顧客の意見を聞かない マーケティングをしない
☆カキモトアームズ青山店の西岡さんが「今日の服にはコレです」と有無を言わせず作ったヘアです。
顧客の意見をきかず、むしろ提案、啓蒙する。そのくらいのサービスを提供してくれるからこそ高い価値がある、ということはいろんな場面で見られますね。
「ラグジュアリー」として高い価格を張れるのは、顧客の想定外を出してくる啓蒙型です。顧客の思い込みをむしろ打破して「こうきたか!」と驚かせることができるか。
エルメスも「マーケティングをしない」ことが知られていますね。
☆先日のカルティエ展覧会での驚きのひとつは、北野武さんの絵画がたくさん展示されていたこと。なにをやらせても一流なのですね。この方の、芸術の本質を見抜く力がよくわかるのがForbes…
ブリジャトン シーズン3の極彩色衣裳世界
Netflix「ブリジャトン」(日本語タイトルは「ブリジャートン家」になってますが、どう聞いても「ブリジャトン」、むしろ「ブリジャトーン」。「ジャー」で間延びはしない)…
資本主義、アルチザン、ラグジュアリー
斎藤幸平さんと対談のお仕事でした。駒場の斎藤さんの研究室にて。
大昔にトータル20年ほどお世話になった駒場はずいぶんきれいになっており、一方で昔のまんまという…
セルジュ・ルタンス「目覚めのとき」
セルジュ・ルタンスの「水」をコンセプトとするマタン・ルタンスのシリーズから「ポワン・ド・ジュール」(「目覚めのとき」)。
タイムの香りで安らぎとともに目覚める…
東洋経済:カルチャー帝国築く高級ブランド
東洋経済からご依頼を受け、最近のラグジュアリーファッションの動向をまとめてみました。
「『カルチャー帝国』築く高級ブランドのしたたかさ」というタイトルの記事に…
「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展」 カンファレンスと内覧
東京国立博物館 表慶館で6月12日~7月28日に開催されるカルティエと日本の関係を探る展覧会(タイトル↑)のプレスカンファレンスと内覧会に参加しました。
見ごたえのある展覧会でした。ジュエリーもたっぷり堪能できて、眼福眼福。
下の写真は、カルティエ財団に見出され、今回の展覧会で「日本五十空景」を披露した澁谷翔さん。少しですがインタビューできて、ラッキーでした
詳しくは後日、JBpress…
明治神宮の花菖蒲
明治神宮の花菖蒲がピークを迎えています。紫、赤紫、ピンク、淡いパープル、ブルー、白のバリエーション。アントシアニンたっぷりで(笑)、眺めているだけで目がうるおい…
Beauty Never Slumbers: Brunello Cucinelli 2024AW
ブルネロクチネリ2024年秋冬展示会。今回はウィメンズのほうに参加しました。
テーマは「ジェントル・ラグジュアリー」。寛容で優しく思いやりのあるラグジュアリー。森羅万象に対して敬意と思いやりを持ち、自分自身も大切に扱う。そんな普遍的な価値をクチネリは目指している、とのことです。
ウィメンズでは「アンテ・リテラム」というコンセプトも紹介されました。ラテン語で、言葉になる前の本質的な美のことです。ピューリッツア賞を受賞したアメリカの女性詩人、エドナ・セント・ヴィンセント・ミレイの作品の中のフレーズ、「BEAUTY…
黒の二面性 MIZEN Black Collection
新ラグジュアリーのコンセプトを実現するブランド、MIZENからBlack Collection 発表。
着物の世界では、「喪」のイメージが強く、そうでなければ「高貴な色」として敬遠されがち…
セルジュ・ルタンス新作「鉄塔の娘」は王道のバラ
セルジュ・ルタンスの新作「鉄塔の娘」。バラをフィーチャーした清々しく好感度あふれるフレグランスです。鉄塔=エッフェル塔、ですね。パリのエッフェル塔が似合う女性の…
Estnation 2024AW 展示会
エストネーション秋冬展示会。斜め上のひねりを加えた多様な世界観を楽しませていただきました。 ソニアリキエルが復活していたことにも喜び。「セルフポートレート」のデ…
SPIBER社訪問 関山社長にインタビューしました
今回の旅の目的はスパイバー社ラボ見学&CEO関山和秀さんインタビューでした。
次世代の環境にやさしいブリュード・プロテイン・ファイバーという観点ばかりで見ていたの…
LESS IS MORE: SUIDEN TERRASSE
庄内ではSUIDEN TERRASSE泊。田んぼの中に浮かび、周囲の田園風景に溶け込むホテルです。ちょうど田んぼが水鏡になる季節で、時間が素朴にゆっくり流れている「レス・イズ・モア」系のホテルです。坂茂さん設計。
いろいろ足りないものもあるのですが、それをどう補うか?そもそも「不足」なのか?を考える機会にもなりました。周辺はオーバーツーリズムの弊害もなく穏やか。
隣接するのはスパイバー社と慶応の研究所。実はこれらの施設はすべてつながっているのです。スパイバーCEOの関山さんは慶応の出身で、長く鶴岡でも研究してきた方。SUIDEN…
遊佐町:十六羅漢岩
遊佐町の十六羅漢岩。
十六羅漢とは、お釈迦様が遺言を託した16人のお弟子さんのこと。
ここには日本海の荒波に磨かれた22体の磨崖仏さまが。ラシュモア山の大統領…
庄内:山居倉庫
山形・庄内へ出張。初めての方向から見る富士山。ミーティングまで時間があったので近くの山居倉庫まで。1893年に建てられた米保管倉庫です。国指定の史跡。プチ観光地にな…
明治天皇と華族会館 修復ドレス第二弾
明治神宮ミュージアム、明治のドレス修復展覧会第二弾は霞会館創立150周年記念企画。旧宮家の北白川家から寄贈されたドレスなどを修復のプロ、後藤姉妹が2年かけて蘇らせま…
芭蕉布 涼しくて、あたたかい
芭蕉布の作家、大城あやさんにお話を伺いました。
仕事の8割は糸を育て作ること、ほぼ農業です、という言葉が印象的でした。芭蕉布は、つややかで涼しげな感覚と、素朴で…
前衛に走らない新鮮さ、マンネリに陥らない王道:桂由美さん追悼
北日本新聞「ゼロニイ」連載、「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 19では、桂由美さんの追悼記事を書きました。
「ウェディングドレス」というただ一つのコンセプトで60年もフ…
モードは語る:メットガラのドレスコードに潜む皮肉
日経新聞夕刊連載「モードは語る」。25日付では、今年のメットガラのドレスコード「時間の庭」に潜む皮肉について書いてみました。電子版(有料会員限定)はこちらからお読…
社会を変革する「クリティカル・ビジネス」
高知へ二泊三日の出張。行きJALは可能な限り「K」席をとって富士山を眺めるのが好きなのですが、毎回、表情が違う。今回の富士山は水墨画のようでした。
〇異動の合間に山…