。お代わりはいかがですか?と言われてもお腹いっぱい。

 

ロビーの花のあしらいも考え抜かれています。

吹き抜けのフォトスポット。

ホテル内にはいたるところにアートが設置されています。実にさりげなく。

写真を撮っていないのですが、スパ施設もレベルが高い。地下ですが光が降り注ぐプールはジャクジー効果も発揮し、サウナも2カ所。水着を着用して入るタイプですが、窓から庭園もながめることができる、快適なサウナでした。

 

水を冷やして用意してあり、外から帰ったゲストに細やかに声をかけて渡してしてくれます。施設、サービスすべてにおいてすばらしいホテルでした。

アマン京都。金閣寺の近くにあり、ちょっと涼みたいなと思って立ち寄りました。

そんな客でもほんとうにあたたかくクールにもてなしてくださいました。

20万平米の敷地は、京都というより軽井沢のイメージに近い。森の奥深くに広がる究極の聖なるラグジュアリーリゾート、という印象。

たっぷり汗をかいた後に飲む冷えた白ワインというのは、常にこの世の幸せのベスト3に入っています(←単純な人間)。

グラスの色、ナプキン、カトラリーにいたるまで徹底的にブランディングされている気持ちよさ。

完璧にオアシスですね。

この濃密な解放感、世界観はちょっと類を見ない。

 

 

このシガーリングアート、驚きませんか?

葉巻のリングを緻密に貼りこんで作ったアート、ゴミになるリングを利用したサステナアートでもあります。


作ったのは、ルパランの松潤こと、上村拓さん。

プロデュースしたのは店主の本多啓彰さんです。

緊急事態宣言中、休業を強いられ、なにもすることがなくなり、拓さんはひたすらシガーリングアート製作に没頭していたそうです。そのすばらしい成果! 数がふえたら展覧会開けるレベル。

それにしてもまた宣言が出てひと月以上、休業を強いられる。二回目、三回目の宣言中の補償もまだ支払われていないそうです。なんてことだ? おまけに大臣が反社ですかという圧力をかけてくるとは。

ほんとうにつらくたいへんな状況なのに、迫力のアート(とボランジェ)に逆に励まされ癒されてきました。講演後の疲れが達成感に変わっていくよい時間。いつもありがとうございます??

20周年おめでとう、と6月の宣言解除のタイミングでお送りしていた蘭がシガーのモクモクによく耐えてがんばってました? もう限界なかんじですが、飾っててくれてありがとう。

12日からまた休業を強いられる理不尽。
みなさん、11日をとりあえずの最終営業日としてまたしばらく閉まってしまうので、アートを間近に見がてら激励に行こう。
(とはいえ、入れる人数に限りもあるのでご予約を。)

飲食業のみなさま。ほんとうに厳しい現実の中、何と言葉をかけてよいのかわかりません。私もホテルの仕事に少しですが関わっていることもあり、理不尽な行政のやり方に翻弄される苦しみを間近で見ています。そんな状況のなかでもゲストの前は笑顔で立ち、楽し気にサービスしてくださるその姿には心打たれるものがあります。

 

 

昨年12月に企画がスタートした「二期会ハンサム4兄弟 ディナー&コンサート」が無事、ザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。

 

 

プリンスホテル首都圏エリアのイタリアフェアの目玉として企画された「ホテルでイタリアンオペラ」。

イタリアンのコースディナーのあと、会場を移して4兄弟によるオペラを堪能しました。

4人による「オーソレミオ」には鳥肌が立ちました。最後に宮本益光さんが「芸術が不要不急とされるなかで、僕たちの存在が認められた気がした。ありがとう」という趣旨のことを語り、ゲストのなかには涙ぐんでいる方も。

ほんとうにすばらしい会でした。前例のないイベントを実現にこぎつけた二期会とプリンスホテル、すべてのスタッフに敬意を表します。ブラザーズとのご縁をおつなぎいただき、実現まで細やかにご尽力くださいましたミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、二期会理事の谷口久美さんにも心より感謝申し上げます。

 

見渡す限りのサトウキビ畑。私の瀬よりも普通に高い。夜、通るとかなり怖そう。

 

イラフ一のビーチといっても、意外と狭い。ただ、曇り空でも水の透明度と砂のきめ細かさは際立っています。

google map を頼りに、伊良部の「集落」の調査。

 

集落の中央部は、これが伊良部の人々の生活なのだと謙虚な気持ちにさせられる荒れ果てた家屋が目立つ。壊れっぱなしの家屋も。

 

潮風も太陽も強いので、塗装の落ち方が激しい。

交番前のガジュマル。

村にあるスーパー二軒。ともに昭和感がある。そのうちの一軒では「ココでしか売っていない」黒糖アイスを扱っている。ハーゲンタッツよりもさりげなく高い。

「まるきスーパー」の隣はなにげなく絶景。これが日常の伊良部の風景なのかな。このスーパーの二階で宮古そばを食べてみる(またしても)。美味しい。村の方々が食べに来ている日常感たっぷりな食堂です。

シギラを出て、かの有名な伊良部大橋をわたり、伊良部島へ向かいます。

宮古島の象徴のようになっている伊良部大橋は、渡っている最中はその美しさが見えない。いざ渡っている最中は何が何だかわからない。車の横から見えるのは欄干と海だけ。遠くから見るといったいどの位置にいるのかわかる。どんな全体の中にいるのかがわかる。

この橋を渡るBGMとして小沢健二の「強い気持ち、強い愛」の最後のサビの部分が意外とよい。華やかな橋なんですが、ちょっとだけ刹那感や悲しみ見たいのが混じってくるんですね。

イラフ SUI ラグジュアリーコレクション。


各ライフスタイル誌が称賛していることもあり、かなーり期待していったのですが、え?これでラグジュアリーコレクション?

雨が降っていたとはいえ、バルコニーは濡れたままでまったく使えず。そもそもガラスにモップのあとが。まあ、最低ランクの部屋だったのだろう…と思うことにしました。それにしてもマリオットのゴールドランクの会員でもこの扱いは。

部屋の質感も都内の4スターホテルといった無機的な感じで、アメニティもこれだけ。かなーり気落ちします…。この時点でかなりシギラに「帰り」たくなっている。

なんといっても施設が小さすぎるのです。フロントは狭くて、スタッフが机周りに固まっており、その机の後ろを通ってレストランに行くときにフロントのパソコン画面が見える…ってちょっとこれは。

 

唯一のレジャー?が自分で創るバスソルトコーナー。一度やると飽きるし、プールもフロントから丸見えで入る気にもならなければ、レストランも一か所しかなく、スパもなく、庭も小さく、ホテル内散策の楽しみがゼロ。スモールラグジュアリーを謳うならもうちょっとなんとかしたほうがよいのでは。

夕方にはサンセット・シャンパンフリーフローサービスがあります。これが価格に含まれていたので高いわけですね。部屋まで持ってきてくれますが、少しぬるくなるのです。この時期には仕方ないですね。せめてお天気よければ気分も持ち直していたのですが、レストランも一度で飽きて、周囲にはレストランも皆無。


最寄りのビーチまでは歩いて10分ちょっとです。 左奥に白く見えるのがイラフ。

朝食も同じレストラン。

ホテルの前はごつごつした岩で、雲が広がると「東映」という文字が浮かび上がりそうな雰囲気。

朝食はセミブッフェ。お料理は丁寧に作られており、美味しいです。食べきれないパンは丁寧に包装してテイクアウトさせてくれます。

スタッフの対応もよくて、よいところもたくさんあるホテルなのです。ただ「ラグジュアリーコレクション」とする基準には、「?」。珍しく辛口でごめんなさい。すべてはお天気のせい……なのでしょうか。

リゾート内では最大規模のシギラ・アラマンダ。クラシックでゴージャスなザッツリゾートといった感のホテルです。

ここは宿泊はせず、レストラン利用のみ。プールサイドでシャンパンつきの遅めのランチという、どこか嘘くさいリゾートランチが、嘘のようにばっちりはまります。

ハウスシャンパンがペリエジュエ。ハンバーガーもフレンチフライも美味でした。ポテトは細目でかりっとしたのが好みですが、まさにそれで(UMAMIバーガーについてくるようなアレです)。

南国の楽園感があるので結婚式にもぴったりで、ちょうど撮影がおこなわれていました。チャペルもあります。

どこをとっても絵になる景観。

ハスの池も。

徹底的に手入れされた南国庭園。ここは快晴のときに再訪してみたいです。

シギラリゾートはユニマットグループの傘下だそうです。これほどのスケールのリゾート、今作るのはなかなか難しいのでは。クラシック感がむしろ懐かしい感じでした。

島の道で好きなのはこの感覚。前方に海が見え、このまま歩けば必ず海に行きつくというこの構図。

ミラージュの「タートルベイ」での朝食は朝からルイ・ロデレールがついてくる。フリーフロー状態です。仕事があるので飲まないけど。これが夜だったらよかった。(笑)

ブッフェスタイルですが、お料理をとるときには手袋をはめて、というスタイル。

朝から新鮮な海鮮のバーベキューまでやってくれます。ここはほんとにレベルが高い。

ビーチサイドには「海の家」っぽいこんなカジュアルレストランも。鉄板の宮古そば。美味。

 

ロビーです。エステなどもよさそうでしたがチェックする時間もなくパス。

仕事の調査で宮古島です。

あいにくの曇りで宮古ブルーには出会えませんでしたが、それでも透明な海、真っ白くきめ細かな砂浜。

シギラ・セブンマイルズリゾートは想像していた以上にスケールが大きい。敷地内の移動はスタッフを呼んで車移動です。車移動必須の広大なエリアです。

 

リフトに乗ると、帰途がすばらしい。海を見渡せます。

高い建物がシギラミラージュ。

シギラリゾートのなかにはいくつもホテルがありますが、その中で最も新しいのがシギラミラージュ。

 

 

部屋からの眺望。この美しさは石垣のANAインターコンチを超える。

プール、レストランはホテル内にもリゾート内にもいくつもあり、選び放題で飽きないようになっている。

お部屋は広く上質なリゾート感覚にあふれていて、ハレクラニを超えるかというレベル。ジャクージがバルコニーにもついている。

アメニティはディプティーク。ポイント高い。さわやかな香りで泡立ちもよくなめらか。

リクエストしなくてもオムニサンスの基礎化粧品がたっぷりついてくる嬉しさ(右奥)。

タオル、スリッパ、シーツなどのリネン類もことごとくハイクオリティでうっとりする触れ心地でした。

宮古そばはやはり地元の人気店で。「ひろちゃん食堂」、地元の方々でにぎわっています。奥はゴーヤちゃんブルー。ひろちゃん食堂はセブンマイルズリゾートのぎりぎりのところにあるので、帰りはホテルに電話をかけて迎えに来てもらうというパタン。歩けばジャングルで、巨大な昆虫や不思議な虫に出会います。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町でのヴィーガンアフタヌーンティー「プレイフルガーデン」。

すべて植物性の原料から作られています。明治大時代のプレゼミ生キャサリンはるかさんを監修に向かえ、ヴィーガニズムから研究し、スタッフが猛烈に研究と試作を重ねてようやく完成です。

オーガニックの紅茶ブランド「マイティ・ティー」からも選び放題というドリンクつきです。

シェフの落合さん、原口さん。

心斎橋リフォームの内本久美子さんにご一緒いただきました。

 

サステナビリティとウェルネスの時代にふさわしいヴィーガン食。フレキシタリアン(肉も魚も食べる)方もご満足いただけます。

NYのイレブン・マディソン・パークが全面的にヴィーガンへと方向転換しました。脱ウシです。地球環境を守るという観点からも、ウェルネスの観点からも、新しいラグジュアリーという観点からも、世界的にヴィーガンへの流れは避けがたくなっていくでしょう。

というわけで、明治大学時代に教えていたプレゼミ生のキャサリンはるかさんがヴィーガンマスターとして活躍していることを幸いに監修として指導していただき、プリンスホテル東京シティエリアで時代を先駆けるメニューとしてヴィーガンアフタヌーンを提案。スタッフ一同が真剣に勉強を重ね、ついに6月から本格スタートとあいなりました。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町では、Flower Garden.

 

 

今年の初めから、シェフやスタッフと勉強を重ね、実現に向けて鋭意とりくんできました。

紀尾井町での試食会の様子。グルテンフリー、アニマルフリー、SDGsも意識しています。五くん(ねぎ、にんにく、らっきょうなど刺激やにおいの強いもの)フリーにも対応。

 

ザ・プリンスパークタワー東京では、Playful Garden.

以下は試食会の模様。

三種のスペシャルドリンク。奥に見えるのが監修のキャサリンはるかさん。かつての教え子とこういう形で仕事をご一緒できるのは嬉しいですね。

研鑽を重ねてきたシェフとスタッフ。

試食会ではこのようなイメージ、さらにブラッシュアップして先のような完成品となりました。

ともにヴィーガンでなくても大変美味しくいただけます。ちなみに私はヴィーガンではありません。制限のあるなかで美味しいものを創り上げるヴィーガンメニューは一種のアートだと思います。ぜひ、ギャラリーとパークで2種類のヴィーガンアフタヌーンティーをお楽しみください。

 

 

 

横浜薔薇週間その2。港の見える丘公園。

 

 

 

とにかく年季の入った力強い薔薇、薔薇、薔薇。

中華街の萬珍楼。ここはサービスにおいてはトップクラスではないか。ウェイティングルームからしてゴージャスで、お茶を飲みながら待てるようになっている。

インテリアもすばらしいし、サービスのタイミングが絶妙。

ここか聘珍楼、状元であれば接待でも間違いがない。

6月から展開する新しいメニューのための試食会。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町にて。


監修として明治国日のプレゼミ生だったキャサリンにお願いしました。マニアが脱帽する本格的なものを作るべく、シェフたちも工夫に工夫を重ねてきました。

詳細の発表はしばしお待ちくださいませ。どうぞお楽しみに。

こうしてチームで新しい企画を形にしていくことには無上の喜びがありますね。

プリンスホテル首都圏エリアでイタリアフェアが開催されます。レセプションが開催されました。ザ・プリンス・パークタワー東京にて。

駐日イタリア大使ジョルジュ・スタラーチェ氏はじめ、イタリア商工会議所などイタリア関係の方々、メディア関係者が出席。

1つのテーブルにアクリル板が12枚。徹底的に衛生・安心・安全に配慮されたテーブルで、イタリアのお酒とお料理を。

アリタリア航空のCAもボランティアでご協力くださいました。(奥の赤いユニフォーム) 航空業界も大変ななか、「ミラノへの仮想旅行」というコンセプトに賛同し、イタリアに親しんでいただけるなら協力したいということで10名以上のCAが来てくださいました。

 

首都圏エリアのシェフたちも協力しあってサービス。写真撮影ときだけ近寄っていますが、物理的な距離を置いて仕事をしています。

いつもの氷の彫刻も芸術的。

フェラーリのとともに、アナウンサーの牛窪万里子さんと。

地引由美さん撮影の動画より。手前の後ろ姿美女は、心斎橋リフォームの内本久美子さんです。

澤円さん奈緒さんご夫妻と。写真撮影のときのみ無言で寄っています。

ファッションジャーナリストの宮田理江さんと。

綿密な準備を重ねてきたレセプションがぎりぎりのタイミングで無事開催できたことはなによりでした。次の週からアルコールの提供ができなくなりました。

ホテルは徹底してやりすぎなまでに安全対策をとっているのです。何のデータも根拠もなく、一律の休業要請や時短要請はまったく不合理と感じます。イタリアに行けない今、ホテルでイタリアを安全に楽しむことができるプランをプリンスホテル首都圏エリア各ホテルが展開しています。往復の交通機関に配慮して(車の移動が理想ではありますね)、首都圏でイタリア体験をお楽しみください。

 

ほぼ一年ぶり、二度目のハレクラニ沖縄。

 

 

解放感と質感の高さ、ホスピタリティはやはり別格です。

前回とおなじサンセットウィングでしたが、再訪だったためか最上階の少し広めのツインに案内していただきました。

オリジナルバスソルトはじめ、アメニティのひとつひとつに心がこもっていて、高揚感を与えてくれます。ドライヤーはすてきなケースに入った「復元ドライヤー」だし、ヘアアイロンを頼むと「ヘアビューロン」の最新バージョンだし。いちいち想像を超えて感動させてくれます。

冷蔵庫の中にあるドリンクはすべてサービスとして用意されています。

クラブラウンジのサービスも相変わらず驚きにあふれていてすばらしく。今回は曇りだったのでサンセットが拝めなかったのが残念でした。

前回はブッフェ形式でしたが今回はあらかじめセッティングされた形でお料理が提供されました。

昨年は工事中だったサンセットウィングのプールも完成し、シャンパンバーまでできていた。シャンパンのメニューが豊富。ただ、今年は虫が異常発生していて、あまりプールサイドでゆったりできませんでした。黒いむしがわんわんよってくるので。「宮古島はもっとたいへんな状況」とのこと。

夜のプールのライトアップも幻想的。

翌日のランチ。ハワイのロコモコにゴーヤがあしらわれているのが沖縄風。

ずっと曇りでしたが、ようやく帰路に太陽を拝むことができました。

 

昨年、泊まったブセナ・アッタテラスは、ショップで買い物のために再訪しました。お茶が目当てです。リカバリー、リラックス、デトックス、ビューティーのブレンドティーがハイレベルなのです。インターネットでも販売していないのはいまどき貴重ですね。(だからこそわざわざ買いに行く人がいる…)

ショップから眺める中庭。

スタッフも相変わらずとても親切で、本館までカートで乗せていってくれました。

ブセナ本館は、ランチに訪れました。

やはりここの庭園の迫力は別格。

くもりでなんとなく水の光が今一つに思えたので、スマホで色彩を強調してみた写真。うそくさい。笑

 

このトリ。なんどか飛んで行ったり戻ってきたりしたと思ったら……

次第に距離をつめてきて……

この写真を撮った3秒後には私のランチをさっとかすめて去っていきました。すごいなブセナのトリ。

本館もスタッフは制服からしてモダンコロニアル風、建築とのハーモニーでなんとも気分が高揚します。どのスタッフもフレンドリーで、お料理もおいしく、短時間でしたが印象的な滞在になりました。

ハイアットリージェンシー瀬良垣。

小さな「島」を丸ごと使ったリゾート。

たかーい天井、黒、グレー、ナチュラルカラーを使った幾何学的なインテリアはハイアットの特徴ですね。どこのハイアットだったかわからなくのは仕事ゆえの不幸か。

周囲は砂浜ではなくごつごつした岩浜で、近くで見ると神秘的でこわいくらい。

どこを撮ってもフォトジェニックです。これで陽光がさせば完璧。

プールが多い。しかもドラマチックな作りで、お子様づれファミリーには最高ですね。一日いろんなプールで遊べます。

まだ肌寒かったのでプールは撮影のみでした。

どこを撮っても絵になるなあ。

インフィニティプールのように見渡せる場所もあり、時間を忘れる眺望です。

クラブラウンジがかなり残念。フードはほとんどないに等しいし、シャンパンすらおいてない。ドリンクの種類が少なすぎるうえ、サービスがほとんどない。このホテルはクラブラウンジなしで使うのが正解かも。

翌朝は少し晴れて、海がいきなりきれいになりました。太陽があるのとないのとは雲泥の差。

 

 

朝食は、もはや都内のホテルでは皆無になってしまったブッフェスタイル。手袋をつけてトングでとるようになっています。プールでは全く人に会わなかったのに、朝食のレストランはほぼ満員。みなさんどちらにいらしたのでしょう…。

 

すばらしい施設でしたが心が動くような感動がなかったのは、陽光が足りなかったためなのか。こんな日もある。

 

 

 

仕事で沖縄。沖縄は何度か来ていますが、那覇市をあるいたのは初。

有名な国際通りとはここだったのですね。人がほんとに少ないです。

脇道にはいるととたんにアヤしさが増して良い感じになる。

疲れたな~と思ったら目の前にハイアットリージェンシーが。ここ今回の調査対象の一つでした。なんと奇遇。

ハイアットらしい建築。

お茶もおいしく、庭園の景色もきれい。願わくば晴れてほしかったけどそこまでは。

横浜中華街の穴場的な薬膳茶サロン「茶音」。

ふつうのマンションの中にあるので、ピンポンをおして、玄関で靴を脱いで入ります。お友達の家に招かれたような。

下の写真は、活気茶。高麗人参、なつめ、クコの実、黒豆、山芋、プーアールがブレンドされています。

ここの薬膳茶、(私には)効き目がよくて、飲み終わると汗ばむほど。薬膳茶の原料も販売しているので、いつも買い込んできます。なつめやクコや竜眼など、そのまま買ってくる。中華街薬局では高麗人参の粉末(原料そのまま)とかヨクイニンの原料をそのまま。沖縄からは月桃。日によっていろいろブレンドして煮だして飲んでます。免疫力アップのためにはじめた習慣ですが、体調はよいです。

 

横浜中華街では状元楼が好きな店のひとつ。テーブルセッティングやインテリアなんかも含めて、情緒のある時間を過ごせます。

 

おすすめの穴場的さくらスポットです。

 

東京プリンスホテル3階のポルト。海外リゾートのようですよ。東京プリンスホテルのイメージからは想像できないかもですが、時間の流れ方が違います。

 

昨日はコモンウェルスデーで、エリザベス女王のスピーチもあった、めでたい日であったのです。よりによってそんな日に、メーガン・マークルが全米で放映されるテレビインタビューで英王室を告発するような内容のことを話していました。

いやひどい。

その場にいないキャサリン妃も悪者に見せてしまうようなことまで。異次元の異文化のなかでつらかったことには同情しますが、2年そこそこしか過ごしてないでしょう。そのなかで何もかも自分の思うがままにしたいというのもいかがなものか。被害者面ばかり強調しており、品のなさしか伝わってきませんでした。これ、「声を上げる」というのとは違う行為のように見えました。アルマーニの50万円近くするマタニティドレスを着ながら「自殺したかった」って言ってもなあ……。

エドワード8世を英王室から引き離した、離婚歴あるアメリカ女性、ウォリス・シンプソンを連想しました。デジャヴュな光景。

 

気をとりなおし。山手近辺に用事があったついでに、ロンネフェルトの紅茶を求めに紅茶専門店、ラ・テイエール。

ロンネフェルトは7つ星ホテル、バージアルアラブや日本の5つ星ホテルでも扱われている紅茶です。パレスホテルのラウンジもこれで、おいしかったので探し求めてきた次第。ここにはロンネフェルトほぼ全種類がおいてあります。

狭い店内には、ネットでは売っていない、レアな紅茶がひしめいています。紅茶ファンはついあれもこれもと飲んでみたくなりますね。

お近くの迎賓館。このあたりはほんとうに異国情緒が魅力的。

 

 

Mizunobu Fruit Parlor Labo. こちらは桜木町にある、気軽に立ち寄れるタイプのラボ。

やはりおいしいことには違いない。ですが、馬車道の店舗でいただくような高揚感はいまひとつ。インテリアで気分は大きく左右されますね。

集英社クオータリー kotoba 発売です。特集は、「将棋の現在地」。連載「スポーツとファッション」でボードゲームとファッションをテーマに書いております。8000字。よろしかったら本誌をご覧くださいませ。

祝:アニヤ・テイラー=ジョイ、ゴールデングローブ賞受賞。

 

 

 

こちらはザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町、3月のランチ。三段の前菜から楽しく始まり、滋養がバランスよく行きわたるようなメニューです。素材そのものの味が活かされて美味。シェフはTable 9 Tokyo から移ってきた落合吉紀さんです。永田町高層階の絶景とともに、視覚も喜ばせてもらえます。

婦人画報4月号発売です。ファッション特集で解説しました。

「陽の光が似合う服」の時代へ。本誌は桜ムード満開です。ぜひご覧になってみてくださいね。

 

 (click to amazon)

 

?The Playhouse のBeneにて、British Royal Breakfast.

 

ケンブリッジ公爵夫妻ご結婚の当日の朝、バッキンガム宮殿で提供された朝食を、Bene のシェフとBLBG社長の田窪さんがアレンジして再現しました。

休日ブランチとはいえ、けっこうなボリューム。

子羊もとても柔らかくておいしい。がっつりと朝からエネルギーチャージ。

このあたりになると完食は厳しかったです。お腹いっぱいで大満足。

プリンスホテル東京シティエリアのマーケティング川村さん、マーケティング統括支配人の林さん、東京シティエリア統括総支配人の武井さん、総料理長の三浦さんとご一緒させていただきました。(感染症対策がばっちりおこなわれた空間でした)

休日ブランチの社交はいいですね。さらっと明るく終わり、話題も建設的で、一日が長く感じられてトクした気分になれる。夜の社交に代わる新しいスタイルとして定着してほしいな。

 

 

Yokohama Mizunobu Fruit Parlor.

センスの良さが一目でわかる洗練されたインテリアとフルーツの配列に、「ここはただものではない」という直感がはたらいて入ってみました。

予想以上のインテリア。天井から床、メニュー、スタッフの制服、カトラリー、ボールペンにいたるまで完璧に美意識が貫かれています。

椅子の背もたれの細工もみごとにリフレインしている。

天井のステンドグラスも麗しい。

聞けば、九州の「ななつ星」の内装を手掛けたデザイナーによるものだそうです。さすが。「ななつ星」もいつか乗ってみたい。

フルーツのカット、盛り合わせ方、ガラス容器もすばらしい。ワインに合わせてフルーツをいただけるパーラーも貴重です。苺三種、それぞれカットの仕方がちがう。物理的な分量はもしかしたら少ないのかもしれないのですが、満足度がとてつもなく高い。シャンパンに入れるためのカットフルーツというのもメニューにありました。笑

突き抜けた美意識に感動させていただきました。

 

〇GQ4月号、本日発売です。

チャールズ皇太子の最新の社会貢献情報を盛り込みました。

 

 

(Click to amazon)

 

 

 

〇Men’s Club 4月号、本日発売です。

 

ジャケットのルーツと変遷を解説しました。バーニーサンダースの「あの」ジャケットからライダースジャケット、ディナージャケットにいたるまで。通底するのは「太郎さん」感。

(Click to amazon)

本誌でご覧いただければ幸いです。

 

〇明日は25ans 4月号発売です。ケンブリッジ公爵夫妻ご結婚10周年を記念した特集で、キャサリン妃の功績について解説しています。

〇3月1日は婦人画報4月号発売です。今春のトレンド、リラックスした昼間のドレスアップについて解説しました。メンズトレンドではこれを「ホーマル(ホーム+フォーマル)」と呼んでますね。笑

〇集英社クオータリー、kotoba も3月5日発売です。特集は、将棋。連載「スポーツとファッション」ではボードゲームとファッションについて書きました。

そのほか、源氏名での連載記事掲載の雑誌も発売中です。お楽しみいただける記事がありましたら幸いです。

〇渋谷スクランブルスクエアにあるラウンジ、ちょっと驚きのコスパと快適さでした。

 

1時間1000円で高レベルのドリンクとナッツなどのスナックがフリーでついてきて、海外誌を含む雑誌も読み放題。1500円でアルコールも飲み放題になる。

一人作業に適したスペースもたくさんとってあり、混雑さえしなければ、ですが、使い勝手あります。適度な品位のある雰囲気をがっちり保って、飲み放題居酒屋にならないよう、維持していただけるとありがたいですね。

 

ケンブリッジ公爵夫妻のロイヤルウェディングから10年。あっという間で、私にとっては全く何の変化もない平凡な10年でしたが、ご夫妻はその間に美しい2男1女を生み育て、ますます国民の信頼を受け、着々と「キング・ウィリアム時代」への駒を進めていらっしゃいますね。

というわけで、世紀のロイヤルウェディング10周年を記念する素敵なイベントが東京・青山で開催されます。
プレイハウス(ヴァルカナイズロンドン)のBENEにて、これを記念した、British Royal Breakfastが体験できます。
ロイヤルウェディング当日にバッキンガム宮殿にて振る舞われたロイヤルメニューはそのままに、BENEシェフ布施真さんとBLBG社長の田窪寿保さんが、プレイハウス流にアレンジした朝食です。

前菜はサーモン、ズワイガニ、手長エビ、ハーブと当時と同じ食材をより洗練されたプレゼンテーションで。メインは当時お二人がセレクトした仔羊をスパイシーに仕上げ、彩り鮮やかに。デザートは蜂蜜のアイスクリーム、トライフル、チョコレートパフェの3品。という朝からゴージャスなコースです。

イギリス通で食通の田窪さんは、プリンスホテル東京シティエリアのボンドブレックファストやボンドディナーでもすばらしいアレンジをご提案くださっています。今回もどんなアレンジになるのか、楽しみですね。

 

夜の社交が難しい時期ですが、休日のブランチタイムというのが素敵ですね。みなさま、ご結婚10周年のお祝いのどさくさにまぎれて(?)ぜひご一緒にロイヤルブレックファストを楽しみましょう。

【価格】

¥4,400(税込)¥6,050(税込)乾杯スパークリングワイン付

【開催日時】

2月28日(日)10:00~12:30 (9:45開場)

【場所】

BENE- @ THE PLAYHOUSE (3F)

詳細、ご予約はこちらから。

 

 社会に行き詰まりを感じていた4人の読書会の記録。どうにも生きづらい現状からの出口を求めたら、表社会でいう「闇」の世界がはてしなく広がっていた。オルタナティヴな世界、陰謀論、ダークウェブがふつうに、ごく隣に、共存している現在。絶望の奥に救いの世界を構築するマインドが、底なしに恐ろしくなると同時に、こうやって人は「救われる」のかという醒めた理解(した気になるのも早すぎるかもしれないが)が訪れる。知的なボキャブラリーと思考で構築された本です。意味不明なカルトや陰謀論を「ちょっとアタマがおかしい」と切り捨てる前に、なぜそうなったのかを考えさせられる。「規格品」になることができた「人形」だけがすいすい生きられる今の社会のほうが、実はおかしいのかもしれない。

「たしかにこうした(ポジティブな)自己啓発はときに有用であるだろう。だが同時に警戒しなければならない。『自己啓発』されていくとき、私たちはだんだんと、社会に都合のよい『人形』に姿を変えてはいまいか? 必要なのは、オルタナティヴな『変革』のヴィジョンだ。『自分を変える』ならいっそ、人間を超え出るもうひとつの極、自他の区別すら融け出す特異点まで突き抜けよーーー『人形』とは対極の何かとして生きるために」(まえがきより)

 

 

光の世界の表層は相変わらず、夜も「光」に祝福されている。

日比谷~二重橋~パレスに至るコースは、やはり好きな散歩道のひとつ。

ライトアップがよく映える。

 

水に映える景観があることは、パレスのメリットの一つですね。

見飽きない美観。あまりにも完璧すぎるので、これも殺伐としてひどいことばかり起きる現実のオルタナティヴという気がしてくる。大手町は完成されており満ち足りているのでイノベーションが起こりえないといっていたある投資家の話を思い出す。ダイナミックな動きを生むためにはカオスが必要、と。

レストラン部門は完全に人が戻っているようで、眺めのいい席は満席のため(ホテルのためには喜ばしいことです)、シベリア席でした。

6日付日経連載「モードは語る」は、フェムテックな下着ビジネスの盛り上がりについて書きました。電子版はこちら

「フェムテックは身体の課題解決のみで時流に乗っているわけではない。課題解決を通して人生のかじ取りをしたいと行動する女性たちの熱気がブームを後押ししているのだ。」
↑ 女性起業家の方々を取材していて感じたことです。理不尽なシステムにふりまわされるのはこりごり。働きやすい、風通しのいいシステムは、自分で作る!っていうところでしょうか。

取材に応じていただいた山田奈央子さん、ありがとうございました。

最初の三年間は厳しかったけれど、地道な努力が結果に表れてきたのがその後です、と誰もが言います。がんばれ女性起業家。

 

 

 

土曜日は仕事が予定よりも早めに終了したので、日比谷公園でしばしの休息。

 

松本楼のテラスですっかり日光浴もできました。

ステーキサラダ。どこか昭和的懐かしさを感じる味や盛り付け。


春先のようにあたたかい土曜日の午後でした。

よい日曜日をお過ごしください。

仕事を兼ねてOkura Tokyo 泊。

ひっそり。を超えて、がらーんとしたロビー。ゲストよりもスタッフの方が多い。ホテル業界の起死回生に帝国ホテルがサービスアパートメントを打ち出したのは、正しいと思う。30泊36万円より(広い部屋は60万、72万とランクごとに上がっていく)は内容を検討するにつけ安すぎるくらいだと思っていたら、すでに満室だそうですね。他のホテルも積極的に打ち出してほしいところです。

オークラは周囲に大使館も多く、治安は万全です。

クラブラウンジもクローズ、スパもメンテナンスで休止、というわけでホテルの実力を見るにはかなり無理はありました。

リニューアルオープンして間もない部屋はとても使い勝手よくできており、大変快適でした。レイアウトもこれまでの常識を破るイメージでしたが、実際、使ってみると合理的。水回り空間がベッドルームからは完全に見えないようにできる。これは落ち着きます。

極みはビューバスです。虎ノ門の景色が広がり、おふろテレビもついているので、延々と長風呂していられます。大理石の質感もすばらしい。

アメニティはミラーハリス。基礎化粧品セットとしてTHREEのトライアルサイズのボックスがついていたのは嬉しかった。他のアメニティも品質が高く、合理的にそろえられています。

家具の質感、リネン類、照明、すべてが山の手好みの最高峰でとりそろえられています。

夕刻の絶景。

 

iphone 12は夜景を撮るときにすごい力を発揮する。何の調整もせずにこれだけくっきりキレイに。

ハウスキーピングの対応もすばらしく、全てにおいて完璧に見えましたが、サービスの面で「?」という点も、部屋のお水の追加は有料で500mlボトル1本あたり400円+税とか。(たとえば同価格帯のフォーシーズンズはクラブレベルではなくてもいくら頼んでもフリー。) バーでグラスのクリュッグを頼んでみたら、ボトルから注ぐところをみせるべきなのにそのままグラスでもってくるとか。しかも詳細は省きますがちょっと小さなごまかしがあって不信感が残りました。

小さなことですが不信感が2つ重なると「次はない」という気になるんですよね。他山の石。「右の頬を殴られたら左の頬をさし出せ」っていう聖書の言葉、最近はサービスにおいても強引に引き寄せて解釈できるなあと実感します。サービスするならいっそ、すでに赤字ですがおまけでこれもどうですか!?っていうくらいギヴしてみる。そうすると返報性の原理が働くのか、ギヴした以上のことが返ってくるんですよね。即時ではないとしても、しばらくたってみて「あの時サービスしたからこれが返ってきた」ということがけっこうある。ケチると二度と次のチャンスはない。あらゆる仕事や人間関係に言えること。これ、長く生きれば生きるほど真実であることがわかる。あらためて学ばせてもらいました。

今回は、緊縮時でいろいろたいへんだったのかもしれないですね。コロナのあと通常営業に戻ったらクラブラウンジ、スパも含めた滞在で再訪してみたいです。(がんばれホテル業界)

先週末に恒例のラグジュアリー勉強会があり、第7回目となった今回もまた、時間を忘れるほどの極上の議論が交わされていました。気が付けば3時間以上経過。

その日のゲストはTakramの渡邊康太郎さん。渡邊さんが「たくらんだ」文脈のなかに勉強会参加者10名ほどが取り込こまれ、「文脈を編む」という行為に全員が巻き込まれ、加担していたことに、後から気づかされました。なんとも知的で豊饒な体験。この感覚を言葉にするのは難しいのですが、いずれ、どこかで、何らかの形で、買いてみたいと思っています。

勉強会で名前が挙がった本、+その周辺はとりあえず全部買ってみた。

以下は、その本の山の中から、読了した本。

 

 村上春樹の短編。答えは読者ひとりひとりのなかに。イラストがすばらしいです。こんな絵本を出せたら幸せだろうな。人はどこまで行こうが自分であることから逃れられない。お誕生日のプレゼントにも最適な本ですね。

 このなかに「じょんじゃぴょん」というワードが出てきます。実はこの「じょんじゃぴょん」にがーんとやられ、ビフォーアフターで世界が違って見えるほどの感動を味わうことになります。ラグジュアリーを考えるときにもっとも腑に落ちるキーワードとなる「じょんじゃぴょん」。これは、無用の長物か、あるいはラグジュアリーの核心か。詳細についてはどこかの媒体に書くことになろうかと思います。

 穂村さんの言葉の感覚がツボすぎてそのまま穂村本をコレクション。これも笑いの連続で面白かった。

 

 

 

 

銀座千疋屋。いつもは行列でとても入れないのですが、昨日はあっさりと入れたうえ、店内も2組ほどのゲストのみ。

 

念願のマスクメロンのパフェ。生き返るようなおいしさでした。すべてが、Parfait!文字通りの「完璧」なパフェ。千疋屋ブランドの底力を知る思いがしました。

寺家町の奥の奥のほうに、ギャラリー&カフェ。Jike Studio

車で行かないと無理。探すのも一苦労。周囲はたんぼなので、言われないと、ここがカフェだとは絶対にわからない。広がる田園都市の原風景。外はこんなだけど、

なかは今どきのおしゃれなカフェ。感染症対策も徹底されています。クラフツや食器などを販売するギャラリーも併設されています。

きれいに陳列された焼き物。

ランチプレートのレベルが高い。器もすべてオリジナル。

ゆずのチーズケーキ。コーヒー、ハーブティーも美味。

そこから歩いて1分ほどのところに別館、Jike Hausが。こんなあかぬけたギャラリーが、ど田舎に出現するシュール感……。

きれいな焼き物、手作りの家具などが販売されています。

期間限定でペルシャ絨毯展をやっていました。

 

手前のブルーのカーペットは、シルクの織物です。精緻な美しさが一枚一枚、違う。それぞれの絨毯にそれぞれのストーリーがある。

モームの「人生はペルシャ絨毯」説ではないけれど、やはりペルシア絨毯にはなにか命の重みのようなものを感じさせる力がありますね。

山奥の秘境でお宝を見つけたような気分でした。短時間でエスケープし、田舎の空気で深呼吸できた良い時間になりました。

 

 

〇就任式で、ある意味、一番人気だったバーニー・サンダースが、自身の写真をプリントしたスウェットシャツを45ドルで売り、売り上げをチャリティに回す。

こちらの記事。

誰もが笑顔になるこういうノリは好き。

 

 

NewsPicksでコメントランキング2位とな。いつも超マイナーな記事ばかりピックしているので「大気圏外」で悠々自適しているつもりでしたが。資生堂はやはり日本人の生活にも文化にも密着している企業なのですね。ビジネスパーソンの関心の高さがうかがわれました。

コメントではそこまで書きませんでしたが、資生堂内部で、「切り離される」プロジェクトに関わってきた方々は、さぞかし無念で悔しいだろうと拝察しております。

資生堂が、TSUBAKIなどの日用品部門を1500億円で売却するという記事に対するコメントでした。

〇現場コンサルの仕事の後、久々にレヴィータでさらっと一杯。

天井高く、衛生安全対策も万全なこちらのカウンターでのおひとり飲みは快適ですよ。気持ちを切り替えて次へのエネルギーをチャージするのに、20~30分でもこういう時間を持てるのは幸せなことです。

 

レヴィータは現在、15時~20時までオープンしています。土曜日のアフタヌーンティーの予約はほぼ満席をいただいているそうです。(おひとり、または家族に近いお二人でどうぞ。)20時閉店を求められるのはバーにとってほんとうに厳しいことなのですが、こうして日中に応援してくれるファンに支援していただけるのは、心強いですね。

何度見ても「好きだな~」と思える景色のひとつ。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町の「顔」、レヴィータです。

 

人生初明治神宮。

 

ひたすら密を避けてのタイミングでの神頼み。

 

日本酒のみならず、ワインの樽までも奉納されているのはさすが明治神宮。


 

40年も関東に住みながらなぜこれまで一度も明治神宮を訪れなかったのか。混んでると思っていたから。人混み、混雑は何よりも避けたい。コロナの前からもそうだったし、これからもそう。人生訓としても、レッドオーシャンは全力で回避する。人と競わない。獣道を行け。

お神酒に代わるお酒、かつアルコール消毒はエノテカ表参道ヒルズで。

ルイ・ロデレールのクリスタルの試飲価格1500円(50mi)は安いのか適切なのか、よくわからない。笑

一年の始まりなので、最愛の白、モンラッシェも。つつましくグラスで。魂まで届く感動のおいしさでした。

4日までに今年初の原稿2本アップしました。アウトプット以上のインプットも絶やさず、油断せずに淡々と。

 

 

寺家町の冬。

世界は不穏で、未知のウィルスとの戦争が続いていますが、目に映る自然は穏やか。雲一つない快晴が続いています。

明日どうなるかわからないと思えばこそ、いっそう貴く見える空。

人類の次の種が地球に住むようになっても、おそらく淡々と陽は上り、沈む。人類が住む前からもそうだったように。


枯れ木に青空も妙味がありますね。

ブルードアコーヒ―。選んだ炒りたての豆をその場で挽いて、コーヒを淹れてくれます。こんな田舎なのにスタバより高くてびっくりですが、香ばしいコーヒーの香りが冬枯れのあたり一面に広がって平和な情景。忙中閑。

 

2014年のプレゼミ卒業生、キャサリンがサプライズをプレゼントしてくれました。

 

資生堂FAROにて、ランチのコースの最後に、ドライアイスで演出されたスペシャルデザートとカードが現れ、驚きと感激。

 

これに先立つ資生堂ファロの最先端のヴィーガンコースは、クリエイティブで予想もつかない料理が次から次へと出てきて、感性を刺激されっぱなしでした。

ふだんは肉派の人も、ここではあえてヴィーガンを選ぶそうなのですが、納得です。クリエイティブ・スピリットがほとばしっていました。

まったく予想のつかない味の連続。いやー、ヴィーガンってすごい。むしろ想像力、イマジネーション勝負の世界ですね。

最後はほんとにお腹いっぱい、大満足を通り越して食べきれなかったくらい。感動のコースでした。

ヴィ―ガンコースにはヴィーガンチーズまで出るんですよ。乳製品をまったく使ってないのに、「チーズ」。驚きでした。ランチだったので遠慮してましたが、酒飲みとしては、ワインを合わせたかった。笑

サービススタッフのユニフォームもいちいち素敵で。ボタンやタイが「和」なのです。

ルイはルイを呼ぶというか、教えた学生のなかで、一般企業に入社した方は、比較的少ないのです。アーチストになったり、起業したり、海外の大学院にすすんだり、などなど。超個性的な教え子ばかりなんですが、成長した彼らには私が逆に教えられ、私も遅れをとらないよう進化しないと、と背中を押されます。

 

 

 

 

 

 

 

コロナで打撃を受けている業界のなかにはホテル業界もあります。ホテルだけでなく、ホテルに食材やお酒、リネンやアメニティ、家電などを納入している業者の方々も大変な状況にあります。

年末年始の需要を見込んで仕入れをしたのに、まさかの突然のGo To 停止でキャンセル続出。新鮮な高級食材の行き場がありません。業者は悲鳴を上げています。

この危機を救うべく、東京プリンスホテルで2日間マルシェが開催されます。KOTO MONO MARCHE 18日、19日です。ホテルに納入される高級食材が特別価格で販売されますよ。参加企業一覧↓

(プリンス会員様限定ですが、無料ですぐに会員になれます。)

みんな、クリスマス用品を買いに行って、このピンチを少しでも救おう?

企画したマーケター、あっぱれ。

仕事を兼ねてアンダーズ東京泊。

コスメやファッションの発表会では何度も訪れていましたが、宿泊は初。やはり泊まってみるとそのホテルの力量がわかる。

お部屋は広々と50平米超。バスルームも美しく、全体的にウッディなインテリアで、アンダーズ・スタイルとしか形容のしようのないスノッブな雰囲気にあふれている。落ち着きとリラックスを強要されているというか。笑 初心者にはわかりづらい入口からしてそうなのですが、なにがどこにあるのか、わからないくらいにスムーズに洗練されている。

アメニティもスタイリッシュなボックスにこのように詰められている。一瞬、インテリアのようでよくわからない。箱をあけると、比較的フツウなアメニティが出てくる。このようなアンダーズの美意識を理解すると、ホテル各所のいろいろな謎(というほどでもありませんが)が解けてくる。それにしても、これは美観という意味ではすばらしいですが、資源をかなり無駄にしていることもわかります。美観とサステナ、どうやって落としどころをみつけていくのか、環境問題にうるさいゲストに指摘されるようになれば、これから課題になりそう。

一枚板のデスク。インテリアも外の景色も、申し分ありません。ハード面では感嘆するしかないハイレベル。

クリスマスツリーも洗練されています。

49階の部屋から見る夜景が、やはりひと味違っている。日頃、仕事で見慣れている(というほどのことでもないのですが……)夜景よりも約20階分高い。それだけ高さが違うと見える景色にも違いが生まれる。

ハード面は申し分ないのですが、カクテルタイムに全宿泊客にサービスされるクラブラウンジが、やや理解できなかった。シャンパンもスパークリングもなく、白も赤も頭が痛くなりそうな安価なワイン。最初に出るのが「明治製菓」のチョコレートと、おせんべい(明治のチョコレートはむしろ好き。ただ、こうしたホテルのクラブラウンジでそのまんま出すのは?なにか理由があるのだろうか?)。そもそも飲み物にコースターもつけない。扱いがかなり雑です。それでも飲み放題だからと長居してらっしゃるようなゲストで混んでいるので、お代わりする気力もなく、早々に見切りをつけて、ルーフトップバーで飲み直すことにしました。

寒かったので電気毛布がありがたく、ムードも満点。寒空のペリエジュエ最高。しかしやはりこちらでもワインにコースターすらつかず、おしぼりも催促しないと出てこないというのは、もしかしたらなにかアンダーズ的な理由があるのかもしれませんね。夜景とシャンパンとキャンドルの相性はこの上なくよいですね。

ハード面では完璧なすばらしさ。クラブラウンジを宿泊者全員に開放ということでレベルを落とさねばならないのなら、やらないほうがよいのでは? と思われたのはやや残念。スパも温浴施設がいまひとつ中途半端で、狭い印象。フィットネスは今回使わず。

東側の部屋だったので広い窓の真正面から朝日が昇るというありがたい光景。

早朝のまだ誰もいない虎ノ門。一晩でしたが、遠方に旅行したようなリフレッシュ感を与えていただきました。

虎ノ門ヒルズ。

夜になると不気味に見える数字のオブジェ、失礼、アート。

うわさの虎ノ門横丁へ来てみました。絶対空いているであろう日曜の夜ねらいです。やはり、報道されているような行列は見当たらず、人は少なめ。一部の人気店舗のみ満席、一方がらがらの店もあり。

昭和を再現する映画のセットのような。新横浜のラーメン博物館にも似た空気を少し感じました。こちらの方が一周回ったモダンという印象。食べる空間はやはり密な座席設定なのでまた今度ね。ここが虎ノ門ビジネスパーソンとOLの出会いの場として人気スポットになっているそうです。いまどきはこんなリラックスした空間で見定めるんですね。バブルのころは六本木みたいなギラギラしたところが主流だったようですが。時代の流れを感じます。

ブリティッシュフェア2020の一環として、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町では、ロンドンのDukes Bar のオリジナルレシピに基づいたカクテルを提供しています。

手前より、Dukes ジン・マティーニ、ヴェスパー・マティーニ、そしてキッシー・スズキ・マティーニ。レヴィータにて。

Dukes London はセントジェームズにある1908年創業のホテルです。そのホテル内のDukes Barは、イアン・フレミングが作品内でジェームズ・ボンドがオーダーするウォッカマティーニの発想を得た場所して注目されました。いまやボンドファンの聖地、伝説のバー。

今回、ヘッドバーテンダーのアレッサンドロ・パラッツィ氏からのレシピ伝授でコラボレーション。フェア期間内にぜひお楽しみください。とはいえマティーニは飲みすぎ注意。1時間後にくらっときますね。

いつも絶景、ギャラリーのレヴィータ。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町でのイブニングセミナー、無事に終了いたしました。

テーマは「変わりゆくラグジュアリー」。

ラグジュアリーの歴史から最先端の情報にいたるまで、アカデミズム、ビジネス、ファッションジャーナリズムという各視点からの最新情報を盛り込み、未来への展望までをお話しました。

安全・安心のための対策は徹底しておこなわれました。小学校形式でテーブルを並べ、アクリル板を設置。やりすぎなくらいですが、味気なくならないために、各テーブルにイングリッシュローズが飾られます。

軽食といってもかなりなボリュームの英国インスパイアのフードは、3コースに分けてご提供。

その間、シャンパンはじめ各種ドリンクはフリーフロー。ゲストになりたかったです。笑

 


たっぷりのスペースをとって、ぎりぎり余裕のある人数のお客様にお越しいただきました。満席です。ありがとうございました。

外の夜景きらきら。

この日のスーツはH and Sonsの廣川輝雄さん制作。中に着ているモリス柄のベストはアジャスタブルコスチューム小高一樹さん制作。小高さんがインスタにアップしていたベストの写真を見てすぐ連絡し、入手しました。この日の話のなかにはウィリアム・モリスも出てくるのでぴったり、と。メンズサイズでしたので、心斎橋リフォームの内本久美子さんに私のサイズにリフォームしていただき、着ています。ウィリアム・モリスのビジネスは、ラグジュアリービジネスに携わる方々の間で、今、大きな関心を集めているのです。

ロビーにはクリスマスツリー。

 

ゲストの皆様にはご希望の書籍をプレゼント。

重ねて、ゲストのみなさま、スタッフのみなさまに心よりお礼申し上げます。写真左からプリンスホテル東京シティエリア マーケティング統括支配人の林佳代さん、中野、フードコンサルタントの藤本先生、そしてザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町総支配人の芝田尚子さんです。私が手にしているのはゲストからプレゼントいただいたアフリカンローズ。ありがとうござました。

各テーブルのイングリッシュローズは、ゲストのみなさまそれぞれにお土産としてお持ち帰りいただきました。

ご協賛のフローリスからは香水のサンプルセットのお土産をゲストひとりひとりに。ありがとうございました。

Prince Hotels Tokyo City Area が展開するブリティッシュフェア、Timeless UK 2020。

ザ・プリンスパークタワー東京、最上階のステラガーデンでは、昨年に引き続き、ボンドマティーニを3種、提供しています。
こちらは王道のヴェスパー・マティーニ。

 

今年から始まったのが、レストラン「ブリーズヴェール」でのボンドディナーです。原作に忠実に、かつ現代の嗜好に合うように、プリンスホテル総料理長の三浦健史さん、ブリーズヴェール料理長の福島慎太郎さんが、みごとに再現しました。

監修はBLBG CEOの田窪寿保さんです。詳しい解説付きのメニューブックが添えられてきます。それぞれのお料理の、物語における背景がよくわかります。

007限定バージョンのボランジェから始まります。

ベルーガのキャビアをブリニとメルバトーストを添えて。

スコティッシュサーモン。

ブレイス・クラブ特製アボカドサラダ。ちなみに私は全体的にボリューム少な目でお願いしたので、レギュラーのポーションは1.2 倍から1.5倍くらいになります。

仔牛腎臓とポム・スフレ、黒毛和牛フィレミニヨン。私は腎臓がどうも苦手なのでパス、フィレミニヨンのみにしていただいています。でも原作のストーリーでは腎臓の料理が重要な意味をもっているようです。

ワイルドストロベリーとフレッシュクリームのデザート。それぞれ解説を読みながらボンド世界にひたるもよし、解説スルーで最上級のおいしさそのものを味わうもよし。キラキラ広がる夜景のなか、ボンドとヴェスパーになりきりでお楽しみください。

ザ・レイク・ジャパン編集長の松尾健太郎さん、スタッフの方々とご一緒させていただきました。ボンドディナーは12月17日まで。来年があるかどうかは未定です。ボンドファンはこの機会にぜひ。

パークタワーはクリスマスの飾りが始まっています。

ザ・ショップではボンドの愛銃ワルサーをかたどったボンドガン・チョコレートも販売中です。


こちらの部屋はロココスイート(と私が勝手に名付けているのですが)。ロココの世界観が好きな方にお勧め。

Table 9 Tokyo ×ダウントンアビーのスイーツコースが開催中です。

ダウントンを完全に再現することを目指したわけではなく、あくまでTable 9 とのコラボレーションです。

現代東京と英国ドラマ「ダウントンアビー」のコラボです。としつこく強調するのも、ダウントン完全再現を期待しがっかりされるかもしれないゲストに対し、それは目指すところが違う、というあらかじめのお断りでございます。

天井も高く、都内最大の広さを誇る、360度の視界を楽しめる高層階の超モダンなラウンジで、ゆったーりとディスタンスをとってお楽しみにただけます。

詳しい解説を書いたメニューもついてきますよ。

もちろん、記念にお持ち帰りいただけます。

シャンパンはペリエジュエ。シャンパンの場合別料金となりますが、コースに含まれるお飲み物はTable 9 のラインナップで豊富です。伝統的なティーセレモニーなどにこだわる方は、お茶の種類が少ないことでご不満を覚えられるかもしれませんが、逆にいえば、お茶以外のお飲み物のメニューを多種類、楽しめます。

コースなので順番に出てきます。これは写真のために一度に出していただきました。最後にさらにプチフールが加わるので、相当、お腹いっぱいになります。

公式メニューブックからの再現は、日本初。コラボメニューなので(ここさらに強調)、セイボリーには和牛ハンバーガーも登場します。当時の貴族はハンバーガーなんて食べない、というツッコミが入りますが、これは忠実なダウントンの再現ではなく、Table 9 の良さも同時に表現したいというコラボ。だから、Table 9 シェフ自慢の品も入ります。メインは堂々、ダウントンですが。

ちょうどいまは16:30くらいから刻々と暗くなりはじめ、ゴージャスな夕暮れの絶景も楽しめます。

 

 


17時過ぎてこれくらいのきらきら夜景。

右はTable 9 Tokyo 総料理長の落合吉紀さん、左はサービスのエース、比嘉佑太さん。比嘉さんのスマートで華麗なサービスは、執事トーマスもかくや?! 

 

 

 

満月です。

伝統的な英国式ティーではなく、現代東京のアレンジが加わった高層階でのスイーツコース。おひとりさまでもぜひどうぞ。

プリンスホテル東京シティエリア2020ブリティッシュ・フェアのカルチャー部門セミナー、「変わりゆくラグジュアリー」。12月5日(土)16:00 ~17:30、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町にて、予定通り開催です。

安心・安全のためのプリンスガイドラインにしたがった対策が徹底的におこなわれております。最終的な打ち合わせに行き、プロフェッショナルな配慮の数々に納得してまいりました。どうぞご安心のうえ、道中、お気をつけてお越しください。

刻々と変わりゆくギャラリー最上階からの夜景、料理長自らセミナーのために考案した軽食(分量は軽いものの内容は豪華)、お飲み物、おみやげつきで、激変するラグジュアリーの最前線をご紹介します。

詳細・お申込みは、こちらから。

こちらはホテルのロビー。明日からはクリスマスツリーも入り、ドラマティックが加速します。

ほぼ一年ぶりのハイアットリージェンシー箱根。

やはりここは最高です。お部屋の使い勝手もすばらしく、ハイテクすぎることなく、何のストレスも感じないように品よく配慮されています。和風温泉のいいところ(浴衣で過ごせる)を取り入れつつ、基本はホテル。純和風旅館特有のサービスには実はかえって気疲れをしてしまうこともあるので、干渉されないこのスタイルがもっとも寛げます。ラウンジでサービスされるシャンパンをはじめとしたフリーフローも、このホテルならでは。

ゆったりとした配置で、ゲストが変わるごとに徹底的な消毒。感染予防対策が万全になされていることも安心です。

暖炉前でいただくハイカロリー食……。別格のおいしさです。

本物の火なので、薪が燃える香りにほんのりと包まれます。

感染防止に合理的な最大限の留意をしつつ、お世話になっているホテル業界を微力でも支えながら、心身の健康を保つ努力をしていきたいものです。

今年オープンで評価の高いホテルのひとつ、フォーシーズンズホテル大手町に宿泊してみました。


いつもお世話になっている読売新聞東京本社の斜め前にそびえたつビルの39階がフロント。1階のエントランスの期待感から39階でエレベーターを降りた時の高揚まで、もう最初からけた違いでやられました。

フロントは日本語がネイティブではないスタッフが多かったのですが、親身な対応。

皇居側の眺めはすばらしく、広い広い皇居の奥に沈む夕陽の美しさときたら。

室内は一つ一つの調度品、お茶、冷蔵庫内、すべてが超一流品で選び抜かれ、考え抜かれており、完全に敗北を味わうレベルです。笑 だってアメニティにしてからがフレデリック・マルですよ? 最愛ブランドのひとつ、マルのアメニティ。パリのホテル・ルテシアのアメニティがエルメスだったとき以来の衝撃です。ボディローションをたっぷりつければ香水不要で全身まろやかにマルの「マグノリア」が香ります。なんという幸せ。

サービスの山椒のおせんべいも洗練の味わい。


宿泊したら必ずリクエストする女性用の基礎化粧品セットは、なんとなんと、カルトゥージア。修道院ブランドで、ここの「メディテラニア」は永遠の定番なのですが、化粧品も作っていたとは。通なセレクションのすばらしさに言葉を失いました。というかもうこれはレアすぎて使えない。持って帰る。いったい何のためにリクエストしたのか。笑

とにかく5stars は軽く超えているレベルであることを見せつけられるホテルです。中も、外も、これまでの5 stars のスタンダードを塗り替えるのではないか。

ライブラリもため息ものです。

ピニェートでアペリティーボをと思っていたのですが、満席で入れない。予約しなかったのが悪いのですが、なんだかなあ。そりゃあ、話題のレストランとなれば仕方ないですね。

ホテル内の施設では飲めないということになり、せっかくの快晴の夜なので、徒歩圏内にあるパレスホテルまで遠征しました。

ここの6階にあるプリヴェは週末の夜でも意外に入れます。眺めは絶景、サービスは5 stars 級で、期待以上のおもてなしをしてくださって、ほっと寛げます。写真は1970年代にコンテストで優勝したオリジナルカクテル、「エルメス」。洗練の余韻が続く、飽きないおいしさです。お料理もおいしい。

金曜の夜でしたが、窓際のロマンティックな席はずらりと女性の二人連れで占められていました。最近は珍しくなくなった光景ではありますが、おそらく日本特有なのでは。

 

それにしても徒歩圏内にシャングリラもアマン東京も東京ステーションホテルもペニンシュラも帝国も、なんならフォーシーズンズ丸の内も星のやもある。この時代に、この激戦区で、すべて経営が成りたつというのはすごいことなのでは。

ザ・プリンスパークタワー東京の33階レストラン、ブリーズヴェールでは、ボンドのディナーだけではなく、これからの季節にふさわしい祝祭的なメニューを展開しています。

 

Forbes 4 stars 獲得記念メニュー、スペシャリティ。メニュー詳細はこちらです。こちらのメニューに、ソムリエ厳選による各料理に合うワインを合わせていただきました。

クリスマスイルミネーションが始まっております。

007限定のシャンパン、ボランジェからスタートです。やはり華やかさが違って感じられるのはこのマークの力も大きい。

フォワグラの料理に合わせるのは、かげ干しぶどうから作った貴腐ワイン。(ポーションは私のみ小さくしていただいているので、レギュラーで提供されるお料理はこちらの2倍のボリュームがあります)。

コースの前半に貴腐ワインなのですがフォワグラにはこれしかないだろうと感じさせるくらいのすばらしいマッチングです。

こちらは貝のとりあわせ。

カマスとマツタケのお料理+日本酒(写真撮り忘れ)のあと、メインに選んだのは、黒毛和牛の希少部位、「クリ」の赤ワインソース。ポムロールとよく合います。

レギュラーはこちらの2倍の量があります。せっかくのお料理を満腹で残すのがいやなので、最初からポーション小さめに頼むことが多いです。ワインはレギュラーの1.5倍は飲むことが多いのですが。笑

デザートも2種続くという、ブリーズヴェール渾身のフレンチフルコース。美しい夜景に囲まれてのハイレベルなお料理です。

アエラ・スタイルマガジンの藤岡編集長と、アエラでも連載する綿谷画伯にご一緒いただきました。画伯が着ているフランネルのスーツは、1930年代のフレッド・アステア・インスパイアードでbatakの中寺社長制作だそうです。こうしてスーツの伝統を実際に着て継承していけるのも、ビスポークの醍醐味ですね。

綿谷画伯のインスタグラムは、こちらです。

銀座の真ん中、かの泰明小学校のすぐ近くにこんなバーがあったとは。

十誡

地下へと降りてとびらをひらくと、こてこての世界観を感じさせる別世界。好事家のための本、3000冊がおいてあります。

ダークで妖しい知の深淵にようこそ。というインテリア。

女性スタッフはコルセットのコスチューム。呼ぶときは金の呼び鈴をちりんちりんと鳴らします。

お客様も、お着物の方やロリータ系のコスプレの方々。女性が多い。

80年代に一時期、はまったことのあるドグラマグラ系の本だったり人間の闇の部分をとことん扱う本だったり、「健全な」童話にしても、アリスや宮沢賢治やグリムなど、ちょっとダークがかったもの。

開高健の「洋酒天国」も全巻そろってる。

きのこ愛好症のことを「マイコフィリア」っていうんだって。知らなかった…。


宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にインスパイアされたモクテル。金粉がきらきら流れ、脇に置かれた石が、光を当てると青く発光するのです。赤いラベンダーシロップを入れると、ドリンクが紫色に変わる。


私の本は置いてありませんでした。中途半端な本ばかり書いていて申し訳ありませんでしたと消え入りたくなりました…。精進します。

 

オーナーが銀座ヴァニラ画廊も経営している方だそうです。ヴァニラ画廊ではいま「シリアルキラー展」をやっています。やはり異色です。80年代の下北沢を思い出しました。グランギニョールとかButohとか……。近々、観にいこう。

プリンスホテル東京シティエリアで第二回目となる英国フェアが開催されております。Timeless U.K. the British Fair 2020.

1日からの開催に先立ち、10月30日にザ・プリンス・パークタワー東京にてレセプションが行われました。

たっぷりとフィジカルディスタンスをとって、でも親しさの感覚は失わないような、着席スタイル。

開宴までは、カジノなどでおもてなし。参加賞のプレゼントが素敵で、なかなかの人気でした。スタッフはこのようにマスクの上にフェイスガードで、すべての領域で安心・安全を第一にサービスが提供されています。

ウェストミンスター寺院をかたどった氷の彫刻。いつもながら圧巻です。宴が終わると溶けていくだけなのに、この精緻な作りときたら。

フレグランスエキスパートの地引由美さんと写真を撮りましたが、会場がやや暗く、写真を明るくする編集をしたらアナ雪風に。私はドレスと共布のマスクをつけております。

心斎橋リフォームの内本久美子さんと。今回もご協力くださっている鎌倉アンティークスのコーナーにて。

イギリス最高峰のスパークリング、ナイティンバーがフリーフロー状態で注がれます。

会場にはアストン・マーティンも。

ウィンブルドン・ブリュワリーのビール。中世から修道院でビールの醸造が行われていた由緒正しき町、ウィンブルドンから日本初上陸。

 

駐日英国大使館から、マリー=クレア・ジョイスさん。

東京シティエリア統括総支配人の武井久晶さん。

恒例のテープカットセレモニーも華やかに。

今回の目玉企画の一つが、BLBG社長、田窪寿保さん監修によるジェームズ・ボンドのディナー再現。キッチンテストで試食しましたが、これはボンドマニアの男性同志で楽しんでも相当、盛り上がるのではと。笑

ボンドの世界観を表現したディナー。ベルーガキャビアからスタートします。あの原作、あの映画のあのシーンに出てくる料理の数々。

©Tomoko Kaneko. イラストの女性が誰かに似ていると話題です。

ロンドンのデユークス・バーとのコラボは、紀尾井町のザ・プリンスギャラリーで。ボンドマティーニ3種は、パークタワーやテーブル9でどうぞ。

ザ・ギャラリーのソムリエ、藤永希さん。

プリンスホテル全体のエグゼクティブ・ソムリエ、市村義章さん。

カルチャーの部では、私もイブニングセミナーを開催します。フェイスガードをつけて壇上で話しました。12月5日(土)16:00~17:30 。テーマは「変わりゆくラグジュアリー」です。昨年同様、ほぼフリーフローのドリンクがつき、ギャラリーのプチコース仕立ての軽食がつきます。おひとりさまでもどうぞ。昨年は、おひとりさまがほとんどで、ゲスト同志でお友達になってお帰りになりました。

この日、着ているドレスは、「007 No Time To Die」にも登場する「スペクター」でのレア・セドゥのドレスにヒントを得たもの。心斎橋リフォームの内本久美子さんに生地から選んでもらい、パタンを起こして作っていただきました。

バックスタイルにポイントがあります。共布のマスクも作っていただきました。さすがの久美子さん。昨年の英国旗ドレスに続き、久美子さんのセンスに惚れ惚れしております。


アストンマーティンと共に記念写真。ってアストンマーティン見えないじゃないか。左から、内本久美子さん、ヘアサロンのオーナーで毛髪診断士のMika Amata さん、中野、地引由美さんです。

フェアの詳しい情報は、こちら

中野のイブニングレクチャーのお申し込みは、こちら

地引由美さんが美しい写真とともにフェアの様子を詳しくご紹介くださっております。こちらです。

Mika Amata さんがインスタで詳しくご紹介くださっています。こちらをどうぞ。

内本久美子さんが、インスタでドレスのことを紹介してくださっています。こちら

イギリスが再度ロックダウンになってしまった今だからこそ、日本にいながらにしてUK擬似体験を楽しめます。ホテルはメディア。フェア期間、東京シティエリア8つのホテルそれぞれの特色を活かして、イギリス文化の魅力を発信していきます。

The Timeless UK British Fair 2020 。今年も開催されます。11月1日から2か月間(ホテルによって異なります)。10月30日、ザ・プリンスパークタワー東京にてレセプションが開催されました。レセプションの模様は次の記事で書きますが、ここではレセプションのどさくさにまぎれて宿泊したザ・プリンス・パークタワー東京のことを。

これだけ何十回も泊まると、もはや「ただいま」感もあり、こういうホテルとのつきあい方もまたよいものです。たとえば、カールドライヤーなどはもうわざわざ貸出をお願いしなくても、最初からバスルームにおいてある、など。リピーターだからこそ享受できる世界の片鱗をあちこちで見せてくれます。

いま、「涙活」宿泊プランを出しており、部屋には泣ける動画を集めたDVDと、泣ける本が置いてあります。

ただ私はよくある、いわゆる泣ける短い話というのにはどうも乗れず、どちらかというと、複雑深遠な物語の旅を経て、2時間、3時間の後に訪れる大団円のクライマックスで感動の涙、というのが好きですな。これは好みの問題ですね。ミストサウナが好きか岩盤浴が好きか、みたいな。

今回は、「ナンバー17」の部屋をアサインしてもらいました。各階の下二けたが「17」の部屋は、角部屋で、バスに入りながら東京タワーが真正面に見えるのです。ジャグジーなので、バブルバスを作ってシャンパンを持ち込んで東京タワーを眺めながら入浴タイム、ということが可能なのです。(だから何だ、という方もいらっしゃるかとは思いますが……笑)

イベント終了後にほっとしてクラブラウンジでシャンパンタイム。フリーフローです。これが何よりも楽しみ。

バスルームからの夜景こんな感じです。

夜もいいけど朝がそれにましてすばらしいのがこのホテル。近くに芝公園、増上寺もあるので、朝食前の散歩も充実したリフレッシュタイムになります。

写真ではわかりづらいのですが、鏡にはスカイツリーが映り込み(左)、リアル東京タワーと鏡の中のスカイタワーが隣同士で並んで見えるのです。マジカルな設計。

周辺の散歩コースは緑と光で祝福されています。

いつみても最高な景色(同じような写真が100枚はありそうな……笑)

薔薇もよい感じで咲いています。

増上寺の本堂は改築中でございました。


パワースポットです。芝公園~増上寺~東京プリンスへと抜ける道の散歩ついでにパークタワーのラウンジでお茶、というコースもおすすめ。

「鬼滅の刃 無限列車編」。週末のみなとみらいの映画館は満席。


まったく前情報なしに見たのですが(アニメ版を少しだけ見ていた)、クライマックスが二度あって、キャラクターの作り方が絶妙にうまいなあと感心。

満席の観客は、エンドロールが終わってもしばらく誰も立ち上がりませんでした。こんな反応を起こさせる映画って。

ただ冷静になってみると、やはりお子様ターゲットでもあるので、心情を描かずにすべて言葉で説明しつくすなど、演出が白けたところもあり。でも、それをさしひいても、時間を忘れさせるダイナミックな映画でした。

Yokohama for all season.  ほんと、どの季節も美しい。


 

映画の余韻さめやらず、ロイヤルパーク最上階のバーでシャンパン2杯ほど飲んで帰るの巻。

 

 

 英語版は、英語の勉強にもなるよ。

打ち合わせを兼ねたディナーでRevive Kitchen Three Aoyama. ベジタリアンレストランですが、ベジタリアンの偏見をくつがえすような、すばらしくクリエイティブで斬新なお料理の数々を楽しませていただきました。

 

8皿くらいのコースでしたが、どれも「初めて体験する味」ばかりで、かなり驚き。

お酒のペアリングもかなり自由な発想で、ワインばかりかと思っていたら途中から日本酒に変わったり、日本酒にリキュールを注ぐ不思議なカクテルになったり。

野菜ばかりのコースで「メイン」って何だったのだろう? 正体(原材料)がすべてわかったこのお皿かな。

デザートも2種で(このあとさらにもう一皿)、なんというかもう、かなり満腹です。野菜だけなのに。

シェフの井口和哉さん。すてきなレストラン体験をさせていただきました。ありがとうございました。

 

化粧品のThree の会社が展開するレストランだけに、化粧室のアメニティなどもThree で統一。コスメだけではなく、こうした食体験でもブランドのイメージは違って見えますね。

ルイ・ポメリー・イングランドのお披露目会。

ルイ・ポメリー・イングランドは、シャンパーニュのポメリーがイギリスのテロワールを活かして作った、イギリス産のスパークリングワインです。重たすぎず、キレのよいすっきりとしたおいしさです。

会場は青山グランドホテルのルーフトップテラス。眺めも良く、オープンエアなので感染予防にもよい場所ですね。

 

リバティのラグやクッションなど、イギリス的な要素を散りばめて「イギリス」感が演出されておりました。(「ポメリー」といえばフランスのイメージが強いですものね。)

それにしても旧ベルコモ界隈がこんなおしゃれなことになっていたとは。ホテル周辺にも新しい飲食施設やショップがたくさんできていました。

The Prince Gallery Tokyo Kioicho も秋仕様です。

 

大手町の高層ホテル密集地域とは異なり、周囲にさえぎる建物が何もないため、全方位、抜け感のあるクリアな眺めが堪能できます。

 

レストランでは引き続き、オーストラリアフェア。

タスマニアサーモンやオーストラリアビーフなどをギャラリースタイルで楽しめます。

レヴィータはハロウィン。

11月はいよいよブリティッシュフェア2020が始まります。乞ご期待。

「イデ・オム」を展開するアイ・コーポレーション主催の女性リーダー合宿で講演でした。合宿テーマは「自分らしさを生きるために未来を創る」。

最新ツインドームのグランピング施設を備えた、長野の「Gramprook 飯鋼高原」にて1泊2日の濃密な時間。

長野からお迎えバスで40分。途中、りんごがあちこちで赤くたわわに実っており、ああ長野だな~と実感。

きもちのよい絶景です。

一日目はお天気ももち、木洩れ日がファンタスティック。

グラムルークは、今年オープンした国内初のツインドーム型グランピング施設です。遠くから見ると基地が点々としているようで、わくわくします。

クラブハウスにはラウンジやスパ施設、研修ルームなどがあり、都会的な??生活を送るための快適さは保証されています。

バーカウンターでは自由に飲み物も。

ツインドームの入り口。ドームにはそれぞれ、名前がついています。

ベッドルームには4つのベッド。とても広くきれいなインテリアです。私はここを一人で使わせていただきました。

お天気のいいときには星空も見えるそうですが、この日は雨音を楽しむことになりました。

奥に見えるのがリビングコーナー。ごらんのとおり、広いので、4人家族で十分ゆったり、宿泊可能です。

食事はクラブハウスで提供されますが、長野の素材を生かした洗練されたお料理です。

肉料理もワイルドなバーベキューではなく、フレンチスタイルで。笑

翌朝の朝ごはんはこんな感じ。

合宿一日目の後半に講演しました。アパレルイノベーターの具体例を通して、ラグジュアリーの意味の大きな変化、これからの時代におけるラグジュアリーのあり方、ひいてはラグジュアリーに生きるというところまで語りつくし。

 

インプットをもとに、2日目は全員でディスカッションでした。

長野に拠点をおく撮影会社のナイスガイ4人が終始、密着撮影。彼らがまたすてきな方々で、ほどよい緊張感を保った自由闊達な雰囲気で合宿を終えました。

ダイジェスト映像は後日、アイ・コーポレーションのホームページで公開されるそうです。ドキュメンタリー番組のようになるのでは。

合宿中はディスカッション、講演も含め、フェイスガードをつけて物理的なディスタンスを保っていました。集合写真は一瞬マスクをはずし、一発テイクで。ほんとに楽しかった。参加者をインスパイアする役割でお招きいただきましたが、私も多くを学ばせていただきました。ご参加のみなさま、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

グランピングはお天気のいいときに星空目当てで、また行ってみたいな。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町と、グランドプリンス高輪内の「花香路」が、念願のForbes 5 Stars を獲得しました。

ギャラリーの中でも大好きなバー、レビータ。

ホテル内和風旅館、花香路。全16室です。

Beyond Your Expectations.  時には、自分自身の期待も超えていく。

ほんとうにおめでとうございます。

Cats Cafe 初体験。


店内に32匹の猫が気ままに動いていてそれだけで楽しませてくれる。


無関心をよそおいつつすり寄るさまなど、コケットリーのお手本のような猫たちでした。


「癒される」人も多いそうですが、いやそれどころか、ありのままの振る舞いの猫に学ぶところが多すぎて。媚び笑いやテキストの「w」とか絵文字の連発がなぜダサイのか、ニル・アドミラリな猫を見ていて理解しました。

Prince Hotels Tokyo City Area 8つめのホテル、東京ベイ潮見プリンスホテルがオープンしました。

東京駅からもディズニーランドのある舞浜駅からも近い、でも住宅街(マンション街)にある穴場的な立地。ディズニー周辺のホテルが確保できなかったときの心強いお助けになってくれそうです。

客室はデイベッドつきで、このランクのホテルにしてはとても質感が高い。広い面積というわけではないのに、たっぷりとした浴室とトイレはきちんと別々になっており、洗面の水回りも浴室とは別に作られている(←これ、複数で泊まったときには重要なことなのですよね)ので、使い勝手もよいのです。鏡は女優ミラー、タオルも上質でデザインもモダン。

東京の古地図と現代地図をモチーフにしたアートが明るい気分を盛り上げてくれます。

このアートのモチーフは、客室内のカップやお水にもあしらわれています。ルームキーもこのアート柄。

レストランは一か所のみなのですが、とても広く、いくつかのパートに分かれており個室もあるので、不自由な感じはまったくありません。カトラリーや什器もあかぬけています。写真の個室のテーブルは重厚な一枚板。照明も各パートによって微妙に異なり、用途によって違う演出がなされています。

お料理も基本に徹しながら随所に潮見らしい個性が出ています。写真は朝食のコースのオムレツ。

総支配人は、これまでパークタワー東京の支配人だった石川さん(右)。左は、料理長の関谷さんです。

フロントロビーにて。左はプリンスホテル東京シティエリア マーケティングの杉田さん。

 

ロビーの解放感はなかなか素敵です。

ロビーには電源もとれるこんなスペースもあり、リモートワークにも向いています。

特筆すべきは、2階の大浴場。とにかく広くて、サウナもついています。最新型のコインランドリーもあり、コンパクトながらフィットネスルームもあります。周辺の住宅街からは品よく視界がさえぎられるような配慮もなされているので、なんというか、日常のなかに溶け込んでいる非日常といったイメージ。

 

 

東京駅からほんの少しの距離にあり、都市の誘惑はゼロ。ラグジュアリーホテルのクラブラウンジの誘惑もない、コンパクトで機能的で、現代的な快適に満ちたホテルです。サウナも大浴場もあるし、ここにこもって本1冊仕上げる、というような滞在をしたいな。

Australia Fair 2020 at Prince Hotels Tokyo City Area.

ザ・プリンス・パークタワー東京の広いバンケットルームで、ソーシャルディスタンスをたっぷりとり、最大限の注意を払ってレセプションがおこなわれました。

こんなソーシャルイベントは久しぶりだなあ。やはり人に会って話をするというのは、心があたたまりますね。

500人くらいは入る部屋に、ゲストはゆったーりと80名ばかり。

テープカットセレモニーでも、登壇者の間にはプラスチックの仕切り板が。

 

モダンオーストラリアの食とワインが楽しめるフェアは、9月1日から10月31日まで。

左から総料理長の三浦さん、ザ・プリンスギャラリーのソムリエ藤永さん、そしてエグゼクティブシェフソムリエの市村さん。


久々にお会いした、世界文化社の田上雅人さん(左)と大野陽さん(右)。まったくの偶然ですが、3人ともメンズファッションの特集タイトルになりそうな「青と白のコーデ」笑。私が来ているスーツとベストはH&Sonsの廣川輝雄さん作です。3年前のスーツに今年の替えベストを合わせてみました。ポケットチーフとマスクは、ベストの背面の生地とおそろいで作ってくださいました。ベストの表地は中外国島です。テイラードは年月が経てば経つほど、組み合わせのバリエーションが増えて楽しめます。


左は、一緒に仕事をしている藤本先生です。

〇ラグジュアリーの勉強会は引き続き活発におこなわれております。

こちらは、勉強会主催者の安西洋之さんによる「パーソナリゼーション」の真の意味を考える論考。ネットでなにか買い物をしたら「あなたへのおすすめ」が次々でてきて、げんなりすることは多々ありますよね。ああいうマスマーケティングによる「パーソナリゼーション」はラグジュアリーの分野では無視します。年代、階層はまったく関係がない。ほんとうのパーソナリゼーションが与える幸福感について、もしよかったらお読みになってみてください。こちら。

 

“When we seek to discover the best in others, we somehow bring out the best in ourselves.” (By William Arthur Ward)

 

 

 

〇ANA Intercontinental Ishigaki Resort 続き。

クラブインターコンチネンタルは朝食、アフタヌーンティー、カクテルがフリーで含まれています。アフタヌーンティーから感動の連続。ホテルコンセプト「波と自然」にそったセイボリーとスイーツが、すてきな三段トレイ+アルファに乗せられて運ばれます。

魚の形をしたスコーン。クロテッドクリーム、ジャム、はちみつも一ひねりを加えた本格派。

マンタをかたどったチョコレート。波をイメージしたお皿にのせて撮ってみました。

隣接するクラブ専用のプールが常に視界に入り、リゾート感を盛り上げてくれます。

スパは本館のプールに隣接。

本館のプールも延々と続く広さ。場所によって形を変えるので飽きさせません。


時間があればカバナで半日ぐらい過ごすのも寛げそうですね。ここでシャンパン片手に洋書など読んでたらインスタ映え抜群でしょう(笑)。洋書の上下が間違っていないように気をつけよう。

 「三体II」下巻も読了。スケールがけた違いのスペースオペラがこれでもかというくらいに展開して、大胆な想像力に圧倒される。SFだけど自分の物語として読める理由は、戦いが起きる原因として普遍的な人間の心のひだが描かれ続けること。三体人との対決を通して描かれるのは人間世界の残酷(と小さな希望)かもしれない。

「歳月に文明を与えよ。時間に命を与えよ」。

このフレーズが出てきたとき、「ゴドーを待ちながら」を思い出した。邂逅、あるいは絶望的対決を待つ間の時間をどう過ごすのか。大切なことはその待ち時間に起きるということ。この壮大な三部作も三体人との対決を待つ間に起きる物語である。

「黒暗森林」というタイトルの意味の本当の意味がわかったとき、足をすくいとられるような思いがした。

さらに続編があるそうなので、こちらも「待つ」ことにしよう。

 

 

〇横浜市中区をほぼ初めて歩き通して見て、予想以上に美しい歴史的建造物の数々に遭遇。3週間ほど前のことですが、歩きながら撮影した写真をのこのことアップしてみます。解説なしで失礼します。公の建物が多いですが、気になる建物があったら適宜、画像検索などで調べてみてくださいね。



足元を見るとこのような装飾が随所に。



実はこの日、朝おそろしく早く出て、中華街で朝食でした。同行者の絶対的な推薦により「馬さんの店」で朝がゆ。

感動的なくらい美味しくて、価格もリーズナブル。あまり日頃足を踏み入れない雰囲気の店でしたが、ごめんなさい、偏見でした、お味はすばらしかったです!! 小籠包も絶品。また食べに行きます。

一方、期待十分で行ったのに「???」で終わったのが、新しくできたハイアット系のホテルのランチ。


お料理もプレゼンテーションも食器類もすべてが10年以上前のトレンド?という印象でハイアットクオリティには届いていないのでは。いったいどうしたのかといぶかっていたら、どうやらオペレーションが異なる会社であるらしい。ブランド名を守るためにもここはもうひとがんばり、ハイアットのエッセンスをまぎれもなく入れることが大切なのではないでしょうか。まだまだこれからのホテルなので、今後に期待いたします。

品川プリンスホテルの「ハプナ」が大きく生まれ変わります。

1994年のオープン以来、累計2000万人を導入してきたブッフェレストランでしたが、コロナの影響でブッフェは難しくなりました。ブッフェに代わるエンターテイメント要素を取り入れた新しいダイニング・エクスペリエンスとして、香港の飲茶にヒントを得た、ワゴン形式のダイニングとなります。

インテリアもぐっと高級感が増し、座席間のゆとりも広がり、リュクスな空間となりました。

プリンス・セイフティ・コミットメント(安全宣言)に則り、徹底した衛生、安全管理が行われております。

この日はメディアお披露目会でした。テレビは全局参加。ブッフェに代わる新しいスタイルはどのホテルも模索中であることでしょう。ニューノーマルの時代に入ってプリンスが先鞭をつけたこのスタイルは、ブッフェに代わる最善の方法として一つの参考例になりますね。

プリンスホテル東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さんによる挨拶。挨拶に続き、華やかな音楽にのってワゴンが続々登場。

現在、ハワイアンフェア開催中につき、ムームーやアロハを着ているスタッフが多いです。

球場風な生ビールデリバリー。


運ばれてくる料理によって衣裳が違うのも楽しい。飲茶を運ぶスタッフはチャイナドレス。

和食は着物、とワゴンのジャンルが一目でわかるコスチュームを着用しています。

カニを運ぶスタッフはカニのカチューシャ。

シェフのスペシャル料理、オマール海老のテルミドールが登場するときには「2001年宇宙の旅」に使われたことで有名な「ツァラトゥストラかく語りき」が華麗に流れ、期待も盛り上がります。


楽しい、美味しい、気分が上がる。ほんとうに素敵なレストランになりました。

 

エグゼクティブ シェフパティシェの内藤武志さん。スイーツだけでも16種類(すでに包装されたマカロンなどを入れるともっとあったかも)の壮観。

4月から品川プリンスホテルの総支配人となった佐々木潤さん。

品川プリンスホテル総料理長の吉田功さん(左)、ハプナ総料理長の小川守哉さん。ひとつひとつの料理が、素材を活かしてきちんと美味しく丁寧に作られており、上質な洗練を感じました。

シェフのみなさま、美味しいお料理をありがとうございました。従来のハプナよりも、雰囲気だけでなく料理の内容、サービススタイルともに格段に良くなった…というかまったく別物に生まれ変わったという印象です。

従来はファミリーが目立ちましたが、新ハプナはおひとりさまでもゆったり楽しめる、大人のエンタメレストラン。もちろんファミリーでも、ちょっと背伸びした雰囲気のなか、寛げます。遠くへ旅行することが憚られる現在ですが、天井の高~い非日常空間でしばしハワイ気分を楽しむのも悪くないですね。品川プリンスホテルじたい、ショッピングアーケード内の店舗も変わり、入り口でメルセデスベンツのショップが迎えてくれるなど、かつての喧騒のイメージから姿を変えています。

リュクスダイニング「ハプナ」、7月15日(木)17:30 オープンです。

 

#PrinceHotelsTokyoCityArea
#BeyondYourExpectations

 

 

Table 9 Tokyo も再開。バーセクションにて、梅雨の晴れ間の夜景を楽しませていただきました。

東京タワーまでの光の道が続く光景を眺めることができるここのバーエリアは、やはり落ち着けます。光にあふれる夜景が360度。

 

 

プリンスホテル東京シティエリアでは、現在、Hawaiian Fair 2020を開催中。写真は、フェア期間限定のカクテル3種です。Feel Hawaii . ブルーハワイを飲んだのは〇十年ぶりぐらいだろうか…。笑 シティエリア各ホテルのフェア詳細はこちら

 

ニューノーマルでの営業を続けるにあたり、プリンスホテルはこのようなSafety Commitoment 宣言をしています。ビデオを見れば、ここまでやるかという徹底ぶりがわかります。

 

“No matter how busy you are, you must take time to make the other person feel important.” (By Mary Kay Ash)

 

#BeyondYourExpectations

〇日本経済新聞夕刊連載「モードは語る」。

昨日付では、史上初のデジタルファッションウィークとなったロンドンファッションウィークについて書きました。こちら、電子版ですが、登録してないと全文を読めないようです。恐縮です。

 

〇横浜山手散策の続きです。神奈川近代文学館。

第一部:夏目漱石、森鴎外、北村透谷、島崎藤村、国木田独歩、与謝野晶子、泉鏡花、武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎、斎藤茂吉、高浜虚子、北原白秋、萩原朔太郎

第二部:芥川龍之介、横光利一、川端康成、永井荷風、谷崎純一郎、岡本かの子、吉川英治、堀口大学、西脇順三郎、中原中也、小林秀雄、堀辰雄、中島敦


第三部:太宰治、坂口安吾、島尾敏雄、大岡昇平、安部公房、三島由紀夫、澁澤龍彦、山本周五郎、開高健

 

名前を挙げていくだけで虚実のイメージが去来して脳内にすさまじい世界が展開するなあ。彼らのような、生き方そのままが「文学者」という作家が今ではすっかりいなくなった。

文豪たちの直筆は、意外と「達筆ではなかった」です……笑。

 

館内のカフェというか、懐古的な「喫茶コーナー」は眺望最高。サービス内容は文豪の時代に戻ったかのようなウルトラレトロで、じわじわきます。

“Literature transmits incontrovertible condensed experience… from generation to generation. In this way literature becomes the living memory of a nation.” (By Aleksandr Solzhenitsyn)

Shibuya Sky.

昨年秋に誕生していた施設ですがタイミングがなく初訪問。47階、地上230メートル。

 

みなさんがインスタにあげていらっしゃる映えスポットですね。

屋上は芝がしきつめられており、寝転んで寛ぐ方々も。

スクランブル交差点も、見下ろすとこんな感じ。

新宿方面。

なんだか既視感があるなあと思っていたら、六本木ヒルズの展望台とどこか酷似してます。帰りのエレベーターを降りたらそこにもおみやげショップ、というあたりも。オークランドでもっとも高いなんとかタワーの上もこんな感じだったような……。高層を売りにすると、バリエーションが生まれにくいのかもしれませんね。

 

カフェにはシャンパンの銘柄が5種ぐらいと、こういう場所にしては比較的豊富だったのが嬉しい。コロナロックダウン中、断酒していたこともあり、あまり多くは飲めなくなりましたが。

渋谷はほかにも新しい施設が続々生まれていますね。ただ、なんだかどこも東急系の同じような店舗が入っていて、いったん中に入ると他との違いがよくわからなくなります。そこそこきれいで便利かもしれませんが、予想を外してくる驚きが何もない。こんなことでよいのでしょうか。おそらく大人の諸事情でこのようになるのでしょうね。

 

週の真ん中、梅雨の晴れ間で暑くなりそうですが、よい一日を。

 

 

“The greatest happiness of life is the conviction that we are loved; loved for ourselves, or rather, loved in spite of ourselves.” (By Victor Hugo)

Pen 6月16日号発売です。ジェンダー大特集。ファッション史に見られるジェンダー表現について、17世紀から現在まで、4ページにわたり解説しました。図版豊富です。よろしかったらご覧くださいませ。

 

The soul has no gender. (Clarissa Pinkola Estes)

 

6月が始まりました。今日からニューノーマルの生活に入るという方も多くいらっしゃることでしょう。引き続き感染症にはお気をつけて、充実した一か月のスタートを切ってくださいね。

 

 

 

 

 

 近日中にラグジュアリービジネスのウェビナーをすることになり、理論から勉強しなおし。ラグジュアリーをビジネスパーソンに対しても説得力をもって語るには、やはりそれなりのボキャブラリーやデータが必要。いかにこれまで感覚だけで曖昧な話をしてきたのか、叩きのめされる。これからでも遅くない。やらないよりはいい。

 

Adventure is not outside man; it is within. (By George Eliot)

 

〇文化通信社さんの書店応援企画に参加させていただきました。こちらです。がんばれ本屋さん。

 

“I’ve learned that people will forget what you said, people will forget what you did, but people will never forget how you made them feel.”   (By Maya Angelou)

 

 

 

集英社季刊文芸誌「kotoba」6月5日発売、予約が始まりました。

連載「スポーツとファッション」。第2回は、紳士のスポーツとファッションについて考えてみました。サッカーとラグビー、起源は同じなのに、サッカーシャツがファッションアイテムにならず、ラグビーアイテムのみプレッピースタイルに取り入れられたりしているのはいったいなぜか? 7000字ほどの長めの論考です。

 

 

 

 

マニアックなチョコレートラボ。

SOCORA。住宅街にあるので、ほとんど目立たない。

5粒ほど買ってみたら、なんというか、これまで食べてきた高級系チョコレートのなかでも、おそらく最高レベルの芸術的なチョコレート。

 

これはなにごと。

調べて見たら、社長の西山浩平さんは、ジャン=ポール・エヴァンで修業、ミシュラン2つ星のレフェルヴェソンスでデザート担当、マンダリンオリエンタル東京でスーシェフ、その後独立というとんでもない経歴の方でした。

ビスポーク・チョコレート・ラボ、チョコレートのOEMをうたい、現在、リッツカールトン東京やマンダリンオリエンタル、CITABRIAなどなど、錚々たるお店やホテルとお取引き中とのこと。

そんなチョコレートラボが徒歩圏内にあったとは。知らなかった。コロナ禍のおかげで近所を歩くようになったメリットですね。

ラボで作りたての極上チョコレート、エヴァンより美味しいし、エヴァンより安い。通ってしまいそうでコワい。

 

All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt. (By Charles M. Schulz)

 

23日(土)に掲載された日経新聞連載「モードは語る」です。

 

緊急事態宣言の解除、まずはひと段落ですね。あちこちで営業が再開され、すっかり混雑が戻っています。第二波を警戒しつつ、新しい日常。

 

ファッション系のショップはいきなり春夏もののセールから始まっているようですが、それでは好もしくなかった元のサイクルに逆戻りでは。状況がそれどころではないということも理解するのですが、できれば適切な定価での販売時期をせめて7月いっぱいまで延ばせないものだろうか。価格に対する信頼を、ニューノーマルではぜひ回復してほしいと願います。

 

 

 

 

 

 

ご近所イタリアンGreenhouseのテラス。一時間ほどのランチで片腕だけ日焼け。油断した。

 

 

“Character is power; it makes friends, draws patronage and support and opens the way to wealth, honor and happiness.”  (By John Howe)

 

芝公園のザ・プリンス・パークタワー東京は、4月11日、開業15周年を迎えました。

おめでとうございます。

 

今はこのような時期ですが、これからもずっと都心のオアシスとして輝きつづけてください。

 

15周年記念プランは、こちら

ハニープロジェクトによるイースターをイメージしたボンネット型のスイーツのテイクアウトもあります。

 

 

〇 日経連載「モードは語る」から入試問題が出されました。東海大学医学部の小論文の課題に、2019年5月11日付「美徳『危険物』の時代」が使われました。受験生のみなさん、日経の連載もチェックしておいてくださいね。笑

 

〇 Oceans 5月号発売中です。「イノベーティブな働き方」(にふさわしいスタイル)をテーマにご依頼を賜り、コラムを書きました。

 

(Click to Amazon)

 

〇 ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町での仕事のあとレヴィータ。ほっとする空間です。


暗くなるとLevitaの文字と桜吹雪が映し出されます。


このカウンターから見る夕暮れの景色は最高です。東京もロックダウンの可能性が出てきました。この美しい景色も、見ることができるうちにしっかり見ておこうっと。


紀尾井町の桜。6分咲きくらい。

 

“Our wretched species is so made that those who walk on the well-trodden path always throw stones at those who are showing a new road.” (By Voltaire)

春分の日に公開されたBirds of Prey (「ハーレー・クインの華麗なる覚醒」).

動員が見込まれる大作が続々延期となり、映画館はあまりメジャーな動員を期待できない?作品や、過去の作品のリバイバル。過去作品のなかには見逃していた傑作も多いのでチャンスと言えばチャンスですが、今の時期に新たに公開されるのは……やはりおそれた通り……。

マーゴット・ロビーの魅力だけでなんとかもったという印象。異なる立場にある女性たちが連携して男たちをやっつけるというのは最近の流行なのかもしれないが。アクションシーンはかっこいいし痛快だけど、そこにいたるストーリーがいまひとつもたつき、落とし前が完全についていないのでくすぶりが残りました。ギャグも笑えない。ややもったいない。

六本木ミッドタウンの桜。三分咲きというところ? 本格的な見ごろは来週初めから半ばくらいでしょうか?

 

ミッドタウンのリッツカールトン45階のバーからのサンセット。


天井も高く、水が流れ、人工的ですが暖炉の火もあり、ワインも美味しい。

本格的に、春が始まりますね。

?日経新聞の書評効果に驚きました。


昨日は一度、アマゾン全体のランキング549位というのを目にしました。3桁というのは初めてです。ずっと見ているわけではないので、たまたまここまで上がった瞬間を目にしたのかもしれませんが、驚愕です。

 

?さてKeep Calm。

本日の東洋経済オンラインで、ベルナール・アルノーの巻が公開されました。こちらです。

 

?横浜中華街の聘珍楼で免疫力アップのための(?)ランチ。いつもは予約しないと絶対入れなさそうな人気高級店ですが、休日にもかかわらず、ガラガラでした。

 

テタンジェ もつけてしっかり栄養補給。野菜のトリュフ炒めが絶妙に美味しかった。接客もすばらしく丁寧で、感動。

 

飲食店、ホテルはどこもたいへんに苦しい時期をしのいでいらしゃることと思います。私も超弱小フリーランスに等しいので苦境には変わりないのですが、可能な範囲で機会をとらえて利用したく思います。お互いに助け合ってサバイバル、がんばりましょう。

“I don’t do damsel in distress very well. It’s hard for me to play a victim.” (By Scarlette Johansson)

年始から準備していたボンド映画関連プロジェクトが中止決定。ボンド関連原稿もお蔵入り。トークショー用にオーダーしたドレスはどこで着るべきか。がっくり落胆…。ほかにも東京コレクションはじめ諸々のイベントのキャンセルの余波が押し寄せています。「ファッション」など不要不急の最たるものという扱い。

おそらく多くの芸術関係者が同じ思いをしていますね。落胆、危機感、不安、焦燥……これが続くと絶望がまじってくる。

気をとりなおし、なんとかこの時期をサバイバルできるよう、まずは体力を整えて来るべき機会に備えましょう。

 

 



こちらは数日前のビジネスランチで驚いた一品。帝国ホテル地下のブラッスリー、村上信夫さんのレシピで、エリザベス女王が1975年に来日したときに出されたグラタンです。これがグラタン?! 同席者が頼んだのですが、とても美味しかったそうです。この時期は料理の「シェア」も憚られますね。

ブラッスリーはいつも予約しないと入れないほどの人気ですが、この日はガラガラ。ホテル・飲食業界も厳しい試練を強いられています……。

イギリス最高峰のスパークリングワイン、ナインティンバーを試飲する機会をいただきました。

ブレグジットの日、賛成派は、フランス産のシャンパンではなく、英国産のナイティンバーを開けてお祝いしたそうです。

見た目は軽やかですが、シャンパンよりもどっしりとした味わいで、飲みごたえがあります。和食にも合います。

アート風に加工してみました。笑

ナイティンバーはウエストサセックス州に位置し、英国産スパークリングワインをはじめて英国内で作ったスパークリングワイン専門のワインメーカー。

エステートの歴史は、1086年まで遡ります。王族、貴族に所有されながら、1988年に本格的にワイン醸造用ブドウの栽培がスタート。2006年、現在のオーナーであるエリック・ヘレマがエステートを購入、2007年、醸造家のシェリー・スプリッグスとブラッド・グレイトリックスの夫妻がナイティンバーに参画したそうです。理念は、Perfectly British.

 

イギリスのブドウがおいしくなったのは、地球温暖化の影響なのですよね。複雑な心境です。

 

さて、お祝いごとの多い季節。大きな式典やイベントは中止になっておりますが、個人単位でお祝いされる機会もあろうかと思います。そんなときに、思い出してほしいスパークリングワインです。

 

 

富山の廣貫堂といえば、くすりの老舗。私が絶大な信頼を寄せている、海外には必ず持っていくお守り的な胃腸薬(胃腸が丈夫なのでめったに使わないですが……)は廣貫堂製。

 

その広貫堂から、エイジングケアのためのスキンケアコスメが発売されます。和漢のハーブ、酵母の有効成分を配合し、不要物は極力省いた、現代にふさわしい自然派スキンケア。

その名もSmuk 。デンマーク語で「美しい」という意味だそうです。


香りよく、保湿力も高い。価格も手ごろな感じに設定されているので続けやすいのもいい。個人的にも期待大。

 

さらに、スペシャルケアとして洗顔料やマスク、美容ドリンクなどをそろえる「レグル」(ものさしの意味)のラインも発売。

2月25日より、オンラインショップK-to. (ケート)で発売されます。
http://www.k-to-kd.jp



発表会場は表参道のバンブー。

2階のテラス。とても感じの良いレストランだったので、プライベートで再訪しようっと。


快晴ですが風が強く極寒の表参道。

今回のフェアでは、イタリア大使館もプッシュしているアペリティーボという習慣に基づくメニューが各ホテルで展開されます。

夕方、夕食前に家族や友人と誘い合って、バールやレストランでお酒を飲みながら楽しい時間をシェアする習慣。

近年では、夕食代わりになるほどのボリュームのあるフードをブッフェで食べることができるアペリチェーナというスタイルもあるそうです。

各ホテルの趣向を凝らしたアペリティーボ、アペリチェーナの詳しいメニューはこちらから。

 

充実のイタリアワインのラインナップ。


エグゼクティブソムリエの市村義章さん。


バーテンダーズ。左から、紀尾井町の中西孝行さん、品川の川手輝昭さん、高輪の栗原秀和さんです。


宴の終わりに寛ぐシェフたち。いい雰囲気。左から、品川総料理長の吉田功さん、芝公園エリアの総料理長・三浦健史さん、そして高輪エリアの総料理長・高橋慶太さん。

ス―パーカー、クラシックカー、ディープな音楽の話題なら他の誰もついていけないマニアックでハイコンテクストすぎる会話で延々と盛り上がり続けられる東京シティエリア 統括総支配人の武井久昌さんとBLBGのCEO田窪寿保さん。一般教養のみならずニッチな教養でも群を抜くお二人のDJ対決がTable 9 で実現したら面白そう。武井統括総支配人のネクタイは、イザイアです。写真ではわかりませんが、ぽちっとイザイアマークが入っています。

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020 は、2月1日から3月31日まで、都内7つのプリンスホテルで展開されます。

#BeyondYourExpectations

 

ご協賛各社です。イザイア(ISAIA)さま。イザイアは、ナポリの名門ファクトリーブランドで、世界のエグゼクティブに支持されています。イタリアらしいクラシカルな品格といえば、イザイア。はい、こちらをご覧ください。

160名ほどのゲストでにぎわうボールルームでひときわ存在感を発揮していたイザイアの市瀬晃央さんと本間宏海さん。イギリスのスーツにはない独特の艶っぽい華やかさがありますね。

今回、レセプションで各ホテル総支配人が着用したネクタイとチーフは、イザイアの製品です。


お花越しに(笑)微笑むザ・プリンスパークタワーの総支配人、石川学さんが着用していらっしゃるのがイザイア。(遠くてわからないですね……至近距離で写真撮るべきでした。反省)

そして車ではマセラッティ。

内装がまたひときわ上質で、なんともセクシーな空間でした。

さらに、ランジェリーのインティミッシミ(intimissimi)。


フェア期間中、intimissimiの赤のキャミソール&ショーツがプレゼントされるステイプランもありますよ。15室限定です。詳しくはこちら

 

さらに、テクノジム。

最新型のラグジュアリーフィットネス製品は、ボールルームでも大人気でした。東京シティエリア マーケティング統括支配人の林佳代さんと私が座って、というか乗っかっているのは、テクノジムの高級レザー製のバランスボールです。座り心地も快適です。

 

社交に夢中になっている間にも舞台上ではオペラティックなパフォーマンスが。歌うのは柴田泰孝さん。

To be continued……

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020 の詳細はこちら

#BeyondYourExpectations

プリンスホテル東京シティエリアで第3回目となるイタリアフェアが開催されます。2月1日~3月31日まで。

華々しくレセプションが開かれました。ザ・プリンスパークタワー東京ボールルームにて。

プリンス名物、氷の彫刻。精巧ながらダイナミックな芸術性には、いつもながらのことですが、感動します。なんと氷の間にワインのボトルが差し込まれていますよ。


入口で迎えてくれるヴェネチアンマスクの「マスケラータ」。照明もイタリア国旗の色。細部まで凝った演出で、妖艶でゴージャスなイタリア感が醸し出されています。

 

イタリア商工会議所会頭、駐日イタリア大使、東京シティエリア統括総支配人、アリタリア航空社長によるテープカットのセレモニー。アリタリア航空のCAがテープカットのサポートに。


昨年、大好評を博したスターシェフたち、今年も来日。



飴細工によるヴェネチアンマスク。間近で見るとその芸の細かさに驚くアートです。





今年のテーマはカルネヴァーレ。イースター復活祭に合わせた断食期間に入る前に、楽しく食べて飲んで歌って、お祭り騒ぎをしましょう!という趣旨で始まったとされます。今では自由に参加できるお祭り的なイベントになっています。

カルネヴァーレにふさわしい、圧巻のお料理の数々。

ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さん。

エグゼクティブ・シェフパティシェの内藤武志さん、高輪エリア総料理長の高橋慶太さん。後方にも明日のエグゼクティブシェフたちがずらりと。

To be continued……

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020の詳細はこちら

#BeyondYourExpectations

 

 

 

 

 

 

 

James Bond Movie “No Time To Die” will be released in April.

Celebrating the new 007 movie, the exciting project has just started.


Kickoff dinner at Table 9 Tokyo.



“Bond Champaign” Bollinger 007.



Flan of crab porcini puree and truffle paste.


Salad of lobster and turnip celeriac mousse.


Sauteed abalone spinach and hollandaise sauce.


Roasted duck breast red wine sauce.


The Executive chef of Table 9 Tokyo (Shinagawa Prince Hotel), Mr. Isao Yoshida.  Thank you for the splendid dinner.

Big Thanks to : Mr. Toshiyasu Takubo (BLBG), Mr. Keisuke Ito (Arcane, Bollinger), Mr. Hisaaki Takei (Prince Hotels Tokyo City Area), Mr. Shoichi Terashima (Aston Martin), Mr. Masanori Kawamura (The Prince Park Tower Tokyo), Ms. Mika Katayama (Prince Hotels Tokyo City Area), and Ms. Kayo Hayashi (Prince Hotels Tokyo City Area).

 

#Beyond Your Expectations

 

ロンドンにプリンスアカトキがオープンしたことを記念して開催された、プリンスホテル東京シティエリア Timeless UK British Fair 2019 も本日で終わります。


ほとんど時間がないなかで企画され、実現された盛りだくさんのイベント。


多くの友人たちが喜々として巻き込まれてくれ、スタッフが真剣に「遊んだ」ことにより、わくわくするような熱気が生まれて最初のフェアは大成功となりました。

 

 



ロンドンバスとロンドンタクシー(白&黒)とジャギュア、アストンマーチンが勢ぞろいする光景はなかなかロンドンでは見られないかもしれない……。笑


想定外のクリーンヒットとなった、田窪さん監修ジェームズ・ボンドの朝食。大使館の朝ごはんメニューも大人気。

 


パークタワー、スカイガーデンのカクテル「アカトキ」。


総支配人が覆面DJとして活躍したTable 9のUKミュージックイベント。ユニオンジャックドレスをワンダーウーマン風にアレンジしてくだったのは、心斎橋リフォームの内本さん。

 


ギャラリーのボンドマティーニ3種。田窪さん監修。バーテンダーの森さん。

木谷さんによるロンドン旅セミナー後、グランドプリンス新高輪のラウンジ「もみじ」でハイティー。

 

パークタワーでは鎌倉アンティークス土橋さん所有の白いロンドンバスが飾られ、ラウンジはアンティーク一色。

 

アカトキのシェフ、ゲイリー・グラントさん来日、グランドプリンス高輪トリアノンでモダンブリティッシュのディナー。

 

 

ギャラリーでの「紳士淑女養成講座」。採算度外視でお料理とフリーフローのプランを作ってくれた料理長の鈴木さん、総支配人の芝田さん、サポートしてくださったハケットロンドン大西さん。この日のための衣裳をゼロから作ってくださったのは、心斎橋リフォームの内本さん。


ひとえに現場のスタッフとマーケティング担当者のがんばりの賜物ですが、なんというか、大人の文化祭のようでもありました。個人的には、これまで築いてきたネットワークや知識や経験を総動員してホテルにふさわしいエンターテイメントにするという挑戦でもあったフェアでした。2か月間、本当に楽しかった。ご協力くださったみなさま、それぞれの企画にご参加くださいましたお客様に心より感謝申し上げます。

 

#BeyoundYourExpectations

 

 

 

 

瀬戸内キャビアをいただける銀座17℃。再び訪問しました。

クリスマスメニューのフルコース。上は新製品「ジェイド」を使ったアミューズ。ヒスイ色のキャビアです。

贅を尽くしたお料理の数々。それぞれ芸術品のようでした。

クリストフルのカトラリーは隙なく装飾が施され、ずしり重い。

どこどこまでも重厚な本物尽くしの空間。

ワインも、ワイングラスも、ソムリエも絵になり、まるで舞台芸術を見ているよう。


バカラのアンティークグラスはじめ、数々のアートピースを至近距離で見て、触れることができるなんてなかなかできない経験です。

リキュールグラス。今、こんな手の込んだ作品を果たして作ることができるんだろうか。


ティーカップは持ち手の位置が高い。この位置に持ち手があると、飲む姿がエレガントに見えるのです。

ゴージャスなディナーとともに冒険と教訓に満ちたお話を多々ご披露いただきました。

Special Thanks.  Ms. Ayako Ohta, Mr. Naoki Itasaka (CEO of Cavic), and Ms. Mikako Nakajima (PR of Cavic).

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町でおこなわれた「紳士淑女養成講座」にご参加くださいましたみなさま、まことにありがとうございました。

 

レディーファーストの起源になった宮廷愛の恋愛技法、数々の食卓マナーの起源になった古代ローマや中世の慣習から、メディア未掲載の超最新情報まで。

 

好奇心旺盛な方に向けた新時代のライブ教養エンターテイメントとしてご提供させていただきました。

表層のハウツーをなぞるのではなく、起源を知ることで想像力が刺激され、心の安らぎを伴う本物の自信を得ることにつながると思います。

採算度外視でシャンパンを含むフリーフローのカクテルプランを作ってくださったザ・プリンス・ギャラリー東京紀尾井町の金光義丈さん、料理長の鈴木房雄さん、総支配人の芝田尚子さん、コンシェルジュの桃井忍さん、MCをつとめてくださった高木聖香さんはじめスタッフの方々。紳士の小道具を数々ご用意いただき、昼から夜への七変化をご紹介くださったばかりかマニアックな服の見方を披露してくださったハケットロンドンの大西慎哉さん。この日のためのドレスをデザイン・制作くださった心斎橋リフォームの内本久美子さん、中外国島の極上服地でジャケットを仕立ててくださった廣川輝雄さん。ロンドン最先端のポケットチーフテクニック「ターンブルフワラー」を伝授してくださった田窪寿保さん(ターンブルフラワーはギャラリーのスタッフの間で流行中です)はじめ多くの方々から惜しみないご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。

ギャラリーのコンシェルジュはすばらしいのです。この日も衣裳のたたみじわを直前に発見してコンシェルジュにSOS。すぐにアイロンをかけて持って着てくださいました。困ったときの救世主コンシェルジュ。用がなくてもホテルに行ったらまずはコンシェルジュに挨拶をしましょう。

たくさんの写真をシェアさせてくださったゲストのみなさま、重ねてありがとうございました。

Table 9 Tokyo にて、昨年に引き続き、NYのミシュラン二つ星シェフ、ガブリエル・クロイター招聘ディナーがおこなわれました。

今年のメニューです。12月4日の部に参加しました。


日本の繊細な香辛料が微妙にブレンドされ、なんとも複雑な奥行きがあります。


料理とワインをあわせるデギュスタシオンも洗練されており、日本酒もラインナップされておりました。



こちらも装飾に日本の秋を感じさせるアレンジ。いたるところに、ガブリエルの日本に対するリスペクトを感じます。


きのこの風味が際立つエスプーマ。


ジュブレ・シャンベルタンのなんとも官能的な香り。

招聘シェフと一緒に仕事をするたび、現場スタッフも刺激を受けてレベルが上がっていきます。ガブリエルも日本の食材や料理にヒントを得て、さらにバージョンアップしていく。ほんとにすばらしいコラボレーション。

招聘イベント終了後は京都へ向かい、さらなる食のヒントを探すそうです。またお会いできますように!

Timeless UK British Fair 2019.  ロンドンアカトキのTOKII エグゼクティブヘッドシェフ、Gary Durrant をお迎えしたスペシャルディナー。

赤文字は、それぞれのお料理に合わせて供されるワインです。

グランドプリンス高輪「ル・トリアノン」にて。

ビーツの塩焼き、なんていう変わったお料理が入る野菜のプレート。

 

子羊のローストもやわらかくてまろやか。

バニラとパッションフルーツのチーズケーキ。オーストラリアの貴腐ワインがぴったり合う。

私はスモールポーションにしてとお願いしているので、通常のお料理はこちらの2倍くらいのボリュームです。

デュラント氏は、Savoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London, Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど、数多くのホテルで経験を積んできました。とても穏やかな笑顔のシェフです。ロンドンにお出かけの際は、ぜひPrince Akatoki へ。

Special Thanks to all the Managers and Staff of Prince Hotels Tokyo City Area.

 

#PrinceHotelsTokyoCityArea

#BeyondYourExpectations

 

telでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、
voy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20CoSavoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20Savoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20ntinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20V

ニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20年以上に渡り知識とスキルを磨y Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in LonSavoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20年以上に渡り知識とスキルを磨don、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20年以上に渡り知識とスキルを磨

Timeless UK British Fair 2019.

こっくりとした深みのある英国エールも、フェア期間中に楽しめます。下面発酵のすっきりしたラガーに対し、上面発酵のエールはフルーティーでコクがあります。
写真左はFullers London Pride. カラメルのような甘い香りのなかに、紅茶やシトラスのかすかな気配。右はHobgoblin. 添加物ゼロ、チョコレートモルトがブレンドされたクリーンな味わい。Hobgoblinはイギリスでは有名ないたずら好きな妖精。

ザ・プリンスパークタワー東京の「スカイラウンジ ステラガーデン」のカウンターは一段高い位置に設置され、フロア席のカップルを視野にいれることなく(笑)楽しめます。

もちろん、窓際で東京タワー相手にカクテルAKATOKI を飲むのも最高です。

ボンドマティーニ3種はステラガーデンでも味わえます。それぞれのカクテルにまつわるストーリーやレシピを紹介するボンドファン必携の名刺サイズのカードもできました。田窪寿保さん監修です。マティーニとともにリクエストして入手してくださいね。

クリスマスシーズン、このバーならではのロマンティックな演出は、シニアバーテンダーの内田勇二さんにご相談を。

“Shoulder the sky, my lad, and drink your ale.” by A.E.Houseman

#BeyoundYourExpectations

?ホテルとの上手な付き合い方も学べる12月7日(土)紳士淑女養成講座のお申し込みはこちら

キャビアといえば、ロシア(旧ソ連)のエアロフロートの朝食で出された大量のキャビアに黒パン、という塩辛めの思い出が真っ先に浮かぶのですが。

近年、日本で生産しているのですね。

香川県で生産する国産フレッシュキャビア、その名も「瀬戸内キャビア」。

生産する株式会社CAVICのCEOである板坂直樹さんの話を聞きました。母校の中学校が廃校になると聞き、なんとか施設をそのまま活かせないかと考え、チョウザメを飼育してキャビアを生産することにしたのだそうです。

背中のうろこが蝶に似ているのでチョウザメと呼ばれるサメは、生命力が強い長寿の生き物であることでも知られます。下の写真、四角い枠のなかにチョウザメのうろこがあるのですが、見えますか?

こんな魚類が大群で、中学校の体育館に設置された水槽の中で回遊するシーンを想像してみてください。なんだかわくわくしてきませんか。

(チョウザメの種類によって、粒の大きさや味が異なってきます)

そのように故郷の建物を保存し、雇用を生み出すというSDGsもクリアして生産されたキャビアは、東京でもいただくことができます。

銀座17℃。

一歩足を踏み入れるとそこは1890年代前後のヨーロッパ。

本物のアンティーク家具、インテリア、食器の数々。当時のオルゴールまで備えてあります。

肝心のキャビアはといえば、これまでの「塩辛い」という偏見を覆す、フレッシュでふっくら、まろやかな味わい。ぱさっとした印象があったのですがそれも偏見で、むしろねっとりとしている。

そば粉のクレープに、ピクルスやサワークリームをお好みで加え、キャビアを載せてくるくると巻いて食べる。なんと気がつくとひと瓶、簡単に食べ終えていた。笑

まあ、考えてみれば輸入ものは長期保存するために大量に塩や添加物を入れるので、ぱさぱさになっていきますよね。このキャビアはその必要がなく低塩なので、新鮮で、匂いにも味にもまったくクセがなく、おいしい! なによりも、安全・安心です。

キャビアをアクセントにしながら、洗練されたフレンチが楽しめます。カトラリーもクリストフルの芸術的なナイフやフォークで、重厚感があります。

シャンパンとよく合います。サーブしてくださるシニアソムリエの浅原高志さんの渋いたたずまいも、この重厚なお店の雰囲気にマッチしておりました。

 

……高級ワインが勢ぞろい(笑)。

CEOの板坂さんは、お酒が飲めない体質だそうですが、ワインは徹底的に学び、香りと色だけでどこのワインなのか当てることができるそうです。

左は日本経済新聞の太田亜矢子さん、中野右がCEOの板坂直樹さんです。この日もスペインから帰国したばかりで、世界中を飛び回っているそうです。

 

アペリティーボ(ここで待ち合わせて1,2杯飲んでからレストランへ)としても使ってほしい、とのことですが、これほどゴージャスな店をアペリティーボの止まり木にしてしまったら、その後にはいったいどこへ行けばよいというのか。笑 そのままメインのお店として滞在しても、もちろん大満足の夜が待っていることでしょう。

下記、店名・社名をクリックするとHPにとびます。

?17℃ (ディ・セットゥ・ドゥグレ)

?株式会社CAVIC

 

<Timeless U.K. British Fair  Vol.5 Funky Vibes U.K.>

ホテルは文化の発信地。

ブリティッシュフェア期間中に、DJ Music Nightも開催。
品川プリンス39階のTable 9 Tokyo Nine Bar では、ブリットロックからブリティッシュポップ、90年代に一世を風靡したアシッドジャズ、現在ロンドンで流行のニュージャズまで、U.K.を愛するDJ達が個性を競います。
11月12日から16日まで。

私のお勧めは、Mask DJ T.K.Iが登場する12日です。実はこの方、総支配人の中の一人なのです。ミュージシャンを目指していたこともあるとあって、選曲のセンスとノリの良さが前回のDJナイトで大好評️。ゴージャスな夜景とともにUK音楽の夜を。

https://www.princehotels.co.jp/…/table…/ninebar/info_05.html

During the British Fair, Special Menu inspired by the British spy novel will be offered. Supervised by Mr. Toshiyasu Takubo.

?The spy who loved the breakfast (with a glass of Tattinger Rose)


Realized by Mr. Miura, Prince Hotel Executive Chef.

From left: Mr. Takubo who supervised this special menu, Mr. Takei who is executive general manager of Tokyo City Area, Nakano and Mr. Miura.

?Three kind of Martini James Bond loved.


Photo from kitchen test about 10 days ago. Dirty Martini, Vesper Martini and Vodka Martini.

Mr. Takubo demonstrates how to grab the martini glass like James Bond.

Please order special martini saying, “Shaken, not stirred.”  Or “I just don’t care.”

 


“100 roses” from the staff after the reception.  Thank you.

 

Timeless U.K. British Fair 2019.


At the entrance The Tin Soldier of ice welcomed us.

 


Ray Goertz, General Manager of Prince Akatoki London.

Tape cut ceremony.


Elaborate ice sculptures, wonderful and updated British food and drinks.


General Mangers. From left Mr. Hashimoto of Shinagawa Prince, Mr. Yamamoto of Takanawa area, Mr. Ray of London Akatoki, Ms. Shibata of Koicho, Mr. Takei of City Area and Mr. Ishikawa of Parktower.

These red bow ties and (a dot tie of Mr. Ray) are offered by Hackett London, who supported this British Fair.


Top chefs of Prine Hotels. Second from left is Mr. Keita Takahashi, who is recently so busy preparing for Imperial Ceremony Dinners.


Mr. Yoshiaki Ichimura, Executive Chef Sommelier of Prince Hotel.


Mr. Yusuke Mori, Bartender of the Prince Gallery Tokyo Kioicho.

Staff commemorative photo. Thank you.

Timeless U.K. Prince Hotels & Resorts British Fair 2019. <2019.11.1~12.25>

Reception at the Grand Prince Takanawa & Kihinkan.

Are we really in Japan?  Mr. Mark Dobashi of Kamakura Antiques, Catherine Nakano and Mr. Hisaaki Takei who is  Senior Managing Officer Regional General Manager Tokyo City Area PRINCE HOTELS, INC.

 

London Taxi Black and White (both owned by Mark) and Jaguar (owned by Prince Hotels).


Luxurious deep red leather interior.


Aston Martin DB11 in the banquet room.



Collaboration of London Bus of Prince Hotels with Tokyo Tower.


Congratulations of the opening of Prince Akatoki London.

 

Official HP of British Fair 2019.

Detailed information is here for you.

Temporary sewing at H&Sons.


This glossy navy fabric is woven by Chugai Kunishima. Taylor Hiro is making my new standard business suit, which will be sustainable and versatile (I will continue to wear, reform and wear,  amost forever.)


Ningyocho is exotic for me.


Went to dinner at Imahan Ningyocho.  Surprising beautiful performance of cooking and wonderful Sukiyaki and Steak.


Speial thanks to Mr. Hiro and Mr. Suzuki.

さらに読む

VIPs from various countries are staying at each hotel in Tokyo to attend the Imperial Celemony.

 


This is the lobby of the Prince Park Tower Tokyo.  The national flags lined up in a row are such a spectacular.

It is an unusual atmosphere where tension and gorgeous feelings live together.

 

Here is a teaser.

 

From November 1st, the first British Fair will be held by the Prince Hotels Tokyo City Area,  to commemorate the opening of the London Prince Akatoki.

 I am involved in the project, which contains so many exciting events.

One of the project is The Breakfast The Spy Loved.

The breakfast loved by James Bond is reproduced faithfully in the original description.

 


 

Speaking of Bond, We also offer the special Martini: The Martini Bond Loved.

Dirty Martini, Vesper Martini, and Vodka Martini. The three martini that Bond loved are also faithfully reproduced in the original. Toshiyasu Takubo, a Japanese Bond, suprevised this Spy Food & Drink project. Yesterday was a kitchen test. Everything is wonderfully unique and exciting.

Vesper… That Vesper.  “Once you tasted it, that’s all you want to drink.”

Why James Bond makes you feel so excited and sexy.  Please look forward to the First British Fair by Prince Hotels Tokyo City Area, “Timeless UK. British Fair 2019”.

 

#BeyondYourExpectaions

Modern Australian dinner by Scott Pickett who is one of the most famous and popular chefs in Australia. He is an owner and chef of Restaurant “Estelle”.

The dishes were beyond our expectations and gave us a happy and unforgettable experience.

 


Mi cuit scallop kept butter sauce and saumon roe with sea grapes.

Presse fois gras truffle and dessert lime with brioche.


Crab with mornay sauce accent of curry oil and coriander.

Roasted monkfish celeriac puree broth sauce spice flavor /  truffle and finger lime.

Roasted Japanese beef sirloin puree of mushroom and porcino.


Each with the Chief Sommelier selection paring wine set.


Mr. Pickett.  Who has successfully served us the most imaginative and entertaining dishes.

Thank you for coming to Japan to collaborate with the Table 9 Tokyo.  I hope to see you again.

 

#PrinceHotelsTokyoCityArea
#Table9Tokyo
#ScottPickett

#BeyondYourExpectations

朝日カルチャーセンター新宿「英国王室の伝統と先進性」には多くの方にご参加いただき、心より感謝申し上げます。

思いがけず、各界のプロフェッショナルな方々、第一人者の方々にもご参加くださっており、驚きとともにたいへん感激いたしました。

全員のお名前をうかがうこともできなかったのですが、お帽子とブローチのロイヤルファッションで装った素敵な方、終始笑顔でうなづいて聴いてくださった方々はじめ、熱心なゲストの皆様と濃い時間を過ごすことができました。

 

香水のエキスパート、地引由美さんからはすてきなお花をいただきました。とても嬉しいです♡

 

終了後の打ち上げ。地引さん、そしてやはりご多用のなかご参加くださった、「イデ・オム」の社長、西村京実さんとともに、パークハイアットで「お茶」をご一緒しました。


(美しくて行動力もあるお二人。左から西村さん、地引さん。夕陽を浴びてますますきれい。)

「お茶」のはずなのですがなぜかワイングラスになっておりますね。笑


パークハイアット41階からの崇高なほどの夕陽の眺め。今日がんばったご褒美をいただいたような思い。

 


とても絵になっていたカップルの背中。

 

講座をアレンジしてくださったスタッフ、ご参加のみなさま、書籍をお買い上げくださったみなさま、失敗談を笑い飛ばしてくれる大人の友人や家族、多くの方々のサポートに心より感謝します。

青葉台ご近所にヴィオレッタというすてきなアンティークショップがあります。

(Violettaの前に立つ青山櫻さん)

以前から前を通るたび、とても気になっていたのですが、やはりご縁がありました! オーナーの青山櫻さんからお茶にお招きいただき、ようやく一歩足を踏み入れることができました。

 

店内は、オーナーがヨーロッパから買い付けてきた家具や陶磁器、アクセサリーなどでロマンティックな雰囲気。

櫻さんが実際に参加しているというヨーロッパの各舞踏会の話や、仕掛けのあるアンティークジュエリーの話などで大盛り上がり。こういう話題を共有できる方がご近所にいらっしゃるのは本当に嬉しいことですね。


(青山さんと記念写真)

ヴィンテージアクセサリーは30年代のスキャパレリやシャネルなど、存在感のあるすばらしい一点ものが揃っています。


(30年代のスキャパレリのコスチュームジュエリーをつけさせていただきました。ノット型で個性的なデザイン)

ヨーロピアン・アンティークの世界がお好きな方、青葉台のViolettaにぜひ。

北日本新聞別冊「まんまる」10月号が発行されました。

第96回です。

 

さらに。『ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史』のレビューが掲載されました。ありがとうございます。

 

100回まであと4回のカウントダウン。100回もまたひとつの通過点にしかすぎないのかもしれないですが、ささやかでも大きな通過点。守りに入らず、加速していきます。

 

とかいいつつ、ほっと一息。

銀座のアクリスに立ち寄った帰りに、和光のメロンパフェ。あまりにも有名なパフェですが、初体験です。底の方まで刻みメロンがぎっしり入って、メロンの世界観が統一されていたのに感動しました。甘いもの苦手を公言しておりますが、これはフルーツを楽しむというイメージで、別格に美味しかったー。ぶどうパフェも期間限定で人気の様子。期間内に行けるかな。次の仕事が終わってからのごほうびにすることにして、がんばろっと。

 

 

京都ではThe Thousand Kyoto泊。今年の1月29日にオープンしたホテルです。なんと京都駅から徒歩2分。

 

京都に出張の多い知人の間でも評判のよいホテルです。


期待がふくらむ長いアプローチを過ぎると、ふわふわ舞う天女の羽衣が迎えてくれます。

スタッフの対応もフレンドリーでありながら丁寧確実で、行き届いています。



通常のツインルームでもかなりのハイクオリティ。あたたかみのあるバスルームはゆったりとってあるし、インテリアは上質で、無駄なくすっきりデザインされています。アイパッド一つで部屋のコントロールもコミュニケーションもすべて可能という今どきのテクノロジー。紙類やスイッチをごたごた置かないこの方式は、もう常識になりつつありますね。

 

備品もアメニティも徹底的に選び抜かれており、ご担当者の審美眼の高さがビシビシ伝わってきます。

配置にも配慮があって、細部にいたるまで使いやすく、美しく、感動を与えてくれました。

たいへん僭越ながら、ちょっとだけ残念だった点を。スパは岩盤浴とホットタブで、そこそこ快適ですが、エビアンスパやキオイスパ、ナゴミスパなどと比べてしまうと、少し物足りない印象…(比べてはいけないのかもしれませんが)。サウナが男性のみ、なのに料金が男女同じというのもいかがなものでしょう。フィットネスとスパのフロアが違うというのも、使い勝手がいまいちとなり、惜しいところです。


ティー&バーの雰囲気は素敵で、お料理もおいしいのですが、お酒のメニューが少なすぎるのがもったいない。逆に言えば、改善しやすい余地がたっぷりあるということなので今後に期待したいところです。

特筆すべきは朝食。品ぞろえの豊富さ、一品一品の品質の高さと美味しさ、プレゼンテーションのきめ細やかさと美しさ、そしてスタッフのサービス、すべてにおいて目を見張るレベルでした。今回は洋食ブッフェにしましたが、次回宿泊する機会があれば和食も試してみたいと思いました。この朝食はこれまで食べたホテルの朝食のなかでもトップ3に入るレベルでは。


スパもバーも完璧がよければ一泊10万超のリッツカールトン京都などがありますが、その半額以下の価格帯でこれだけの感動を与えてくれるというのはすばらしいことですね。京都駅のほぼ隣なので荷物を預けての観光にも便利。ホテルのホスピタリティの勉強にもなり、充実した京都滞在になりました。スタッフのみなさまありがとうございました。

プリンスホテル 東京シティエリアで5回目となるオーストラリアフェアが開催されます。オープニングレセプションがザ・プリンス・パークタワー東京にて開かれました。

駐日オーストラリア大使リチャド・コート氏によるご挨拶。


プリンスホテル東京シティエリア統括支配人 武井久昌氏によるご挨拶。

恒例のテープカットも華やかに。

9月1日から10月31日まで開催。

氷の彫刻は、カンガルー。

モダン オーストラリアの最新、最高のお料理が楽しめます。

今回のフェアでは、メルボルンのレストラン、「エステル」のオーナーシェフをテーブル9に初招聘。

また、自然素材の「パナ チョコレート」とのコラボスイーツも実現。


エグゼクティブ・シェフソムリエの市村義章さんによるワインセレクション。やはり南半球ではソーヴィニヨン・ブランが好きだな。

期間中にぜひモダン オーストラリアの美味しさを味わいに訪れてみてください。

フェア詳細は、こちら

 

♯BeyondYourExpectations

今回、夜も昼も中華街でしたが、新しい発見に感動したのが状元楼。

まったく何の先入観もなく、ただ建物の美しさと「1855」と刻まれた数字に惹かれてはいってみたのですが。

アールデコなインテリアの美しさに驚き。

 

1920年代に「東方のパリ」「東方の真珠」として称えられた上海がここにあるんですね。

1920年代の上海。アヘン戦争による南京条約(1843)締結以降、アメリカ、イギリス、フランスによる中国主権の及ばない外国人居留区として祖界時代が始まりますが、それゆえ、同時代のヨーロッパの文化の影響が色濃く反映されているのでした。

いたるところに繊細な細工がほどされ、フックや照明、些細なところまでアートになっている。中国の皇帝文化と、ラグジュアリーなヨーロッパ文化が融合したような、豊かな気持ちになれる空間でした。上海料理もすばらしく美味しい。

ちなみに、「状元」というのは、至難の国家試験に首席で合格した人のみに授けられる称号だそうです。なんだか納得してしまう。

しかし、一歩外へ出るとなんでもありなキッチュな世界。


なぜにベルばら。

 

熱中症になりそうだったので早々に退散しましたが、何度来ても新しい発見のあるみなとみらい+中華街、仕事半分とはいえよいリフレッシュになりました。



インスピレーションがわいて締切1週間前の原稿もアップできたし。大きな山場はこれからですが。

台風が近づいているとが報じられておりますが、移動される方、どうぞくれぐれもお気をつけて。

書店ごあいさつやメディア出演や社交などもろもろの目的で、富山へ。

紀伊国屋書店さんでは、イギリス史のコーナーの中央に、目立つように飾ってくださってました。ありがとうございます。

KNBラジオでは小林淳子アナウンサーの番組でお話させていただきました。ありがとうございました。

夜は富山でビジネスを展開する若き社長さんたちや文化に携わる方々が、出版祝いの会を開いてくださいました。環水公園の話題のイタリアン、「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」にて。

オーナーが趣味を貫いて作り上げた自慢の個室で、すばらしいお料理を楽しませていただきました。

富山の食のレベル、ほんとうに高いのです。

みなさん、楽しい時間をご一緒していただき、ありがとうございました。

ほかにも、多くの方とお会いし、お話をしたりお茶を飲んだりさせていただきました。あたたかな応援をたくさんいただき、ありがたさをかみしめています。また近々お会いできますように!

プリンスホテルズ東京シティエリアではスペインフェア開催中。紀尾井町のザ・プリンスギャラリーでは、サンセバスチャンのラグジュアリーコレクションホテル「マリア・クリスティーナ」のシェフ招聘ディナーが3日間にわたり開催されました。ヘスス・カバジェーロ「美食の夕べ」2019です。

メニューです。赤字は料理にあわせたワイン。白ワインの前にシェリーが出てきたのは驚きでした。コロッケとよく合い、意外にはまります。

日本経済新聞The Style副編集長の太田亜矢子さん、フジテレビの辻貴之さん、綿谷寛・画伯と貴重な機会をご一緒させて頂きました。上の写真は辻さんのフェイスブックより。きれいにコンパクトに収まっていることに感動し、ご了解を得て掲載します。

途中、ふたりのマリアッチ?!も登場、各テーブルをまわり演奏。また、辻さんの奥様の妹さんはサンセバスチャンに嫁いでおり、何度も行き来していらっしゃるとのことで、地元の様子を聞いたりしているうちに、すっかり旅行した気分。

サンセバスチャンからはるばる来てくださったシェフのヘスス・カバジェーロ氏(右から2人目)と記念撮影。

「ロイヤルスタイル」発刊のプレお祝いということで、Cath Kidsonのビニール傘をプレゼントしていただきました。ロンドンの象徴がちりばめられたポップでかわいい傘です。バードケージ型で、女王陛下御用達のフルトンの傘と形が酷似。笑 ありがとうございました。雨の日が楽しくなりそうです。

#Prince Hotels Tokyo City Area #Beyond Your Expectations

キリアン・ヘネシー来日祭り。2日目はアマン東京の個室にて、キリアンとランチをいただきながら少人数のジャーナリストとともにインタビューするという至福の時間でした。

ミューズである奥様にプロポーズしたときの様子、好きな映画、苦手な飲み物(バブル。シャンパンはクリュッグのみ好き)、ファッション、ランジェリー、週5回は食べるという日本食にいたるまで。パリでの行きつけの日本料理店は、8区にある「キヨミズ」。

ファッションに関しては「いつも同じ」。同じシャツ、同じ上着、同じようなジーンズがずらりとクローゼットに並ぶそうです。この日のウエストコートはマックイーン。ジョブズと同じ、ノームコアですね。やはりジョブズと同じ理由で、毎朝、服のことを考える時間を少しでも減らしたいから。自分にとって完璧なものがすでにわかっているからこそのスタイルですね。

昨日も思いましたが、襟腰の高いシャツをこれだけ胸下まで開けて品を保っているキリアンスタイルは、誰もマネができないでしょう。

「セクシーになろうとはしない。セクシーが私になろうとする」と刻印された限定10個のクラッチ。

セクシーの秘訣は、You have to be strong. Don’t dress for men.

好きな映画は「カサブランカ」「めぐり逢い」「風と共に去りぬ」。嫌いなファッションはトレンドのストリートウエア。奥様へのプロポーズにも「めぐり逢い」にからめた演出を。

インスピレーションの源は、旅、本、過去の香水、絵画、そして「ぼく自身」だそうです。

2日間にわたってどっぷりキリアンの世界に浸りました。ご高配を賜りました関係者のみなさまに心より感謝します。

香水界のロールスロイス、キリアンの調香師、キリアン・ヘネシーさまが来日しました。この日をどんなに楽しみにしていたことか。2日間にわたり、たっぷりキリアンと至近距離で話すことができました。なんという幸福。

初日は恵比寿のシャトー・ロブションでの会見。コニャックの名門、ヘネシー家の御曹司である彼がいかにして香水ビジネスに関わることになったのかというキャリアの経緯をたっぷり1時間ほどかけて。

ほぼ3年ごとに「転職」しているのですが、「幸運の星が常に僕の上に輝いてきた」と語るとおり(こう語っていやみにならない)、タイミングよく数々のすばらしい出会いに恵まれてキャリアを築いていらしたことに驚き。文字通り、幸運の星の下に生まれてきた方なんですね。

なんどか「ヘネシー家から逃げたかった」「コニャック以外の仕事を探した」という趣旨の話をなさっていたので、最後の質問コーナーで「なぜそんなに家業を避けるのか?」と聞いてみました。行く先々で「ああ、あのヘネシー家の御曹司…」という目で見られるのが負担で、家名ではなく、自分自身の力で何か事業を成功させたかったとのこと。家名を背負う御曹司の苦労、サラブレッドなりの野望というものがあるのですね。

さらに、各製品、パッケージへの思いや工夫が語られ、いちいち納得。バカラへの思い。香水ケーズが捨てられてしまうことをさけるために、徹底して細部にこだわっていること。レフィルは光と空気を避けるための完璧なテクノロジーの賜物であること。

そしてクラッチにもなるケースの誕生物語。奥様がある夜、バッグを忘れ、香水ケースをクラッチバッグとして持っていったことがヒントになっているそうです。

ため息ものの香水は、まさに芸術品。Good Girl Gone Badの「ミルフィユのように」重ねられた複雑な香りは中毒性がある。

日本ではこの秋に発売となるル・ルージュ・パルファム。香りつきのリップスティックは、赤のバリエーションだけで12色! 前列がサテン、後方がマットです。ケースも香水と連動する美しさで、なによりもなめらかな着け心地。前列左から3本目の「デンジャラス」という赤をつけてもらいました。それがこの写真です↓ ネーミングも香水同様、詩的で、キリアンの世界観を形づくっています。 

キリアンのジャケットはサンローラン、襟腰の高いシャツはパリのお仕立てだそうです。シャツボタンを胸下まで開けているのに品が保たれているという驚異の貴公子ぶり。

シャトー・ロブション庭のあじさい。キリアンの世界を受けとめるにふさわしいレストランでした。

今年もオープンしました。東京プリンスホテルの「森の中のビアガーデン」。

6日に行われたプレオープンに参加しました。

メニューもさらなる工夫が加えられ、嗜好や食材の量に応じて数ランクそろいます。たっぷりの肉にシーフード、野菜、締めの焼きそばにいたるまで、さすがのホテルクオリティ。

シェフがステーキを焼いてくれます。はじめに側面から火を通すのがポイント。

「ナウのれん」でおなじみのコンビ、綿谷寛・画伯といであつし・文豪とご一緒しました。いでさんは、サプライズのバースデープレゼントとしてブーケをプレゼントしてくれました! なんと。感激。ありがとうございます。

いつも完璧なコスチュームで盛り上げてくれる綿谷画伯は、この日は自前のコック帽とエプロンで! このサービス精神には総支配人たちも感動。

締めの焼きそばを仲良くけんかしながら?焼く二人。それぞれの視点からアップされたインスタの記事も面白いのでぜひご覧ください。アカウントは綿谷画伯がwatatanigahaku 、いで文豪が ideatsuhi です。

ちなみにこちらが画伯の投稿のなかの一枚。ほかのページも笑えます。いつのまにか撮られていた靴の写真についたコメントとか。watatanigahakuのインスタアカウントでご覧ください。


アロハスタイルでおもてなしの総支配人。左からプリンスホテル東京シティエリアの武井総支配人、高輪エリア(ザ・さくらタワー&グランドプリンス高輪&新高輪)の山本総支配人、品川プリンスの橋本総支配人、紀尾井町ザ・プリンスギャラリー総支配人の大森総支配人、そして東京プリンス&ザ・プリンスパークタワー東京の石川総支配人です。

女性の広報・マーケティング担当はムームーでお迎え。

東京プリンス&ザ・プリンスパークタワー東京の広報担当、野原さんによる中締め挨拶。

BBQのあとは東京プリンスのメインバー「ウィンザー」で締めるもよし、3階のテラスで東京タワーを眺めながら和むもよし。雨でも楽しめるBBQビアガーデン、ぜひ夏の予定に組み込んでみてくださいね。

#PrinceHotelsTokyoCityArea #BeyondYourExpectations

尾張一宮での仕事のあとの食事会で、思いがけず、早目のバースデーを祝っていただきました。

あたたかな思いやりのお心が嬉しく、疲れもふっとびます。ありがとうございました !

このレストラン、HONJINはこの地域では伝統ある有名店だそうです。鉄板焼きのお店です。

吟味された素材を使い、目の前で野菜やサーロインを焼いていただきました。薬味ひとつひとつも選び抜かれていて、すばらしく美味しかったです。

インテリアやカトラリーも美しく、サービスもあたたかさにあふれていた素敵なお店でした。

一緒に祝ってくださった中外国島のスタッフのみなさま、株式会社SANTEI社長、大栄既製服株式会社社長、ありがとうございました。

紀尾井町でローズウィーク開催中。

赤坂クラシックハウス。薔薇のよい香りに包まれています。以下、ことば不要の薔薇の世界。


さまざまな種類の薔薇が楽しめます。深呼吸をして体内の空気を旬の薔薇の空気に入れ替えていくには格好のスポットですよ?

この日はビジネスランチでザ・プリンスパークタワー東京紀尾井町の和食「蒼天」でした。構築的、立体的な「蒼天」の料理。

国会議事堂や議員宿舎を間近に見下ろす絶景。前方にはスカイツリー。

ブランディング最前線の具体例をみっちり3時間、学ばせていただいた充実した時間でした。オンリーワンでトップを走るランナーはやはりエネルギーが並外れて高い。

プリンスホテル東京シティエリア(ザ・ギャラリー、ザ・パークタワー、ザ・さくらタワー、高輪、新高輪、東京プリンス、品川プリンス)+新宿プリンス、新横浜プリンスの計9つのプリンスホテルで、スペインフェア2019が開催されます。4月26日~6月30日。ザ・プリンスパークタワー東京でレセプションが開催されました。

恒例、氷の彫刻。闘牛のモチーフですね。精巧に作られており、ほれぼれします。レセプションが終わる頃には溶け始めるというはかなさがまたよいのかもしれません。

4回目となる今回も、フェアの内容はスケールアップしています。招聘シェフは、マドリードの5つ星ホテル「エスペリア・マドリード」のミシュラン2つ星レストラン「サンセローニ」のシェフ、オスカル・ベラスコ氏。そしてバスク地方、サンセバスチャンの「ホテル マリア クリスティーナ ラグジュアリーコレクションホテル」より、ヘスス・カバジェーロ氏。両者とも、3日間限定となります。

各レストランでもスペインメニューが展開されるほか、「リヤドロ」とコラボレーションした「リヤドロラウンジ」を開催、またオリーブオイルと焼き鳥のコラボレーションなども楽しめます。小松原庸子スペイン舞踏団によるフラメンコとお酒を楽しむ夜など盛りだくさんのイベントが用意されております。詳しくは、こちらをご覧ください。

半年前に駐日スペイン大使に着任されたホルヘ・トレド氏。食を通したスペインと日本の文化の交流が盛んになっていることを強調されていました。このような形でホテルは外交や国際交流にも貢献をしているのですね。

テープカットです。右から、リヤドロ相談役(リヤドロのリブランディングを成功させた方です)にして在日スペイン商工会議所理事の麦野豪さん、シャネルジャパンの社長にして在日スペイン商工会議所のプレジデント、ギエルモ・グティエレスさん、大使のホルヘ・トレドさん、プリンスホテル東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さんです。

小松原庸子スペイン舞踏団によるフラメンコ。

シェフパティシエ内藤武志さんによるチョコレートの彫刻。牛の上にはフラメンコダンサーが華麗に踊っています。

シェフです。右から、ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さん、品川プリンスホテル総料理長の吉田功さん。フェアを通して各国の一流シェフと協働することも刺激になって、シティエリアの料理は着実にグレードアップし続けています。

ソムリエのみなさん。右から品川プリンスアネックスの山崎武史さん、プリンスホテル全体を統括するシェフソムリエの市村義章さん、グランドプリンス高輪の安藤祐さんです。

スタッフ集合写真です。手前のおふたりもプリンスホテルの社員ですが、この日は受付にてフラメンコの衣装を着用して迎えてくれました。私が手に持っているのはリヤドロの陶器の人形です。

大使も強調していましたが、回を重ねるごとにスペインとのつながりが密になり、また拡がりも生まれています。個人的な興味の一つは焼き鳥とオリーブオイルのマリアージュですが、これ実は自分で試してみたことあるのです。良質なオリーブオイルならどんな素材でも美味しくしてくれるということはありますが、シェフはどのようなスパイスを用いて、ほかのお料理とのバランスはどうとるのか。楽しみです。フェアの期間にぜひ訪れてみてくださいね。

本日23日、バーニーズ ニューヨーク銀座本店3階に、「ミカフェート」がプロデュースするカフェがオープンします。22日の説明会にお招きいただきました。

ミカフェートは、コーヒーハンター、Jose.川島良彰さんが設立しました。世界中の農園をまわり、厳選した豆のみを扱うコーヒー専門店で、マニアックなコーヒーファンの強力な支持を集めています。

写真中央、マイクをもつのが川島さんです。

バーニーズで提供されるコーヒーは、最高級の「プレミア・グラン・クリュ」が中心。また、バーニーズニューヨークをイメージしたオリジナルブレンド「ブラックタイ」をシャンパンボトルに入れて提供しています。「ブラックタイ」を試飲させていただきましたが、深いコクが長く余韻を残す、夜に似つかわしいコーヒーでした(もちろん、朝飲んでも美味しいはず)。

フードメニューは南青山のテール・エ・サヴールが手がける自然派のビーフシチューやサンドイッチ、スイーツなど。自然栽培の野菜や、完全放牧で育つ牛など、安心の食材を使ったメニューが充実しています。

見た目も華やかですね。

オーガニックワインもそろう。次の仕事があったので飲めなかったのが心残り。

インテリアはバーニーズのクリエイティブディレクター、谷口さん渾身の作とのことで、壁一面に飾られた写真がなんとも素敵。

バーニーズのカフェは、どこへ行っても混む銀座の超穴場(意外にいつもすぐに座れる)としてこれまでもしばしば利用していましたが、今後、おいしいミカフェートのコーヒーを味わえるとっておきのカフェとしても覚えておきたいですね。多くの人に知っていただきたいものの、人気が出すぎて混雑するのも困る、というやや複雑な心境ですが…。

会場では久々に堤信子さんにもお目にかかることができました。堤さんも大のコーヒー好き。私も一日5杯は飲みます。

銀座の用事のおついでに、訪れてみてくださいね。

16日はアスプレイの「ロイヤルスタイル」トークショーのため、大阪へ参りました。

アスプレイはリッツカールトン大阪の中に入っています。リッツとアスプレイの関係は深く、リッツのお部屋のアメニティもアスプレイなんですね。

タダシのドレスの上につけているネックレスは、アスプレイのコズミックコレクションから「シューティングスター」。ピンクのシルクスカーフもアスプレイです。肉厚で上質です。そもそも創業者のウィリアム・アスプレイは、1781年、シルクプリントから事業をはじめているのでした。

アスプレイジャパンの中村之夫社長、PRのキャンドルウィックのノリコ・シルベスター社長と打ち合わせを兼ねたランチをいただきました。リッツカールトン内の新感覚広東料理「香桃」。

中国茶も桃が香るオリジナルなブレンドのお茶で、くせになるおいしさでした。前菜の盛り付けもこのように上品で華やか。

鶏肉のアーモンド揚げ。上品にカリッと仕上がっていて、美味です。

そしてもっとも衝撃だったのが、こちら、うなぎのチャーハン。なんと、くりぬいた焼きりんごのなかにチャーハンがつまっております。最後はりんごも食べることができる。独創的。

その後、リッツのロビーラウンジでMC役の野村雅夫さんと合流、最終打ち合わせ。野村さんのお母様はイタリア人だそうで、野村さん自身、よく外国語で話しかけられるそうです。そういう時には外国人のふりをするんですって。笑 野村さんはDJのほか、翻訳や映画評論など多方面でご活躍中です。

リッツ・カールトンの前で。左から中村之夫社長、野村雅夫さん、中野とんでノリコ・シルベスターさん。全身写真だとよくわかりますが、野村さんのトレードマークは、ベルボトム。70年代の音楽に影響を受けて、ずっとベルボトムだそうです。今ではベルボトムはレアで、渋谷にしか売っておらず、ずっとそこで注文していらっしゃるとのこと。ジャケットはZARA。ポケットチーフを入れてさらっとおしゃれに着こなしていらっしゃいました。


イタリアのミシュラン二つ星レストラン、マグノリアのシェフであるアルベルト・ファッカーニ氏特別招聘ディナー、初日の15日に伺いました。Table 9 Tokyoにて。

総じて、驚きと感動の多いすばらしいディナーでした。

最初に登場したのが、オリーブに見立てたチョコレート。中から新鮮なオリーブオイルがあふれ出す。斬新。

軽くあぶった鯖とピクルスのベリー風味。実は鯖はやや苦手な魚だったのですが、これはかなり上品に仕上げられていて驚き。

イカのタリオリーニ トリュフ香るカルボナーラ。イカをパスタに見立てるとは。ヘルシーだし、カルボナーラとして食べて違和感がなかったことが驚きでした。

イシビラメとアーティチョークのソテー。

上は「マグノリア」オリジナルのオリーブオイル。シェフがイタリアから直々持参されたそうです。

10皿のコースそれぞれの料理に合わせるワインとして7種ものワインが提供されます。白のバリエーションが豊かなのは嬉しかった。ハイライトのお肉料理にはバローロが堂々登場。

お水も、メインの途中でグラスごと交換するという細やかさ。徹底して繊細な味と香りを楽しんでもらいたいというシェフの思いが伝わってきました。

植物の根に見立て、引き抜ぬくと現れるチョコレートにいたるまで、想像力が駆使されたお料理は、まさしく一流のエンターテイメント。

圧巻のメニューでしたが、それぞれ繊細な工夫が凝らされながら深みがあり、新鮮な印象を与えながら王道のイタリアンのおいしさが追求されていました。

シェフが意外と若く、さらに驚きましたが、こうした海外の一流シェフの最新の料理を、Table 9 で体験できることは貴重で、なんとありがたいことでしょうか。

デザートのひとつとして供された瓶入りのお菓子も、そのまま持ち帰ることができるという楽しみもあり、好印象。Table 9 のマークが入った瓶もおしゃれです。


「弟」の鎌倉アンティークスの土橋正臣さんとご一緒させていただきました。中央はシェフ。髭をそられたためか写真よりかなり若く感じました。人を感動させる料理もまた芸術、と実感しました。あたたかでスマートな、忘れがたいおもてなしをありがとうございました。

打ち合わせを兼ねたビジネスランチで村上開新堂にお招きいただきました。

クッキーがあまりにも有名な村上開新堂ですが、本格フレンチのレストランもあったのですね。昭和40年から現在の場所(半蔵門、英国大使館の隣)でレストランを営んでいるそうです。

品のよいピンクで統一されたテーブルクロスとナプキン。ろうそく型のシャンデリアもよい雰囲気を醸し出し、正統派の西洋料亭といった趣きです。写真ではうまく伝わらないのがもどかしいですが、格調の高さと優雅さとくつろぎが調和を保っているすてきな空間です。

お料理は日本の旬の食材を使った王道フレンチ。奇をてらわず、堂々、正統派の美味を追求するフレンチといった安心感があり、ひとつひとつがとても美味しい。

写真上は、ほたるいかと旬の野菜を使ったサラダ。クスクスも添えられています。

お勧めされたメインがこちら。牛ほほ肉の煮込みで、レシピは昭和40年から変わらないそうです。クラシックで重厚なのに、親しみやすさもあって、じわっと心にしみるような味。

いちごが主役のデザート。

ぷるぷると運ばれてきたのが、村上開新堂のゼリー! テーブルの上でもぷるぷる動いていて、楽しすぎる。デザートに村上開新堂のゼリーをチョイスすると、このなかから2種、好みのものを選べます。

窓から見えるのは、英国大使館の庭に植えられている樹々。

充実したランチタイムでした。ありがとうございました。


富山ネタ最後です。2日間、ほとんどプライベートの時間はなかったのですが、2日目の講演前のランチに、久々に友が集まってくれました。総曲輪のレストラトゥールにて。

前菜のサラダ。右下にちょこっと載っているホタルイカが富山らしい。

メインのお魚料理。素材そのものから新鮮な富山のレストランのレベルは、かなり高いと思う。

個性的すぎる友たち。左からFoggy and Sunny の店主、中川くん、アーチストのトムスマさん(地球の化身)、北日本新聞の田尻くん、モデルにしてピラティス講師の池端忍さん、中野とんで牛島屋社長の武内くん。よく笑って楽しかった。今回、惜しくもお会いできなかった方々、また次回のお仕事のときにお目にかかることができれば嬉しいです!(まんまる100回記念イベントを楽しみにがんばります。)

さて、富山のおみやげとしてもお勧めなのが、能作さんのグッズ。高岡市で1916年に創業した鋳物メーカーで、 仏具、花器、茶道具から錫テーブルウェア、ホームアクセサリーまで作っています。

モダナイズされた洗練されたデザインを通して、今に生きる伝統技術のすばらしさが伝わってきます。写真は富山大和店。

今回、ギフトに購入したのが、この花びらの箸置き。春らしくて気持ちが華やぎます。

アクセサリー類も充実。同じお金を使うなら、こうした伝統技術に「投資」するという感覚で買い物をしたいものです。

どこへ行ってもたっぷり愛のあるおもてなしで接していただいた2日間で、心から幸せを感じ、たくさんのエネルギーをいただきました。お世話になったみなさま、あらためて、ありがとうございました。またお招きいただけるよう、さらに精進します。

打ち合わせを兼ねた初日のランチ。中央通りの藤右衛門。

ここは私の小6の担任の先生として、当時は初任務で赴任してきた石上正純先生が、定年退職後、奥様とご一緒に運営されているお蕎麦屋さんです。校長も歴任され、定年後は教育委員会にというお話もあったそうなのですが、定年後は好きなことをして第二の人生を奥様と共に歩みたいということで始められました。

メディアの取材を一切、お断りし、素材や器にこだわって丁寧に作られたお料理を提供し続けていらっしゃいます。


お休みの日には食材や器を求めて各地にご夫婦で出かけていらっしゃるとのこと。一つ一つのお料理がほんとうに美味しくて、器の美しさとともに心にしみ入ります。

そば粉で揚げた天婦羅。かりっとした仕上がりが持続します。このあと十割そばとデザート2種が続きます。充実した満足感。

夜は新聞社の方々とともにワイン食堂 Le Glouton(ル・グルトン)。オーガニック素材、地元でとれた食材を使ったイタリアンです。上の写真はお店近くの本願寺(富山別院)。夜空を背景になかなかの迫力。


10皿ほどのコースでこちらも満足感が高いレストランでした。お腹いっぱい。オーガニックワインも数種、料理に合わせて出してくださいましたが、どれも美味しく、翌朝も残らずすっきりした目覚め。

香水を飲んでいるような錯覚を覚えた個性的な食後酒。

店主の吉国信輔さんと記念写真。すばらしいおもてなしをありがとうございました。

金曜夜はTable 9 Tokyo でおこなわれたジャズシンガーの青木カレンさんのディナーショーに伺いました。Valentine Dinner & Jazz Night.

低音がとりわけ美しいカレンさんのパフォーマンスにうっとり。

この日のために考えられたコースのお料理はどの皿もとてもおいしく、堪能しました。上の写真はメインの牛フィレ バローロワインのソース。

上は、カレンさんのオリジナル曲の歌詞からイメージされたデザート。アップルシュトローデルとマスカルポーネのアイス。

演奏終了後、カレンさんと記念写真。カレンさんとお会いするのは、2~3年ぶりくらい、二度目ですが、変わらず可憐(おやじギャグではないですが?) 左はご一緒していただいたレジーナ・ロマンティコのデザイナーにして社長、角野元美さんです。ますます情熱的に、魂に率直に行動して躍進中で、ポジティブで美しいエネルギーのおすそわけをいただきました。

Table 9 Tokyo オリジナルのチョコレート。9種類、すべて個性的な味。Table 9の象徴です。

今はパートナーと葉山に住んでいらっしゃる元美さんからは、鎌倉欧林洞の銘菓、パトロンをおみやげにいただきました。乾燥する季節だからとジョン・マスターズのボディバームもさりげなく一緒に。いつもながら、フェミニンできめ細やかなお心遣いに感激します。

おしゃれな男性のおひとりさまゲストも多かったな。それぞれのペースで楽しんでいらして、そんなマチュアな雰囲気がTable 9 にふさわしく、すてきな夜でした。カレンさん、元美さん、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

前項から続きます。Prince Hotels Tokyo City Area Christmas Presentations and Christmas Party.

各ホテルのクリスマスメニューも紹介されます。


各レストラン、全制覇したいくらい、それぞれに個性を出したメニュー構成。


シティエリアのパーティーには必ず置かれており、いつも感動する氷の彫刻ですが、この日はライブスカルプティングでした。アイス・スカルプター日本一に輝く彫師がものすごいスピードで彫っていきます。悩んでたら溶けますからね、それはもう早い早い。

完成したとたんに溶け始めるというのもちょっと切ない。その切なさがまた味わいを深めている、すばらしい芸術作品でした。


Hanah Spring によるライブも。このコンビは父娘の間柄なんですね。驚き。

幻想的なライトアップで貴賓館の美しさもいや増し。

ここでキヒンのないポーズをとる人も……。



曇も少ない美しい月夜に映える貴賓館。

カジノルームも用意されていました。賭け金ナシのプレイのみですが。武井統括支配人と記念写真。

締めの挨拶は、左の白いスーツを着た林佳代さんより。シティエリアマーケティング統括支配人です。各ホテルの広報担当者も林さんから紹介されました。優秀で気立てもよい女子ぞろいです。


シティエリアのコンセプトは、今後、このようになります。

なにか自分の子どもが羽ばたいていくみたいな感謝と感無量。

 

Prince Hotels Tokyo City Area Christmas Party and Christmas Presentations.

ホテルは12月になるとホリデーシーズンの繁忙期に入るため、メディア向けのクリスマス商品のプレゼンテーションを兼ねた、早目のクリスマスパーティー。高輪の貴賓館にて。

東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さんによるご挨拶からスタート。


シティエリア各ホテルの支配人。左からザ・プリンスさくらタワー東京&グランドプリンス高輪&グランドプリンス新高輪の総支配人である山本誠さん、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町の総支配人である大森伸翁さん、東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さん、ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンス総支配人である石川学さん、そして品川プリンス総支配人の橋本哲充さんです。支配人たちはタキシードに赤いボウタイとチーフで華やか。


7ホテルの各レストランから自慢のお料理の数々。


各レストランからのシェフたちがその場で切り分け、盛り付けてくれるという贅沢なおもてなし。

いつも驚愕するのはチョコレートの彫刻。上のピアノは小さな部品にいたるまですべてがチョコレートで作られているのです。

7ホテルから渾身の17種類のクリスマスケーキもお披露目。写真上、手前の帽子型ケーキはロイヤルウェディングにちなんだデザイン。


上の写真、手前の2段の白いケーキは見た目がシンプルですが、切ると華やかな中身が現れます。プリンスホテル女子社員によるプロジェクトです。ミレニアルズな発想ですね。

チョコで作られた宝石箱をあけると宝石のようなケーキが出てくる。

一点、一点にシェフの思いと工夫とストーリーがぎっしり詰まったクリスマスケーキ、ぜひ各ホテルのホームページで詳細をご覧ください。

To Be Continued……

本ブログでもご案内しておりました、ニューヨークのミシュラン☆☆シェフ、ガブリエル・クルーザーの招聘イベントは、連日、満席どころか大幅に増席するという大盛況のうちに終了したようです。

私は17日(土)に参加しました。品川プリンス最上階Table 9 Tokyo にて。


迎えてくれるカトラリーの数も多い。これからどれだけの料理が出てくるのでしょうか。
メニューです。8皿のコースです。メインとデザートが2種類からチョイスできる。

ペアリングワインも全6種。高級ワインがずらり。どれも料理とベストマッチというか、凝った料理の濃い特徴をいっそう強めるようなワインが選ばれており、ひとつひとつのペアリングを印象深いものにしていました。


とりわけ驚いたのが、セカンドグラス。料理はフォワグラのテリーヌとピスタチオのキャラメリゼ。これに合わせるワインがいきなりソーテルヌですよ。意外や意外、甘めのソーテルヌがフォワグラと合って新鮮な発見でした。

パンの代わりというか、パンも出てくるのですが、焼き立てクグロフがでてきました。甘くない、パンとして食せるクグロフ。新鮮でした。(料理のメニューとしては記されていないサプライズ)

 

一皿一皿、精巧な作り込みを特徴とする王道フレンチをニューヨークスタイルにアレンジしているといった印象。親しんだ素材でもこう来るか!という料理法で驚きの連続。

メインの前に、じらすかのように出てきたのは黒トリュフ、白いんげん豆、菊芋のエスプーマ。黒トリュフが厚切りになって入っているの。ただこのあたりにくるとだいぶお腹がいっぱいになっている……。日本人には(というか私が小食なだけ?)8皿は多すぎるかもしれない。

メインの牛テンダーロイン。ほんとうは一人前がもっと大きなポーションだったのですが、シェフにお願いして、小さめにしてもらいました。お腹がかなりきつくなっており、残すのもいやだったので、食べきりサイズにしてもらいました。極上のおいしさでした。


デザートは栗のプチベール。バニラと栗のムースリーヌとカシスのソルベ。品良い甘さでなんとか完食しました。

芸術的なお料理の数々、その良さをいっそう引き立てる6種のワイン、エピキュリアンな一夜でした。さすがにこの日は自分が小食なのを恨めしく思いましたが、クルーザー氏のおもてなし、たっぷり堪能いたしました。


テーブルにいらしていろいろ説明してくれるクルーザー氏。とても穏やかで笑顔を絶やさない、あたたかな人柄を感じさせるシェフです。あとからTable 9 のシェフに聞いたところ、厨房で働くスタッフたちも、非常に良い刺激を受けているとのことです。

おみやげにはガブリエル・クルーザーブランドのハンドメイドショコラ! こういう「小さな高級品」っていうのがお土産に嬉しいですよね。バッグにすんなり入るサイズ。しかもとても美味しい。甘さが残らず、上質な余韻がさわやかに広がるようなチョコレートです。これ好き。ニューヨークではクルーザーのチョコレートショップもあるらしいのですが、日本でも展開できないのでしょうか。


記念写真。左から、フードコンサルタントの藤本先生、Nikkei Styleの太田亜矢子さん、シェフ、中野です。

増席の熱気もあり、オープンキッチンも活気があり、Table 9 Tokyoが本来の威力を発揮した夜でもありました。いつもより大勢のスタッフが動員され、華やかなフロアでした。スタッフのみなさま、おつかれさまでした。あたたかなおもてなしをありがとうございました。

シンガポール投稿はこれで最後になりますよ。もうそろそろみなさんも飽きてきたころですね。

ナショナル・ギャラリーです。

2015年11月にオープンしたこのギャラリーは、旧市庁舎と旧最高裁判所を合体させてリノベーションした、東南アジア最大のモダンアート美術館。

2つの巨大な建物が合体して展示会場になっており、その数、延べ13階分以上になるそうです。

ひとつひとつの作品がとても興味深いのですが、とにかくはてしなく数が多く、見ても見ても終わらない。

旧日本軍の兵士が描かれている絵もあり、なかには胸が痛むような描写のものもありました…。

「人々の痛みや悲しみを描くものでなかったら、アートはいったい何のためにあるのだ?」


感情を揺さぶられつつ、2時間くらい見て回るものの、まだ3分の1も観終らないという状況。

あちこちで小学生とおぼしき集団が、アートの講義を受けています。

足が先に疲れて、ルーフトップガーデンで休む。


シンガポールの名所が一望できる。

見慣れるとやはり幕張。

残りは駆け足で、締めは、旅行中にインスタ経由で情報をくださったシンガポール在住の友人の勧めによりギャラリー2階にあるViolet Oonというカフェに行ってみました。

コロニアルプラナカンという風情の素敵なインテリア。スタッフもインド系、マレー系の美男が多く、目の保養をさせていただきました。

ただ、black coffeeを頼むと、砂糖入りミルクなしのブラックコーヒーが出てくるんですよね。without sugarと強調したのに、そういうレシピはないんですな。甘いコーヒーは大の苦手なのでとほほでした。他のテーブルの方々は、3段トレーに甘いモノどっさり載ったアフタヌーンティーをお楽しみでした。(無理だ……と思いながらちら見する) それ以外はほんとうに時間を忘れる素敵なお店。

インド系美男スタッフは最後まで親切で、タクシー乗り場が見えるところまで送ってくれました。

ぎっしり5日間、久々のシンガポールを満喫できました。以前より多くの場所に行くことができたので理由を考えてみますと、まあいろいろありますが、その1つは「買い物をしなくなったから」。今すっかり物欲がなくなり、モノより経験が面白い。モノならば日本でもいくらでもあふれているし、世界中のモノがいつでもECで買える。場に敬意を払える清潔で上質な服を2、3着、着まわしていれば何の問題もない。今回買い物したのはアラブ香油、小さな2瓶だけでした。ホテルでランドリーサービスも活用し、少ない枚数の服で過ごしたので行きも帰りも軽々。こういう旅の方が快適で、充実しますね。味をしめたので日常生活からも携行品を減らしていこうと決意。

ココ・シャネルが最後にもった服はベージュと黒のシャネルスーツ2着、という話がなかなか深く響く。

ともあれ。次回、シンガポールに来るときにはディープな「人」や「組織」の内部の取材をしてみたいです。

などと書いても書かなくてもよいような「締めの文句」を書いているあたりは19歳の頃に旅行ライターをしていた頃と変わらないな。

 

シンガポール関連記事はこれで終わります。おつきあいくださいまして、ありがとうございました。インスタ経由でオンタイムに情報をお寄せくださった方々にも心より感謝します。旅のきっかけをくださったグランドハイアットシンガポール、グランドハイアット東京、そして映画Crazy Rich Asians にも深く感謝申し上げます。

名門フラトンホテル。


やはりコロニアル建築を見ると落ち着きます。どこから見ても壮麗です。

ホテルの入り口にはレッドカーペット。


そこはかとなくイギリスっぽいクリスマスの装飾。

この吹き抜け。同じ吹き抜けでも成金感はなく、次回はここに泊まってみたいな。

建物の中に鯉まで泳いでいます。


本格チャイナのJade でランチをいただきました。壁紙といい、インテリアといい、スタッフの制服といい、すべてJade (翡翠)色で揃えられていて、ロマンティック。


天井が高いところが、コロニアル建築の好きなところ。このあとすぐ満席となりましたが、付近のエグゼクティブビジネスマンとおぼしき方々、社交人士と思しき美女たちの立ち居振る舞いもなかなか美しかったです。

 

 

小籠包はじめ点心いくつかと、北京ダックをいただきました。すべて美味しいのですが、北京ダックのお肉はさすがに満腹で食べきれず……と困っていたら、なんときれいにタッパーに入れてテイクアウト用に包装してくださいました。さすがのサービス。カトラリー、食器、テーブルクロス、すべてが選び抜かれていて、目も舌も心も満足。ここは夜、お酒とともに数人で多種の料理を楽しみたいレストランですね。全力推薦。

フレデリック・マル祭りが続きます。フレデリックを囲んで、小人数でのランチという贅沢きわまりない会。パレスホテル「クラウン」個室にて。

質問に対する回答を兼ねたお話ひとつひとつが、詩的で、時にユーモラス、時に皮肉まじり、時に論理的、時にあとからじわじわくる……とまるでフレデリック・マルの香水ラインナップのようでした。いつまでも話を聞いていたかったなー。ほんとに素敵な語り口だった。芸術家にしてビジネスマン。


時間が限られていたのが惜しかったですが、最後に、フレデリックから直々にシグネチャー・パフュームを選んでいただきました。


私の印象は、Lipstick Rose だそうです。とても華やかな、鮮やかな色彩を感じさせる香りです。光栄ではありましたが、自分が自分に抱いているイメージと、人が自分に抱く第一印象はほんとに違うんだなといつも思う…。私は素朴で地味な人間で、華やかさとはもっとも遠いんだけどね。華やかな場に出入りすることが仕事上、多く、場に敬意を払った服を着ていくと(←こういう行動そのものが愚直でしょ?笑)華やかな錯覚ないし誤解を与えるのですね、おそらく。

今回は時間がなかったので、フレデリックはそれぞれのゲストにほぼ第一印象だけで銘柄を選んでくれたのですが、パリでお客様にシグネチャー・パフュームを選ぶときには、じっくり時間をかけてお客様の話を聞いてから選ぶそうです。お客様は赤裸々に、時に人生のすべてを(罪までも)告白してしまうんだそうですよ。だからフレデリックはパリの顧客の私生活を全部知っている。笑 まるで神父さまですね。

要は、これまでの人生を作ってきた内面+こうなりたいという未来の理想の先に、ぴったりの香水がある、ということですね。なるほど、香水が人生と密接に関わっているフランスならではの考え方。

お話を聞いて得た収穫はあまりにもたくさんあるのですが、近日中に活字でまとめます。インスタグラムで反応があったスーツのことも詳しく聞きましたよ! 正統な紳士文化(スーツ文化)を継承している、グローバル・ジェントルマンでいらっしゃいます。

Uomo、Ginza、Figaro、Numero、Precious各誌のすてきな編集者のみなさま、ありがとうございました。エステー・ローダーさま、キャンドルウィックさまにも心より感謝します。(この日はフレデリック・マルに敬意を表して、マルカラーの赤×黒を着ていきました)

 

 

 

 

Table 9 Tokyo にて、ハバナ・ソーシャルクラブ「ハロウィーンセッション」。

グリーンを基調にハロウィーン仕様に飾られたTable 9 で、キューバのバンド、Alexander L.P & Puros Habanos によるライブ演奏を聞きながら、Tokyo Fusion Dining のコースを楽しめるハロウィーンスペシャルナイトでした。

仮装した大人のグループもいて、よい雰囲気。

バンドの演奏に合わせ、男女のダンサーがラテンなバネの効いたすてきなダンスを見せてくれました。

駐日キューバ大使ご一行もいらしていたのですが、途中から立ち上がって一緒にダンス、ダンス、ダンスでノリノリ。見ていたらこちらまで幸せに。(白いシャツの方がキューバ大使。) 踊り慣れていらっしゃるのよね。

 

キューバにちなむカクテルを披露するカクテルタイムも。数々の受賞歴を誇る門間輝典氏による派手に火を使ったパフォーマンスとクールなトークを楽しみながら、カクテルの完成までを鑑賞。ハロウィーン仕様のおしゃれなカクテル……というのはよいのですが、半分以上、生クリームでできているのを見てしまったからには飲み干すわけにもいかない。とても美味しいのですが、ジレンマでした(^^;)

Tokyo Fusion Dining はメニューも一新され、さらに美味しくなりました。


タスマニアサーモンのミキュイ キャビアのアクセント。サーモンがこんな厚切りで供されるのは珍しい。すっと溶けるような柔らかなサーモン。


キノコのクリームスープ カプチーノ仕立て。


真鯛のポワレ。


オーストラリア産牛フィレのグリル レフォールオニオンソース。

 

フロアスタッフもこんなふうに仮面でハロウィン風、360度夜景もほぼ満月つきで鉄板の美しさ。すばらしいホスピタリティでした!

 

ベルサイユからパリに戻ってランチはオペラ座となりのカフェ・ド・ラ・ぺにて。

(オペラ座。ここはここで壮麗でしばらく見とれていました。今回は時間がなく中まで入れませんでしたが次回は中に入りたい)

(あのグランドホテル。1階にカフェ・ド・ラ・ぺがあります)

ド・ラ・ぺ! ド・ラ・ぺ! カフェ・ド・ラ・ぺ!

文化史系の本を読んでいたら必ず登場する、カフェ・ド・ラ・ぺ

1862年にグランドホテルの1階にオープン。エミール・ゾラやモーパッサンが足しげく通い、オスカー・ワイルドも訪れ、20世紀初頭のベル・エポックにはディアギレフや皇太子時代のエドワード7世も顧客だったという。プルーストやヘミングウェイの名前も出てくる。

シャネルの本にもしばしば名前が登場する。このカフェにラジオステーションが設置され、アメリカ向けに「This is Paris」が放映されたこともあります。

現在は国によって歴史遺産に指定されているそうです。

前菜としてこのカフェの名物というオニオングラタンスープをオーダーしました。熱々のスープと言うよりも完全にグラタン。パンもたっぷり使ってあるのでこれ一品でかなりおなかがいっぱいになります(というかボリュームがあまりにも多く食べきれませんでした……ごめんなさい)。

メインにはシンプルにビーフステーキ。

王道フレンチのサービスでした。

 

客席はほぼ満席で、富裕層と思われるおしゃれなパリジャンが相当のボリュームのお料理を平らげている光景にも圧倒されます。

階段、廊下、化粧室、インテリアはどの部分も帝政時代やベルエポックの華麗を感じさせます。どっぷりとクラシック・パリの雰囲気に浸ることができました。

 

Paris記はこれで終わりです。走り書きメモで恐縮でした。2泊4日とは信じられないくらい充実したイベント尽くしでした。今回のメインミッションであるフランソワ=アンリ・ピノー会長インタビュー記事は来月発売のForbes Japanにて。

Kering、Forbes Japan各社、パリ&ベルサイユでお世話になったみなさまにはあらためて深く感謝申し上げます。

 

 

パリの伝統あるカフェ、Cafe de Flore. ここで日本人初のギャルソンとして働く山下哲也さんがいらっしゃるので、ご挨拶を兼ねて訪問。

すでにミッドナイトですが、店内は満席。

 

 

(シャンパンを注いでいるのが日本人初のカフェ・ド・フロールのギャルソンとして有名な山下哲也さん。右からForbes Japan谷本さん、コーディネーターのムッシュウ・モリタ)

ほかの同行のみなさまはカフェオレ。私だけ当然のようにシャンパン(すみません)。

 

 


山下さんは特別にあつあつのアップルパイをテーブルにプレゼントしてくださいました。

華麗なギャルソンの立ち居振る舞いがカフェ・ド・フロールの雰囲気を盛り上げているということがよくわかりました! 山下さん、そしておつきあいくださいましたみなさま、ありがとうございました。

 

 

 

ケリング本社とルテシアは徒歩数分の距離にあり、ランチはいったんホテルに帰り、ホテル内の「ル・サンジェルマン」で。

リンクをはったホテルのHPからご覧いただくとその雰囲気の一端を感じていただけるかと思いますが、ステンドグラスの天井からは陽光が降り注いで、豊かで贅沢な空気が広がっています。なんといってもいちばん素敵なのは、地元のお客さま方。おそらくパリの富裕層の方々と思われるのですが、老若男女問わず堂々とした立ち居振る舞いで、魅了されます。

そんななかで、フォーブズの谷本さん、ケリングの鈴木さんと3人でランチをいただきました。料理は当然のように洗練されており(HPの写真参照)、ギャルソンのもてなしぶりも粋で、ザッツ・パリという楽しい時間でした。

(ホテルのHPより。)

 

 

 

 

今回はパリ観光の時間もないので、移動中の車のなかから撮ったパリ名所。上はオルセー美術館。

 

説明不要のエッフェル塔。

凱旋門。今度来たときにはくぐりぬけてみたい。

そして忘れてはいけないことがあって、それは、パリ市内至る所に場所を占めているホームレスの方々の問題です。今回の取材対象がラグジュアリーコングロマリットのケリングなので富裕層とばかり接することになるのですが、テレビのニュースをつけると、パリの貧富の格差の問題が報じられていました。ホームレスの方々を見捨てないこと。これを解決しないとまたフランス革命の二の舞、とまではいかなくても社会の均衡は保たれなくなっていく。

もう一つ。町のなかにはところどころ、銃をもった迷彩服の兵士がいる。すれちがうとどきっとする。一見、おだやかに見えても、実はいつテロが起きてもおかしくない状況なのだ。

他国の問題は自国の問題にもつながっている。視野を広く保って、自分ごととして考えることも忘れずにいたい。

パリの最新情報に通じるコーディネーター、Morita Hiroyukiさんに連れて行っていただいたレストランが、「クローバー」。サンジェルマン・デ・プレの裏通りにあるこじんまりしたカジュアルなレストランです。

お店は20席ほどで、オープンキッチン、テーブルクロスなし。スタッフも若くて、服装はTシャツとレギンスみたいなカジュアルスタイル。

あまりにもカジュアルな雰囲気なので、最初、ほとんど期待はしませんでした。

ところが出てきた料理を食べてみてびっくり!!なんですかこの美味しさは。

経営シェフはジャン=フランソワ・ピエージュ。アラン・デュカスの店でシェフを務め、オテル・ド・クリヨンの二つ星レストランのシェフを務めていたという経歴の持ち主です。


出てくるお料理、すべてが驚きに満ちた新鮮な味わい。ワインもオーガニックでとてもおいしいのです。

聞けばこれが噂のビストロノミ―。気がつけばおしゃれに装ったパリ地元の人たち(とお店の人が言ってました)で満席です。

ビストロノミ―とは。

これが登場する以前、従来の飲食店の形態は次のように分類されていました。シックな内装で高級料理を出すガストロノミー。伝統料理や家庭料理をカジュアルな食堂感覚で出すビストロ。ビアホール的なブラッスリー。そして簡単な料理も出すカフェ。

ビストロノミ―とは、ビストロで出すガストロノミーということを意味するようです。1992年にパリに開店した「ラ・レガラード」が先駆け。パリを代表するラグジュアリーホテルで修業を積んだ、イヴ・カンドボルド氏が「高級店なみの上質な食材を使った本格料理を、カジュアルな雰囲気で多くの人に食べてもらいたい」という趣旨で始めたとのこと。

この形態のレストランが大ヒットし、今では有名シェフがカジュアルな形態で料理を提供するビストロノミ―は、フランスの飲食産業の重要な一角を占めるようになったそうです。

 

 

最先端のフレンチスタイルを堪能しました。コーディネーターのムッシュウ・モリタ、ケリングジャパンの産形さん、鈴木さん、フォーブズジャパンの谷本さん、楽しいディナーをありがとうございました!

 

滞在したホテルは、LVTETIA (ルテシア)。


左岸唯一のグランドホテルだそうです。1910年代の建築の外観は壮麗そのもの。

 

(ホテルの中庭。ランチタイムにはパリのおしゃれな人たちで満席になっていました。)

サンジェルマン地区の社交に欠かせないホテルとして愛されてきた歴史をもつそうです。

内部は大々的な改装が終わったばかりで、ハイテクノロジーが駆使された今どきラグジュアリーの極みのような快適空間でした。

室内のカーテン、調光、温度などはすべてワンタッチパネルで操作できるようになっています。


大理石で作られたバスルームも広々と美しい。バスルームには外に出られる広いドアのような窓もあります。(さすがに出ませんでしたが、お風呂から外が見えるというのはいいものですよね)

シャワールームも独立しています。大理石とやわらかな調光のおかげで癒される空間。

このテクノロジーは初めて見た。鏡のなかにタッチパネルがあって、そこに触れるとテレビ画面が浮かんでくるという。鏡とテレビが一体になってとけこんでいるというか、鏡がそのままテレビ画面になるというか。チャンネルも音量もすべて触れるだけで簡単に操作できます。

アメニティはエルメス。


ルームフレグランスは部屋の中にも、ホテルのあちこちにもあって、ホテルの香りとして統一された印象を与えています。


シューシャイン(靴磨き)サービスをお願いしたところ、ベルルッティに委託したサービスということで、革製のベルルッティの靴箱に入ってピカピカになったフェラガモが帰ってきました。笑

廊下には丸い窓もあり、聞いてみたところ、ホテル全体がボート(客船)をコンセプトとして作られているとのことでした。

ライブラリー・ラウンジには厳選された本が置いてあります。ファッションの本が、哲学の本と同格とされて並んでいるんですよね。日本だとサブカル以下の扱いだったり「家庭の実用」扱いだったりするんですが。笑

スパも神秘的で別世界。サウナまで大理石でできてました。アメニティとしてエルメスがあちこちに配され、もう圧倒的な贅沢感にやられます。

ただこれほどのホテルでも「歯ブラシ」は置いてないんですよね。ヨーロッパのホテルでは5スターであろうとどこも歯ブラシはおかない。逆に日本だと星の数がどんなに少ない宿であろうと歯ブラシだけは置いてある。この違い、なぜなの。


 

部屋からの眺め。サンジェルマン地区のどまんなかにあるため、ビジネスや観光利用にはとても便利ですが、夜間の騒音はやや免れないところがありました。それを差し引いてもすばらしいホテル。

 

 

 

Prince Hotels Australia Food & Wine Fair 2018 が開催されます。


プリンスホテル東京シティエリアの7つのホテル+新横浜プリンスホテル、計8カ所のプリンスホテルにおいて、オーストラリア大使館後援のもと、オーストラリアの食とワインのフェアが開催されます。今年で4回目となる、大人気のフェアです。


29日には、ザ・プリンス・パークタワー東京スカイバンケットにてレセプションが開催されました。上はプリンス名物の氷の彫刻。いつもテーマに沿った驚きの作品が披露されています。


駐日オーストラリア大使、リチャード・コート閣下によるご挨拶。

東京シティエリア総支配人の武井久昌氏によるご挨拶。


テープカットの儀式。

いつもながら驚愕のチョコレートの彫刻。全部チョコレートでできてます。リアル過ぎで食べるのもこわいワニ。責任制作はエグゼクティブ シェフパティシエの内藤武志さんですよ。

ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さんです。お料理のレベルは高く、どれも上質な素材の良さが引き立って美味しく、見た目も洗練されています。

フェアは9月1日~10月31日まで。8つのホテルそれぞれにおいてオーストラリアの食材とワインを使ったメニューが提供されるほか、モダンオーストラリアンレストランOchreのオーナーシェフ、クレイグ・スクワイア氏が招聘される美食の夕べが開催されたり(9月14日)、オーストラリアPR大使でもあるエリカ・アンギャルさんによる美活セミナーが開催されたり(10月21日)など、わくわくするようなイベントが満載です。

エリカ・アンギャルさんのトークショー。


特別ゲストとしてドナ・バークさんが登場。歌手でもあり、東海道新幹線の英語のアナウンスを担当していらっしゃる方でもありますよ。あの”Ladies and Gentlemen, we are soon arriving at Shinagawa……”というアナウンスですね。歌も披露されたのですが、合間のトークでもゲストを笑わせてくださるサービス精神旺盛の素敵なシンガーパフォーマーでいらっしゃいました。上の写真の右の方に映るゲストは、駐日大使ご夫妻とエリカ・アンギャルさん。9月30日にはパークタワー東京のメロディーラインにて、ドナ・バークさんのライブもおこなわれますよ。

フェア期間中は選定されたオーストラリアワインも15種類、提供されます。レセプションでサービスされたスパークリングは、カステリ・チェックメイト。白は当然、ソーヴィニヨン・ブラン! 南半球のソーヴィニヨン・ブランはヨーロッパのそれとはちょっと印象がちがって、格別に美味しいのよね。ショウ・アンド・スミスのソーヴィニヨン・ブラン、美味しくて飲み過ぎました…。写真上は、プリンスホテル エグゼクティブ シェフソムリエの市村義章さん。

ソムリエのみなさまと。左から市村さん、中野、グランドプリンス高輪「ル・トリアノン」の安藤祐さん、そしてザ・プリンスギャラリー紀尾井町「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」の藤永希さんです。とてもスマートな振る舞いながら気さくなソムリエさんたちですので、お食事の際のワインは率直に相談してみてね。

エリカさんと。この日はオーストラリアに敬意を払い、国旗をイメージしてネイビー×白ドット×赤を組み合わせたつもりだったのですが、

誰もそんなことなどに気が付いてくれなかった件。

会場各所やテーブルに飾られるのはオーストラリアのワイルドフラワー。

最新のオーストラリアの本格的な食が楽しめるフェア、楽しみですね。というかオーストラリアに行きたくなりました!

 

 

 

 

LEON×Nikkei Style Magazineの取材と撮影でした。

芝公園ザ・プリンスパークタワー東京にて。

撮影場所として使わせていただいたのは、ハーバーロイヤルスイート。

LEONのチームはノリがよくて、終始笑わせていただきました。


楽しい現場でした。左からヘアメイクの伊藤さん、ライターの持田さん、編集の清水さん、中野、編集の市村さん、そしてカメラマンの齊藤さんです。ありがとうございました! きめ細やかにご配慮くださったパークタワーのスタッフにも心より感謝申し上げます。

 

そのままパークタワーでTokyo Music Cruise 2018.
ボールルーム、メロディライン、森のチャペル、どこも満席で立ち見であふれている! 世代も若い方からご年配の方まで、それぞれのペースでライブを楽しんでいらっしゃる光景は何とも美しいものでした。(撮影不可につき、写真がなくて残念ですが、どの場所も、ミュージシャンと観客が一体になって盛り上がっています。)


そして穴場的なスポットでもある、鈴虫カフェ。


ここでは芝公園から流れてくるライブと鈴虫の音色、そしてアーティスティクな照明と線香花火の香りに包まれ、和の雰囲気のなか、おしゃれでおいしいフードとドリンクを楽しめます。


オプションで浴衣も着つけてもらえますよ。若い女性グループばかりか、男性だけのグループもいらして、ほんわかとノスタルジックな雰囲気のなかリフレッシュできました。

大人気の鈴虫カフェは、来週いっぱい、開いています。

そして今回のTMCのメイン、スカイチャペルでのミッドナイトライブ。

迫る東京タワーを真横に見ながら、アン・サリーと畠山美由紀、そして土岐麻子、という何ともゴージャスなトリオによるライブ。宿泊プラン限定なので観客もそのまま泊まっていくだけでいいというリラックスしたムード。シャンパンを飲みながら日付が変わるまで3人の歌とトークを楽しむという、ファミリーのような一体感に包まれた贅沢な時空でした。

17日、そして日付が変わった18日はそれぞれアン・サリーさんと畠山美由紀さんのバースデーということで、ホテルからゴージャスなケーキと花束がサプライズでプレゼントされました!

先ほど森のチャペルでライブをしていた澤田かおりさんも実はお誕生日で、かおりさんにもスペシャルケーキが。なんとトリプルバースデーだったのですね。パークタワーのパティシエさんたち、がんばりましたよね(^^;)

翌朝の芝公園も晴れ渡って、まだ暑いとはいえ、秋を感じさせる風が心地よい。

(A room with a view of Tokyo Tower, Shiba-Park, Skytree, etc.)

ザ・プリンスパークタワー東京は改装後の部屋が快適で洗練されており、非日常空間ながらゆったりと寛げるばかりか、クラブラウンジの朝食は、極上です。えり抜きの素材と丁寧に作られた料理が、最適のバランスで並べられたブッフェです。

ここはよい「気」が流れており、来るたびに浄化されるような感覚を味わえます。

 

 

Tokyo Music Cruise は本日18日もやってますよ。午後2時オープンからミッドナイトまで、大勢のアーティストが登場します。今日のミッドナイトはジルデコイと澤田かおり、そしてミズノマリです。こちらもガールズトークが楽しそう。(うかがえないのが残念です)

ライブトークでは、話題を作り込まず、その場を楽しんでいるありのままの自分自身から出てくる言葉が観客との一体感を作るんだということも、あらためて学ばせていただきました。

 

 

夏休みで遠くへお出かけの方も多いと思います。

うちの近所はみな「子供たちと孫が帰ってくる」みたいな世代なので、この時期はかえって周辺が混雑するのです。

都心はガラガラになりますね。そんなときこそ、都内のホテルのプールサイドで夏を満喫!というのもよいですよ。

新高輪グランドプリンスホテルには、2つのプールがあり、夜までプール三昧ができます。

まずは、SKY POOL。高輪地区の3つのプリンスホテル(ザ・プリンスさくらタワー、グランドプリンス高輪、グランドプリンス新高輪)に宿泊のゲストのみが利用できる、プライベートな感覚のあるプールです。

広がる夜空が楽しめるライトアップされたナイトプールは、カップルの天国だったりしますが……。笑 プールサイドではお食事やドリンクも楽しめます。

場違い感のあるわたくし、リゾートを楽しむ風情を装っておりますが、実はこの日はクリスマスの企画を議論するお仕事でした。クリスマスとお正月に向けての闘いはとうに始まっているのです。猛暑のなか、汗かきながらクリスマスケーキのことを考える。今、この季節にコートや毛皮のことを考えているファッションデザイナーの気持ちがよくわかります。

SKY POOLではミュージックナイトもあります。8月はあと、15日(水)、22日(水)、29日(水)。ピアニストとDJによるBGMをお楽しみいただけます。

(Night view from a room of Grand Prince Hotel New Takanawa)

 

そしてもう一つのプールは、DIAMOND POOL。こちらは宿泊ゲストのほか、各種会員のビジターも利用できます。シーズンパスポートを購入してほぼ毎日いらっしゃる方もいるそうです。

有料ですがカバナを借り切って、プールサイドのテントの中で一日優雅に食べたり飲んだり読書したりというのも可能。

こちらでも一瞬、インスタ蠅に化け、リゾート風を装ってみましたが、実はひたすら仕事虫。

DIAMOND POOLでは、8月12日、13日、14日、17日、18日に、朝8:30からモーニングプール&ビタミンカラーのイエローに彩られた朝食を(プールサイドで)楽しむことができます。

SKY POOL とDIAMOND POOLのことを考えていたら、 Lucy in the Sky with Diamondのメロディが脳内に流れてきました……。

 


そんな特色の異なる2つのプールをもつグランドプリンス新高輪は、デザインスタジオSPINの小市泰弘さんにより、大々的にリノベーションが行われて、ロビーはシックながら高級感のある華やかな空間に生まれ変わっておりますよ。

開放感のあるラウンジMomiji からはDIAMOND POOLも見える緑が広がり、癒されます。夜はライブもあり、プールもライトアップされるので大人の社交場としてもセクシーな空間になります。(窓側の、一段低めに設置されたソファ席がお勧めです。)

 

ではみなさま、すてきな夏休みをお過ごしくださいね。

 

 

 

ビジネスランチでザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のレストラン、Oasis Garden。

メンズの高級スキンケアラインを扱う方々とのランチでしたが、男性の肌について、知らなかったことを学ぶよい機会になりました。

男性はヒゲを毎日そるので、顔の下半分の皮膚が、額よりも薄くなっているってご存じでしたか?! (常識だったらごめんなさいね。初めて聞くお話でした)

男性と女性の皮膚構造そのものの違いや、経年変化のしかたの違いなど、専門家の興味深い話ばかりで、勉強になりました。

そういえば、最近の男子大学生は肌ケアに対する意識も高く、光脱毛をしている方も多いのよね。私のかつてのゼミ生の一人は、飲み会で「今日は顔を脱毛してきたばかりなのでアルコール禁止なんです」と言ってた。で、周囲もふつうに納得してた。驚愕したのは私だけだった!

 

 

さて、最近、「飯テロ」続きになってるかもしれなかったら恐縮ですが、お料理があまりにもすばらしかったので、アップしますね。

まずは前菜。鱒と鎌倉野菜をシトラス系のドレッシングで、という一皿。ガラスの器も涼し気で、夏らしい美味しさでした。

そして桃のソースで味付けされたカッペリーニ。これも旬のフレッシュな味わい。

メインのステーキも、夏野菜とともに。肉厚なのですがナイフを入れるととても柔らかく、絶妙の焼き加減で、素材のすばらしさが十全に引き出されていました。

 

華やかなデザート。ベリーと、金粉で飾られたバラの花びらがアクセントになっています。

見た目も味も香りも満足度の高い、とても洗練されたコースでした。

作ってくださったシェフの長岡泰央さん。ありがとうございました!

 

せっかくなので、ギャラリー自慢のスイートルーム見学。

こちらは人気のデザイナーズスイート。ベッドルームとリビングの空間に間仕切りはないのですが、ベッドが二段ほど高いところに設置されていることで、ドラマティックな効果が生まれています。

皇居まで見渡せる圧巻の眺望にも、心がストレッチするような感覚を覚えます。

眺めのよい広々としたバスルームにはサウナもついてます。


そしてザ・プリンスギャラリースイート。こちらは、リビングというか会議室としても使える部屋。ファイアープレースもあるよ。

ベッドルームは壁も革張り、チェアも某超高級車の内装を作るところと同じ製作者が手がけているそうで、ご覧の通り、リッチな質感を湛えています。

バスルームも、広々。都内の眺望独占。当然のようにサウナ付き。

このホテルは8割が外国人客で、私が見学したときもアラブ圏の富裕層がちらほら。

ホテルのテーマはLevitation(浮遊)、そしてアート。ホテルのいたるところにアートが掲げてあるのです。アートとレヴィテーションの関連については、アナイス・ニンのこんな言葉が参考になるでしょうか。

Art is the method of levitation, in order to separate one’s self from enslavement by the earth. (By Anais Nin)

地面に縛り付けられている奴隷状態。そこから離れ、浮遊するための方法なり手段なりが、アート。

人間には時折、浮遊が必要。浮遊したまま降りてこない私のようなのはダメなのかもしれないですけどね。

 

 

 

会社設立3か月無事経過祝い(笑)をしていただきました。銀座ICONICにて。

ここはHiramatsu さんの系列だそうで、さすが、とびっきり美しく美味しいお料理を楽しませていただきました。

台風が近づいているあいにくのお天気でしたが、しっとりした配色の花に癒されます。パープルのグラデーション、センスいい。

 

前菜の3種プティサレから楽しい。洗濯物のようにミニ洗濯ばさみではさまれてぶら下がっているのは、自家製ベーコン。

マグロとアボカドのタルタルのなかに、トマトとスイカのガスパチョが注がれます。この演出にもワクワクします。

そして北海道カレイのポワレ、岩手県産ムール貝のナージュ仕立て。

肉料理は、宮崎牛のロティ。

そしてデザートは、抹茶のムースとライチのジュレ。わざと「カップが倒れて中から抹茶がこぼれました」という演出がなされているプレート。しかもサプライズのメッセージが入っています!

“Kaori sensei Congratulations! Wishing you all the best!”

チョコレートペンによるとても繊細な筆致です。後半のメッセージはそのままお返ししたい。

ミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、アクリス/コンテスの杉浦弘美さん、ありがとうございました。!

アクリスさんからはこんなお茶目なバッグチャームをご恵贈いただきました。心より感謝します。

 

長い長い3か月経過、でした。慣れないことも多かったのですが、ありがたいことに、以前と変わらぬ、というか以前よりもお仕事のお声掛けを多々いただき、本当に嬉しくありがたく、みなさまのご厚意には感謝してもしきれません。

そして今なお私を(元・学生でもないのに)「香織先生」と「先生」つきで呼んでくださる方が多いことに、とても身の引き締まる思いがしています。

かつては取引先の方に、「先生」呼ばわりはやめてくださいとお願いし続けていたこともあったのですが、それがなくならないので、あるときからふと相手の立場に立ってみて、「先生」と呼びたいというお気持ちをもってくださっているならば、その人の気持ちのほうを大切にしたほうがよいのではないかと思うようになりました。それで、呼びたい人にそう呼んでもらうために、これからはお仕事内容によっては(←ここ大事)、Consulting Professor (顧問教授)を名乗ることにしました。シャーロックがConsulting Detective (顧問探偵)と自称していることを知っている人はニヤリとしてくださると思いますが。笑

肩書きは自分で作れ。お弟子くんたちには常々言っていることですが、自分から率先しないとね! (あんまり不評だったらその時点で撤回すればいいだけのことね)

もちろん、先生呼ばわりしないからといって不機嫌になるはずもなし。ふつうに「さん」呼ばわりで全然OKです。

さ、人生は短い。大好きな仕事に邁進できる時間はもっと短い。支えてくださる大切な方々を巻き込みながら、みんなが笑顔になれる成果を出せるよう、まずは「一周年」目指して、着実に日々、信用を積み重ねていかねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビジネスランチで、東京のオアシスこと芝公園のザ・プリンス・パークタワー東京33階にある「ブリーズヴェール」。

パノラミックで解放感のある景色が楽しめるばかりでなく、お料理もおもてなしも心に残る、素敵なレストランです。

こちらは、前菜、サーモンと茄子のタルタル。

冷たいガスパチョ。身体の芯から元気が出てきそうな美味しさ。

オーストラリアビーフのフィレステーキ。

デザートは、3皿も出てきます。最初は「お口直し」と称するアイスクリーム。次にメインデザート。そして最後にプチフールのセット。ランチといえどこのボリュームとクオリティ。

こうした上質なサービスを提供してくれる場で話をすると、ポジティブなアイディアがお互いにどんどん出しあえるので、その後のお仕事もうまく回ることが多いのです。(どんな場所であれポジティブな意見を出しあえるのが本来の理想ではあります。ただ、愚痴や批判や否定など後ろ向きの言葉が出にくい雰囲気の場所というのは、たしかにあります。逆にいえば、案件を批判的に検討する必要があるときには、やや冷たくて暗めの会議室みたいな場所がいい。)

 

ついでにといってはなんですが、ザ・パークタワー情報。

ホテル1階にあるギフトショップでは、私も時々、お中元や贈答用の品を買います。一押しは、スペイン産のオリーブオイル。ここのオリーブオイルはこれまで経験したオリーブオイルのなかでも最高レベルの中に入るのではないかと思う。鮮烈です。

ギフトショップでいま、いちばん目をひくのは、驚愕のチョコレート。

こちらは、バッグではなくチョコレートなのです。チョコレートで作られたバッグというか。さらにこの「バッグ」のなかに、通常のチョコレートを詰め合わせることも可能。プレゼントされた方は相当嬉しいと思いますが、食べるのはもったいない気がする芸術品ですね。

 

ついで続きで、改装後のお部屋の見学も。

こちらは、パノラミックフロアのジュニアスイート。森の中にいるような感覚を再現し、家具も「四角」ではありません。右の緑の家具はロッキングチェア。すべてこの部屋のために特別に作られています。そして窓から見える東京タワーのこの距離感はどうでしょう。

ちなみに、隣の部屋はビューバスつきで、バラを浮かべたお風呂から、この距離で東京タワーを眺めることができるそうです。

そしてロイヤルフロアのロイヤルスイート。入った途端に思わず歓声が出てしまうこのリッチ感を生かし、宿泊ばかりでなく展示会やちょっとした商談などにもご利用いただいているとのこと。


インタビュールームとしても使えるのではと、いろいろ妄想の広がるゴージャスな空間です。

バスルームもこのような広さ。

 

 

ここ1,2年、改装やバージョンアップを着々と進めてきたパークタワー東京はこのたび、「プリファードホテル&リゾーツ」のラグジュアリーなコレクションLVX(ラックス)に加わったそうです。祝!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猛暑でも台風でも楽しめる総合エンターテイメント<タウン>、品川プリンスホテル。現在、フロントロビーに飾られている迫力のアレンジメントは華道家・前野博紀さんによる「花鯨 Whale with Flowers」。

たしかに、引いて眺めるとクジラのように見えます。

最上階にあるTable 9とのご縁が続きます。ここ は文字通り9つのセクションに分かれており、中央のTokyo Fusion Dining のほかに、8カ所、趣きの異なるレストラン&バーのコーナーがあります。


この日はGrill & Steak のコーナーで、「婦人画報」のチームとご一緒しました。ご覧のようにこの一角はインテリアもヴェルサイユ宮殿風(笑)で、個室ではないのに個室感もあり、落ち着ける空間です。

遠くには羽田空港が見え、真下には品川駅に発着する新幹線が見えるという、なんとも縁起のよいスポットなのです。

猛暑のなか早朝から働き通しの一日を締めくくる最初の一杯というのはもう……最高にありがたいですね。

ディナーコースはグリル料理をメインとした充実した7皿のコースです。

お料理の説明をしてくださる小川守哉シェフ。

前菜のピンチョス&フルーツトマトのシャンパンゼリー寄せとエスプーマ。

オマール海老とアワビ、彩り野菜のドーム仕立て。お皿もアートピースのような存在感があります。

フォアグラのポワレ パッションフルーツソース。

福岡県産オキナヒメジとホタテ貝のグリル。

飛騨牛サーロインのグリル。

すばらしいグリル料理尽くしの後のデザートはドラマティックに青い光を放って登場しました。桃のスープ仕立てフロマージュムース 赤い果実のアイスクリーム添え。

食後は少し移動してバーで食後酒という楽しみ方もできます。朝4時までオープンしている大人の社交レストランです(私には12時以降に起きている体力はもうありませんが……)。ゲートシティ、品川のエネルギーを感じさせるパワースポットでもあります。

 

熱風のなかを少し歩くだけでかなりの体力を消耗する今日この頃ですが、仕事の仲間に迷惑をかけないためにも、倒れる前に(!)しっかり食べてタフに働きたいものです。

 

 

ご一緒してくださったみなさま。左から「婦人画報」の永野さん、大槻さん、「プリンスホテル」マーケティングの中尾根さん、(中野)、「婦人画報」の富澤さん、「プリンスホテル」マーケティング平野さん。ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

Gendai ismedia連載のMHDプレゼンツ、島地勝彦さん対談のゲストにお招きいただきました。

 


Taliskerが好きすぎてシングルモルトアンバサダーに就任したというボブことロバート・ストックウェルさん(左)と島地さん。場所は神保町にあるMHD本社内です。こんなバーカウンターのある部屋が会社にあるとは。さすがお酒の会社。私の大好きなクリュッグもこの会社の製品です(自分ではめったに買えませんが)。

こちらはスマートフォン写真ですが、ismediaに掲載される予定のモノクロームの写真は、立木義浩さん撮影です。


終了後、MHDスタッフのみなさまや現代ビジネスの編集者さんらとともに、貴重なウィスキーを何種類か味わわせていただきました。さすがお酒の会社(といちいち感動)。ボブは商品が入荷したら場合によっては朝からテイスティングすることもあるそうです。それも「仕事のうちだから仕方がない」と(笑)。

テイスティングではないけれど、シャーロック・ホームズも原作では朝から本気でウィスキーを飲んでるんですよね。マッドメンの男たちも昼間っから仕事の前にも最中にもがんがん。


“Surpirse me”というバーでの注文の仕方の是非について議論していた延長で、

私のイメージに合うお酒、としてボブが奥の方から、BRORA38年物を出してきてくれました。レアな高級品で、価格は24万円だそうです。複雑な余韻が残る、上品でおいしいウィスキーでした。こういう風に人をflatterする(それくらいはわきまえている)「おもてなし」の仕方もありますね。

ビジネスランチでアマン東京のラウンジ。アマン東京は初めての訪問でしたが、入り口がわかりづらく地味なのだけれど、そこからエレベーターで高層階へ上っていくと、別世界が開ける……という今どき外資系ラグジュアリーホテルのしつらえでした。

大手町タワーの33階に広がるラウンジは、天井が高く、スペースもゆったりと広く、なるほどこれがアマンブランドと感動する高級感あふれる空間。

「お弁当」をいただきました。



和洋のおいしいものがぎっしりつまった、「お弁当」。とてもおいしかったのですが、箸置きがない…。お弁当を食べる時には箸置きがあることが少ないから、「ない」のがデフォルトなのか? しかしお箸をどこへ置こう、とずっと気になったまま。疑問ぐるぐる。


失礼しました。

とはいえ、黒いテーブルウエアで彩られたスタイリッシュな雰囲気のなか、お話もはずみ、新しい企画の種の展望も生まれました。

よい仕事の輪をさらに広げられるよう尽力したいし、ご一緒に仕事をする方々とは、仕事の楽しさや幸せを共有して、一つのミッションが終わったあとでもさらなる「心ある」関係を持続したい。いつもそれが原動力にして幸福の源だし、仕事をする上での目標の一つでもあります。

 

Netflixで「アウトランダー」シーズン3の配信が始まりました。

 

「星から来たあなた」の余韻がさめるどころかBGMにサントラリピ―トでますます盛り上がっているところなのですが、「時空を超えた唯一無二の愛」の壮絶オトナバージョンの「アウトランダー」も見逃すわけにはいかない。

シーズン3はカローデンの戦の、激しく生々しい戦闘場面から始まる。人間の歴史って不条理で無意味で愚かなことばかり。こういうことを知ると、自分一人の身にささやかな不条理なできごとが起きてもそれはなんの不思議もないことなのだとややあきらめに似た達観ができて救われることもあります。

7月、8月は今年中に書かねばならない本の執筆の仕事が中心になりますが、疲れた時の心のバケーション先がいろいろあるのは、ありがたいかぎり。フィクショナルな時空超越愛のパワーを燃料にさせていただきながら、愛が生み出す歴史の物語を書こうと思います。

 

タイトルに引用したフレーズは「星から来たあなた」英語版 ”You who came from stars”より。「起きるべきことは必ず起きる。地球人はそれを運命と呼ぶ」。

☆☆☆☆☆

 

さて、昨夜は「一青会」の会合にお声掛けいただき、初参加をしてまいりました。ファッション業界で仕事をする東大OBOGの会です。数は少ないそうなのですが、著名な企業の取締役社長や会長、顧問、執行役員をつとめていらっしゃる方々ばかりで、私などは場違いなのではないかと引け目を感じつつ伺いましたが、みなさまユーモアにあふれて楽しく、笑わせていただきながら知的な刺激を多々いただきました。

会場は赤坂の「家庭料理 わかな」。一品一品の「家庭料理」が究められていて、予想を超える美味しさに感動しました。IT業界、出版業界の大物ネットワークも利用する隠れた名店だそうです。日中、戦闘モードで働いていらっしゃる方にはとりわけ、家庭のように寛げる美味しいお料理、気取らない雰囲気が好まれたりもするのですね。写真は店主の若菜加代子さん。

 


一青会におつなぎいただいたジュンアシダ社長の山東さんはじめ、一青会のみなさま、ありがとうございました。

 

株式会社ヒロココシノ、ニッコー株式会社、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のスタイリッシュなコラボレーションが実現しました。

近年はアーティストとしても活躍の場を広げているコシノヒロコさんデザインの食器「墨の瞬(すみのとき)」と和食のコラボレーションによる「SUSHI KAISEKI “墨の瞬間”」が、6月29日(金)~9月30日(日)までお楽しみいただけます。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町「WASHOKU 蒼天」にて。

昨夜はそのお披露目の会がおこなわれました。


コシノヒロコさんによるアートは食器にとどまらず、のれん、絵画、ナプキンなどにいたるまで取り入れられており、鮨カウンターもがらりとアートな空間に変貌しています。

夜景を背景に飾られるこの日本酒たちもいつにもましてモダンに見えます。



SUSHI KAISEKIは、お造りから壺焼き、握り寿司、最中寿司(←楽しく絶品!)、竹皮寿司、デザートにいたるまで計7種のお料理のコースで、それぞれに合うお酒7種~9種をペアリングすることもできます。

 

 


パーティーは、コシノさん、ニッコー社長の三谷明子さんによるご挨拶、そしてザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町支配人の大森伸翁さんによる乾杯の音頭で開始。


ギャラリー自慢の見た目にも美しく美味しいお料理。

お酒のラインナップもすばらしく。いわば異業種に近い3社の関係者が集まりましたが、とてもオープンな雰囲気であちこちで新しいご縁が生まれ、盛会のうちに終了。


中締めのご挨拶は、プリンスホテル東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さん。写真左から、三谷さん、コシノさん、武井さん。


驚いたのは、金沢に本社をもつニッコー株式会社社長の三谷明子さんが富山中部高校の同窓生であったこと! 世界は狭いですね。

 



コラボレーションのテーブルウエアは、プリンスギャラリーのホテルショップでも購入できます。このショップは、厳選された日本のアイテムが揃い、外国人にも大人気のホテルゆかたやオリジナルアロマ、ケーキも扱っています。


レヴィータでスタッフおつかれさま会。この日はほぼ満月で、レヴィータの華やぎもひとしお。

 

<追記>

その後、ニッコー社長の三谷さんとやりとりをして明らかになったことですが、三谷社長の弟さんは私とは中部高校33回という同期で、日医工社長の田村友一さんとのこと。日医工には10年ほど前ですが講演にお招きいただいたこともあります。姉弟で優秀な経営者でいらっしゃるのですね。

7月にスペインのマヨルカ島でおこなわれるカリナリー・サファリ(Culinary Safari) については、以前にもご紹介しました。

地中海のマヨルカ島セントレジスを会場に、5大陸から選ばれた傑出したシェフが腕を競いあうというグルメイベントです。今年は7月20日(金)の夜に行われます。

5大陸から選ばれた今年の7人のシェフの一人が日本人の高橋賢さん(47)。ザ・プリンスギャラリー紀尾井町の和食「蒼天」のシェフです。

ちなみに選ばれたシェフのリストを再掲いたしますと、

・Paolo Casagrande (Momument Hotel, Barcelona), ミシュラン☆☆☆
・Joachim wissler (Althoff Grand Hotel Schloss Bensberg, Koeln), ミシュラン☆☆☆
・Stephanie Le Quellec (Prince de Galles a Luxury Collection Hotel, Paris)、ミシュラン☆
・Francesco Genovese (The Ritz-Carlton, Vienn)
・Stanislave Polesskiy (The St Regis Moscow)
・Markus Wonisch & Miguel Navarro (The St Regis Mardavall), ミシュラン☆
そして、
・Ken Takahashi (The Prince Gallery a Luxury Collection Hotel, Tokyo)

ミシュラン☆つきのレストランのシェフがなんと4ホテル5人もそろいます。このラインナップのなかに高橋シェフが選ばれているわけです。

 

この華やかな食の祭典のために高橋シェフが考案したWASHOKUメニューが完成しました。それは……マヨルカ島の海の色にインスパイアされた、Tempra Soba (と呼んでいいのでしょうか)。

器の下の方には深い緑の大江戸そば。フォークで食べやすいように短くカットしてあります。その上には塩ポン酢ゼリー。カツオだしを注入することで鮮やかな青になるそうです。さらにその上にはマグロの中トロ身+白ごま。万能ねぎの上に乗るのはスペインの高級食材カラビネーロ(エビ)の天婦羅。金箔シートで飾り付けてあります。細く上にのびる棒状の飾りも、そばです。和食をベースに、マヨルカ島の食材と海の美しさに敬意を表した、高橋シェフの個性炸裂の独創的で華麗なWASHOKUです。

ちなみにWASHOKUとは、伝統的な日本料理の技とダシを基本にしつつ、中華料理や西洋料理のスタイルを取り入れた、グローバル&アーティスティックに発信する新・和食。

とはいえ、ここまで大胆に変身してしまうと、いったい和食の定義って何なのだろう?と思いますよね。高橋シェフによれば、彼が守り抜く日本料理らしさとは、「ダシ。旬の素材。ミリ単位の盛り付け」。

ただし、盛り付けに関していえば、伝統的和食が「面」で構成されるのに対し、WASHOKUにおいては、立体的に建築のように組み立てていくのだそうです。伝統的和食では「右から下がってくる」盛り付けをするのだそうですが、そのあたりは自由な発想で「積み上げて」いったりもする。

メニューを作るときも、高橋シェフは、建築家が設計図を描くように、まずは、文字で書いてみるのだそうです。その段階で「できた!」と感じたらようやく実際に創りはじめ、盛り付けをして、完成させる。あれこれ試作しながら完成させていくのではなく、先に理論的に設計図を組み立てるという、いろんな意味で建築家タイプの料理人。

無口で思索型の職人さんに見えますが、座右の銘は「笑う門には福来る」。Fortune comes by a merry gate. 親方の顔色をうかがいながらピリピリして作るよりも、笑いながらリラックスして作る方がはるかによい厨房の環境が生まれ、結果的においしいお料理を提供できるという学びから、常に笑顔でいるように努めているのだそうです。

おうちではどんなお料理を食べるのが好きですか? 「焼肉ですね!」

WASHOKUの次はどんなお料理に挑戦したいですか? 「一度、純和食に戻りたい」

……こういう天然なところがなんとも素敵なシェフです。マヨルカ島でのご健闘を応援します。みなさんもぜひ「蒼天」に出かけたら高橋シェフに励ましのお声をかけてあげてくださいね。

 

 

 

男性の服装講座は頻繁に行っていますが、女性ビジネスパーソンの服装講座を初めて行いました。

男性のビジネスウエアほど明文化されたルールがない分、女性のビジネスパーソンの服装指南は難しいところがありましたが、何人か現場の方々にヒアリングをおこなったりアメリカの「古典」を参考にしたりして日本の30代前後くらいのビジネスパーソンに適用できる考え方を整理して話してみました。

同じ服装をしても華やかでよいと見える人と派手すぎると反感を買う人がいる。同じ「控えめ」にしてもシックに見え信頼される人と地味すぎて埋没してしまう人がいる。メイクや姿勢、自信などに印象を大きく左右されるのが女性ビジネスパーソンの服装の難しさでもありましょうか。今後の課題盛り盛りです。

実はこのお仕事のオファーがあった直後くらいに、女性のビジネスパーソンが成功するための服装術の本の監修をするお仕事をいただいたのですが、まさしくその本が、上で挙げた「古典」だったのです。あまりのシンクロニシティにちょっと驚いていました。本のほうは、アメリカで20年前に発売されたもので(さらにその10年ほどまえに改訂前のバージョンが出ている)、おそるべきことに、内容がほとんど古くなっていないのです。アメリカのビジネスパーソンが20~30年前に悩んでいたことが今の日本の企業で働く女性の悩みの種になっているということか。だって今のアメリカのビジネスウエアと聞いて連想するのは「Suits」のジェシカ・ピアソンやドナやレイチェルだよ。笑



 

 

講演後の恒例のおつかれさま一杯、渋谷HUBにて。ほぼ満席のお店が全員、外国人でした。雑多ななまりの英語がとびかう状況、なつかし。鉄板のパブフード。

昨日、無事に誕生日を迎えることができました。読者のみなさまからもたくさんの心温まるメッセージ、激励のメールを頂戴いたしました。心より感謝申し上げます。

思いがけず、お花までご恵贈いただきました。フレッシュな白い花のミックスで、目にもさわやかですが、生き返るような芳しい香りを放っています。ありがとうございます。

徒歩圏にある近所のイタリアンレストラン、Cantina Coniglio Biancoでバースデーディナー。

ここは公園のそばの住宅街にかわいらしく建っている、ご夫婦おふたりで運営していらっしゃるお店です。ワインもお手頃な価格で迷わぬ程度に用意されており、ほんとうに美味しくて、自分の家の食卓の延長のような感覚で寛げるのです。

(こちらは鯛のアクアパッツア。絶品です。)

思いがけず、お店がバースデードルチェのプレートをプレゼントしてくださいました。感激。

 

新しい一年は、いただいたチャンスに感謝しつつ、いっそう書いて話して服を着て(←これも仕事のうち。笑)、仕事に没頭したいと思います。働き方改革の議論が盛り上がるなか、あまり大声で言ってはいけないことなのかもしれないのですが、私は仕事が何よりも好きで、仕事中にいちばん快楽エンドルフィンが出ているので仕事時間は多ければ多いほど幸せという変態レベル。もう遠慮してもあまり意味がないので、このままマイペースで仕事に熱中していきます。引き続きどうぞよろしくご支援、ご指導をお願い申し上げます。

 

東京プリンスホテルにて、本日より「森の中のビアガーデン」がオープンします。前夜、プレオープンのプレスレビューがおこなわれました。

「ビアレストラン ガーデンアイランド」は屋外席にも屋根があります。別名「肉ビアガーデン」。本格的なバーベキューが、天候に左右されず、楽しめるのです。

ボリュームある塊肉や骨付き肉がたっぷりの「エンジョイワールドバーベキューセット」、肉もシーフードも大盛りの「ステーキ&シーフードバーベキューセット」などメニューも充実。お飲み物も、最新型ビールサーバーから供される生ビールはじめ、スパークリング、ワイン、ハイボールなど、バラエティ豊かです。


(塊のサーロインを6枚、ダイナミックに焼いてくださるガーデンアイランド料理長の鷺谷政彦さん。焼く前にたっぷりお塩をふるのがポイントだそうです。写真は、プロの写真家、しげみさん撮影。)

この日はちょうどその前に「婦人画報」のチームと次の原稿についての打合せををしており、終了後、そのままビアガーデンへ。写真家の今道しげみさんもご一緒していただきました。東京は梅雨に入ったばかりですがこの日は快晴で、適度に湿度を感じる風も心地よく、「人生の谷間も、どしゃ降りの時も、ネタにして笑う」勢いでしゃべっていたら5杯くらい飲んでいた……。

夏のムードを盛り上げていたのは、東京シティエリアの総支配人はじめマーケティング、PRスタッフのアロハ&ムームー。やはり服装が人の心や空間に与える効果って大きいですね。左からザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町総支配人の大森伸翁さん、ザ・プリンスさくらタワー東京&グランドプリンス高輪&グランドプリンス新高輪総支配人の山本誠さん、中野、東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さん、東京シティエリアマーケティング統括支配人の林佳代さん、品川プリンス総支配人の橋本哲充さん、そしてザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンス総支配人の石川学さんです。直前までスーツで仕事していましたよというトラウザーズ&靴のちぐはぐな感じが、逆に好印象でした。完璧に決まってないことがかえっていい、ということってありますよね。

(こちらもしげみさん撮影。)

総支配人それぞれの挨拶も笑いにあふれて楽しく、東京タワーのよい「気」もあいまって、アトホームですてきなプレビューを楽しませていただきました。ありがとうございました。

東京プリンスホテルの「肉ビアガーデン」こと「森の中のビアガーデン」は、6月8日より9月22日まで。どしゃ降りの日でも、美味しく食べて明日へのエネルギーを充電できる実質的な意味でのパワースポットです。

 

 

 

 

 

下の写真は、ホテル内のティールーム「ピカケ」から眺める庭園。いまはアジサイがきれいです。

 

 

 


ドイツの高級ハンドバッグブランド「コンテス」の一日アンバサダーをつとめさせていただきました。

私が日頃より敬愛する方々をお招きし、帝国ホテルのメインダイニング「ラ・セゾン」の個室でランチをいただきながらのサロン。


「ファンタスマゴリック・ホースヘア」(変幻自在のホースヘア)と題したミニレクチャーをおこなったり、コンテスというブランドにまつわるお話を聞いていただいたり。

実はホースヘアは西洋の女性のアンダーウエア(クリノリンやバッスル)にも使われていたことがあるのですが、その件に関連して鹿鳴館ドレス(バッスル使用)の話をすると、すかさずこの付近は鹿鳴館跡地だったと指摘してくださる方がいたりして、私も同時に学ばせていただく楽しい時間になりました。

希少なホースヘアを使ったバッグ、「ジャッキー」です。ハンドルとエッジに皮革が使われていますが、あとはすべてホースヘア。皮革部分のほうが先に傷む、といわれるほどこの素材は丈夫です。一目で品格が伝わるバッグは、世界のロイヤルファミリーやセレブリティに愛用されていることでも知られています。

アート、音楽(と占い)、不動産投資、写真、ホテル、ビジネス、と異なるジャンルで悠々とオリジナルな活躍を楽しむ方々にお声掛けしたのでみなさんが初対面同士でしたが、まったくそのようには思えない盛り上がりぶりで、にぎやかながらあたたかくよい雰囲気に包まれていました。

 




帝国ホテルのおもてなしもスマート。本格的なフレンチのコースにシャンパン(ドゥーツ・ブリュ・クラシック)、白ワイン(サンセール・シャヴィニョル・ブラン2015)、赤ワイン(プレリュード・ド・シャトー・マルソー2013年)。

一点一点のお料理がすばらしいだけでなく、会話のタイミングを見計らったサービス、行き届いた丁寧な立ち居振る舞いも、よい雰囲気に貢献してくれました。

 


シェフ、ティエリー・ヴォワザン氏も挨拶に訪れてくれました。みんなが一斉にスマホを向けると「こわいです~」と。笑


特別にこのようなケーキまで!

 

後列左から、岩佐文恵さん(ブランディングと不動産投資のエキスパートにしてソーシャライト)、林佳代さん(プリンスホテル東京シティエリア統括)、菊池麻衣子さん(パトロンプロジェクト代表、アートPRのエキスパート)、小出寛子さん(ビジネス界では知らぬ人のいないアマゾネス。日米各社取締役を経て現ヴィセラジャパン取締役)、前列左から、小田島久恵さん(オペラ、クラシック音楽の評論家にして「青島ひかり」の名で占い師)、今道しげみさん(写真家。本欄掲載のLiving PhotoまたはComtesseとクレジットのある写真はしげみさん撮影。写真教室も主宰)、そして中野です。

その後、帝国ホテルプラザ内のコンテスブティックに移動し、実際にハンドバッグの数々を手にとっていただきました。それぞれお気に入りを選んでフォトセッション。


ブティックに飾られているのは、ホースヘア。馬のしっぽです。コンテスでは約200色に染め上げることが可能です。馬の一生の間に5~8回だけ、切り取ることが可能とのことです。馬は生きたままで、しっぽはまた生えてくるので、エシカルな素材でもあります。西洋の生活文化には常にホースヘアが共にあります。その詳細をミニレクチャーで解説しましたが、機会がありましたらまたみなさんにもお伝えしますね。


店内でフォトセッションを楽しみましたが、ご自分の好きなものがはっきりしている方ばかりなので、誰もが「なるほど!」と納得するバッグを選んでいらっしゃったのが印象的でした。


コンテスは実はホースヘアとともにクロコダイルでも有名です。こちらはネイビーのクロコ。圧巻の迫力。ちょっとした車一台買えてしまいそうな価格です。

 

お別れ際に、ブティック前で麻衣子さんと。私が持っているのはケイト・フラップです。


皇室の方ももつ「プリンセスバッグ」のブランドとして知る人ぞ知るコンテスですが、より多くの方に価値を知っていただき、親しんでいただきたいという趣旨のサロンでした。それを超えて、ご参加くださった方々どうしの新しいつながりが生まれたことも望外の喜びでした。ご参加くださいましたゲストのみなさま、コンテスのスタッフのみなさま、帝国ホテルのスタッフのみなさま、ミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

3日(日)の「STYLE」刊行記念トークショーでは、銀座の老舗バー、TENDERの上田和男さんが出張バーテンダーをつとめてくださいます。


伝説のギムレットもハードシェイクで作ってくださるとのこと。

 

ジンベースのギムレット。まろやかできりっとした味わい。飲むと酔うよりもむしろ疲れがとれてしゃきっとする感じ。このバーでは「お任せで何か作って」という頼み方はNGだそうです。(このあたりのポリシーは、私の行きつけの「L」さんとは真逆です。バーといってもほんとうにいろいろですね。)

 

では、カクテルに詳しくない方はどうすればよいかというと、たとえばこのような参考書があります。スーツの内ポケットに入るサイズ。まずはベースを基準に選ぶとよいですよ、と上田さんのご助言。

二杯めはカラーで選んでみました。緑が美しいこのカクテルは、スコッチウィスキーベースのキングス・バレイ。1986年の上田さん優勝作品だそうです。ウィスキー(黄色)とブルーキュラソー(青)のミックスにより緑を作る。緑のお酒がないところに緑色を作るにはどうすればよいか?と考え、黄色+青色=緑色、というマジック(!)で生み出したそうです。

そしてこちらは、ウォッカベースの「M-30 レイン」。1988年、上田さんが坂本龍一氏に贈ったカクテル。坂本さんが音楽監督をつとめた映画「ラストエンペラー」の挿入曲44曲のなかで、坂本さんがもっとも好きなのが「レイン」。それをモチーフに創られました。

ご著書にサインをお願いしたら、おおなんと、こんな格調高いサインを入れてくださいました。感激。私が日頃、いかに雑にサインを入れているのか、心から恥じ入り、反省した瞬間でもありました…。

(銀座のあじさい)

3日のトークショー、まだ少しですがお席あるそうです。お申し込みはこちらから。あるいはメールの方が好都合な方は、gahaku1009@gmail.comでも受け付けています。楽しみにお待ちしていますよ~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザ・プリンスパークタワー東京のレストラン「ブリーズヴェール」にて、マドリードの五つ星ホテルHesperia Madrid にあるレストラン、Santeceloni (ミシュラン☆☆)のシェフによる特別料理を提供するイベントが開催されました。


「オスカル・ベラスコの特選料理Vol.3」、最終日にあたる12日(土)に参加しました。好評につき、今年で3回目となるシェフ招聘スペインフェアです。

マドリッドの本店で供されているのと同じメニューに、プリンスホテルのエグゼクティブ・チーフソムリエ、市村義章さんがセレクションしたワインが合わせて供されるという、なんとも贅沢なコースでした。スタートはボランジェから。

ブリーズヴェールは、徐々に暗くなっていく夜景もすばらしいのです。レインボーブリッジ周辺の水が見えることで解放感もあるんですね。


お料理は(コーヒーと小菓子を含めると)全部で12品のコース。上は「ぶどうの枝でスモークした平目のソテー スイートポテトのフォンダン」。シェフがスペインから持参したぶどうの枝でスモークしてあります。深みのあるよい香り。


お料理に合わせたワインが全6種、そして食後にソーテルヌが供されます。グラスも個性的で、ワインに応じて異なる形。目でも楽しめます。


こちらはメインの肉料理。「神戸ビーフ サーロイン エシャロット風味赤ワインソース」。レア感ありながらしっかり火が通っており、柔らかくて口の中で溶けます。

デザートも「お口直し」「メインデザート」「小菓子」と3種も出てくるのですが、下はメインデザートの「苺とヘーゼルナッツのデザート サフランとバジルの香り」。イタリアともフランスとも異なる、最先端のスペイン料理を学ばせていただきました。


食後にサプライズでテーブルまで来て、メニューにサインをしてくださった、オスカル・ベラスコ氏。サイン入りの全メニューはこちら。



そしてワインセレクションをしてくださた市村ソムリエ。飲み口がちょっと変わったグラスですが、日本製だそうです。


ご一緒くださった、ミヤビブランドコミュニケーションズ代表取締役の田中雅之さん。市村ソムリエとの記念写真です。みなさま、ありがとうございました。

 

 

 

下の写真はクラブラウンジから見える東京タワー。ライティングにバリエーションがあり、何度見ても飽きません。スペインフェアは終わっても、ブリーズヴェールは続きます。眺めよく、サービスもあたたかく、もちろん味もよい、すてきなフランス料理のレストランです。機会がありましたらぜひ訪れてみてくださいね。

2010年より、地中海のマヨルカ島セントレジスを会場に、5大陸から選ばれた傑出したシェフが腕を競いあうグルメイベントが毎年開催されています。その名も、Culinary Safari。今年は7月20日(金)の夜に行われることになりました。

5大陸から選ばれた今年の7人のシェフが発表されたのですが、その中の一人がなんと日本人。しかもザ・プリンスギャラリー紀尾井町の和食「蒼天」のシェフ、高橋賢さんなのです。祝!

ちなみに選ばれたシェフのリストです。

・Paolo Casagrande (Momument Hotel, Barcelona), ミシュラン☆☆☆
・Joachim wissler (Althoff Grand Hotel Schloss Bensberg, Koeln), ミシュラン☆☆☆
・Stephanie Le Quellec (Prince de Galles a Luxury Collection Hotel, Paris)、ミシュラン☆
・Francesco Genovese (The Ritz-Carlton, Vienn)
・Stanislave Polesskiy (The St Regis Moscow)
・Markus Wonisch & Miguel Navarro (The St Regis Mardavall), ミシュラン☆
そして、
・Ken Takahashi (The Prince Gallery a Luxury Collection Hotel, Tokyo)

五大陸から選ばれた7ホテル8人のうち、ミシュラン☆つきのレストランのシェフがなんと4ホテル5人もそろいます。このラインナップのなかに和食代表として高橋シェフが選ばれているわけです。

高橋シェフはどのような和食をお作りになるのかというと、ザ・プリンスギャラリーの「蒼天」にてぜひお試しいただきたいのですが、

コンテンポラリー・ジャパニーズ

なるスタイル。ベースには伝統的な和食に必須のだしや仕込みがあるのですが、素材や見せ方や調理法は自由自在。エルブジのような化学反応を起こすスタイルを取り入れたり、驚きの仕掛けがあったりと、食のアートとも呼びたい創作和食なのですね。

このようなスタイルは、日本の、とりわけ京都の伝統的な和食の世界からは「邪道」と見られることがあります。しかしむしろ、海外ではNobu といい、Zumaといい、こうしたフュージョン系和食のほうがむしろ最先端和食として親しまれています。

高橋シェフ自身は、「誰も見たことのないものを創る」という情熱をもち、東急ハンズで(!)インスピレーションを得たりなどしながら日々、新しい挑戦を黙々とおこなう職人気質の方です。ちなみに、ザ・プリンスギャラリーで大ヒットし、他のホテルも模倣し始めている「寿司アフタヌーンティー」は高橋シェフの考案によるもの。


「蒼天」にはSake Barもありますよ。

こちらは「蒼天」内の寿司カウンター。うっすらと仕切られている感じがとても居心地よいのです。モダンアートで飾られたインテリアに囲まれて、正統派のお鮨をいただける素敵な空間。ほかには、鹿児島の黒牛を扱う鉄板焼きコーナーなどもあり。天空にいるような絶景のなかでさまざまなジャンルの和食を楽しめます。


高橋賢シェフの、世界を舞台にした活躍を応援しています。

 

ティエリー・マルクスへ行ったときに「また近々ぜひ行きたい」と願いましたが、それがなんと一週間もたたずにあっさりと叶えられ、併設のビストロ・マルクスに伺う機会に恵まれました。

しかも、会社設立をサプライズで祝っていただきました。

ミヤビブランドコミュニケーションズ代表取締役の田中雅之さんと、ノートルメルシー代表取締役でフリーアナウンサーの堤信子さん。

デザートのあと、メッセージが描かれた美しいプレートが登場して感激していたら、ゴージャスなお花まで頂戴してしまいました。


花束が包まれていた紙もリッチ感があり、信子さんが「私のイメージ」として選んでくださったものだそう。なんと嬉しいことでしょうか。上の柄。まるでビロードの生地のような地厚の素敵な紙です。

ビストロ、というのでもっとカジュアルなのかと思ったらとんでもない、きちんとしっかり内容のあるコース料理がメインです。

どのお料理も見た目が美しいばかりでなく、とてもおいしい。


このデザートは、フランボワーズのアイスクリームなのですが、表面の金粉がアクセントになっていて、それはそれはきれいなこと。写真で美しさが伝わらないのが残念ですが。

シェフ・パティシエの江藤英樹さん。メッセージプレートも特注だそうで、表は上の写真のように白いのですが、裏がこのようにピンクです。美しい文字も、江藤さんが描いてくださいました。

和光の時計台が真正面に見える絶好スポットで記念写真。雨もまだ降っておらず、心地よい気温でくつろげました。田中さん、信子さん、江藤さん、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

ミラコスタは想像していた通り、いたるところにミッキーが。アメニティもミッキー尽くし。

室内の質感もベージュ&グリーン&ゴールドでシック、水回りもとても快適な作りですが、なんといってもこれだけの客がごった返しているというのに、スタッフの対応がきめ細かく丁寧で、感動しました。実はプールバーに案内してくださったのも、レストランスタッフなのでした。ベラビスタ・ラウンジでお茶しようと思ったら満席で、あきらめて他に行こうと思ったら、後からスタッフが追いかけてきて、わざわざご案内くださったという次第。おかげさまで思い出深い休日になりました。

 


何度も来ているディズニーシーですが、やはり清潔と虚構感が徹底的に保たれていて、感心します。うそくささはとことん追求すれば感動を呼ぶ。ここまでやるか、という細部まで至れり尽くせりなのが愛される秘訣ですね。学ぶところ多し。

35周年おめでとうございます。

 

実は長男はこの日の前日までラオスに一人旅をしていたのですが、そこでお優しい日本の方に危機を助けてもらいました。

現地のカードシステムでなんらかのトラブルがあったらしく、長男は現金を引き出すことができず、ラオスからSOSを受けた私も、クレジット会社などにかけあってみましたが、うまくいかずじまいでした。結局、彼は旅先で出会った初対面の日本人男性に事情を話して現金を借りることができたのです。帰国後、長男はすぐに借りた分をお振込みをしてお礼状を書きましたが、ラオスという地でたまたま出会った長男を信用し、現金を貸してくださった方には、どんなに感謝してもしきれないくらいです。ありがとうございました。

このように受けた御恩のご恩返しはやはり、困っている人を今度は私が助け、信じることなのだと思います。そのような人助けが社会にめぐりめぐっていくことで、結果的に自分もまた助けられる……。世の中というのはそういうものなのかもしれませんね。長男を信じてお金を貸してくださったお方には、あらためて、心より感謝を申し上げます。

 

 

ゴールデンウィーク中も仕事三昧でしたが、唯一のレジャーらしきことが、ベタですがファミリーでディズニー。


ミラコスタの超穴場、プールバー。

パークはたいへん混雑しているようですし、ミラコスタ内のレストランもすべて満席。でも、ここだけは誰もいなくてコーヒーもおかわり自由、別天地です。とくにがつがつアトラクションに乗る必要もない大人ファミリーには、こういう寛ぎがいいんです。


スパのフロントから眺める景色も、なごみます。


時折、アトラクションの絶叫が聞こえてくる程度の、完璧な静けさ。静けさを幸せだと思えるのは、外から聞こえる時折の騒音があるからなのかもしれない、と気づく。


Great tranquility of heart is his who cares for neither praise nor blame. (By Thomas a Kempis)

ファミリーといっても息子二人、一人で育てるのは言葉にできない苦労がありましたが(まだまだ続きそうですが)、苦労してもラクしても同じ時間が流れていくんですよね。とすれば、苦労を選んでおいたほうが、後で振り返った時に、「物語」も感慨も深いものになるものですね。人生の岐路ではいつもいつも苦労する方ばかりを選んできて、ばかじゃないかと自分でも思いますが。

 


経営者の友人たちと会食でした。二子玉川「ゆうき」にて。4人のうちの一人の行きつけということでお招きいただきましたが、アトホームな和食に癒される、よいお店でした。

これまで会社経営というのはなかなかピンとこなかったのですが、この4月から株式会社を立ち上げてみて、経営者の言葉をあらためて吟味してみると、ようやくそのリアリティが理解できます。私などはまだ個人事業主が株式会社になった程度ですが、今後のことは、これまでぼんやりしていた数字の問題も含めて、ひとつひとつ明快に決めていかねばなりません。

 

シビアなリアリティの一つは、「人」でしょうか。去る人、新たに寄ってくる人、おそろしいほどわかりやすくがらりと人が変わる。人の本性がよくわかるし、人が自分のことをどのように見ていたのかもわかる。その話をしたら、一人が「あたりまえじゃないですか。人とはそういうものですよ」と淡々と。人に恵まれるかどうかは、やはり自分の仕事次第なのだとあらためて覚悟しました。よい人と出会いたかったらそれにふさわしい仕事をしていくのが最短確実な道ということですね。

 

五里霧中の迷走だし、これまでとは違う神経を使わねばならないだろうし、当面、おぼつかないことも多々あると思いますが、読者のみなさまにもお気づきの点がありましたら、忌憚なくご指摘いたければ幸いです。どうぞご指導をよろしくお願いします。

“This is the key to time management – to see the value of every moment. ” (By Menachem Mendel Schneerson)

立場が変わっても、態度をまったく変えず接してくれる知人と過ごす時間はとびきり貴重に感じられました。時間の価値をこれまで以上に貴重なものにしていかねば、ですね。

ビジネスランチで、ザ・プリンスさくらタワー東京の「チリエージョ」にお招きいただきました。

コンテンポラリージャパニーズをイメージしたインテリア。

窓一面から見える日本庭園の緑に癒される素敵な空間で、イタリアンをいただきました。お料理の味も見た目もすばらしい。上の写真は前菜です。

Yonka社長の武藤興子さんにご助言を多々いただきました。ありがとうございました!

 

“If you do what you love, it is the best way to relax.” (By Christian Louboutin)

首都圏エリア9つのプリンスホテルで、スペインフェアが開催されています。

24日(水)にはザ・プリンス・パークタワー東京にて前夜のレセプションがおこなわれました。

 

小松原庸子さん率いる舞踏団によるフラメンコ、


駐日スペイン大使を含む関係者によるテープカットもおこなわれ、

料理やお酒もスペインムード一色で期待が盛り上がり。


なんと闘牛のイメージから牛をかたどった巨大なチョコレート彫刻も!


エグゼクティブシェフ パティシエの内藤武志さんが作るチョコレートも絶品。スペインのオリーブオイルを使ったチョコなど斬新ながらあとをひきます。

 

5/10(木)~5/12(土)には、ザ・プリンス パークタワー東京「レストラン ブリーズヴェール」において、スペイン・マドリードの2ツ星レストランのシェフ、オスカル・ベラスコ氏を招聘した特選ディナーを楽しめるイベントも開催されます。
33Fから望む夜景もすばらしいですよ。

詳細はこちら

 

 


スタッフのみなさまと記念写真。胸元につけているのはスペインの国旗をイメージした黄色と赤の薔薇のコサージュです。

ビジネスランチでパレスホテル内のフレンチ「クラウン」にお招きいただきました。

前菜の雲丹のお料理は、本物の雲丹の殻に入っています。貝殻で作られた特製スプーンでいただけるようになっているという配慮。

すくすく育ったアスパラ。旬ですね。トリュフの風味が効き、絶品でした。

仔牛のフィレ。やわらかくて美味。下に敷かれている日本庭園のようなのはバジルクリーム。フィレとよく合います。

お料理の写真を撮ることは遠慮することもありますが(これでも)、今回、あまりにも美しいお料理で、「写真を撮りたくなるほど喜んでいただけたらこちらも嬉しい」とレストランの方にもおっしゃっていただき、調子に乗って撮影。

 

デザートは柑橘系でさっぱりと。好みですが、こういうさっぱり感で締めることができると嬉しいですね。ほかにもプチフールやレストラン名物のケーキなども。サービスも洗練されてあたたかく、Forbes ファイブスターの底力を拝見した思いがしました。最高レベルというのはこのようなレベルという基準を学ばせていただきました。

こういうレベルを感じていただく仕事を基準としてめざさなくては!

“If there be no enemy there’s no fight. If no fight, no victory and if no victory there is no crown. ” (By Thomas Carlyle)

 

 

 

 

藤巻百貨店プロデュース、日本最大級の江戸切子の祭典、江戸切子桜祭り2018年。4月6日~8日に東急プラザ銀座キリコラウンジで開催される新作展に先立ち、みなさまもウェブ投票を通してお祭りに関わっていただけるようになりました。

こちらからどうぞご参加ください。みごとなカットグラスの数々。写真だけではなかなかその迫力が伝わりにくいのですが。

私も特別審査員として1,2,3位の3点を選ばせていただきました。

 

当日は江戸切子で日本酒も飲めるそうです。なんと贅沢な? 会場でお会いしたら乾杯しましょう。

 

 

 

 

 

The Prince Gallery Tokyo Kioicho のスカイギャラリーラウンジ、Levita。


バーテンダーの阿部央(あきら)さんが「バカルディ・レガシィ・カクテルコンペティション」2018年度の日本大会で優勝し、メキシコで開催される世界大会に出場することになりました。


日本代表となったカクテルは、Tales of 8。愛称「オチョ」(スペイン語で「8」)。


3年目の挑戦となる阿部さん創作のカクテルは、バカルディ8をメインに、コーヒー農園の娘だった創始者の妻ドーニャ・アマリアへの敬意をこめて、エスプレッソがアクセントとして使われています。エスプレッソの苦みをすっきり味わえるよう、シェーカーのなかで8枚のミントの葉をつぶす。阿部さんの祖母の故郷であるという沖縄の黒蜜を使い、コクのあるさわやかな甘みが加えられています。仕上げはスパークリングワインできりっと仕上げ、コーヒー豆をひいて飾り付けて完成。

コーヒーの苦み、ミントによるさわやかさと黒蜜の甘み、スパークリングワインによる清涼感。最後の仕上げのデザートカクテルとして、最高でした。

制服の着こなしも光る阿部さんは、モデリストもなさっていたそうです。アルバイトとして始めたバーテンダーの仕事が面白くなり、こちらを極めるようになったとか。なるほど。タイトな着こなしが、無駄のないパフォーマンスの印象を引き立てています。

「世界一のカクテル」目指し、メキシコ大会もがんばってください!

時間を忘れる別天地、レヴィータ。毎週、金曜夜は、DJナイトが開催されています。この日の選曲のテーマは「Black」でした。



 

バカルディ・レガシィ・カクテルコンペティションのファイナルの詳細は、こちら、バカルディのHPにて紹介されています。

 

首都圏10のプリンスホテルで、2月1日~3月31日まで、Buono Buono イタリアフェアが開催されます。

北イタリア料理では、エクセルシオールホテル ガリアのエグゼクティブシェフを招聘。南の方からは、イスキア島のラルベルゴ デラ レジーナのシェフを招聘。などなど、かなり本格的。イタリア大使館??やイタリア政府観光局も後援しています。

フェア初日夜は、芝公園のザ・プリンスパークタワー東京にてお披露目のレセプションでした。



プリンスホテル東京シティエリア統括支配人の武井久昌氏、駐日イタリア大使ジョルジョ・スタラーチェ氏、そしてアリタリア航空アジアパシフィック地区統括支社長マッシモ・アッレーグリ氏によるテープカット。


数々のイタリアンブランドも協賛。サンペレグリノや食器のアレッシィ、香水のアクア・ディ・パロマなどなど。フェア期間中は、ザ・パークタワーと、紀尾井町のザ・ギャラリーの一部の化粧室でアクア・ディ・パロマの香水のタッチアップもできますよ。


そのほかにも楽しい企画が盛りだくさんのイタリアフェア。

雪予報が出た夜であったにもかかわらず、レセプションには多くのメディアの方々が駆けつけ、華やかな雰囲気のなか大盛況のうちに無事終了。

終了後、プリンスホテル東京シティエリアのスタッフのみなさまと記念写真。

雪予報だったので、前回の雪の教訓を踏まえ、そのままパークタワーに宿泊。改装後の部屋はとりわけ水回りが快適になっており、備品やアメニティなど細部にいたるまできめ細やかな配慮がなされています。翌朝、部屋から眺める雪降る芝公園のなかの東京タワー。ひときわ幻想的です。

 

ニュージーランドでの「日本食」というのがどのような解釈をされているのか興味があり、とはいえ、あまり歩き回るのも疲れる、ということでプラザ・スタンフォード内の「日本食」レストラン、鉄板焼き「歌舞伎」へ。


この外連味のあるセッティングにはちょっと盛り上がりました。


日本酒もずらりと揃えられています。


コースを頼んだのですが、「前菜」に出てきたこの「テンプラ」と「スシ」なるものにまず笑いが…。 「テンプラ」はフリッターのようで、「スシ」にはマヨネーズがかけられております。


そして鉄板焼きパフォーマンスが始まるわけですが、そんなにしゃべらなくていいのに、終始、サービス精神旺盛で、笑わせようとしゃべりっぱなしの「シェフ」。


そして「口を開けて」と言って、客の口の中に鉄板から料理(卵焼き)を放り込むパフォーマンス。ほかのテーブルでもやっていて、盛り上がっていましたが、これ、日本では絶対やらない(できない)でしょうねえ…。


さらに、「投げる」パフォーマンスは続きます。鉄板の上で炒めたご飯(チャーハンですな)をお椀に入れ、お椀ごと客に投げてキャッチさせるのです。これも日本でやろうとすれば「食べ物を粗末に扱うな!」と非難殺到必至と思われます。実際、私はあんまり快い感じはしなかった。

お椀投げも、隣のテーブルでもやっていたので、「定番」のサービスなんですね。そしてこんな「フランベ」もお約束のパフォーマンスであるようです。

そして包丁をくるくる回したり左右に素早く持ち替えたりするパフォーマンスで締めてくれるのですが、これもなんだか危なっかしいというか、刃物を客の前で振り回すというのは、やはり日本のシェフだったらやらないところ。(包丁が高速で回っているのですが、高速すぎて映ってないですね)




日本人のスタッフも何人かいらしたので、日本流を正確に提供するつもりはなく、あえて、ニュージーランド受けのいい、アレンジされた鉄板焼きスタイルを演出しているのでしょうね。いやもう完全に異国料理でした…。笑

プラザスタンフォードのドアマン。オークランドでも、たまにネクタイ姿を見たと思えばユニフォーム。

(ニュージーランドシリーズはこれで終了です。ありがとうございました。)

Forbes Japan にお招きいただき、ヴーヴ・クリコ・シャンパン・ディナー、19日、恵比寿のジョエル・ロブションにて。

ヴーヴ・クリコの最高醸造責任者のドミニク・ドゥマルヴィル氏から、シャトーの歴史、新製品の説明などを受けながら、ロブションのお料理に合わせて5種のシャンパンを試飲するという、なんともゴージャスな環境のなかでシャンパンのことが学べる会でした。

左側、立って説明しているのが、セラーマスターのドミニクさん。

以下、半ばほろ酔い加減でメモしたことのなかから。

・新製品のエクストラブリュットエクストラオールド。通常の熟成期間(3年)よりも2倍長めの熟成期間を経ている。パンチがあって、フィニッシュがピュア。

・ヴィンテージとは、一年だけのぶどうで作られたシャンパン。(通常の製品は、一定の味わいが保たれるよう、いくつもの年のシャンパンがブレンドされている。)はじめて作られたのは、1810年。毎年、作られるわけではなく、ぶどうの出来具合にもよるが、10年のうち、3,4年というところ。現在、マーケットに出ているヴィンテージとしては、2008年がいちばん新しく、1989年のものがもっとも「深い」。27年も経つと、色も深みを増していく。

・歴代の醸造責任者は、みな長寿である。前任者はいま96歳、その前の責任者は103歳まで生きた。毎日ヴーヴ・クリコを飲むことは長寿につながる?! (というか責任者となれば体調を常に絶好調に保つことも仕事の一つだから?)

・ヴーヴ・クリコの歴史をたどると、1772年にフィリップ・クリコが始めた会社を、息子のフランソワ・クリコが引き継いだ。フランソワと結婚したのが、マダム・クリコ。ところが、1805年にフランソワが亡くなってしまう。それを受け継いだのが、27歳のマダム・クリコ。ヴーヴとは、未亡人という意味。1805年はフランス革命直後の時代、混乱の時代に大胆にビジネスをはじめた、いわゆるキャリアウーマンの先駆者がマダム・クリコだった。

・ロゼをはじめて作ったのも、マダム・クリコ。1818年のこと。

・1972年にはラ・グランダム(La Grand Dame=偉大なる女性)が作られるが、これはマダム・クリコに敬意を表した呼称。

・ヴーヴ・クリコのイエローは「137c」という色番で、ヴーヴ・クリコ―・イエローとして登録してある。マダム・クリコが好んだ卵黄の色だった。創業当初、ワインのボトルにはラベルがなく、ヴィンテージボトルにはわかりやすいようにイエローリボンを巻いた。1830年代から40年代にかけてようやく白いラベルがつくようになる。当時はまだシャンパンはソーテルヌのように甘かった。ドライ・シャンパンが出てくるのが1850年代。


(5種のシャンパンにあう、繊細な料理を作ってくださった料理長)

・現存するヴーヴ・クリコのビンテージで最古のものが1839年。これは、2010年、バルト海に沈んだ船からダイバーが引き上げた。168本のシャンパンボトルのうち、47本がヴーヴ・クリコだった。このシャンパンを、これから作られる特別に限定されたシャンパンに限り、少しずつ混ぜていく。それによって新しいシャンパンのなかにも、クリコの歴史が溶け込んでいくことになる……。

沈没船から引き揚げられたシャンパンが、未来のシャンパンの中に少しずつブレンドされていき、クリコの味を引き継ぎながら深化、発展していくというのはなんともロマンティックではありませんか? (というか、こんな稀有な物語こそがブランドを作るのですね。)


ビジネス界などでご活躍の方々、16名ほどのご参加でした。お席が近かったみなさまと。前列左から、シャフハウゼンもご一緒した武井涼子さん、X-Tankコンサルティング代表取締役社長の伊藤嘉明さん、後列左から、やはりシャフハウゼン組の中塚翠涛さん、KANTARジャパン代表取締役社長の大竹秀彦さん。ほかに、(写真をご一緒するチャンスを逸したのですが、)マーク・ジェイコブズ・ジャパン社長の橘田新太郎さん、森トラスト代表取締役社長の伊達美和子さんはじめ、経済界をリードする方々がご一緒で、刺激的なひと時を過ごさせていただきました。とりわけ伊逹さんは、「美味しいワインが好きすぎて飲みすぎ、倒れた」ときのエピソードを披露。そのとき以降、「着つけ薬」を持ち歩いてるそうなのですが、見せてくださったのがこちら。

タイガーバームのような?一瞬ではっと正気にもどる匂い。これ、私も入手しなくては……笑。
下の写真は翠涛さん撮影。

とても豊かな時間を楽しませていただきました。お招きいただきましたフォーブズ・ジャパン編集長の高野さま、副編集長の谷本有香さん、こまやかな手配をしてくださったフォーブズのスタッフのみなさま、ヴーヴ・クリコ関係者のみなさま、ロブションのスタッフのみなさま、ありがとうございました。

紀尾井町のザ・プリンス・ギャラリーが開業一周年を迎えました。その前夜にあたる26日(水)、「ラグジュアリーコレクション」の名にふさわしい、一周年記念商品の発表会がおこなわれました。

Your Only Home Bar.  特別なウィスキーを、特別な場所で、特別なアイテムとともに。日本では、プリンス・ギャラリーのバー「イルミード」と、芝公園のプリンス・パークタワーのバー「もくれん」、この2つのバーで、それぞれ1セットのみ販売されます。

 

世界で100本限定のウイスキー“THE GLENLIVETウィンチェスターコレクション ヴィンテージ 1966”。1966年からザ・グレンリベット蒸留所の中で宝石のように守られ、ザ・グレンリベット史上最も長い、50年という熟成期間を経た最上級のウイスキーだそうです。日本に入ってきたのが3本のみ。(そのうちの1本はすでにほかのホテルのバーで売れてしまいました。)

これを、世界でたった一つのオリジナルチェアでいただく。椅子は世界的に活躍するデザイナー 小市泰弘氏によるデザイン。後ろの脚がクリスタルガラスでできており、電気をつけると光るのです。バーでは意外に後ろ姿が目立ち、それが神々しく見えるようにというデザイン。背が高いほうが「もくれん」用。アームレストの前の部分も光りますが、ここはぎざぎざになっていて、触れるとなかなかよい感触です。そこまで考え抜かれています。もちろん本革装。

そして手作りガラス工房の田島硝子による江戸切子のオリジナルペアグラス。

左側の黒いアクセントがあるものは、プリンスギャラリー。手前および右のグリーンのアクセントがあるグラスは、緑豊かな芝公園のパークタワー。

特別にカッティングされたグラスに注がれた最上級のウイスキーを手に、オリジナルのチェアで寛ぎながら、自分だけのホームバーとして楽しむことができる……というわけです。

1セット700万円で販売されます。どなたのもとに嫁ぐことになるのでしょうか……。(*椅子に座っているヒトはついてきません)

この日の最後は、ヴィクトリア&アルバート美術館で開催されているバレンシアガ展。

ここはケンブリッジ時代にも、週末にロンドンに来るたびに通った大好きな美術館。


外側は当時のままで懐かしい、ところが、中は大胆に変貌している。そこがいかにもイギリスらしい。
バレンシアガ展はすばらしかった。すべて撮影可能というのもこの美術館のいいところ。撮影されたものが出回ると人が来なくなるので撮影不可にする、というのは主催者側の大きな勘違いです。写真が出回れば出回るほど、人は「本物」を見に来るんです。フラッシュさえ禁止にすれば、来場者に写真撮影を許可するのは、来場者を増やしたければ、メリットになるはず。

詳細に関しては、また機会をあらためて書きます。


次回はピンク・フロイド展ですって! これを見るためにまたロンドンに来なければ!と思わせるクールな「次回予告」。

 

最後のディナーは、ピカデリーのThe Wolseley で。



やはり王道をいくスコッティシュ・サーモン。鱒ずしと錯覚しそうなシンプルなレイアウト。

とても天井が高く、開放的なムードで、好みのど真ん中でした。

(くどいですが)私は小食で、雰囲気のよい店で正統派の(凝りすぎていない)料理を2品ほど食べてシャンパンとワインを1~2杯いただければそれで大満足、デザートも不要という単純なタイプです。そういうタイプにはこの店は気楽なのにリッチな気分を味わえて最高でした。味にうるさい人はまた違う意見かもしれません。

食事が終わる頃、ロンドン在住のソーシャライトで25ansブロガーでもあるSatoko Matsudaさんがご主人さま(←とても優しくて奥様思い♡)とともに合流してくださって、コペンハーゲンファッションサミットの資料をお持ちくださいました。ひととき、ロンドン社交界のお話で盛り上がり、楽しいひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました!

かくしてロンドン取材は無事に終了。終始、晴天に恵まれたのは幸いでした。予定していたショーが見られなかったなどのハプニングもありましたが、予想外の収穫も多々ありました。今回の成果は後日、順に記事になる予定です。どうぞお楽しみに。

疲労も極限にきていて、このあたりで東京に戻りたいのはやまやまですが、取材はもうひと山分残っています。そのままフィレンツェに向かいます。

 

日曜12時からジョン・ローレンス・サリヴァンのショー。大勢の人、人、人。バブル期に人気を博したブランドというイメージもありましたが、今また盛り返しているようです。テーマはポスト・パンク&クール・ウェイブといった音楽を含むカルチャーを背景とするファッション。

定番アイテムをオーバーサイズにすることで挑発。


どこか破壊された服なんだけど、きれいな印象。これが「ポスト・パンク」?


レディス?が何気なく混じっている。写真ではわからないのですが、胸元はニプルまで見せています。


クールウェイブ?


ボディに響く音楽との相乗効果で、なんともしびれるショーでした。最後にちらっと出てきたサリバンは歓声と喝采を浴び、熱気のなかに終了。

 

ランチは会場から歩いて数分のサヴォイホテルの中にあるサヴォイ・グリルで。

日曜なのでサンデーローストがおすすめ、というわけでローストビーフをいただきました。コーディネーターYumiさんによれば、ゴードン・ラムジーが関わるようになってからこのレストランも格段においしくなったとのことです。

またしてもボリュームに泣きそうになりましたが、向こうのテーブルに座っている父子に癒されました。プチ紳士といった風情の坊や、しっかり気取って紳士の振る舞いをしていたのがなんともかわいかった。

サヴォイホテルのサービスも雰囲気もさすがにすばらしい。次の機会があればぜひこんなホテルでゆっくり過ごしてみたいものです……。


知人らが口をそろえて「見ておかないと絶対損をする」と勧めるミュシャ展、駆け込みで見に行きました。平日の午後4時すぎで入場まで40分待ち、中に入ったら人の波。

その人気も納得の、けたはずれのスケールの絵の数々。悲惨で絶望的な状況を描く絵も光の描写のなかにどこか宗教的な救いを感じさせ、画家の心の中に渦巻く感情をほんの少しでも追体験できたような経験でした。

それにしてもあの巨大なサイズの絵はどのように運んできたのか?船舶でしょうか。もう二度とこのような展覧会はできないのでは。行ってほんとうによかった。


撮影可能スペースの絵は、他の絵に比べて優しく穏やかな絵でした。


穏やかとはいえ崇高な思いがあふれてくる迫力の絵。写真ではとうてい伝わらないのですが。


撮影する人、人、人……。

 

その後、渋谷のbed というレストランで早目の誕生日祝いをしていただきました。渋谷には大人がゆっくり食事ができるレストランが少ないのですが、ここは超穴場。カウンターをはさんだ目の前で、その折々に入荷した新鮮な素材をすばやく調理して出してくれます。食器はすべて特注の伊万里焼だそうです。

新鮮な太刀魚とアスパラを極上のオリーブオイルだけでフリットにした逸品。
ワインの種類も多く、くつろぎながら満足感のあるディナーを楽しませていただきました。


ソムリエ(左)とシェフ(右)。ありがとうございました。


感謝。まさかのこの歳になってキャリアの大きな変わり目を迎えておりますが、離れるのもご縁であればつながるのもまたご縁、いったん離れてもまたどこかでつながることもあるでしょう。一瞬一瞬の選択が確かなものになるよう、日々を深く味わって過ごしていこうと思います。

先週のイベントですが。カネボウ「コフレドール」のプロモーションで、新色を使ったメイクのあと、プロカメラマンに撮影をしていただきました。

…しつれいしました。季節が春になったということで、ご寛恕ください。(^^;)

 

さて。先週の謝恩会のあと、近くだったので立ち寄ったルパランで、美しいカクテル2種をいただきました。

まずは、ナポレオン。フレッシュなイチゴをジュースにし、シャンパンと合わせたカクテルです。すっきり目が覚め、浄化されるような味わい。お酒なのに。笑

そしてグレタ・ガルボ。見た目もクールでエレガント。味わいもなるほどきりりとジンが効いた「ガルボ」の印象。名前がカクテルに残るっていいですね。銅像を残すよりいいかも。笑

“Every one of us lives this life just once, if we are honest, to live once is enough.”   (By Greta Garbo)
「人生は一回しか生きられない。正直に生きていれば、一回で十分」

正直な声を発する、正直なことを書く、というのはおそろしく勇気のいることですね。だからこそ、そのことばは届くべき心に届くし、成し遂げたときに大きな満足感を伴う。悔いもくすぶりもないから、「一回で十分」。

 

 

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町を訪れました。「ラグジュリー・コレクション」と謳うだけあり、都心にありながら別世界にいるような贅沢な時空を体感できる、あらゆる意味で最先端のホテルでした。ホテルのデザインは、マドリードのデザインディレクター、エヴァ・ロンゴリア。

紀尾井町のガーデンテラス・タワーの30階から36階がプリンスギャラリー。この日はクラブフロアの34階でした。

館内はなんともいい香りがして、聞いてみると、プリンスギャラリー専用のオリジナルアロマを漂わせているとのこと。樹木の香りにフランキンセンス、さらにベルガモットなど柑橘系の香りもブレンドされています。フロントでも購入できるとのことでしたので、即決で購入しました。笑。 フランキンセンスはキリスト生誕のときに東方の三賢者が贈った3つの贈り物のひとつ。なにか清められるような感覚があり、脳内から神聖な世界へ連れていってもらえます。

2.18.28

部屋に入ると、統括総支配人の武井久昌さまより、ウェルカムフルーツが届いていました。感激! ありがとうございます。

2.18.1
ツインルームで42㎡、ベッド幅もたっぷりのゆとり。

2.18.3

窓際はこのような作りになっていて、ガラス越しとはいえ、外の景色とダイレクトにつながり、天空のなかにいるような感覚を味わうことができます。

2.18.7

見下ろすと、真下には衆議院と参議院、それぞれの議員宿舎が見えます。

2.18.2

室内の家具は、テレビをはじめとして最先端のテクノロジーとデザインが駆使された高級品で、場所をとらないのにきわめて効率のいい働きをしてくれます。悠々とリッチなバスルームの壁はガラスばりで、明るく広々とした印象をさらに強めていますが、スイッチひとつでくもりガラスに変わり、入浴時には外から見えなくなります。今はこんなことまでできるんですね。

ホテル内の説明はすべてアイパッドひとつでスマートにわかるようになっていますし、ルーム内のあらゆるスイッチもハイテクなタッチパネルになっています。シンプル&リッチ。

2.18.3

アメニティは高級スパラインのRemede(ルメードゥ)。これでシャンプー&トリートメントをすると、つやつやでコクのある髪になります。ボディローションの香りもアロマティックで癒されます。

2.18.8

女性用の基礎化粧品セットをお願いしたら、なんと資生堂最高ラインのクレ・ド・ポーのミニサイズのセットが! 嬉しすぎます。

表面だけを見ると一切の無駄も余分な装飾もないのですが、引き出しや扉をあけるとゴージャスな食器や調度品などが収められていて驚きます。お茶のセットが入った引き出しには、南部鉄器の急須が。

2.18.26

東京の絶景を眺めながらのクラブラウンジも居心地がよく、カクテルタイムには、ルイ・ロデレールのシャンパーニュはじめ、おいしいワインとお料理やおつまみが用意されています。

2.18.14
夕食は「蒼天」でお鮨をいただきました。ここはほかにも鉄板焼きはじめ多種類の日本料理を扱っています。鮨専用カウンターは、アーティスティックなインテリアで天井も高く、なんともよい空気感。しかも、お鮨にあうワインの品ぞろえも豊富で、これはワイン派にはなんとも嬉しい限りです。今回は、シャブリとともにいただきました。好みや苦手に合わせてスマートに最高のディナーを供してくださった東山淳二さん。大満足でした。

2.18.18
2階分を吹き抜けにしたスカイラウンジ、レヴィータは、天井から床まで光の滝が流れているようなイリュージョンを見せてくれます。外国からのゲストも多く、多国籍というか無国籍な雰囲気。

2.18.17
フロントのインテリアはじめソファや椅子の配置においても、過剰な装飾は一切ないのにすべてが上質なのであかぬけた品格があるという、現代のラグジュリー感覚を押えた王道をいっている印象。英語でいう、Sleekな感じ。なめらかで優雅で最先端感がある、というような。

2.18.15
スパには、ガラス張りのプールや浴場があり、サウナからも外を見ることができる作りなので、閉塞感とは無縁で、別天地のリラックス感が堪能できます。邪魔にならない程度のBGMが流れているんですよね。タオルやバスローブの感触もよく、エステルームから香るスイスの高級化粧品ラインの香り(たぶん)も心地よいので、五感すべてがおもてなしされている感覚に満たされます。

2.18.29
就寝前に部屋に戻ると、総支配人の大森伸翁さまからのメッセージとともにチョコレートとお菓子が用意されており、あたたかな気持ちで眠りに入ることができました。

翌朝は、ビル群の向こうに見える東京湾からのぼる朝日を眺めながらのスパと朝食。

2.18.23

交通費をかけず、遠いところまで旅行に行って帰ってきたようなトリップ感を楽しめました。ザ・プリンスギャラリーのスタッフのみなさま、心づくしのおもてなしをありがとうございました。2月もあと1週間、よいエネルギーをチャージできて、なんとかがんばれそうです。現代における最先端のラグジュリー感覚も体感できました。今後の仕事にも生かしていきたいと思います。

敏腕コーディネーターMさん主宰の、春の訪れを祝う食事会。西麻布「ラ・ボンバンス」の個室にて。

セキュリティーの専門家、弁護士、著作権交渉専門の会社社長、フラワーコーディネーター、ドイツの家電販売会社社長などなど、多彩な分野の方々が8人。話が合わないということはなくて、なにかの分野を徹底的にきわめ、突き抜けた人の話は、どこかで通じ合うものがあるし、自分の世界とはまったく異なる視点に、はっとさせられ、学ぶことも多い。ぬるま湯でぼやぼやしてはいられない。とても刺激を受けた会でした。

日本における暗号解読・セキュリティーの第一人者の話がとりわけ興味深かった。日本人は自分の目に見える範囲の世界では細かすぎるくらいに法整備もするし、きめこまかくケアをするのだが、その外側になると、とたんにどうでもよくなるのか、無防備になる、という。なるほど、いたるところで実例が。

ドイツ家電会社社長による、スイスのボーディングスクールの話も面白かった。スイスのボーディングスクールの学費は年間1500万円。世界各国のVIPの子弟を集めている。このことが、結果的にスイスの防衛になっているという(VIPの子弟がいるところには攻撃できないので)。

 

bombance
「ラ・ボンバンス」はミシュランの星つきの創作日本料理レストラン。「ボンバンス」にはおなかいっぱい、というニュアンスも込めたという。日本料理を食べた後に「もう一軒、ラーメン食べにいこうか」とならないよう、豊富な高級素材をたっぷりのボリュームで供してくれる。メニューも楽しく、暗号になっているんですね。みんなでワイワイ解読しながら、何が出てくるのかワクワク楽しめるのもいい。

 

 

ラグジュアリーホテル界に、近頃、プリンスホテルの勢いを感じさせるニュースが多いなあと思っていました。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクションホテル、ザ・プリンスパークタワーのラグジュアリーな改装、そしてグランドプリンス高輪内の和風旅館風「花香路」。

やはり積極的に仕掛けていらした方がいたのですね。株式会社プリンスホテル、東京シティアエリアの統括総支配人の武井久昌さんです。

光栄にも武井さんからじきじきにお声掛けをいただき、ホテル変革のお話を伺う機会に恵まれました。

折よく、ザ・プリンスパークタワー東京の最上階にあるレストラン、プリーズヴェールに3日間のみフランスのMOFシェフ、マルシアル・アンゲハール氏が来日しており、アンゲハール氏とプリンスのシェフ、吉田功さんのすばらしいコラボレーション料理を楽しませていただきました。

marcia
2.3.2

食事をしながら写真を撮るのも憚られたので料理の写真も店内の写真もなくてゴメンナサイなのですが、ここは昔の「プリンスホテルのレストラン」の無難なイメージ(失礼だったらごめんなさい)を激しく裏切る、超ラグジュアリーでセクシーなレストランに変貌していました。東京タワーが間近に見える夜景も申し分なしです(下の写真は、同じホテルのクラブラウンジから見える東京タワー)。バレンタインやプロポーズのときなどに「成功」を約束してくれる勝負レストランとしても頼もしいと思います。

2.2.3

アンゲハール氏の特別料理は4日(土)まででしたが、このブリーズヴェールには、ここでしか味わえない特別なオリーブオイルがおいてあります。スペインのマドリードの2つ星レストラン「サンセローニ」のために作られたオリジナルブレンド、「カスティージョ・カネナ エキストラバージンオリーブオイル」。熟すまえの若いオリーブを詰んでから4時間以内に絞ったものだけを厳選してブレンドされたというだけあって、青みのあるフレッシュなオリーブの香りがそのまま。オリーブオイルの常識が覆されます…。日本ではこのホテルでしか味わえないという別格のオリーブオイルです。

2.2.5

 

ホテル業を支える方々の努力や工夫を知り、また、これからの企業のあり方や人の働き方に関してもリアリティのある話を伺うことができて、たいへん刺激を受けました。客としてサービスを受けるばかりでしたが、これからは支配人の視点もとりいれて細部を観察してみようと思います。

2.3.1

武井久昌さま、マルシアル・アンゲハールさま、吉田功さま、ブリーズヴェールのマネージャー・ソムリエ中島正博さま、シェフソムリエの市村義章さま、マーケティング統括支配人の林佳代さま、マーケティング戦略リーダーの高木聖香さま、濃密な時間を楽ししみながら新しい視野を広げていただきました。ありがとうございました。

 

2.2.2

中田英寿さんが運営する「ジャパンクラフトサケカンパニー」による、日本酒×レストランのコラボレーション企画、「THE INNOVATORS : 澤屋まつもと+Tirpse」に参加させていただきました。 白金台のレストラン、Tirpseにて。

今回のコラボレーションのテーマは「Spirit/スピリット」。Tirpseオーナーソムリエの大橋直誉氏と、澤屋まつもと10代目杜氏の松本日出彦氏が、日本酒と料理のフードペアリングを実現しました。ちなみに、Tirpseという店名は、Spiritを反対から読んだものだそう。

フランス料理を日本酒でいただくのは初めての経験でしたが、むしろフレンチスタイルの日本食といった味わいのお料理で、美しいお皿の数々に目をみはるともに、新しい食の経験に感動の連続でした。

ハイエンドの日本酒を世界にプロデュースしていく中田さんの戦略はユニークで、しかも話は終始、クールで論理的。海外から日本に訪れるお客様は、ホテルのレストランやガイドブックに出ている三ツ星レストランで食事をする。そのような場面でこそ、日本酒を提供し、その魅力を本国へ持ち帰ってもらうのだ、という。

20年前は「鮨屋でワイン?何言ってんだよ」という感じだったのが、今は鮨屋でシャンパンやワインもごくあたりまえに飲める。同じように、フレンチやイタリアンのメニューに、ごく自然に日本酒を組み込んでいくことが普通になる、そんな時代を創る、と中田さんは語るのだ。そのための近道が、ホテルや三ツ星レストラン、と見抜いていらっしゃるのですね。

サッカーにもたとえながら、ビジネスで勝つには、いかに最適な場所に最適な人を配置して巻き込んでいくかというプラットフォームを作ることが大切、と中田さんは語る。「ひとりのプレイヤーの能力には限界があるけれど、プラットフォームには限界がない」というひとことは思わずその場でメモ(笑)。「正解がないからこそ広がる」という名言も。

ほかにも「金銭を介在させない21世紀的な物々交換」のメリットとヒントを教えていただいたり、すべての面において教育されているホテルマンをどのように活かして(という言い方が失礼だったらごめんなさい)いらしたかをうかがったりと、学びの多い濃い時間となりました。

 

トップ写真は同じテーブルでご一緒した方々です。左からアーティスト・リレーションズのアンジェラ・レイノルズさん、中野、中田英寿さん。中田さんの正面はジュン・アシダ社長の山東英樹さん、お隣がバロン・フィリップ・ド・ロスチルドのアジアパシフィック代表取締役アントニー・グルメルさん、そして一番右手前がパークハイアット東京の総支配人エルヴェ・マゼラさん。写真では明瞭にはわからないのですが、中田さんのスーツはトム・フォードで(007と同じですね)、スキンケアもお好きとのことでグルーミングもいき届き、話しぶりばかりかルックスも超クール、ゲストのみなさまをすっかり魅了していらっしゃいました。貴重な機会に立ちあえたことを心より感謝します。

 

Business lunch with Ms. Takako Akiho, Ambassador of the great cognac Louis XIII.  At the modern French restaurant Corrage at Conrad Tokyo.12.15.2

The main topic was about our collaboration next year. We first met at the Louis XIII dinner held at September this year.  Ambassador Takako-san is standing on the right side of this photo taken then.  Louis XIII event

Back to Conrad. The dishes are so superb and atmosphere of the Conrad is exclusive but open, suave but snob in a good sense. Thanks to the star chef, Mr. Maeda, for the super excellent service.12.15.3Memorial photo with Chef Maeda.

Special thanks to Takako-san and Louis XIII.  I cannot wait to the collaboration work with you next year.

☆☆☆

コニャックの最高峰「ルイ13世」のアンバサダー、秋保貴子さんにお招きいただき、コンラッド東京「コラージュ」でビジネスランチをご一緒させていただきました。

メインの話題は、来年のコラボレーションのお仕事。まだ内容はこれから詰めていきますが、今からたいへん楽しみです。

「コラージュ」のシェフは前田慎也さん。京都のご出身で、ロンドンの“The Canteen”や“Soho House”などで部門料理長を経て、ニューヨークの“Aquavit”で活躍。その後、再びロンドンのスターシェフ、ゴードン・ラムゼイグループのレストランに外部から初の副料理長として入社。すぐに才能を認められ、二ツ星“Petrus” や三ツ星“The Restaurant Gordon Ramsay”などでシニア副料理長を務め、2008年2月に「ゴードン・ラムゼイat コンラッド東京」のシェフ・ド・キュイジーヌ(料理長)に。そこでの料理長就任時よりミシュランの星を獲得し続け、「コラージュ」でも2年連続でミシュラン一ツ星を獲得していらっしゃいます。ひとつひとつ、ミクロのレベル(というのはおおげさですが、そう言いたくなるほど)にまで工夫の行き届いた、すばらしいお料理に感動しました。ミーハーに記念写真をご一緒していただきました!

ミーハーの言い訳がましいかもしれませんが、やはり力のある、好もしい波動(これはほんとうに理屈を超えた直感なのですが、確かに、波動のようなものを感じます。別の表現で「オーラ」と呼ばれるものかもしれません)を発している方とお写真を撮ると、よい方向に共振していくように感じるのです。自分もそんな存在でありたい、と思わされます。

天井高く、ちとスノッブで、凛とした「気」が満ち溢れる空間のなか、秋保さんとのお話も深まり、来年のコラボレーションに向けて、ご提供できる内容をさらにバージョンアップさせていかねばと心身がひきしまる思いでした。

秋保さんは明治大学の公開講座にも来てくださったり、コラムをご愛読くださったりして、そのたびに感想も丁寧に届けてくださいます。最新のダーバンサイトでのコラムが刺激になって、よりよい将来に向かってともに歩んでいけるようなモノを買おうと決心して高価なお着物も購入されたとか。私のほうがびっくり。笑。また、「そのような(関係を未来へ向けて大事に育てていける)男性に選んでもらえるような女性になりたいと思った」とも。あーそれは私もだが、なかなか現実はうまくいかんよね……。笑。選んでもらえなかったヒトが憧れをこめて所詮きれいごとを書いておりますが、きれいごとも厳しい現実を生き抜くためには必要、と言われ、そういう読まれ方もあるのかと少し安心した次第。それにしても、「感想を伝える」ことは人間関係の第一歩、と言ったのは見城徹さんだったか、大切なことだと思わされました。私も心が動いたら照れずに感想を伝えることを怠らないようにしよう、とあらためて決心。

すばらしいおもてなしを通して、来年への具体的な「夢」のひとつを思い描くことができたような気がしています。「コラージュ」のスタッフのみなさま、そしてルイ13世アンバサダーの秋保貴子さんに心より感謝申し上げます。

Globe Trotter night.

Dinner with the chairman Mr. Jeff Vaughan of Globe Trotter and real globe trotter Mr. Takanori Nakamura, who travels from the South Pole to the North Pole with Globe Trotter suitcase. Exciting to hear the brand history and hidden episodes from both British chairman and Japanese CEO.

Thank you all who share the British spirits full of twisted humor. An exuberant night to remember.11.30(from left) Mr. Toshiyasu Takubo, CEO of Globe Trotter Japan.  Ms. Satoko Enomoto, PR of Globe Trotter.  Nakano. Mr. Jeff Vaughan, Chairman of Globe Trotter.  Mr. Takanori Nakamura.

グローブ・トロッター会長がイギリスより来日、ディナーにお招きいただきました。北極から南極まで旅するリアル・グローブ・トロッター(地球を旅する人)であるコラムニストの中村孝則さんもご一緒でした。

すべての工程をイギリスの工場で作り上げているただひとつのブランドになったグローブ・トロッターの、歴史や公開されていない秘話を、会長と、日本のCEOである田窪氏からともにお伺いできたことはなかなかエキサイティングでした。ちょっと毒舌入ったザ・ブリティッシュ・ユーモアに笑い転げた夜でした(イギリス人はファニーなことを言いながら決して笑い転げませんが)。

 

青山のレストラン、ミュージアム1999ロアラブッシュにて。

 

Posted an article on Japan in depth.  It’s about fashionable cultural appropriation.

☆☆☆

Japan in depth に久々に書きました。ボストン美術館キモノウェンズデーに端を発した、ファッションにおける文化の盗用について。Yahoo!ニュースにもなっています。

デリケートな問題なので、書かないほうが、無難な感じはしました。日本で大きく報道されなかったのも、やはり政治的な配慮が働いたからだと思います。でもやはり海外においては今年の後半、熱く議論された問題でしたので、ファッション史家の視点から、できるだけ客観的な立場から書いてみました。いかなる人種偏見も私にはありません。本当の火種は人種間闘争にあるのであって、文化の盗用云々は論点がずらされているだけという印象も実はあるのですが、その問題には踏み込みたくありません。

この問題は根が深く、きちんと議論しようとすれば、サイードの「オリエンタリズム」にまでさかのぼる必要があります。でもアカデミシャンではないかぎり、サイードだれ?の世界(^-^;  できるだけ、敷居を低くして書いたつもりです。

ひとたび世界に出れば、さまざまな禍根をかかえた人々がいて、こちらが予想もしない憎悪やトラブルをふっかけられることがあります。だからといって行動せず沈黙したままでいるのであれば何のために生きているのかわからないし、何の発展ももたらしません。そんな現実もあるのだということを、頭の片隅にとどめおきながら、より平和に共存できる未来へのことばと行動を選択できる勇気を持ちたいと思います。God bless us all.

☆☆☆
This photo is nothing to do with the post above.
One of the superb dishes we had last week at the ristorante “i Luci” at Shiroganedai.  I was invited to meet the tailoring and selling staff of  a famous company. Had a fruitful and impressive conversation thanks to the sensitive and gorgeous dishes, created by the chef, Mr. Masahiro Takeda.  In the world of eating, we are enjoying many fruits of  “cultural appropriation”.  Italian, inspired by the Japanese “Sashimi”. How extravagant.11.25.1Thank you all, who presented me such a fantastic time at “i Luci”.

 

 

明治大学リバティーアカデミー 綿谷画伯のイラスト講座は、感動の大団円を迎え終了しました。4.25.2

事情あって詳細は書けないのですが、受講生の一人が「あまりにもかっこよすぎて、描きながら卒倒しそうでした」とコメントしたほどのスペシャルゲストに来ていただき、モデルとして3ポーズさらりと決めていただいたうえでのクロッキー、そして笑いあふれる合評会。 その場に居合わせたすべての人のこの上なく幸福そうな笑顔を見て、この講座を企画して本当によかったと、心から思いました。おそらくもうこれほどの幸せなことは二度と起こらない。奇跡の一期一会でした。4.25.6 その後、ゲストの方とともに四谷荒木町の「鮨 わたなべ」さんで会食。メンズファッション談義をしながら、シャンパンに合わせていただくお鮨は、楽しすぎでした……感涙。4.25.8 最後の一杯は久々に荒木町のバー「エル・ラギート」で。ここは「ルパラン」本多マスターのお弟子さんのひとり、本田くんのお店です。

3週にわたり、豊かなサービス精神を発揮して受講生を楽しませ、驚かせ、感動させ、描く楽しさ・共に学ぶ喜びに目覚めさせるという偉業(!)をなしとげてくれた綿谷画伯に、深く感謝します。講座を盛り上げるためにご尽力くださった事務局の河合さんと清水さん、陰に陽にヘルプしてくれたプレゼミOGのキャサリンとエイミーにも、感謝です。そしてこのような初めての試みに参加してくださった約20名の受講生の方にも、心からの敬意と感謝を捧げます。共有できた至福の時間は、一生の宝物となりました。

仕事の打合せで、銀座アルマーニビルのラウンジ。アルマーニのアフタヌーンティー。4.23特製のゴールド×黒の容器というかプレート(アルマーニのロゴ入り)は、10個しか作ってないのだそうです。それで予約のみ。見た目も豪華ですが、お味もすばらしい。

地味なはずの仕事の打ち合わせの内容は、当初予想もしなかったクリエイティブな方向へ。これはあきらかに場の影響だと思う……。

仕事だけではない。あらゆる種類の交渉や議論には、場所、および何を食べるかが意外と重要な要素になってくる。それをあらためて実感させていただいた。アルマーニ、やはり偉大です。場を選んでくれたKさんのパワフルな交渉力にも、いつもながら感動。

その後、舞い降りた、予期せぬ幸運。急遽、「ミュージアム1999 ロアラブッシュ」というお城のようなレストランでフレンチのランチをふるまっていただきました。 午後の仕事があるのでピッチ早目でしたが、そこだけ日常から切り離された映画のなかのような時間が流れる空間でした。Beatitude。一生の宝物にできる記憶が増えました。上半期のラッキーを全部使い果たしたような。

1999

「ベージュ アラン・デュカス東京」が今秋、10周年を迎えます。おめでとうございます。

それを記念して、今年は6月、9月、12月に特別な「シャネルとのランデブー」がおこなわれるとのことで、その企画のお披露目を兼ねたプレスランチにお招きいただきました。

シャネル社長リシャール・コラス氏、アラン・デュカス氏、総料理長の小島景氏も同席、それぞれに楽しいスピーチを聞かせていただきました。コラスさんは、コラボする相手を探すためにフランス中の三ツ星レストランを食べ歩き、最終的にデュカスさんの人柄とお料理に惚れ込で、「ベージュ」のシェフをお願いしたとのこと。デュカスさんに対するコメント、「同じ言葉を話す人」「仕事のすばらしさは当然のことながら、それ以上に、人柄がすばらしい」という表現が印象的でした。

たしかに、大きな仕事をともにするには、「同じ言葉を話す人」という感覚がとても大事になってくる。同じ言葉とはつまり、何を美しいと感じるか、何に価値を見出すか、ということでもあるけれど、たとえば、挨拶のしかた、話し方、敬語の使い方=人との距離のとり方、そんな微細な空気のようなことも含まれてくるのだと思う。

総料理長小島景さんは、いつもどこか修行僧のように無口な印象ですが、話すとなかなかお茶目。

3208

「鎌倉からかついでくる」という野菜の数々はユニークで、フレッシュで美味でした。

3204

小島さんは、今回の「ランデブー」のために、はじめて下のシャネルブティックを見て回ったとのこと。シャネルの製品を支える職人技、店員の対応、商品の並べ方、そんなところにインスピレーションを得たそうです。

日本でしか味わえない王道フレンチとはこういうこと、という職人技を見せてくださいました。熊本産赤フィレのロースト。合わせるワインが、2008年のVin de Pays Bouches-du-Rohone Domaine de Trevallon.

3205

同じテーブルには、Dress編集長の山本由樹さん(右)、ダイナースクラブ会員誌Signature編集長の伊藤美智子さん(正面)、元テレ朝アナウンサーでエッセイストの南美希子さん(伊藤さんの左)、フードクリエーターのマカロン由香さん(左奥)、食空間デコレーターの多賀谷洋子さん(右奥)。刺激的な方々と、楽しいひと時をご一緒しました。

32016

おみやげはシャネルのモチーフをちりばめたチョコレート。カメリアやシャネルロゴなど、食べてしまうのが惜しいくらいのかわいらしさ。

32014

エノテカ広尾本店で、ブラン・ガニャール&ロシニョール・トラペ試飲会でした。

エノテカ本店ははじめて訪れましたが、マルゴーでワイン造りのために使われている器具なども展示してあり、奥の方には10万円を超えるワインがガラスケースのなかに美術品のように並ぶ。ミニミニ博物館のような雰囲気。

 

274

オーナーのジャン・マルク・ブラン、ニコラ・ロシニョール、おふたりのトークを聞きながら6種類を試飲。2011年のシャサーヌ・モンラッシェを3種、2007年のボーヌ・ド・マリアージュ、2008年のジュヴレ・シャンベルタン、2005年のシャンベルタン・グラン・クリュ。最後のワインは争奪戦も起きるほどの貴重なものだそうで、25200円で2本だけありましたが即完売してました。

272

縁起のいい名前をもつ「ボーヌ・レ・マリアージュ」を。ニコラ・ロシニョール氏にボトルにサインしていただきました。

271


Les Mariages と、マリアージュ(結婚)が複数形になっているのは、フランス人だから結婚が複数なのかと思いましたが(^_^;) ニコラ氏によれば、吉日に、教会がある付近、つまり同じ場所で同時に、たくさんのカップルが結婚する、そんな村の光景から名付けたものだそうです。複数回の結婚ではなく、結婚式同時多発というわけですね。どっちにせよ、華やかで祝祭的な場におきたいワインです。

8日におこなわれた、ダイナースクラブ フレンチレストランウィークのレセプション。フランス大使公邸にて。夕方からの突然の雷雨のなか、多くの人がつめかけて、室内はすごい熱気。

フレンチレストランウィークは、9月23日(月)~10月6日(日)の2週間。日本全国の参加レストランにおいて、ランチ2,013円、ディナー5,000円という一律価格で提供されるとのこと。

また、今年は各地方(テロワール)の食材と生産者応援をサブテーマに、地方食材にフォーカスするそうです。日仏の有名シェフが各地食材を使って特別のコースを仕立てるガラディナーも開催されるということで、それもまた楽しみですね。

787
会場には、有名フレンチレストランのシェフが勢ぞろい。日仏のシェフどうしが楽しそうに交流する風景には、日仏文化の美しい融合を見るようで、ちょっと心を打たれました。といっても私はそれほどレストラン事情に精通しているわけではありませんが、「エディション」の下村浩司シェフ、「Ryuzu」の飯塚隆太シェフ、「ベージュ」のアラン・デュカスといったスターシェフの方々と直接お話しができたことは、なかなか貴重な体験でした。写真は、アラン・デュカス氏と。

786
何人かのシェフに「水問題」もズバリ聞いてみました。高級レストランにおける水問題。何か月か前、どこかのシェフが、「水にチャージするのに文句を言うような層は、そもそも高級レストランに来るものではない」みたいなことを言ったとかで話題になってたので気になってました(すみません、正確にどのような経緯でどのような発言がなされたのかは忘れました)。

「タップウォーター(水道水)で、で全然いいんですよ。うちはタップウォーターでも浄水器にかけてペットボトルに入れてお出ししています」という心強い助言を何人かのシェフから聞くことができた、ということだけを、お伝えしておきます。タップウォーターは、ブランド名がつく各種ミネラルウォーターとは違い、基本的に無料です。まあ、水が基本的に無料という日本という国が、世界的に見て特殊らしいですが。

水のブランドにこだわることを、Water Snobberyという。水のブランドにうるさい人って、なんだかやたらと「裏メニュー」を注文したがる人のイメージに重なる気もするのですが。(あくまでイメージ。他意はありません)

旧知の編集者に「ヒミツの場所へご案内しましょう」と連れて行かれた先が、中国大使館の少し先にある、なんていうことはないビルの地下。外には看板を出しているわけでもない、カウンター8席+ほんの少しのテーブル席がある、Le Clavier Arisugawa。

カウンターの向こうにはグランドピアノがあり、なんとピアノじたいがスピーカーになっていて、そこから出てくるまろやかなピアノの音色に空間が満たされる。

383

シェフの吉田さんが供してくれるのは、20種類のワイン(数種の日本酒を含む各国のワイン)とそれに合わせたツマミ。すべて一口ずつなので、トータルの量的にはそれほどでもない(らしい)。少しずつ、多種類、が好きな私のようなタイプにとってはありがたい演出^_^;

384
その夜の客は、私たち二人と、白髪の紳士と美女のカップル、そして、男一人+女性二人のグループという計3組。もちろん、互いに見知らぬ者どうし。

コースがそろそろ終わりに差し掛かった時、グループのなかの若い女性一人が「ピアノをひいていいですか?」とおもむろにピアノに向かい、ドビュッシーの「月の光」を弾きはじめたのだが、これがプロの演奏!!! 酔ってるからときどきちょこっとハズし、それがまたライブのいい雰囲気を醸し出している。なんと平日はOL,週末だけピアニストの仕事をなさっているという。アンコールで何曲かひいていただき、すっかり場が一体となって酔いしれる。

Arisugawa
そしてそして。感動したもう一組のカップルの紳士が、素晴らしい演奏のお礼に、そして感動を共有したテーブルのみなさんに、と「マジ・シャンベルタン」をふるまってくださったのだ。かなり高価なお酒だと思うが、ご相伴にあずかりました。

奇跡的な一期一会を祝って、最後に、今日の幸せに偶然居合わせたお客さんたちで、ピアノの前で記念写真撮影。

忘れられないドラマチックな夜になりました。連れて行ってくださった編集者さま、幸福をシェアさせていただいたすべてのみなさま、ありがとう!

帰りに吉田さんがくださったリスト。ふるまわれたマジ・シャンベルタン(マジうまい、というおやじギャグが当然のように出ましたが…)もしっかりリストの中に書き込んでくれた。きめこまやかな、ブラボーなおもてなしでした! 

Photo
それにしても、結果、トータル21種類のワインをいただいたわけですね。かのカクテルコンテストで飲んだのが21杯だったので、それと並ぶ記録(~_~;)

(*ヒミツの場所、と書きましたが、実際にもうメディアで何度か紹介されているお店なので、本当の意味でのヒミツというわけではありません。念のため)

Signature 5月号の葉山考太郎さんの連載「スパークリングなスクリーン」10回目。

リュック・ベンソンの「ニキータ」に登場するテタンジュが、セリフと合ってないという指摘から、なぜそうなったかという推理。

ソムリエは「テタンジュ・コント・ド・シャンパーニュ・ミレジメです」というのだが、画面に映っているのが、ラベルが金色の「ブリュット・ミレジメ」。これは愛好家にとっては、「『ベンツSLです』と言われて『プリウス』が登場した感じ」らしい。

酒を飲まないと豪語しているリュック・ベンソンの映画で起きた、そのような取り違え事件。これについて葉山さんはきめ細かく推理をめぐらしていくわけである。

ユーモラスな推理の過程のなかで、各有名シャンパーニュの「イメージ」が表現されているのだが、それがなかなか興味深かったので、メモさせていただきたい。

「フランス人でも、知っている銘柄は多くても、モエ、ランソン、ポメリー、ルイ・ロデレール、ローラン・ペリエ、クリュッグ、テタンジェ、ヴーヴ・クリコ、ボランジェの9種ぐらいだろう。ボランジェは男性的すぎるし、クリュッグでは超マニアック。ヴーヴ・クリコでもいいが、いきなり『未亡人』は可哀相。モエ、ランソン、ポメリーは神秘性に欠ける。ロデレールは『円熟マダム』だし、ローラン・ペリエは颯爽とした青年だ。なら、『最もエレガント』なイメージのテタンジュで決まり」

ぼんやりと感じていながら「イメージの違い」がよくわかってなかったシャンパーニュの違いが、ほぼわかったような気分になれた文章。

とはいえ、同じテタンジュという銘柄の、最高級版コント・ド・シャンパーニュ・ミレジメと、1本98フランのブリュット・ミレジメの違いまではわかりようもない(~_~;) 

その違いが画面にでてきた一瞬でわかるほどのマニアックぶりに感動。逆に、一つのことに対して「専門家」と称するには、これほどのマニアじゃないと説得力がないわよね。自戒をこめて。

久々のル・パラン。一杯目に出していただいたのが、「ブリティッシュ・フェスティバル」というカクテルで、ドライジンとライムジュース、そしてドランブイ(Drambuie)が構成要素。

224_1

ドランブイ、というお酒を初めて知ったのだが、アルコール度40度のスコットランド産モルトウィスキーで、ゲール語の語源は「満足できる飲み物」の意。

1745年にスチュアート家のチャールズ・エドワード・スチュアートが、ジャコバイト軍を率いて王位継承権を争う戦いを起こすけれど(カロデン・ムアの戦い)、大敗してスカイ島へ逃亡。チャールズの首には多額の賞金がかけられた。にもかかわらず、ハイランドの士、ジョン・マッキノンは、変装したチャールズを護衛してフランスへの亡命を成功させる。チャールズは褒美として、マッキノンに王家秘伝の酒のレシピを授ける。で、ドランブイのラベルには、Prince Charles Edward’s Liqueur と記されている…という逸話のあるお酒。

Battle_of_culloden

上は、「カロデンの戦い」を描いたデイヴィッド・モーリエによる絵。1746年。左側のタータンチェックがスコットランドの反乱軍、右の赤いユニフォームが近代装備した英国政府の「官軍」ね。当時のイングランドはドイツ系のハノーヴァー王朝。

Bonnie_prince_charlie_by_john_petti

上は、ボニー・プリンス・チャーリー(愛らしいプリンス・チャーリー)と呼ばれたほどの人気があった、チャールズ・エドワード・スチュアート。

ジャコバイトの反乱に関しては、「その後」も含めて、小冊子一冊が書けそうなほどのエピソードがあることもわかった。それはまた後日のネタに。

で。そういう由来が語られるお酒、ドランブイなのであった。いつも思うのだが、この手の逸話は、どこまでが事実で、どこからがフィクションなのか、定かではない。でも、情景を想像させる逸話があるというそのこと自体が、お酒であれモノであれ、味わいをより深くしていることはまぎれもない真実。

ベースのモルトウィスキーに、はちみつとハーブがブレンドされている。このこてこてなスコットランドのお酒に、イングランドのドライジンが加わって、ゆえに「ブリティッシュ・フェスティバル」というわけですね。敵対する者同士がまじりあい、祝いあうことで、お互いのいいところが2倍増しに際立っていくような。そんな祝祭感のある、華やかな味わいが広がるカクテルでした。

このバーはいつ行っても新しいことを教えてくれる。私の知らないイギリス文化がまだまだ闇の奥深~く広がっていると思うと、「センセイ」なんて呼ばれてる場合ではないし、と思う ^_^;

二杯目は、王道をいくマンハッタン。いい感じで暗闇に溶け込んでますね… 

2242

マスター啓彰氏の絶妙のさりげなさ(スプレッツアトゥーラ、とはこういうこと?という見本をときどき実にさりげなく見せてくれる)に感動し、片腕の聡氏の明るい率直さに笑わせてもらった楽しい時間でした。二人のホンダさん、ありがとうございました♡

Signature 12月号、葉山孝太郎さんの連載「スパークリングなスクリーン」、第8回。甘くて不条理な身分違いのロマンスの話(『サブリナ』リメイク版、シドニー・ポラック監督)を、登場するクリュッグのシャンパーニュにからめて。

クリュッグの位置づけ、クリュッグの描写がうまい。描写が難しいお酒だが、ああ、こう書くのか。「クリュッグは、シャンパーニュの中で最も高価で、マニアっぽく、男臭い。日本の俳優でいえば、三船敏郎的な存在だろう。フル・ボディで、シェリー酒のような酸化した風味がある。好き嫌いがはっきり分かれるというより、クリュッグ側が飲み手を選ぶのだ」

『エリゼ宮の食卓』(新潮文庫)に書かれている情報として、こんな紹介もある。エリゼ宮で海外のVIPを招いて大統領主催の晩餐会を開くときには、相手によってワインの銘柄を露骨に変える、と。「昭和天皇がエリゼ宮に招かれたとき、敬意を払ってドン・ペリニヨンが出たが、短命内閣に終わると世界中が予想した羽田首相が渡仏した際、名もない南仏のワインを出し、『何の期待もしていない』とのメッセージを送った。このエリゼ宮で最高ランクのワインがクリュッグだ。クリュッグは、フランスの最重要国、イギリスのエリザベス女王が国賓待遇で来るときなど、特別の要人にしかサービングされない」

で、クルッグしか飲まない伊達者を「クリュギスト」と呼ぶそうだ。エリザベス2世にココ・シャネル。

映画の結末と、フランスにおけるこのシャンパーニュの位置づけのからませ方が知的で、酔える。「自由と平等の中に歴然と存在する階級社会。その中で階級を超えたロマンスが実を結び、クリュッグを飲んで様になる風格を備える。これが究極の『自由と平等』かもしれない」

(ちなみに、ヘップバーン版「サブリナ」では、モエ・シャンドンだったとのこと)

昨日の健次郎氏の話にもあったけど、そうそう、「階級社会」であることが歴然としているコワイ国、フランスは、建前上は「自由と平等」の国なのだった。こういうややこしいところで、究極の自由と平等を手に入れるには、相当な<ドラマ>が必要なんですね…。

クリュッグを飲んでサマになる風格。これを備えてクリュギストに名を連ねられたら、それこそお酒好きにとっては最高の栄誉だろう。

その前に、「グラスを2個ポケットに入れ、未開封のクリュッグを1本もってパーティを抜け出す」、そんなシーンに巻き込まれてみたいもの(笑)。

毎日楽しそうでけっこうですね、と皮肉交じりに言われることもあるが、多くの人々の例にもれず、生活の半分以上は苦い思いをしたり、辛抱したりすることでなんとか成り立っている。ただ、知らない人まで暗い気持ちにさせたくはないので、明るい話題しか口にしないし、書かない、というだけのこと。他人の不幸話やみじめ話は蜜の味、ということもあるけれど、それはまた別のカテゴリーでの話。

ただ、ビターな思いというのはそんなに嫌いではない。苦さを味わえばこそ、嬉しいことがあったときのありがたみも増すし。苦い思いがすっかり親しいものになっているということもある。

忘れかけていた過去のビターな思いと直面する必要に迫られた夜。シラフでは行けないなあと思って直前に立ち寄ったいつものバーで、バーテンダーが出してくれたカクテルが、"Fine and Dandy "であった。 「あまり女性にお出しするカクテルではないのですが」とのお断りつき。ジン、コアントロー、レモンジュースに、ビターズが1ダッシュ。フレッシュで苦みが強い。芯のある苦みが心地よい。

Fine and Dandyというカクテルが存在することすら知らなかった。Fine and Dandy、1930年代にブロードウェイで歌われて、ジャズのスタンダードにもなっているらしい。

英語のイディオムとしても使われる。excellent と同じような意味で使われるが、そこには皮肉がこめられる。’How are you?’ と聞かれたときに、’Everything was fine and dandy, until my girlfriend left me.’ (彼女にフラれるまでは、何も言うことはなかったね)とか。

‘Our boss suggested  going abroad on vacation'(上司、休みに海外に行くんだとさ)という話がでたときに、’That’s fine and dandy for him, but what about the poor assistants like us?’ (そりゃけっこうなことで。でもわたしらビンボー人は)とか。

楽しそうですね、などと言われたときに、どんなにみじめなことがあった後であったとしても、返す言葉としては、なかなかいいようだ。Yes, everything is fine and dandy.

ダンディズムの本なんぞ書いていながら、こんなdandyの使い方も今さらはじめて知った。ほんとに、知っているべきことに上限というものがない。なさすぎる。

それにしても、このバーがすごいのは、いつも心の状態にあったカクテルを「処方(prescribe)」してくれて、新しい発見や知識を与えてくれること。偶然が重なってるだけかもしれないけど(笑)。たしか、カウンターのアンティークっぽい酒棚にはPrescriptionというような文字が見えた記憶があるが、本来、お酒とはそういうものであったかもしれないな、と腑に落ちる。

ちょっとだけ覚悟していた過去との直面のほうは、苦みなどすっかり薄まって、水みたくさらさらの無味無臭になっていた。ほっとすると同時に、これはこれで、やや拍子抜け。

素敵なバー体験、もう一軒は、木曜日に。新宿の京王プラザホテルの地下にある「ブリヤン(Brillant)」。本命は高層階の「ポールスター」だったが、いまは、金曜と土曜しか開けてないのだという。震災後の影響と、節電のため。だいぶ客足は戻ったそうだが、京王プラザにはバーが多いので、できるだけ電気や人手の無駄を省くためにこのようにしているとのこと。ホテル業界も必死にがんばっているのだ。

なぜ京王プラザかというと、2年ほど前にホテルバーメンズ協会主催のカクテルコンテストの審査員をしたときに、京王プラザが、歴代の優勝者を多数輩出していることで有名なホテルであることを知ったのである。そのときに私が花丸をつけたカクテル「紅(くれない)」も、ふたを開けてみると、京王プラザのバーテンダーが作ったものだった(彼はその年のチャンピオンになった)。

この日は、ホテルバーメンズ協会にも関わっている「日本マナープロトコール協会」の理事、明石伸子さんとともに訪れた。明石さんはお仕事柄、ホテルのバー事情に詳しく、ホテルマンにもお知り合いが多いので、さまざまなホテルのバーのスタイルの差異などを教えていただきながら、一味違ったバー体験を楽しむことができた。

京王プラザのバーテンダーは、一目で「あ、この人はバーテンダーだ」とわかる特徴的なヘアアスタイルをしている。なでつけた7×3分けか、リーゼント。やや時代遅れとも感じられる、このレトロなスタイルを守り続けることが、京王プラザの伝統のひとつ。

非日常的なバーという空間を演出するのにもっとも大切な要素は、「人」である。そこで働く「人」の独特のヘアスタイルは、プロ意識の証。そんな考え方が徹底しているので、レトロなスタイルが、いっそ、すがすがしく感じられる。

825_2

実はホテルマンのヘアスタイルには、名前がある。「オークラカット」という。7×3の刈り上げ。床屋さんで「オークラカット」と言うと、そういう髪型にしてくれる。

無駄のないきびきびした動きが小気味よいバーテンダーのひとり、石部和明さんに、「そのレトロな髪型、好みなんですか?」とあえて聞いてみた。

すると石部さんのお答え。「いや、ホテルの外の地下道で私とすれちがうと、たぶんわかりませんよ。髪もどちらかといえば、ボサボサで。ホテルで働くときはバーメンをこの髪型で演じてるんです」。

でも、時代遅れでイヤじゃありませんか? とまたしても酔いに任せてぶしつけな質問をしてみた。「そうですね、外資系のホテルにいくと、バーテンダーは短髪にツンツンの髪だったりしますね。リーゼントは、外国人に対しては威圧感を与えるようで、あまり好まれないこともあるのです」。

でも、あえてこのオールドファッションなスタイルを守り続けているのである。なぜならば、「これが王道」だから。

とはいえ、他のホテルにはそれぞれ、そのホテルが「王道」と考えるスタイルがあるようだ。シェイカーの振り方にしても、たとえば、オークラには「オークラ振り」と呼ばれる振り方がある。シェイカーの向きが、通常とは逆なのだそう。

石部さんは、よく聞いてみると、なんと東京都のカクテルコンテストで優勝した経験をお持ちだった。チャンピオン・カクテルの名は、「桜舞(おうぶ)」。このベテランのバーテンダーに、バーで素敵に見える男の振る舞いとは? と聞いてみる。

「ほかのお客様に対してマナーを心掛けている人ですかね。そんなお客様は大事にしたいと思います。それから、知ったかぶりはしないほうがいいと思います。通ぶったり、知識をひけらかしたりするのは、あまりかっこいいことではありませんね。こちらはお酒のプロなのだから、私たちバーテンダーを上手に使って、バーテンダーの力を発揮させてくれる男性の方は、素敵ですね」。

「それから、女性とおふたりでいらっしゃる場合、多くの場合、女性が一枚うわてであることが、カウンター越しに見ると、よくわかります(笑)」。

825_3

ホテルバーメンズ協会員のバッジ。やはり雄鶏(Cock)なのであった。

◇「ワイン王国」7月号、巻頭アペリティフで、エッセイを書いています。ペリエ・ジュエの会でのご縁つながり。ワインの話を活字で書くのはほとんどはじめてのことで、肩に力が入りすぎて(?)「このドシロウトは!」とあきれるようなハズカシイ話になってしまいましたが。機会がありましたら、寛大なお気持ちで、ご笑覧ください。

仕事も生活も、思ってもいなかった新しい世界に導いてくれるのは、ほかならぬ「ご縁」であるなあ、とあらためて実感。

◇「成城石井」にて恒例の、空クジなしのシャンパンくじ。3500円ほどの投資で、最低でもモエ。最高でドン・ペリ。

もちろん参加。

で、ひきあてたのは。

金賞2本のうちの1本、ドン・ペリニオン2000年。

何百年に一度であろう幸運に、感謝・感涙。

「いままでワインくじに投資してきたお金でとっくにドンペリ何本か買えたんじゃないのお?」とは畏友サツキさんのツッコミ。

いろんなことをトータルにかんがえれば、プラマイゼロになってるのだろう。とりあえず今は酒神バッカス様に感謝。