イギリスの老舗香水ブランド、クリードが日本でも8月30日より発売されます。川辺株式会社が日本国内における独占輸入販売権を取得しました。

クリードは1760年、ロンドンのテーラーがジョージ3世に香り付き革手袋を届けたことから始まっています。いま、ブランドはケリング傘下に入りました。

発表会は6月におこなわれたのですが、情報解禁を待って公開いたしました。下の写真はサラ・ロザラムCEOを囲み、ヘアサロンAMATAのオーナー、美香さん(左)と美容ジャーナリストの松本千登世さん(右)と。会場はフォーシーズンズ東京。

Vulcanize London にお招きいただき、チャールズ国王の愛するメニューをいただきながら、皇太子時代のチャールズに8年間仕えた経験をもつフェイフェイさんの話を聞くというランチョンに参加しました。メゾン・デュ・ミュゼにて。

リアルな宮廷のお仕事の話や、フェイフェイさんが現在日本で進めている教育の話が本当に面白くて、こちらは追って記事にしますね。

Vulcanize さんがギーヴズ&ホークスから借りたという本物の近衛兵の制服も着用させていただきました。重い暑い。

英国紳士世界のOSの、人間性を熟知したユニークな素晴らしさを再確認した機会になりました。フェイフェイさん、BLBG社長の田窪さんはじめPRの井上さん、室岡さん、ご一緒させていただきましたみなさま、ありがとうございました。

ランチョン後はVulcanie London に移動し、メンズの秋冬コレクションを鑑賞しました。

FASのローンチ発表会にお招きいただきました。Fermentation and Science の頭文字をとり作られたブランド名は、発酵と科学という意味。

素材(丹後の黒米)✖️酵母✖️発酵技術 の研究を3年間積み重ね、誕生したスキンケア。738種もの発酵由来成分から作られています。

発酵独特の香りがなく、アロマティックな快い香りも魅力ですが、香りのコンセプトは「晴れた日の哲学の道の6時」。ラストに残るフランキンセンスで、ああ、と納得。

発売元は株式会社シロク。あのN organic を生み出した会社です。専務取締役の向山雄登さんからイベント後にご連絡をいただきました。「実は、FASを企画してる途中で、『新ラグジュアリー』に大変インスピレーションを受けました。とくに日本のラグジュアリーとして紹介されるようなブランドになりたいと強く思いました」。感激です。よいブランドに育っていくよう、応援します。

ハイアットの「アンバウンド・コレクション」日本第一号として作られた富士スピードウェイホテル、およびホテル内にあるモータースポーツ・ミュージアムを取材しました。詳しくは後日、記事になります。

全く新しい体験のシャワーを丸二日にわたって浴び、充実の取材になりました。ホテルスタッフのホスピタリティ、ミュージアムスタッフの情熱もすばらしかった。お世話になりました関係者のみなさま、ありがとうございました。

kaori.nakano on Instagramでベントレーを360°から撮影してみたリール動画、サーキットの音がわかるホテルから見た動画を投稿しています。また、kaorimode1 on Twitter のほうでは、同動画およびフェラーリをシミュレーション運転している動画をシェアしています(プレスツアーをご一緒した方が投稿)。

ブルガリホテル東京のオープンおめでとうございます。

プレオープンのパーティーに参加しました。400名超えのゲストがいらしており、アン・ハサウェイも来日して挨拶。LVMH的な豪華絢爛な世界でした。

JBpress autograph フィンランドのラグジュアリー観、中編「ジェンダー平等とルッキズムからの脱却。フィンランド人の自然な付き合い方」が公開されました。

 

トップ写真は、©︎Visit Finland / Anneli Hongisto

 

第10回一青会がほぼ2年半ぶりくらいに開催されました。東京大神宮に併設されているマツヤサロンにて。

ファッション業界のリーダー(私を除く)の方々。主に経営サイドの方々です。

お食事もおめでたい席で出されるタイプの正統派のコース料理で、有意義な時間を過ごさせていただきました。

 

京都クリエイティブアッサンブラージュの仕事の続きです。

京大での収録のあとは山内裕先生のご自宅で、山内先生の手料理でおもてなしいただきました。ワインは山内先生と佐藤先生がフランスやイタリアで買い付けてきた稀少なナチュール(インポーターか⁈)。


築100年の建物を、柱を活かしながら最先端のテクノロジーで機能的にスタイリッシュに仕上げられたインテリアには、驚くばかり。キッチンには最先端のテクノロジーが搭載されており、スマホで指示するだけであとは機械がやってくれる、と。

お弟子さんたちはいつもこうして先生宅でごはん食べてるそうです。楽しそう。幸せなお弟子さんたちですね。

 

パークハイアット ニセコHANAZONOを舞台にイギリス人の光のアーチスト、ブルース・マンロー氏手がける壮大な光のインスタレーション、マウンテンライツ。


トークショーのあと「体験」しました。

ケタ違いのアートだった…。詳細はメディアで記事化しますので、あらためてお知らせしますね。

光の意味が変わった体験。ラグジュアリー研究者にとっては新しい視点をもたらされた衝撃の出会いとなりました。

アート体験のあとは、ハイアットのバーにてパーティー。

ブルース・マンローさん(右)と奥様のセリーナさん。今回の壮大な光のインスタレーションを創り上げたアーチストは、ピュアに光一筋に生きて、人生の可能性を広げています。”Don’t follow money. Follow your heart, then money will follow you” と言われました。


パークハイアットニセコのマーケティング、西山ユナタさん。今回のもりだくさんな取材中、きめ細やかに配慮していただきました。

ホテルのスタッフは30ヵ国から。ニセコの町にあるレストランなどもそうらしいですが、ここではサービススタッフとの会話がごくあたりまえのように英語。ほんと、外国にいるみたい。

 

 

フォションホテル京都の「プレステージスイート」が、一日一室限定でコラボルームとして登場します。

フォションピンクがあふれ、HOSOOの西陣織テキスタイルがきらめく空間に、CARONフレグランスの限定デコレーションと、3種のテスターが用意されています。滞在中、テスターの香水は自由に使えます! バスアメニティもフォションで徹底されています。石鹸スタンドに注目。

さらにフォションロゼシャンパーニュとマカロン、加えてCARON からのおみやげが3種もつくというステイプランです。

スイート以外の通常のお部屋でも、コラボアフタヌーンティーセットをお部屋でいただける宿泊プランがあります。

8月1日から8月31日まで。

コラボ期間以外であっても、フォションホテル京都に宿泊するゲストには「グルメバー」がつきます。

部屋の中のシャンパンピンクのクロゼットの中に入っているフォションのスイーツ、すべてお持ち帰り可能とのこと。なんと太っ腹な。

スイーツブティックも華やかで、甘い香りが漂っています。

パリから直輸入されたスイーツやここでしか手に入らない限定品も。

フォションホテル京都はウェルス・マネージメントグループが投資、開発、運営をおこなっています。

ミヤビ・ブランドコミュニケーションズの田中雅之さん(中央)にご案内いただきました。ホテル・ウェルスマネージメントの栢加奈子さんにもお世話になりました。

フィンランド式カプセルホテルから禅コンセプトの隠れ家ホテル、パリの粋を集めたホテルにいたるまで。崩れ落ちそうなレトロ菓子店から洗練を極めたアフタヌーンティーまで。ラグジュアリーの多様なありかたの最前線を体験できた、実りの多い京都滞在になりました。お世話になりましたみなさま、ありがとうございました。

フォションホテル京都×CARON 初のコラボレーションによるアフタヌーンティーのプレス発表会に参加させていただきました。
噂に聞くフォションホテルの、一歩足を踏み入れたときの高揚感はもうとろけそうですね。徹底的にブランディングされた世界はそれはそれで美しいと感じます。(←「新型」「旧型」の中道を行くイギリス国教会の人(笑))
フォションはさすが食に対する圧倒的な自信がうかがえて、アフタヌーンティーはもう、まいりましたというレベルの高さ。

甘い物苦手な私ですが芸の繊細さと味の複雑な奥行きに感動しました。
グランティーマスターの吉川和孝さん。この日の紅茶は「ワンナイトイン京都」。ティールームでは吉川さんがブレンドした紅茶も何種類か提供されています。

南部鉄器のティーポットと、フォション印の砂時計がたまらなくかわいい。
シェフパティシエールの小野寺美江子さん。
こちらはパルフェ・サヴァラン。仕上げにリキュールをかけていただきます。斬新な味わい。

スコーン、ジャム、バターの盛り方もフォション的。すばらしいお仕事ぶりを見せていただきありがとうございました。
この日ものんちゃんとご一緒させていただき、楽しさ3倍増でした。それにしてもフォションのティールームの豪華さときたら。世界観が明確で、「フォションらしさ」で貫かれているのでゴージャスでも全くいやみなく、実に気持ちの良い空間とサービスでした。

Forbes Japan 連載「ポストラグジュアリー360°の風景」、更新しました。

今回はスポーツとラグジュアリー、ソーシャルイノベーションの関係です。前半が安西さん、後半を中野が書いています。

余剰としてのスポーツにはもともと「ここではないどこか」へ連れていく意味があったので、社会変革をもたらす力があるのです。こちらでご高覧いただければ幸いです。

 

 

 

昨日はペニンシュラ東京「ピーター」で、心斎橋リフォームの内本久美子さんとビジネスランチでした。

たまたま黒×赤になりました。久美子さん着用のセットアップは「テルマ」だそうです。私はほとんど何も考えてない組み合わせになっており恐縮ながら……。トレンチコートは廣川輝雄さん作です。ワンピースとストールは「アクリス」です。ストールは非常に肌触りがよくて、最近は外出のみならず家でも(!)巻いています。

ae Ashida 30th Anniversary Collectionは「ボレロ」で盛り上がり。

Takahiroさん振り付け、柄本弾さんのバレエで熱気をおびてきたスタジアムに、秋冬のドラマティックなファッションが披露され、ラストはボレロのサビに合わせて全モデルが勢揃い。

 

五大陸からのモデル300人がサッカースタジアムに勢揃いしたサンローランの伝説のショーを連想しました。

音楽は大沢伸一さん。多くの女優や有名人がフロントロウにならぶ華やかなショーでした。

30周年おめでとうございます!

 

Table 9 Tokyo にて、ひとつの季節の終わりと新しい季節の始まりを祝う会。


論外なレベルから(失礼!)5年の間にForbes5Starsを2ホテルで獲得、4Starsを2ホテルで獲得、という目覚ましいホテルブランディングが行われた、奇跡のような過程に立ち会えたことは、この上ない幸運でした。

シティエリア統括総支配人だった武井久昌さん(中央)のカリスマ的なリーダーシップ、マーケティング総支配人だった林佳代さん(左)の愛と決断実行力。あとに続くスタッフの自立した創造力と鮮やかな連携。個人の力が互いへのリスペクトと信頼によって結びつき、強いチーム力となって目覚ましい結果をもたらす成長のプロセスを目の当たりにしたことは、かけがえのない体験になりました。

「あなたの期待を超えていく(Beyond Your Expecations)」をコンセプトに輝いた季節は終わり、組織の大改革に伴い、シティエリア、首都圏エリアという体制は役目を終えました。4月からそれぞれ新しいステージに移ります。スタッフのみなさまのますますのご活躍を心より応援しています。

あれこれと巻き込んでしまったみなさまにも、ありがとうございました。

ブランディングやマーケティングは四半期の数字だけ見ていても上手くいきません。すぐには結果が見えない「人」への投資、発酵の時間が必要です。それを理解して大胆な改革や投資を自信をもって進めた武井さんは、骨の髄からホテルの仕事を愛する本物のホテリエです。各国大使と互角に社交もできる外交力まで備えた総支配人は、日本では貴重な存在です。いったん退任されるのはさびしいことですが、さらなるご飛躍の機会が控えていることを信じています。

今日から新しい環境で働きはじめる方も多いと思います。どうぞお身体大切に。幸運とご健闘を祈ります。

テーブル9も5周年になります。たくさんの思い出がつまった美しいレストラン。いっそうのご発展をお祈り申し上げております。

 

ヴァンクリーフ&アーペル銀座本店のサロンで、春のコレクションを祝うフラワーワークショップに参加させていただきました。

世界中から集められた珍しい花の背景を聞いて、自分で花を選んで花束を作る。


マスク越しにも感じる強い花の香りに包まれ、花をめぐる勉強をたっぷり楽しませていただきました。

トップ写真の巨大な花は、南アフリカのキングプロテア。花言葉は「王者の風格」。いまは端境期で南アフリカでも50本から100本くらいしか手に入れられなかったらしいですが、それがぜんぶ、銀座のヴァンクリーフに来ているという。


解説してくださる「世界の花屋」の小林さん。


南アフリカの生産者の笑顔。花を通じて幸せのリレーを、と語る小林さんも笑顔がすてき。


世界の植物相は6つに分けられるのだそうです。ご覧のように、南アフリカはかなり特殊な層になる。それで珍しい植物が多いらしい。ワイン畑のとなりに(商品としての)花畑がある、ということも多いそうです。南アフリカの写真をたくさん見ているうちに、次の旅先としてぜひ行ってみたくなりました。

キングプロテアは糖分が多く、花が咲くと鳥がつつきにきます。それを防ぐため、商品としての花にはこのように覆いをかぶせて鳥から守っているとのこと。大切に育てられる過程を見ていると、運賃もあるけれど、高価なのは納得。ちなみにキングプロテアは1本あたり5000円から1万円もするそうです。


アレンジの指導をしてくれる松下さん。花を加えていく方向はじめ、アレンジのコツを学びます。花の位置付けに応じて、花や葉を「ベッド」や「シーツ」と呼ぶなど、知らなかったことだらけ。

私の作品。キングプロテアはどっしりと驚くほど重かった。しあげに手前にあるような蝶のオーナメントを飾ります。これはヴァンクリーフの新作「Two Butterflies」のプロモーションなので、お約束ですね。世界中の珍しい花に囲まれてのプレゼンテーションは本当に楽しかった。

ハーブティーにまで蝶が舞います。ここまでやるからこそのブランド力ですね。味も香りも春らしくて幸せな気分になれました。


新作コレクション、Two Butterfiesはむしろさりげなく紹介されます。

絶妙なタイミングでの流麗なサービスにもうなりました。押し付けを全く感じさせず、新作の魅力を体感させるすばらしいコミュニケーション、学びたい。

 

 

 

27日は、首都圏エリアのプリンスホテルズで2月1日から開催されるイタリアフェアのオープニングレセプションでした。ザ プリンスパークタワー東京にて。

せっかく少し息を吹きかえした飲食、ホテル業界がまた厳しい状況にさらされていますが、そんななかでもプリンスのスタッフは少しでもゲストにイタリア旅行気分を楽しんでもらおうと全方向からエンターテイメントを提供。逆に励まされます。

イタリアの各種エンタメがテーブル間を回ります。


首都圏10のプリンスホテルのシェフたちが腕を振るって素晴らしい料理をご提供くださいました。

 

 

笑顔がキュートなファッションジャーナリストの宮田理江さんと。

エグゼクティブシェフソムリエの市村義章さん。写真撮影のためにわざわざかがんでくださって恐縮でした。


「Prince Safety Commitment(プリンス セーフティー コミットメント)」に基づいた安全で清潔な環境が保たれるなかで、今回のテーマ「マンジャーレ!カンターレ!アマーレ!(食べて、歌って、愛して)」に沿うサプライズが満載でした。

お世話になりましたみなさま、ありがとうございました。

13日、神保町の小宮山書店で、GQ編集長を退任されたばかりの鈴木正文さんと、栗野宏文さんのトーク。テーマは「読書とおしゃれ」。フィレンツエで開催中のピッティ・ウオモでも同時中継されました。

おふたりとも、よい表情ですね。存在感そのものにおしゃれな空気感が漂ってます。

こちらは開始前の待ち時間に、大住憲生さんが撮影してくださった一枚です。デザイナー、ジャーナリスト、編集者など、おふたりに縁のある方々が「今読んでいる本」「好きな本」を披露。またまた読むべきリーディングリストができました。こういう場がもっとあるとよいな。

それにしても小宮山書店の5階、6階にこんなすてきなところがあるとは。神保町おそるべし。

 

翌朝は、新横浜プリンスホテルで開催中のブリティッシュマーケットのチェックです。

 

11時からは、会場からFMヨコハマの生放送がおこなわれました。

フィッシュアンドチップス、ローストビーフサンドなどの英国フードも会場ワゴンカーで販売しています。

ジャーに入ったケーキも人気??

ロビーはイギリス&クリスマスのムード。なかなか穴場で侮りがたい新横浜。

1966年制作の映画「Hotel」鑑賞会。

ホテルの総支配人の理想的なあり方が描かれています。

一方、資本家と総支配人の関係、老舗ホテルと新興ホテルとの確執など、シブいテーマも。グランドホテル形式で描かれる数々のドラマが最後に一気に収束する。原作はアーサーヘイリー。

女性が総支配人を誘惑する大胆にしてさりげなすぎるやり方にも倒れます。笑。ジャクリーヌケネディの影響力がファッションはじめ、いたるところに及んでいます。


鑑賞会に先立ち、新横浜プリンス最上階のTop of Yokohama で食事会でした。こちらは、正直なところ、それほど期待していなかっただけに予想以上のハイレベルのお料理で満足感高し、です。周囲に高いビルがないので、見晴らしよき絶景も360°楽しめます。総料理長の石田敏晴さんとアシスタントマネージャー北原和則さんはじめスタッフの今後のいっそうの躍進に期待します。ほんと、ここ穴場。高層階からの眺めに囲まれ、ほっとくつろぎながら美味しいお料理を楽しめるよいレストランです。

総支配人が専門家にして総合職として育てられることが少ない日本のホテルカルチャー。あらゆる教養と貫禄を備えた人間味のあるホテルマネージャーが今こそもっと大勢必要だと感じます。あるいはそんな存在は時代遅れなのか? いや。新時代のホテルにふさわしい総支配人という存在、あったほうが絶対楽しい。

ブリティッシュ&クリスマスの装飾がいたるところに。

ドーム型天井の上は、吹き抜けになっています。

 

4日は、日本フォーマルウェア文化普及協会のアワード授章式でした。アニベルセル表参道にて。

この日のイベントはドラマのように波瀾万丈で、長くなる話を端的に言うと、西野亮廣がいかにホンモノのジャパニーズハンサムであるかを目の当たりにしたので、その感動を伝えたい。

実はイベントの途中で芸能人ゲストのD夫人が、会場に響き渡る大声で怒り始めたの。「最低!」という暴言を30回ほど叫んで(多少、回数は盛ってるかも)凍りつく会場をあとに退場してしまいました。原因についてはここではふれません。

何人かがそれに続いて帰る中、ジャパニーズハンサムは会場に残りました。あとからわかったことですが、凍りついた空気をなんとかせねばと思い、後半の若い方々のアワードを盛り上げるつもりで戻ったようです。

で、若い方々の各賞発表。
ミスイブニングドレスが発表され、満面の笑顔で緑の女性が前に出たとき、ありえないことが起きました。いまのアナウンスはまちがいで、グランプリは他の女性です、という発表。

そんな残酷なことがあってよいのか。ざわつく会場。別の赤いドレスの女性が受賞している間、緑の女性はけなげに微笑んでいます。心中思うと、こちらが泣きそうでした。

その時です。ジャパニーズハンサム西野亮廣が「緑の女性には、ぼくから特別賞をあげます!」と宣言しました。彼は自腹で副賞のシャンパンを買い、特別賞を贈呈。会場は一気にあたたかく楽しい一体感に包まれて、もっとも盛り上がりをみせた賞になったのです。

D夫人の暴言からの一連のトラブルを全て伏線として回収し、大団円を演出して感動の西野劇場にしてしまったジャパニーズハンサム。いや、すごい。惚れるレベル。本当のフォーマルの精神を見た思いがしました。

主催者のみなさま、本当に(!)おつかれさまでした。予期せぬディザスター続きでしたが、西野亮廣さんのおかげで、かえって忘れ難い思い出深いイベントになりました。多くの人たちにインスピレーションをあたえる勇気と機転を示してくれた一人の美しい人間を目の当たりにした素晴らしい日でした。ガーター勲章が誕生したときのエピソードも連想しましたよ。「女性に恥をかかせない」これが紳士の心得として最も重要なことですね。(女性にとっての心得でもあります)

 

アイキャッチ写真で着ているブルーのドレス、こちらも内本久美子さんに昨年作っていただいたものです。

第三回目となるプリンスホテル ブリティッシュフェア2021が11月1日から2か月間にわたり、首都圏12のプリンスホテルで開催されます。

10月29日、ザ・プリンスパークタワー東京にてレセプションが開催されました。

いつもながらすばらしい氷の彫刻。3時間ほどで溶けてしまう、はかない美しさです。

各ホテルからシェフのみなさま。

グランドプリンスホテル新高輪のラウンジ、MOMIJIで開催される60s UK STYLE アフタヌーンティー。コラボしたアーチスト、竹内綾香さん。さすが、キュートな60スタイルです。


恒例のテープカット。中央はプリンスホテル首都圏エリア統括総支配人の武井久昌さん。

今回、サーブされたイギリスのスパークリングワイン。

エグゼクティブソムリエの市村義章さん、パークタワーの総支配人田口さん。。

英国大使館 公使参事官ダレン・ゴフさん(左)、英国ロイヤル研究の第一人者、君島直隆先生。

今回のワインレッドのドレスは、心斎橋リフォームの内本久美子さんに作っていただきました。いつもながら、手早く、期待以上の仕上がりで、プロフェッショナルな仕事ぶりに感動しています。白手袋とルビーのハートネックレスでプリティウーマン風に着てみました(ハロウィンだし、仮装ということで)。


ファッションジャーナリスト宮田理江さん。いつお会いしても笑顔がキュートです。マスクでも目が笑っています!

ザ・プリンスギャラリーではダウントンアビーをテーマにしたアフタヌーンティーが行われます。シルバー類は鎌倉アンティークス。地引由美さんと。

地引由美さん(左)、内本久美子さん。背景の車はレンジローバー、フィリップ殿下が愛用していた車です。

鎌倉アンティークス土橋正臣さん。英国旗柄のタイというところがさすが。

ほっと一息のルパランです。

これからがフェア本番ですが、ここにこぎつけるまでに、いろいろなトラブルがありました…。私も落胆のあまりもう動くのもいやになりかけた時期もありましたが、スタッフは強かった。気持ちを切り替えて、タフに乗り越え、企画実現までこぎつけたプリンスホテル首都圏エリアのスタッフのみなさまの働きぶりは本当に素晴らしかった。心より敬意を表します。

ブリティッシュフェア2021の全容はこちらでご確認ください。

ダイアナ妃来日の際にロイヤルブルーのドレスをデザインしたことで有名な、ロンドン在住63年となる鳥丸軍雪さん(85)にズームでインタビューしました。

こんな素敵な人がこの世にいたのですね。アートな語り口、率直な感情、ユーモア、相手を温かく包み込む愛あることば。

 

おつなぎくださったのは、関西学院大学教授の井垣伸子先生(のぶさん、右上)と、アイコーポレーション代表の西村京実さん(左下)。おふたりとは、京実さんが昨年開催したグランピング合宿以来、親しくしていただいておりますが、なんとこのおふたりは軍雪さんの宮崎のご実家に泊まりに行くほど軍雪さんと仲よしだったのです。(それ、早く言って……笑)

ご縁がご縁を呼んで、くつろいだ雰囲気でお話を伺えたのは本当に幸運でした。

 

ダイアナ妃がどんな方だったのか、映画を見るように脳裏に刻まれました。そして軍雪さんがどのような思いで彫刻のような服を作っているのかもたっぷり伺うことができた100分…。また4人でお会いしましょうと約束し、名残惜しくお別れしました。のぶさんは、「軍雪さんとの出会いが人生を変えた」とおっしゃったのですがそれが深く納得できるお人柄でした。

インタビューのテーマがあまりにも多岐にわたったので、いくつかの媒体に分けて書きます。しばしお待ちください。

 

 

プリンスホテル首都圏エリアの12のホテルで、9月1日よりオーストラリアフェアが開催されます。オープニングレセプションがザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。

この時期にレセプションを開催することに批判的な意見もあるでしょう。

しかし、厳しい状況のなかでもホテルは営業を続けなくてはなりません。

フードとワインが中心になるフェアの魅力をメディア関係者を中心に知っていただくのに、ズームでというわけにもいきません。どのように安全にレセプションを開催し、安心できる環境で食事を提供していけるのか? その方法の一つがこれでしょうか。

アクリル版をテーブルに10枚設置し、アルコール消毒液をひとり一本置くという徹底したやり方。

第7回目となるオーストラリアフェアのテーマカラーは活力のイエローと癒しのグリーン。スタッフの服装から装飾に至るまでこの色が効果的に配され、テーブルクロスと中央の貝殻はオーストラリアの海を連想させる美しい演出なので、アクリル版で味気なくなりがちな気分は払拭され、フレッシュで豊かな気持ちが高揚します。

アルコールを提供できないというつらい課題は、別次元に美味しいノンアルコールワインで解に近づけていく。

Edenvaleのノンアルコールワインは、ノンアルにありがちなジュース感はなく、料理との相性もいい。(とはいえ、今回は飾られるだけだった1本15万円という世界最高峰のオーストラリアワイン「ペンホールズグランジ」を脳内で合わせてみるのは仕方ないことですね?)

コロナ禍の出口がまだ見えない状況で、これが絶対という正解はありません。誰もがそれぞれの最適解を考えぬき、その時点におけるぎりぎりの最適の判断をしていく。

長く引き延ばされた非常時においては、われわれはこのやり方でやっていきますと決め、それをブレずに表現していく。その姿勢を見せる勇気も人を励ましますね。ホテルの姿勢を応援するというゲストの優しさにも満ちた空間でした。

行政のメッセージもよくわからず、補助も十分ではない中でのホテル業界、ウェディング業界、飲食業界、旅行業界の方々の、それぞれの判断を尊重し、応援します。

(恒例のテープカット。ひとりひとりが競馬のスタートラインのようにアクリルボックスの中に入っているイメージ)

駐日オーストラリア大使のジャン・アダムズさんもゴージャスでエレガントな会場のしつらえに興奮のスピーチ。

オーストラリアの食とワイン、日本初上陸の香水、各種ウェルネスを日本にいながら体験できるオーストラリアフェアは、9月1日より10月31日まで、首都圏12のプリンスホテルで開催されます。

心斎橋リフォーム副社長の内本久美子さん(左)、フレグランススペシャリストの地引由美さん。ホテルのプレス以上に詳しい(!)由美さんのレポートはこちら

今年も無事に開催され、つつがなく終了しました。Tokyo Music Cruise Spin-Off 2021.

 

ザ・プリンス・パークタワー東京にて5日間にわたる大人の音楽イベント。

 

万全な感染防止対策をとり、ホテルならではのサービスのもとに行われました。音楽によって生活しているミュージシャンを支援しつつ、その音楽の力で観客の心にも活力を注いでもらえる、大切なイベントです。

全方位に神経を行きわたらせ、イベントを無事に遂行したスタッフの尽力にも頭が下がりました。それぞれの持ち場で、それぞれの力を存分に発揮しながら互いの力を合わせ、誰かのために心を尽くす。とてもシンプルな基本に立ち返る機会になりました。

昨年12月に企画がスタートした「二期会ハンサム4兄弟 ディナー&コンサート」が無事、ザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。

 

 

プリンスホテル首都圏エリアのイタリアフェアの目玉として企画された「ホテルでイタリアンオペラ」。

イタリアンのコースディナーのあと、会場を移して4兄弟によるオペラを堪能しました。

4人による「オーソレミオ」には鳥肌が立ちました。最後に宮本益光さんが「芸術が不要不急とされるなかで、僕たちの存在が認められた気がした。ありがとう」という趣旨のことを語り、ゲストのなかには涙ぐんでいる方も。

ほんとうにすばらしい会でした。前例のないイベントを実現にこぎつけた二期会とプリンスホテル、すべてのスタッフに敬意を表します。ブラザーズとのご縁をおつなぎいただき、実現まで細やかにご尽力くださいましたミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、二期会理事の谷口久美さんにも心より感謝申し上げます。

 

プリンスホテル首都圏エリアでイタリアフェアが開催されます。レセプションが開催されました。ザ・プリンス・パークタワー東京にて。

駐日イタリア大使ジョルジュ・スタラーチェ氏はじめ、イタリア商工会議所などイタリア関係の方々、メディア関係者が出席。

1つのテーブルにアクリル板が12枚。徹底的に衛生・安心・安全に配慮されたテーブルで、イタリアのお酒とお料理を。

アリタリア航空のCAもボランティアでご協力くださいました。(奥の赤いユニフォーム) 航空業界も大変ななか、「ミラノへの仮想旅行」というコンセプトに賛同し、イタリアに親しんでいただけるなら協力したいということで10名以上のCAが来てくださいました。

 

首都圏エリアのシェフたちも協力しあってサービス。写真撮影ときだけ近寄っていますが、物理的な距離を置いて仕事をしています。

いつもの氷の彫刻も芸術的。

フェラーリのとともに、アナウンサーの牛窪万里子さんと。

地引由美さん撮影の動画より。手前の後ろ姿美女は、心斎橋リフォームの内本久美子さんです。

澤円さん奈緒さんご夫妻と。写真撮影のときのみ無言で寄っています。

ファッションジャーナリストの宮田理江さんと。

綿密な準備を重ねてきたレセプションがぎりぎりのタイミングで無事開催できたことはなによりでした。次の週からアルコールの提供ができなくなりました。

ホテルは徹底してやりすぎなまでに安全対策をとっているのです。何のデータも根拠もなく、一律の休業要請や時短要請はまったく不合理と感じます。イタリアに行けない今、ホテルでイタリアを安全に楽しむことができるプランをプリンスホテル首都圏エリア各ホテルが展開しています。往復の交通機関に配慮して(車の移動が理想ではありますね)、首都圏でイタリア体験をお楽しみください。

 

婦人画報4月号発売です。ファッション特集で解説しました。

「陽の光が似合う服」の時代へ。本誌は桜ムード満開です。ぜひご覧になってみてくださいね。

 

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?The Playhouse のBeneにて、British Royal Breakfast.

 

ケンブリッジ公爵夫妻ご結婚の当日の朝、バッキンガム宮殿で提供された朝食を、Bene のシェフとBLBG社長の田窪さんがアレンジして再現しました。

休日ブランチとはいえ、けっこうなボリューム。

子羊もとても柔らかくておいしい。がっつりと朝からエネルギーチャージ。

このあたりになると完食は厳しかったです。お腹いっぱいで大満足。

プリンスホテル東京シティエリアのマーケティング川村さん、マーケティング統括支配人の林さん、東京シティエリア統括総支配人の武井さん、総料理長の三浦さんとご一緒させていただきました。(感染症対策がばっちりおこなわれた空間でした)

休日ブランチの社交はいいですね。さらっと明るく終わり、話題も建設的で、一日が長く感じられてトクした気分になれる。夜の社交に代わる新しいスタイルとして定着してほしいな。

 

 

一粒万倍日の昨日、clubhouse の招待をうけ、登録しました。

夕方、ラグジュアリー研究会を主宰するミラノの安西洋之さんから唐突にお声がかかり、挨拶だけと思って参加したら、今度一緒に企画を始める経営学者の澤谷由里子先生がいらして、3人で話していたところオーディエンスの中に研究会主力メンバーのクラシコム代表青木耕平さんがいるのを発見して引き入れ、さらにミラノつながりで、ジル・サンダーのデザイナーも経験したことのあるHARUNOBUMURATAの村田晴信さんにもミレニアルズ代表として参戦してもらいました。

ディープなポスト・ラグジュアリー議論になって気がつけばかなりのオーディエンスが。しかもD2C界隈のキーパーソンズが大勢聞いていらして、途中からメッセージもいろいろ入り、ちょっとわくわくしました。

フラッシュモブみたいな、一瞬のお祭りのような、しかしとても知的な時間でした。居住地を越えてご一緒できるのもよいですね。テクノロジーありがたし。

 

青木さんは月一回のラグジュアリー研究会でも常に新しい見方を提示してくれます。おそらく今の若手ビジネス界でもっとも頭のいい方のひとりで、この時も、ハレの時間の頻度と濃度の関係について目から鱗が落ちるような指摘をしてくれ、現在のエブリディ・ラグジュアリーを新たな側面から見るための面白い視点を提示してくれました。

今後も時折、ポスト・ラグジュアリー議論が突然始まるかもしれません。(濃度維持のためにもそんな頻繁にはおこないませんが。)よろしかったらフォローしてみてください。@kaorinakano で登録しています。

 

*Forbes に連載しているポスト・ラグジュアリー360°の記事はこちら

 

 

 

 

2014年のプレゼミ卒業生、キャサリンがサプライズをプレゼントしてくれました。

 

資生堂FAROにて、ランチのコースの最後に、ドライアイスで演出されたスペシャルデザートとカードが現れ、驚きと感激。

 

これに先立つ資生堂ファロの最先端のヴィーガンコースは、クリエイティブで予想もつかない料理が次から次へと出てきて、感性を刺激されっぱなしでした。

ふだんは肉派の人も、ここではあえてヴィーガンを選ぶそうなのですが、納得です。クリエイティブ・スピリットがほとばしっていました。

まったく予想のつかない味の連続。いやー、ヴィーガンってすごい。むしろ想像力、イマジネーション勝負の世界ですね。

最後はほんとにお腹いっぱい、大満足を通り越して食べきれなかったくらい。感動のコースでした。

ヴィ―ガンコースにはヴィーガンチーズまで出るんですよ。乳製品をまったく使ってないのに、「チーズ」。驚きでした。ランチだったので遠慮してましたが、酒飲みとしては、ワインを合わせたかった。笑

サービススタッフのユニフォームもいちいち素敵で。ボタンやタイが「和」なのです。

ルイはルイを呼ぶというか、教えた学生のなかで、一般企業に入社した方は、比較的少ないのです。アーチストになったり、起業したり、海外の大学院にすすんだり、などなど。超個性的な教え子ばかりなんですが、成長した彼らには私が逆に教えられ、私も遅れをとらないよう進化しないと、と背中を押されます。

 

 

 

 

 

 

 

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町でのイブニングセミナー、無事に終了いたしました。

テーマは「変わりゆくラグジュアリー」。

ラグジュアリーの歴史から最先端の情報にいたるまで、アカデミズム、ビジネス、ファッションジャーナリズムという各視点からの最新情報を盛り込み、未来への展望までをお話しました。

安全・安心のための対策は徹底しておこなわれました。小学校形式でテーブルを並べ、アクリル板を設置。やりすぎなくらいですが、味気なくならないために、各テーブルにイングリッシュローズが飾られます。

軽食といってもかなりなボリュームの英国インスパイアのフードは、3コースに分けてご提供。

その間、シャンパンはじめ各種ドリンクはフリーフロー。ゲストになりたかったです。笑

 


たっぷりのスペースをとって、ぎりぎり余裕のある人数のお客様にお越しいただきました。満席です。ありがとうございました。

外の夜景きらきら。

この日のスーツはH and Sonsの廣川輝雄さん制作。中に着ているモリス柄のベストはアジャスタブルコスチューム小高一樹さん制作。小高さんがインスタにアップしていたベストの写真を見てすぐ連絡し、入手しました。この日の話のなかにはウィリアム・モリスも出てくるのでぴったり、と。メンズサイズでしたので、心斎橋リフォームの内本久美子さんに私のサイズにリフォームしていただき、着ています。ウィリアム・モリスのビジネスは、ラグジュアリービジネスに携わる方々の間で、今、大きな関心を集めているのです。

ロビーにはクリスマスツリー。

 

ゲストの皆様にはご希望の書籍をプレゼント。

重ねて、ゲストのみなさま、スタッフのみなさまに心よりお礼申し上げます。写真左からプリンスホテル東京シティエリア マーケティング統括支配人の林佳代さん、中野、フードコンサルタントの藤本先生、そしてザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町総支配人の芝田尚子さんです。私が手にしているのはゲストからプレゼントいただいたアフリカンローズ。ありがとうござました。

各テーブルのイングリッシュローズは、ゲストのみなさまそれぞれにお土産としてお持ち帰りいただきました。

ご協賛のフローリスからは香水のサンプルセットのお土産をゲストひとりひとりに。ありがとうございました。

Prince Hotels Tokyo City Area が展開するブリティッシュフェア、Timeless UK 2020。

ザ・プリンスパークタワー東京、最上階のステラガーデンでは、昨年に引き続き、ボンドマティーニを3種、提供しています。
こちらは王道のヴェスパー・マティーニ。

 

今年から始まったのが、レストラン「ブリーズヴェール」でのボンドディナーです。原作に忠実に、かつ現代の嗜好に合うように、プリンスホテル総料理長の三浦健史さん、ブリーズヴェール料理長の福島慎太郎さんが、みごとに再現しました。

監修はBLBG CEOの田窪寿保さんです。詳しい解説付きのメニューブックが添えられてきます。それぞれのお料理の、物語における背景がよくわかります。

007限定バージョンのボランジェから始まります。

ベルーガのキャビアをブリニとメルバトーストを添えて。

スコティッシュサーモン。

ブレイス・クラブ特製アボカドサラダ。ちなみに私は全体的にボリューム少な目でお願いしたので、レギュラーのポーションは1.2 倍から1.5倍くらいになります。

仔牛腎臓とポム・スフレ、黒毛和牛フィレミニヨン。私は腎臓がどうも苦手なのでパス、フィレミニヨンのみにしていただいています。でも原作のストーリーでは腎臓の料理が重要な意味をもっているようです。

ワイルドストロベリーとフレッシュクリームのデザート。それぞれ解説を読みながらボンド世界にひたるもよし、解説スルーで最上級のおいしさそのものを味わうもよし。キラキラ広がる夜景のなか、ボンドとヴェスパーになりきりでお楽しみください。

ザ・レイク・ジャパン編集長の松尾健太郎さん、スタッフの方々とご一緒させていただきました。ボンドディナーは12月17日まで。来年があるかどうかは未定です。ボンドファンはこの機会にぜひ。

パークタワーはクリスマスの飾りが始まっています。

ザ・ショップではボンドの愛銃ワルサーをかたどったボンドガン・チョコレートも販売中です。


こちらの部屋はロココスイート(と私が勝手に名付けているのですが)。ロココの世界観が好きな方にお勧め。

ホテルオークラ「山里」。

二期会のバリトン、「ハンサム4兄弟」とランチをいただきました。ディスタンスをとり、食べながら話をするときには扇子で口元を覆いながらという、18世紀に戻ったような(笑)用心をしつつ。

バリトンハンサム4兄弟は左から、三男の近藤圭さん、長男の宮本益光さん、次男の与那城敬さん、そして四男の加来徹さん。

ご一緒させていただいたのは、左から二期会理事で元祖ディオールカリスマ広報の谷口久美さん、中野、婦人画報編集長の富川匡子さん、フリーアナウンサーの堤信子さんです。

それぞれに個性的な実力派であるのはもちろんのこと、ルックスもよく、トークのセンス、ユーモアのセンスが抜群。「兄弟」がお互いを思い合うヒューマンなあたたかさにも触れることができて、ちょっと予想外の感動の時間でした。

宮本さんは本もお書きになるし、プロデューサー的なセンスにもすぐれていらっしゃいます。「四兄弟」のユニットも宮本さんのアイディアだそうです。ファッション感覚も高く、ここでは掲載しませんが、プロフィールの四兄弟の度肝を抜くアートな衣裳は、宮本さんの紹介によるサルトリアイプシロンの船橋さん制作だそうです。ちなみにランチ当日の宮本さんのスーツはアルマーニ。与那城さんはディオール。写真では伝わりにくいのですが間近で見ると本当に美しい生地、仕立てのスーツでした。

長男の宮本さんの頼もしさ、与那城さんのおっとりとした天然ぶり、正統派イケメン三男が実はひょうきんな三枚目というギャップ、超インテリ四男の愛らしさ、4乗効果でまさにFab 4。ちなみに「ハンサム4兄弟」というのも宮本さんの命名。もっとかっこいいカタカナ名も候補にあったけれど、あえて昭和的な、ユーモアもそこはかとなく漂う、アナクロな「ハンサム」を選んだのだそうです。

 

3月12日、3月18日には紀尾井ホールで公演がありますよ。オペラが苦手という方も、きっと楽しめる。PCR検査を受けて陰性が確認されたうえで舞台に立つそうです。お勧めします。

プリンスホテル東京シティエリア2020ブリティッシュ・フェアのカルチャー部門セミナー、「変わりゆくラグジュアリー」。12月5日(土)16:00 ~17:30、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町にて、予定通り開催です。

安心・安全のためのプリンスガイドラインにしたがった対策が徹底的におこなわれております。最終的な打ち合わせに行き、プロフェッショナルな配慮の数々に納得してまいりました。どうぞご安心のうえ、道中、お気をつけてお越しください。

刻々と変わりゆくギャラリー最上階からの夜景、料理長自らセミナーのために考案した軽食(分量は軽いものの内容は豪華)、お飲み物、おみやげつきで、激変するラグジュアリーの最前線をご紹介します。

詳細・お申込みは、こちらから。

こちらはホテルのロビー。明日からはクリスマスツリーも入り、ドラマティックが加速します。

ザ・プリンスパークタワー東京の33階レストラン、ブリーズヴェールでは、ボンドのディナーだけではなく、これからの季節にふさわしい祝祭的なメニューを展開しています。

 

Forbes 4 stars 獲得記念メニュー、スペシャリティ。メニュー詳細はこちらです。こちらのメニューに、ソムリエ厳選による各料理に合うワインを合わせていただきました。

クリスマスイルミネーションが始まっております。

007限定のシャンパン、ボランジェからスタートです。やはり華やかさが違って感じられるのはこのマークの力も大きい。

フォワグラの料理に合わせるのは、かげ干しぶどうから作った貴腐ワイン。(ポーションは私のみ小さくしていただいているので、レギュラーで提供されるお料理はこちらの2倍のボリュームがあります)。

コースの前半に貴腐ワインなのですがフォワグラにはこれしかないだろうと感じさせるくらいのすばらしいマッチングです。

こちらは貝のとりあわせ。

カマスとマツタケのお料理+日本酒(写真撮り忘れ)のあと、メインに選んだのは、黒毛和牛の希少部位、「クリ」の赤ワインソース。ポムロールとよく合います。

レギュラーはこちらの2倍の量があります。せっかくのお料理を満腹で残すのがいやなので、最初からポーション小さめに頼むことが多いです。ワインはレギュラーの1.5倍は飲むことが多いのですが。笑

デザートも2種続くという、ブリーズヴェール渾身のフレンチフルコース。美しい夜景に囲まれてのハイレベルなお料理です。

アエラ・スタイルマガジンの藤岡編集長と、アエラでも連載する綿谷画伯にご一緒いただきました。画伯が着ているフランネルのスーツは、1930年代のフレッド・アステア・インスパイアードでbatakの中寺社長制作だそうです。こうしてスーツの伝統を実際に着て継承していけるのも、ビスポークの醍醐味ですね。

綿谷画伯のインスタグラムは、こちらです。

プリンスホテル東京シティエリアで第二回目となる英国フェアが開催されております。Timeless U.K. the British Fair 2020.

1日からの開催に先立ち、10月30日にザ・プリンス・パークタワー東京にてレセプションが行われました。

たっぷりとフィジカルディスタンスをとって、でも親しさの感覚は失わないような、着席スタイル。

開宴までは、カジノなどでおもてなし。参加賞のプレゼントが素敵で、なかなかの人気でした。スタッフはこのようにマスクの上にフェイスガードで、すべての領域で安心・安全を第一にサービスが提供されています。

ウェストミンスター寺院をかたどった氷の彫刻。いつもながら圧巻です。宴が終わると溶けていくだけなのに、この精緻な作りときたら。

フレグランスエキスパートの地引由美さんと写真を撮りましたが、会場がやや暗く、写真を明るくする編集をしたらアナ雪風に。私はドレスと共布のマスクをつけております。

心斎橋リフォームの内本久美子さんと。今回もご協力くださっている鎌倉アンティークスのコーナーにて。

イギリス最高峰のスパークリング、ナイティンバーがフリーフロー状態で注がれます。

会場にはアストン・マーティンも。

ウィンブルドン・ブリュワリーのビール。中世から修道院でビールの醸造が行われていた由緒正しき町、ウィンブルドンから日本初上陸。

 

駐日英国大使館から、マリー=クレア・ジョイスさん。

東京シティエリア統括総支配人の武井久晶さん。

恒例のテープカットセレモニーも華やかに。

今回の目玉企画の一つが、BLBG社長、田窪寿保さん監修によるジェームズ・ボンドのディナー再現。キッチンテストで試食しましたが、これはボンドマニアの男性同志で楽しんでも相当、盛り上がるのではと。笑

ボンドの世界観を表現したディナー。ベルーガキャビアからスタートします。あの原作、あの映画のあのシーンに出てくる料理の数々。

©Tomoko Kaneko. イラストの女性が誰かに似ていると話題です。

ロンドンのデユークス・バーとのコラボは、紀尾井町のザ・プリンスギャラリーで。ボンドマティーニ3種は、パークタワーやテーブル9でどうぞ。

ザ・ギャラリーのソムリエ、藤永希さん。

プリンスホテル全体のエグゼクティブ・ソムリエ、市村義章さん。

カルチャーの部では、私もイブニングセミナーを開催します。フェイスガードをつけて壇上で話しました。12月5日(土)16:00~17:30 。テーマは「変わりゆくラグジュアリー」です。昨年同様、ほぼフリーフローのドリンクがつき、ギャラリーのプチコース仕立ての軽食がつきます。おひとりさまでもどうぞ。昨年は、おひとりさまがほとんどで、ゲスト同志でお友達になってお帰りになりました。

この日、着ているドレスは、「007 No Time To Die」にも登場する「スペクター」でのレア・セドゥのドレスにヒントを得たもの。心斎橋リフォームの内本久美子さんに生地から選んでもらい、パタンを起こして作っていただきました。

バックスタイルにポイントがあります。共布のマスクも作っていただきました。さすがの久美子さん。昨年の英国旗ドレスに続き、久美子さんのセンスに惚れ惚れしております。


アストンマーティンと共に記念写真。ってアストンマーティン見えないじゃないか。左から、内本久美子さん、ヘアサロンのオーナーで毛髪診断士のMika Amata さん、中野、地引由美さんです。

フェアの詳しい情報は、こちら

中野のイブニングレクチャーのお申し込みは、こちら

地引由美さんが美しい写真とともにフェアの様子を詳しくご紹介くださっております。こちらです。

Mika Amata さんがインスタで詳しくご紹介くださっています。こちらをどうぞ。

内本久美子さんが、インスタでドレスのことを紹介してくださっています。こちら

イギリスが再度ロックダウンになってしまった今だからこそ、日本にいながらにしてUK擬似体験を楽しめます。ホテルはメディア。フェア期間、東京シティエリア8つのホテルそれぞれの特色を活かして、イギリス文化の魅力を発信していきます。

Vulcanize London が生まれ変わりました。

英国を舞台にした新感覚の「劇場型」エンターテイメント・リテイルショーケース、The Playhouse.

BLBGと、完全オーダーメイド型結婚式「CRAZY WEDDING / クレイジーウエディング」を展開する株式会社CRAZYによる共同運営となります。

プレオープンのレセプションに伺いました。おめでとうございます。

左はBLBG社長の田窪寿保さん、右は鎌倉アンティークス代表、土橋正臣さんです。みんなマスクで息苦しそうな写真ですが。私が着ているドレスは、ダノンビオのイベントで着ていたものと同じもの。Hiromi Asaiの生地を使って廣川輝雄さんが制作してくださいました。マスクもおそろいです。

ルイ・ポメリー・イングランドのお披露目会。

ルイ・ポメリー・イングランドは、シャンパーニュのポメリーがイギリスのテロワールを活かして作った、イギリス産のスパークリングワインです。重たすぎず、キレのよいすっきりとしたおいしさです。

会場は青山グランドホテルのルーフトップテラス。眺めも良く、オープンエアなので感染予防にもよい場所ですね。

 

リバティのラグやクッションなど、イギリス的な要素を散りばめて「イギリス」感が演出されておりました。(「ポメリー」といえばフランスのイメージが強いですものね。)

それにしても旧ベルコモ界隈がこんなおしゃれなことになっていたとは。ホテル周辺にも新しい飲食施設やショップがたくさんできていました。

「イデ・オム」を展開するアイ・コーポレーション主催の女性リーダー合宿で講演でした。合宿テーマは「自分らしさを生きるために未来を創る」。

最新ツインドームのグランピング施設を備えた、長野の「Gramprook 飯鋼高原」にて1泊2日の濃密な時間。

長野からお迎えバスで40分。途中、りんごがあちこちで赤くたわわに実っており、ああ長野だな~と実感。

きもちのよい絶景です。

一日目はお天気ももち、木洩れ日がファンタスティック。

グラムルークは、今年オープンした国内初のツインドーム型グランピング施設です。遠くから見ると基地が点々としているようで、わくわくします。

クラブハウスにはラウンジやスパ施設、研修ルームなどがあり、都会的な??生活を送るための快適さは保証されています。

バーカウンターでは自由に飲み物も。

ツインドームの入り口。ドームにはそれぞれ、名前がついています。

ベッドルームには4つのベッド。とても広くきれいなインテリアです。私はここを一人で使わせていただきました。

お天気のいいときには星空も見えるそうですが、この日は雨音を楽しむことになりました。

奥に見えるのがリビングコーナー。ごらんのとおり、広いので、4人家族で十分ゆったり、宿泊可能です。

食事はクラブハウスで提供されますが、長野の素材を生かした洗練されたお料理です。

肉料理もワイルドなバーベキューではなく、フレンチスタイルで。笑

翌朝の朝ごはんはこんな感じ。

合宿一日目の後半に講演しました。アパレルイノベーターの具体例を通して、ラグジュアリーの意味の大きな変化、これからの時代におけるラグジュアリーのあり方、ひいてはラグジュアリーに生きるというところまで語りつくし。

 

インプットをもとに、2日目は全員でディスカッションでした。

長野に拠点をおく撮影会社のナイスガイ4人が終始、密着撮影。彼らがまたすてきな方々で、ほどよい緊張感を保った自由闊達な雰囲気で合宿を終えました。

ダイジェスト映像は後日、アイ・コーポレーションのホームページで公開されるそうです。ドキュメンタリー番組のようになるのでは。

合宿中はディスカッション、講演も含め、フェイスガードをつけて物理的なディスタンスを保っていました。集合写真は一瞬マスクをはずし、一発テイクで。ほんとに楽しかった。参加者をインスパイアする役割でお招きいただきましたが、私も多くを学ばせていただきました。ご参加のみなさま、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

グランピングはお天気のいいときに星空目当てで、また行ってみたいな。

Australia Fair 2020 at Prince Hotels Tokyo City Area.

ザ・プリンス・パークタワー東京の広いバンケットルームで、ソーシャルディスタンスをたっぷりとり、最大限の注意を払ってレセプションがおこなわれました。

こんなソーシャルイベントは久しぶりだなあ。やはり人に会って話をするというのは、心があたたまりますね。

500人くらいは入る部屋に、ゲストはゆったーりと80名ばかり。

テープカットセレモニーでも、登壇者の間にはプラスチックの仕切り板が。

 

モダンオーストラリアの食とワインが楽しめるフェアは、9月1日から10月31日まで。

左から総料理長の三浦さん、ザ・プリンスギャラリーのソムリエ藤永さん、そしてエグゼクティブシェフソムリエの市村さん。


久々にお会いした、世界文化社の田上雅人さん(左)と大野陽さん(右)。まったくの偶然ですが、3人ともメンズファッションの特集タイトルになりそうな「青と白のコーデ」笑。私が来ているスーツとベストはH&Sonsの廣川輝雄さん作です。3年前のスーツに今年の替えベストを合わせてみました。ポケットチーフとマスクは、ベストの背面の生地とおそろいで作ってくださいました。ベストの表地は中外国島です。テイラードは年月が経てば経つほど、組み合わせのバリエーションが増えて楽しめます。


左は、一緒に仕事をしている藤本先生です。

TMC2日目。(TMCそのものは5日目。)朝、ブリーズヴェールで完璧なブレックファスト。オレンジジュースは本物オレンジからしぼりたて。サラダのドレッシングも、ヨーグルトも、もちろんオムレツもパンも、ひとつひとつが基本に忠実で、この上なく丁寧に仕上げられている。満足感が本当に高い。

 

ザ・プリンス・パークタワー東京は、あるベストセラー作家さんはじめ、「日常の住まい」として暮らしていらっしゃる方が何人かいらっしゃるようです。ココ・シャネルも晩年はリッツのスイートに暮らしていましたね。「レジデンス」部分ではなく、客室に住むというのがポイントです。お掃除や洗濯をすべてやってもらえるし、災害のときにも絶対安心。

さて、15日、当初、チェックアウトしてすぐ帰ろうと思っていたのですが、昼の部もよかったら、と勧められて3ステージ目を見ることになりました。

アン・サリーとパリマッチ。お二組ともTMCファミリーというか、ほぼ初回から参加しているアーチストです。アン・サリーの透明な歌声で「銀河鉄道999」を歌われると違った「星」へのジャーニーに連れていかれるような。パリ・マッチの山下達郎のカバーもセクシーでした。もちろん、オリジナル曲も。彼女たちもやはりこうして観客の前で歌えることのありがたさ、貴重さを語っていました。

結局、3ステージ、どっぷり堪能いたしました。

東京シティエリア マーケティング統括支配人の林佳代さんとTMC2020の記念写真。マスクはとても2020的なのでそのまま外さず。

TMC総合プロデユースを務めたシティエリア統括総支配人の武井久昌さんは、学生の頃から音楽志向でした。一緒にステージを拝見しながら、武井さんがつぶやいた一言。「こういう仕事がしたいとずっと思っていたんですよね」。

音楽の道をいったんあきらめてホテリエとして〇十年、海外や日本のホテルで闘い続け、6年前、ホテルで音楽フェスを開催するというアイディアを思いつき、好きなアーチストにじかに声をかけてTokyo Music Cruise をスタートさせました。当初から参加しているアーティストがファミリーのようなのは、音楽のパトロン的な統括総支配人の力も大きいのです。

若い時に、進路が望むようにいかないことがあっても、(やむをえず)進んだ道で結果を出せるよう精進すると、いつのまにか昔の夢をかなえるチャンスを作ることができる力がついていた、という鮮やかな例ですね。

昨年はTable 9でDJデビューも果たしていらっしゃいます。

アーチストにもスタッフにも観客にも、それぞれのドラマがあったTMC2020。来年はマスクなしで開催できますように。

 

Tokyo Music Cruise 2020 at The Prince Park Tower Tokyo.

今年はスピンオフ版。会場を一番広い宴会場と、最上階チャペルのみに絞り、8月11日から16日の間、TMC week として開催されました。

私は14日の夜から参加。検温、チェック、消毒、ソーシャルディスタンスは徹底され、マスク必須、前列の人はさらにフェースガードまで。盛り上げるのはもっぱら拍手で。ちなみにホテルのスタッフは全員PCR検査を受けており、陰性と確認されて会場に出入りしています。

畠山美由紀富田ラボ。アーチストたちは、観客のいるステージに立つのは半年ぶりだそうで、いかにそれが貴重でうれしくありがたいことなのか、何度も何度も語っていました。

音楽も映画も芸術も、人間にとって必要不可欠なものであることは自明。ロックダウンの期間、私たちは何して過ごしていたのでしょう? 音楽を聞いたりネットフリックス見たり本を読んだり画集を見たりしていたのではなかったか? 政府が「不要不急」扱いしてほとんど見捨てたに近い形になっていたこのようなジャンルで活動している方々が、どれだけ不安をやわらげ、孤独を癒してくれたのか。支援できるときには、できる形で支援すべきではないのか。

少なくとも音楽好きのシティエリア統括総支配人はそのように思い、最大限の注意を払って開催することを決定しました。アーティストたちにも音楽好きのゲストたちにも感謝され、「リスクをとって開催して本当によかった」と思っているとのこと。

開幕前と合間の休憩時間には、シャンパンをはじめとしたドリンクや、パークタワー自慢の料理のワゴンなどがまわってきて、ゆったりと楽しむことができます。

ローストビーフや和牛の岩塩焼き、サーモンロール、キャビアなど、シャンパンにあう料理もおいしいのですが、こんな食べやすいサイズのうな丼も。

ミッドナイトライブは、Neighbors Complain . 「近所迷惑」という意味。男の子4人のバンドで、それぞれとてもうまい。佇まいの抜け感も今どきで、楽しそうな演奏に癒されました。ミッドナイトライブの会場は東京タワーが至近距離に感じられる最上階ガラス張りの会場です。12時になると、東京タワーのライトが消えるのですね。その瞬間がまたロマンティックです。

そのままパークタワー泊。もう何度も見ているはずなのに、「東京でいちばん<気>のよい場所」こと芝公園~増上寺~東京タワーが見渡せる場所に来ると、あらためてリセットされるような感覚を覚えます。コロナで経費節約のためか質を下げているホテルも少なくない中、客室のレベルがコロナ前の高いレベルに保たれていて、感激しました。

ただ、クラブラウンジだけはフードの提供をやめています。ドリンクと簡単なスナックのみ。代わりにインルームダイニングでの料理が好きな時間にサービスされるというシステムに変わっていました。こればかりは安全対策を徹底しようとすれば当面、仕方がないのでしょう。


このホテルには芝公園から湧き出る天然温泉があります。塩っぽくやや赤みを帯びた温泉なのですが、疲れはとれます。

佐藤賢一さんの『黒王妃』が集英社文庫になりました。カトリーヌ・ド・メディシスの凄絶な半生を、彼女の一人称語りを織り交ぜながら描く歴史小説です。

実際のカトリーヌ・ド・メディシスは、現在のファッション誌のコンテンツに多大な影響を及ぼしています。ファッション、香水、ランジェリー、グルメ、スイーツ、テーブルマナー、エンタメ、建築、星占い、そしてハニートラップ。巻末の解説に書き込みました。

読んでみてくださいね。5月20日発売です。アマゾンでは予約受付中。

 

 

〇Men’s EX 5月号映画特集の巻頭に寄稿したエッセイがウェブ版にも掲載されました。こちらです。

?ブリリアントクラブでのレクチャーの模様が公開されました。こちらです

 

 

?新連載の予告です。

 集英社「kotoba」で新連載「SとFの関係 ~ スポーツとファッション」が始まります。スポーツとファッションの密なる関係を、古今の事例から読み解いていきます。第一回掲載号は、3月6日発売。単行本化を目指し、始動しました。また長い旅が始まりました。

?Lecture.

 

 

?True Blue Association. (一青会)


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今回のフェアでは、イタリア大使館もプッシュしているアペリティーボという習慣に基づくメニューが各ホテルで展開されます。

夕方、夕食前に家族や友人と誘い合って、バールやレストランでお酒を飲みながら楽しい時間をシェアする習慣。

近年では、夕食代わりになるほどのボリュームのあるフードをブッフェで食べることができるアペリチェーナというスタイルもあるそうです。

各ホテルの趣向を凝らしたアペリティーボ、アペリチェーナの詳しいメニューはこちらから。

 

充実のイタリアワインのラインナップ。


エグゼクティブソムリエの市村義章さん。


バーテンダーズ。左から、紀尾井町の中西孝行さん、品川の川手輝昭さん、高輪の栗原秀和さんです。


宴の終わりに寛ぐシェフたち。いい雰囲気。左から、品川総料理長の吉田功さん、芝公園エリアの総料理長・三浦健史さん、そして高輪エリアの総料理長・高橋慶太さん。

ス―パーカー、クラシックカー、ディープな音楽の話題なら他の誰もついていけないマニアックでハイコンテクストすぎる会話で延々と盛り上がり続けられる東京シティエリア 統括総支配人の武井久昌さんとBLBGのCEO田窪寿保さん。一般教養のみならずニッチな教養でも群を抜くお二人のDJ対決がTable 9 で実現したら面白そう。武井統括総支配人のネクタイは、イザイアです。写真ではわかりませんが、ぽちっとイザイアマークが入っています。

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020 は、2月1日から3月31日まで、都内7つのプリンスホテルで展開されます。

#BeyondYourExpectations

 

ご協賛各社です。イザイア(ISAIA)さま。イザイアは、ナポリの名門ファクトリーブランドで、世界のエグゼクティブに支持されています。イタリアらしいクラシカルな品格といえば、イザイア。はい、こちらをご覧ください。

160名ほどのゲストでにぎわうボールルームでひときわ存在感を発揮していたイザイアの市瀬晃央さんと本間宏海さん。イギリスのスーツにはない独特の艶っぽい華やかさがありますね。

今回、レセプションで各ホテル総支配人が着用したネクタイとチーフは、イザイアの製品です。


お花越しに(笑)微笑むザ・プリンスパークタワーの総支配人、石川学さんが着用していらっしゃるのがイザイア。(遠くてわからないですね……至近距離で写真撮るべきでした。反省)

そして車ではマセラッティ。

内装がまたひときわ上質で、なんともセクシーな空間でした。

さらに、ランジェリーのインティミッシミ(intimissimi)。


フェア期間中、intimissimiの赤のキャミソール&ショーツがプレゼントされるステイプランもありますよ。15室限定です。詳しくはこちら

 

さらに、テクノジム。

最新型のラグジュアリーフィットネス製品は、ボールルームでも大人気でした。東京シティエリア マーケティング統括支配人の林佳代さんと私が座って、というか乗っかっているのは、テクノジムの高級レザー製のバランスボールです。座り心地も快適です。

 

社交に夢中になっている間にも舞台上ではオペラティックなパフォーマンスが。歌うのは柴田泰孝さん。

To be continued……

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020 の詳細はこちら

#BeyondYourExpectations

プリンスホテル東京シティエリアで第3回目となるイタリアフェアが開催されます。2月1日~3月31日まで。

華々しくレセプションが開かれました。ザ・プリンスパークタワー東京ボールルームにて。

プリンス名物、氷の彫刻。精巧ながらダイナミックな芸術性には、いつもながらのことですが、感動します。なんと氷の間にワインのボトルが差し込まれていますよ。


入口で迎えてくれるヴェネチアンマスクの「マスケラータ」。照明もイタリア国旗の色。細部まで凝った演出で、妖艶でゴージャスなイタリア感が醸し出されています。

 

イタリア商工会議所会頭、駐日イタリア大使、東京シティエリア統括総支配人、アリタリア航空社長によるテープカットのセレモニー。アリタリア航空のCAがテープカットのサポートに。


昨年、大好評を博したスターシェフたち、今年も来日。



飴細工によるヴェネチアンマスク。間近で見るとその芸の細かさに驚くアートです。





今年のテーマはカルネヴァーレ。イースター復活祭に合わせた断食期間に入る前に、楽しく食べて飲んで歌って、お祭り騒ぎをしましょう!という趣旨で始まったとされます。今では自由に参加できるお祭り的なイベントになっています。

カルネヴァーレにふさわしい、圧巻のお料理の数々。

ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さん。

エグゼクティブ・シェフパティシェの内藤武志さん、高輪エリア総料理長の高橋慶太さん。後方にも明日のエグゼクティブシェフたちがずらりと。

To be continued……

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020の詳細はこちら

#BeyondYourExpectations

 

 

 

 

 

 

 

James Bond Movie “No Time To Die” will be released in April.

Celebrating the new 007 movie, the exciting project has just started.


Kickoff dinner at Table 9 Tokyo.



“Bond Champaign” Bollinger 007.



Flan of crab porcini puree and truffle paste.


Salad of lobster and turnip celeriac mousse.


Sauteed abalone spinach and hollandaise sauce.


Roasted duck breast red wine sauce.


The Executive chef of Table 9 Tokyo (Shinagawa Prince Hotel), Mr. Isao Yoshida.  Thank you for the splendid dinner.

Big Thanks to : Mr. Toshiyasu Takubo (BLBG), Mr. Keisuke Ito (Arcane, Bollinger), Mr. Hisaaki Takei (Prince Hotels Tokyo City Area), Mr. Shoichi Terashima (Aston Martin), Mr. Masanori Kawamura (The Prince Park Tower Tokyo), Ms. Mika Katayama (Prince Hotels Tokyo City Area), and Ms. Kayo Hayashi (Prince Hotels Tokyo City Area).

 

#Beyond Your Expectations

 

?婦人画報ウェブ「世界のドレスコード」vol.2 がアップされました。しばしばご質問を受ける、「昼間の燕尾服」、またサッシュ(大綬)についてもふれています。

 

?セルリアン東急で開催されたマリーンのディナーショーにお招きいただきました。


マリーンのお色直しも数回楽しませていただき、ノリノリのダンスタイムもあり、会場が一体となったすてきなショーでした。


こちらはデザートのパフェに見えますが、カニサラダ。


鎌倉アンティーク土橋さん、「おもちゃ博物館」でも有名な北原照久さんご夫妻。ほかにも多くの知り合いが参加しており、予想外の年末社交で盛り上がりました。ご一緒のテーブルになったみなさま、ありがとうございました。

横浜信濃屋さん主催のクリスマスパーティー。みなとみらい「アッティモ」にて。外はあいにくの雨でしたが、中は熱気で盛り上がり。

 

尾張一宮から中外国島のスタッフも参加。左から宮本さん、田畑さん、中野とんで佐藤さん。

私がこの日、着ている服の生地は、中外国島が創る高級スーツ地のラインChugaikunishima 1850から、ネイビーのベネシャンです。



これを+ジャケットのセットアップとして仕立ててくださったのは、Hiro & Sonsのマスターテーラー、廣川輝雄さんです。

 


恒例、白井さんも演奏するカントリーミュージック。


毎年、このパーティーでお会いする方々。

(内本久美子さんより写真シェア)信濃屋さんのクリスマスパーティーは今年で12年目。今年で一区切りなさるそうです。大人の社交のプラットフォームとして多大な貢献をされたのではないでしょうか。長年、こうしたパーティーを開催していただいたことに心より感謝申し上げます。

 


photo @ys.life.style.innovation

ちなみに、上のワンピース(と上着)を昼間の日光のもとで着ると、このように管理職の会議にも出席できるスタイルになります。夜は上着を脱げばパーティードレスとして着用できます。Chugaikunishima 1850ベネシャンの光沢は、夜の照明にも負けません。

#GoTailored

ロンドンにプリンスアカトキがオープンしたことを記念して開催された、プリンスホテル東京シティエリア Timeless UK British Fair 2019 も本日で終わります。


ほとんど時間がないなかで企画され、実現された盛りだくさんのイベント。


多くの友人たちが喜々として巻き込まれてくれ、スタッフが真剣に「遊んだ」ことにより、わくわくするような熱気が生まれて最初のフェアは大成功となりました。

 

 



ロンドンバスとロンドンタクシー(白&黒)とジャギュア、アストンマーチンが勢ぞろいする光景はなかなかロンドンでは見られないかもしれない……。笑


想定外のクリーンヒットとなった、田窪さん監修ジェームズ・ボンドの朝食。大使館の朝ごはんメニューも大人気。

 


パークタワー、スカイガーデンのカクテル「アカトキ」。


総支配人が覆面DJとして活躍したTable 9のUKミュージックイベント。ユニオンジャックドレスをワンダーウーマン風にアレンジしてくだったのは、心斎橋リフォームの内本さん。

 


ギャラリーのボンドマティーニ3種。田窪さん監修。バーテンダーの森さん。

木谷さんによるロンドン旅セミナー後、グランドプリンス新高輪のラウンジ「もみじ」でハイティー。

 

パークタワーでは鎌倉アンティークス土橋さん所有の白いロンドンバスが飾られ、ラウンジはアンティーク一色。

 

アカトキのシェフ、ゲイリー・グラントさん来日、グランドプリンス高輪トリアノンでモダンブリティッシュのディナー。

 

 

ギャラリーでの「紳士淑女養成講座」。採算度外視でお料理とフリーフローのプランを作ってくれた料理長の鈴木さん、総支配人の芝田さん、サポートしてくださったハケットロンドン大西さん。この日のための衣裳をゼロから作ってくださったのは、心斎橋リフォームの内本さん。


ひとえに現場のスタッフとマーケティング担当者のがんばりの賜物ですが、なんというか、大人の文化祭のようでもありました。個人的には、これまで築いてきたネットワークや知識や経験を総動員してホテルにふさわしいエンターテイメントにするという挑戦でもあったフェアでした。2か月間、本当に楽しかった。ご協力くださったみなさま、それぞれの企画にご参加くださいましたお客様に心より感謝申し上げます。

 

#BeyoundYourExpectations

 

 

 

 

石井竜也クリスマスディナーショウ。新高輪プリンス「飛天」にて。

今年の石井竜也さんは、赤×黒の薔薇柄の燕尾服で登場。薔薇を一輪手にして、壇上から投げる⇒最前列の男性がとって隣の女性にプレゼント。いきなり「なりきり」で、とにかくサマになる。

このエリアでも最大の広さを誇る飛天にほぼ満席の客。9割が女性でした。みなさんドレスアップして最高によい雰囲気。

ショー中は撮影禁止ですが、始まる前まではフレンチのコースをいただきつつ、あちこちで大撮影大会。

地引由美さんとご一緒しました。偶然「赤」と「黒」のドレスで、ディナーショーのテーマとぴったり(テーマは事前には知らなかったのに)。



よく飲む人と思われたようで、サービススタッフがショウ開始前に「念のため、ボトルごと置いていきますね」と。ありえぬ光景に苦笑…


アンコールは浪漫飛行とホワイトクリスマス。抜群の歌唱力と、政治を語っても楽しく笑えるセンスのいいトーク力、そして聴衆を引きつける磁力にほれぼれしつつ、さらに深化した石井竜也の世界を楽しませていただきました。

瀬戸内キャビアをいただける銀座17℃。再び訪問しました。

クリスマスメニューのフルコース。上は新製品「ジェイド」を使ったアミューズ。ヒスイ色のキャビアです。

贅を尽くしたお料理の数々。それぞれ芸術品のようでした。

クリストフルのカトラリーは隙なく装飾が施され、ずしり重い。

どこどこまでも重厚な本物尽くしの空間。

ワインも、ワイングラスも、ソムリエも絵になり、まるで舞台芸術を見ているよう。


バカラのアンティークグラスはじめ、数々のアートピースを至近距離で見て、触れることができるなんてなかなかできない経験です。

リキュールグラス。今、こんな手の込んだ作品を果たして作ることができるんだろうか。


ティーカップは持ち手の位置が高い。この位置に持ち手があると、飲む姿がエレガントに見えるのです。

ゴージャスなディナーとともに冒険と教訓に満ちたお話を多々ご披露いただきました。

Special Thanks.  Ms. Ayako Ohta, Mr. Naoki Itasaka (CEO of Cavic), and Ms. Mikako Nakajima (PR of Cavic).

Akris Cocktail Party with 2020 Spring Summer Collection.

ニコラス・G・ハイエック センター。

モデル&DJもアクリス。幾何学パタンが粋です。


写真では伝わりにくいのですが、極上の素材、マニアックと思えるほどの技巧が駆使されております。


アクリスジャパン社長の井野智恵子さん(左)と、アクリスから独立することになるコンテスの新社長、仲川昌幸さん。

Forbes Japanの名物営業部長、佐藤さんと話している中野をアロマのスペシャリスト平野佐和さんが撮影してくれていた一枚。

バレエダンサーの柄本弾さんとアクリスの巨大バッグの写真の前で。ピンクのバッグはコンテスです。

最後におこなわれたシャッフル(参加者の名刺が入った箱の中から社長がランダムに名刺を選ぶくじ引き)では、まっさきに中野が引き当てられ、すてきなツイリー風スカーフをいただきました。強運です……。心より感謝申し上げます。近日中につけていく機会をみつけて披露させていただきます。

フィールドを超えて多くの素敵な方々に出会いました。みなさまありがとうございました。

 

 

 

 

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町でおこなわれた「紳士淑女養成講座」にご参加くださいましたみなさま、まことにありがとうございました。

 

レディーファーストの起源になった宮廷愛の恋愛技法、数々の食卓マナーの起源になった古代ローマや中世の慣習から、メディア未掲載の超最新情報まで。

 

好奇心旺盛な方に向けた新時代のライブ教養エンターテイメントとしてご提供させていただきました。

表層のハウツーをなぞるのではなく、起源を知ることで想像力が刺激され、心の安らぎを伴う本物の自信を得ることにつながると思います。

採算度外視でシャンパンを含むフリーフローのカクテルプランを作ってくださったザ・プリンス・ギャラリー東京紀尾井町の金光義丈さん、料理長の鈴木房雄さん、総支配人の芝田尚子さん、コンシェルジュの桃井忍さん、MCをつとめてくださった高木聖香さんはじめスタッフの方々。紳士の小道具を数々ご用意いただき、昼から夜への七変化をご紹介くださったばかりかマニアックな服の見方を披露してくださったハケットロンドンの大西慎哉さん。この日のためのドレスをデザイン・制作くださった心斎橋リフォームの内本久美子さん、中外国島の極上服地でジャケットを仕立ててくださった廣川輝雄さん。ロンドン最先端のポケットチーフテクニック「ターンブルフワラー」を伝授してくださった田窪寿保さん(ターンブルフラワーはギャラリーのスタッフの間で流行中です)はじめ多くの方々から惜しみないご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。

ギャラリーのコンシェルジュはすばらしいのです。この日も衣裳のたたみじわを直前に発見してコンシェルジュにSOS。すぐにアイロンをかけて持って着てくださいました。困ったときの救世主コンシェルジュ。用がなくてもホテルに行ったらまずはコンシェルジュに挨拶をしましょう。

たくさんの写真をシェアさせてくださったゲストのみなさま、重ねてありがとうございました。

Timeless UK British Fair 2019.  ロンドンアカトキのTOKII エグゼクティブヘッドシェフ、Gary Durrant をお迎えしたスペシャルディナー。

赤文字は、それぞれのお料理に合わせて供されるワインです。

グランドプリンス高輪「ル・トリアノン」にて。

ビーツの塩焼き、なんていう変わったお料理が入る野菜のプレート。

 

子羊のローストもやわらかくてまろやか。

バニラとパッションフルーツのチーズケーキ。オーストラリアの貴腐ワインがぴったり合う。

私はスモールポーションにしてとお願いしているので、通常のお料理はこちらの2倍くらいのボリュームです。

デュラント氏は、Savoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London, Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど、数多くのホテルで経験を積んできました。とても穏やかな笑顔のシェフです。ロンドンにお出かけの際は、ぜひPrince Akatoki へ。

Special Thanks to all the Managers and Staff of Prince Hotels Tokyo City Area.

 

#PrinceHotelsTokyoCityArea

#BeyondYourExpectations

 

telでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、
voy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20CoSavoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20Savoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20ntinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20V

ニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20年以上に渡り知識とスキルを磨y Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in LonSavoy Hotelでのシニアスーシェフとしての経験をはじめ、InterContinental in London、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20年以上に渡り知識とスキルを磨don、Claridges Hotel in London、Grand Hotel Du Cap Ferrat in Franceなど数多くのホテルやレストランで才能あふれるシェフらと共に20年以上に渡り知識とスキルを磨

Beaujolais Nouveau.

The Kitty Nouveau has arrived this year again.  Special thanks to K san!

Invited by Ms. Hanachiyo to her Nouveau Party.  The theme is “Arabian Night”.

Gorgeous and exotic party.  Special thanks to Ms. Hanachiyo and her husband, who is wine importer.

Photo above from left: Ms. Kumiko, Ms. Hanachiyo, Nakano and Ms. Akane.


The dress code of the party was “Arabian Night”.

My “Arabic” dress is borrowed from Ms. Maali Shiam, the wife of the ambassador of Ms.Palestine.

I had asked Ms. Maali for her advice.  “Where can I buy Arabic dress in Japan?”

She replied “There would be none.  Please wear my dress instead.  I mean it. ”

So I counted on her kindness.  The embroidery is all hand-made.  Real beautiful dress.  Special thanks to Ms. Maali.

The Wife of the Ambassador of Palestine, Mrs. Maali Siam, held the exhibition of the Palestinian traditional costume and Japanese Obi.  At Royal Suite Room of Hotel Allamanda Aoyama.

Ms. Maali Siam, left. We met 2 year ago at the Arabic Tea Party, which was held by her at the residence of the Ambassador of Palestine.

The traditional costumes belong to Maali’s mother in law (=the mother of Ambassador of Palestine).  Maali brought these preciou pieces from Palestine to Japan for this exhibition.

You will notice the coins. A lot of coins are used as ornament.  Coins represents eternity in Palestine, so they are lucky motifs.

 

Mrs. Maki Yamamoto-Arakawa.  She contributed to unite the traditional precious techniques of needlework of two cultures: Palestine and Japan.

Japanese Obi applied with the embroidery of traditional Palestine.



Beautiful embroidery.  But there is also sad aspect. “Embroidery signifies a lack of work,” an Arab proverb recorded by Gustaf Dalman  in 1937 .

Special thanks to Maali who held this meaningful costume exhibition.

During the British Fair, Special Menu inspired by the British spy novel will be offered. Supervised by Mr. Toshiyasu Takubo.

?The spy who loved the breakfast (with a glass of Tattinger Rose)


Realized by Mr. Miura, Prince Hotel Executive Chef.

From left: Mr. Takubo who supervised this special menu, Mr. Takei who is executive general manager of Tokyo City Area, Nakano and Mr. Miura.

?Three kind of Martini James Bond loved.


Photo from kitchen test about 10 days ago. Dirty Martini, Vesper Martini and Vodka Martini.

Mr. Takubo demonstrates how to grab the martini glass like James Bond.

Please order special martini saying, “Shaken, not stirred.”  Or “I just don’t care.”

 


“100 roses” from the staff after the reception.  Thank you.

 

Timeless U.K. British Fair 2019.


At the entrance The Tin Soldier of ice welcomed us.

 


Ray Goertz, General Manager of Prince Akatoki London.

Tape cut ceremony.


Elaborate ice sculptures, wonderful and updated British food and drinks.


General Mangers. From left Mr. Hashimoto of Shinagawa Prince, Mr. Yamamoto of Takanawa area, Mr. Ray of London Akatoki, Ms. Shibata of Koicho, Mr. Takei of City Area and Mr. Ishikawa of Parktower.

These red bow ties and (a dot tie of Mr. Ray) are offered by Hackett London, who supported this British Fair.


Top chefs of Prine Hotels. Second from left is Mr. Keita Takahashi, who is recently so busy preparing for Imperial Ceremony Dinners.


Mr. Yoshiaki Ichimura, Executive Chef Sommelier of Prince Hotel.


Mr. Yusuke Mori, Bartender of the Prince Gallery Tokyo Kioicho.

Staff commemorative photo. Thank you.

Timeless U.K. Prince Hotels & Resorts British Fair 2019. <2019.11.1~12.25>

Reception at the Grand Prince Takanawa & Kihinkan.

Are we really in Japan?  Mr. Mark Dobashi of Kamakura Antiques, Catherine Nakano and Mr. Hisaaki Takei who is  Senior Managing Officer Regional General Manager Tokyo City Area PRINCE HOTELS, INC.

 

London Taxi Black and White (both owned by Mark) and Jaguar (owned by Prince Hotels).


Luxurious deep red leather interior.


Aston Martin DB11 in the banquet room.



Collaboration of London Bus of Prince Hotels with Tokyo Tower.


Congratulations of the opening of Prince Akatoki London.

 

Official HP of British Fair 2019.

Detailed information is here for you.

さらに読む

台風前夜は、サントリーホールでおこなわれた、せいあ Leeさんのコンサートにうかがいました。

なんと最前列の席をご用意いただき、どきどきです。

せいあさんは今年、ヴァチカンの大聖堂でアヴェ・マリアを歌ったとき、人生が変わるような体感を覚えられたそうです。天に届くような、透き通る美声で歌われるアヴェ・マリアは崇高な響きで心に届き、僭越ながら、せいあさんのヴァチカンでの感動のかけらを共有できたような思いがしました。

 

後半は映画音楽から「サマータイム」、「虹のかなたに」、「ムーンリバー」などの古典的名曲や「ユー・レイズ・ミー・アップ」、「ネバー・イナフ」など比較的最近の楽曲まで。親しみやすくも格調高く歌い上げるのはせいあさんならでは。

指揮者の辻博之さんも、すばらしかった。正統派の燕尾服をヨーロッパの指揮者なみの貫禄体型で堂々と着こなし、エモーショナルをかきたてるダイナミックで的確な指揮を披露。それに応えるイルミナート・フィルハーモニー・オーケストラ。彼らが演奏する「スターウォーズ組曲」がもうかっこよくて壮大で、鳥肌が立ちました。辻さんはまだ35歳ということにさらに驚愕。すでに巨匠のオーラを発していました。

(写真はせいあさんの公式フェイスブックより) 舞台衣裳も眼福でした。オートクチュールと思われるゴージャスなドレス、それに合わせたアクセサリーが計5セット、披露されました。せいあさんの美貌と美声をひときわ引き立てる迫力ある「本物」ばかりです。ソプラノ歌手の舞台衣装はこうでなくてはという圧巻の理想ですね。

(ときどき、素材があまりにもチープであったりサイズが合ってなかったりするドレスを着て舞台に立つパフォーマーに出会うこともあり、そういう時は、やはり少しだけ落胆します。貴重な時間とお金を費やして来ている客はずっと舞台を「見ている」わけですから…… 自戒もこめて)

客席のお客様の装いも華やか。男性はタキシードの方々が多く、女性もドレスアップ。著名人からの豪華なお花もふんだんに飾られ、幕間はちょっとした東京ソサエティ(?!)のソーシャルイベントと化していました。上の写真は、右が坂巻恵子さん、左が八巻多鶴子さん。外が嵐であることを束の間、忘れさせるコンサート会場でした。


この日のドレスはエスカーダでした。

今年でいったんサントリーホールでのコンサートを小休止すると宣言されたせいあさんですが、次はさらに大きなステージで活躍されることと思います。ひたむきな鍛錬の成果には、私も励まされています。パフォーマーは日々の自己修養の結果がすべて表に出てしまいます。華やかに見える舞台に立つ人こそ、陰の努力は並みならぬものがあるはず。また華麗な雄姿を拝見できる日を楽しみにしています。

#Seia Lee
#Hiroyuki Tsuji
#GraceNote

#escadaofficial
#sabirth.jp

朝日カルチャーセンター新宿「英国王室の伝統と先進性」には多くの方にご参加いただき、心より感謝申し上げます。

思いがけず、各界のプロフェッショナルな方々、第一人者の方々にもご参加くださっており、驚きとともにたいへん感激いたしました。

全員のお名前をうかがうこともできなかったのですが、お帽子とブローチのロイヤルファッションで装った素敵な方、終始笑顔でうなづいて聴いてくださった方々はじめ、熱心なゲストの皆様と濃い時間を過ごすことができました。

 

香水のエキスパート、地引由美さんからはすてきなお花をいただきました。とても嬉しいです♡

 

終了後の打ち上げ。地引さん、そしてやはりご多用のなかご参加くださった、「イデ・オム」の社長、西村京実さんとともに、パークハイアットで「お茶」をご一緒しました。


(美しくて行動力もあるお二人。左から西村さん、地引さん。夕陽を浴びてますますきれい。)

「お茶」のはずなのですがなぜかワイングラスになっておりますね。笑


パークハイアット41階からの崇高なほどの夕陽の眺め。今日がんばったご褒美をいただいたような思い。

 


とても絵になっていたカップルの背中。

 

講座をアレンジしてくださったスタッフ、ご参加のみなさま、書籍をお買い上げくださったみなさま、失敗談を笑い飛ばしてくれる大人の友人や家族、多くの方々のサポートに心より感謝します。

青葉台ご近所にヴィオレッタというすてきなアンティークショップがあります。

(Violettaの前に立つ青山櫻さん)

以前から前を通るたび、とても気になっていたのですが、やはりご縁がありました! オーナーの青山櫻さんからお茶にお招きいただき、ようやく一歩足を踏み入れることができました。

 

店内は、オーナーがヨーロッパから買い付けてきた家具や陶磁器、アクセサリーなどでロマンティックな雰囲気。

櫻さんが実際に参加しているというヨーロッパの各舞踏会の話や、仕掛けのあるアンティークジュエリーの話などで大盛り上がり。こういう話題を共有できる方がご近所にいらっしゃるのは本当に嬉しいことですね。


(青山さんと記念写真)

ヴィンテージアクセサリーは30年代のスキャパレリやシャネルなど、存在感のあるすばらしい一点ものが揃っています。


(30年代のスキャパレリのコスチュームジュエリーをつけさせていただきました。ノット型で個性的なデザイン)

ヨーロピアン・アンティークの世界がお好きな方、青葉台のViolettaにぜひ。

尾州の毛織物の老舗、中外国島が満を持して展開するChugai Kunishima 1850 、新コレクションのお披露目会が、中外国島コンセプト・テイラーにて開かれました。

新しい製品の特性やコレクションボックスについてのマニアックな解説をする宮本雄三課長。彼が生地や糸をチェックするときの真剣さは度はずれています。

 


従来の生地サンプルの不便な点を解消し、「色鉛筆」のように箱を開けたらときめく生地見本。ふつうの生地が小型になっていると考えてください。広げると、前身ごろにあてて似合うかどうかチェックしやすい。

「スーツをめぐる誤解と真実」をテーマに、40分ほど話をさせていただきました。

個性的なゲストの方々がお運びくださいました。立ち見が出るほどの大盛況で盛り上がりました! ありがとうございました。上の写真の方は、VAN世代の方で、なんと「番」ハッピをお召しに。巾着も手作り、とにかく素敵で楽しいコーディネートでした。

宮本課長、ラジオパーソナリティのRieさん、そしてこれからご一緒に究極の理想を実現する日本製スーツを作っていくアルデックスのみなさん。

 

 

Chugai Kunishima 1850 ようやく幸先のよいスタートを切ることができました。さらに世界へ向かって、第二章へ。

 

西陣織の老舗、細尾 が、テキスタイルを世界のラグジュアリーマーケットに提供するHOSOO のコレクションを展開する旗艦店をオープン。レセプションに伺いました。

芸術品のような織物。

 

2階ギャラリーでは「日本の美しい布」展。細尾真孝さんが2015年から4年の歳月をかけて日本各地を訪ね、集めた布のコレクション。圧巻です。

その土地ならではの歴史や風土によって育まれた布の原点に焦点を当てたすばらしい展示。日本の布の美しさを念入りに掘り起こし、光を当てる、細尾さん渾身のフロアです。


エレベーターホールに飾られる花の配置もセンスがいい。


家具、インテリア用品、服飾品などのホームコレクションも充実しています。目の前で西陣織のポーチが売れていきました。

3階では貴重な着物や帯を間近に眺めることができます。

これは「たて錦」。


「細尾」第12代目の細尾真孝さん。ラウンジではオリジナルの和のテイストを活かした「かさね色目のマカロン」やオリジナルショコラも展開。


日本各地から大勢のゲストが来訪し、大盛況でした。ますますのご発展を応援しています。

HOSOO Flagship Store / HOSOO GALLERY
京都市中京区柿本町412

プリンスホテル 東京シティエリアで5回目となるオーストラリアフェアが開催されます。オープニングレセプションがザ・プリンス・パークタワー東京にて開かれました。

駐日オーストラリア大使リチャド・コート氏によるご挨拶。


プリンスホテル東京シティエリア統括支配人 武井久昌氏によるご挨拶。

恒例のテープカットも華やかに。

9月1日から10月31日まで開催。

氷の彫刻は、カンガルー。

モダン オーストラリアの最新、最高のお料理が楽しめます。

今回のフェアでは、メルボルンのレストラン、「エステル」のオーナーシェフをテーブル9に初招聘。

また、自然素材の「パナ チョコレート」とのコラボスイーツも実現。


エグゼクティブ・シェフソムリエの市村義章さんによるワインセレクション。やはり南半球ではソーヴィニヨン・ブランが好きだな。

期間中にぜひモダン オーストラリアの美味しさを味わいに訪れてみてください。

フェア詳細は、こちら

 

♯BeyondYourExpectations

書店ごあいさつやメディア出演や社交などもろもろの目的で、富山へ。

紀伊国屋書店さんでは、イギリス史のコーナーの中央に、目立つように飾ってくださってました。ありがとうございます。

KNBラジオでは小林淳子アナウンサーの番組でお話させていただきました。ありがとうございました。

夜は富山でビジネスを展開する若き社長さんたちや文化に携わる方々が、出版祝いの会を開いてくださいました。環水公園の話題のイタリアン、「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」にて。

オーナーが趣味を貫いて作り上げた自慢の個室で、すばらしいお料理を楽しませていただきました。

富山の食のレベル、ほんとうに高いのです。

みなさん、楽しい時間をご一緒していただき、ありがとうございました。

ほかにも、多くの方とお会いし、お話をしたりお茶を飲んだりさせていただきました。あたたかな応援をたくさんいただき、ありがたさをかみしめています。また近々お会いできますように!

GQの仕事で対談。相手はYoshi くん。16歳。(次男より若い) 3年前に、あのヴァージル・アブローに見いだされ、現在ではモデル、歌、映画出演、ファッションインフルエンサー、絵画、デザイン、マルチに才能を発揮して注目を浴びている。

「メンズウエアの現在」というお題をいただいていたのだが、Yoshiくんの好きなことや生い立ち、今後の展望などを聴いて終始する⇒結果、現在のZジェネレーションが考えるこれからのメンズウエア、ということになりそう。詳しくはGQ本誌をお楽しみに。

彼は世界一のスターになる!と公言してはばからない。自分のことを信じ切っており、自分の明日を考えることが大好きで、そのために突進していく。周囲のおとながそれに奉仕している様子を見ると、「キングダム」の信と重なって見えたりもする。「おれは世界一の〇〇になる男だ!」と信じ切っているという点において。

ご覧のように彼は一瞬たりとも同じ表情を見せない。ソロのシュートの仕上がりを見たあと「おれ、かっこいい!」と言って全くいやみにならない。面白い。対して全然ポーズも変わらない私のつまらなさがよーくわかった。(写真だけ見たら息子に説教するおかあさんの図?!)

もっと自意識を取り払って変化を楽しんでいいし、自分の中のエネルギーを恐れる必要もない。境界を気にせず全部、自分の思うように発揮してみたらよいのだ。などということをYoshi くんを見ていて思う。世界一をめざしてGO!  これからの世界を担う(日本を、とは言わない)世代のひとりひとりが、自由で、自分自身と周囲を愛せる日々を送ることができますように。

プリンスホテルズ東京シティエリアではスペインフェア開催中。紀尾井町のザ・プリンスギャラリーでは、サンセバスチャンのラグジュアリーコレクションホテル「マリア・クリスティーナ」のシェフ招聘ディナーが3日間にわたり開催されました。ヘスス・カバジェーロ「美食の夕べ」2019です。

メニューです。赤字は料理にあわせたワイン。白ワインの前にシェリーが出てきたのは驚きでした。コロッケとよく合い、意外にはまります。

日本経済新聞The Style副編集長の太田亜矢子さん、フジテレビの辻貴之さん、綿谷寛・画伯と貴重な機会をご一緒させて頂きました。上の写真は辻さんのフェイスブックより。きれいにコンパクトに収まっていることに感動し、ご了解を得て掲載します。

途中、ふたりのマリアッチ?!も登場、各テーブルをまわり演奏。また、辻さんの奥様の妹さんはサンセバスチャンに嫁いでおり、何度も行き来していらっしゃるとのことで、地元の様子を聞いたりしているうちに、すっかり旅行した気分。

サンセバスチャンからはるばる来てくださったシェフのヘスス・カバジェーロ氏(右から2人目)と記念撮影。

「ロイヤルスタイル」発刊のプレお祝いということで、Cath Kidsonのビニール傘をプレゼントしていただきました。ロンドンの象徴がちりばめられたポップでかわいい傘です。バードケージ型で、女王陛下御用達のフルトンの傘と形が酷似。笑 ありがとうございました。雨の日が楽しくなりそうです。

#Prince Hotels Tokyo City Area #Beyond Your Expectations

キリアン・ヘネシー来日祭り。2日目はアマン東京の個室にて、キリアンとランチをいただきながら少人数のジャーナリストとともにインタビューするという至福の時間でした。

ミューズである奥様にプロポーズしたときの様子、好きな映画、苦手な飲み物(バブル。シャンパンはクリュッグのみ好き)、ファッション、ランジェリー、週5回は食べるという日本食にいたるまで。パリでの行きつけの日本料理店は、8区にある「キヨミズ」。

ファッションに関しては「いつも同じ」。同じシャツ、同じ上着、同じようなジーンズがずらりとクローゼットに並ぶそうです。この日のウエストコートはマックイーン。ジョブズと同じ、ノームコアですね。やはりジョブズと同じ理由で、毎朝、服のことを考える時間を少しでも減らしたいから。自分にとって完璧なものがすでにわかっているからこそのスタイルですね。

昨日も思いましたが、襟腰の高いシャツをこれだけ胸下まで開けて品を保っているキリアンスタイルは、誰もマネができないでしょう。

「セクシーになろうとはしない。セクシーが私になろうとする」と刻印された限定10個のクラッチ。

セクシーの秘訣は、You have to be strong. Don’t dress for men.

好きな映画は「カサブランカ」「めぐり逢い」「風と共に去りぬ」。嫌いなファッションはトレンドのストリートウエア。奥様へのプロポーズにも「めぐり逢い」にからめた演出を。

インスピレーションの源は、旅、本、過去の香水、絵画、そして「ぼく自身」だそうです。

2日間にわたってどっぷりキリアンの世界に浸りました。ご高配を賜りました関係者のみなさまに心より感謝します。

香水界のロールスロイス、キリアンの調香師、キリアン・ヘネシーさまが来日しました。この日をどんなに楽しみにしていたことか。2日間にわたり、たっぷりキリアンと至近距離で話すことができました。なんという幸福。

初日は恵比寿のシャトー・ロブションでの会見。コニャックの名門、ヘネシー家の御曹司である彼がいかにして香水ビジネスに関わることになったのかというキャリアの経緯をたっぷり1時間ほどかけて。

ほぼ3年ごとに「転職」しているのですが、「幸運の星が常に僕の上に輝いてきた」と語るとおり(こう語っていやみにならない)、タイミングよく数々のすばらしい出会いに恵まれてキャリアを築いていらしたことに驚き。文字通り、幸運の星の下に生まれてきた方なんですね。

なんどか「ヘネシー家から逃げたかった」「コニャック以外の仕事を探した」という趣旨の話をなさっていたので、最後の質問コーナーで「なぜそんなに家業を避けるのか?」と聞いてみました。行く先々で「ああ、あのヘネシー家の御曹司…」という目で見られるのが負担で、家名ではなく、自分自身の力で何か事業を成功させたかったとのこと。家名を背負う御曹司の苦労、サラブレッドなりの野望というものがあるのですね。

さらに、各製品、パッケージへの思いや工夫が語られ、いちいち納得。バカラへの思い。香水ケーズが捨てられてしまうことをさけるために、徹底して細部にこだわっていること。レフィルは光と空気を避けるための完璧なテクノロジーの賜物であること。

そしてクラッチにもなるケースの誕生物語。奥様がある夜、バッグを忘れ、香水ケースをクラッチバッグとして持っていったことがヒントになっているそうです。

ため息ものの香水は、まさに芸術品。Good Girl Gone Badの「ミルフィユのように」重ねられた複雑な香りは中毒性がある。

日本ではこの秋に発売となるル・ルージュ・パルファム。香りつきのリップスティックは、赤のバリエーションだけで12色! 前列がサテン、後方がマットです。ケースも香水と連動する美しさで、なによりもなめらかな着け心地。前列左から3本目の「デンジャラス」という赤をつけてもらいました。それがこの写真です↓ ネーミングも香水同様、詩的で、キリアンの世界観を形づくっています。 

キリアンのジャケットはサンローラン、襟腰の高いシャツはパリのお仕立てだそうです。シャツボタンを胸下まで開けているのに品が保たれているという驚異の貴公子ぶり。

シャトー・ロブション庭のあじさい。キリアンの世界を受けとめるにふさわしいレストランでした。

今年もオープンしました。東京プリンスホテルの「森の中のビアガーデン」。

6日に行われたプレオープンに参加しました。

メニューもさらなる工夫が加えられ、嗜好や食材の量に応じて数ランクそろいます。たっぷりの肉にシーフード、野菜、締めの焼きそばにいたるまで、さすがのホテルクオリティ。

シェフがステーキを焼いてくれます。はじめに側面から火を通すのがポイント。

「ナウのれん」でおなじみのコンビ、綿谷寛・画伯といであつし・文豪とご一緒しました。いでさんは、サプライズのバースデープレゼントとしてブーケをプレゼントしてくれました! なんと。感激。ありがとうございます。

いつも完璧なコスチュームで盛り上げてくれる綿谷画伯は、この日は自前のコック帽とエプロンで! このサービス精神には総支配人たちも感動。

締めの焼きそばを仲良くけんかしながら?焼く二人。それぞれの視点からアップされたインスタの記事も面白いのでぜひご覧ください。アカウントは綿谷画伯がwatatanigahaku 、いで文豪が ideatsuhi です。

ちなみにこちらが画伯の投稿のなかの一枚。ほかのページも笑えます。いつのまにか撮られていた靴の写真についたコメントとか。watatanigahakuのインスタアカウントでご覧ください。


アロハスタイルでおもてなしの総支配人。左からプリンスホテル東京シティエリアの武井総支配人、高輪エリア(ザ・さくらタワー&グランドプリンス高輪&新高輪)の山本総支配人、品川プリンスの橋本総支配人、紀尾井町ザ・プリンスギャラリー総支配人の大森総支配人、そして東京プリンス&ザ・プリンスパークタワー東京の石川総支配人です。

女性の広報・マーケティング担当はムームーでお迎え。

東京プリンス&ザ・プリンスパークタワー東京の広報担当、野原さんによる中締め挨拶。

BBQのあとは東京プリンスのメインバー「ウィンザー」で締めるもよし、3階のテラスで東京タワーを眺めながら和むもよし。雨でも楽しめるBBQビアガーデン、ぜひ夏の予定に組み込んでみてくださいね。

#PrinceHotelsTokyoCityArea #BeyondYourExpectations

尾張一宮での仕事のあとの食事会で、思いがけず、早目のバースデーを祝っていただきました。

あたたかな思いやりのお心が嬉しく、疲れもふっとびます。ありがとうございました !

このレストラン、HONJINはこの地域では伝統ある有名店だそうです。鉄板焼きのお店です。

吟味された素材を使い、目の前で野菜やサーロインを焼いていただきました。薬味ひとつひとつも選び抜かれていて、すばらしく美味しかったです。

インテリアやカトラリーも美しく、サービスもあたたかさにあふれていた素敵なお店でした。

一緒に祝ってくださった中外国島のスタッフのみなさま、株式会社SANTEI社長、大栄既製服株式会社社長、ありがとうございました。

この一週間で一気に季節が移りましたね。それぞれの季節の美しさを感じさせてくれる大好きなスポットのひとつ、高輪日本庭園の現在の風景でございますよ。

品川駅の喧騒からほんの数分でこの雅やかな静寂にひたることができます。

完璧な光と風と色と匂い。深呼吸して体内の気を総入れ替えし、一瞬で気持ちをリセットするのにもってこいの場所。

さて、「ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史」ですが、6月15日発売予定でしたところ、少し延びました。6月26日発売です。お待たせしてたいへん申し訳ございません。表紙をちら見せします。人文学の老舗、吉川弘文館らしい重厚な表紙です。

ご参考までに、6月26日は、一粒万倍日にして天赦日という、この上なく縁起のいい日でもあります。

鎌倉アンティークス主催の田中喜芳博士トークショーに参加させていただきました。「名探偵魅力の世界に遊ぶ」。

田中先生は、日本でも指折りのシャーロキアンでいらっしゃいます。1987年には米国・ベイカー・ストリート・イレギュラーズに2人目の日本人として入会を認められています。世界でも高名なホームズ・グッズ・コレクターの一人でもあります(ホームズ関連の本だけで3000冊はあるそうです)。

実はイラストもお書きになり、毎年、絵の個展を開いていらっしゃいます。6月12日発売の新著『シャーロック・ホームズ トリビアの舞踏会』にはご自身で描かれた繊細なイラストも20枚、収録されているそうです。

おみやげに配っていただいた田中先生イラストが描かれたポストカード。横浜馬車道らしい、素敵なイラスト!

シャーロック・ホームズ、コナン・ドイル、彼らを生んだヴィクトリア朝の時代背景に至るまで。マニアックでディープ、目からうろこが落ちまくりの知的で楽しい時間でした。お客様もみなかなり高いレベルのイギリスマニアな方々(専門職の方も多)で、こういう方々と同じ価値観を共有できる幸せを、しみじみ味わえた時間となりました。

鎌倉アンティークスのヴィクトリアンルームでのヴィクトリア朝の深い話。神は細部に宿ると申しますが、盲点だった細部のお話に常識を覆され続け、論理的ながら楽しい語り口に魅了され続けた、いやもうほんとに楽しいトークショーでした。

田中先生のネクタイは、田中先生デザインによるホームズ協会のクラブタイだそうです。右は鎌倉アンティークス代表の土橋さん。所有するロンドンタクシーがついに10台となったとのこと。祝。土橋さんはイギリスアンティークをテーマにしたミュージアム建設に向けて邁進中で、その一室には田中先生のコレクションも飾られるかもしれません。なんだかワクワクしてきますね。

豊かな機会をありがとうございました。

紀尾井町でローズウィーク開催中。

赤坂クラシックハウス。薔薇のよい香りに包まれています。以下、ことば不要の薔薇の世界。


さまざまな種類の薔薇が楽しめます。深呼吸をして体内の空気を旬の薔薇の空気に入れ替えていくには格好のスポットですよ?

この日はビジネスランチでザ・プリンスパークタワー東京紀尾井町の和食「蒼天」でした。構築的、立体的な「蒼天」の料理。

国会議事堂や議員宿舎を間近に見下ろす絶景。前方にはスカイツリー。

ブランディング最前線の具体例をみっちり3時間、学ばせていただいた充実した時間でした。オンリーワンでトップを走るランナーはやはりエネルギーが並外れて高い。

体調がまだ本調子でないなか、一日5件の取材やミーティングがありましたが、快晴に恵まれて移動も快適な一日でした。

朝日新聞からはクールビズ15周年に関する取材を受けました。

記者さんのインタビューがさすがにすばらしく上手で、話をしていくうちにいくつか新しい発見にいたり、その発見は別テーマになるのでさらに深めて別の原稿に書こうと思います。

撮影場所は芝公園のザ・プリンスパークタワー東京。東京タワーから400m離れてこの距離感です(すぐ隣のように見える)。万一、333mのタワーがこちらに倒れてきてもホテルにはぶつからない!? 中野ヘアはカキモトアームズ青山店の及川さん。

鉄板のみなとみらい。

今日、明日は来日中の超大御所のインタビューとイベントが続きます。寝込んでいる暇はない。

読売新聞夕刊連載「スタイルアイコン」。昨日は、ニュージーランド首相のジャシンダ・アーダーンについて書きました。

第94回めとなります。100回までのカウントダウン、油断なきよう務めます。

後進の育成にも熱心で、人望も厚いテーラー、廣川輝雄さんが、日本橋蠣殻町にアトリエをオープンしました。Bespoke H & Sons.

私のメンズスタイルのスーツは廣川さんが作ってくださっております。大河ドラマ「いだてん」の衣装も制作していらっしゃるそうですよ(うちにテレビがないので見ていませんが……)。

オープニングレセプションには若いお弟子さん方はじめ、大勢の方がお祝いに駆けつけ、大盛況でした。

廣川さんはディレクターズスーツ姿で。

(後ろにはフォーマルウエア文化普及協会で一緒に顧問を務めているホテル業界誌オータパブリケイションズの太田進さんが映っています。世界は狭いですね。笑)

プリンスホテル東京シティエリア(ザ・ギャラリー、ザ・パークタワー、ザ・さくらタワー、高輪、新高輪、東京プリンス、品川プリンス)+新宿プリンス、新横浜プリンスの計9つのプリンスホテルで、スペインフェア2019が開催されます。4月26日~6月30日。ザ・プリンスパークタワー東京でレセプションが開催されました。

恒例、氷の彫刻。闘牛のモチーフですね。精巧に作られており、ほれぼれします。レセプションが終わる頃には溶け始めるというはかなさがまたよいのかもしれません。

4回目となる今回も、フェアの内容はスケールアップしています。招聘シェフは、マドリードの5つ星ホテル「エスペリア・マドリード」のミシュラン2つ星レストラン「サンセローニ」のシェフ、オスカル・ベラスコ氏。そしてバスク地方、サンセバスチャンの「ホテル マリア クリスティーナ ラグジュアリーコレクションホテル」より、ヘスス・カバジェーロ氏。両者とも、3日間限定となります。

各レストランでもスペインメニューが展開されるほか、「リヤドロ」とコラボレーションした「リヤドロラウンジ」を開催、またオリーブオイルと焼き鳥のコラボレーションなども楽しめます。小松原庸子スペイン舞踏団によるフラメンコとお酒を楽しむ夜など盛りだくさんのイベントが用意されております。詳しくは、こちらをご覧ください。

半年前に駐日スペイン大使に着任されたホルヘ・トレド氏。食を通したスペインと日本の文化の交流が盛んになっていることを強調されていました。このような形でホテルは外交や国際交流にも貢献をしているのですね。

テープカットです。右から、リヤドロ相談役(リヤドロのリブランディングを成功させた方です)にして在日スペイン商工会議所理事の麦野豪さん、シャネルジャパンの社長にして在日スペイン商工会議所のプレジデント、ギエルモ・グティエレスさん、大使のホルヘ・トレドさん、プリンスホテル東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さんです。

小松原庸子スペイン舞踏団によるフラメンコ。

シェフパティシエ内藤武志さんによるチョコレートの彫刻。牛の上にはフラメンコダンサーが華麗に踊っています。

シェフです。右から、ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さん、品川プリンスホテル総料理長の吉田功さん。フェアを通して各国の一流シェフと協働することも刺激になって、シティエリアの料理は着実にグレードアップし続けています。

ソムリエのみなさん。右から品川プリンスアネックスの山崎武史さん、プリンスホテル全体を統括するシェフソムリエの市村義章さん、グランドプリンス高輪の安藤祐さんです。

スタッフ集合写真です。手前のおふたりもプリンスホテルの社員ですが、この日は受付にてフラメンコの衣装を着用して迎えてくれました。私が手に持っているのはリヤドロの陶器の人形です。

大使も強調していましたが、回を重ねるごとにスペインとのつながりが密になり、また拡がりも生まれています。個人的な興味の一つは焼き鳥とオリーブオイルのマリアージュですが、これ実は自分で試してみたことあるのです。良質なオリーブオイルならどんな素材でも美味しくしてくれるということはありますが、シェフはどのようなスパイスを用いて、ほかのお料理とのバランスはどうとるのか。楽しみです。フェアの期間にぜひ訪れてみてくださいね。

日本FIT会(Fashion Institure of Technology卒業生の会)の主催でおこなわれた、Dr. Valerie Steele (The Museum at FIT Director and Chief Curator)を囲む会にお招きいただきました。

Dr. ヴァレリー・スティールは、本ブログでも何度もご紹介しておりますが、FITの名物キュレーターで著書も多い。私も20代のころから彼女の本をほぼすべて読んできました。最新刊は、みなさまのご記憶にもあるかと思いますが、「Pink」です。

そういう方のレクチャーを聴けるというのは存外の喜び。たっぷりと贅沢な写真を用いての30分のレクチャーを楽しませていただきました。

立ち姿も絵になっていた、さすがのヴァレリーさま。英語もとても聞き取りやすく、ご自分がおこなってきた仕事に対するパッションと自信が伝わってきます。こんなふうに一途にキャリアを貫くことができるなんて、とても幸運な方だなとまぶしく拝見しました。

「ゴシック」展ではこんな展示も。こちらのインスピレーションの源は、バーニーズニューヨークのウィンドウだそうです。

左からWomen’s Empowerment in Fashion 会長の尾原蓉子先生、Dr. Valerie Steele、ファッションジャーナリストの生駒芳子さんです。講演のメインテーマが最新の「Pink」展だったのでリスペクトをこめてピンクを着用。生駒さんも。笑 

すばらしい機会にお招きいただき、ありがとうございました。

アイ・コーポレーションの西村京実社長が展開する高品質のラグジュアリーソックス「イデ オム (ide homme)」のお披露目会にお招きいただきました。銀座six のオフィス棟にあるプライベート感たっぷりのラウンジにて。セキュリティーもしっかりしており、広々としてラグジュアリー感抜群の空間でした。所有するのは、海外不動産ビジネスのオープンハウスさんです。

西村社長によるアツい思いが伝わるプレゼンテーションのあと、トークショー。元アップルジャパン社長の前刀禎明(さきとうよしあき)さんと、イギリス室内管弦楽団招聘指揮者の村中大祐(むらなかだいすけ)さんによる話は、それぞれのご専門でなければうかがえないようなユニークで興味深い話でした。土地のエネルギー、現代のリーダーシップ、陰陽、感性を鍛えること、経験をひたすら蓄積するということ……。「陰」というのは隠されているということで、陽と対等であるという話はとくに面白かった。靴下という存在はまさに「陰」。

西村さんのリーダーシップが、「思わず周りの人々が助けてあげたくなるような」タイプのリーダーシップであるということも、これからのリーダーの在り方のひとつを示唆していました。写真右から西村社長、前刀さん、村中さん、司会の方。

桐箱に入り、真田紐で結ばれ、和紙に包まれたカシミアソックスは、1万円。穴が開きにくいようにするための、「靴下の下着」まである。靴下への投資価値を活かすのは、履く人の感性次第!?

なめらかな手触りのパズルに触れていた人々と、ざらついたパズルに触れていた人々では、その後の周囲への思いやりの行動が全く違っていたという実験結果にも驚きと納得。五感で心地よいと感じる時間を過ごしていると、大切に扱われていると感じ、結果、人にやさしくなれるので間接的に平和につながる。

自分に自信をもつことが感性を鍛える第一歩、自分の感覚を正直に発信することにつながるからと語る前刀さんは、実は10年以上前にご講演を聞いたことがあるのですが、当時から全然変わっていない。驚異の還暦ですね。

左からインフルエンサーの山内美恵子さん、スタイリストの森岡弘さん、中野とんで前刀さん、「ジャパニーズダンディ」プロデューサーの河合正人さん、今回のイベントをプロデュースした佐々木みみおさん。靴下から世界が広がる、学びの多いお披露目会でした。お招きありがとうございました。

顧問をつとめる日本フォーマルウエア文化普及協会一周年記念パーティー。六本木ミッドタウン、Nirvanaにて。

桜がまだ半分ほど残っています。Nirvanaのテラスから、刻々とライトアップされていくピンク七変化を楽しませていただきました(空気は冷たく、寒い…)。

今年は元号が変わるので皇室関連のフォーマル行事が多い。引退世代によるクルージング需要が盛り上がりを見せている。女性の管理職登用により、グローバルレベルで通用するフォーマルドレスに対する需要が高まっている。などなどの理由により、かつてないほどフォーマルウエアの市場が活況を呈しています。

カジュアル化がすすむ世の中ですが、ビジネスの現場でカジュアルであっても、きちんとしたドレスコードが定められた場でフォーマルウエアを着こなせる余裕があるといいですね(場数を踏むのが理想ですが、ドレスコードの基本的知識があるだけでも違います)。

顧問として挨拶をさせていただきました。

左はウエディング業界の重鎮、オフィスマリアージュの安部トシ子先生。(私は寒いのをがまんしておる。笑)

上は着物メンズ、下は着物ガールズと。実はかくいう私も着物の知識は皆無です。ごくまれに着る時には全面的にプロにお任せ。これから折に触れ勉強していかなくてはね。

ともあれ、一周年おめでとうございます。さらなる躍進を応援します。

奇遇なんですが、JFCAと弊社は同じ創立記念日なのです。2年目に向けていっそう気を引き締めて、一日一日を慎重に過ごしてまいります。

夜のライトアップがさらにひときわ幻想的な高輪の日本庭園。

プリンスホテル東京シティエリアの2019年観桜会がおこなわれました。高輪の貴賓館にて。

昨年、同じ時期におこなわれたこの会では、すでに葉桜でしたが、今年はタイミングよく満開。幸運でした。

琴の生演奏で迎えられたエントランスには、恒例、氷の彫刻が。いつもながら芸術です。宴が終わる頃には溶け始めているはかない美しさは、桜と通じるところがありますね。

シティエリア統括総支配人の武井久昌さんよりごあいさつ。ロンドンや中国に進出するプリンスのお話も。今年のグローバルな躍進が楽しみです。

総料理長の高橋慶太さんからもご挨拶はじめメニューの解説。うしろに並ぶのは各ホテルの総支配人。

高橋総料理長はじめキッチンスタッフが丁寧に作り上げたお料理の数々。

貴賓館の数部屋を使い、高輪エリアのキッチンスタッフが最高のお料理を提供してくれました。

貴賓館から臨む桜も美しさ最高潮。

左は「家庭画報」の大野陽さん、右は「Men’s EX」の田上雅人さん。

せっかくの貴賓館なのでどさくさにまぎれてベストスポットで記念写真。

各ホテルの総支配人、マーケティング・広報担当者と記念写真。前列左から3人目はこの日の司会、レイチェル・チャンさんです。支配人はタキシードですがタイはピンクのバリエーション。ここには映っていませんが、マーケティング担当の男性社員はラウンジスーツにピンクのタイとチーフで華やかでした。

新年度のスタートを飾る、幸先のよい満開の桜の宴。一年前がついこの間のように思い出されます。一年は早い。倍速、三倍速……というよりもむしろ、特濃、超特濃のイメージで仕事と研究を開花させるべく、一瞬一瞬を油断せず過ごしたく思います。


本日23日、バーニーズ ニューヨーク銀座本店3階に、「ミカフェート」がプロデュースするカフェがオープンします。22日の説明会にお招きいただきました。

ミカフェートは、コーヒーハンター、Jose.川島良彰さんが設立しました。世界中の農園をまわり、厳選した豆のみを扱うコーヒー専門店で、マニアックなコーヒーファンの強力な支持を集めています。

写真中央、マイクをもつのが川島さんです。

バーニーズで提供されるコーヒーは、最高級の「プレミア・グラン・クリュ」が中心。また、バーニーズニューヨークをイメージしたオリジナルブレンド「ブラックタイ」をシャンパンボトルに入れて提供しています。「ブラックタイ」を試飲させていただきましたが、深いコクが長く余韻を残す、夜に似つかわしいコーヒーでした(もちろん、朝飲んでも美味しいはず)。

フードメニューは南青山のテール・エ・サヴールが手がける自然派のビーフシチューやサンドイッチ、スイーツなど。自然栽培の野菜や、完全放牧で育つ牛など、安心の食材を使ったメニューが充実しています。

見た目も華やかですね。

オーガニックワインもそろう。次の仕事があったので飲めなかったのが心残り。

インテリアはバーニーズのクリエイティブディレクター、谷口さん渾身の作とのことで、壁一面に飾られた写真がなんとも素敵。

バーニーズのカフェは、どこへ行っても混む銀座の超穴場(意外にいつもすぐに座れる)としてこれまでもしばしば利用していましたが、今後、おいしいミカフェートのコーヒーを味わえるとっておきのカフェとしても覚えておきたいですね。多くの人に知っていただきたいものの、人気が出すぎて混雑するのも困る、というやや複雑な心境ですが…。

会場では久々に堤信子さんにもお目にかかることができました。堤さんも大のコーヒー好き。私も一日5杯は飲みます。

銀座の用事のおついでに、訪れてみてくださいね。

リッツカールトンから大阪高島屋へ移動して、トークショウ。

会場には、1800年代につくられたアスプレイのアーカイブコレクションも展示されています。紅茶箱、ジュエリーボックス、そしてライティングスロープ。

アスプレイは何をつくっているブランドなのですか?と聞かれることが多いですが、英語ではLuxury Emporium と表現されます。シルクプリントからスタートしていますが、ジュエリー、バッグ、小物、おもちゃ、銀製品、食器類、クリスタル、時計……。とにかくお客さまからオーダーがあれば、どんなものでもデザインし、つくってしまうのです。

アスプレイ本店には「イルカの木馬」まであります。木馬ではなく、イルカに乗りたいというお子さまをもつお客様のために、イルカの木馬をつくっちゃったわけですね。

また、リンゴ・スターの手の形のチェスまであるそうです。ジョージ・ハリスンがリンゴにプレゼントしたもの。

そんなふうに無茶ぶりに見えるオーダーも、すべてこなしてしまう。モットーは、It Can Be Done.(もちろん承ります)

私もよく「なにがご専門なのですか?」と聞かれます。注文をいただいたらほぼすべて承りますので、なにをしているのかわからないように見えてしまうこともあるのかもしれませんが、基本的な姿勢はアスプレイと同じです。It Can Be Done.  なにか一つの専門に特化してブランディングをしていくというやり方は王道ではありますが、アスプレイ方式が可能で、それを続けることができるならば、それもひとつの特徴になるのではないかと思います。アスプレイの姿勢にはとても励まされています。

マルチカラーのジュエリー。多様性と包摂を象徴。

こちらはアスプレイの遊び心が光るネックレス。ロケットだけでもそうとう、チャーミングなのに、ロケットのなかにはさらに驚きの仕掛けがあるんです。アスプレイは王室御用達ということもあって、敷居が高いという印象をもたれることもありますが、実は遊び心がいたるところにあって、見ているだけでも楽しくなってくるのです。

トークショーは、野村さんのノリのいいトークの力にも助けられ、盛況のうちに終了しました。ご来場のみなさま、Twitter に感想をアップしてくださったみなさま、ありがとうございました。

ベルボトムの野村さんと、この日だけアスプレイのディスプレイと化している(笑)中野。手にもっているのは、本物のエキゾティックレザーをわざわざフェイクレザーに似せてつくったバッグです。

とても充実した大阪出張でした。お世話になったみなさま、ありがとうございました!

16日はアスプレイの「ロイヤルスタイル」トークショーのため、大阪へ参りました。

アスプレイはリッツカールトン大阪の中に入っています。リッツとアスプレイの関係は深く、リッツのお部屋のアメニティもアスプレイなんですね。

タダシのドレスの上につけているネックレスは、アスプレイのコズミックコレクションから「シューティングスター」。ピンクのシルクスカーフもアスプレイです。肉厚で上質です。そもそも創業者のウィリアム・アスプレイは、1781年、シルクプリントから事業をはじめているのでした。

アスプレイジャパンの中村之夫社長、PRのキャンドルウィックのノリコ・シルベスター社長と打ち合わせを兼ねたランチをいただきました。リッツカールトン内の新感覚広東料理「香桃」。

中国茶も桃が香るオリジナルなブレンドのお茶で、くせになるおいしさでした。前菜の盛り付けもこのように上品で華やか。

鶏肉のアーモンド揚げ。上品にカリッと仕上がっていて、美味です。

そしてもっとも衝撃だったのが、こちら、うなぎのチャーハン。なんと、くりぬいた焼きりんごのなかにチャーハンがつまっております。最後はりんごも食べることができる。独創的。

その後、リッツのロビーラウンジでMC役の野村雅夫さんと合流、最終打ち合わせ。野村さんのお母様はイタリア人だそうで、野村さん自身、よく外国語で話しかけられるそうです。そういう時には外国人のふりをするんですって。笑 野村さんはDJのほか、翻訳や映画評論など多方面でご活躍中です。

リッツ・カールトンの前で。左から中村之夫社長、野村雅夫さん、中野とんでノリコ・シルベスターさん。全身写真だとよくわかりますが、野村さんのトレードマークは、ベルボトム。70年代の音楽に影響を受けて、ずっとベルボトムだそうです。今ではベルボトムはレアで、渋谷にしか売っておらず、ずっとそこで注文していらっしゃるとのこと。ジャケットはZARA。ポケットチーフを入れてさらっとおしゃれに着こなしていらっしゃいました。


イタリアのミシュラン二つ星レストラン、マグノリアのシェフであるアルベルト・ファッカーニ氏特別招聘ディナー、初日の15日に伺いました。Table 9 Tokyoにて。

総じて、驚きと感動の多いすばらしいディナーでした。

最初に登場したのが、オリーブに見立てたチョコレート。中から新鮮なオリーブオイルがあふれ出す。斬新。

軽くあぶった鯖とピクルスのベリー風味。実は鯖はやや苦手な魚だったのですが、これはかなり上品に仕上げられていて驚き。

イカのタリオリーニ トリュフ香るカルボナーラ。イカをパスタに見立てるとは。ヘルシーだし、カルボナーラとして食べて違和感がなかったことが驚きでした。

イシビラメとアーティチョークのソテー。

上は「マグノリア」オリジナルのオリーブオイル。シェフがイタリアから直々持参されたそうです。

10皿のコースそれぞれの料理に合わせるワインとして7種ものワインが提供されます。白のバリエーションが豊かなのは嬉しかった。ハイライトのお肉料理にはバローロが堂々登場。

お水も、メインの途中でグラスごと交換するという細やかさ。徹底して繊細な味と香りを楽しんでもらいたいというシェフの思いが伝わってきました。

植物の根に見立て、引き抜ぬくと現れるチョコレートにいたるまで、想像力が駆使されたお料理は、まさしく一流のエンターテイメント。

圧巻のメニューでしたが、それぞれ繊細な工夫が凝らされながら深みがあり、新鮮な印象を与えながら王道のイタリアンのおいしさが追求されていました。

シェフが意外と若く、さらに驚きましたが、こうした海外の一流シェフの最新の料理を、Table 9 で体験できることは貴重で、なんとありがたいことでしょうか。

デザートのひとつとして供された瓶入りのお菓子も、そのまま持ち帰ることができるという楽しみもあり、好印象。Table 9 のマークが入った瓶もおしゃれです。


「弟」の鎌倉アンティークスの土橋正臣さんとご一緒させていただきました。中央はシェフ。髭をそられたためか写真よりかなり若く感じました。人を感動させる料理もまた芸術、と実感しました。あたたかでスマートな、忘れがたいおもてなしをありがとうございました。

打ち合わせを兼ねたビジネスランチで村上開新堂にお招きいただきました。

クッキーがあまりにも有名な村上開新堂ですが、本格フレンチのレストランもあったのですね。昭和40年から現在の場所(半蔵門、英国大使館の隣)でレストランを営んでいるそうです。

品のよいピンクで統一されたテーブルクロスとナプキン。ろうそく型のシャンデリアもよい雰囲気を醸し出し、正統派の西洋料亭といった趣きです。写真ではうまく伝わらないのがもどかしいですが、格調の高さと優雅さとくつろぎが調和を保っているすてきな空間です。

お料理は日本の旬の食材を使った王道フレンチ。奇をてらわず、堂々、正統派の美味を追求するフレンチといった安心感があり、ひとつひとつがとても美味しい。

写真上は、ほたるいかと旬の野菜を使ったサラダ。クスクスも添えられています。

お勧めされたメインがこちら。牛ほほ肉の煮込みで、レシピは昭和40年から変わらないそうです。クラシックで重厚なのに、親しみやすさもあって、じわっと心にしみるような味。

いちごが主役のデザート。

ぷるぷると運ばれてきたのが、村上開新堂のゼリー! テーブルの上でもぷるぷる動いていて、楽しすぎる。デザートに村上開新堂のゼリーをチョイスすると、このなかから2種、好みのものを選べます。

窓から見えるのは、英国大使館の庭に植えられている樹々。

充実したランチタイムでした。ありがとうございました。


富山ネタ最後です。2日間、ほとんどプライベートの時間はなかったのですが、2日目の講演前のランチに、久々に友が集まってくれました。総曲輪のレストラトゥールにて。

前菜のサラダ。右下にちょこっと載っているホタルイカが富山らしい。

メインのお魚料理。素材そのものから新鮮な富山のレストランのレベルは、かなり高いと思う。

個性的すぎる友たち。左からFoggy and Sunny の店主、中川くん、アーチストのトムスマさん(地球の化身)、北日本新聞の田尻くん、モデルにしてピラティス講師の池端忍さん、中野とんで牛島屋社長の武内くん。よく笑って楽しかった。今回、惜しくもお会いできなかった方々、また次回のお仕事のときにお目にかかることができれば嬉しいです!(まんまる100回記念イベントを楽しみにがんばります。)

さて、富山のおみやげとしてもお勧めなのが、能作さんのグッズ。高岡市で1916年に創業した鋳物メーカーで、 仏具、花器、茶道具から錫テーブルウェア、ホームアクセサリーまで作っています。

モダナイズされた洗練されたデザインを通して、今に生きる伝統技術のすばらしさが伝わってきます。写真は富山大和店。

今回、ギフトに購入したのが、この花びらの箸置き。春らしくて気持ちが華やぎます。

アクセサリー類も充実。同じお金を使うなら、こうした伝統技術に「投資」するという感覚で買い物をしたいものです。

どこへ行ってもたっぷり愛のあるおもてなしで接していただいた2日間で、心から幸せを感じ、たくさんのエネルギーをいただきました。お世話になったみなさま、あらためて、ありがとうございました。またお招きいただけるよう、さらに精進します。

2日目も爽快に晴れ渡りました。ANAクラウンプラザからの眺め。

ホテルの前は富山城。鉄板の美しさです。

朝の北日本新聞を開くとさっそく第一日目の模様が記事になっていました。平和な富山でございます…。

2日目の土曜日は1日目より多い50名のゲストがご参加くださいました。お着物の方はじめ趣味のよい方が多く、この日も楽しく話をさせていただきました。

2日間にわたるイベントを支えてくださった北日本新聞のスタッフのみなさま、司会進行の西野由香さん、北陸博報堂さま、マチノスを運営する牛島屋社長の武内孝憲さん、妹さんのミラー香保里さん、衣裳のご協力を賜った総曲輪mouさん、富山駅まで迎えに来てくださった県議の江西照康さんと江西啓子さんご夫妻……はじめご支援くださった多くのみなさまにあらためて心より感謝申し上げます。

ANA クラウンプラザホテルのロビーの花。二方向の眺望が広がる角部屋の広めのツインルームで快適な滞在を楽しませていただきました。ありがとうございました。

打ち合わせを兼ねた初日のランチ。中央通りの藤右衛門。

ここは私の小6の担任の先生として、当時は初任務で赴任してきた石上正純先生が、定年退職後、奥様とご一緒に運営されているお蕎麦屋さんです。校長も歴任され、定年後は教育委員会にというお話もあったそうなのですが、定年後は好きなことをして第二の人生を奥様と共に歩みたいということで始められました。

メディアの取材を一切、お断りし、素材や器にこだわって丁寧に作られたお料理を提供し続けていらっしゃいます。


お休みの日には食材や器を求めて各地にご夫婦で出かけていらっしゃるとのこと。一つ一つのお料理がほんとうに美味しくて、器の美しさとともに心にしみ入ります。

そば粉で揚げた天婦羅。かりっとした仕上がりが持続します。このあと十割そばとデザート2種が続きます。充実した満足感。

夜は新聞社の方々とともにワイン食堂 Le Glouton(ル・グルトン)。オーガニック素材、地元でとれた食材を使ったイタリアンです。上の写真はお店近くの本願寺(富山別院)。夜空を背景になかなかの迫力。


10皿ほどのコースでこちらも満足感が高いレストランでした。お腹いっぱい。オーガニックワインも数種、料理に合わせて出してくださいましたが、どれも美味しく、翌朝も残らずすっきりした目覚め。

香水を飲んでいるような錯覚を覚えた個性的な食後酒。

店主の吉国信輔さんと記念写真。すばらしいおもてなしをありがとうございました。

北日本新聞主催の富山でのトークショー。2日間で80名様募集のところ、160名を超えるご応募があったとのことです。ありがとうございました。

ファッションを通して時代の先を見る、というテーマでの50分。おこなってきた取材の秘蔵写真など70枚近い写真のスライドをご紹介しながら話をさせてただきました。お客様のノリもよく楽しく盛り上がりました。

司会進行の西野由香さんと記念写真。

衣裳協力は総曲輪のmou。白いドレスはヴァレンティノ、シルバーのショールはブルネロクチネリです。このショールの輝きがまた素敵なのですが、写真で再現されないのが残念。

本当に多くの方々が惜しみないご支援をしてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。2日目もさらに楽しんでいただけるようがんばります。

ANAクラウンプラザの部屋から見える夕日。よく晴れたよい一日でした。

ご縁あって、神田川の近く、岩本町にあるカインドウエアさんを訪問しました。

礼服で有名な老舗ですが、オーダースーツも扱っています。いっとき、ハンツマンを所有していたこともあるそうです。

思いもよらなかった収穫はこちら。創業者である渡辺国雄さんの生涯を記した本。波乱万丈の、情熱的な闘い続きの人生が綴られています。

黒の略礼服をなぜ考案したのか。どのような思いがあり、いかなるPRを経て世に普及したのか。仕掛け人の側からつまびらかに記されている貴重な資料。衝撃でした。このタイミングで、なんという出会いなのか。天からのギフトとしか思えません。

こちらはショップに展示されている礼服です。左から夜の準礼装(ブラックタイ)タキシード、夜の正礼装(ホワイトタイ)の燕尾服、昼の正礼装のモーニング。識別できない人が意外に多いと聞きます。フォーマルは小物にいたるまでフルラインナップでそろいます。さすがの老舗。

カインドウエアさまには貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

GQの名物編集長であられる鈴木正文さんの古希祝い会が、鈴木さんのお誕生日(ヴァレンタインデー)前夜におこなわれました。レクサス南青山にて。

バースデーケーキの奥にはなぜかレオンが見えますが。笑 この日は壁を越えて? あらゆるメンズライフスタイル誌の編集長たちがお祝いに駆けつけておりました。70歳でなお現役バリバリの編集長というのは、編集者を天職として考える人たちの、ひとつの理想的なロールモデルなのですよね。

あの方もこの方も、さらにあの方まで! ということでメンズライフスタイル誌の業界あげての祝賀会のような和気あいあいとした雰囲気でした。100名もの参加者がいらしたそうです。上はケーキのだるまに目を入れる鈴木編集長。

上の写真、左は司会のハリー杉山くん。ファッションセンスはもちろんのこと、トークのセンスもいい。

将棋の佐藤天彦名人もお祝いにかけつけました。鈴木編集長はコレクション(の待ち時間)が退屈なときフロントロウでスマホ将棋をしているそうですよ。笑 この日の天彦名人はいつものアン・ドゥームルメステールではなくお仕立てのスーツ。アルバートチェーンまでばっちり決まってました。

左から、ハリー杉山くん、PRの廣見さん、鈴木編集長、中野、ゲーテの島田さん、レオン編集長の石井さん。

鈴木編集長には、ENGINE時代、それ以前のNAVI時代から、折に触れお仕事の機会を与えていただきました。ものの見方を教えていただいた恩師でもあります。栗野宏文さん、河毛俊作さんも含めた、20年ほど前の濃ゆい座談会の一部は本サイトのアーカイブにもアップしておりますよ。それにしても当時よりも若々しく進化している編集長なのでした。次は喜寿祝い!?までぜひ現役でご活躍いただきたいものです。あらためて、古希おめでとうございます。主催者の方々、素敵なパーティーを企画していただき、ありがとうございました。

金曜夜はTable 9 Tokyo でおこなわれたジャズシンガーの青木カレンさんのディナーショーに伺いました。Valentine Dinner & Jazz Night.

低音がとりわけ美しいカレンさんのパフォーマンスにうっとり。

この日のために考えられたコースのお料理はどの皿もとてもおいしく、堪能しました。上の写真はメインの牛フィレ バローロワインのソース。

上は、カレンさんのオリジナル曲の歌詞からイメージされたデザート。アップルシュトローデルとマスカルポーネのアイス。

演奏終了後、カレンさんと記念写真。カレンさんとお会いするのは、2~3年ぶりくらい、二度目ですが、変わらず可憐(おやじギャグではないですが?) 左はご一緒していただいたレジーナ・ロマンティコのデザイナーにして社長、角野元美さんです。ますます情熱的に、魂に率直に行動して躍進中で、ポジティブで美しいエネルギーのおすそわけをいただきました。

Table 9 Tokyo オリジナルのチョコレート。9種類、すべて個性的な味。Table 9の象徴です。

今はパートナーと葉山に住んでいらっしゃる元美さんからは、鎌倉欧林洞の銘菓、パトロンをおみやげにいただきました。乾燥する季節だからとジョン・マスターズのボディバームもさりげなく一緒に。いつもながら、フェミニンできめ細やかなお心遣いに感激します。

おしゃれな男性のおひとりさまゲストも多かったな。それぞれのペースで楽しんでいらして、そんなマチュアな雰囲気がTable 9 にふさわしく、すてきな夜でした。カレンさん、元美さん、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

I wishes you and your loved ones a lucky, healthy and prosperous New Year!

さて、春節には、イギリスのクラシック・ラグジュアリーブランドであるアスプレイのティーパーティーにお招きいただきました。銀座サンモトヤマにて。

Aspreyは1781年創業のイギリスのラグジュアリーブランド。王室御用達です。メーガン妃が結婚披露宴のときにつけていたアクアマリンの指輪も、もとはダイアナ妃がつけていたものですが、アスプレイ製でしたね。

陶器、バッグ、ジュエリー、香水、布製品、インテリア小物などなんでも作っています。フランスにエルメスがあるように、イギリスにアスプレイがある、と喩えたらわかりやすいでしょうか? 贈り物をもらう瞬間、エルメスのオレンジの箱にときめくように、アスプレイのパープルの箱にときめくという感じ。

上の写真、ウェルカムシャンパンから、アスプレイならではのシャンパングラスに。内側が金で塗られているのですが、ずっと冷たいままで、泡が消えにくいのです。

アスプレイジャパンの社長を15年もつとめる中村之夫さま直々のプレゼンテーションにより、アスプレイの歴史やイギリスの工房の様子などを学びます。

新作のバッグを手に取ってじっくり解説を聴きながら撮影会。

この深いグリーン、落ち着きと品格を備えながらモダンです。
ミレニアム仕上げされたクロコ。あまりのつややかさとセクシーな色に陶然とします。
左はパイソンのポシェット。あえてフェイクっぽく表面を加工しているそうです。中央のローズペタルの167ミニ、かわいいですね。オプションで部品をいろいろつけかえることで、自分オリジナル仕様にすることができます。
こちらは印伝。鹿革にうるしの仕上げ。美しすぎ……

ジュエリーもひとつひとつが芸術品クラスなのですが、たとえば上は「カオス」というシリーズ。石のひとつひとつ、大きさも種類も違うんですが、全体としてブルー系でまとまっている印象になる。イギリスの多文化主義を象徴するシリーズだそうです。

シルバーウエアも茶目っ気たっぷりで楽しい。ロケット型のカクテルシェイカーはすでに有名ですが、上は、ピッグの貯金箱。

こちらは、エッグスタンド。リアルなひよこの脚がついています。こういうのに入ったゆでたまごは、正装した執事にもってきてほしいところですよね。(どこにおるんや……笑)

「カオス」のブルーネックレスの臨時モデルになっておりますよ。ひよこエッグスタンドのアンバサダーのほうが似合っておりますが。

リッツカールトンで使われているのがアスプレイのアメニティですね。高級感とさわやかさとセクシーさ、すべて備えた、深呼吸したくなるような香りです。中央、フレグランスのボトル部分がギザギザになっているのですが、ここでマッチをすると火を起こすことができるのだそうです。ジェームズ・ボンドがそうやって葉巻に火をつけるとキマリそう?

ブルーのクロコバッグとブルーの「カオス」です。中村社長がもつのは珍しいグレーのブリーフバッグ。

中村社長のビジネスの現場のお話から、知らなかったイギリス文化のことも学ぶことができて、たいへん楽しい春節のお茶会でした。ありがとうございました。

Merry Christmas.

あっさりとクリスマスのご挨拶を終え。

22日、石井竜也さんディナーショウに伺いました。。新高輪プリンスホテル「飛天」にて。

飛天の間はアプローチから華麗なのですが、この日もファンタジックな装飾
石井さんのコンサートに伺うのは2016年の4月以来!わくわくです。
正面、両袖の天使のオブジェも石井さん作。多才な方です。

会場はフォーマルドレスや着物の女性、およそ500人! 男性もいらっしゃいましたがカップルでという程度。9割ほどが女性だったのでは。ファンクラブのお約束なのか、赤いドレス、かつ、おそろいのサーチライト?を振っての応援が目立ちました。

サーモンと野菜のモザイク仕立て金箔飾り アブリューガ添え
鶏もも肉と茸、野菜のブイヨンスープ、パイ包み焼き パイはほんとうに熱々でした。この人数の宴会場でこれだけ熱々のお料理が出てくるのには感激
国産牛フィレ肉のパヴェ

石井さんのノリのいいトークに終始笑わせていただき、そしてすばらしいパフォーマンスにうっとり。衣裳も考え抜かれており、前半は赤ベースの変形燕尾服にサングラス、後半はマジシャンのような大胆な非対称型のブラックフォーマルで、サングラスをとってステッキをアクセサリーとして登場させていらっしゃいました。バックコーラス、バンドを含めたビジュアルも美しく、なんてサービス精神豊かな方なのかと終始、感動。

全14曲(だったと思う)、たっぷり。最後は三方向に丁寧な「礼」が尽くされ、去り際の美しさまで見せていただきました。

ラストに歌われた「浪漫飛行」ジャズロックバージョンの余韻が残り、よい夢を見られました…。おいしいお料理とお酒、そして一流パフォーマンスをライブで楽しめるディナーショウってやはりいいですね。

終了後、楽屋にて。ジュンアシダ社長の山東英樹さん、奥様でデザイナーの芦田多恵さん、私服に着替えた石井竜也さん。写真を撮ってくださっている秘書の熊井美恵さんも含め、楽しいメンバーで最高のディナーショウを堪能しました。ありがとうございました。

東京會舘が来年1月8日、新装オープンします。17日夜、新本舘開場記念特別晩餐会にお招きいただきました。


能楽の三番叟と老松からはじまる、古風な様式を踏まえた記念晩餐会。ゲストは各界から300人ほど。ドレスコードはブラックタイ。タキシード、ロングドレス、お着物姿で300人が集う光景は、なかなかの壮観でした。

300人ものゲストなのに、そつなく完璧なおもてなしぶり。さすがです。

ディナーは、伝統的な東京會舘のお料理をモダンにアレンジしたネオクラシックスタイル。


本マグロの小さなタルタル キャヴィア添え
東京會舘伝統のブイヤベース マルセイユ風 カトラリーや食器類もかなり上質です
和牛サーロインのローストビーフと温野菜 どのお料理も奇をてらわず、基本を押さえた美味しさ。
マロンプディング。手前のマロンクリームはバラの花びら型になっていました。甘すぎず、美味しい。
会場では大勢の知人に再会して楽しかったです。レオン編集長、副編集長、ジローラモさん
岩佐文恵さん、赤尾継子さんと。こういう場でのお着物は格調も高く華やか

東京會舘さまのご発展を心よりお祈り申し上げます。

それにしても日比谷、丸の内、銀座地区はますますホテル激戦区になりますね。この日、実は、東京會舘ご近所のペニンシュラホテルの中にあるビュートリアムでヘアメイクをしてもらって東京會舘に向かいました。ホテルマニアとしてはそれぞれに特徴のあるすばらしいホテルがたくさん建つのは嬉しいことです。2020年以降も変わらぬ集客が望めることを祈りつつ。

帝国ホテル孔雀の間にて、芦田淳先生の「お別れの会」が開かれました。

ご遺影に向かって一輪ずつ献花するスタイルの、芦田先生にふさわしいエレガントなお別れの会でした。真っ白い花々の上に飾られた大きなご遺影を前にすると、生前のおことばや笑顔やコレクションなどが思い出され、あらためて悲しみがこみあげてきました。

 

 

ほんとうに多くの方々が続々と最後のお別れのご挨拶に訪れていらっしゃいました。先生のご人徳ゆえですね。

隣の部屋では、これまでのご功績や写真が飾られ、映像が流れ、偉大なファッションデザイナーの生涯と功績をふりかえることができるようになっていました。

名言集も配られました。上の展示は、名言集のなかの一つ。「信じる道を一筋に進む。たとえそれが『人通りの少ない道』であろうとも」。

昨日アップした、「信じることを貫く人たち」に続いて、芦田先生のこのメッセージ。こたえるなあ…。信じる道を進むというのは書いたり言ったりするのは簡単ですが、実はとてつもなく強い意志を必要とします。孤独で打ちひしがれそうになるし。私など心の弱さからいつもめげそうになったり妥協に走ろうとしてしまう。行動で成果を出した人だけが語れる言葉。だから「人」とセットになって初めて意味をもつ言葉でもある。名言集は折に触れ、読み返します。

それにしてもいつもながら感動したのは、芦田家、そしてジュンアシダの社員のみなさまの手厚いおもてなしぶりでした。このようにすばらしい「ファミリー」もまた芦田先生が作り上げたかけがえのない遺産だと実感しました。お悔やみを申し上げるとともに、深く感謝します。

 

 

そして実はこの会のあと、帰宅してみると、激励になるようなお仕事のお話を別々の方向から、3人の方からいただいていた。まったくの偶然かもしれないが、偶然がこんなタイミングで起きるのもなにかの意味があると思いたい。芦田先生から「人通りは少なくても、進め」と背中をおしてもらっているような気がした。

前項から続きます。Prince Hotels Tokyo City Area Christmas Presentations and Christmas Party.

各ホテルのクリスマスメニューも紹介されます。


各レストラン、全制覇したいくらい、それぞれに個性を出したメニュー構成。


シティエリアのパーティーには必ず置かれており、いつも感動する氷の彫刻ですが、この日はライブスカルプティングでした。アイス・スカルプター日本一に輝く彫師がものすごいスピードで彫っていきます。悩んでたら溶けますからね、それはもう早い早い。

完成したとたんに溶け始めるというのもちょっと切ない。その切なさがまた味わいを深めている、すばらしい芸術作品でした。


Hanah Spring によるライブも。このコンビは父娘の間柄なんですね。驚き。

幻想的なライトアップで貴賓館の美しさもいや増し。

ここでキヒンのないポーズをとる人も……。



曇も少ない美しい月夜に映える貴賓館。

カジノルームも用意されていました。賭け金ナシのプレイのみですが。武井統括支配人と記念写真。

締めの挨拶は、左の白いスーツを着た林佳代さんより。シティエリアマーケティング統括支配人です。各ホテルの広報担当者も林さんから紹介されました。優秀で気立てもよい女子ぞろいです。


シティエリアのコンセプトは、今後、このようになります。

なにか自分の子どもが羽ばたいていくみたいな感謝と感無量。

 

Prince Hotels Tokyo City Area Christmas Party and Christmas Presentations.

ホテルは12月になるとホリデーシーズンの繁忙期に入るため、メディア向けのクリスマス商品のプレゼンテーションを兼ねた、早目のクリスマスパーティー。高輪の貴賓館にて。

東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さんによるご挨拶からスタート。


シティエリア各ホテルの支配人。左からザ・プリンスさくらタワー東京&グランドプリンス高輪&グランドプリンス新高輪の総支配人である山本誠さん、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町の総支配人である大森伸翁さん、東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さん、ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンス総支配人である石川学さん、そして品川プリンス総支配人の橋本哲充さんです。支配人たちはタキシードに赤いボウタイとチーフで華やか。


7ホテルの各レストランから自慢のお料理の数々。


各レストランからのシェフたちがその場で切り分け、盛り付けてくれるという贅沢なおもてなし。

いつも驚愕するのはチョコレートの彫刻。上のピアノは小さな部品にいたるまですべてがチョコレートで作られているのです。

7ホテルから渾身の17種類のクリスマスケーキもお披露目。写真上、手前の帽子型ケーキはロイヤルウェディングにちなんだデザイン。


上の写真、手前の2段の白いケーキは見た目がシンプルですが、切ると華やかな中身が現れます。プリンスホテル女子社員によるプロジェクトです。ミレニアルズな発想ですね。

チョコで作られた宝石箱をあけると宝石のようなケーキが出てくる。

一点、一点にシェフの思いと工夫とストーリーがぎっしり詰まったクリスマスケーキ、ぜひ各ホテルのホームページで詳細をご覧ください。

To Be Continued……

本ブログでもご案内しておりました、ニューヨークのミシュラン☆☆シェフ、ガブリエル・クルーザーの招聘イベントは、連日、満席どころか大幅に増席するという大盛況のうちに終了したようです。

私は17日(土)に参加しました。品川プリンス最上階Table 9 Tokyo にて。


迎えてくれるカトラリーの数も多い。これからどれだけの料理が出てくるのでしょうか。
メニューです。8皿のコースです。メインとデザートが2種類からチョイスできる。

ペアリングワインも全6種。高級ワインがずらり。どれも料理とベストマッチというか、凝った料理の濃い特徴をいっそう強めるようなワインが選ばれており、ひとつひとつのペアリングを印象深いものにしていました。


とりわけ驚いたのが、セカンドグラス。料理はフォワグラのテリーヌとピスタチオのキャラメリゼ。これに合わせるワインがいきなりソーテルヌですよ。意外や意外、甘めのソーテルヌがフォワグラと合って新鮮な発見でした。

パンの代わりというか、パンも出てくるのですが、焼き立てクグロフがでてきました。甘くない、パンとして食せるクグロフ。新鮮でした。(料理のメニューとしては記されていないサプライズ)

 

一皿一皿、精巧な作り込みを特徴とする王道フレンチをニューヨークスタイルにアレンジしているといった印象。親しんだ素材でもこう来るか!という料理法で驚きの連続。

メインの前に、じらすかのように出てきたのは黒トリュフ、白いんげん豆、菊芋のエスプーマ。黒トリュフが厚切りになって入っているの。ただこのあたりにくるとだいぶお腹がいっぱいになっている……。日本人には(というか私が小食なだけ?)8皿は多すぎるかもしれない。

メインの牛テンダーロイン。ほんとうは一人前がもっと大きなポーションだったのですが、シェフにお願いして、小さめにしてもらいました。お腹がかなりきつくなっており、残すのもいやだったので、食べきりサイズにしてもらいました。極上のおいしさでした。


デザートは栗のプチベール。バニラと栗のムースリーヌとカシスのソルベ。品良い甘さでなんとか完食しました。

芸術的なお料理の数々、その良さをいっそう引き立てる6種のワイン、エピキュリアンな一夜でした。さすがにこの日は自分が小食なのを恨めしく思いましたが、クルーザー氏のおもてなし、たっぷり堪能いたしました。


テーブルにいらしていろいろ説明してくれるクルーザー氏。とても穏やかで笑顔を絶やさない、あたたかな人柄を感じさせるシェフです。あとからTable 9 のシェフに聞いたところ、厨房で働くスタッフたちも、非常に良い刺激を受けているとのことです。

おみやげにはガブリエル・クルーザーブランドのハンドメイドショコラ! こういう「小さな高級品」っていうのがお土産に嬉しいですよね。バッグにすんなり入るサイズ。しかもとても美味しい。甘さが残らず、上質な余韻がさわやかに広がるようなチョコレートです。これ好き。ニューヨークではクルーザーのチョコレートショップもあるらしいのですが、日本でも展開できないのでしょうか。


記念写真。左から、フードコンサルタントの藤本先生、Nikkei Styleの太田亜矢子さん、シェフ、中野です。

増席の熱気もあり、オープンキッチンも活気があり、Table 9 Tokyoが本来の威力を発揮した夜でもありました。いつもより大勢のスタッフが動員され、華やかなフロアでした。スタッフのみなさま、おつかれさまでした。あたたかなおもてなしをありがとうございました。



Men’s EX × Nikkei Style 主催のSuits of the Year 2018. 日比谷ミッドタウンにて。

今年は第一回目とのこと。大勢のメディアが押しかけ、一般のお客様も多く、熱気にあふれて盛り上がりを見せていました。

 

受賞者のみなさま。ビジネス部門はファミリーマート代表取締役社長の澤田貴司さん。フォリオ代表取締役CEOの甲斐真一郎さん。 イノベーション部門はAIの第一人者、松尾豊さん。スポーツ部門は競泳選手の荻野公介さん。そしてアート&カルチャー部門は俳優の田中圭さん。

 

それぞれ、スポンサーである各テイラーのお仕立てスーツを着用し、やはりスポンサーであるグランドセイコーの時計を着用。スタイリングは森岡弘さん。

それぞれまったく違う印象のスーツで、着る人の個性をうまく引き立てており、眼福でした。

ファミマ社長の澤田さんは、「このシャツはファミマと帝人がコラボして作る2700円(正確な数字忘れた)のシャツ」と公開してどよめきを生んでました。ストレッチが効いて着やすそうで、見栄えもいい。これから発売されるそうですよ。

競泳選手の荻野さんはフォトセッションのときかなり暑そうで、常にヘアメイクの方に汗をおさえてもらってました。代謝がよいうえ、水着が多いので、荻野さん的にはスーツはかなり厚着になるのでしょうね。笑

個人的には田中圭さんのビームスのスリーピース!


ネイビー系のタイとチーフがまた美しくとけこんでおり、本人のちょっとしたサービスのしぐさもあいまって、とりわけ素敵でした。上の写真左は、金森陽編集長。

インターミッションの会場にて。左は今回のアドバイザー、森岡弘さん、右はMen’s EX編集部の田上雅人さんです。私はこの授賞式の直前に展示会に伺っていたロッソネロのタキシードを着ていきました。大きなボウタイ(メンズ)はロッソネロのオーナーデザイナー、横山宗生さんのデザインです。

いやそれにしても、ここぞのときにきちんと着用されたスーツというのは男性をひときわ格上げして見せますね。(ひどい着方のスーツもまた逆方向の影響を及ぼします)。いまはタイレス、カジュアル、スニーカーがビジネスシーンでも主流になりつつありますが、もうこんなフルドレス見てしまうとね。スーツの威力をあらためて思い知らされたのでした。仕事で輝いている人はたたずまいも堂々としていて、やはり内実がともなってこそスーツは最大限にその人を引き立てるというのも目の当たりにした気分。来年はせめて候補に選ばれるようにがんばろっと(笑)。

 

フレデリック・マル祭りが続きます。フレデリックを囲んで、小人数でのランチという贅沢きわまりない会。パレスホテル「クラウン」個室にて。

質問に対する回答を兼ねたお話ひとつひとつが、詩的で、時にユーモラス、時に皮肉まじり、時に論理的、時にあとからじわじわくる……とまるでフレデリック・マルの香水ラインナップのようでした。いつまでも話を聞いていたかったなー。ほんとに素敵な語り口だった。芸術家にしてビジネスマン。


時間が限られていたのが惜しかったですが、最後に、フレデリックから直々にシグネチャー・パフュームを選んでいただきました。


私の印象は、Lipstick Rose だそうです。とても華やかな、鮮やかな色彩を感じさせる香りです。光栄ではありましたが、自分が自分に抱いているイメージと、人が自分に抱く第一印象はほんとに違うんだなといつも思う…。私は素朴で地味な人間で、華やかさとはもっとも遠いんだけどね。華やかな場に出入りすることが仕事上、多く、場に敬意を払った服を着ていくと(←こういう行動そのものが愚直でしょ?笑)華やかな錯覚ないし誤解を与えるのですね、おそらく。

今回は時間がなかったので、フレデリックはそれぞれのゲストにほぼ第一印象だけで銘柄を選んでくれたのですが、パリでお客様にシグネチャー・パフュームを選ぶときには、じっくり時間をかけてお客様の話を聞いてから選ぶそうです。お客様は赤裸々に、時に人生のすべてを(罪までも)告白してしまうんだそうですよ。だからフレデリックはパリの顧客の私生活を全部知っている。笑 まるで神父さまですね。

要は、これまでの人生を作ってきた内面+こうなりたいという未来の理想の先に、ぴったりの香水がある、ということですね。なるほど、香水が人生と密接に関わっているフランスならではの考え方。

お話を聞いて得た収穫はあまりにもたくさんあるのですが、近日中に活字でまとめます。インスタグラムで反応があったスーツのことも詳しく聞きましたよ! 正統な紳士文化(スーツ文化)を継承している、グローバル・ジェントルマンでいらっしゃいます。

Uomo、Ginza、Figaro、Numero、Precious各誌のすてきな編集者のみなさま、ありがとうございました。エステー・ローダーさま、キャンドルウィックさまにも心より感謝します。(この日はフレデリック・マルに敬意を表して、マルカラーの赤×黒を着ていきました)

 

 

 

 

Table 9 Tokyo にて、ハバナ・ソーシャルクラブ「ハロウィーンセッション」。

グリーンを基調にハロウィーン仕様に飾られたTable 9 で、キューバのバンド、Alexander L.P & Puros Habanos によるライブ演奏を聞きながら、Tokyo Fusion Dining のコースを楽しめるハロウィーンスペシャルナイトでした。

仮装した大人のグループもいて、よい雰囲気。

バンドの演奏に合わせ、男女のダンサーがラテンなバネの効いたすてきなダンスを見せてくれました。

駐日キューバ大使ご一行もいらしていたのですが、途中から立ち上がって一緒にダンス、ダンス、ダンスでノリノリ。見ていたらこちらまで幸せに。(白いシャツの方がキューバ大使。) 踊り慣れていらっしゃるのよね。

 

キューバにちなむカクテルを披露するカクテルタイムも。数々の受賞歴を誇る門間輝典氏による派手に火を使ったパフォーマンスとクールなトークを楽しみながら、カクテルの完成までを鑑賞。ハロウィーン仕様のおしゃれなカクテル……というのはよいのですが、半分以上、生クリームでできているのを見てしまったからには飲み干すわけにもいかない。とても美味しいのですが、ジレンマでした(^^;)

Tokyo Fusion Dining はメニューも一新され、さらに美味しくなりました。


タスマニアサーモンのミキュイ キャビアのアクセント。サーモンがこんな厚切りで供されるのは珍しい。すっと溶けるような柔らかなサーモン。


キノコのクリームスープ カプチーノ仕立て。


真鯛のポワレ。


オーストラリア産牛フィレのグリル レフォールオニオンソース。

 

フロアスタッフもこんなふうに仮面でハロウィン風、360度夜景もほぼ満月つきで鉄板の美しさ。すばらしいホスピタリティでした!

 

ミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さんにお声掛けいただき、二期会オペラ歌手、与那城敬さんのバリトンリサイタルを鑑賞しました。浜離宮朝日ホールにて。

 

谷池重紬子さんのピアノ伴奏だけで、2時間、集中の切れることのない濃厚な熱唱。合間のおしゃべりも楽しく、アンコール3曲つき。ひとつひとつのハンサムな仕草でも観客を魅了する、すばらしいコンサートでした。会場の年齢高めなニキータ(笑)さんたちもあたたかさにあふれながらテンション静かに高く、なんというか、愛にあふれた時空でした。

与那城さんの装いはタキシードの下に黒いシャツ、タイレスとほぼ黒のグラデーションだったのですが、効いていたのが胸元のピンブローチ。2㎝くらいの小さなピンブローチでもその光は神々しく、広い会場でも圧倒的な存在感を放っていました。あとでお会いしたときに確認すると、ミキモトの音符型のピンブローチでした。さすが。

そして前半と後半で、ポケットチーフだけを替えて出ていらしたのですよね。前半は黒、後半は赤。これだけで印象が一変する。

私たちもマネできる、さりげないイメージチェンジの方法ですね。

そしてなんと憧れの谷口久美さんにもご紹介いただきました。初代クリスチャン・ディオール駐日代表、外資系ブランドPRの草分け的な存在で、今はオペラにも深く関わっていらっしゃいます。ご自身でも舞台にお立ちになるのです。25ansなどでもしばしば憧れマダムとして登場される方で、かねてからぜひ一度お目にかかりたいと願っておりましたが、その願いが叶い、感激でした。とても素敵な方です!

左から、田中さん、中野、与那城さん、谷口さん。ありがとうございました!

ベルサイユからパリに戻ってランチはオペラ座となりのカフェ・ド・ラ・ぺにて。

(オペラ座。ここはここで壮麗でしばらく見とれていました。今回は時間がなく中まで入れませんでしたが次回は中に入りたい)

(あのグランドホテル。1階にカフェ・ド・ラ・ぺがあります)

ド・ラ・ぺ! ド・ラ・ぺ! カフェ・ド・ラ・ぺ!

文化史系の本を読んでいたら必ず登場する、カフェ・ド・ラ・ぺ

1862年にグランドホテルの1階にオープン。エミール・ゾラやモーパッサンが足しげく通い、オスカー・ワイルドも訪れ、20世紀初頭のベル・エポックにはディアギレフや皇太子時代のエドワード7世も顧客だったという。プルーストやヘミングウェイの名前も出てくる。

シャネルの本にもしばしば名前が登場する。このカフェにラジオステーションが設置され、アメリカ向けに「This is Paris」が放映されたこともあります。

現在は国によって歴史遺産に指定されているそうです。

前菜としてこのカフェの名物というオニオングラタンスープをオーダーしました。熱々のスープと言うよりも完全にグラタン。パンもたっぷり使ってあるのでこれ一品でかなりおなかがいっぱいになります(というかボリュームがあまりにも多く食べきれませんでした……ごめんなさい)。

メインにはシンプルにビーフステーキ。

王道フレンチのサービスでした。

 

客席はほぼ満席で、富裕層と思われるおしゃれなパリジャンが相当のボリュームのお料理を平らげている光景にも圧倒されます。

階段、廊下、化粧室、インテリアはどの部分も帝政時代やベルエポックの華麗を感じさせます。どっぷりとクラシック・パリの雰囲気に浸ることができました。

 

Paris記はこれで終わりです。走り書きメモで恐縮でした。2泊4日とは信じられないくらい充実したイベント尽くしでした。今回のメインミッションであるフランソワ=アンリ・ピノー会長インタビュー記事は来月発売のForbes Japanにて。

Kering、Forbes Japan各社、パリ&ベルサイユでお世話になったみなさまにはあらためて深く感謝申し上げます。

 

 

パリの伝統あるカフェ、Cafe de Flore. ここで日本人初のギャルソンとして働く山下哲也さんがいらっしゃるので、ご挨拶を兼ねて訪問。

すでにミッドナイトですが、店内は満席。

 

 

(シャンパンを注いでいるのが日本人初のカフェ・ド・フロールのギャルソンとして有名な山下哲也さん。右からForbes Japan谷本さん、コーディネーターのムッシュウ・モリタ)

ほかの同行のみなさまはカフェオレ。私だけ当然のようにシャンパン(すみません)。

 

 


山下さんは特別にあつあつのアップルパイをテーブルにプレゼントしてくださいました。

華麗なギャルソンの立ち居振る舞いがカフェ・ド・フロールの雰囲気を盛り上げているということがよくわかりました! 山下さん、そしておつきあいくださいましたみなさま、ありがとうございました。

 

 

 

大きな仕事を終えたあとの夕方は、「Heritage Days 文化遺産の日」オープニングナイトのVIPカクテルパーティー。ケリング本社にて。

美術品、文化遺産に囲まれてのカクテルパーティー。

グラスがまず配られて、そこにシャンパンのボトルをもったギャルソンがシャンパンを注いで回る。

(さりげないお洒落が板についているゲストの皆様)

日本と違って面白いなと思ったのは、中年以降の、面白系のギャルソンが多く、カナッペを受け取るまで笑わせてくれたり、いちいちなにか楽しいことを言ってくれたりすること。

日本だとパーティーの黒服は、「ルックスのいい若い男性」が招集されるようで、モデルのバイトであることも多いんですよね。ただ「イケメン」であることに安住しているのか、あるいはゲストと必要以上に話をすることが禁じられているのか、面白い人はあまりいないのですよね。

無表情なイケメンウエイターよりも、体型が多少くずれていようとも笑わせてくれるオジサンギャルソンのほうが、はるかに魅力的だと思います。

日本のパーティー関係者もぜひ、ご一考を。

それにしても、ゲストの方々の立ち居振る舞いのかっこいいこと。男性も女性もごく自然な振る舞いなのに目をひきつける方が多く、見とれておりました。

 

ちなみに、ここではヒール靴は履けません。ローヒールで来るようあらかじめ注意されておりました。玉じゃりを通って建物に入らなくてはならないので、ヒール靴ではムリなのですね。

 

パリの街のなかでもハイヒールは一人も見ませんでした。ごつごつの石畳にハイヒールは無理があります。スニーカーかローヒールの方ばかり見かけました。ハイヒールは外を歩くための靴ではない、と納得。

リムジンを降りてからレストランやホテルへ入るまでレッドカーペットが敷かれるのは、ハイヒールのためですね(^^;)

 

(なんだかんだと言いつつも、楽しかったです。)

 

 

ケリング本社とルテシアは徒歩数分の距離にあり、ランチはいったんホテルに帰り、ホテル内の「ル・サンジェルマン」で。

リンクをはったホテルのHPからご覧いただくとその雰囲気の一端を感じていただけるかと思いますが、ステンドグラスの天井からは陽光が降り注いで、豊かで贅沢な空気が広がっています。なんといってもいちばん素敵なのは、地元のお客さま方。おそらくパリの富裕層の方々と思われるのですが、老若男女問わず堂々とした立ち居振る舞いで、魅了されます。

そんななかで、フォーブズの谷本さん、ケリングの鈴木さんと3人でランチをいただきました。料理は当然のように洗練されており(HPの写真参照)、ギャルソンのもてなしぶりも粋で、ザッツ・パリという楽しい時間でした。

(ホテルのHPより。)

 

 

 

 

今回はパリ観光の時間もないので、移動中の車のなかから撮ったパリ名所。上はオルセー美術館。

 

説明不要のエッフェル塔。

凱旋門。今度来たときにはくぐりぬけてみたい。

そして忘れてはいけないことがあって、それは、パリ市内至る所に場所を占めているホームレスの方々の問題です。今回の取材対象がラグジュアリーコングロマリットのケリングなので富裕層とばかり接することになるのですが、テレビのニュースをつけると、パリの貧富の格差の問題が報じられていました。ホームレスの方々を見捨てないこと。これを解決しないとまたフランス革命の二の舞、とまではいかなくても社会の均衡は保たれなくなっていく。

もう一つ。町のなかにはところどころ、銃をもった迷彩服の兵士がいる。すれちがうとどきっとする。一見、おだやかに見えても、実はいつテロが起きてもおかしくない状況なのだ。

他国の問題は自国の問題にもつながっている。視野を広く保って、自分ごととして考えることも忘れずにいたい。

パリの最新情報に通じるコーディネーター、Morita Hiroyukiさんに連れて行っていただいたレストランが、「クローバー」。サンジェルマン・デ・プレの裏通りにあるこじんまりしたカジュアルなレストランです。

お店は20席ほどで、オープンキッチン、テーブルクロスなし。スタッフも若くて、服装はTシャツとレギンスみたいなカジュアルスタイル。

あまりにもカジュアルな雰囲気なので、最初、ほとんど期待はしませんでした。

ところが出てきた料理を食べてみてびっくり!!なんですかこの美味しさは。

経営シェフはジャン=フランソワ・ピエージュ。アラン・デュカスの店でシェフを務め、オテル・ド・クリヨンの二つ星レストランのシェフを務めていたという経歴の持ち主です。


出てくるお料理、すべてが驚きに満ちた新鮮な味わい。ワインもオーガニックでとてもおいしいのです。

聞けばこれが噂のビストロノミ―。気がつけばおしゃれに装ったパリ地元の人たち(とお店の人が言ってました)で満席です。

ビストロノミ―とは。

これが登場する以前、従来の飲食店の形態は次のように分類されていました。シックな内装で高級料理を出すガストロノミー。伝統料理や家庭料理をカジュアルな食堂感覚で出すビストロ。ビアホール的なブラッスリー。そして簡単な料理も出すカフェ。

ビストロノミ―とは、ビストロで出すガストロノミーということを意味するようです。1992年にパリに開店した「ラ・レガラード」が先駆け。パリを代表するラグジュアリーホテルで修業を積んだ、イヴ・カンドボルド氏が「高級店なみの上質な食材を使った本格料理を、カジュアルな雰囲気で多くの人に食べてもらいたい」という趣旨で始めたとのこと。

この形態のレストランが大ヒットし、今では有名シェフがカジュアルな形態で料理を提供するビストロノミ―は、フランスの飲食産業の重要な一角を占めるようになったそうです。

 

 

最先端のフレンチスタイルを堪能しました。コーディネーターのムッシュウ・モリタ、ケリングジャパンの産形さん、鈴木さん、フォーブズジャパンの谷本さん、楽しいディナーをありがとうございました!

 

Prince Hotels Australia Food & Wine Fair 2018 が開催されます。


プリンスホテル東京シティエリアの7つのホテル+新横浜プリンスホテル、計8カ所のプリンスホテルにおいて、オーストラリア大使館後援のもと、オーストラリアの食とワインのフェアが開催されます。今年で4回目となる、大人気のフェアです。


29日には、ザ・プリンス・パークタワー東京スカイバンケットにてレセプションが開催されました。上はプリンス名物の氷の彫刻。いつもテーマに沿った驚きの作品が披露されています。


駐日オーストラリア大使、リチャード・コート閣下によるご挨拶。

東京シティエリア総支配人の武井久昌氏によるご挨拶。


テープカットの儀式。

いつもながら驚愕のチョコレートの彫刻。全部チョコレートでできてます。リアル過ぎで食べるのもこわいワニ。責任制作はエグゼクティブ シェフパティシエの内藤武志さんですよ。

ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さんです。お料理のレベルは高く、どれも上質な素材の良さが引き立って美味しく、見た目も洗練されています。

フェアは9月1日~10月31日まで。8つのホテルそれぞれにおいてオーストラリアの食材とワインを使ったメニューが提供されるほか、モダンオーストラリアンレストランOchreのオーナーシェフ、クレイグ・スクワイア氏が招聘される美食の夕べが開催されたり(9月14日)、オーストラリアPR大使でもあるエリカ・アンギャルさんによる美活セミナーが開催されたり(10月21日)など、わくわくするようなイベントが満載です。

エリカ・アンギャルさんのトークショー。


特別ゲストとしてドナ・バークさんが登場。歌手でもあり、東海道新幹線の英語のアナウンスを担当していらっしゃる方でもありますよ。あの”Ladies and Gentlemen, we are soon arriving at Shinagawa……”というアナウンスですね。歌も披露されたのですが、合間のトークでもゲストを笑わせてくださるサービス精神旺盛の素敵なシンガーパフォーマーでいらっしゃいました。上の写真の右の方に映るゲストは、駐日大使ご夫妻とエリカ・アンギャルさん。9月30日にはパークタワー東京のメロディーラインにて、ドナ・バークさんのライブもおこなわれますよ。

フェア期間中は選定されたオーストラリアワインも15種類、提供されます。レセプションでサービスされたスパークリングは、カステリ・チェックメイト。白は当然、ソーヴィニヨン・ブラン! 南半球のソーヴィニヨン・ブランはヨーロッパのそれとはちょっと印象がちがって、格別に美味しいのよね。ショウ・アンド・スミスのソーヴィニヨン・ブラン、美味しくて飲み過ぎました…。写真上は、プリンスホテル エグゼクティブ シェフソムリエの市村義章さん。

ソムリエのみなさまと。左から市村さん、中野、グランドプリンス高輪「ル・トリアノン」の安藤祐さん、そしてザ・プリンスギャラリー紀尾井町「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」の藤永希さんです。とてもスマートな振る舞いながら気さくなソムリエさんたちですので、お食事の際のワインは率直に相談してみてね。

エリカさんと。この日はオーストラリアに敬意を払い、国旗をイメージしてネイビー×白ドット×赤を組み合わせたつもりだったのですが、

誰もそんなことなどに気が付いてくれなかった件。

会場各所やテーブルに飾られるのはオーストラリアのワイルドフラワー。

最新のオーストラリアの本格的な食が楽しめるフェア、楽しみですね。というかオーストラリアに行きたくなりました!

 

 

 

 

LEON×Nikkei Style Magazineの取材と撮影でした。

芝公園ザ・プリンスパークタワー東京にて。

撮影場所として使わせていただいたのは、ハーバーロイヤルスイート。

LEONのチームはノリがよくて、終始笑わせていただきました。


楽しい現場でした。左からヘアメイクの伊藤さん、ライターの持田さん、編集の清水さん、中野、編集の市村さん、そしてカメラマンの齊藤さんです。ありがとうございました! きめ細やかにご配慮くださったパークタワーのスタッフにも心より感謝申し上げます。

 

そのままパークタワーでTokyo Music Cruise 2018.
ボールルーム、メロディライン、森のチャペル、どこも満席で立ち見であふれている! 世代も若い方からご年配の方まで、それぞれのペースでライブを楽しんでいらっしゃる光景は何とも美しいものでした。(撮影不可につき、写真がなくて残念ですが、どの場所も、ミュージシャンと観客が一体になって盛り上がっています。)


そして穴場的なスポットでもある、鈴虫カフェ。


ここでは芝公園から流れてくるライブと鈴虫の音色、そしてアーティスティクな照明と線香花火の香りに包まれ、和の雰囲気のなか、おしゃれでおいしいフードとドリンクを楽しめます。


オプションで浴衣も着つけてもらえますよ。若い女性グループばかりか、男性だけのグループもいらして、ほんわかとノスタルジックな雰囲気のなかリフレッシュできました。

大人気の鈴虫カフェは、来週いっぱい、開いています。

そして今回のTMCのメイン、スカイチャペルでのミッドナイトライブ。

迫る東京タワーを真横に見ながら、アン・サリーと畠山美由紀、そして土岐麻子、という何ともゴージャスなトリオによるライブ。宿泊プラン限定なので観客もそのまま泊まっていくだけでいいというリラックスしたムード。シャンパンを飲みながら日付が変わるまで3人の歌とトークを楽しむという、ファミリーのような一体感に包まれた贅沢な時空でした。

17日、そして日付が変わった18日はそれぞれアン・サリーさんと畠山美由紀さんのバースデーということで、ホテルからゴージャスなケーキと花束がサプライズでプレゼントされました!

先ほど森のチャペルでライブをしていた澤田かおりさんも実はお誕生日で、かおりさんにもスペシャルケーキが。なんとトリプルバースデーだったのですね。パークタワーのパティシエさんたち、がんばりましたよね(^^;)

翌朝の芝公園も晴れ渡って、まだ暑いとはいえ、秋を感じさせる風が心地よい。

(A room with a view of Tokyo Tower, Shiba-Park, Skytree, etc.)

ザ・プリンスパークタワー東京は改装後の部屋が快適で洗練されており、非日常空間ながらゆったりと寛げるばかりか、クラブラウンジの朝食は、極上です。えり抜きの素材と丁寧に作られた料理が、最適のバランスで並べられたブッフェです。

ここはよい「気」が流れており、来るたびに浄化されるような感覚を味わえます。

 

 

Tokyo Music Cruise は本日18日もやってますよ。午後2時オープンからミッドナイトまで、大勢のアーティストが登場します。今日のミッドナイトはジルデコイと澤田かおり、そしてミズノマリです。こちらもガールズトークが楽しそう。(うかがえないのが残念です)

ライブトークでは、話題を作り込まず、その場を楽しんでいるありのままの自分自身から出てくる言葉が観客との一体感を作るんだということも、あらためて学ばせていただきました。

 

 

会社設立3か月無事経過祝い(笑)をしていただきました。銀座ICONICにて。

ここはHiramatsu さんの系列だそうで、さすが、とびっきり美しく美味しいお料理を楽しませていただきました。

台風が近づいているあいにくのお天気でしたが、しっとりした配色の花に癒されます。パープルのグラデーション、センスいい。

 

前菜の3種プティサレから楽しい。洗濯物のようにミニ洗濯ばさみではさまれてぶら下がっているのは、自家製ベーコン。

マグロとアボカドのタルタルのなかに、トマトとスイカのガスパチョが注がれます。この演出にもワクワクします。

そして北海道カレイのポワレ、岩手県産ムール貝のナージュ仕立て。

肉料理は、宮崎牛のロティ。

そしてデザートは、抹茶のムースとライチのジュレ。わざと「カップが倒れて中から抹茶がこぼれました」という演出がなされているプレート。しかもサプライズのメッセージが入っています!

“Kaori sensei Congratulations! Wishing you all the best!”

チョコレートペンによるとても繊細な筆致です。後半のメッセージはそのままお返ししたい。

ミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、アクリス/コンテスの杉浦弘美さん、ありがとうございました。!

アクリスさんからはこんなお茶目なバッグチャームをご恵贈いただきました。心より感謝します。

 

長い長い3か月経過、でした。慣れないことも多かったのですが、ありがたいことに、以前と変わらぬ、というか以前よりもお仕事のお声掛けを多々いただき、本当に嬉しくありがたく、みなさまのご厚意には感謝してもしきれません。

そして今なお私を(元・学生でもないのに)「香織先生」と「先生」つきで呼んでくださる方が多いことに、とても身の引き締まる思いがしています。

かつては取引先の方に、「先生」呼ばわりはやめてくださいとお願いし続けていたこともあったのですが、それがなくならないので、あるときからふと相手の立場に立ってみて、「先生」と呼びたいというお気持ちをもってくださっているならば、その人の気持ちのほうを大切にしたほうがよいのではないかと思うようになりました。それで、呼びたい人にそう呼んでもらうために、これからはお仕事内容によっては(←ここ大事)、Consulting Professor (顧問教授)を名乗ることにしました。シャーロックがConsulting Detective (顧問探偵)と自称していることを知っている人はニヤリとしてくださると思いますが。笑

肩書きは自分で作れ。お弟子くんたちには常々言っていることですが、自分から率先しないとね! (あんまり不評だったらその時点で撤回すればいいだけのことね)

もちろん、先生呼ばわりしないからといって不機嫌になるはずもなし。ふつうに「さん」呼ばわりで全然OKです。

さ、人生は短い。大好きな仕事に邁進できる時間はもっと短い。支えてくださる大切な方々を巻き込みながら、みんなが笑顔になれる成果を出せるよう、まずは「一周年」目指して、着実に日々、信用を積み重ねていかねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

猛暑でも台風でも楽しめる総合エンターテイメント<タウン>、品川プリンスホテル。現在、フロントロビーに飾られている迫力のアレンジメントは華道家・前野博紀さんによる「花鯨 Whale with Flowers」。

たしかに、引いて眺めるとクジラのように見えます。

最上階にあるTable 9とのご縁が続きます。ここ は文字通り9つのセクションに分かれており、中央のTokyo Fusion Dining のほかに、8カ所、趣きの異なるレストラン&バーのコーナーがあります。


この日はGrill & Steak のコーナーで、「婦人画報」のチームとご一緒しました。ご覧のようにこの一角はインテリアもヴェルサイユ宮殿風(笑)で、個室ではないのに個室感もあり、落ち着ける空間です。

遠くには羽田空港が見え、真下には品川駅に発着する新幹線が見えるという、なんとも縁起のよいスポットなのです。

猛暑のなか早朝から働き通しの一日を締めくくる最初の一杯というのはもう……最高にありがたいですね。

ディナーコースはグリル料理をメインとした充実した7皿のコースです。

お料理の説明をしてくださる小川守哉シェフ。

前菜のピンチョス&フルーツトマトのシャンパンゼリー寄せとエスプーマ。

オマール海老とアワビ、彩り野菜のドーム仕立て。お皿もアートピースのような存在感があります。

フォアグラのポワレ パッションフルーツソース。

福岡県産オキナヒメジとホタテ貝のグリル。

飛騨牛サーロインのグリル。

すばらしいグリル料理尽くしの後のデザートはドラマティックに青い光を放って登場しました。桃のスープ仕立てフロマージュムース 赤い果実のアイスクリーム添え。

食後は少し移動してバーで食後酒という楽しみ方もできます。朝4時までオープンしている大人の社交レストランです(私には12時以降に起きている体力はもうありませんが……)。ゲートシティ、品川のエネルギーを感じさせるパワースポットでもあります。

 

熱風のなかを少し歩くだけでかなりの体力を消耗する今日この頃ですが、仕事の仲間に迷惑をかけないためにも、倒れる前に(!)しっかり食べてタフに働きたいものです。

 

 

ご一緒してくださったみなさま。左から「婦人画報」の永野さん、大槻さん、「プリンスホテル」マーケティングの中尾根さん、(中野)、「婦人画報」の富澤さん、「プリンスホテル」マーケティング平野さん。ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

Netflixで「アウトランダー」シーズン3の配信が始まりました。

 

「星から来たあなた」の余韻がさめるどころかBGMにサントラリピ―トでますます盛り上がっているところなのですが、「時空を超えた唯一無二の愛」の壮絶オトナバージョンの「アウトランダー」も見逃すわけにはいかない。

シーズン3はカローデンの戦の、激しく生々しい戦闘場面から始まる。人間の歴史って不条理で無意味で愚かなことばかり。こういうことを知ると、自分一人の身にささやかな不条理なできごとが起きてもそれはなんの不思議もないことなのだとややあきらめに似た達観ができて救われることもあります。

7月、8月は今年中に書かねばならない本の執筆の仕事が中心になりますが、疲れた時の心のバケーション先がいろいろあるのは、ありがたいかぎり。フィクショナルな時空超越愛のパワーを燃料にさせていただきながら、愛が生み出す歴史の物語を書こうと思います。

 

タイトルに引用したフレーズは「星から来たあなた」英語版 ”You who came from stars”より。「起きるべきことは必ず起きる。地球人はそれを運命と呼ぶ」。

☆☆☆☆☆

 

さて、昨夜は「一青会」の会合にお声掛けいただき、初参加をしてまいりました。ファッション業界で仕事をする東大OBOGの会です。数は少ないそうなのですが、著名な企業の取締役社長や会長、顧問、執行役員をつとめていらっしゃる方々ばかりで、私などは場違いなのではないかと引け目を感じつつ伺いましたが、みなさまユーモアにあふれて楽しく、笑わせていただきながら知的な刺激を多々いただきました。

会場は赤坂の「家庭料理 わかな」。一品一品の「家庭料理」が究められていて、予想を超える美味しさに感動しました。IT業界、出版業界の大物ネットワークも利用する隠れた名店だそうです。日中、戦闘モードで働いていらっしゃる方にはとりわけ、家庭のように寛げる美味しいお料理、気取らない雰囲気が好まれたりもするのですね。写真は店主の若菜加代子さん。

 


一青会におつなぎいただいたジュンアシダ社長の山東さんはじめ、一青会のみなさま、ありがとうございました。

 

株式会社ヒロココシノ、ニッコー株式会社、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のスタイリッシュなコラボレーションが実現しました。

近年はアーティストとしても活躍の場を広げているコシノヒロコさんデザインの食器「墨の瞬(すみのとき)」と和食のコラボレーションによる「SUSHI KAISEKI “墨の瞬間”」が、6月29日(金)~9月30日(日)までお楽しみいただけます。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町「WASHOKU 蒼天」にて。

昨夜はそのお披露目の会がおこなわれました。


コシノヒロコさんによるアートは食器にとどまらず、のれん、絵画、ナプキンなどにいたるまで取り入れられており、鮨カウンターもがらりとアートな空間に変貌しています。

夜景を背景に飾られるこの日本酒たちもいつにもましてモダンに見えます。



SUSHI KAISEKIは、お造りから壺焼き、握り寿司、最中寿司(←楽しく絶品!)、竹皮寿司、デザートにいたるまで計7種のお料理のコースで、それぞれに合うお酒7種~9種をペアリングすることもできます。

 

 


パーティーは、コシノさん、ニッコー社長の三谷明子さんによるご挨拶、そしてザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町支配人の大森伸翁さんによる乾杯の音頭で開始。


ギャラリー自慢の見た目にも美しく美味しいお料理。

お酒のラインナップもすばらしく。いわば異業種に近い3社の関係者が集まりましたが、とてもオープンな雰囲気であちこちで新しいご縁が生まれ、盛会のうちに終了。


中締めのご挨拶は、プリンスホテル東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さん。写真左から、三谷さん、コシノさん、武井さん。


驚いたのは、金沢に本社をもつニッコー株式会社社長の三谷明子さんが富山中部高校の同窓生であったこと! 世界は狭いですね。

 



コラボレーションのテーブルウエアは、プリンスギャラリーのホテルショップでも購入できます。このショップは、厳選された日本のアイテムが揃い、外国人にも大人気のホテルゆかたやオリジナルアロマ、ケーキも扱っています。


レヴィータでスタッフおつかれさま会。この日はほぼ満月で、レヴィータの華やぎもひとしお。

 

<追記>

その後、ニッコー社長の三谷さんとやりとりをして明らかになったことですが、三谷社長の弟さんは私とは中部高校33回という同期で、日医工社長の田村友一さんとのこと。日医工には10年ほど前ですが講演にお招きいただいたこともあります。姉弟で優秀な経営者でいらっしゃるのですね。

Nikkei Style メンズファッションチャンネル主催「夏の装い直前講座」。日比谷ミッドタウンにて。定員をはるかに超えるご応募があったとのこと、200名近いお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。

私は夏のビジネススタイルについての基調講演をさせていただきました。

夏のビジネススタイルにおける日英の試行錯誤の歴史、そもそもなぜ国がビジネススタイルを規定するのか、明治時代から変わらぬ政府の態度とはなにか、というような総論から、

クールビズあるある疑問点と題した具体的助言、そしてブランディングにおける服装の重要性、なぜ個人もブランディングが必要かというマインドセットの話にいたるまで。

ビジュアル資料もぎっしり詰め込みました。楽しんでいただけたかな。

 

スタイリストの森岡弘さんは、Nikkei Style メンズファションチャンネル編集長の平片さんと、カジュアルスタイルについてのアドバイスを対談形式で。

スポンサー企業様から、ご参加のお客様へのお土産もたくさん! ELGC株式会社 ラボ シリーズ様、三越伊勢丹さま、メーカーズシャツ鎌倉さま、REGALさま、ありがとうございました。

(お隣が森岡さん) テーマがメンズファッションなので、昨年仕立てたホワイトスーツに今期のカルバンクラインのインナーを合わせてみました。それにしても、私がメンズスーツを着ると宝塚感が拭えないのはどうしたものか。そういえば徒歩1分圏内に宝塚劇場が。

 

 

 

夕方はそのまま徒歩3分のペニンシュラに移動し、ドレスに着替えてヘアもチェンジで女装してフォーマルウエア文化普及協会のパーティー。この日はご協賛いただいたインターモードKawabe さんが扱うプラダとフェラガモの香水のプレゼンテーションをするというミッションを背負っておりましたので、おまけとして香水のつけ方講座をおこないました。なかなか盛り上がりました! 


ご参加くださいました方々には、Intermode Kawabe さまより香水サンプル4種類がお土産としてプレゼントされました。

男性は、お腹まわりの清潔な素肌に直接なじませるのが〇。女性に関しては……ココシャネルは「キスしてほしいところすべて」につけろと教えてますが(笑)「香害」扱いを避けるなら外出先でのつけ足しは足首がおすすめ。高湿の日本では「少なめ」が常に正しい。ご協賛くださいましたIntermode Kawabeさま、ありがとうございました。

ペニンシュラのスカイバンケットは夜景も美しく、おもてなしもスマート。なんと、スカイバンケットは高層階なのに外に出て外気を浴びることができるんですね。
タキシードメンズと記念写真。長い長い日比谷の一日でした。関係者のみなさま、ご参加くださいましたみなさまに心より感謝します。

 

 

 

 

 

東京プリンスホテルにて、本日より「森の中のビアガーデン」がオープンします。前夜、プレオープンのプレスレビューがおこなわれました。

「ビアレストラン ガーデンアイランド」は屋外席にも屋根があります。別名「肉ビアガーデン」。本格的なバーベキューが、天候に左右されず、楽しめるのです。

ボリュームある塊肉や骨付き肉がたっぷりの「エンジョイワールドバーベキューセット」、肉もシーフードも大盛りの「ステーキ&シーフードバーベキューセット」などメニューも充実。お飲み物も、最新型ビールサーバーから供される生ビールはじめ、スパークリング、ワイン、ハイボールなど、バラエティ豊かです。


(塊のサーロインを6枚、ダイナミックに焼いてくださるガーデンアイランド料理長の鷺谷政彦さん。焼く前にたっぷりお塩をふるのがポイントだそうです。写真は、プロの写真家、しげみさん撮影。)

この日はちょうどその前に「婦人画報」のチームと次の原稿についての打合せををしており、終了後、そのままビアガーデンへ。写真家の今道しげみさんもご一緒していただきました。東京は梅雨に入ったばかりですがこの日は快晴で、適度に湿度を感じる風も心地よく、「人生の谷間も、どしゃ降りの時も、ネタにして笑う」勢いでしゃべっていたら5杯くらい飲んでいた……。

夏のムードを盛り上げていたのは、東京シティエリアの総支配人はじめマーケティング、PRスタッフのアロハ&ムームー。やはり服装が人の心や空間に与える効果って大きいですね。左からザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町総支配人の大森伸翁さん、ザ・プリンスさくらタワー東京&グランドプリンス高輪&グランドプリンス新高輪総支配人の山本誠さん、中野、東京シティエリア統括総支配人の武井久昌さん、東京シティエリアマーケティング統括支配人の林佳代さん、品川プリンス総支配人の橋本哲充さん、そしてザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンス総支配人の石川学さんです。直前までスーツで仕事していましたよというトラウザーズ&靴のちぐはぐな感じが、逆に好印象でした。完璧に決まってないことがかえっていい、ということってありますよね。

(こちらもしげみさん撮影。)

総支配人それぞれの挨拶も笑いにあふれて楽しく、東京タワーのよい「気」もあいまって、アトホームですてきなプレビューを楽しませていただきました。ありがとうございました。

東京プリンスホテルの「肉ビアガーデン」こと「森の中のビアガーデン」は、6月8日より9月22日まで。どしゃ降りの日でも、美味しく食べて明日へのエネルギーを充電できる実質的な意味でのパワースポットです。

 

 

 

 

 

下の写真は、ホテル内のティールーム「ピカケ」から眺める庭園。いまはアジサイがきれいです。

 

 

 

「STYLE」刊行記念サロン、伊勢丹メンズレジデンス(チャーリーヴァイスのサロン)にて。日曜の夜、しかも8000円+税というハードルの高さにもかかわらず、画伯の絵に出てくるようなおしゃれなお客様で満員御礼。まずは貴重なお時間にご参加くださいましたみなさまに、心よりお礼申し上げます。

 

いつものチャーリーヴァイスのサロンとちがったのは、まず「控室」があったこと。(これまではいきなりサロン集合よ。笑) 控室から会場へ向かう間、ものものしい伊勢丹の重役さん?たちがずら~りと10人くらい並び、お見送りしてくださいました。いつもと違いすぎるこの重たさ、もちろん世耕大臣がいらっしゃるからですね。

トークショーの中で知ったのですが、世耕大臣はメンズ館4階でお仕立てされている顧客でもあり、燕尾服もこちらでのお仕立て。(燕尾服お仕立てまでの経緯は爆笑ものなのですが、それはまたいずれ)

「出張Tender」というムードで銀座Tenderの上田和男バーテンダーと助手のシンさんがカウンターに立ってくださり、伝説のハードシェイクを披露しつつギムレットを振る舞ってくださいました。このカクテルはやはり場所を変えても絶品で、私も司会しながら楽しませていただきました。ハードシェイクによって空気を入れることがまろやかにするポイントだそうです。あまりのおいしさ、飲みやすさに「おかわり」しているお客様も!


(左が上田和男さん。右が助手のシンさん。お二人で30杯以上のカクテルを手際よく作ってくださいました)

トークショーは大人の男のお酒の飲み方や選び方、接待、おつきあいのしかた、そして政治家のスタイル、交渉のスタイルにいたるまで、リアルなエピソードを交えながらの90分。まさかの(というか想定されたことでもありますが、画伯のマンガタッチ的ネタが披露され)爆笑に次ぐ爆笑続きで盛り上がり、もちろんそのなかにためになる話も満載で、時間が足りないくらい。

世耕大臣はこのようなインティメートな空間で、しかも「男のスタイル」という話題でお話をなさるのは初めての経験とのことでしたが、もっとも心を許す飲み友達の画伯とのトークショーとあって、とても楽しんでいらっしゃいました。(前例のない、このようなサロンでのトークショーはあくまでも画伯とのプライベートな信頼関係があって実現したことであって、政治やビジネスの要素はかけらもからんでいません。上田さんも、世耕さんとの長年の信頼関係があってこそ休日返上でいらしてくださいました。)

終了後、お客様からも喜びのメッセージをたくさん頂戴しました。なかには「古典を読んだあとのように、自分の中の何かが変わったように感じた」とまでおっしゃってくださる方も。ほんとうにありがたいことです。準備にはかなりの時間をかけていましたが、やはり準備しただけの結果というのが出るものですね。お伝えしたかった以上の「STYLE」の世界観(崇高なマジタッチから、マンガタッチにいたるまでのすべて)を共有することができ、私も本当に楽しかったです。

 

書けない話もちょっとはあるのですが、なるほどと思ったことなど。

・日本のバー文化のレベルは世界一。いまや世界中から日本に視察や修行にくる。

・世耕さんは夏でもベストを着用している。世界でも少ないので、今やトレードマークになっている。

・世界の要人は、社交の場ではポケットチーフをするが、交渉の場ではささない。

・相性が悪そうだ、と見えた海外の交渉相手が、意外とよい靴、しかもマニアしかそのブランド名を知らないような靴をはいており、それを褒めたら一気に相手との距離が縮まり、交渉が成功したことがある。靴は重要。

・燕尾服の上着の裾は、少し白いベストを出してピシッと並行にそろえるのがキモ。皇室の方々はこのような着こなしが完璧。

・「夕方にモーニングを着て組閣写真」は宮中→宮内庁が決めていることだから、ということで従っているが海外の要人の接待の場ではきちんと燕尾服を着る。

・伊勢志摩サミット(2016年5月)のとき、海外の首脳がネイビーのなか、安倍首相がブルーのスーツを着ていたことをやり玉にあげていた本もあるが(ホスト側はダークカラーを着るべき、と)、ブルーのスーツをあえて着たことには理由がある。あの色のスーツは安倍首相の「勝負スーツ」。その後、オバマ大統領が広島を訪問するという一大イベントがあったので、あの勝負スーツを着ていた。それに、ホスト側が濃い色を着なくてはならないという決まりなど世界のどこにもないし、他の国の首脳も意外と好きな色を着ている。

(↑ 一瞬を切り取った写真一枚の表層だけで服装批判なんてしてはいけないものですね。前後の文脈まで見た、できるだけ広い視野をもって考慮しないとね。)

ほかにも問題の渦中にある政治家たちのスタイルの具体例も。ヴィヴィッドな例は数多く出てくるけれどスキャンダル内容には立ち入らない、というぎりぎりのところで楽しいお酒にふさわしいお話のレベルがキープされました。(政治的に偏る話はもちろん一切行われませんでした。)大人は公の場ではこういう語り方をするのだ、という模範のようでもありました。

 

会場には原画が飾られ、「STYLE」ワールド全開。

画伯の発案で、4人のサインが入ったミニうちわが全員にサプライズのおみやげとしてプレゼントされました。ハードシェイクとカクテルのイラストは、一枚一枚、画伯の手描きですよ!

 

ご参加くださいましたみなさま、世耕弘成大臣、上田和男さんとシンさん、ナビゲートを任せてくださった綿谷画伯、そして伊勢丹新宿店スタッフのみなさま、小学館さまに重ねて感謝します。ご協賛いただいたアクリスジャパンさんにも深く感謝します。待望の名著の刊行記念サロンにふさわしい、プレシャスな時間となりました。

 

「東京おもてなし接待ガイド」最新号が発売中です。

4月におこなわれました日本フォーマルウエア文化普及協会の設立パーティーの模様が紹介されています。

よろしかったら、ご笑覧くださいませ。私は顧問をつとめています。

また、第二回のイベントが次のように開催されます。フォーマルウエアに関心のある方はどなたでもご参加できます。

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『一般社団法人日本フォーマルウェア文化普及協会フォーマルパーティー』 のご案内

拝啓 新緑の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
 平素は一般社団法人日本フォーマルウェア文化普及協会の活動にご協力、ご賛同賜り誠に有難うございます。
フォーマルパーティーのご案内です。
皆様のご参加を心よりお待ち申しております。

                         敬 具
             記

日時:6月16日(土)15:30       セミナー受付開始
           16:00~16:30 和装女性セミナー 
講師:㈱赤木商店代表 赤木南洋
           16:30~17:00 和装男性セミナー 
講師:㈱いせや呉服店代表 佐野雅邦
           17:10~17:40 洋装女性セミナー 
講師:Rosso Nero代表 横山宗生
           17:40~18:10 洋装男性セミナー & Party参加の心得       
                       講師:Rosso Nero代表 横山宗生

【セミナー会場】:リファレンス新有楽町ビル貸会議室
           東京都千代田区有楽町1丁目12-1

           18:30       Party受付開始
           19:00~21:00 フォーマルParty

【 Party会場 】:ザ・ペニンシュラ東京
           東京都千代田区有楽町丁目8-1

【 会  費 】:【会員様】
        セミナーのみ3,000円  Partyのみ12,000円 両方14,000円
   
        【一般】
         セミナーのみ 5,000円 Partyのみ14,000円 両方18,000円

※ 法人会員の方は社員様すべて会員価格。また社員様以外に3名様まで会員価格にてご参加いただけます。

※ 個人会員の方はお連れ様お一人のみ会員価格にてご参加いただけます。

ドレスコード : 着物、ブラックタイ、イブニングドレス
(お手軽なレンタル店もご紹介しております28,000円~。詳しくは申込完了後にご案内いたします)

                          以 上
                                         
【御 返 信 票】    
専務理事 赤木南洋 宛
E-mail:m.akagi@nifty.com    
FAX返信075-256-8265

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ドイツの高級ハンドバッグブランド「コンテス」の一日アンバサダーをつとめさせていただきました。

私が日頃より敬愛する方々をお招きし、帝国ホテルのメインダイニング「ラ・セゾン」の個室でランチをいただきながらのサロン。


「ファンタスマゴリック・ホースヘア」(変幻自在のホースヘア)と題したミニレクチャーをおこなったり、コンテスというブランドにまつわるお話を聞いていただいたり。

実はホースヘアは西洋の女性のアンダーウエア(クリノリンやバッスル)にも使われていたことがあるのですが、その件に関連して鹿鳴館ドレス(バッスル使用)の話をすると、すかさずこの付近は鹿鳴館跡地だったと指摘してくださる方がいたりして、私も同時に学ばせていただく楽しい時間になりました。

希少なホースヘアを使ったバッグ、「ジャッキー」です。ハンドルとエッジに皮革が使われていますが、あとはすべてホースヘア。皮革部分のほうが先に傷む、といわれるほどこの素材は丈夫です。一目で品格が伝わるバッグは、世界のロイヤルファミリーやセレブリティに愛用されていることでも知られています。

アート、音楽(と占い)、不動産投資、写真、ホテル、ビジネス、と異なるジャンルで悠々とオリジナルな活躍を楽しむ方々にお声掛けしたのでみなさんが初対面同士でしたが、まったくそのようには思えない盛り上がりぶりで、にぎやかながらあたたかくよい雰囲気に包まれていました。

 




帝国ホテルのおもてなしもスマート。本格的なフレンチのコースにシャンパン(ドゥーツ・ブリュ・クラシック)、白ワイン(サンセール・シャヴィニョル・ブラン2015)、赤ワイン(プレリュード・ド・シャトー・マルソー2013年)。

一点一点のお料理がすばらしいだけでなく、会話のタイミングを見計らったサービス、行き届いた丁寧な立ち居振る舞いも、よい雰囲気に貢献してくれました。

 


シェフ、ティエリー・ヴォワザン氏も挨拶に訪れてくれました。みんなが一斉にスマホを向けると「こわいです~」と。笑


特別にこのようなケーキまで!

 

後列左から、岩佐文恵さん(ブランディングと不動産投資のエキスパートにしてソーシャライト)、林佳代さん(プリンスホテル東京シティエリア統括)、菊池麻衣子さん(パトロンプロジェクト代表、アートPRのエキスパート)、小出寛子さん(ビジネス界では知らぬ人のいないアマゾネス。日米各社取締役を経て現ヴィセラジャパン取締役)、前列左から、小田島久恵さん(オペラ、クラシック音楽の評論家にして「青島ひかり」の名で占い師)、今道しげみさん(写真家。本欄掲載のLiving PhotoまたはComtesseとクレジットのある写真はしげみさん撮影。写真教室も主宰)、そして中野です。

その後、帝国ホテルプラザ内のコンテスブティックに移動し、実際にハンドバッグの数々を手にとっていただきました。それぞれお気に入りを選んでフォトセッション。


ブティックに飾られているのは、ホースヘア。馬のしっぽです。コンテスでは約200色に染め上げることが可能です。馬の一生の間に5~8回だけ、切り取ることが可能とのことです。馬は生きたままで、しっぽはまた生えてくるので、エシカルな素材でもあります。西洋の生活文化には常にホースヘアが共にあります。その詳細をミニレクチャーで解説しましたが、機会がありましたらまたみなさんにもお伝えしますね。


店内でフォトセッションを楽しみましたが、ご自分の好きなものがはっきりしている方ばかりなので、誰もが「なるほど!」と納得するバッグを選んでいらっしゃったのが印象的でした。


コンテスは実はホースヘアとともにクロコダイルでも有名です。こちらはネイビーのクロコ。圧巻の迫力。ちょっとした車一台買えてしまいそうな価格です。

 

お別れ際に、ブティック前で麻衣子さんと。私が持っているのはケイト・フラップです。


皇室の方ももつ「プリンセスバッグ」のブランドとして知る人ぞ知るコンテスですが、より多くの方に価値を知っていただき、親しんでいただきたいという趣旨のサロンでした。それを超えて、ご参加くださった方々どうしの新しいつながりが生まれたことも望外の喜びでした。ご参加くださいましたゲストのみなさま、コンテスのスタッフのみなさま、帝国ホテルのスタッフのみなさま、ミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

イタリアのメンズファッションブランドCARUSO からマーケティングのトップMarco Giorna 氏とFederico Bonini氏が来日、CARUSOを扱うUnited ArrowsとGQJapan のディナーにお招きいただきました。外苑前の青鶯居にて。


竹の器に入ったスープ。
フカヒレ、まるごと。

お料理もおいしかったのですが、それ以上に、同席した方々がすばらしく、貴重な機会でした。

まずは、Vogue やGQのコラムでおなじみのジーン・クレール氏にお会いできたことに感激。クレール氏はコンデナスト・インターナショナル・ファッションディレクターとして世界中のコンデナスト系の雑誌に関わっていらっしゃいます。そんなクレール氏のプライベート講演会のようでもあったディナーなのですが、1950年代から現代までのロンドン、ニューヨーク、シンガポール、香港、上海、ソウル、東京などなどの世界の文化状況の断片を、実体験から話してくださいました。とんでもなく贅沢な学びの場を与えていただきました……。

 

そしてGQ編集長の鈴木正文さん、UAの栗野宏文さんと久々にご一緒できたことも嬉しい。本サイトにもpdfをアップしていますが(etc.欄参照)、今から10年以上も前、まだ鈴木正文さんが「ENGINE」の編集長だった時代に、鈴木さん、栗野さん、そしてフジテレビの河毛さんとの連載座談会のなかでメンズファッションの見方を鍛えていただきました。栗野さんは「好きなファッションの仕事に40年も関わっていることができて幸せ」とおっしゃってましたが、好きなことに没頭できる仕事が、結果として長く続くし、他人も社会も幸せにするんすね。

CARUSOというブランドのお話も伺いました。私は以前から見ていたThe Good Italianのショートムービーが大好きで、マルコさんにEnglish GentlemanとGood Italianの違いについて聞いてみたりとか。

ほかにはたとえばこんな話も。

「トレンド」と「お金」の話だけは世界中どこの紳士世界の社交でもタブー。  

現在、世界でいちばん活気があって豊かなメンズウエアのビジネスが成り立っているのはシンガポール。  

ヨーロッパやアメリカの一部の人々は、東京のUAはじめセレクトショップにスーツを買いに来ている。というのも、かの地では「トレンド」の細身のスーツが主流になってしまい、ほどよいゆとりのある心地よく着られる「クラシック」なスーツを見つけるのが難しくなっているから。東京にはバリエーションが多く、「クラシック」も豊富なので彼らは喜んで買っていく。

アジアの某国ではかつて、袖の長すぎるシャツが流行したことがある。というのも、「このシャツはヨーロッパで買ったのだ」ということの証明になるから(!)

 

左側奥から、フェデリコさん、GQ編集長の鈴木正文さん、コンデナスト・インターナショナル・ファッションディレクターのジーン・クレール氏、中野、GQ編集部の高杉さん(The Good Italianに出てくるFefeに似ている。笑)。右側奥から、United Arrows 中尾さん、マルコさん、UA栗野さん、UA渡部さん。ありがとうございました。栗野さんが、マルコさんに「君は今日、ラシュモア山を前にしているのだ」というジョークを言ってましたが。スミマセン、わかる方は微笑してくださいm(__)m

お別れ際のサプライズ。CARUSOからお土産をいただきました。なんと、THE GOOD ITALIANと描かれたTシャツ。嬉しいので、さっそく着ています。

 

The Good Italian IIIから、印象に残ったセリフ。(イタリア語の英語訳)

“When you look for perfection, the time does not exist.”

 

 

 

 

 

 

綿谷画伯作品集「STYLE」(小学館)刊行記念スペシャルイベントのお知らせです。

綿谷寛×世耕弘成経済産業大臣 「男のSTYLEを語る」
ナビゲーター 中野香織
ゲスト 銀座バー「TENDER」上田和男氏

日本を代表するバーテンダー、上田氏が振る舞う、伝説のギムレットとともに楽しむ大人のトークショーです。

場所:新宿伊勢丹メンズ館8階 チャーリー・ヴァイスのサロン
日時:6月3日(日) 18:00~19:30
会費:8000円+税 (綿谷画伯サイン入り書籍の代金を含む。シャンパン、カクテル付き)

 

この内容で8000円+税は安い。経費を引いたらほとんど残らない。というか赤字のはず。チャーリー・ヴァイスとは私もしばしばサロンをおこなってきましたが、お部屋は25名が限界というインティメートな空間です。そんな特別な空間で、シャンパンと、上田バーテンダーが作ってくれる伝説のギムレットを飲みながら、世耕大臣と綿谷画伯(←このおふたりはふだんから飲み友)による、世界の政治家の服装や振る舞い方に関する「ここだけの話」が聞けるんですよ!!! 私はナビゲーションのお仕事を忘れてすっかり聞き入りそうな予感しかしない。

これ、どう考えても一生に一度あるかなきかの贅沢な機会ですよ。

詳細・お申込み方法は、近日中にIsetan Men’s Net で案内されます。私も追ってお知らせしますが、まずは、Save the Date.

「TENDER」のオーナーバーテンダー、上田和男さんのご本。

 こちらはもう、当然、ご自分用に買っていらっしゃると思いますが(笑)、プレゼントにも最適ですね。

 

 実は広報のプロフェッショナルでもあった世耕大臣。

 

2年前、「紳士の名品50」出版記念のチャーリー・ヴァイスのサロンの模様は、こちらをご参考になさってください。

文中に出てくる「サプライズで登場し、花束を届けてくれた俳優Tさん」とは、もう、おわかりですね。笑


 

とても和やかで素敵なサロンになるのは確約ですが、画伯プロデュースとなると、何が飛び出すかわからないドキドキがあるのがポイント。シャーロックナイトのときには、オリジナルの「缶バッチ」を作成して参加者に配ってくださったのも記憶に鮮烈です。人生を楽しく生きる達人は、こんどはどんなサプライズを届けてくれるのでしょうか。

6月3日(日)大安の夜、一期一会のドラマをぜひご一緒に作り上げてみませんか。

よい気分で朝起きたらあらゆるロイヤルウェディング情報が出そろってました。こちらから情報をとりにいかなくても勝手にどんどん流れてくる。便利な時代になりましたね。もうロイヤルウェディングはお腹いっぱいというほど。

いくつかのニュースメディアからピックアップした情報を、(ほとんど自分のためですが)ランダムにメモしておきます。裏をとるべきものも混じっています。きちんとした考察は25ans で話す予定なので、しばしお待ちくださいね。

こういう情報洪水の時代には、「専門家」と呼ばれる人には、その情報をどのように見るのか?という視点と表現力が問われることになりますね。しかも誰もが「評論家」になれる時代なので、無難な(客観的な)ことを言っても誰も耳を貸さない。独自の芯が通っていないと存在価値もなくなる。特異な方向にエッジをとがらせ続けないと生き残れないので、「好き」でやってる人しか残らない。だから「変人」にはいい時代だ、きっと。

 

・通常、ロイヤルウェディングでは花嫁は馬車の右に乗るのに、メーガンは左側に乗っていた

・ヘンリー王子は 花嫁のベールを上げるのを10分忘れていた

・メーガンのネイルはEssie のBallet Slippers という色だった。8ドル

・ゲストのスーツ姿でひときわ際立っていたのはデビッド・ベッカム。ブランドはディオール・オムだった

・ヘンリー王子が着用したのは、イギリスの近衛騎兵連隊ブルーズ・アンド・ロイヤルズの制服。髭をそってなかったのはいつものヘンリーらしいと逆に好評。ページボーイたちが着用していたのも、ブルーズ・アンド・ロイヤルズのミニチュア版だった

・祭壇までメーガンをエスコートしたチャールズ皇太子。実はメーガンが皇太子に一緒に歩いてくれるよう依頼していた

・メーガンのウェディングドレスはジバンシイのクレア・ワイト・ケラー。ケラーはイギリス出身。デザイナーはイギリス出身者、しかしブランドに関してはアメリカでもなくイギリスでもない、フランス。このようなブランドを選んだのは彼女なりの配慮??

・ヴェールのデザインもクレア・ワイト・ケラー。長さ5mだった。ドレス本体はシンプルだったが、ヴェールにはお約束のイギリス連邦53国、それぞれの国の花が刺繍されていた

・メーガンのティアラは、メアリー王太后(エリザベス女王の祖母にあたる)のダイアモンドバンドティアラで1932年に作られたもの。ブレスレットとイヤリングはカルティエ

・ブーケ製作はフィリッパ・クラドック。使用した花の一部をケンジントン宮殿の庭園でつんだのはヘンリー王子。ダイアナ妃が好きだった「フォーゲットミー・ノット」のほか、スイートピーやスズランがアレンジされていた

・シャーロット王女のドレスもジバンシイのクレア・ワイト・ケラー。靴は「アクアズーラ」

・誓いの言葉からは「obey」がカットされていた(ダイアナ妃もキャサリン妃もカット)。誓いの言葉を言う時、2人が手をがっちりとつないでいたのはロイヤル婚では前例なし。(ウィリアム王子は上品にキャサリンの手をとっていたが、ここまでがっちりとつながなかった)

・美男のチェロ奏者はなんと19歳のシェク・カネー=メイソン。2016年にBBCヤングミュージシャンのコンクールで優勝した新人。メーガン自ら電話で演奏を依頼していた

・二人の結婚指輪を制作したのは、クリーブ・アンド・カンパニー。メーガンの結婚指輪に使われているのはウェールズ地方だけでとれる貴重なウェルシュゴールド。王室では、このゴールド100%の結婚指輪をおくるのが伝統。ヘンリー王子のそれはプラチナである

・レセプションのケーキも前例やぶり。「ヴァイオレット」のシェフ、クレア・タックがデザイン。シチリア産のレモンやオーガニックの卵を使ったフレッシュなケーキ。これまではドライフルーツや洋酒を使った長期保存できるものだった(それを一周年に食べる)

・セレモニーの間、ウィリアム王子のとなりが空席として開けられていたが、それはダイアナ妃のための席だった?

・レセプションのために着替えたドレスはステラ・マッカートニー。指にはダイアナ妃がつけていたアクアマリンの指輪

・メーガンのまとめ髪はいつもどこかほつれているのだが、今回もほつれていた(見直してみて発見)。イギリスのタブロイドを見ると、”Fashionably messy updo”  あるいは”Messy bun” なんていう表現がされていた。なるほど。そばかすを隠さないナチュラルなメイクも、肩の力が抜けていて斬新

・レースもパールもフリルもついてない、素材のよさと構築性だけで見せるドレスは、自信にあふれた抑制と呼びたくなるもの。ワシントンポストのロビン・ギヴァンはこれを”Confident Restraint”と表現。さすがうまいな

 

・ダイアナ妃が残した言葉 ”If you find someone you love in life, you must hang on to it and look after it, and if you were lucky enough to find someone who loved you then one must protect it.”  こういう母の教えをハリーは守ったのね。

・批判をごちゃごちゃ書いてる人もいたけど(こういう人はいつでもいる)、いや、この時代に必要な「多様性の統合」のこの上ない象徴として最高だったと思う。英王室はいつだって「統合の象徴」なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリー王子とメーガンの結婚式。完璧な晴天のウィンザーにて。Royal Family が最初から最後までSNSで動画を配信してくれたおかげで、細部までしっかり全部見ることができた。ありがたい。

なんかもう、何もかも美しすぎて目が腫れるほど泣きっぱなしだった……。笑 サセックス公爵夫妻となったおふたり、ほんとうにおめでとうございます。

このロイヤルウェディングについて25ans でコメントする仕事が控えているため、明日以降、もう少し冷静になっていろいろ考えると思うが、とりあえず動画をオンタイムで見ながら直感で感じたことだけメモとして列挙しておきます。明日になって読めば「なんだこれ?」と思うようなメモもあるような気がする。

 

・”I do” じゃなくて ”I will”なんだ!

・メーガンのお母様、メーガンそっくり

・スキャンダルやら病気やらいろいろあって結婚式を欠席することになったメーガン父に代わり、一緒にバージンロードを歩くチャールズ皇太子! ファミリーみんなであたたかくハリー王子とメーガンを守ろうとする感じが伝わってきて泣けた

・のどかなウィンザーでおこなわれた結婚式は、ロンドンの聖ポール寺院でのロイヤルウェディングほどの威厳や格式はないけれど、あたたかでくつろいだ空気があって、肩の力が抜けて風通しよく、何よりもこの二人にふさわしく、愛に満ちていた

・イギリス文化とアメリカ文化の融合

・黒人のプリ―チャーがアツくLove Love LoveとLoveの尊さを説く。最初は感動したがやや長すぎて少し飽きた

・黒人ばかりのコーラスがStand By Meを歌う。ゴスペルが流れている。メーガンへの心遣いか、感無量

・黒人の弦楽器の演奏家によるアヴェ・マリア。美しい。

・シャーロット王女がもうあんなに大きくなって立派に務めを果たしてるんだ。ジョージ王子もかわいすぎる

・ブーケが意外と小さい

・「Suits」の共演者たちもいて、ドラマの続きみたい

・ジョージ&アマル・クルーニー夫妻、デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻、エルトン・ジョンなども列席していて、王室の格式よりもむしろセレブリティの華やかさが目立つ

・人種の分け隔てをしなかったダイアナ妃のスピリットがハリー王子のなかに生きている

・女王は「God Save The Queen」を歌わないんだ

・メーガンのドレス。本体にレースが使われていないデザインで(ヴェールのレースがいい感じでドレスにかかっている)、鎖骨がきれいに見える。彼女に似合っている

・教会内でハリー王子がずっとメーガンの手をにぎったりさすったりしている。本当に愛し合っているんだなということがわかって、微笑ましい

・沿道にI Want to Marry Harry と描かれたTシャツを着た美女軍団がいて、ハリーに手を振っている。笑

・アメリカではまたしても高校で銃乱射事件が起きていたり、中東では戦争していたり、イギリスではスコットランドが離脱しそうだったり、日本では政治が完全に崩壊していることに国民がマヒしていたり、なんだか世界が変な方向へ行きそうな暗雲がたちこめていたところに、今回のロイヤルウェディングがおこなわれた意味はとても大きい。人種や国や階級の違いによるバッシングや家族の不和によるスキャンダルなどあらゆる障壁を乗り越えて愛によって結婚した二人がなんだか人間社会の救世主に見えて、ほっと穏やかで幸せな気持ちに包まれた。いろいろあって不幸も困難も乗り越えてきたエリザベス女王率いるロイヤルファミリーは、愛を貫くカップルを守ろうとしており、それをあたたかい目で見守り祝福する国民も優しい。やはりイギリス王室は最高。God Save the Queen!

 

 

 

 

 

性差別に対して敏感な時代ですが、そんな時代においてなお名前にわざわざ「女史」をつけられることがあります。

これは性差別用語に相当するNGワードであり、名前にそのようにつけられた人が不快になるということを知った上で、意図的につけていると解釈してよいものでしょうか。持ちあげるふりして実は距離をおいて侮蔑している、そんなニュアンスが感じられて悲しくなります。

あるいはまったく無自覚に使っているのであれば、すぐにボキャブラリーから捨て去ったほうがよい言葉です。ふつうに男性と同じように「氏」でいいのです。「氏」で。

 

☆☆☆

 

性差別ついでに、「割り勘」についての私の考えをちょっこっと書いておきます。あくまで自分の社交上のスタイルなので、一つの例として、こういう考え方もあるのねという程度に読み流していただければ幸いです。

私は「割り勘」での食事をめったにしません。仕事であれ、プライベートであれ、ご馳走するか、ご馳走していただくか。その場で計算して割ったりすることはほとんどありません。レストランで小銭まで勘定して割り勘にする、そんな情景を繰り広げるのはレストランにも失礼ですし、せっかくの夢見心地がしらけてしまうので、お支払はできるだけどちらかがまとめてスマートにするものではないかと思っています。相手が女性でも男性でも、高級レストランでも大衆居酒屋でも、です。

ご馳走していただいた場合は、大々的に感謝し、次回どのように「お返し」をするか、真剣に考えます。後日、サプライズで花を贈ったり小物を贈ったり、仕事であれば期待される以上の成果を出したり、あるいは次回のレストランは自分が考えてこちらでもつとか、素敵なご縁や機会をご紹介するとか、その人にとって良いパブリシティを陰に陽にしてあげるとか、何らかの形で「結果として、平等かそれ以上」にもっていくように努力します。すると相手がまた予想外の「お返し」してくれたりして、そのようにしてなかなか楽しい人生が開けていきます。また、相手がご馳走するのが楽しいからしている、というような大物ケースでは、その場は派手に感謝して、「社会へお返し」のつもりで、今度は私が後輩にご馳走します。そうやって、結果としてぐるぐるぐるご馳走が循環しているというイメージです。

「お返し」を考えるのが心理的な負担になるほどのどうでもよい相手であれば、さくっと割り勘にしておくのがよいのかもしれないですし、その場その場ですっきり割っておくほうがわかりやすく「平等」なので気が楽という考え方も、もちろんわかります。ただ、私にとっての「平等」というのは、同等の金額を負担するということでは全くないのです。同レベルの喜びや価値を互いに与えあうことが「平等」だと思うので、ご馳走される時にはその場を盛り上げるためのドレスアップもしますし会話のネタも仕込んでいきます。さらに後日「お返し」を考えるわけですから、経済的な価値だけで見ればこちらの方が圧倒的に「損」しているように思うこともあります。笑

でも、感動ですとか非日常の楽しさですとか新しい何かの発見ですとか関係の構築ですとか、経済的な価値に還元されない豊かさの価値を考えると、やっぱりこうするほうが感謝も大きくなり、面白い人生を送れるのではないかという気もしています。たとえファーストフードであれご馳走されたり、機会であれご縁であれモノであれ何か贈られたりしたら、「ゲームが始まったな」と思って私はお返しを考え始めます。ゲームにふさわしい相手であれば、お返しラリーが続きます(途中、間延びすることもありますが、それでも価値観がそれほどずれていなければ、最終的なゲームオーバーにはなりません)。その場での割り勘は、ゲームをする必要がないという意志表示と受け取ります。

 

こういう考え方は、すべての人にあてはまるというわけではありません。くどいですが、念のため…。エラソーに聞こえたら、あるいは自慢たらしく聞こえたら、申し訳ありません。世代間でも価値観や役割感の大きな違いがありますし(私など息子たちにいつも化石人種と笑われています)、お互いの価値観が合っていれば、割り勘にもいいことがあると思います。それぞれの価値基準を大切にして、心によどみのない、快適な社交スタイルを作ってくださいね。

 

 

The worst form of inequality is to try to make unequal things equal. (By Aristotle)

 

 

 

 

 

綿谷画伯の「STYLE」出版記念パーティーが、パークハイアット東京で華々しくおこなわれました。司会は谷原章介さん。自ら「司会をつとめさせてください」と申し出てくださったのだそう。アシスタントはNHKアナウンサー、と本格的。

赤坂芸者さんの舞あり、


穂積先生や世耕大臣のスピーチあり、


いでさん、そして画伯本人の熱唱あり、ファミリーの花束贈呈式あり、愛と笑いと涙にあふれた2時間。


(左が画伯の息子さん、中央が奥様) 最後も、230名もの出席者一人一人をファミリーでお見送りなさるなど、人生の節目をお祝いするにふさわしいビッグイベントとして大成功でした。あらためて、おめでとうございます。

 

 

いちばんの飲み友達でもある世耕大臣のスピーチを拝聴する画伯、それを撮る中野香織、さらにその図を撮ってくださったのんちゃん。(のんちゃん、ありがとう!) 人は案外、前からよりも後ろから見られていることの方が多いものですね。この日の「女装」用ヘアメイクはパークハイアット内のハツコエンドウでお願いしました。アップヘアの後ろは自分では見られないのですが、自然な感じになっていて、さすが業界トップランナーのお仕事。「ウェディングのお仕度もぜひうちでやらせてください」というリップサービスもいやみなく(とはいえもちろん笑ったが)、この技術と接客ならばホテルが安心して任せるのも納得。

 

私はみなさんのお酒がかなり回ってきたころのスピーチでしたが、会場が騒がしいままで話すというのはかなり気が滅入るものですね(^^;)。世耕大臣はそんななかでもめげずに注意をひきつけて笑いをとっていらしたので、政治家のパワーを見せつけられた思い。

私などすっかり気落ちしたまま、原稿を読みながらなんとかグダグダでおつとめ終了。がっくり。

誰も私の話は聞いてなかったけど、舞台には一緒に「SP」が登壇してくれて(慣れないジミーチュウで転んだとき用)ビジュアル的にはちょっと面白かったようです。

左からユニオンワークス社長の中川一康さん、バタク新宿御苑店店長の川部純さん、中野、バタク社長の中寺広吉さん、そしてイラストレーターのソリマチアキラさん。ありがとうございました。



なんと谷原さんも一緒にメガネをかけてSPごっこに混じっていただきました。笑 このアドリブ力が谷原さんの魅力ですね。


のんちゃんこと堤信子さん、山内美恵子さんが撮影してくださっていました。ありがとうございました。

 

ピークラウンジで二次会。画伯の奥様や息子さん(パークハイアット勤務)、本の製作に関わった方々などと。ジミーチュウが限界だったのでフラットシューズに履き替えてようやくほっとできました…。

Off dutyのSP(笑)、ソリマチさん、川部さん。

この後、何人かはゴールデン街⇒締めラーメンと4次会、朝4時までいらしたそうです。みんなタフで濃いな。画伯のお友達はみな体力も情熱もサービス精神もずばぬけて高い。類友。

おみやげのピエール・マルコリーニのマカロン。箱のイラストは画伯によるものです。

この日はパークハイアット泊だったのですが、お部屋に戻るとなんと、プレゼントが届いていました。本にも収録されている似顔絵の原画がきれいに額装されておりました。うわーここまでやってくれるんだ! なんとあたたかなお心遣いでしょうか!

お世話になった方への感謝の表し方やおもてなしの仕方、人への接し方など、画伯からはほんとうに多くのことを教えていただきました。言葉で「べき」論はいっさい語らないのですが、いつも行動できちんとお手本を見せてくれるんですよね。谷原章介さんが「画伯は僕にとって『未来の教科書』みたいな存在です」とことあるごとに語っており、実際、谷原さんが画伯を慕う様子を拝見してきました。世耕大臣が画伯には心を許すのもわかる気がします。いい男たちに慕われる本物の紳士ですよね。(今日はお祝いだからデフォルメのホメ)

これからは新しいチャプター、海外飛躍が待っています。多くの応援団に支えられて、いっそうの御活躍を!

 (Click to Amazon) 永久保存版です。

 

 

パークハイアットはさすがの貫禄というか、スパも含め、Lost in Translationな別天地。地上とは異なる時間が流れているような感覚の滞在を楽しませていただきました。

ティエリー・マルクスへ行ったときに「また近々ぜひ行きたい」と願いましたが、それがなんと一週間もたたずにあっさりと叶えられ、併設のビストロ・マルクスに伺う機会に恵まれました。

しかも、会社設立をサプライズで祝っていただきました。

ミヤビブランドコミュニケーションズ代表取締役の田中雅之さんと、ノートルメルシー代表取締役でフリーアナウンサーの堤信子さん。

デザートのあと、メッセージが描かれた美しいプレートが登場して感激していたら、ゴージャスなお花まで頂戴してしまいました。


花束が包まれていた紙もリッチ感があり、信子さんが「私のイメージ」として選んでくださったものだそう。なんと嬉しいことでしょうか。上の柄。まるでビロードの生地のような地厚の素敵な紙です。

ビストロ、というのでもっとカジュアルなのかと思ったらとんでもない、きちんとしっかり内容のあるコース料理がメインです。

どのお料理も見た目が美しいばかりでなく、とてもおいしい。


このデザートは、フランボワーズのアイスクリームなのですが、表面の金粉がアクセントになっていて、それはそれはきれいなこと。写真で美しさが伝わらないのが残念ですが。

シェフ・パティシエの江藤英樹さん。メッセージプレートも特注だそうで、表は上の写真のように白いのですが、裏がこのようにピンクです。美しい文字も、江藤さんが描いてくださいました。

和光の時計台が真正面に見える絶好スポットで記念写真。雨もまだ降っておらず、心地よい気温でくつろげました。田中さん、信子さん、江藤さん、スタッフのみなさま、ありがとうございました。


経営者の友人たちと会食でした。二子玉川「ゆうき」にて。4人のうちの一人の行きつけということでお招きいただきましたが、アトホームな和食に癒される、よいお店でした。

これまで会社経営というのはなかなかピンとこなかったのですが、この4月から株式会社を立ち上げてみて、経営者の言葉をあらためて吟味してみると、ようやくそのリアリティが理解できます。私などはまだ個人事業主が株式会社になった程度ですが、今後のことは、これまでぼんやりしていた数字の問題も含めて、ひとつひとつ明快に決めていかねばなりません。

 

シビアなリアリティの一つは、「人」でしょうか。去る人、新たに寄ってくる人、おそろしいほどわかりやすくがらりと人が変わる。人の本性がよくわかるし、人が自分のことをどのように見ていたのかもわかる。その話をしたら、一人が「あたりまえじゃないですか。人とはそういうものですよ」と淡々と。人に恵まれるかどうかは、やはり自分の仕事次第なのだとあらためて覚悟しました。よい人と出会いたかったらそれにふさわしい仕事をしていくのが最短確実な道ということですね。

 

五里霧中の迷走だし、これまでとは違う神経を使わねばならないだろうし、当面、おぼつかないことも多々あると思いますが、読者のみなさまにもお気づきの点がありましたら、忌憚なくご指摘いたければ幸いです。どうぞご指導をよろしくお願いします。

“This is the key to time management – to see the value of every moment. ” (By Menachem Mendel Schneerson)

立場が変わっても、態度をまったく変えず接してくれる知人と過ごす時間はとびきり貴重に感じられました。時間の価値をこれまで以上に貴重なものにしていかねば、ですね。

ビジネスランチで、ザ・プリンスさくらタワー東京の「チリエージョ」にお招きいただきました。

コンテンポラリージャパニーズをイメージしたインテリア。

窓一面から見える日本庭園の緑に癒される素敵な空間で、イタリアンをいただきました。お料理の味も見た目もすばらしい。上の写真は前菜です。

Yonka社長の武藤興子さんにご助言を多々いただきました。ありがとうございました!

 

“If you do what you love, it is the best way to relax.” (By Christian Louboutin)

首都圏エリア9つのプリンスホテルで、スペインフェアが開催されています。

24日(水)にはザ・プリンス・パークタワー東京にて前夜のレセプションがおこなわれました。

 

小松原庸子さん率いる舞踏団によるフラメンコ、


駐日スペイン大使を含む関係者によるテープカットもおこなわれ、

料理やお酒もスペインムード一色で期待が盛り上がり。


なんと闘牛のイメージから牛をかたどった巨大なチョコレート彫刻も!


エグゼクティブシェフ パティシエの内藤武志さんが作るチョコレートも絶品。スペインのオリーブオイルを使ったチョコなど斬新ながらあとをひきます。

 

5/10(木)~5/12(土)には、ザ・プリンス パークタワー東京「レストラン ブリーズヴェール」において、スペイン・マドリードの2ツ星レストランのシェフ、オスカル・ベラスコ氏を招聘した特選ディナーを楽しめるイベントも開催されます。
33Fから望む夜景もすばらしいですよ。

詳細はこちら

 

 


スタッフのみなさまと記念写真。胸元につけているのはスペインの国旗をイメージした黄色と赤の薔薇のコサージュです。

大安吉日の18日、リッツカールトンホテル東京において、一般社団法人日本フォーマルウエア文化普及協会 (Japan Formalwear Culture Association) の設立記者会見および記念パーティーが開かれました。

この協会は、タキシード専門店「ロッソネロ」の横山宗生さんが理事長となって組織されました。日本独自のフォーマルウエア文化を普及させるとともに世界に発信し、同時に日本の伝統文化や伝統産業の継承および発展に寄与し、地域経済の活性化に貢献するというミッションを担います。(伝統的な繊維産業は、続々と閉業の危機に見舞われています。)

ファッションショーも行われました。衣装もさることながら、音楽もパフォーマンスもセンスよく、新しい時代のリズムを感じさせます。写真で伝えきれないのがもどかしいですが。

日本ならではの着物フォーマル。


モデル勢ぞろいの図。


(理事と顧問、記念写真)

私は横山さんからのご依頼を受けて、協会の顧問としてお手伝いさせていただくことになりました。私自身がこれまで新聞はじめ各メディアで発信し続けてきた疑問点の数々。それを時代に合った形で解消し、これからの日本のフォーマルとして具体化しつつ発信できることに貢献できれば嬉しく思います。「批評」を机上で書くだけなら簡単。問題点を実際に変えていくとなると、現場の力をお借りすることがぜひとも必要です。150年前に迎合や忖度で決まってしまった慣行、戦後にアパレル会社が定めた便宜的な「ルール」を見直す時が来ています。熱意にあふれるメンバーとともに、グローバル時代に合ったフォーマルウエアの意識改革を進めていければ幸いです。同時に、伝統織物の産地に需要が生まれるような仕組みを作ることができればいいですね。貴重なレガシーがどんどん失われていくのを傍観していくのではなく、お役に立てるのであれば、微力でも何らかの貢献ができるよう考えていきたく思います。みなさまからのご助言、ご提言もぜひお寄せくださいませ。

 

 

モデルのみなさまと。私が着ているドレスは「ロッソネロ」の横山さんデザインです。「ロッソネロ」では、4月からドレスの制作も始めています。女性洋装モデルが着ているのも、豪華な西陣織や米沢織、桐生織の着物地をドレスに使ったもので、至近距離で見るとうっとりする美しさです。

横山さんのご人徳もあって、夜からの一般パーティーは大盛況でした。このバタフライポーズは「蝶ネクタイ」の象徴、ということで。

 

さっそくlivedoor newsにとりあげていただきました。こちらです

 

 

ビジネスランチでパレスホテル内のフレンチ「クラウン」にお招きいただきました。

前菜の雲丹のお料理は、本物の雲丹の殻に入っています。貝殻で作られた特製スプーンでいただけるようになっているという配慮。

すくすく育ったアスパラ。旬ですね。トリュフの風味が効き、絶品でした。

仔牛のフィレ。やわらかくて美味。下に敷かれている日本庭園のようなのはバジルクリーム。フィレとよく合います。

お料理の写真を撮ることは遠慮することもありますが(これでも)、今回、あまりにも美しいお料理で、「写真を撮りたくなるほど喜んでいただけたらこちらも嬉しい」とレストランの方にもおっしゃっていただき、調子に乗って撮影。

 

デザートは柑橘系でさっぱりと。好みですが、こういうさっぱり感で締めることができると嬉しいですね。ほかにもプチフールやレストラン名物のケーキなども。サービスも洗練されてあたたかく、Forbes ファイブスターの底力を拝見した思いがしました。最高レベルというのはこのようなレベルという基準を学ばせていただきました。

こういうレベルを感じていただく仕事を基準としてめざさなくては!

“If there be no enemy there’s no fight. If no fight, no victory and if no victory there is no crown. ” (By Thomas Carlyle)

 

 

 

 

グランドプリンスホテル高輪の貴賓館にて、「観桜会」2018。貴賓館の歴史は1911年までさかのぼります。竹田宮家の邸宅として建てられました。

こちらは氷の彫刻です。桜のはかなさ、氷のはかなさを思うと、最高の一瞬の美しさを愛でられるのはなんと幸せなことかと思う。

東京シティエリアの各プリンスホテル(品川プリンス、グランドプリンス高輪、新高輪プリンス、ザ・プリンスさくらタワー、東京プリンス、ザ・プリンスパークタワー、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町)のシェフが、一堂に会し、自慢のお料理をその場でサービスしてくださるなど、すばらしいおもてなしでした。

オリジナルの桜カクテルも美味。各種の珍しいお酒もふんだんに用意されておりました。

なによりも統括総支配人はじめ、各ホテルの支配人がタキシードで、そして女性の統括や広報担当者はお着物姿でゲストをお迎え。マーケティング担当の男性社員は、桜色のネクタイやポケットチーフでもてなしてくださいました。女性の華やかな装いはもちろんなのですが、男性が美しく正装していてくださると、場の格が一気に上がりますね。


レイチェル・チャンさんの明るい名司会によって各GMの個性も引き出され、トークも盛り上がり。

統括支配人の武井久昌さん(中央)はじめ、各ホテルの支配人。ダークダックス風のポーズで。実は各ホテルに社員によるミュージックバンドがあるそうです。こんなポーズが一瞬で決まるのもさすが。

General Managers はじめプリンスホテルの社員のみなさまやスタッフの方々と記念写真。「華麗なる一族」風に。笑


おみやげはチョコレートサロン高輪のオリジナル、桜のチョコレート。美味。

ゲストとホストの間に、楽しさとあたたかさが親しく共有された、華やかなでした。

 

Let a hundred flowers bloom, let a hundred schools of thought contend. (ByMao Zedong)

 

藤巻百貨店プロデュース、日本最大級の江戸切子の祭典、江戸切子桜祭り2018年。4月6日~8日に東急プラザ銀座キリコラウンジで開催される新作展に先立ち、みなさまもウェブ投票を通してお祭りに関わっていただけるようになりました。

こちらからどうぞご参加ください。みごとなカットグラスの数々。写真だけではなかなかその迫力が伝わりにくいのですが。

私も特別審査員として1,2,3位の3点を選ばせていただきました。

 

当日は江戸切子で日本酒も飲めるそうです。なんと贅沢な? 会場でお会いしたら乾杯しましょう。

 

 

 

 

 

ゲイのフィギュアスケーター、アダム・リッポンが、アンチに対してツイートした名セリフ。

“I’m a glamazon bitch ready for runway.”

強烈にかっこいいセリフだなと思ってたのだが、引用元はRu Paulだったとわかる。

“After a long night of hooking, trade didn’t like the session so he had gutted me and set me on fire. But you know I didn’t die. I had crystallized. And now I’m a glamazon, bitch, ready for the runway.” (Miss Kennedy Davenport)

グラマラスなアマゾネス、これがグラメイゾン。ビッチは自称したときには「それくらいでめげないタフな女」というプライドが入る。花道を歩きだすグラメイゾン・ビッチ。屈辱を跳ね返したいあれやこれやの場面でつぶやいたら勇気がわいてきそうなセリフだ。

山口周『外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る99の心得』(光文社新書)。

いままでの自分の方法が正しいのかそうでないのか、振り返りつつ今後より良い成果を上げるために外資系トップコンサルの書いた知的生産術を学ぶ。

無意識にやっていたことが的確なことだったり、あるいは意識的に行ってきたことが実は改めるべきダメダメなことであったり、発見多々で付箋の嵐。全部覚えておきたいことばかりだが、とりわけ「これは!」な点を、著者のアドバイスにしたがって「忘れるために」(!なるほど!)転記しておきます。

・知的生産における成功・失敗は、あくまでも「顧客の期待値と実際の成果物とのギャップ」によって決まる。だから顧客の期待値をコントロールすることが必要。

・プロフェッショナルというのは80%の力でクライアントを継続的に満足させられる人のこと。適切なミニマムラインの設定をおこなうのが、管理職の大事な仕事。(私のフリーランス駆け出し時代には、常に120%を心がけていた。じゃないと次の仕事が来ないから。でも仕事が多方面に増えた今もなおこれをやっていると、どこかに「穴」をあける。80%でもなおハイレベルを継続的に保てるということが大事になってくるのだろう)

・イノベーションのほとんどは、「思いついた人」ではなく「あきらめなかった人」が実現している。

・私たちが知的成果として世に訴えられる情報は三種類。「事実」「洞察」「行動」。ビジネスにおける知的生産は「行動の提案」まで踏み込むことで初めて価値を生み出す。「評論家」は恥ずかしい。偉そうに「洞察」を語り、中途半端なところで放り出しているだけ。(これがいちばんガーンときましたね。アカデミズムにおいては、「洞察」でとどめ、それを読む人に判断をゆだねるということが上品とされていた。長年にわたってたたきこまれてきたこの「上品」さ、これはunlearnしなければならないのだ、と強く自覚)

・プラトン以降、哲学者が向き合ってきた問題は「世界はどのように成り立っているのか?」と「その中で、私たちはどのように生を全うすべきなのか?」の二つ。

・ポジションを取れ。決断力というのはポジションを取れるかどうかということ。知的生産のクオリティというのは、異なるポジションを取る人と摩擦を起こすことで初めて高まる。(これもショックでした。教えられてきた「上品さ」とはポジションを取らないことでもあったので。それってビジネスの世界では単に「何を甘えたことを言っているのだ?」とスルーされてしかるべき態度だった)

・「考える」と「悩む」は違う。「手が動かなくなる」と、それはすなわち「考えている」のではなく「悩んでいる」状態であって、知的生産のプロセッシングは進まない。知的生産のプロセッシングはほとんど手を介して行われる。

・「よい答え」というのは、ニュアンスとしては、力づくに探し出すものではなく、ごく自然に目の前に立ち現われるもの。出てこない場合は「問いの立て方」「情報のインプットの仕方」に問題がある。

・「長く考える」のではなく「短く何度も考える」ほうが突破口を見つけやすい。

・視点・視野・視座のとり方を他人と変える。視座は、社長の視座より高い「革命家の視座」まで上げてみる。

・アンラーンを繰り返す。「昔取った杵柄」を廃棄し、常に虚心坦懐に世界を眺めながら、自分が学んできたことと常識を洗い流すことが必要。

・「どうしてそうなのか?」「もし~だったらどうなのか?」という質問を多用して、思考レベルを深めていく。

・情報の非対称性は経済価値を生む。

・アウトプットは、What, Why, How の三点セットで。

・抽象的行動用語を使わない。抽象的行動用語とは、検討する、推進する、強化する、実践する、注力する、連携する。(うわー確かに。お役所向けの報告書にはこういう謎の動詞が乱舞している) 知的生産の品質は行動の品質に直結し、行動の品質は成果に直結する。

・ベクトルではなく、到達点を伝える。

・説得より納得、納得より共感。知的生産の最終的な目的は、行動を起こさせ、よりよい社会や世界の建設に人々を駆動させることにある。リーダーはすべからく共感を追い求めていく態度を。

・ロゴス(論理)、エトス(倫理)、パトス(情理)のバランスをとる。

・集団浅慮=グループシンク。似たような意見や嗜好を持つ人が集まると知的生産のクオリティは低下する。

・文化相対主義は感性の鈍麻。表面的な差異を文化相対主義の名のもとに全肯定してサラリと受け流してしまうということではなく、差異を見出し、その差異を生み出す構造的な要因まで踏み込んで理解したうえで、その違いをリスペクトしつつ全肯定する。差異を無感覚に全肯定する態度は、それを全否定するのと本質的には同じこと。(これも……深く考えず「寛容」「リベラル」の名のもとに受け流すのは、怠慢で鈍麻だったと悟る。反省)

 

99のアドバイスのうち、きっと明日のあなたを変える助言があるはずよ。

(click to amazon)

Forbes Japan Women Award 2017 。たいへん晴れがましい席のトークセッションに参加させていただきました。

IWC様、Forbes様、モデレーターの谷本有香さん、ご一緒させていただいた杢野純子さん、武井涼子さん、そして公の場での言動はこうあるべきとインスパイアしてくださった宇宙飛行士の山崎直子さんに、心より感謝申し上げます。

壇上で強調したかったことの一つは、スポットライトを浴びることなく、それでも笑顔で誠実に仕事をしている女性たちへの感謝とエールでした。個人的なレベルで言えば、数百人分の出席票の管理や印刷物の手配などの事務的なお仕事を、いつも笑顔で完璧に仕上げてくださるスタッフの皆さま。自分ラストで家族を支えた母。校閲・進行ガール。各社にもいらっしゃると思うのですが、「縁の下の力持ち」の女性が支えてくださってこそ、たまたま「リーダー」になった方の活躍もあろうかと思うのです。「女性の活躍」が称揚されることで、表舞台に出ない女性たちがかえって卑屈な感情をもったり、寂しい思いをしたりすることは、決してあってはなりません。常に陰で支えてくださる女性(男性)への感謝と敬意を伝えることだけは、暑苦しいと言われようと、続けたい、とあらためて決意しました。

すばらしい機会をいただき、本当にありがとうございました。


(左から、谷本有香さん、武井涼子さん、山崎直子さん、中野香織、杢野純子さん)

 

Reception of the Anniversary of the National Day of the State of Qatar, at the Peacock Room of the Imperial Hotel. Thank you M. Bilal for inviting me.



「孔雀の間」にひしめく人々。1000人はいらしたのでは…(憶測)。政府関係者のスピーチあり、生演奏あり、カタール航空の抽選会あり、と華やかなレセプションでした。カタールの外交危機が報じられておりますが、この場では中東の各国大使夫人が笑いあって親しく社交していらっしゃいました。国が国交を断絶したからといって、「人」の関係までは切り離せない。


駐日カタール大使夫人、ジャミーラさん。いつお目にかかってもアラビアン・ゴージャス。さすがに写真はとれなかったのですが、正装の中東の男性もりりしく素敵なのです。そして男性も女性も、すれちがうと、とてもよい香りがします。

帝国ホテルのフロントロビーには、生の赤い薔薇で作られたこのようなオブジェが。壮観です。


パレスチナ大使ワリード・シアム夫人、マーリ・シアムさんにお招きいただき、ジュエリーデザイナー中野哲哉氏のジュエリーを鑑賞しながらのパレスティナ式ティーパーティー。パレスチナ大使公邸にて。


中野哲哉さんは、大阪府知事賞を2度受賞している気鋭のジュエリーデザイナー。天然素材を活かす高度で繊細な技法により、大胆なデザインの一点もののジュエリーを作っていらっしゃいます。鏡に映っているのが中野さん。

こちらの赤いジュエリーは、珊瑚。

タマムシがジュエリーとして使われていることは、今回、初めて知りました。

え?虫??とぎょっとしたのですが、たしかに光り輝く美しい光沢。赤い線が入っているのは、日本のタマムシだそうです。

中東にインスピレーションを得た、ペルシア絨毯型のネックレス。とりはずしてブローチとしても使えます。

ほかにも指輪やブレスレットなど、たくさんのジュエリーが紹介されていましたが、すべて、裏側にもおまじないになる多様なモチーフが作り込まれているんですよね。中野さんによれば、「魔」は「間」から入り込む。だから、徹底的に「間」をなくすことで、それが「魔除け」となるんだそうです。チャクラのある場所にジュエリーを重ねることで、強力な魔除けになるというわけですね。

大使公邸はさすがにすばらしくセンスのいいインテリア。

マーリが用意してくださったたくさんのパレスティナ式軽食やスイーツを、カルダモン入りコーヒーやセージ入りの紅茶とともにいただきました。どれもスパイシーで、新鮮なおいしさです。


パレスチナのファッション史の本も見せていただきました。


このヘッドドレスの横に垂れているのは、本物のコイン。


アラブ夫人の会でご縁を得たみなさまと再会。中央は、駐日カタール大使夫人のジャミーラ。ジャミーラとは、イタリア大使館のドルチェ&ガッバ―ナのショウでもお会いしました。

お心のこもったおもてなしをありがとうございました。 何よりも、マーリとの再会が嬉しかった! (ジュンアシダ広報誌JAに寄稿した私のエッセイの英語版を読んで、ご連絡をくださったのが、そもそものご縁の始まりでした。発信はチャンスの始まりですね。)

中東には難しい問題が山積していますが、だからこそ、積極的にファッションや文化を通して「人」レベルで平和な友好関係を築いていこうという努力をなさっていることを感じます。美しいものを愛する「人」対「人」として、政治や国境の壁を超えて絆を作る努力を続けることができる、せめてその程度の「平和」は守られる世界であってほしいと強く願います。(双子座満月の夜に)

 

ジュン アシダ本店にて、クリスマスコンサート。つるの剛士さんによる歌とトークのミニライブでした。

ラストを飾るメインソングはもちろん、「君にありがとう」。芦田多恵さん、作詞作曲の都倉俊一さんも壇上に上がり、隠れたエピソードを披露。

現在の音楽状況においては、音程をはずす下手なアイドル歌手でも、コンピューターのコントロールで「上手い」ように録音できてしまうのだそうです。

しかし、つるのさんがこの歌を録音した現場は、都倉さんが目の前で指揮をとりながらのアナログ方式だったとのことです。

そもそも、なぜ都倉さんがつるのさんを選んだのかといえば、「ブラインドリスニング」。たくさんの候補者の歌声を、その主はだれかと告げられないまま聞いてみたところ、ことばが心にまで届く歌い方をしていた人がひとり、気になった。それがつるのさんだったというわけです。

芦田淳・友子夫妻の金婚式において、都倉さんからのサプライズプレゼントとして作られた曲であり、都倉さんは当初、歌い手としては森繁久彌さんのような方を想定していたそう。現在、40代前半のつるのさんは若すぎるかなと思ったけれど、言葉を届けるということを第一に考えて、お願いしたそうです。正解でしたね!

5人の子育てをするつるのさんは、人柄がそのままにじみ出た、あたたかく謙虚で、しかもユーモアにあふれたすてきなトークとパフォーマンスで観客を魅了。「歌手を志したわけではなく、たまたま歌え、と言われて歌ってみたのが好評で、それ以来、歌っている」そうですが、都倉さんまでもが「歌、うまいよね」と絶賛するほど、オーディエンスの「心」に届くような歌い方をなさいます。


(JA誌には、この歌をめぐるエピソードをエッセイとして寄稿しております。上はその英語版。この歌は世界中に広めたい)

愛情あふれる方々のリレーによって紡がれた奇跡の歌。歌われる内容じたいは、私自身の人生にはまったく無縁だったのでそこに漂う感情は想像するしかないのですが、なんとも心のあたたかくなる歌なのです。



コンサート後は、パティシエの辻口博啓さんと多恵さんコラボによる「チョコレートドレス」も展示された部屋に移動し、つるのさんも交じって、ミニパーティー。


ブティックの中も外もクリスマスムードが満載。マリアッチ?による生演奏も。


ミナ・タン・チャームは来年の干支にちなみ、ワンちゃんシリーズがフィーチャーされています。多恵さんが東北の復興のために続けているチャリティ活動の成果です。クリスマスプレゼントにぜひ。

社員のみなさまが(いつもながら)とてもあたたかく、しかもスマートにおもてなししてくださいました。本物のホスピタリティに感動し、また翻って自分も、いっそう喜んでいただけるような仕事をしなくてはと励まされました。すてきなクリスマスプレゼントをいただきました。ありがとうございました。

 

 

Forbes Japan にお招きいただき、ヴーヴ・クリコ・シャンパン・ディナー、19日、恵比寿のジョエル・ロブションにて。

ヴーヴ・クリコの最高醸造責任者のドミニク・ドゥマルヴィル氏から、シャトーの歴史、新製品の説明などを受けながら、ロブションのお料理に合わせて5種のシャンパンを試飲するという、なんともゴージャスな環境のなかでシャンパンのことが学べる会でした。

左側、立って説明しているのが、セラーマスターのドミニクさん。

以下、半ばほろ酔い加減でメモしたことのなかから。

・新製品のエクストラブリュットエクストラオールド。通常の熟成期間(3年)よりも2倍長めの熟成期間を経ている。パンチがあって、フィニッシュがピュア。

・ヴィンテージとは、一年だけのぶどうで作られたシャンパン。(通常の製品は、一定の味わいが保たれるよう、いくつもの年のシャンパンがブレンドされている。)はじめて作られたのは、1810年。毎年、作られるわけではなく、ぶどうの出来具合にもよるが、10年のうち、3,4年というところ。現在、マーケットに出ているヴィンテージとしては、2008年がいちばん新しく、1989年のものがもっとも「深い」。27年も経つと、色も深みを増していく。

・歴代の醸造責任者は、みな長寿である。前任者はいま96歳、その前の責任者は103歳まで生きた。毎日ヴーヴ・クリコを飲むことは長寿につながる?! (というか責任者となれば体調を常に絶好調に保つことも仕事の一つだから?)

・ヴーヴ・クリコの歴史をたどると、1772年にフィリップ・クリコが始めた会社を、息子のフランソワ・クリコが引き継いだ。フランソワと結婚したのが、マダム・クリコ。ところが、1805年にフランソワが亡くなってしまう。それを受け継いだのが、27歳のマダム・クリコ。ヴーヴとは、未亡人という意味。1805年はフランス革命直後の時代、混乱の時代に大胆にビジネスをはじめた、いわゆるキャリアウーマンの先駆者がマダム・クリコだった。

・ロゼをはじめて作ったのも、マダム・クリコ。1818年のこと。

・1972年にはラ・グランダム(La Grand Dame=偉大なる女性)が作られるが、これはマダム・クリコに敬意を表した呼称。

・ヴーヴ・クリコのイエローは「137c」という色番で、ヴーヴ・クリコ―・イエローとして登録してある。マダム・クリコが好んだ卵黄の色だった。創業当初、ワインのボトルにはラベルがなく、ヴィンテージボトルにはわかりやすいようにイエローリボンを巻いた。1830年代から40年代にかけてようやく白いラベルがつくようになる。当時はまだシャンパンはソーテルヌのように甘かった。ドライ・シャンパンが出てくるのが1850年代。


(5種のシャンパンにあう、繊細な料理を作ってくださった料理長)

・現存するヴーヴ・クリコのビンテージで最古のものが1839年。これは、2010年、バルト海に沈んだ船からダイバーが引き上げた。168本のシャンパンボトルのうち、47本がヴーヴ・クリコだった。このシャンパンを、これから作られる特別に限定されたシャンパンに限り、少しずつ混ぜていく。それによって新しいシャンパンのなかにも、クリコの歴史が溶け込んでいくことになる……。

沈没船から引き揚げられたシャンパンが、未来のシャンパンの中に少しずつブレンドされていき、クリコの味を引き継ぎながら深化、発展していくというのはなんともロマンティックではありませんか? (というか、こんな稀有な物語こそがブランドを作るのですね。)


ビジネス界などでご活躍の方々、16名ほどのご参加でした。お席が近かったみなさまと。前列左から、シャフハウゼンもご一緒した武井涼子さん、X-Tankコンサルティング代表取締役社長の伊藤嘉明さん、後列左から、やはりシャフハウゼン組の中塚翠涛さん、KANTARジャパン代表取締役社長の大竹秀彦さん。ほかに、(写真をご一緒するチャンスを逸したのですが、)マーク・ジェイコブズ・ジャパン社長の橘田新太郎さん、森トラスト代表取締役社長の伊達美和子さんはじめ、経済界をリードする方々がご一緒で、刺激的なひと時を過ごさせていただきました。とりわけ伊逹さんは、「美味しいワインが好きすぎて飲みすぎ、倒れた」ときのエピソードを披露。そのとき以降、「着つけ薬」を持ち歩いてるそうなのですが、見せてくださったのがこちら。

タイガーバームのような?一瞬ではっと正気にもどる匂い。これ、私も入手しなくては……笑。
下の写真は翠涛さん撮影。

とても豊かな時間を楽しませていただきました。お招きいただきましたフォーブズ・ジャパン編集長の高野さま、副編集長の谷本有香さん、こまやかな手配をしてくださったフォーブズのスタッフのみなさま、ヴーヴ・クリコ関係者のみなさま、ロブションのスタッフのみなさま、ありがとうございました。

Forbes Japan主催 CEO Conference 2017. パレスホテルにて。


日本全国から大企業、中小企業、ベンチャー、それぞれのCEOが集い、4つのパートに分かれてトークセッションが行われました。その後、交流会。

最後の締めは、Forbes Japanの「ボーダー井上」さんによるパフォーマンス。全身、横縞柄(日本語でいうボーダーですね。正しい英語ではストライプですが)の服で登場した井上さんが、上の縞柄シャツを脱ぎすてて、「ボーダーレス」になる。ボーダーを超えていこうという会のメッセージを視覚的にユーモラスに表現。

オープンイノベーションを起こすためのさまざまな試みや考え方のシャワーを浴びて、刺激が多い一夜でした。ボーダーを超えよう、というメッセージもいやというほど言われている気がするが、実際に行動を起こすと叩かれたりハシゴをはずされたり「大人ないじわる」をされてみたり。ほんと、先が見えず不安に襲われることのほうが多いです。不安を打ち消すためには、安全圏に後戻りせず、さらに行動を続けて飛び越えていく努力に向かうしかないというのも実感。

私はCEOではありませんが、なかなかフォトジェニックな舞台なので、チャンス(というのか)とばかりおバカに遊んでみました。しつれいしました。

 

 この日に登壇したCEOの話は、最新号でも一部、読むことができます。

イタリア大使館にて、ドルチェ&ガッバ―ナの「アルタ モーダ、アルタ サルトリアとアルタ ジョイエッレリア」という豪華絢爛なコレクションが発表されました。


今年の桜の季節に、20余年ぶりに来日を果たしたドメニコとステファノ。日本の文化や人々に感銘を受けたデザイナーが再来日したのです。好きになったら本当にすぐ来てしまうというところ、情熱的なイタリア人らしいですね。


今回は、美しい庭園をもつイタリア大使館全体がデザイナー自身のアトリエに見立てられ、デッサン画や仕立て途中のドレスが飾られた館内をモデルが練り歩くという前代未聞のスタイルでおこなわれました。

クラシックなイタリアのテーラリング技術を活かしたスーツや、美しいビジューやファーをあしらった芸術品のようなドレスが、100作品以上、紹介されました。日本の着物をデザイナー独自の解釈でとりいれたルックも登場。ひとつひとつが、贅沢このうえない生地で作られ、手縫いで作られています。ヘッドピース、アクセサリー、バッグ、靴、メイク、それぞれの細部にいたるまで、彼らの美意識に貫かれています。写真ではなかなかその迫力が伝わらないのですが、あまりの美しさに感動のあまり気絶しそうになります。美しさの表現に遠慮なし。制限なし。フルスイング。それがこのブランドのたまらない魅力です。



テーラードスタイルも圧巻。生地のなめらかな美しさ、シャープなライン、艶やかな色使いにため息が出ます。


こんなやりすぎなくらいのファー使いができるのも、ドル&ガバならでは。痛快です。



喝采を浴びながら登場するドメニコとステファノ。


ショウのあとは、大使館庭園に、この日のために特設された薔薇のテントでランチ。テントには天井画風の装飾も描かれ、金屏風が立ち、いたるところに薔薇、バラ、ばら。文字通り、ラ・ヴィ・アン・ローズな空間でした。

日本文化に対する敬意も表現されていました。厚かましくも箏の前で記念撮影させていただきました。

着ているのはドルチェ&ガッバ―ナのドレスですが、いつもながら、俗にいう「着心地」はほんとによくないのです。「デザイナーが理想とする女性美を表現した、この形の中に入りなさい」という厳しい服なのです。着るコルセットというか。背筋がいやおうなくのび、肩甲骨が後ろに引っ張られて胸郭が開き、必然的に自信あふれる姿勢になり、ゆったり堂々としたイタリアンマダムのような歩き方になる。これが、身体の苦しさをはるかに超える心の快感をもたらします。ほかの「楽な」服では絶対に得られない、心身の覚醒をもたらすほどの、「本物の着心地」の意味が、服を通して実感できるわけですね。西洋の女性が長らくコルセットを手放そうとしなかった理由のひとつも、そのあたりにあると思う。


ゲストは200人をゆうに超えていたように見えましたが、一人一人に、自宅から大使館までの送迎ハイヤーが用意されました。ハイヤーの運転手さんいわく、「うちの会社の全車がこの日のために出ています。それでも足りなくて、他の会社からも出ていますね。日曜日にこんなことがあるのは、前代未聞です」。前代未聞の心のこもったおもてなしで、ますますファンとの絆を強固にしたであろうドルチェ&ガッバ―ナ。また近々の来日を楽しみにしています!

Tokyo Classic Night. すばらしい一夜になりました。ご来場くださいましたゲストのみなさま、ありがとうございました。

そして東京ステーションホテル、ISETAN MENS、グランドセイコー、サントリー各社のみなさま、MENS EX の編集部のみなさま、打合せ、準備の段階から当日のきめ細やかなセッティングにいたるまでプロフェッショナルに進めてくださいまして、ありがとうございました。

それぞれのスタッフの、予期せぬ「ひと手間」が加わり、完璧な瞬間が生まれました。その「ひと手間」には、情熱とか愛とか思いやりといった言葉(なんか照れくさいが)で語られるような、あたたかさを感じました。

 

大野編集長&平澤副編集長コンビのラストを飾るお仕事にご一緒できて、光栄でした。期せずして涙と感動の卒業式ともなりました。

10月より、大野さんは「家庭画報」副編集長となり、平澤さんはMEN’S EX WEB版の編集長となります。MEN’S EXの新しい編集長には、Begin編集長をつとめていらした金森さんが就任します。この日は金森さんもゲストの方に向けて短いご挨拶を。

着物ドレスは、北海道の着物デザイナー、下澤佑介さんがデザインするDahliantyのものです。(Dahlinaty/ダリアンティー、http://dahlianet.com  北海道札幌市西区山の手1条4丁目1-2、Tel:011-621-0040 。着物ドレスのオーダー、販売だけでなく、レンタルもおこなっています)

東京駅の真上に位置する東京ステーションホテルの部屋からの朝の眺め。

紀尾井町のザ・プリンス・ギャラリーが開業一周年を迎えました。その前夜にあたる26日(水)、「ラグジュアリーコレクション」の名にふさわしい、一周年記念商品の発表会がおこなわれました。

Your Only Home Bar.  特別なウィスキーを、特別な場所で、特別なアイテムとともに。日本では、プリンス・ギャラリーのバー「イルミード」と、芝公園のプリンス・パークタワーのバー「もくれん」、この2つのバーで、それぞれ1セットのみ販売されます。

 

世界で100本限定のウイスキー“THE GLENLIVETウィンチェスターコレクション ヴィンテージ 1966”。1966年からザ・グレンリベット蒸留所の中で宝石のように守られ、ザ・グレンリベット史上最も長い、50年という熟成期間を経た最上級のウイスキーだそうです。日本に入ってきたのが3本のみ。(そのうちの1本はすでにほかのホテルのバーで売れてしまいました。)

これを、世界でたった一つのオリジナルチェアでいただく。椅子は世界的に活躍するデザイナー 小市泰弘氏によるデザイン。後ろの脚がクリスタルガラスでできており、電気をつけると光るのです。バーでは意外に後ろ姿が目立ち、それが神々しく見えるようにというデザイン。背が高いほうが「もくれん」用。アームレストの前の部分も光りますが、ここはぎざぎざになっていて、触れるとなかなかよい感触です。そこまで考え抜かれています。もちろん本革装。

そして手作りガラス工房の田島硝子による江戸切子のオリジナルペアグラス。

左側の黒いアクセントがあるものは、プリンスギャラリー。手前および右のグリーンのアクセントがあるグラスは、緑豊かな芝公園のパークタワー。

特別にカッティングされたグラスに注がれた最上級のウイスキーを手に、オリジナルのチェアで寛ぎながら、自分だけのホームバーとして楽しむことができる……というわけです。

1セット700万円で販売されます。どなたのもとに嫁ぐことになるのでしょうか……。(*椅子に座っているヒトはついてきません)

一日が長い。普段ならこれで眠り始めているところ、これからこの日のビッグイベント。ハケットロンドンによるテムズ川クルーズ。19:30テムズ埠頭のハケット号にて。


ロック帽子店で買ったのはこのハットでした。

今シーズンのテーマがヘンリー・ロイヤル・レガッタということで、船内にはボールドストライプのジャケットやクラブタイで装ったメンズも多く、気分が盛り上がります。

ちなみにハケット・ロンドンはヘンリー・ロイヤル・レガッタのオフィシャルパートナーになっています。HRRに関する詳しい情報は、こちら、HPに。

ハケットの新作コレクションも一応、船内に展示はしてあるのですが、とくに解説があるわけでもないし、みなさんおしゃべりに夢中で誰も観てない。PRの方によれば、この「服なんて関心がない」態度を見せるのが紳士ワールドの感覚なんだそうです。笑

ハケットもそうですが、他のブランドも、ただ服だけを提示するのではなく、その服がしっくりと似あう背景のなかで(ライフスタイルの一環として着用されるアイテムとして)提案しています。

ミスターハケットはさすがのレガッタ風味のジャケット。左はBLBG社長の田窪さん。


レガッタ名物のシャンパンアイスも供されました。シャンパンがそのままシャーベットになっています。

10時半近くなって暗くなったころ、ようやく船はテムズ川ミニクルーズに出航します。このころになるとゲストはほとんど帰ってしまっており、ごく少数の残ったゲストのみ「ザッツ・ロンドンナイト」という贅沢な夜景を楽しむことができました。終盤に差し掛かったぎりぎりのところで本当のお楽しみが出てくるというパターン、これも紳士文化のひとつの型に則ったものでしょうか。

A summer cruise to remember forever.

10日、午後7時でまだ明るい。一日が長いとなかなか仕事も終われない。かなり体力もきつかったのですが、ソーホー地区に新しくオープンしたRag & Boneのパーティーへ。

店内はラグ&ボーン的なファッションの男女でひしめく。

テラスの壁には一面に骨の絵。

道路にあふれるゲスト。

ストリートファッションに関しては、一時、ソーホーの勢いが減じていたのですが、最近、再び盛り返しているそうです。キティスカートの男子も、何でもないようにしっくりと風景に溶けこんでいます。


午後8時過ぎでもまだ明るく、パブでは人が外で立ち飲み。


今回の取材、ロンドン編は、ロンドン在住のYumi Hasegawaさんにお願いしました。きめ細かにアレンジしていただき、ありがとうございます。


帰途、9時半ごろでようやくこのくらいの暗さになる。夜のロンドンも照明が美しく、ムード満点です。


 

今年の誕生日はロンドンで迎えることになりました。

たまたまイギリスの総選挙の日とも重なり、テレビのインタビュークルーなども町の中にちらほら見かけます。

今回の訪英の目的は、ロンドンメンズファッションウィークの取材と、ダイアナ妃展関連の取材です。インタビュー、ショウ、展示会、イベント、パーティーなどの予定がぎっしり詰まっています。

(ホテルにはすでに大量のインビテーションが届いていました)

到着してすぐ、瞬間で着替えてイベント2件のはしごから。


コベントガーデンにあるBeastにて、グローブトロッターのパーティー。


グルーミンググッズや香水なども扱われていて、今どきのセレクトショップという感じでした。グローブトロッターのデザイナー、シャーロット・セドンと久々に会い、喜びあって記念写真。
テロへの警戒も高まっているロンドンですが、「できるだけいつも通りに日常生活を過ごすことこそが、テロリストへの最高の復讐」だそうです(グローブトロッター社長談)。平常を保つということ。Keep Calm and Carry On. これにはやはり強い心と意志が必要ですね。私にしても、「何も今、行かなくてもいいのではないか?」と心配してくれる家族の言葉に後ろ髪をひかれる思いでしたが、どこにいても多かれ少なかれ危険はあります。恐れすぎず、楽観しすぎることもせず、いただいた仕事のチャンスがあれば謹んで応えていくのが務めかなという思いです。

二軒めは、ロンドンメンズコレクション5周年を祝うパーティー。とあるジェントルマンズクラブ風の建物のなかで行われていました。

写真は遠慮して撮らなかったのですが、とりわけグルーミングにおいてスタイリッシュな方々がひしめいていて、やはり同じ国の人でも場所によって「人種」(誤解を生みそうな表現かもしれませんが、肌の色による人種分けや社会階級分けとは違う、装いに対する意識が生む見かけの違いという程度の意味です)が全く違うということをあらためて実感。

建物自体も一室、一室、とても凝ったインテリアで、トイレの中にもクラシックな本がぎっしり飾られていました。

インドにかかわるモチーフが集められていた、赤が印象的な部屋で、誕生日の記念写真。着ているのはTae Ashidaです。

向かい側にはパブ。木曜の夜にパブに集う人々。夜9時過ぎでも明るいですが、夜は肌寒く、コートを着ている人も。


今回の滞在はコベントガーデンにあるME Londonという5つ星ホテルです。進化形スタイリッシュ&グローバルなモダニズムを意識した、おしゃれ(すぎる)ホテルで、広々としたクイーンサイズのベッドをおく最先端テクノロジーを搭載した部屋には身体が全部入る長さと深さのバスタブもついており、水回りも快適で、移動の疲れも癒せました。ただ、一人で使うのが相当もったいない……。

 

フェアファクス公式ブログを更新しました。こちらです。

4月25日に駐日アラブ大使夫人の会の昼食会にお招きいただいたのですが、その詳細を記しております。3部作で、ちょっと長いです。

どうして私なんぞがこんなところに??という経緯は「その3」で記しています。私は予想外の幸運に恵まれることが多いのですが、それは、ほんのささいな心がけというか「枠外し」がもたらすものなのかもしれない、と感じることがあります。ちなみに、同じ態度によって「常識」的な幸せをばんばん逃しています(いちいち言わないだけです)。常識的に見て「決してよいほうではない」ことも含め、瞬間瞬間の小さな選択の積み重ねが、現状なのでしょう。

 

お時間のゆるすときあれば、ご笑覧くださいませ。

 

 

13日(木)夜、東京国立博物館 表慶館にて、ドルチェ&ガッバ―ナのアルタ・モーダ、アルタ・サルトリアのコレクションのショウが行われました。

レッドカーペットを歩いて建物の中に入るとそこはルネサンスのイタリア?! 300人のゲストが全員揃うまで実に長時間待たされたのですが、その甲斐あって、けた外れなほどの美しさを極めたアルタ・モーダ&アルタ・サルトリア(オートクチュール)コレクションでした。男女のアジア人ばかりのモデル100人以上。一度のコレクションでこれだけの数を見たのも初めてのこと。疲れているはずなのにテンションはどんどん上がっていく。それはそれは圧倒的な体験でした。



女性のドレスはすべて、後ろ姿が印象的なのですが、「一人では着られない」仕様になっているのですね。装飾としても存在感ある留め具は見ていると美しいのですが、留めていただく(はずしていただく)ためのパートナー、あるいはお手伝いのメイド?がいるということが前提となっています。



私の目の前には阿部寛さん。斜め前にはドルガバのドレスをまとった米倉涼子さんや大地真央さんや、お名前を知らないけど顔をみたことのある俳優さんたちがずらり。ゲストはほぼ全員、ドルガバを着こなし、このブランドの世界観を一緒になって盛り上げていたという印象。


フィナーレはステファノとドメニコが登場し、拍手喝采の中、ゲストひとりひとりと握手したりハグしたり、熱い一体感で盛り上がりました。


プレタのドルガバも「一人では着られない」。涼しい顔をしてはおりますが、パートナーもメイドもいない私はドルガバのスタッフにさりげなく助けてもらってようやく着付け完了という次第(^^;)

ショウの終了後は、特設テントに移動してディナー。スカラ座のイメージをそのままもちこんだというテントも、退廃的なほどに濃厚な色彩と装飾にあふれていました。

300人のゲストのディナーは、おもてなしする方も大変だと思いましたが、デザイナーがひとつひとつのテーブルを回って大サービス。私がいたテーブルでは、先日のインタビューの内容をちゃんと覚えていてくれて、それを押えたうえでの「ジェンダーレス、NO!」の議論を滔々と。無尽蔵のエネルギーに圧倒されました。


同じテーブルで楽しく過ごさせていただいたみなさま。前列左からThe Rake Japan編集長の松尾健太郎さん、Men’s Precious 編集長の鈴木深さん、中野、後列左からWeb Leon 編集長の前田陽一郎さん、INFAS.com映像制作部担当部長の神保誠さん。

それにしてもスターデザイナーの来日パワーというのはおそるべし。ショーの翌日、翌々日も銀座や表参道のドルガバブティックでは、デザイナーとのじかの交流にファンが熱狂した模様です。

20+α年ぶりに来日し、すばらしいコレクションとおもてなしで感動させてくれたステファノ・ガッバ―ナとドメニコ・ドルチェ、きめこまやかなご高配を賜りましたDolce & Gabbanaのスタッフのみなさまに心より感謝申し上げます。

 

セーターの柄の神話について面白いと思ったこと。モノの本によれば、フィッシャーマンセーターの柄にはすべて「意味」があり、「地形」が編み込まれている。ケーブルは漁師の綱で、ダイヤモンド柄はアラン島の平地であり豊漁を祈るシンボル。ジグザグはアップアンドダウンを繰り返す結婚生活の象徴…というような。でも、瑞子さんがアラン島で見学したときには、編み手どうしが「私はこんなのも編める!」「私のほうがすごい!」と、テクニックの競い合いをしているような空気を感じたそうです。ひょっとしたら、編み手が集まっておしゃべりしながらいろいろ編んでいるうちに、先に柄のバリエーションが生まれ、それらしき意味は後からこじつけられたのかもしれませんね。意外と「起源」が生まれる現場ってそんなものなのかもしれません。

 

フィッシャーマンセーターにまつわる神話に、「水死体になって帰ってきても、セーターの柄を見ればどこの家の人なのかわかる」、つまりセーターの柄が家紋になっている、というものがあります。その話も実はある戯曲にまつわるフィクションであることが知られていますが、瑞子さんとの話のなかで、案外、間違いでもないのかもしれない、という一応の結論に達しました。つまり、セーターを見れば、「こんな編み方をするのはあの人に違いない!」と編み手を同定できる、それがすなわち着る人を同定できるということにつながったのでは?と。

敏腕コーディネーターMさん主宰の、春の訪れを祝う食事会。西麻布「ラ・ボンバンス」の個室にて。

セキュリティーの専門家、弁護士、著作権交渉専門の会社社長、フラワーコーディネーター、ドイツの家電販売会社社長などなど、多彩な分野の方々が8人。話が合わないということはなくて、なにかの分野を徹底的にきわめ、突き抜けた人の話は、どこかで通じ合うものがあるし、自分の世界とはまったく異なる視点に、はっとさせられ、学ぶことも多い。ぬるま湯でぼやぼやしてはいられない。とても刺激を受けた会でした。

日本における暗号解読・セキュリティーの第一人者の話がとりわけ興味深かった。日本人は自分の目に見える範囲の世界では細かすぎるくらいに法整備もするし、きめこまかくケアをするのだが、その外側になると、とたんにどうでもよくなるのか、無防備になる、という。なるほど、いたるところで実例が。

ドイツ家電会社社長による、スイスのボーディングスクールの話も面白かった。スイスのボーディングスクールの学費は年間1500万円。世界各国のVIPの子弟を集めている。このことが、結果的にスイスの防衛になっているという(VIPの子弟がいるところには攻撃できないので)。

 

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「ラ・ボンバンス」はミシュランの星つきの創作日本料理レストラン。「ボンバンス」にはおなかいっぱい、というニュアンスも込めたという。日本料理を食べた後に「もう一軒、ラーメン食べにいこうか」とならないよう、豊富な高級素材をたっぷりのボリュームで供してくれる。メニューも楽しく、暗号になっているんですね。みんなでワイワイ解読しながら、何が出てくるのかワクワク楽しめるのもいい。

 

 

ラグジュアリーホテル界に、近頃、プリンスホテルの勢いを感じさせるニュースが多いなあと思っていました。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクションホテル、ザ・プリンスパークタワーのラグジュアリーな改装、そしてグランドプリンス高輪内の和風旅館風「花香路」。

やはり積極的に仕掛けていらした方がいたのですね。株式会社プリンスホテル、東京シティアエリアの統括総支配人の武井久昌さんです。

光栄にも武井さんからじきじきにお声掛けをいただき、ホテル変革のお話を伺う機会に恵まれました。

折よく、ザ・プリンスパークタワー東京の最上階にあるレストラン、プリーズヴェールに3日間のみフランスのMOFシェフ、マルシアル・アンゲハール氏が来日しており、アンゲハール氏とプリンスのシェフ、吉田功さんのすばらしいコラボレーション料理を楽しませていただきました。

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食事をしながら写真を撮るのも憚られたので料理の写真も店内の写真もなくてゴメンナサイなのですが、ここは昔の「プリンスホテルのレストラン」の無難なイメージ(失礼だったらごめんなさい)を激しく裏切る、超ラグジュアリーでセクシーなレストランに変貌していました。東京タワーが間近に見える夜景も申し分なしです(下の写真は、同じホテルのクラブラウンジから見える東京タワー)。バレンタインやプロポーズのときなどに「成功」を約束してくれる勝負レストランとしても頼もしいと思います。

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アンゲハール氏の特別料理は4日(土)まででしたが、このブリーズヴェールには、ここでしか味わえない特別なオリーブオイルがおいてあります。スペインのマドリードの2つ星レストラン「サンセローニ」のために作られたオリジナルブレンド、「カスティージョ・カネナ エキストラバージンオリーブオイル」。熟すまえの若いオリーブを詰んでから4時間以内に絞ったものだけを厳選してブレンドされたというだけあって、青みのあるフレッシュなオリーブの香りがそのまま。オリーブオイルの常識が覆されます…。日本ではこのホテルでしか味わえないという別格のオリーブオイルです。

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ホテル業を支える方々の努力や工夫を知り、また、これからの企業のあり方や人の働き方に関してもリアリティのある話を伺うことができて、たいへん刺激を受けました。客としてサービスを受けるばかりでしたが、これからは支配人の視点もとりいれて細部を観察してみようと思います。

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武井久昌さま、マルシアル・アンゲハールさま、吉田功さま、ブリーズヴェールのマネージャー・ソムリエ中島正博さま、シェフソムリエの市村義章さま、マーケティング統括支配人の林佳代さま、マーケティング戦略リーダーの高木聖香さま、濃密な時間を楽ししみながら新しい視野を広げていただきました。ありがとうございました。

 

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ラスベガスの不動産王フィリペ・ジアード氏とNIKKEIグローバルのチームが来日中(日曜にはもう日本を発ち、今度は南アフリカへ)。金曜夜にはブガッティ主催の勉強会&パーティーにお招きいただきました。シャングリラ・ホテルにて。

フィリペの話をうかがうのはこれで4度目くらいですが、不動産の取引には全く縁のない私でも、学ぶところが多い。

19歳のときにレバノン内戦を逃れてアメリカに移り、修理工から身を立て、いまやラスベガスでトップ、アメリカで13位の不動産王。修理してより良いものにして売るという技術とテクニックは、中古不動産を修理し、よりよい付加価値をつけて売る、という発想につながっている。

不動産王ということばから連想される世間のイメージを裏切り(ドナルド・トランプ氏みたいのが思い浮かびやすいですよね)、フィリペは謙虚で誠実な人柄だ。だからこそ信頼されているんだろうと思う。今回も話の半分以上が自己啓発的な内容だった。以下、フィリペの話のメモ(ごくごく一部ですが。ここでは書いていない生々しい不動産投資の話も多々)。

・2015年に初めて来日して以来、5度目の来日になるが、日本は一番好きな国になった。テクノロジー、都市の機能性などが優れているだけでなく、人々の高潔さや伝統を重んじる誇り高さがすばらしい。成功の理由をしばしばインタビューされるが、2015年以降は、「サムライ的なもの」を大切にしているから、と答えている。前世はサムライだったのだと思っている(笑)。

・お金を得ても「幸福」にはなれない。幸福は、自分自身にチャレンジし続けることから生まれる。挑戦し、結果を勝ち取り、また挑戦し、勝ち取り、という繰り返しの過程、そこにこそ幸福がある。

・成功に必要なことは2つある。まずはModesty、謙虚さ。他人を敬い、謙虚に話をよく聞くことで学びも協力も得られる。二番目にはServant Leadership。奉仕的なリーダーになること。現場の実情をよく知り、現場の人に奉仕することで、ミッションを確実に達成することができる。

・理性と感情のバランスも重要。仕事をともにする相手の人間性もとても大切で、心が納得しなかったら一緒に仕事をすることはない。

・ドナルド・トランプ氏の政策はつまり、「あなたのおこなうビジネスのコストをお安くしますよ」ということだ。規制が緩和され、大幅な法人税の減税がおこなわれる。これは投資マーケットにとってはとても仕事がしやすくなるということを意味する。

・Commercial vs. Residential 、つまり商業施設に投資するのか、住宅に投資するのか、という問題がある。テクノロジーが加速度的に発達し、アマゾンで注文したらその30分後にドローンが届けてくれるという時代。もはや商業施設は空室率が目だっており、投資にはやや危険が伴う。しかし、そんな時代になっても、人には「住む」ところが必要。これから自宅勤務も増えていくことも思えば、住宅に投資する方が確実。

・リーマンショックをなぜ生き残ることができたのか? という質問をしばしば受ける。ジェネラル・ルールは常に同じで、マーケットを熟知していれば必ず収益は上がるのだ。1.Worst Case Scenarioを思い描く。最悪のケースとは何かを考え、自分自身でコントロールできると思ったときのみ投資する。2.Create Value 付加価値をどうやってつけ、上げていくかを考える。自分で付加価値をつけて高く売ることができるもののみを扱う。3.Exit Strategy 出口戦略を明確にする。お金の流れを明確につかみ、「売り切る」ことを考える。

・(最後に、どうしても話したい、と強調していたこと)Ambition 野心について。リスクとはなにか? リスクをとらないことと、リスクをとること、どちらがよいのか? 私の哲学としては、リスクをとることのほうが、リスクをとらないことよりも、はるかにリスクが少ない。意見を言うときもそうでしょう? 何か発言すれば、かならず批判する人がでてくる。中傷もされる。それをおそれて何も言わないというのは、もっともリスキーだ。You never succeed without risk. 成功するには、必ずなにがしかのリスクをとっていかなくてはならない。愛だってそうだ。もし、誰かを愛して失うのがこわい、とおびえて愛することをしなければ、それはほんとうに虚しい人生になる。失うことを恐れては人を愛することなんてできない。一歩を踏み出さなくては。Don’t fear.

……というふうに最後は愛の話にまで及びます。一歩を踏み出し、リスクをとる、というマインドが、不動産投資に向かうマインドへとつながる、という誘導とも読める。でもそんな商売気をほとんど感じさせないのがフィリペの不思議。

 

その後、Nikkei Global 日本側の代表取締役(金融・相続対策)の大田勉さんからの具体的な節税対策としての海外不動産のお話もあり。(私には縁のなさそうな話ですが、そういう世界からの視点を知っておくことも大切ですね。)

パーティーでは、マジシャンGO!とアシスタントのYouさんがいらしていて、マジックを披露。さらなる進化を遂げていて、大興奮でした。ブガッティ社長の山本章博さんのご配慮でしたが、そういえばGOさんもラスベガスでゼロから修業を始めたのでした。

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(左がフィリペ、右がGOさん)

異なる仕事をしている方の視点から学ぶことはほんとうに多い。門外漢の私にまでいつもお心を配ってくださるNikkei Global 総合代表CEOの皆見友紀子さんはじめ大田さん、小嶋さん(日本側のアメリカ不動産対策代表)ほか写真のみなさま、フィリペ、ブガッティの山本社長に感謝します。
1.30Special thanks to Phillippe, Reina(U.S.Hi-Tech Industries Japan Co.), Mr. Yamamoto, Mr. Kojima, Mr. Ota, and Yukiko.

今回、フィリペのお友達の中東の大スター、ナジワ・カラームはご一緒ではなかったけれど、フィリペはナジワの香水をまとっていました。まさにそこにナジワがいるかのような、なつかしい感覚。パワー・オブ・フレグランス、ですね。

 

*今日驚いたプチ情報。日本でプライベートジェットを所有しているのは16人だそうです。

 

 

 

 

横浜信濃屋さん 創業150周年記念クリスマス&信濃屋レジェンド白井俊夫さんお誕生日、ダブルのお祝いパーティー。3日(土)、横浜みなとみらい リストランテ・アッティモにて。

150周年を記念して、創業当時に信濃屋さんが作っていた鹿鳴館時代のドレスが復刻されました。

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オールシルクの復刻ドレスを、パーソナルスタイリストの政近準子さんが着用したほか、信濃屋のお客様、スタッフ、そしてどさくさに紛れて私も、鹿鳴館スタイルのドレスを着用させていただきました。

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バッスル(後部をホッテントット風に拡張させる装置)を着用し、そのうえからスカートをかぶり、ボディス、ジャケットを着用する。仕上げはヘッドピース。一人では着られません。スタッフ二人がかりでの着付けです。

小物もポイントで、パラソル&白手袋、または本&白手袋をもつのがたしなみだったとのこと。アートなパラソルも、ひとつひとつ、手作業で仕上げられています。

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(左がオールシルクの貴重な復刻版ドレスを着る政近さん。右はファッションレスキュー頼富さん。男性の社交スーツも色とりどりで、美しい風景でした。)

これを着て2時間半ほど会場で社交したり写真を撮られたりと過ごしていたのですが、なかなか気分が高揚するものです。当初、懸念していたほど苦しくもなく、むしろ意外と着心地はよかったです。(立ちっぱなしでさすがに足はいたくなりましたが…(^^;))

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うしろが盛り上がるバッスルスタイルを間近に見て思ったこと。横に並ぶと、そのくびれに思わず腰に手を回したくなりました。女の私でもそうなのだから、ましてや男性は……。笑 横&後ろ姿に誘惑を生む仕掛け、これでなかなかセクシーなドレスであったのだなあと感じ入った次第です。

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メンズファッション業界重鎮の鈴木晴生さま、白井俊夫さま、赤峰幸生さまによるトークショー。

最後は恒例の、白井さん演奏によるカントリーミュージックのご披露もあり、二重のお祝いにふさわしい会として華やかな盛り上がりでした。

鹿鳴館ドレス復刻コレクションに関しては、こちらに詳しいので、ご覧くださいませ。

横浜信濃屋さま、あらためまして、150周年おめでとうございます。白井さま、お誕生日おめでとうございます。貴重な復刻ドレスを着る機会を与えていただき、着付けをおこなってくださった信濃屋スタッフのみなさま、かけがえのない時間をともに過ごしてくださったゲストのみなさま、ありがとうございました。

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18日(金)夜、ディスカヴァー・トゥエンティワンの社長、干場弓子さんにお誘いいただき、CHANELの顧客イベントへ。会場はアンダーズ東京のルーフトップで、テーマは「Coco Cuba」。

近日中にシャネルから発売になるリゾートコレクションがキューバをテーマにしており、それにちなんだドレスコードというわけですね。

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シャネルの顧客イベントなので、会場にあふれんばかりのゲストは全員、上から下まですべてシャネル尽くし。なかなか壮観でした。

上顧客の弓子社長のお供としてのこのこついてきた私のシャネル度はといえば、リップと香水(BOY)と30年以上前に親戚から贈られたビンテージバッグのみ。

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まったく的外れなスタイルでお供するのも弓子社長に失礼なので、コレクションに多用されていたデニムと、ツイードで、まあ浮きまくることもないだろうという程度でおとなしくまとめてみました。ツイードジャケットはケイタ・マルヤマで、業界筋によると糸はシャネル社と同じものを使っているとの情報(真偽は確認していません)。編集長を歴任した何人かの方も「シャネル?」と錯覚していました。笑

ヘアスタイルは、直前に大学にゲスト講義に来てくださったパーソナルスタイリスト政近準子さんのチームとしてご同行くださった臼倉斉史さん作。

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そして、首にあしらったネクタイ(これもココスタイルに頻出する)は、直前に、ゲスト講義にご来校くださっていた政近準子さんが考案してつけてくださったアクセサリー。フェレのビンテージタイで、大剣を短めにあしらっているのがポイントです。小剣は、ワンピースのなかにたくしこんであります。

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さすが「ファッションレスキュー」という名が会社名とされているだけあり、「困った、どうしよう」のファッション迷子を救ってくださったのです。おかげで、シャネルだらけの集団のなかでも、なんとなく(←ここ、ポイント。笑)紛れ込んでいられました。このネクタイ使い、ふだんでも応用できそうですね。準子さん、ありがとう!

 

元祖ココ・シャネルは、ベルエポックひらひら全盛の時代に、ひとりだけメンズライクなスタイルで堂々と浮きまくっていた人。人と同じなんてぜったい嫌だ、と。そういうココのオリジナルスピリットはほぼ関係のない(笑)、間近でありとあらゆるシャネル尽くしスタイルを拝見できた貴重なイベントでした……。弓子社長、ありがとうございました!
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いま、ほかの多くのブランドもこのようなイベントをおこなっています。服を買っても着ていくところがない顧客のためにブランドがパーティーを企画し、そのブランドのパーティーに行くためにそのブランドの服を買いにいく。なるほどの好循環?!

尾原蓉子先生『ファッションビジネス 創造する未来』出版記念ご講演&パーティー。表参道アニヴェルセルにて。

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ファッションビジネス界を超えて、錚々たる方々が発起人として名を連ね、続々と挨拶のスピーチ。

元・文科大臣の遠山敦子さん(尾原先生の右)は東大白金寮で尾原先生と同室、58年来の親友だそうです。坂東真理子先生とも久々に再会して嬉しかった!(相変わらずお元気でお忙しいようで、お写真をご一緒する間もなく、お帰りになられましたが)

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実績を重ねていらしたからこその、これだけの人望。

確実に、きちんとした仕事を重ねて信用を積み重ねていけば、20年後もさほど悲観することはない、と希望をいただきました。

ファッションジャーナリストの生駒芳子さん(中央)、デザイナーの横森美奈子さん(左)とも久しぶりに再会できて楽しかった!11-15-2016-4

 

それにしても、ファッションビジネス業界というのは背広(スーツではなく)族が圧倒的多数なのでした。

この激動の時代には自らが率先してDisruption(システムを崩壊させること)しないと、他者にdisruptされてしまう、という印象的な話が尾原先生の講演のなかにありました。連日、縮小・閉鎖のニュースが報じられるファッションビジネス業界を見てもそう思うし(もうかつてのような隆盛は二度とない、と尾原先生は断言)、自分自身のあり方においても、一部、機能不全を起こしている考え方や行動はディスラプトすることを今日からの課題にしようと決意。同じ壊れるにしても、他者にやられるのではなく、自らが主体になって壊す、というのが重要。壊したあとにどう再建するのかも。

トランプ大統領の誕生は、いま世界中で起きているDisruptionの明快な象徴でもあったのですな。

 

 

過激に破壊し、過剰に混沌した20年そこそこの命をまっとうしたシド・ヴィシャスは、思えば命がけのディスラプターだった。

Undermine their pompous authority, reject their moral standards, make anarchy and disorder your trademarks. Cause as much chaos and disruption as possible but don’t let them take you ALIVE. (By Sid Vicious)

 

10月6日(木)、旭化成ベンベルグ85周年記念イベントが寺田倉庫で開催されました。午前のセミナー、午後の記者会見、夕方のトークショー&パーティー、と一日がかりの大きなイベントでした。

夕方の部、ベンベルグ×Dress Up Men トークショーに登壇しました。こちらは開始前の打合せ風景。

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左から中野、コラムニストの中村孝則さん、ファッションディレクターの山下英介さん、Dress Up Menの瀬川純一郎さん、ファッションディレクターの大住憲生さん、三陽商会の梅本祐助さん。撮影はJapanese Dandy ディレクターの河合正人さんです。

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第一部は、ヘルノ会長にしてクラシコイタリア協会会長のクラウディオ・マレンツィ氏×中野。第二部は、上記の登壇の方々に、70年代、80年代、90年代、2000年代のドレスアップについて語っていただきました。右端におります私は進行役です。みなさま、それぞれに個性的なドレスアップスタイルも圧巻でしたが、トークもすばらしかったです。その後、ほぼ200名のゲストの方々とのパーティーとなり、イベントは大成功をおさめました。旭化成さま、一般社団法人アパレルファッション産業協会さま、Dress Up Menのスタッフのみなさま、ゲストのみなさま、そして登壇者の方々、ありがとうございました。

10-6-2016-4(左から90年代インディスタイルの山下英介さん、2000年代スリムブラックの梅本祐助さん、中野)

 

☆☆☆
あとは、きわめて個人的な話。

実はこの日のために、メンズ仕様のテイラードスーツも仕立てておりました。フルオーダーだと通常、3か月はかかるところ、無理を言って、ほぼ3週間で仕立ててもらいました。すべて手縫いの、ほんとうに美しいスーツです。アトリエサルトの廣川輝雄さん(写真左)、ありがとうございました。

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公の場で、パンツスーツで仕事をしたのは初めてのことでした。シャツとタイを合わせるとほんとうにメンズになってしまうので(男顔だし)、あれこれ考えて、首・手首・足首にフェミニンな印象も残す感じで着てみました。

初めて尽くしで慣れないことだらけだったこの日の経験のなかには、後悔に近い反省事項もあり、2~3日落ち込んでおりましたが…… すべてを経験としてきっちり受け止めて、今後に活かすべく行動しよう、となんとか立ち直る。

最後に控室での決めポーズで失礼しますm(__)m

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ブルネロ・クチネリ氏が来日、31日、イタリア大使館で開かれたパーティーにお招きいただきました。FullSizeRender (154)            (左がクチネリさん。右は通訳の方です)

ブルネロ・クチネリは1978年創業、色彩豊かなカシミアニットからスタートしました。

会社は歴史の古いソロメオの村にあります。14世紀に建てられた城の内部を修復し、1985年に本社を移転。人々に不利益を与えることなく利益を追求する「人間主義的」資本主義を掲げるファッションブランドです(途上国を搾取するファストファッションのやり方の対極を目指すというエシカルな企業)。

人としての尊厳は責任感を生み、責任感から創造力が生まれる、というのがクチネリの考え方。働く人の内面の質や満足感が、最終的に、製品の質の高さとなって表れています。

2012年にはミラノ株式市場への上場を果たします。取引初日は、始値より50%増の終値7.75ユーロで取引を終え、近年のIPO価格としては最高値をつけます。

弱者を搾取しなくても、働くすべての人を尊重し、環境や歴史を守りながら、利益を追求することができるという「倫理的」に成功するファッション企業として、近年ますます評価を高めています。

(イタリア語を英訳したバージョンですが、クチネリ氏の目指すところ)”I believe in capitalism. I need to make a profit, but I would like to do it with ethics, dignity, morals. It’s my dream.”  (By Brunello Cucinelli)

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大勢の人人人。日本庭園を臨む芝生にも人があふれるくらい。ハイヒールで降りたらずぶずぶ芝生にめりこみ、あれだけの人が歩いていたことを思うと翌日の芝生のお手入れはたいへんなことになっていたのではないかと危惧します……大使館のスタッフのみなさまごめんなさい。

 

中田英寿さんが運営する「ジャパンクラフトサケカンパニー」による、日本酒×レストランのコラボレーション企画、「THE INNOVATORS : 澤屋まつもと+Tirpse」に参加させていただきました。 白金台のレストラン、Tirpseにて。

今回のコラボレーションのテーマは「Spirit/スピリット」。Tirpseオーナーソムリエの大橋直誉氏と、澤屋まつもと10代目杜氏の松本日出彦氏が、日本酒と料理のフードペアリングを実現しました。ちなみに、Tirpseという店名は、Spiritを反対から読んだものだそう。

フランス料理を日本酒でいただくのは初めての経験でしたが、むしろフレンチスタイルの日本食といった味わいのお料理で、美しいお皿の数々に目をみはるともに、新しい食の経験に感動の連続でした。

ハイエンドの日本酒を世界にプロデュースしていく中田さんの戦略はユニークで、しかも話は終始、クールで論理的。海外から日本に訪れるお客様は、ホテルのレストランやガイドブックに出ている三ツ星レストランで食事をする。そのような場面でこそ、日本酒を提供し、その魅力を本国へ持ち帰ってもらうのだ、という。

20年前は「鮨屋でワイン?何言ってんだよ」という感じだったのが、今は鮨屋でシャンパンやワインもごくあたりまえに飲める。同じように、フレンチやイタリアンのメニューに、ごく自然に日本酒を組み込んでいくことが普通になる、そんな時代を創る、と中田さんは語るのだ。そのための近道が、ホテルや三ツ星レストラン、と見抜いていらっしゃるのですね。

サッカーにもたとえながら、ビジネスで勝つには、いかに最適な場所に最適な人を配置して巻き込んでいくかというプラットフォームを作ることが大切、と中田さんは語る。「ひとりのプレイヤーの能力には限界があるけれど、プラットフォームには限界がない」というひとことは思わずその場でメモ(笑)。「正解がないからこそ広がる」という名言も。

ほかにも「金銭を介在させない21世紀的な物々交換」のメリットとヒントを教えていただいたり、すべての面において教育されているホテルマンをどのように活かして(という言い方が失礼だったらごめんなさい)いらしたかをうかがったりと、学びの多い濃い時間となりました。

 

トップ写真は同じテーブルでご一緒した方々です。左からアーティスト・リレーションズのアンジェラ・レイノルズさん、中野、中田英寿さん。中田さんの正面はジュン・アシダ社長の山東英樹さん、お隣がバロン・フィリップ・ド・ロスチルドのアジアパシフィック代表取締役アントニー・グルメルさん、そして一番右手前がパークハイアット東京の総支配人エルヴェ・マゼラさん。写真では明瞭にはわからないのですが、中田さんのスーツはトム・フォードで(007と同じですね)、スキンケアもお好きとのことでグルーミングもいき届き、話しぶりばかりかルックスも超クール、ゲストのみなさまをすっかり魅了していらっしゃいました。貴重な機会に立ちあえたことを心より感謝します。

 

matohu表参道本店5周年記念&立原位貫(いぬき)さんの展覧会レセプションにお招きいただきました。

 

版画家の立原位貫さんの存在を初めて知ったが、江戸時代の浮世絵を、紙、染料、道具まで忠実に再現し、彫りから摺りまでひとりでこなす仕事をなさってきた方。

現存する浮世絵は、経年変化しており、オリジナルな色とは違うそうである。というのも、天然染料だから。これも知らなかった事実。立原さんは、当時のままの染料を使って鮮烈に現代に再現させた。鮮やかながら、自然のぬくもりが伝わってくるような作品。

日本の美意識を愛し、自然体で生きた孤高の芸術家、立原さんの作品にも仕事ぶりにも、「まとふ」のブランドコンセプトと相通じるものを感じました。「まとふ」とのコラボ作品も展示されています。31日まで。ぜひ、表参道店でご覧ください。

 

トップ写真は店舗の前での記念写真。左からファッションジャーナリストの宮田理江さん、「まとふ」デザイナーの関口真希子さん、堀畑裕之さん。表参道本店5周年、おめでとうございます。10周年に向けて、さらなるご躍進を!

<Information>
■「立原位貫 ―木版画で日本の美に触れる」
会期:2016年7月23日〜31日
時間:11:00-20:00
場所:matohu表参道本店
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25

コンゴ共和国よりサプールが来日。20日、伊勢丹メンズ館カフェ・リジーグでのパーティーにお招きいただきました。FullSizeRender (105)

それぞれに個性的な踊りとウォーキングで登場し、ポーズを決める。スタイリッシュにスーツを着ていることが楽しくてしかたがない!というノリノリの喜びが伝わってきて、無条件に笑顔になれる。

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上の写真、挨拶するのは、コンゴ共和国大使館のボニファス・レゾナ参事官。サプールは「平和の大使」と。闘うなら武器ではなく、ファッションで!という挨拶に会場拍手。過剰ともいえるドレスアップでの「優雅な装い」の誇示は、平和を希求する強いメッセージなのですね。

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こちらはサプール歴43年という「大サプール」、セヴラン。この日は山本寛斎の大漁スーツで。

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今回のドレスコードが「原色」だったので、コンゴ共和国の国旗の色と日本の国旗の色に共通する赤を選びました。ふだんだったら白パールのネックレスですが、サプール的な色使いに敬意を表して、反対色のターコイズを合わせてみました。

今回来日したのは、24歳から60歳までの6人。サプールが日本を旅するというテーマの写真集の撮影も兼ねており、鎌倉、東京を皮切りに、これから沖縄、仙台、横浜、大阪、京都、福岡をツアーするそうです。あなたの町でも会えるかも?

WWDにも記事が紹介されています。こちらです。

 

 写真家の茶野邦雄さんによるサプール写真集。今回の「日本を旅するサプール」プロジェクトでも、茶野さんが写真を撮ります。茶野さんご本人も派手やかなサップです。

 サプールブームに火をつけることになった一冊。大サプール、セブランが着ているのは、ポール・スミスのスーツ。

 NHKのドキュメンタリーにもなりましたが、その番組の制作班による本。

6月18日に行われましたチャーリー・ヴァイスのサロンのレポートが、Isetan Men’s netに掲載されております。
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「中野香織×綿谷寛×バー『ル・パラン』 21世紀に生きる日本の紳士を語り、描き、飲む」。

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前編はこちらから

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後編はこちらです

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あらためて、ご参加くださいましたみなさまに、心より感謝申し上げます。

 

 

 

チャーリーが新刊発売記念に開いてくれた、Isetan Men’s Chalie Viceのサロンには、多くのお洒落なゲストがお見えになりました。FullSizeRender (85)
『紳士の名品50』ができるまでの、連載時の裏話や、取材したけれど誌面に書けなかった小ネタなどを紹介し、第一章「外見をつくるもの」にちなんで、現在の「ジェントルマンズ・スーツ」界の状況を簡単に話しました。

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友情出演してくださったのは、ル・パランのマスターバーテンダーの本多啓彰さん。バーでの「紳士なふるまいかた」や「淑女のNG」など現場を知る方ならではのエピソードを交えてお話くださいました。アシスタントの上村拓さんもご一緒にいらして、ゲストのために飲み物を作ってくださいました。初の「出張ル・パラン」です!

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この日のFab4。カウンターにこの4人がずらりとドレスアップして並んだ姿はなかなかの壮観でした。左から、プレゼミ一期生の大橋秀平さん、島地勝彦さんの元・公認書生として有名な(現在は食に関連する会社に就職)金井洋介さん、本多啓彰さん、上村拓さん。

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もうひとり、友情出演してくださったのは、各章扉と表紙・裏表紙にすばらしいイラストレーションを描きおろしてくださった、綿谷寛・画伯。この日は、イラスト原画をすべて額装して持参してくださいました。それぞれの絵に似合う色とサイズの額縁が選ばれているんです。とりわけ、第4章扉のゆかたの紳士は額縁でいっそうチャーミングになってます。

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綿谷画伯は、いまの日本における「紳士」とは?という話を、ゲストのみなさまや私と話をしながら、その場でイメージを描き上げるというパフォーマンスを!! 実はこのイラストは20分ほどで描き上げられたものなのですが(急かしてしまってごめんなさい)、当日、話題に出てきたいろんなエピソードが描き込まれているのです。しばらくの間、チャーリーのお部屋に飾られることになりそうです。

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さらに。私がプレゼンテーション中に、なんと、綿谷イラストのモデルにもなった俳優のTさんが登場! まったくのサプライズでした。しかも、ニコライ・バーグマンの花束を手渡してくれるという夢のようなできごと。あまりの嬉しすぎるハプニングにその場でくるくる回ってしまったという(^-^; ワンコですか。写真撮影は事務所の都合で許されず、次の仕事があるからと風のようにさわやかに去っていきました…。

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Tさん、お忙しいスケジュールの合間を縫って駆けつけてくださって、ありがとうございました。ゲストも、あまりの突然な展開にむしろぽかんとしていらっしゃったような。笑。これは一生、繰り返し語りたい自慢エピソードになりそうです。

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フリーアナウンサーにして大学でも教鞭をとる才色兼備なハンサムウーマン、大平雅美さん(左)、堤信子さん(右)もご来場くださいました。彼女たちのようなスーパーウーマンはとても謙虚で勉強熱心。親しくなっても決してなれなれしい言葉遣いをしないことも共通点です。見習うところ多し。ありがとうございました。

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伊勢丹新宿本店長さまからは山梨のスパークリングワインをご恵贈いただきました。プレゼミOGのキャサリンは、手作りのフラワーボックスをプレゼントしてくれました。Fluer de Catherine というブランド(!)名が書かれた箱をあけるとトルコキキョウとカフェラテという珍しい色の薔薇をメインにしたシックな花々の世界が。そしてユキコさまからは可憐な薔薇。みなさま、ありがとうございました。160618_395
土曜日の午後という貴重なお時間にご参加くださいましたゲストのみなさま、ほんとうにありがとうございました。本多さん、綿谷さん、予想をはるかに超えるサプライズで喜ばせてくださって、ありがとう!! そしてチャーリーのスタッフのみなさま、今回もきめこまやかな準備と演出で盛り上げてくださいまして、心よりお礼申し上げます。おかげさまで、忘れがたい一日となりました。

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後日、ISETAN MEN’S NET に詳しいリポートが掲載される予定です。

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終了後、お礼をかねてうかがったル・パランで。「ホワイトレディ」というカクテルを珍しいティファニーのグラスで出していただきました。「チェイサーはシャンでお願い」とギャグのつもりで言ったらマジでシャンパンのチェイサーを出してくれたわ。笑

芦田多恵さんにお誘いいただき、石井竜也30周年記念コンサートに出かけました。24日、音楽の殿堂、上野の東京文化会館大ホールにて。

東京フィル・ビルボードクラシックオーケストラの管弦楽×石井竜也。オーケストラの演奏を背景に、休憩をはさんでほぼ2時間、石井竜也がひとりで歌いきります。約2300人収容できる大ホールはほぼ満席。そしてステージには石井さん作のアート作品も飾られています。作詞・作曲をして歌まで歌い、アクセサリーも作り、衣装もデザインし、絵も描くという石井さんの多才なルネサンス人ぶり。

第一部はオーケストラによる米米CLUBのヒット曲の序曲から始まり、「 THE WING OF DREAMS~夢の翼~」「 Pink Champagne Night」「LOVELY SMILE」と続いていく。

聴き慣れていたポップな曲が、オーケストラのしっとりと格調高い演奏になじんでいることに驚きます。というか、本来、交響曲として作られたんじゃないかというくらいぴったり。オーケストラのテンポに合わせて丁寧にゆっくりと歌われるので、ひとつひとつの歌詞が心に確実に届けられます。

編曲は千住明さん、指揮は大友直人さん。この三人は家族ぐるみのお付き合いが長いそうです。この日も、大友さんの奥さまと、石井さんの奥さまマリーザさんにご挨拶させていただきましたが、お二人とも、このような仕事での競演は夢にも思っていなかったことで、実現したのはほんとうにうれしいと語っていらっしゃいました。

「 Party Joke」「 HORIZON」「出逢い」と続くうちに調子も上り、合間、合間にはさまれるトークでも笑わせてくれます。大好きだったおじさんのエピソードというのがひときわ印象深かった。「僕がガレージに火をつけて燃やしちゃった時もおじさんだけが僕の味方になってくれて、僕を浜辺に連れ出して 『竜也、おまえ、なにやった?』『(泣きじゃくって)燃やっ、燃やしちゃった』『それはいいこと?わるいこと?』『(泣)わ、わるいこと』…」(というようにこんこんと諭してくれた)。「そんなおじさんが大好きで、愛してるとか、尊敬してるとか、そんなことばだけじゃ表せない感情、愛してる以上の感情があるなって。そんな思いで作った曲です……」というすてきなトークの後に「愛してるだけじゃない」と続く。ぐっときますよね。

そして第一部最後の曲として「 君がいるだけで」。照明も巧みで、歌に合わせてドラマティックに変わっていくのです。石井さんのステージ衣装も、ご自身のデザインだそうですが、燕尾服の変形型。白いウエストコートの後ろがひらひらとたなびくように作られており、オーケストラの黒×白の正装と違和感なくなじみながら、スターのオーラを引き立てます。目にも楽しいコンサート。写真は、公演パンフレットより。

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休憩をはさんで、第二部はドヴォルザーク「スラブ舞曲第8番 ト短調」からスタート。「これト短調だから好きなんです。ヘ長調だったら嫌いですね。ぼくもいつかト短調作りたい」というコメントで笑わせながら、「Where is Heaven」「 天地の乱舞」「Eternal Ligth」と続いていきます。

千住明さんのこの曲は、本来はウィーン少年合唱団のような感じで歌うべき曲なのに57にもなるおっさんが歌っていいものか、などと笑わせながら客席から見守っていた千住明さんをステージからご紹介。客席の千住さん、指揮台の大友さんとの三人の強くてあたたかな友情が終始感じられたのも、このコンサートの大きな魅力でした。

そして、米米からソロになって初めてのシングルを拾い上いあげてくれた企業としてJALへの謝辞を述べて、「 WHITE MOON IN THE BLUE SKY~FLYING HEART」「浪漫飛行」のクライマックスへと続きます。前者は東京から沖縄へ行くとき、後者は沖縄から東京へ向かうときに流れているそうです。ちなみに私が石井竜也ワールドでいちばん好きな曲は「浪漫飛行」。ishii tatstuya white

第二部では、このように白一色に衣装替え。写真は同じく公演パンフレットより。

そしてアンコールに入るのですが、そのときのトークが今回のピカイチでした。「子供の頃からお調子者で好奇心が強く、誘われるとついふらふらとそっちに行っちゃうんです。どうか誘惑しないでくださいね」。

実は最近のスキャンダル報道があってからの、最初のコンサートでした。そこでこのギャグ。会場も爆笑で拍手。ファンはみんな寛大で、あやまちをすぐ認めて謝った石井さんを愛をもってゆるし、変わらず応援している、そんな優しい空気が満ちていたのです。この優しさに包まれたことが、最大の収穫だったような気がしています。

私の隣には妻のマリーザさんが座り、一曲一曲、祈るようにステージを見つめ、うなずき、安堵し、拍手し、ステージ上の石井さんの心と一体になっていらっしゃることが伝わってきました。強い信頼の絆を、マリーザさんの表情、振る舞いすべてから感じとることができました。

 

そして歌われる「幻想の理想」。途中から、マイクを下ろし生の声で熱唱します。オーケストラも音量を絞っていき、会場が石井さんの声で一体となった瞬間でした。「人は幻を求め 現実に夢を見る そして気がついたら 何もないことを知る」歌詞がすべてリアリティをもって迫ってきます。あちこちで涙ぐむ人が。

次の「君に戻ろう」で歌い出しを間違えるミス。これがかえって爆笑を呼び、大友さんと石井さんの絶妙なやり直しのかけあいで、ひときわ会場の一体感が強くなります。ぜったいにミスをしないことも大切ですが、ミスをすみやかに挽回し、かえってそれを利点に変えていく力量にその人の真価があらわれるものですよね。ここにおいてもそんなことを感じました。

最後に、熊本・大分の地震で被災した人々へのメッセージもこめて「まだ早いかもしれませんが」とお断りを入れ、「ヒハマタノボル」。

「日はまた昇る この町に 雨も雪も風も闇も それでもまた日は昇る」……。さいごに合掌しながら深々と礼。感動の余韻を残してステージを去っていきました。

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写真は、石井竜也公式フェイスブックページより。

終了後、芦田多恵さん、ご主人の山東英樹さん(Jun Ashida社長)、広報の熊井美恵さんとともに、楽屋に感動を伝えにうかがいました。こんな貴重な経験をさせていただけるのも、山東さん、多恵さんご夫妻と石井さんご夫妻の日頃のおつきあいがあるおかげ。私までご相伴にあずかり、心より感謝します。

実は多恵さんは2月のオーチャードホールでのこのコンサートにも参加しており、この日が二度目です。内容がすばらしいので何度も聴きたくなるということももちろんありますが、報道で落ち込んでいるかもしれないマリーザさんを”We are here on your side”と励ましたいという思いも強かったのではないでしょうか。このような友情にも胸があつくなります。

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左から山東英樹さん、芦田多恵さん、石井竜也さん、中野、マリーザさん。写真を撮ってくださったのはジュンアシダの有能な広報、熊井美恵さんです。写真は、みなさまのご了解を得て掲載。

奇しくも私も人生の新しいスタートをきったばかり。今後の方向を希望の光とともにさし示してもらったような忘れがたい一夜でした。友情、愛、寛大なゆるし、ユーモア、そしてことばと音楽によって人と人とがやさしくつながりあい、心を支え合うことができるというヒューマニティのすばらしい一面を共有できた約2000人を超える観客のみなさまにも、お礼を申し上げたい気分です。

 

 

アジア圏初の(!) ナジワ・カラームのインタビュー、後半です。

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―――ナジワさんは、日頃常にパパラッチに追われる生活を送っていらっしゃいますが、今回、プライベートでの初来日で、パパラッチを意識しなくてもいい数日間を過ごされていますね。そのギャップは、失礼ながら、どのように感じていらっしゃいますか?

「いい面とよくない面があるわね。いい面は、自由でいられること。良くない面は、いつもつきまとうものがなくて物足りないこと(笑)。私は母国でファンやカメラマンに追いかけられると、彼らからの愛を感じるの。それがないと、ちょっとさびしいわ」

ここで、彼女の親友が少し補足します。ナジワはファンのために、いつ、どのような頻度で、どこに現れると効果的なのかということをよく考えているのだ、と。ファンにとっての「プレザンス・ヴァリュー(存在の価値)」を常に頭に入れて、意識的に行動しているのだそうです。

これはスターの責任感というものを通り越して、もはや愛ですね。ファンからの愛に応える思いやり。それを伝える行動。

―――ここでちょっとナジワさんの恋愛観を聞いてみたいと思います。男性に自分を追いかけさせ続ける秘訣のようなものがあったら教えてください。

「それは男性に聞いてみないとわからないけど(笑)。リレーションシップにおいて大切なものなら、お答えできるわ。男女間にもっとも必要なのは、信頼(trust)ね。お互いに率直で何も隠すものがない(clean and clear)、という透明性から生まれる信頼、そして謙虚さは、リレーションシップに不可欠よ」

謙虚さと透明性。これは仕事で成功をおさめる多くの一流の人々の哲学にも通じるもの。

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(By Courtesy of Najwa )

さらにここから、彼女の幸福論が展開していきます。まったく予想もしていなかったこの展開。途中で、私も、ナジワ自身も、他の同席者も、思わず涙ぐむシーンがあったりもしました。すべてを書いていると非常に長くなりますので、かいつまんでご紹介することをお許しください。

「女性は守られているという安心感が必要。一方、男性は女性を愛したいと思っている。男性は、仕事で成功するために、そしてよりよい人間になるために、愛を必要とするんです。この両者のバランスが大切なの。女性はどんなにキャリアを積もうと、決して男のようになってはいけません。女性は、どんなにリッチになろうと、有名になろうと、地位が高くなろうと、忙しかろうと、常に女性であることを忘れず、女性らしさを保ち続けなくては。女性らしくあること、これがすべての根本になるのです」

「樹は、根っこをしっかりと地中に張ることで、どんなに高くなっても、嵐に負けません。女性らしさは、根っこのようなもの。中身(substance)がきちんとあって、かつ、女性らしさを根本として保ち続けることができれば、どんな障害にも負けない強さを手に入れることができるのです。まずはあなたが主体となって女性らしくいようとすることで、リレーションシップをうまく機能させることができ、ひいては、自分自身を強くすることができるのです」

―――仕事や子育てや社会奉仕に没頭していると、つい「男」になってしまう身には、耳が痛い話です……。女性らしくい続けたいと思っても、仕事とのバランスをとることは、本当に難しいと感じます。どうすればいいのでしょう。

「目覚めること(awakening)ね。自覚すること(awareness)! それがすべて」

まずは女性が女らしさをきちんと自覚して、それを根本として保つこと。愛情を注ぐこと。これこそが、リレーションシップにおける幸福をもたらし、ひいてはそれが仕事上の成功をももたらし、人生全般の幸せを感じられる秘訣である、というこの考え方、というか古くて新しい「智恵」。人類に普遍的な「智恵」としてどの文明にも古くからあった考え方であったと思うのですが、女性の解放が進むうえで、いつのまにか「古い」ものとされてきた。でも、いま、自分自身を含むあらゆるところで進行しているアンハピネスを救うのは、まさにこの「智恵」、そして女性がそこに「目覚める」ことなのではないか。

見ないようにしていた痛いところを直撃され、それこそ目覚めをもたらしてくれたような経験でした。

ナジワの歌やファッションばかりではなく、ニューフェミニズムと呼べそうな哲学も彼女の魅力を構成しており、このようなマインドを持つからこそ、彼女がかくも長きに渡り大スターとして活躍し続けられるのだということが実感できました。

今回、同行した彼女の親友がナジワを表して、「One of a kind」(ほかに代わりがいない)と表現したことが印象的でした。
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屋形船のパフォーマンスから得たインスピレーションで、日本とアラブの音楽をミックスしてなにかできないかと真剣に考えているそうです。次回の来日では、ぜひそのような音楽を聴きたい!

さらに、彼女のコミュニケーション手段として、香水があります。もうね、ほんとうによい香りがするんですよ。ナジワの人がら、女らしさを、ことば抜きに、ダイレクトに伝える香り。アラブの香水と、西洋の香水数種類をコンバインして作る、オリジナルな香りだそうです。ご自分の名を冠した香水ブランドを作ることも考えているそうで、こちらも楽しみ。

次の来日を指折り数えない理由はないでしょう?

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それにしても今回のきらめくようなご縁には、ただただ感謝するしかありません。ナジワの左は、彼女の親友のビジネスパートナーであるニッケイグローバルの代表、皆見友紀子さん。2月のブガッティのパーティーでお会いしたのが、ご縁の始まりでした。彼女の通訳っぷりがあまりに大胆すぎて面白く、場もわきまえずわははと笑ってしまったのが打ち解けるきっかけでした。だってほんとに面白いんだもん。次回来日時もお会いしましょう、と言っていたのが実現したわけですが、それにしても今回、彼らがまさかこんな大スターを伴っていらっしゃるとは誰が想像できたでしょうか。

ソウルメイト云々の言説を持ちだすとうさんくさくなりますが、しかしほんとうに、スピリットというかソウルとかマインドと呼ばれるようなものを淡々と地道に磨き続けていると、時に、予想もできないような出会いがプレゼントされるものなのですね。目の前の人にフェアでオープンであること、自分の心にも目の前の人にも率直であること、ジャッジせず寛容とユーモアで包み込むこと、こちらがひとつ大きめのギフトを差し上げるつもりで接すること。心がけてきたのはそんなことでしたが、ナジワがまさにその理想型のような人でした。しかも究極の「ザ・ウーマン」!これからは「女性らしくあること」も心がけなくてはね。言葉遣い、心遣い、香水使いも含め、あたたかで愛ある「ウーマン」の余韻を残していくこと。ナジワから学んだことはとても大きい。

 

 

前項で紹介したような中東の大スター、ナジワ・カラームが、プライベートで初来日するということじたい、スリリングで興奮ものだと思うのですが、来日中に二度もゆっくりとお会いすることができたナジワは、スター気取りなどとは全く無縁の、周囲への気配りを絶やさないあたたかくてオープンマインドな女性でした。

屋形船に続き、二度目に会ったリッツカールトン東京のスイートルームでも、大きな目をまっすぐに私に向け、「まちがいない。あなたに会ったことがある」と再び真顔で言われたのでした。嘘をつくような人ではなく、お世辞や社交辞令を言うような人でもない(私にそんなことを言う必要がそもそもない)。私も心の深いところで、同じような懐かしさを覚えたので、これは真実として受け止めました。たぶん、前世で会っているか、同じ魂を共有しているのかもしれません。そういう不思議な感覚って、あるのですね。

いずれにせよ、私を全面的に信頼してくれて、今回のようなインタビューができることになりました。通常であれば、マネージャーや事務所を通した、写真制限・時間制限ありの不自由なインタビューしか許されないところです。スマートフォンでの写真なのに、ナジワはわざわざハンサム&セクシーなスーツに着替えてくれ、言葉を選び、誠実に話をしてくれました。その場に居合わせた全員が、涙ぐむほどの深い愛を感じさせる言葉も発せられたほどのこの経験は、生涯忘れがたいものになるでしょう。najiwa 12
(By Courtesy of Najwa.  話に熱が入ると、英語からアラビア語になり、それを彼女の親友が英語に訳してくれました)

中東文化にほとんどなじみのない私は、中東といえばイスラム教と結びつけがちだったのですが、彼女の生まれた土地、レバノンのザハレという地方都市は、住民のほとんどがクリスチャンという町です。ナジワもカトリックの家庭で、フランス語で教育を受けています。英語も話します。ファッション上の制約もほとんどないそうです。

保守的な家庭で、四人兄弟の末っ子として育った彼女は、キリスト教系の大学を卒業して教師になりますが、幼少時からの歌手への夢をあきらめることができず、テレビのオーディション番組に出場します。ここで優勝し、厳しい父の許しを得て、レバノン音楽院で4年間学び、1989年にプロの歌手としてデビューしました。22歳のときです。

デビュー後しばらくは売れない時代が続きますが、キャリアのためには大手レコード会社からアルバムを出すことが必要と痛感し、1994年、アラブ語圏最大のレーベルである「ロターナ」と契約します。そこから出した最初のアルバム「Naghmat Hob(愛のリズム)」が大ヒット、その年の最優秀アーチスト賞を受賞し、以後、快進撃を続けて、活躍の幅を広げ続けているのは、前項で紹介した通り。

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(Photo cited from the official Facebook page of Najwa Karam)

―――ナジワさんは私とほぼ同世代ながら、ほとんど年齢を感じさせない美しさをキープしていらっしゃるのですが、若さや美しさを保つ秘訣は?

「あら、日本人は世界でいちばん若さを保つことが上手な国民でしょう?(笑) それはともかくとして、純粋なスピリットを保つことがもっとも大切。スピリットは天からのギフトで、歳をとらないの。スピリットを高めれば、それが肉体に影響を及ぼして、心のレベルに相ふさわしい肉体でいられます」

このようなスピリチュアルな考え方は、信仰というよりもむしろ「ウィズダム(智恵)」である、と隣に座る彼女の親友が解説してくれます。

―――デビューから30年近く、第一線で活躍し続けていらっしゃるというのは偉業だと思いますが、成功の秘訣は?

「モデスティ(謙虚であること)ね。私はゼロから出発したわ。自分で自分のことはよくわからないけど、他人が自分のことをどのように見るか、評価するかはとても重要視してきた。ファンや周囲の人の意見に対して謙虚であることは大切ね」

彼女の親友はここで「とうもろこし」の喩えも出してくれた。とうもろこしは実れば実るほど穂を垂れる、と。中身が充実している人ほど、謙虚なんだ、と伝えたいのですね。同じような喩えが、日本にもありました……。成功のためには「モデスティ」がなによりも大切、という考え方は、同じレバノン出身の成功者である彼女の親友と共通するもの。

―――ナジワさんはポップ・ミューシャンであるばかりでなく、ファッションアイコンでもありますね。ファッションの影響力をどのように考えていらっしゃいますか?

「世界から見るアラビア語圏のイメージには、きなくさいものも多いけれど、それだけじゃない。アラビアの文化には、美しいもの、夢や愛や幸福に満ちたものもたくさんあるのだということを、私自身の歌やファッションを通して世界に伝えることができれば、うれしいわ」。

ここで親友の解説が入る。「彼女は、アラビア語圏の女性のシンボルであり、アラビア女性のロールモデルになろうとしているんだ」。

―――アラビア語圏の女性のファションアイコン、ビューティーアイコンといえば、ほぼナジワさんが第一号と言ってもいいくらいなので、シンボルとなれば責任が重大ですね。

「私はとても保守的な家に育ったの。歌手になったのは22歳の時ですが、父は当初、猛反対しました。でも、私は父と約束をしたのです。レバノンや、ザハレや、ファミリーに、恥ずかしくないよう、誇りと思ってもらえるよう、良い女性でいつづけると。歌手というキャリアを築くこと、世界的に有名な歌手になることにおいて、中東では女性の前例がなく、私が第一号です。だからこそ、アラビア文化のよい象徴になれるよう、後進の女性たちのロールモデルになれるよう、努力しているわ。私は天から歌の才能を授かりました。それを使って、アラビア女性のイメージをより良いように変えたいのです」。

ナジワ・カラームはアラビア語圏の女性のファッションアイコンであるだけでなく、教育、キャリア、女性のあり方においてのリーダーであり、ロールモデルなのですね。それを自覚し、行動しているナジワの責任感、芯の強さ、謙虚さ、あたたかさ、純粋さに心を洗われる思いがしました。

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そしてインタビュー後半は、次項に続きます。

 

まったく思いもかけなかった幸運な出会いに恵まれるというのは、人生が与えてくれる最高の幸福の一つだと思いますが、私のささやかな生涯のなかでも最も運命的な、印象深い出会いになるだろうと思われるもののひとつが、この4月に訪れました。ナジワ・カラームとの出会いです。

2日の屋形船でご一緒したとき、「あなたを知っている。あなたに会ったことがある」と真顔で言ってくれ、私に好感をもってくれたナジワに、なんとアジア圏初の独占インタビューをするという機会に恵まれました。たっぷりと90分近く、ナジワに親しく話を伺いました。その余韻が、数日たった今もなお続いてます。

その詳細を書く前に、日本の読者の皆さんに対し、ナジワ・カラームとは何者かという話をしなくてはなりません。

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ナジワ・カラーム(Najwa Karam)は、1966年レバノンの地方都市ザハレ生まれの中東を代表するアーティストです。日本では言葉の壁が大きく、なかなか情報が入ってきませんが、中東、ヨーロッパ、北米、オセアニアではすでに60ミリオンのレコードを売り上げ、数え切れないほどの賞を受賞しています。18枚のスタジオアルバムのうち、大半がミリオンセラー。1999年、2000年、2001年、2003年、2008年には、中東でもっとも多く売れたアーティストとして記録されています。

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ポップミュージシャンとして成功するばかりでなく、テレビのスーパースターでもあります。「Arab’s Got Talent」という人気タレント発掘番組のメインジャッジを4年間つとめ、どこへいってもパパラッチに追いかけられているというセレブリティです。

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コマーシャルの世界においても、アラブ首長国連邦の不動産会社、Pearl Propertiesのブランドアイコンを務めたり、高級宝飾会社Mouawad Jewelryの時計ライン、La Griffeの「顔」として活躍、ブランドイメージのアイコンになっています。また、2012年は化粧品のロレアル・パリから初のアラブ系スポークスマンとして選ばれ、アラビック・ビューティーの代表的な存在になっています。

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ファッションアイコンとしても名高く、カンヌのレッドカーペットで着たZuhairのマーメードドレスをジェニファー・ロペスがその年のゴールデン・グローブで着用する(まねする)など、彼女が何を着るかは、ファンばかりではなく、他のスターたちからも注目されています。

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当然、ソーシャルメディアでの人気も高く、たとえば今年のニューイヤーコンサートで披露したこの姿には、スターのフェイスブック史上最高値である432,000のLikesがつきました(写真は、Likes 最高値のものではありませんが、そのドレスを着てのパフォーマンス風景)。ドレスは、Nicolas Jebranのもの。

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どのくらい人気のある大スターであるか、以上の情報でおわかりいただけましたでしょうか…。本欄では、ナジワの公式フェイスブックページから写真を引用させていただきましたが、Najwa Karamと検索していただければ、ほかにも多くの美しくゴージャスな写真や輝かしい情報が出てきます。

そのナジワに独占インタビューさせていただいた内容は、次の記事で。

4.6.9
コニャックのLouis XIIIより、 100年後の2115年に公開予定の映画“100 YEARS: THE MOVIE YOU WILL NEVER SEE” のお披露目パーティーにお招きいただきました。アンダーズ東京にて。

4.6.3

 

4.6.4

100年かけて作られるルイXIII。解説するのはルイXIIIのグローバル・エグゼクティブ・ディレクター、ルートヴィッヒ・デュ・プレシス氏。

100年前。第一次世界大戦の真っ最中でした。

100年経って、人はなにを学んだんだろうか。

100年後、地球はまだ人が住める環境を保っていられるんだろうか…。

「100年後に公開される映画の予告編」と「100年後に開栓されるルイ13世」を見ながら、過去・現在・未来を考える機会になりました。
会場は150名のゲストでたいへんな熱気。コラムニストの中村孝則さん、フォーブズジャパン副編集長の谷本有香さんと記念フォト。実は谷本さんとはこの日の日中にも仕事でお会いしました。一日に二度も偶然に会えるとは!。

4.6.2

4.2.6
2日夜にはタダシ・ショージの屋形船にお招きいただきました。

4.2.9

横浜・みなとみらいのぷかりさん橋から2時間ほどのエンターテイメント。

4.2.5
船内ではロックな三味線・太鼓・笛に合わせたタダシのドレスによる日舞もあり、和洋が渾然となったタダシの今シーズンの世界を楽しませていただきました。4.2.11
タダシの今シーズンのコレクションのテーマは日本。藤、あやめ、桜など日本らしい花々をモチーフにしたドレスや、藍色はじめ和の色を印象的に使ったドレスなど。モデルとして着こなすのはミス日本酒のみなさま。船内は畳なので、モデルたちの足元もぺたんこのぞうりですが、それが不思議と違和感なくなじんでいました。

4.2.12
同じテーブルでご一緒したのは、 2月のブガッティのパーティーでご縁をいただいた、ラスベガスの不動産王、フィリペ・ジアード氏ご一行さま。彼の友人である、レバノン出身の歌姫ナジワ・カラムさんも初来日です。そして彼のビジネスパートナーである日経グローバルの皆見由紀子さんはじめ社員のみなさま。ナジワは中東、ヨーロッパ、アメリカでは知らぬ人がいないスーパーセレブで、ファッションアイコンでもあります。ハイジュエリーブランドのスポークスマンでもあり、アラブ系としては初めての「ロレアル」のキャンペーンモデルになった美女です。この日もジミー・チュウの前衛的なバッグを自然にもち、よい香りを放ち(アラブの香水とクリードのコンバインだそうです)、ただものではないオーラを放っていました。日本では中東の文化そのものの情報が少なく、あまり知られていないことが、この日は幸いしました。パパラッチが寄ってこないという状況にかなりほっとしていらっしゃるようでした。大スターなのに周囲への気遣いも忘れず、おだやかで優しい微笑みを絶やさない、素敵な方でした。(右から2人目がナジワです。その左隣がフィリペ。)

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ナジワは私に”I know you. I met you before.”と。私も何か深いシンパシーを覚えたんですよね。前世で会っていたかもしれない……。

 

“Going to a party, for me, is as much a learning experience as, you know, sitting in a lecture.” (By Natalie Portman)

2015年感謝のまとめ その5、ソーシャルイベント。ただの阿呆なパーリーピーポーと言われればそれまでですが、社交は人の意外な本質を観察することができ、また自分の思わぬ面があらわれる現場に立ち会うことができる、きわめて学びの多い機会です。書物や芸術の「行間」の隠れた意味がわかるようになったのは、実地の社交の経験を積んだからこそ、というところが多々あります。またファッション史に登場するアイテムの大部分は、社交の場で着られていたもの。その場でのリアルな心身の動きを理解することで、300年前の衣裳に隠された知恵がわかるということもあります。また私の場合、次につながる仕事やご縁の多くは、出席したパーティーがきっかけになっていることが少なくありません。というわけで言い訳がましくてすみませんが、今年もさまざまなソーシャルイベントにお声掛けいただき、多くの方々と忘れがたい時間を共有できたこと、たいへんありがたいことと心より感謝しています。

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ブルックス・ブラザーズのパーティーでは「ジャッキー・ケネディを連想させる」(!)という理由で女性部門の「ベストドレッサー」に選ばれ、WWDにも掲載されたのでした。笑  ジャッキーと似てるのはエラ張ってるところだろう、ということぐらいは自覚しております。

コニャックの「ルイ13世」と東京フィルのコラボイベントはこの上なくラグジュアリーなもので、その後に続く貴重なご縁が生まれたし、チャーリー・ヴァイスやイセタンメンズのパーティーはいつだって新しいファッションを目にすることができる上、おもしろい方々がいらしてなにかと盛り上がり、楽しかった。改装前のオークラで6月生まれの誕生会を開いていただいたのも印象深いし、そのメンバーで真夏に汗だくになりながら屋外バーベキューをしたあと六本木ヒルズの屋上に上って月をあおいだのも忘れがたい。教え子のOGOB(僧侶もいる)が「キリストンカフェ」に集まって花園神社に詣でに行くという神仏習合のミーティングも強烈だった。グローブ・トロッター英本国会長来日のディナーも今年のハイライトを彩るほどの……とひとつひとつ挙げたらとうてい終わりそうもないくらいたくさんの思い出がぎっしりつまっています。

なかでも異色でひときわ強烈な思い出になりそうなのが、12月最後の土曜日に中目黒のスナックで行われた綿谷画伯主催の爆笑忘年会でした。コラムニストのいであつしさん、メンズプレシャスのファッションディレクター山下英介さん、画伯のお弟子さん「セクシーまちゃ」さん、そしてなんとあの国民的イケメン有名俳優Tさんが、もったいないくらいのカラオケ熱唱合戦。あの伝説の「おしゃれ似顔絵講座」から半年、まさか再会できるとは思っていなかったので再び同席できただけで感激でしたが、全員、信じられないくらいカラオケがうますぎる、面白すぎるのです。Tさんも3曲歌ってくれましたが、ルックスの美しさは言うまでもなく、選曲のセンスはよいし、声はつややかで渋いし、最高のクリスマスプレゼントとして聞かせていただきました。不思議なのは、狭いスナックは途中からほぼ満席になったのですが、だれもTさんに気付かなかったということ。さすがに最後に山口百恵を熱唱したときには気づかれたようで、Tさんが「♪ さよならのかわりに~」と歌い終わるとスナックにいた全員が拍手喝采。天井で大きな鈴がふたつに割れて中から金銀クリスタルのオーナメントがはらはらと降り注いでくるような(あくまでイメージ)こんな瞬間、短い人生であとどのくらい味わえるんだろうか。

Tさんが歌った「さよならの向こう側」のこのフレーズをそのまま、今年会ったみなさん、そして読者のみなさまにも伝えたい。

” ♪ Thank you for your kindness. Thank you for your tenderness. Thank you for your smile, thank you for your love.  Thank you for your everything  ♪”

私の退職記念講義もこの歌で締めようかな。

Perhaps this was the last social event of 2015.   Visited Russian Embassy at Azabu, to attend the piano concert of Miss Kanon Matsuda, and after party.  12.28.812.28.4

Russian Ambassador Mr. Afanasyev Evgeny Vladimirovich and Miss Kanon, 19 years old. The wall behind them is “Moscow of 1876”.
12.28.1
Met and enjoyed conversation with many friends.  With Ms. Hisae Odashima and Ms. Nobuko Tsutsumi, and a Russian gentleman.

12.28.5

Beautiful fruits served at the party.  This small orange is called “Clementine”.  Unexpectedly sweet and delicious.

☆☆☆

ロシア大使館にて、松田華音(まつだかのん)さんのピアノコンサート。まだ19歳ですが、モスクワ音楽院に、日本人としては初のロシア政府特別奨学生として留学中です。

日本とロシアの友好にとっても貴重な機会、ということを、ロシア大使はなんども強調していらっしゃいました。

160名ほどのご参加のみなさまで華やかだったアフターパーティー。久々にお会いしたかった小田島久恵さん(fatale にて青石ひかりさんの名で占いも連載中)とも再会、ご一緒した堤信子さんと3人でガールズ(失礼)トークで盛り上がり気がつけば最後の客に。笑

ロシアのお酒や食べ物がたくさん振る舞われました。私はパーティーでは食べないのですが(飲んでしゃべってばかりいる)、このちびみかんにはそそられました。ぶどうの粒とかわらないくらいの小ささ。構造はしっかり、みかんで、甘くおいしい。

FB友でもあるイギリス在住の作家、入江敦彦さんが、「クレメンタイン」という名であると教えてくれました。なるほど!

関係ないですが、ジョン・フォードの「荒野の決闘」の英語のタイトルは、”My Darling Clementine”です。なんてことを連想しました。

今回の会にお招きくださったのは、東京フィルの松田亜有子さんです。昨年のEsprit Dior×Forbesのトークショーに来てくださったのが最初のご縁で、今年はルイ13世の会、プライベートな食事会、と楽しい機会をご一緒させていただきました。ありがとうございました。

終わらせるべき仕事がまだまだ。あと2日も残っている!ラストスパート。

 

 

 

Official Web Site of Isetan Men’s uploaded “Party Snap” of the opening reception of Isetan Men’s Salone at Marunouchi.isetan salone

Isetan Men’s のオフィシャルサイトで、先日の丸の内Isetan Men’s Salone のパーティースナップが掲載されています。

大学での講義帰りだったこともあり、撮られることは想定していなかったのでなんだかお堅い装いですが。

逆に、こんな格好で講義するのか?!と聞かれるのですが、はい、上着だけ着替えます。日中はノースリーブドレスの上にテーラードジャケット、夜には上だけオーガンジーのボレロに着替えればカジュアルなパーティーであれば問題ありません。たぶん。

昼は堅気の仕事で夜にレセプション、というケースが多いのですが、そういうライフスタイルに合うファッションというのを提案していただければ需要はあると思うのですが、デザイナーのみなさま、いかがでしょう?

ともあれ、スナップコレクションでは、私などはともかく、ほかのメンズの出席者の方々の装いはさすが決まってます。

それにしても世の中が騒がしいクリスマスウィークにはみごとに一度もソーシャルイベントに出席しませんでした。こんな昔の(って2週間前)パーティースナップを懐かしみながらこもって淡々と仕事をしています。諸々の遅れを取り戻しますm(__)mm(__)m

 

Vintage Clothing Research Committee, at 45rpm Minami-Aoyama.

Mr. Akira Hasegawa has got a new “vintage” jacket, which is supposed to have been worn in the 18th century.  Connoisseurs of mens’  clothing joined and discussed about vintage tailoring. Fruitful meeting.  Thank you all, who has special knowledge and experiences concerning tailoring.12.19.2015.14

Detailed article will be followed later.

☆☆☆
45rpmのパタンナー、平成生まれの長谷川彰良さんが、新しい古着(という言い方も妙だが)を入手し、識者が集まって鑑賞しながらそれぞれの立場からテイラリングを議論するという勉強会でした。なんと18世紀のフロックコートを直接手にとったり着たりして多方面から研究できるというまたとない機会。

それぞれの専門的な立場から見ると、同じ服を見ていながら新しい発見が多々!テイラリングの話だけで濃厚な2時間を過ごすという貴重な学びの経験をさせていただきました。詳しくは専門的な媒体で書く予定です。しばし、お待ちくださいませ。
12.19.2015.12

左から、ヴィンテージクローズマニアで実際に1920年代の服を着ている高梨周三さん、バタクハウスカット新宿御苑店店長の川部純さん、パパになったばかりでもある古着マニアのパタンナー長谷川彰良さん、古着屋さんだったジェレミー・ハケットさんの発言をよく知るハケットロンドンの大西さん、そして写真には写っていませんが平成生まれの女性テイラー、”SHEETS”のモリタ・トモさん。それぞれの立場から見るとこう見える、という意見をぶつけて集合知を作るというのは楽しく有意義なことでした。みなさま、ありがとうございました。

 

Invited to the Press Presentation of Sisleya L’integral by Sisley Japan.  At Palace Hotel.12.15.1

New Anti-Aging cream by Sisley now acts on the third dimension of ageing: it acts not only upon the visible signs of intrinsic and extrinsic ageing, but also, and for the first time, on those linked to behavioral ageing.

It will be released on the 11th March, 2016.12.15.5

Memorial Photo. From left: Ms. Nobuko Tsutsumi, Mr. Jerome Dovillers (Representative Director of Sisley Japan), Nakano, Ms. Yumi Jibiki, and Ms. Kaoru Gunji (PR of Sisley Japan).

12.15.10

After the presentation, petit party with Yumi-san and Nobuko-san at Palace Hotel Lounge. Thank you, both of you, for those wonderful contributions to the Liberty Academy of Meiji University this year.

☆☆☆

シスレージャパンさまよりお招きいただき、パレスホテルにて新製品「シスレイヤ・ランテグラル」発表会。エイジングをもたらす3つの要因、すなわち遺伝的側面、環境的側面のほか、行動的側面にもはたらきかけるのが新しいというクリーム。効きそうです。シスレー・ジャパン代表取締役ジェローム・ドヴィレ氏じきじきのスピーチもあり、アンチエイジングの新潮流を知ることをできたうえに、シスレー社の新製品に対するたしかな自信がうかがえた発表会でした。

終了後、同じく参加していた地引由美さん、堤信子さんとパレスホテルラウンジにてカクテル。今年はお二人には明治大学リバティアカデミーにおいても多大な貢献をしていただきました。感謝してもしきれないくらいです。来年に向けての夢を語りあった(お二人においてはすぐにそのまま実現しそうなくらい、ありありとその様子が描けた!)、充実した楽しい時間でした。あまり未来を描く習慣のない私も、それぞれのお話を聞いているうちに、夢のかけらのようなアイディアが生まれてきたような気がしました。さっそく帰途にメモ。

常にロジカルに、オープンハートで、さっそうと笑顔で仕事をしていく信子さんと由美さんには、私も大きな影響を受けています。いつもほんとうにありがとう! 来年もどうぞよろしくお願いします。


シスレーのホリデーバッグに書かれていた「Give」。Givenchy かと思った・・・のは冗談ですが、Giveってやはり幸運を招きよせる最大にして最後のカギではないかと思う。与える、委ねる、贈る、伝える、発する、捧げる、譲る、差し出す、捨てる・・・。なにか行き詰ったら、Give という行為をしてみると、必ず思いもよらなかった報酬が降ってくる。やれるだけのことをすべてやって、あとは、我執を捨てて天に委ねるという思いでGive。お返しは期待しない。12.15.11パレスホテルラウンジから見る夜景の美しさもまた、この日、思いがけず降ってきた「ギフト」。

 

 

Business lunch with Ms. Takako Akiho, Ambassador of the great cognac Louis XIII.  At the modern French restaurant Corrage at Conrad Tokyo.12.15.2

The main topic was about our collaboration next year. We first met at the Louis XIII dinner held at September this year.  Ambassador Takako-san is standing on the right side of this photo taken then.  Louis XIII event

Back to Conrad. The dishes are so superb and atmosphere of the Conrad is exclusive but open, suave but snob in a good sense. Thanks to the star chef, Mr. Maeda, for the super excellent service.12.15.3Memorial photo with Chef Maeda.

Special thanks to Takako-san and Louis XIII.  I cannot wait to the collaboration work with you next year.

☆☆☆

コニャックの最高峰「ルイ13世」のアンバサダー、秋保貴子さんにお招きいただき、コンラッド東京「コラージュ」でビジネスランチをご一緒させていただきました。

メインの話題は、来年のコラボレーションのお仕事。まだ内容はこれから詰めていきますが、今からたいへん楽しみです。

「コラージュ」のシェフは前田慎也さん。京都のご出身で、ロンドンの“The Canteen”や“Soho House”などで部門料理長を経て、ニューヨークの“Aquavit”で活躍。その後、再びロンドンのスターシェフ、ゴードン・ラムゼイグループのレストランに外部から初の副料理長として入社。すぐに才能を認められ、二ツ星“Petrus” や三ツ星“The Restaurant Gordon Ramsay”などでシニア副料理長を務め、2008年2月に「ゴードン・ラムゼイat コンラッド東京」のシェフ・ド・キュイジーヌ(料理長)に。そこでの料理長就任時よりミシュランの星を獲得し続け、「コラージュ」でも2年連続でミシュラン一ツ星を獲得していらっしゃいます。ひとつひとつ、ミクロのレベル(というのはおおげさですが、そう言いたくなるほど)にまで工夫の行き届いた、すばらしいお料理に感動しました。ミーハーに記念写真をご一緒していただきました!

ミーハーの言い訳がましいかもしれませんが、やはり力のある、好もしい波動(これはほんとうに理屈を超えた直感なのですが、確かに、波動のようなものを感じます。別の表現で「オーラ」と呼ばれるものかもしれません)を発している方とお写真を撮ると、よい方向に共振していくように感じるのです。自分もそんな存在でありたい、と思わされます。

天井高く、ちとスノッブで、凛とした「気」が満ち溢れる空間のなか、秋保さんとのお話も深まり、来年のコラボレーションに向けて、ご提供できる内容をさらにバージョンアップさせていかねばと心身がひきしまる思いでした。

秋保さんは明治大学の公開講座にも来てくださったり、コラムをご愛読くださったりして、そのたびに感想も丁寧に届けてくださいます。最新のダーバンサイトでのコラムが刺激になって、よりよい将来に向かってともに歩んでいけるようなモノを買おうと決心して高価なお着物も購入されたとか。私のほうがびっくり。笑。また、「そのような(関係を未来へ向けて大事に育てていける)男性に選んでもらえるような女性になりたいと思った」とも。あーそれは私もだが、なかなか現実はうまくいかんよね……。笑。選んでもらえなかったヒトが憧れをこめて所詮きれいごとを書いておりますが、きれいごとも厳しい現実を生き抜くためには必要、と言われ、そういう読まれ方もあるのかと少し安心した次第。それにしても、「感想を伝える」ことは人間関係の第一歩、と言ったのは見城徹さんだったか、大切なことだと思わされました。私も心が動いたら照れずに感想を伝えることを怠らないようにしよう、とあらためて決心。

すばらしいおもてなしを通して、来年への具体的な「夢」のひとつを思い描くことができたような気がしています。「コラージュ」のスタッフのみなさま、そしてルイ13世アンバサダーの秋保貴子さんに心より感謝申し上げます。

Opening reception at Isetan Salone Tokyo, Marunouchi.12.11.2015.8

Suave and cozy shopping place, filled with air of modern Tokyo.12.11.2015.9

Honored to see the famous flower designer Mr. Nicolai Bergmann himself!  Memorial photo in front of flower boxes of Nicolai Bergmann.12.11.2015.2

Special thanks to Ms. Ouko Narikawa and Ms. Naoko Tashiro of Isetan Men’s. Memorial photo with Ouko-san.12.11.2015.1

☆☆☆

丸の内にIsetan Saloneオープン。伊勢丹メンズ館のエッセンスをワンフロアに凝縮したショッピングスペースです。木のぬくもりが活きたモダン東京スタイルのインテリアで、よい「気」が流れているのを感じます。

ジャン=ポール・エヴァンのショコラショーで休憩できるスペースもあり、男性も女性も楽しめます。

高級フラワーアレンジメントで有名なニコライ・バーグマン、そのデザイナーご本人にもお会いできて感激でした。お花のイメージを裏切らない、ご覧の通りの美しい方です。

店内をサロン・ド・シマジのチーママとしても知られる成川央子さんにご案内いただきました(写真)。ご招待くださったのは、メンズ館オープン当初、つまり10年以上も前からお知り合いの田代直子さん。OPENERSのお仕事をご一緒した当時は「エシカル」ということばもまだ知られていなかった時代で、当時はメンズフレグランスやコスメのバイヤーでいらっしゃいましたが、いまやお名刺には「部長」の肩書きが。考えてみれば私も10年前とは別人(社会的にというよりもむしろ中身が)。Time flies but time can do so much, in a good sense. 10年後なんてきっとあっという間でしょうが、その間を夢中で駆け抜けられれば幸いではないかと思います。

他の社員のみなさまにもあたたかくもてなしていただきました。ありがとうございました。丸の内界隈の男性の外見とマインドを変える、新しいパワースポットになるのではないかと期待しています。

 

Attended a champagne party at the ball room of Grand Hyatt. Hosted by BLBG.  Followed a premiere of Spectre.12.2.2015.3

Met a lot of people and I am afraid I was too talkative and appear frivolous person (as I actually am) because of Bollinger (4~5 glasses…).  My life is such a shallow one.

Recently I came to realize that it is better not take myself seriously; that is almost an only way not to feel depressed because of  many defects of myself.
12.2.2015.1
Anyway, great party, where beautiful guests dressed like actors in the world of James Bond. Thanks to Chairman Jeff (we had official dinner only the day before yesterday and he welcomed me saying “Long time no see!”. That’s British joke)  and CEO of Japan, Mr. Takubo, dressed neatly this time.

12.2.1

I am afraid I look to have had too much bollinger: I sent this photo to Jeff with this message. And his reply was “I am sorry to disagree with you; there is no such thing as too much Bolly”.  So Brit.

☆☆☆

BLBG主催のカクテルパーティー、グランドハイアットのボールルームにて。その後「スペクター」試写会。一昨日お会いしたばかりのグローブ・トロッター会長のジェフさんにも再会しました。「ボランジェ飲み過ぎの顔で恐縮ですが」というメッセージとともに記念写真を送りましたところ、「いやそれには同意しかねる。ボリーを飲み過ぎるということほどすばらしいことはない」というお返事でした。

Globe Trotter night.

Dinner with the chairman Mr. Jeff Vaughan of Globe Trotter and real globe trotter Mr. Takanori Nakamura, who travels from the South Pole to the North Pole with Globe Trotter suitcase. Exciting to hear the brand history and hidden episodes from both British chairman and Japanese CEO.

Thank you all who share the British spirits full of twisted humor. An exuberant night to remember.11.30(from left) Mr. Toshiyasu Takubo, CEO of Globe Trotter Japan.  Ms. Satoko Enomoto, PR of Globe Trotter.  Nakano. Mr. Jeff Vaughan, Chairman of Globe Trotter.  Mr. Takanori Nakamura.

グローブ・トロッター会長がイギリスより来日、ディナーにお招きいただきました。北極から南極まで旅するリアル・グローブ・トロッター(地球を旅する人)であるコラムニストの中村孝則さんもご一緒でした。

すべての工程をイギリスの工場で作り上げているただひとつのブランドになったグローブ・トロッターの、歴史や公開されていない秘話を、会長と、日本のCEOである田窪氏からともにお伺いできたことはなかなかエキサイティングでした。ちょっと毒舌入ったザ・ブリティッシュ・ユーモアに笑い転げた夜でした(イギリス人はファニーなことを言いながら決して笑い転げませんが)。

 

青山のレストラン、ミュージアム1999ロアラブッシュにて。

 

4日、伊勢丹メンズ館チャーリー ヴァイスのサロンにて、BLBG社長、田窪寿保さんのゲストとして、ジェレミー ハケットさんとともにトークショウをおこないました。
11.4.2

タイトルが ”Be an English Gentleman!”. 自分以外のだれかになりたがることじたい、紳士ではないだろうというツッコミで打ち合わせの時から盛り上がっていたのですが。

田窪さんとお仕事をご一緒すると、イギリス紳士にかこつけてなにげに皮肉や意地悪を優雅に?言いたい放題できることがなんとも痛快なのですよね。「リシェス」のジェントルマン特集でも炸裂していましたが。不快を与えないぎりぎりの感覚を保って笑いに換えるセンスが似ている(というのもおこがましいのですが)のかもしれません。田窪さんの場合はビジネスの現場での百戦錬磨に支えられたセンスで、もうレベルが違いますが。

紳士論を語るふりして、そこはかとなく意地悪を言える。また、あとになってわかるような意地悪をされる。笑。たとえば「ダウントンアビー」のヴァイオレットおばあさまの言葉を連想してください。その快感あって私はこのテーマを追い続けていられるのかも(^-^; フィールグッドのわかりやすいハウツー的啓発や、スピリチュアル&ヤンキーの入った”魂”なんぞが議論に入りこんできづらいのも心地よい。いや、そういう大衆迎合的な要素を巧みに排除することでブランドを保ってきたものこそ、「ジェントルマン」という、排他的なシステム。

それをさらに自覚しているだろうとさりげなく思わせながら、どこまでも好印象しか与えない田窪さんの話芸が上手すぎてコワイ。笑

ジェレミーも鋭い。一言で人の本質をいいあてる。二次会では、「ジャパニーズ・ダンディ」の写真集を見て盛り上がっていたのですが、ある男性を見て「ジュディ・デンチ」とか「ページ3ガール」とか。あくまでエレガントににこやかに。たまりません。(イギリス的なブラックコメントに一同、大笑いしましたが、そこには愛があるので、貶めない。品がいいのです。写真集そのものには好意的でいらっしゃいました。)

ショートノーティスにも関わらず、立ち見のお客様まで大勢いらっしゃいまして、大盛況でした。エクスクルーシブなサロン独特の雰囲気で、お洒落なお客様の熱気がよい刺激になりました。スタッフのみなさま、お運びくださいましたお客様、田窪さん、ジェレミーさん、ありがとうございました。

アレンジしてくださいましたハケットロンドンの大西慎哉さん、撮影の内田栄治さんにも感謝します。

二次会は、ル・パラン。シガーのもくもくぶりに、イギリス人のお二人は「Opium Den(アヘン窟)」のようだと形容してましたが。11.4.1

左から、ル・パランのマスターバーテンダーの本多啓彰さん、ハケットさんの親しいお友達でもある綿谷寛画伯、中野、「ミスター・クラシック」ことジェレミー・ハケットさん、やはりこの日「キャンぺーン・フォー・ウール」のために来日した服地会社Fox brothers社長のダグラス・コルドーさん、ハケットロンドンの大西さん。

この日の洋服はジュン・アシダです。艶のある型押し素材で、左前スリット、左胸ファスナーというセクシーな意匠を凝らしながら、品の良さをきちんと保っているデザインです。着心地も最高で、何よりも着るとマインドからがらっと変わります。さすがエレガンスの巨匠!

どさくさにまぎれて宣伝させてください。田窪さんの「英国流ビジネス」をテーマにしたレクチャーが来週水曜日、明治大学中野キャンパスで行われます。まだ間に合いますので、ぜひ、リバティアカデミーHPよりお申込みの上、ご参加くださいませ。私も僭越ながら登壇し、漫才よろしくときどき控えめに合いの手を入れさせていただきます。お目にかかれますことを楽しみにしています。

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3日文化の日に行われた、日仏フレグランス文化財団主催「ル・パルファム」発売記念イベント。

この大著はほんとうにすばらしい。前にも書いたかもしれませんが、見開きで一年分。右側にその年の香水のボトルの写真があり、左側にその年のニュースやファッション、スタイルアイコンとなる女性の紹介があります。それが100年分。届いてすぐに読みたかったので持ち歩き、満員電車のなかで広げていました。笑。監修の地引由美さんに「持ち歩きは想定していなかった」と笑われつつも。わたしにとってはけっこうど真ん中の、ワクワクする本です。このような学術成果をゴージャスな形で世に出してくださった地引さんと、フレグランスジャーナル社さまに心より感謝申し上げます。le parfum

イベントでは私も僭越ながら登壇し、「ファッションと香水の蜜月の100年」と題して講演させていただきました。伝説となって売れ続け、語り継がれる香水には共通点があると思っています。各時代を象徴する香水をとりあげ、その時代背景との関わりの中でどう受け取られたかという話をしてまいりました。2015-11-03 15_31_23
日頃愛する香水についてより深く考えることができた充実した文化の日となりました。日仏フレグランス文化財団さまとご来場のみなさま、ありがとうございました。2015-11-03 15_30_28

御手洗瑞子さん著『気仙沼ニッティング物語』出版記念イベント。気仙沼や東京に先駆けて、富山にて。8.24.5

僭越ながら、ナヴィゲーターをつとめさせていただきました。熱心な聴衆の方にお集まりいただき、ライブ感あふれる濃厚な時間を共にしました。

御手洗さんの話のあと、参加者からの質問に答えるという形で、ブランディングのこと、社員の士気の高め方、ファンのつくり方など、法人のみならず、個人においても参考になる刺激的な議論が繰り広げられました。

とりわけ考えさせられたお話の一部は、来月の「まんまる」にて書きます。

終了後は気仙沼と富山の美味・美酒で参加者のみなさまとプチパーティー。

すばらしい会の実現のためにご尽力くださいましたハミングバードの武内孝憲さん(左)はじめスタッフのみなさま、ありがとうございました。

8.24.4
それにしても、瑞子さんとお話するたびに、新しい刺激を得られます。経営者、コンサルタントとしてのタフな能力はすでにブータンや気仙沼で実証済みですが、ストーリーテラーとしてもすぐれているんですね。人の心のひだの奥まで思いを馳せ、あたたかく満たす。そういう人に私もなりたいと思わせられます。

タイトルにしたことばは、瑞子さんが語った社員のモチベーションの高め方。同じ目標を見据え、同じ目線で船を漕ぐように心がけることが大切、と。

 

 

プレゼミ1期、4期のOGOB、そして私の講義を受けてくれている企業の社員の方たちも含めて、真夏のOBOG会。

4期(卒業して1年目)の女の子たちを花園神社に案内して、一通りの参拝を終えたあと、

8.10.7
新宿三丁目のキリストンカフェにて。Christ on Cafe という名のこの店は、インテリアがなんだかドラマのセットのようなけばけばしさ。シャンデリアにキリスト像にデヴィル像に天使に、もうなにがなんだか。

実は4期のOGのひとり、アサコさんが僧侶なんですよね。会社員ですが、僧侶の資格ももっているという。僧侶とともに神社へお参りした後にキリストのカフェ。神仏習合もいいところです。

とはいえ、久々の再会に我を忘れてみな大騒ぎでしゃべるわ飲むわ。本気でハードな課題を出し、それについてくる、というかそれを超えるほどのガッツを見せてくれた学生たちでした。「授業、ガチだったよなー」とか言いながら、当時言えなかった話などを聞かせてもらえるのもやはりOB会ならではの楽しさですね。ハードな時間をともにクリアした経験があるほど後々の絆も強くなるのかもしれない、などと思ったりする。有給をとっても講義を聞きに来てくれる人には、こちらも相応の誠意で応える。仕事の場面での真剣勝負があるからこそ、オフの時間も充実する。無難に、あたりさわりのないことでやりすごしていたら、ついてくる成果もそれなり。勉強や仕事の成果だけではなく、人との関係においても。

8.10.4
とくに1期の男の子たちが頼もしく成長していて、感激ひとしおでした。会場のインテリアがこうなので、ホストクラブみたいな写真になってしまいましたが(^-^; みな一流の現場で活躍する立派な社会人です。

8.10.6
キリストンカフェ後は、花園神社、男子ツアー。いや別に意図的に男女別にしたわけではないのですが。男女別で参拝したほうがご利益のありそうな神社ではあります。

また会う時まで、元気でね!

国際日本学部教員フォーラム。

森川嘉一郎先生のコレクションに(いまさらながら)感動する。1960年代の「Out」 とか「マーガレット」とか「りぼん」。「奥様は魔女」の主題歌レコードなど、お宝物がどんどん出てくる。
7.31.2
「奥様は魔女」が戦後日本の家族のモデルになった話とか、サマンサが「ダーリン」と呼んでいるがそれは本当に夫の名前が「ダーリン(・スティーヴンス)」だったとか、7.31.11
すでにこのころから、海外ドラマが日本で「マンガ化」されていたとか、

7.31.10興味深い話も尽きず。7.31.4なつかしい「マーガレット」。中身はけっこう濃厚というか、コワい話が多いんですね。そういえば、子供のころ、「マーガレット」のコワい話を読んで眠れなくなっていたこともあった…と思い出す。

7.31.1
森川嘉一郎先生(右)、鈴木賢志先生(左)。

水虫研究で有名な眞嶋亜有先生のプレゼンテーション「水虫と私」も楽しかった。キャリアの重大な転機と結婚のどちらかを選択しなくてはならなくなった時、泣く泣くキャリアを選択してきた……と面白おかしく話す眞島先生に泣き笑いというか、あまり他人のような気持ちがしなかったです。笑。

7.31.3
多くを学んでよく笑った帰途、ブルームーンがあまりにも美しかったので久々に「ル・パラン」に立ち寄ってモヒートをいただきました。こちらの真夏のモヒートは絶品です。7.31.5

19日(金)夕方は、ジョー・マローンの新作「ミモザ&カルダモン」発表会、麻布十番のカフェにて。カフェは入口からエレベーター、店内に至るまで完璧に「ミモザ&カルダモン」の世界に彩られていました。

ロンドンからライフスタイル・ディレクターのデビー・ワイルドが来日。出席者の名前を一度で全部覚える(!)という頭のいいデビーによる、エモーショナルかつ理知的なプレゼンテーションを拝聴しました。6.19.4「ミモザ&カルダモン」のインスピレーションの源は、ブリティッシュ・ボヘミアン。さらに具体的に言えば、ホランドパークにある、フレデリック・レイトンの「レイトンハウス」。調香師は、このレイトンハウスと、南仏のミモザ畑に連れていかれたそうです。

レイトンハウスは、あのプレ・プレラファエロ一派の熱気を象徴するような館ですね。会場のテーブルに敷き詰められていたこのタイルプリントも、レイトンハウスからヒントを得たものだそうです。ヴィクトリア時代のあのボヘミアンでロマンティックな画家たちの人間関係を思い出して心ざわつく。笑。

なかでも、レイトンが描いた「燃え上がる6月」、Flaming June!  ここへきて、香りのイメージと絵のイメージが完璧に結びつき、深い感動を覚えました。Flaming_June3それまでまったく予想もしなかった点と点が有機的に結びつく瞬間って、脳内に打ち上げ花火が連続で上がったような興奮をもたらすものですが、この時もまさにそんな感じ。南仏のミモザとヴィクトリア朝のボヘミアンのソウルはかくして、21世紀にこんな形で幸せをもたらしてくれる。

6.19.1お声がけくださった沢樹舞さんと記念写真。

香水のボトルは「メモリー・イン・ザ・ボトル」でもある、というデビーの話に共感。ひとつの香りは、ひとつの記憶と結びつく。愛用してきた香水の数=宝物のような思い出の数、ですね。実際、私は「新しい季節を始めよう、始めねば」と思った時には、香水を変えます。香水を新しくするということは、記憶のファイルを新規に一つ創っていく、ということでもあります。

「センティッド・ダイニング」という発想もジョー・マローンらしい。ダイニングの席でのアロマキャンドルが放つ香りによって、ディナーの「味」が完成するという発想です。ディナーの席に強い香水は厳禁、という「常識」を逆手にとるようなポジティブな発想。ワインとディナーと香水ではじめて完成する「味」を創作できたら、それこそ、フレグランスの可能性を拡大することになる。と考えるとワクワクしてきます。

ブルックスブラザーズのレーベル「Red Fleece」パーティー。プレッピーは今年のトレンドですが、まさにそのどまんなか、モダン・プレッピーが「Red Fleece」のテーマ。5.15.5

アメリカからのゲスト、カイル・ジェームズ・パトリックと人気ブロガーのサラ・ヴィッカーズに、ベストドレッサーに選んでいただきました^^;   5.15.6

理由が、ジャッキー・ケネディを彷彿とさせる(@_@)ということで、瀬戸内ジャッキーを目指す身としては冷や汗たらたらながら、まさかの光栄なハプニングでした。
ベストドレッサーの記念品はマグカップとクッキー❤ ありがとうございました。
ちなみに、メンズ部門は、ブルックスのシャツできめた綿谷画伯が受賞しました。5.15.8

大勢の知人にお会いできて、また新しくお知り合いになれた方も多く、楽しい夜でした。5.15.12

GQ編集長、鈴木正文さんとのインスタグラム用フォトコーナーでの記念写真。鈴木編集長は、20年ほど前のNAVI時代からの大恩人です。ハーフパンツスーツ、両腕に時計、の超個性的なスタイルはすっかり「スズキさんスタイル」として有名になってます。

「Japanese Dandy」出版記念パーティーが、28日夜、汐留パークホテルで開催されました。

出演モデル70名を含む、素敵にドレスアップしたおよそ270名の方々で、熱気に満ちた会場。4.28.6壁には登場した方、一人一人が映し出されておりました。

日本の装い巧者として名高い方々が各地から駆けつけ、勢ぞろい。メンズファッション業界で有名な方々が、このように一堂に会することなど、かつてなかったのではないでしょうか。ご挨拶を全員にすることなど到底ままならなかったのですが、美しく装った男女が特別感を醸し出していて、写真集出版を祝うにふさわしい会でした。

4.28.9

これは「Japanese Dandy」と名付けられたカクテル。何と何をブレンドしたのか、聞いたのですが忘れました…。なかなか強くて、一杯でくらっときます。

 

半世紀に一度あるかなきかのイベントだったかもしれません。主催者の万来舎さまに心よりお祝いとお礼を申し上げます。4.28.4

ご挨拶するやらされるやらであっという間に時間が経ち、あまり写真を撮らなかったのですが、撮影していただいたもののなかから。上左は、もっともリスペクトされているウェル・ドレッサーのひとり、横浜信濃屋の白井俊夫さま。4.28.1もう一枚だけ。左は海外の「ダンディ」写真集にも登場する、グローバルに人気が高いユナイテッド・アローズのPoggy Kogiさん。右は研修先の教え子、未来の某百貨店社長です(というようにパーティーなどでは、肩身の狭い思いをしがちな若い人を「未来の大物」というふうに紹介しています(^-^;))

パーティー後は新橋ガード下の、電車の音がうるさい煙たい居酒屋にて10人ほどでさらっと二次会。スリーピースやカクテルドレスで盛装(コスプレ?)したメンバーでなぜにガード下。しっくり情景になじんでいたのが味わい深い。

 

 

 

 

 

 

31日は大学の第6期プレゼミ、無事終了おめでとうの会でした。

男子学生が共同で一輪のゴージャスな薔薇を贈ってくれました。サプライズ!3.31.1

宴も終わりかけた頃、店内が暗くなった……と思ったらろうそくつきケーキのサプライズ!3.31.3

濃厚なメンバーで楽しい刺激を与え合った充実した一年でした。みなさんありがとう!3.31.2

 

 

気仙沼ニッティング代表、御手洗瑞子さんとのトークセッション、伊勢丹メンズ館チャーリー・ヴァイスのサロンにて。

御手洗さんがなぜ気仙沼ニッティングを立ち上げるに至ったのか? ブータンの首相補佐をしていたころの経験と、その根本的な発想が地続きであることがわかる。

国家の支援とは子育てのようなもの。ほんとうに自分の力で稼ぐことができるようになる支援をするということ。ただモノやカネをあげても自尊心はかえって傷つけられる。自分の力で働き、自立できてこそはじめて人間として、国家としての誇りが感じられるという考え方に感銘を受けました。

同じように、彼女は震災後の気仙沼を支援しました。気仙沼の女性たちが、自分の力で最高レベルのプロフェッショナルな仕事をし、税金を納めることで、誇りと自信を取り戻すことができるように、と。

気仙沼ニッティングは、100年後も存続する「老舗」を目指す。選択において、どちらが100年後も生き残るために有効か?という基準で選ぶ。だから御手洗さんの選択にはぶれがない。3.28.5

賢くて、タフで優しく、行動力とリーダーシップも兼ね備える。目の前の現実と楽しげに向かいながら長期的ビジョンに則って合理的な行動を着々とおこなっているのにまだ20代(あと数週間、だそうですが。笑)! 御手洗瑞子は日本の宝だ、とあらためて感じ入ったサロンでした。3.28.1

シャンパーニュはじめ、御手洗さんが気仙沼からもってきてくれたお酒や美味も供され、満員御礼の21名のお客様とともに(定員越えで参加できなかったお客様、ほんとうにごめんなさい)、感慨深い2時間を堪能しました。ご来場のみなさま、チャーリーズエンジェルのみなさま、ありがとうございました。3.28.8

メンズ館8階では、気仙沼から編み手さんがやってきてパフォーマンスをしています。春なのにどんどんセーターの注文が入っています。ストーリーのある手編みのニットに、誰もが魅了されるのです。すでにレジェンドとなっており、後世に語り継がれる別格のブランドとなりそうです。

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均一の品質を保つために、編み手は「禅」の精神で平常心を保ち続けなくてはならないそうです。感情の揺れが反映されてしまうので。編み手ジュンコさんも、お客様の視線に動じることなく編んでいらっしゃいました。

・セーターの柄の神話について面白いと思ったこと。モノの本によれば、フィッシャーマンセーターの柄にはすべて「意味」があり、「地形」が編み込まれている。ケーブルは漁師の綱で、ダイヤモンド柄はアラン島の平地であり豊漁を祈るシンボル。ジグザグはアップアンドダウンを繰り返す結婚生活の象徴…というような。でも、瑞子さんがアラン島で見学したときには、編み手どうしが「私はこんなのも編める!」「私のほうがすごい!」と、テクニックの競い合いをしているような空気を感じたそうです。ひょっとしたら、編み手が集まっておしゃべりしながらいろいろ編んでいるうちに、先に柄のバリエーションが生まれ、それらしき意味は後からこじつけられたのかもしれませんね。意外と「起源」が生まれる現場ってそんなものなのかもしれません。

フィッシャーマンセーターにまつわる神話に、「水死体になって帰ってきても、セーターの柄を見ればどこの家の人なのかわかる」、つまりセーターの柄が家紋になっている、というものがあります。その話も実はある戯曲にまつわるフィクションであることが知られていますが、瑞子さんとの話のなかで、案外、間違いでもないのかもしれない、という一応の結論に達しました。つまり、セーターを見れば、「こんな編み方をするのはあの人に違いない!」と編み手を同定できる、それがすなわち着る人を同定できるということにつながったのでは?と。

・編み図の日英比較。日本はぱっと目で見てわかる「図」で編み図を表現する。着物の柄についても同じ。だからパーセンテージで拡大縮小も正確にできる。でもイギリスは文字で表現する。「表、2つ進んで一つ交差」のような。日本はやはり視覚に強い文化であること、このような設計図の違いからも見て取れる。

・最後にとっても私的な小ネタ。私の父は商船三井の船で働く船乗りでした(その後、「陸に上がり」小さな会社を始めました)。その話を、気仙沼の船乗りの話が出た時にちらっとお話ししたのですが、なんと瑞子さんのおじいさまも商船三井で、小さいときに船の模型をプレゼントしてもらったとのこと。なにか不思議なご縁を感じたお話でした。

国際日本学部第4期の卒業パーティー。プレゼミOBOGたちと記念写真。3.24.1それぞれ超個性的ですばらしく優秀な学生たちです。東大大学院に進学するベトナムからの留学生Lさん。商社マンになるHくん。初志貫徹でファッションメディアに就職したSさん、某百貨店に就職して研修でまたまた私の講義を受けることになるKくん、大手企業の総合職に就くYさん。そして「僧侶」として出家を果たしながら企業に就職もするAさん。前方にひとり「?!」な彼がいますが、パフォーマンスで「黒一点」のモーニング娘。を披露した直後なのでこの衣装です。ひょうきんものですが、超メジャーテレビ局に就職します。

I am very very proud of you all.  ご卒業ほんとうにおめでとう!

Tae Ashidaショーのあと、原宿ラフォーレミュージアムでのReturn of the Rude Boyのお披露目レセプションへ。3.20.10.ルードボーイとは、1950~60年代後半に起きた、ジャマイカ発ロンドン生まれのサブカルチャー。「やんちゃ」「不良少年」という意味ですが、移民のアイデンティティを表現した個人主義的なスタイルでもありました。3.20.24

明治大学にも来てくれたスタイリストのハリス・エリオットいわく、そのココロは、「私はバッファロー・ソルジャーだ。挑戦はすべて受けて立つ」(展覧会掲示コピーより)。

レジェンドになっているDJ、ドン・レッツも登場。レゲエ、ソウル、カリブをロックにミックスし、ルーディーの文化をバックアップした彼は、「かっこよさは目の輝きで決まる」と。

モッズ、ロッカーズなどの「トライブ」を先駆けたルードボーイは、最初のブリティッシュ・サブカルチャーであったと同時に、もはやこれ以上新しく紹介されるブリティッシュカルチャーはおそらくない、という意味で、「最後の」ブリティッシュ・サブカルチャーでもある。3.20.2

会場はルードボーイズでほぼぎゅうぎゅう詰め。Tae Ashidaを着ていた私は浮いてたかもですが、優しい彼らはウェルカムなホスピタリティで大勢のお客様をもてなしていらっしゃいました。3.20.9左からハケット・ロンドンの大西さん、スタイリストのエリオット氏、日本にルードボーイを紹介した立役者の鶴田さん、中野。

新月と日食が重なった20日、そして春分の日の21日へ。長い長いトンネルを抜けて新しい季節に移る、という出来事が2つ重なり(新装ウェブサイトの公開、次男の編入学試験合格、ついでにもうひとつ新刊企画の決定)、友人4人で久々にルパラン集合、スターティングオーヴァーを祝う。3.20.21

手前のカクテルは生のザクロを使ったジャックローズ。 フレッシュでありながらセクシー、軽やかなのにのど元を通ると重厚、そんな相反する味わいが魅力的な一杯です。

 

 

 

 

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ペンハリガンの新作「トレードルートコレクション」の発表会、コンラッド東京のエグゼクティブスイートにて。

19世紀後半のイギリス帝国の貿易ルートがもたらす贅沢品やレアものからインスパイアされて作られた3種の新作「ロタール」「エンプレッサ」「ラヴァンティウム」。その新作から私自身が連想したヴィクトリア朝イギリスの光と影に関するサロンレクチャーをさせていただきました。

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(服地のマルキシ三代目社長、岸秀明さん撮影の写真。ありがとうございました!)

コンラッドのスイートから見える夜景に、当時のロンドンの港の風景を重ね見てほしいというスタッフの情熱は、各香水をイメージして飾られた部屋のディスプレイからも熱く伝わってきました。

当時のティークリッパーとしておそらくもっとも有名なカティサークの模型も飾られました。船首にはしっかり、馬の尻尾をつかんだカティサーク(短いシュミーズという意味です)姿の魔女のミニチュアもついてます。ご協力くださったのは、Model Ship Builder’s Club THE ROPEの福田正彦さま。

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ベッドルームは、エンプレス(女帝)をイメージしたデコレーションで、これがもううっとりもの。

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プレスの宮地麻美さんと記念写真。サロンレクチャーでは、私の暴走気味?の連想を、柔らかくフレグランスの話に着地させてくださいました。

こちらもベッドルーム。アンティーク調のパールやルームシューズやケープがセンス良く配置されています。

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サロンレクチャー終了後は、香水や歴史といった、浮世離れした話に熱心に耳を傾けてくださったお客様たちとシャンパーニュを飲みながらのおしゃべり。トレードルートのイマジネーションに彩られた濃厚にロタールが香る空間は、去りがたいほどでした。

今回のお仕事を機に、ヴィクトリア朝を「香り」という観点から見直すとあらたな発見が多々ありました。

モルヒネやアヘンチンキなどの「痛みどめ」がなぜ続々開発されたのか?とか、花言葉とリスペクタビリティとの関連とか、シダとメンズスーツの関係とか。今回お話したことはまた追っていろいろな媒体で書いていきたいと思っています。よい機会を与えてくださったプレスの宮地さんはじめスタッフの皆様にも、心より感謝申し上げます。

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しばしのタイムスリップをご一緒した素敵なゲストの方々のなかには、ワイン評論家の葉山考太郎さん(左)、カルロこと黒部和夫さん(左から二番目)、N-Style編集長の廣瀬規子さん(右から二番目)、日仏フレグランス文化財団の地引由美さん(右)も。葉山さんにはその後、「バーで伝説となるお酒の注文のしかた」を教えていただきました!今度試してみよう。笑

10月末に登壇させていただいたVogue Night at Esprit Diorのレポートが公開されています。

お時間の許すときにでもご笑覧くださいませ。

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http://luxelife.vogue.co.jp/_feature/cdc/141201/

エスプリ・ディオールでは、10月のヴォーグ、11月の日仏フレグランス文化財団、12月のフォーブズ、と三度にわたり印象深い登壇の機会をいただきました。

それぞれに聴衆が異なるのでまったく違う話をしましたが、おかげさまでディオールのことならなんでも聞いて(笑)くらいの勢いで学ぶことができました! 心より感謝します。

2日(火)夜におこなわれたForbes ×Dior のイベントにおいて登壇させていただきました。銀座エスプリ・ディオールにて。

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オーディエンスは、このForbes女性特集号に出ている方や女性読者の方々で、日本のビジネス界を代表するそうそうたるメンバーがずらり。

女性エグゼクティヴのファッションというか暗黙のドレスコードの変遷をメインの話題として、海外から見た「日本らしさ」をディオールをがどう表現しているかといった話などを。とても楽しんでいただけたようで、ほっと安心。。。

ご参加のみなさまそれぞれが個性の立ったファッショナブルな装いで、なによりも目の輝きが強い! 好奇心旺盛でオープンマインド、場を楽しもうという明るい意志にあふれているのです。私が逆にエネルギーのおすそ分けをいただき、日本の経済界の頼もしい未来を見せていただいたような、鮮烈な印象が残ったイベントでした。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

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Forbesの編集長、高野真さんも、ディオールのスーツで。

実はこの日、乗るはずの電車が折悪しく人身事故で不通、タクシーも大行列で乗れず、というパニック状態のなか、畏友さつきさまがSOSに応じて車ですぐに助けにきてくださいました。結局、道路も大渋滞で進まず、紆余曲折あってなんとか登壇ぎりぎりの時間にかけこむことができました。打ち合わせをするはずだったのに長い長い移動時間となってしまったその間、どっしりと構えて出場のタイミングを合わせてくださったForbesのスタッフ、Diorのスタッフのみなさまの対応、MCの方の臨機応変なアレンジに、本物のプロフェッショナリズムを感じました。いつもそうなのですが、今回はとくに危機的な状況を多くの方々に支えられて乗り切ることができました。関わってくださったすべての方々に、深く感謝します。

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Forbes とDiorのすばらしいスタッフのみなさまと。ありがとうございました!

日仏フレグランス文化財団×ディオールのイベント「"クチュリエパフューマ―" 香水とファッションの美しい歴史」。

その第二部「装いのシーンと香水」において、財団理事の地引由美さんとともに、トークイベントの講師をつとめさせていただきました。

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乾杯の音頭は地引さん考案で、名香ジャドールに敬意を表し、"J ‘ adore , Dior!"  上は、ボトルを模したゴールドのジャドール・ドレス&歴代ジャドールのボトル。

銀座エスプリディオールの会場3階から地下一階までの4フロアを、解説付きツアーのように回るのです。それぞれのドレスとその背景を私がレクチャーし、地引さんがそのシーンに合わせた香水を語ります。Dior_2

世界中の女性を「花」にしたかった、花が大好きだったムッシュウ・ディオール。

参加者は、ムエット(直前にパンフレット一枚一枚に袋入りで貼り付けられているというすばらしさ!)で香りを楽しみながら、ファッションと香水を五感をフル動員して学ぶという、かつてない試みでした。

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女性はフルレングスのドレスの方もちらほら。そして男性はタキシードを中心に華やかな盛装。ドレスの女性がタキシード姿の男性にエスコートされて階段を下りてくるという世にも美しいシーンが展開され、あまりの艶やかさに胸が一杯になりました(いや、マジで。笑)。

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すてきなエスコートぶりでロングドレスの女性たちを感動させたタキシード騎士団。左から日野火雅利さん、川部純さん、渡邊敦也さん、大橋雅廣さん、鈴木晴生さん、中野、河合正人さん、大西慎哉さん、大橋秀平くん。中央和服は頼富雄介さん。感謝!

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ロングドレスのフレグランスレディたちの香り高さときたらもう……♡

ファッションと香水のマリアージュを学ぶための、この上なく理想的な時空が実現したのです。なんという幸運なことでしょうか。

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ちなみに私はラフ・シモンズによるディオールのクルーズコレクションから、ジレとシガレットパンツで装っていきました。講師として立つオフィシャルな場でパンツをはいたのは初めてのことです(笑)。靴が中世の「ミ・パルティ」風シルバーと黒のツートーン。お客様の女性がドレスでいらっしゃるので、地引さんと私はパンツで臨むことにした次第。

ご参加くださいました方々の満足そうな笑顔がなによりも嬉しかった、輝く一夜でした。みなさまとかけがえのない貴重なひと時を共有できたことに、心から感謝します。

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お声かけくださいました地引さま、そしてきめ細やかなサポートで会のスムーズな進行を全面的に支えてくださいましたディオールのスタッフのみなさま。ほんとうにありがとうございました。

チャーリー・ヴァイスのサロンで開催された<11.9 シャーロックナイト>には、定員20名を超えるシャーロックマニアにお集まりいただきました。

共有したい基本的な情報を話させていただいたあと(BROMANCE=Brother +Romanceという概念のOED入りがウケているようでした)、隣のサロン・ド・シマジからアルニスで装った島地勝彦さんが書生のカナイくんとともに訪れてシャーロック・ホームズの原作にまつわるお話をしてくださり、

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その滋味深い話の後に綿谷寛・画伯が「携帯」にまつわるきわどい話を披露して爆笑を誘います。

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綿谷画伯はなんと、この日のためにカンバーバッチにちなんだ特製「缶バッチ」を作ってきてくださいました。しかも参加者全員分!バッチ君の顔のシルエットを生かしたロンドンの地下鉄のマークを思わせるデザイン。かくも洗練された缶バッチを、なんと参加者へのサプライズギフトとして作ってきてくださったのです! 

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その後にソリマチアキラさんが、ジョン役のマーティン・フリーマンの、オフのファッションセンスがいかにすばらしいかという話を披露。メンズファッションのイラストレーターならではの「目」に感心。

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そしてこの日が社交デビューとなるカルチュアコンシェルジュことル・パランの本多啓彰さん。「愛する人とその家族を守る」という約束を果たしたシャーロックへの愛と共感を語り、参加者一同あらためて感動。
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ル・パランのアシスタントの上村くんもガールフレンドとともに参加、「ニコチンパッチ」をつけて、本多マスターから「見ているようで、目に入っていないもの」をしっかり見る訓練をするようにという教えを受けているという話を披露。これまさにシャーロックの定番セリフ"You see, you just don’t observe."(君は、見ているかもしれないけれど観察はしていない)に重なる話ですね。

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(手に貼られているのはニコチンパッチ)

ハイレベルな参加者ひとりひとりが、シャーロックにまつわるものに関して一言ずつ語ります。綿谷・ソリマチ二大イラストレーターの締切催促を兼ねて参加の編集者もいらして緊張も走り(笑)。

香織族の妹、女優の安田香織ちゃんも参加してくれました。久々に「香織族」ショットです(笑)。

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フリーアナの堤信子さんや放送作家の野呂エイシロウさんまでご参加くださってました。会場で会ってびっくり!秘密めいたサロンならではの高揚感と一体感で盛り上がり、皆様の笑顔にこちらも満ち足りた気分に包まれました。

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いつのまにかみんな画伯の特製「缶バッチ」をつけてます(笑)。ご参加くださったみなさま、シャンパーニュ「テタンジェ」でもてなしてくれたチャーリーの秘書、成川央子さん、そして発案してくださった「エス」さま、ありがとうございました!"Brainy is New Sexy!"という価値が共有された、濃密な時空でした。

エスさまからは、シャンパーニュが出てくる「シャーロック」のシーンを使った素敵なメッセージカードが添えられた「ボランジェ」を頂戴いたしました。なんと粋な計らいでしょうか!

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長い間にそれぞれに大切に育んできたご縁やら化学反応やらがすべて結集してハーモニーをなしたような、奇跡的なサロンになりました。あらためて、みなさまに深く感謝します。

ミラクルムーンが輝いた、先週5日のことです。
母校の富山中部高校において、完成してまだ間もない至誠ホールで講演する機会をいただきました。

僭越もはなはだしいとは思うのですが、テーマは、

”How to Be a Player in a Blue Ocean"

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嘲笑されても、なんとか生計をたてることができた(これからはわからないけれど(^-^;)これまでのキャリアと、それを支えてくれた富山でのハイクオリティな教育に感謝しつつ。

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優しすぎる先生方とPTAのみなさまに望外に喜んでいただき、こちらがたくさんの幸せをいただいた日でした。

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講演後の打ち上げ会場になったレストラン「ラ・ベットラ」では幸運にも落合シェフも居合わせてくださいました。

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左から、川腰校長先生、中野、落合シェフ、牧田PTA会長です。PTA役員の方々など二十数名のみなさまと、楽しいひと時を過ごさせていただきました。

富山ならではの素材、「ぶりかま」を使ったイタリアン。一日限定一皿!

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富山中部高校の「教育」は、卒業後30年経っても続くんですね。まさかこんな日が来るとは。感無量です。
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校長先生はじめ先生方、PTAのみなさま、同窓生のみなさま、在校生のみなさま、ほんとうにありがとうございました!

同期の同窓生、西野君設計の新校舎は、贅沢でゆったりとした作りで、すばらしい。ベランダに出ると中庭!とか。こんな環境で過ごせる高校生は、幸せですね。

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母校のますますの発展を祈ります。

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銀座のEsprit Diorにて、ヴォーグナイト。Vogue 編集長の渡辺三津子さん、スタイリストの広田聡さんとともに、トークショーに登壇させていただきました。

トークショーの前には、フランスから来日したキュレーターのフローレンス・ミュレさんから直々に見どころを解説いただくという贅沢な経験までさせていただき、ディオールの世界のレイン・オブ・ビューティーをたっぷり浴びてなんとも幸せな気分に包まれました。レイン・オブ・ビューティーというのは、フローレンスがジャドールのキャンペーンで女優が着たドレスを「レイン・オブ・ゴールド」と表現したことを受けて。印象に残った表現でした。

美しく装ったカップル25組の方々には、にこにこと笑顔で楽しそうに聞いていただいて、こちらもハッピーにさせていただきました。なんと3000人ほどの応募、ヴォーグのイベントとしては最多の応募があったとのことで、ほんとにラッキーなお客様だったのですね。

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左から広田聡さん、フローレンス・ミュレさん、中野、渡辺三津子編集長です。
ディオールが紡ぎだす至高の美に包まれたひとときをご一緒させていただいたみなさま、ありがとうございました。

30日(木)のソーシャルイベント。イギリスのバッグデザイナー、アニヤ・ハインドマーチが来日、各界の10人の女性の方とともにランチ会にお招きいただきました。"Women I admire"として、アニヤがロンドン、ニューヨーク、上海などでおこなってきた、異業種の女性10人との交流を目的としたランチョンだそうです。

南青山のアニヤ・ハインドマーチにて。ウィンドウには現在、ケロッグのトニーくんとのコラボバッグが飾られています。

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色彩のコントラストが強いし、キャラがキャラなのでインパクトありすぎですが、丁寧につくられた上質なバッグなので、まったくふざけた感じがしません。おふざけに見えるようであればあるほど、品質は手を抜かないことが大事だ、とアニヤは話していました。さすが、イングリッシュ・エキセントリックの底力を感じさせます。ちなみに、ランチには日本ケロッグ社の社長、井上ゆかりさんも同席。コラボのいきさつなどを伺うことができました。

南青山のアニヤ・ハインドマーチのショップの2階にて、特製お弁当をいただきながらのくつろいだ会ながら、それぞれにキャリアを積んだすばらしい方々とディープな会話を通して濃い時間を過ごさせていただきました。

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(お弁当箱のふたにもアニヤのマークが! まんなかにはスマイル君。実は、スマイル君とのコラボバッグもあり)

最も印象深かったのが、「ラグジュアリー」なお楽しみの段階が進むと、人は最終ステージとして社会貢献をしたくなるという話。モノ⇒経験(旅)⇒社会貢献。まさしく私がリシェスで連載しているようなことと一致。

帰り際におみやげにいただいたお花には、アニヤが大好きだというオスカー・ワイルドのことばが書かれたカードが添えられてました。

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BE YOURSELF. EVERYONE ELSE IS ALREADY TAKEN. 「自分自身であれ。ほかの誰かはすでにその人のもの」

香水は作らないのですか?と伺ったら、香水やサングラスのようなライセンスビジネスは、責任も持てないし興味もない、と。エキサイティングでエキセントリックで、オープンで茶目っ気たっぷり。アニヤ・ハインドマーチというブランドの世界はこの人あってこそ、と納得できた素敵なランチョンでした。

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日本男子のスーツ姿を格上げして20年、バタク・ハウス・カット本店が、新宿御苑前にオープンしました。新宿の喧騒を離れた閑静な一角に、バタクらしい品よくエッジの効いた店舗。日中は、ガラス張りの店舗から新宿御苑の広大な緑を見渡すことができます。

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(店長の川部純さん撮影写真をシェアさせていただきました。)

オープン記念パーティーでは、バタクの三つ揃いスーツでばっちり決めた大勢の顧客の皆さまにお目にかかることができました。やはり男性のスーツ姿というのは美しいですね。あらためて感動を覚えた光景でした。

コットンクラブのメンバーもお祝いに駆けつけました。

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左からソリマチアキラ王子、Yonka社長の武藤興子さん、バタク社長の中寺広吉さん、中野、綿谷寛画伯です。ソリマチ王子はバタクのDMなどのイラストも描いているうえ、ご本人がこのようにバタクのスーツの完璧なモデルです。

パーティーのあとは、当然のように(?)新宿三丁目のル・パランへ立ち寄り。なんとカウンターがぜんぶ、先ほど会ったばかりの皆様で占められておりました。その後は中寺さん、店長の川部さんも到着、店内ほぼ99%がバタクから流れてきた方々となりました。打ち合わせたわけではないのに。バタクファンとルパランファン、重なりすぎ。

そんなこんなで楽しい祝賀ムードで盛り上がったオープンの日。あらためて、おめでとうございます!ますますのご発展を祈ります。

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青山骨董通りにセレクトショップ&レストランTatras & Strada Est が本日よりオープン。前夜のレセプションに伺いました。

京都GO ONの東京ポップアップストアもその一角に開店しました。おめでとうございます!

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京都の伝統をモダンに生かしたすばらしい作品の数々をまとめて鑑賞(もちろん購入も)することができます。骨董通りのお近くに行かれました際にはぜひ立ち寄ってみてください。

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GO ONメンバーの皆様も京都からいらしていました! 再会喜び記念写真。左から、「金網つじ」の辻徹さん、竹工芸、「公長齋小菅」の小菅達之さん、中野、GO ONプロデュ―サーの各務亮さん、朝日焼の松林佑典さんです。

マリリン・モンローも愛したことで有名なシャンパーニュ、ハイパー・エドシックのセラーマスター、レジス・カミュ氏が来日、インターコンチネンタル東京ベイの「ラ・プロヴァンス」にて開かれたディナーにお招きいただきました。

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5種類の、個性の際立ったシャンパーニュをそれぞれの料理に合わせて。

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フォアグラを三種類のソースで。絶品!

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ホロホロ鳥。ボリュームもたっぷり…。

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美術品のようなボトル。

クライマックスは、このディナーのために用意された特別サイズのボトル。ボトルの大きさを表す名前は、Nebuchodonasor。ナビュコドノゾール。バビロンの王の名前とか。ヴィンテージ年のシャンパーニュが数種類ブレンドされているとのことで、二人がかりでボトルを持ち、デキャンタージュされたのちにそれぞれにサーヴされました。シャンパーニュのデキャンタージュなど初めて見ました…。

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売り物ではなく、生産者の思いがこもった特別なボトルとのこと。右が通常のシャンパーニュボトルです。ナビュコドノゾールのボトルには通常のボトルの20本分のシャンパーニュが詰められているそうです。

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幸運にもカミュ氏の隣で、シャンパーニュ地方のことや、ほかのシャンパーニュ生産者との関係、ご出身地のランスのこと、「ホロホロ鳥」が朝とてもかしましく鳴くという話など、パリとはまた一味違うフランスのカントリーライフのことを中心にお話を伺うことができました。同じテーブルには、エッセイストの南美希子さんや、「フォーブズ」の編集部・マーケティング部の方々。楽しく過ごさせていただきました。感謝! 南さん、カミュ氏と記念写真。

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伊勢丹メンズ館11周年パーティー。おめでとうございます。

メンズ館のスタッフと顧客のみなさまの楽しげな装いをたっぷり拝見して眼福でした。全館、店員さんの「何かお探しですか」プレッシャーなく見て回ることができる貴重な機会でもあります。

ぐるぐる上っていって最後は8階のサロン・ド・シマジ。資生堂が100万円かけて作成したというかつらをかぶり、文字通り爪の先まで藤田嗣治に扮した島地勝彦バーテンダーが。店内やその周辺には伝説の「オフクさん」はじめ、島地エッセイに登場するキャラクター、メディア関係者や常連さんが続々入れ替わり立ちかわり現れ、大西社長も気さくに交流していらっしゃいまして、ああこの雰囲気こそが伊勢丹の文化パワーを支えるエネルギーかと感心しました。

サロンの隣のカフェではこの日、マッカランのサービスがあり、結局、ル・パラン(客層がほぼ同じなんですね)の常連さんたちとそこでわいわいと飲んでました。

そこへル・パランから「特使」が来て、「席を空けて待っているから来てください」とお招きが。2年前の伊勢丹メンズパーティーの帰り、立ち寄ったら満席で入れなかったことを、これで帳消しにしてくださったわけですね。笑。 ビターなジンのカクテルを芸術的なグラスでいただいて、最高の締めくくり。

ほとんど会場の写真を撮らなかったのが心残りですが、唯一、撮ってもらったスナップ。

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それにしても、メンズ館誕生とともに広がったあの「メトロセクシュアル」ブームからもう11年も経ったのですね…。もはやそんな言葉をあえて使わなくていいほど男性のグルーミングもファッションもフツーになった感。

≪追記 9・16≫

オフクさんの専属カメラマンさんが撮った写真をいただきましたので、ご了承を得て、アップします。

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左から、シマジさんの著作と言動をすべて暗記しているウォーキング・シマジ・ディクショナリことモリマサさん、NHK「全身編集長」プロデューサー「真美さま」、藤田嗣治に扮したシマジさん、中野、バタク丸の内店長の川部純さん、オフクさんこと長谷川高士さんです。

NOBU TOKYOのシェフ、松久信幸さんが、自伝をご出版、そのお祝いのディナーにお招きいただきました。

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NOBUチェーンは世界五大陸にまたがりなんと30店舗以上あるのですね! 日本人オーナーシェフとしてはおそらく世界一有名。この日、発売になった「お客さんの笑顔が、僕のすべて!」(ダイヤモンド社)には、挫折を繰り返しながらも「一日一ミリでも前へ」と努力してきた松久さんの信念が書かれています。「グローバル人材」を育てるためにおこなうべき第一のことは英語教育なんぞではない、っていうことがあらためてよくわかります。

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NOBUのコース料理のスタート。和食のエッセンスを生かしたすばらしい料理の数々。行き届いたサービスにも感動しました。

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この日合わせたワインは、南アフリカのワイン。ワインメーカーのヘンドリック・スナイマン氏とニールズ・バーナード氏が南アフリカのワイン、BARNARDT BOYESのプロモーションのために来日しており、同席してお話を伺いました。南アフリカのワインは初めて飲みましたが、深みがあってとても洗練されています。樽熟成のフルボディ、美味しくて飲みすぎ(^-^;。その上、ボトルデザインがCarrol Boyesによるものでなんともおしゃれなのですが、これはコレクターのために毎年変えるのだそうです。しかも一本一本に番号が打ってあります。

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実はこの日、もう一つお祝いごとがありました。ブライアン・ミラー氏の30歳の誕生日。ブライアンは、私の大切な富山友、ミラー香保里さんのご主人、ショーン・トーマス・ミラー氏の弟さんにあたります。ワインメーカーのニールズがミラー家の親戚で、今日のご縁につながりました。

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ご一緒した方々。左から、ショーン、ニールズ、香保里さん、ヘンドリック、干場義雅さん、ブライアン、カフェグローブ編集長の篠田慶子さん(香保里さんの大学の同窓生でもあります)、です。

ブライアンはニュージーランドに住んで9年経つそうですが、そもそもミラー兄弟は南アフリカのご出身。ふたりとも2メートル近い長身。

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ご著書には松久シェフのサインも入れていただきました。

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お祝いにお送りした花が、玄関のいちばん目立つところにおいてあり、嬉しかったです。いつもお願いしているのは青葉台のお花屋さん「チャコ」。華やかな成功のイメージのなかに日本の要素を入れて、とお願いしたらこういうお花を作ってくださいました。私がアップすべきではないのかもしれませんが、無理難題をふっても要望以上のアレンジを作ってくださるチャコのスタッフのみなさまへの感謝と敬意もこめて。m(__)m。

Cotton Club 主宰、夏の終わりの会。外苑前Witchにて。くつろいだ雰囲気で上質のお料理とワインが楽しめる、居心地のよい空間です。

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ユニオンワークス社長中川さん、綿谷画伯、某社美人取締役、ヨンカ代表興子ちゃん、バタク社長中寺さん、ソリマチ王子、フリーアナのんちゃんです。みんなありがとう!

富山フレンズと集い。「ワイニスタ」貸切で。

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イケメンソムリエ松谷幸司さんが、それぞれの料理に合わせた、ちょっとひねりのあるワインを選んでくれる、上質な時間を過ごせる店です。

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この日はゲストのなかに、富山の銘酒「満寿泉」の桝田社長ご夫妻もいらしており、乾杯のお酒が日本酒でないことで(笑)、松谷さんもいつもより気を遣ったようでしたが、すぐにお酒話で盛り上がっていた様子。左が松谷さん、右が桝田さん。

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桝田さんご夫妻のほか、北日本新聞の田尻君とまりちゃん、イギリスのアンティークショップを経営する同窓生の京田君ご夫妻(奥様のまゆちゃんはもうすぐご出産)、呉服の牛島屋の武内くんと妹の香保里さん、ミスユニヴァース審査員をご一緒したモデルの池端忍ちゃん、R25創刊編集長で現在は介護ビジネスも手掛ける藤井大輔さん、メンズファッションショップを経営する中川さん、全日空ホテル宴会サービス部の福山さん、社会学者でアイドル研究をする塚田さん、と多彩なメンバーで楽しい時間を過ごさせていただきました。

みなさんありがとうございました! またお会いしましょう~。

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リニューアルオープンした青山ラピュタガーデン、Thirty SIx 。天空のプールと都心の夜景を眺めつつ、熱帯夜の風を浴びながらカリフォルニア料理を楽しめるという、おしゃれすぎるレストラン。

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前菜だけでボリューム感あり。このあとカクテルグラスに入ったムース状のスープと大きなステーキが続く。

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この日は二か月遅れのお誕生祝い会ということで、デザートにはスペシャルなメッセージが!

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ろうそくを吹き消したらお店中の方が拍手をしてくださいまして、恐縮至極でございました…。ありがとうございました。化粧室にはモルトンブラウンのハンドソープとハンドローション。細部にいたるまで女性をハッピーにする心配りに抜かりなし! 外国人スタッフの多さも非日常感を醸しています。

ありえないほどゴージャスな景色のなかの、とことん突き抜けた演出感が爽快でした。サービスするならここまでやりたい、というひとつのお手本になりました。

大学の教養課程(1,2年)の同窓会。表参道からちょこっと脇道に入ったマッシュルーム専門店、マッシュルーム東京にて。

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今回はほぼ9年ぶり。10代の最後の時間を共有した仲間というのは、やはりいいですね。しょっちゅう「飲み会」だなんだと集まっていた10代の時と同じように、なにを話してたのか覚えてないけど他愛ないことで笑っていた記憶だけある…という会になりましたが(^-^;  

魂の形はたぶん死ぬまで変わらないのだろうけど、その現れ方が時間とともにまろやかになりながらより輪郭はよりくっきりしてくるんだろうなあというようなことをぼんやり考える。

50の顔はもうその人の責任というようなことを多くの先人が言ってるが、今回会えた15人ほどの旧友はみんなその人らしい、いい顔になってて、嬉しかった。

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慶應義塾大学理工学部教授、ゴールドマン・サックス(株)取締役営業本部長、NHKエンタープライズ国際事業センターエグゼクティブ・プロデューサー。なんだかあらためて肩書き書いてみるとすごいね(◎_◎;) ばりばりのキャリアウーマンもいれば、子供を何人も立派に育てあげている専業主婦として輝いている旧友も何人もいる。家庭と仕事を表向き「両立」させている人もどこかで何かしらを犠牲にしている。何かを選べば何かを手放さなくてはならない。それぞれに潔い覚悟をもって、選択を最上のものにしようと努力してきた生き方、素敵だと思いました。日ごろの鎧を脱いで10代にワープした一夜。またお会いできるときまで、元気でね!

おみやげに、お店のオーナーの高橋ワキュウさんからマッシュルーム袋詰め&ギガ(巨大)マッシュルームをいただく。当分、マッシュルーム尽くしのメニューは続きそう…(^-^;

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アナウンサーの堤信子さん「旅鞄いっぱいのパリ ふたたび」ご出版祝い&会社設立パーティー。六本木クロストーキョーにて。

司会は野呂エイシロウさん。100名を超える素敵なゲストの方々が集い、友人スピーチあり、出版秘話あり、抽選会ありのにぎやかであたたかなムードの会で、3時間があっという間。

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中央白いワンピに黒いカーディガンがのんちゃん。私はあつかましくもその右側にm(__)m。この日のドレスコードが「パリ」だったので、白ワンピ+ブルーのネックレス+赤いスリーブボレロをストール代わりに。トリコロールカラーでパリってことで(^-^; ゲストのみなさまそれぞれが、「パリ」をイメージさせる工夫を凝らして装っていらっしゃいました。「どこがパリ?」と言い当てあうのも初対面の方とはコミュニケーションのきっかけとなりました。

何よりも感じ入ったのは、信子さんの謙虚な賢さ。愛にあふれたかわいい人です。私は急遽、その場でスピーチを指名されたのですがもう酔っぱらっているし突然だしでまとなことも話せずごめんなさい。にも関わらず、やさしいのんちゃんは、「パリがらみの本だから」ということで、「シャネル、革命の秘密」をばっちり宣伝してくだったのでした。ご自分の舞台なのに。心で泣いてましたよワタシ。のんちゃんありがとう。

ちなみに彼女と私は同じ年です。いや誰も私の年など興味はないだろうが(^-^; 

そしておみやげバッグにぎっしり詰められたスポンサーの方々からのサプライズプチギフト。プラチナの万年筆まで。たくさんの企業が後援してくれている。あらためて、彼女の人気の大きさを知るのでした。これだけ完璧なパーティーを演出した幹事の方々にも、感謝します。サプライズと愛に満ちた豊かな時間をありがとうございました。

あらためて、おめでとうございます。ますますのご活躍を応援しています。

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トークショー打ち上げは、本町のフレンチレストラン、「カルトブランシュ」を貸切で。
壱子さんとのコラボメニューもあるそうなんですが、この日は、島岡雄一シェフによるスペシャルコース。一皿一皿、目に美しく舌にとろけて胃にやさしい、疲れも吹っ飛ぶおいしさでした。8111

参加してくださった方、みなさまおもろくて素敵な方々ばかり。同じテーブルには有名な漫画家も二人! 左は松本美緒さん(「彼女の彼」ほか)、中央はこやまゆかり(「バラ色の聖戦」ほか)さん。お二人とも私とほぼ同世代。さすが恋愛を描くクリエーター、鋭くて、意表をついてドキっとさせるツッコミがばんばん飛んでくる…。漫画業界の内幕もちら聞きして興味しんしん。おもろしろすぎのクリエイター美女。

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まるまる二日間にわたる大阪で、知り合った一人一人の方とまだまだ語り足りず、名残り惜しかったのですけれど。近いうちにぜひ再会をと約束して、最終の新幹線に飛び乗ったのでした…。みなさま、ほんとうにありがとうございました! またぜひお目にかかりましょう。

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スーパームーンの夜は、チャーリー・ヴァイスのパーティー、南青山インターセクトby Lexusにて。ドレスコードは「リゾートフォーマル」、男性は「半ズボン」です。

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夏らしく、ウェルカムシャンパン(KRUG)とともにスイカが。

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三越伊勢丹の大西洋社長も半ズボンで! 社長の足だけ写真撮る人多(笑)。

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島地勝彦さん、綿谷寛画伯、写真家のハービー山口さん、スマイルズ代表の遠山正道さんら「趣味人」が点在してお客様と会話。それぞれのカルチュア「らしい」空間を作り上げるという趣向。

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綿谷画伯はひねりを入れて、スコットランド・キルトのフルドレス。さすがのサービス精神!

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チャーリーは結局、パーティーに間に合わず、バトラーから手紙が届き、チャーリーに代わって「かっこいい男」についてかっこいい男たちからお話を引き出してくれと頼まれ

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ホッシー、石田純一という男の脚線美を代表する?お二人とトークショーをさせていただきました。さすが、ふたりともこんがりと灼けたカモシカ脚で半ズボンもサマになってる! 意外と言ったら失礼、なるほどなあと納得したのですが、60歳になる(!)石田さんはたいへんな読書家で、ボキャブラリーが豊富、若々しい知性にあふれたトークでお客様を魅了。私の本も2冊すでに読んでくださっていましたm(__)m 

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レクサスのブランドイメージを「車の現物をおかない」空間で演出することを目的としてつくられたスペースはトイレも壮観。ミニカーが一面にぎっしり。ミーハーな私が鏡に映りこんでますが(^-^;

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店内の3フロアにあふれるお客様のほとんどがユニークな半ズボンで、「リゾートフォーマル」のイメージにぴったりでした。男の社交半ズボン、「アリ」な光景が展開された一夜。いったんハードルを超えたら怖いものなし?

以下は、伊勢丹メンズ館のスタッフが撮影した写真です。フェイスブックページからシェアさせていただきました。メンズ館フェイスブックページとホームページにはトウキョウショーパンスタイルのさらなる具体例が。

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部外者から見るとコスプレにしか見えなかったりするのですが、祭りの参加者にとっては共犯者感覚が楽しさを倍増させてくれるんですよね。ドレスコードのさらなる不思議を体感したイベントでもありました。

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西陣織の老舗、細尾さんが展開するHouse of Hosono 一周年記念パーティー。

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若手のクリエイターが、老舗の技と現代感覚をもって世界に打って出るGo On。東京でもなかなか会えない方々が大結集の感。モダン&グローバル京都の勢いを実感したエキサイティングなパーティーでした。Go Onのメンバーは、このような方々(詳細は、Go Onリンク先に)。

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ロンドンのV&Aにもパーマネントコレクションとして展示してある茶筒で有名な開花堂の銅製茶さじ。取締役の八木隆裕さんがその場で名前を入れてくださいました。

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そのあと、Beyond Kyoto 立ち上げのディナー。洛陽荘にて。

多彩なジャンルのクリエイターの方々、英Wallpaperはじめ各国のジャーナリストの方々とも京都でお会いできて感激の夜。左からWallpaper副編集長Richard Cook氏、中野、靴デザイナーの串野真也氏、細尾の若き後継者、細尾真孝氏、デザイナーの三原康裕氏、ミュージシャン&アクセサリーのAMBUSHにも携わるVerbal Jint、そしてJapan Handemade Creative DirectorのThomas Lykke氏。

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この日、バースデーボーイでもあったMr. Thomas Lykkeが着ているジャケットは、服地が細尾の西陣織で、お仕立てはイタリアのPal Zileri Milanoだそうです。細尾さんのスーツも西陣織で、三原康裕さんのお仕立て。

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暗い照明下の写真ではわかりづらいですが、左が西陣織スーツを着る細尾さん、西陣織スーツというのは、相当ゴージャスです。右端が作業パフォーマンスもスーツの盛装でやってのける八木さん、隣がマルタン・マルジェラのスーツがお似合いの串野さん、中央が三原さん、前方に座っているのがVerbal。みなさまそれぞれにただ者ではない気配を発していらっしゃいました…。

最近、勢いのいい京都の若手、とりわけ老舗の後継者。グローバル基準のクリエーションときめこまやかなおもてなしの心にふれることができて感激。伝統を次の時代へ引き渡していくためには、世界へ積極的に開いていかなくてはね。

UK Trade & Investment (英国貿易投資総省)が企画する、A Great Week to grow in Japan (28 Oct.- 1Nov.)。ティム・ヒッチンズ駐日英国大使がホストのレセプションにお招きいただきました。英国大使館にて。

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外にはおしゃれなミニが色違いで何台か。

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20のイメージを20秒ずつプレゼンする「Pecha Kucha (ペチャクチャ)」スタイルで、大使はじめ、食の親善大使ハリー杉山君、新興ファッションブランドのクリエーターらが、次々と楽しいプレゼン。産業革命から現在にいたるまでのイノヴェーションの歴史を軽やかにたどるスライドにもプチ興奮しました。ポップなイギリス史。楽しすぎる。こういうスタイルで教えたいとずっと奮闘してきたのだ。ここにそのやりかたの具体例にして模範例があった。内容は堅くて充実、表現が明るくフェザー級に軽やか。

食に関して言えば、かつての「イギリスの食事がおいしいのは朝ご飯だけ」という「常識」が完全にくつがえっていて、モダンで洗練された食があたりまえになっているのではないか。

その食の親善大使、ハリー杉山くんの自己紹介プレゼンも興味深かった。日英ハーフのロンドン大学出身のタレント&モデルで、ユニオンジャック柄のジャケットとボウタイが似合ってます。

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ハリーくんのトレードマーク「ナイスワン!」のポーズで記念写真。

プレゼンのなかにあった、ロンドン大学(いや、パブリックスクールのほうだったかな…)の卒業写真に写っている人たちが個性的すぎる。いまどきの若いイギリス男子の「盛装」。

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ファッション関連のプレゼンでもっとも印象にのこったのが、ウェアラブルテクノロジーを使ったCuteCircuit。布地に超小型電子技術が仕込まれていて、モニターみたいにいろんなものがピカピカ映るのだ。夜にはかなり目立つ。

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「ヴォーグ」編集者の廣瀬さんと久々に再会、記念写真。彼女が着ているドレスはステラ・マッカートニーだそうです。両側の等身大の板人形(?)は、ロンドンでいま最先端のメンズファッションとのこと。

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久しぶりにイギリス英語のシャワーを浴び、モダンブリテン最前線に触れた気分。来日中の各社アンバサダーのみなさま、グレートウィークのご成功を祈ります。

 

23日(水)におこなわれたジュン アシダ 2014S/S コレクション。グランドハイアットにて。

いつもながら、30か国の大使夫人が参列の、国境なきエレガンスの祭典といった雰囲気。この光景を目にするといつもしみじみと実感すること。「ブランドの格を決めるのは、お客様である」「ファッションは、世界平和に貢献する」。ジュン アシダの服を着た大使夫人のいる国が、日本と戦争しようなどと思うはずがない(笑)。

ジュン アシダ創業50周年記念のコレクションでもある。グローバルに、しかも社会的レベルの高い客層に支持されるエレガンスをぶれず貫き通して、半世紀。この偉業は並大抵のことではない。

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コレクションの最後に不意打ちのドラマが。いつものごあいさつのあと、淳先生がなんと奥様の友子さんの手を引いて再び登場したのである。そして、お二人でもう一度、ごあいさつ。ジュン アシダの世界を支えてきた「ミセス」である。パリの生地見本市、プルミエール・ビジョンに通い、生産者とじかに信頼を築いて生地を確保してきたのは、ほかならぬ友子さん。実際に服を着る最初のモデルとなり、細部にわたる着心地をチェックしてきたのも友子さん。内外から「ミセス」と慕われ、すばらしいファミリーを育ててきた、芦田淳のかけがえのないパートナー。50年目にして初めての表舞台への登場である。思わずナミダがこぼれる。社員の皆様も目頭を押さえている。

芦田淳が支持されるのは、創りだすファッションの世界が美しいからというだけではない。ファッションを通してさまざまな愛のすばらしさを教えられるのである。夫婦愛、家族愛、社員愛、仕事への愛、お客様への愛、そしてファッションを通じての世界平和の希求。丁寧に仕事や人に接すること、地道に勤勉に自分の務めを果たすこと、若々しい好奇心のままに行動してみること、つまりはどうやって生きるべきかを教えられるのである。予期せぬ感動を与えてもらって、そんなこんなのことが頭をかけめぐった、忘れられないコレクションになりました。

一週間前にコレクションを無事終えた多恵さんと、記念写真。

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21日(金)におこなわれたTae Ashida A/W コレクション。東急セルリアンタワー、ボールルームにて。

大胆なカッティング、精緻なテクニック、ひねりのきいたニット。今どきのエッジが効いていながら”女の子”のファンタジーが基本にあるというあたりが、多恵さん流かな。わくわく楽しませていただきました。

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タキシード風ジャケットにヘビ柄のブラウス。理屈ヌキに、たまりませんね♡

会場でフランソワーズ・モレシャンさんにお会いしました。ひときわ存在感を放っていらっしゃいました。77歳になるそうですが、驚異的なみずみずしさ。好奇心にあふれて、おしゃれに気を配っていれば(=他人の目を楽しませようというサービス精神と思いやりを忘れなければ)、こんなにも素敵でいられるという模範例のようなお方。なんだか希望がわいてくる。

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多恵さんの「ミス・アシダ」ブランドのほうにしても、「ミス」がつくけれど、私もよく着るし、50代のママ友たちにもファンが多い。「20代向け」とか「30代向け」のような年代のくくりがない(=あまり気にする必要がない)ところがいいのですよね。現代感覚と、”女の子”魂((^_^;))を忘れない、エイジレスなハートをもつ女性のための服になっている。イタイ、と言いたい人は言うがいいわ。明日どうなるかわからない人生であれば、世間が決めた「らしさ」のくくりなどにかまってるヒマなんてないのよ。

14日にグランドハイアットでおこなわれた、ジュンアシダA/W 2013-14コレクション。


25か国の大使&大使夫人もかけつける、グローバルなエレガンスの基準を確認できる貴重な機会でもあります。大使夫人のなかにはヘッドピース(お帽子とまではいかない、頭部のアクセサリー)を美しく装う方も多い。さすが、場慣れした貫録。

82歳になる芦田淳先生は、日本発のエレガンスの王道を世界に発信し続けている国宝級のデザイナーだと思う。時代が変わろうとも決して揺るがない、筋の通った「芦田ラグジュアリー」な作品の数々に酔いました。

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写真はシルクジャガードのコート。裏がキルティングになっている贅沢な作り。襟を立てると、後光のように見える。ルネサンス期ヨーロッパの宮廷服を連想させる襟。ほかにも裏地がファーがはられたマントや、ゴールドのブロケードのコートなど、素材・デザイン・細部への気配りにいたるまで完璧に極めたアイテムの数々。

コレクション後の会場でのスナップ。25ans & Richesse編集長、十河ひろ美さんと、芦田多恵さん。ものすごく高いレベルの仕事を着実に、しかも大量にこなしながら、優雅と微笑みと思いやりを忘れない、リスペクトする素敵な方々です。

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24日(金)は、theory 南青山店一周年記念パーティーにお招きいただきました。theoryはニューヨーク発ブランドで、モノトーンを基調とした都会的で流麗かつ機能的なデザインが特徴。都市部でスマートに働く男女の支持が高いブランド……というのが私のイメージです。レディースのパンツのシルエットの美しさには定評がありますね。現在、日本ではファーストリテ―リングの傘下にあります。

南青山の店舗では、有機野菜が販売されたり、ニューヨークを連想させるグッズが展示されたりと、お祭り気分を盛り上げるディスプレイで迎えていただきました。

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二階へは懐中電灯を渡されて足を踏み入れるのですが、そこは完璧な暗闇。ライトで照らすと、theoryの秋冬コレクションが展示されている……という仕掛け。マネキンのなかに本物のモデルが混じっていてときどき動いたりして。フィンガーフードのテーマもブラック、トレイや家具もブラックで、いたるところシックな黒のバリエーション尽くし。

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スペシャルなゲストにもお会いしました。後姿のあまりの「できる!」オーラに、この女性は只者ではないはずだ、と目が吸い寄せられていたのですが……

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とりわけ足元が誘惑的なのですね。ロングスカートのスリットからちらりと見える足は黒の網タイツで覆われています。靴底が赤のヒール(おそらくルブタン)に、ピンクのポンポンつき。この見せ方!!!男でなくても思わず後を追いたくなります(*^_^*)

こちらを振り向く瞬間をドキドキしつつ待っていたら、やはり、女優の萬田久子さんでした。theoryとのつながりは深い方なので、ご来場なさっていて納得なのですが、間近で目にするスタイリッシュな着こなしとたたずまいには、さすが!とほれぼれ。あつかましく、ツーショットを撮っていただきました。ピンボケになってしまってごめんなさい。しかも私はいつもながらのマイペースのプリントワンピで、場違いご寛恕m(__)m

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熱帯夜でしたが、思い出に残る楽しい夜になりました。theoryのスタッフのみなさま、ありがとうございました!