
東京都庭園美術館でヴァン クリーフ&アーペル展
ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ」内覧会。
この館にてこのジュエリー、の壮観。
建築とジュエリーに通じ合うアールデコを堪能できる展覧会。眼福です。
詳細記事は近日中にJBpress…

富山発ローカルラグジュアリー ラグジュアリーの羅針盤Vol. 35
北日本新聞別冊「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 35。富山から発信するローカルラグジュアリーをテーマに、8月末に2日間にわたり開催されたレクサス富山のイベントから学んだ…

パレスホテル東京 JAXURY STAY 4 オプション:エビアンスパ
翌朝は和朝食をいただき、エビアンスパでデトックス効果のあるボディトリートメントを受けました。
七色に変化するサウナも印象的ですが、トリートメントにおいてはセラピストの声のかけ方ひとつに至るまで気配りが行き届いており、深く心に残りました。
実は私はかつて5年間、あるホテルグループのコンサルタントを務め、Forbes…

パレスホテル東京 JXURY STAY 3 日本料理「和田倉」
このステイプランの白眉は、日本料理 「和田倉」 でのディナーでした。
懐石の一品ごとに感嘆させられましたが、とりわけ中川木工芸のお盆に盛りつけられた料理と器の数々は、目を奪われる光景。朝日焼、錦山窯、堀口切子、西村圭功漆工房…。それぞれの器が料理を静かに引き立てながら存在感を放っていました。
ワインはすべて日本のグレイスワイン、茶は一保堂茶舗。世界に誇るべき日本の味わいを実感しました。
すきやきとしゃぶしゃぶのいいところどりをした「すきしゃぶ」にも驚き。髙田賢三さんのお好みだったそうです。
タイ出張から戻られたばかりの渡部勝…

LEON 11月号 本音の伝え方
EON 11月号「オヤジの本音」特集。
本音が愛される男と嫌われる男の違いについて、お題をいただきました。
秋らしい好天でございますね。
よい一日を✨

パレスホテル東京 JAXURY STAY 2 オプション:クラブルーム
オプションで、クラブルームを選ぶこともできます。クラブルームを選んだ場合、クラブラウンジが利用できます。
訪れた日は木曜日で、ちょうどこの日だけはローラン・ペリエのロゼが用意されており、思いがけない幸運にあやかりました。ホテルの住所にちなんで名づけられた日本酒「壱ノ壱ノ壱」もここで堪能できます。この日本酒入りのカステラはパレスホテルのブティックでも販売していて、私は時々、手土産としてこのカステラを持っていきます。珍しいし縁起のいい名前なので、喜ばれますよ✨
他のホテルとの違いを際立たせているのは、クラブラウンジのサービススタイル。セルフサービスの喧噪ではなく、スタッフが注文を伺い、一杯ごとに丁寧に提供してくれるため、落ち着いた雰囲気が保たれています。
加えて、プリントアウトをお願いした際には、即座に美しく印刷され、ホテルオリジナルのファイルに収められて手元に届くという心配りまで。小さなサービスにまで一貫して「品」が宿っています。
There…

パレスホテル東京 JAXURY STAY 1
ホテルは、最高品質のものやサービスを一貫したセンスで体験できる、稀有な舞台でもあります。パレスホテル東京の JAXURY STAY は、そのひとつの完成形。
Forbes Travel Guideで日系ホテルとして初の5つ星を獲得し、以来10年連続で維持。さらにミシュランキーでも最高評価の3キーに選出されている、日本を代表するラグジュアリーホテルです。
滞在の中で、JAXURY…

matohuの2026春夏コレクションムービー
matohuの堀畑さんの表現には いつも優しい発見があります。2026年新作コレクションブービーはこちらでご覧いただけます。
紋切り型の表現で日本の美意識を語ることはなく、「光さやぐ」という今では使われない古い言葉を磨きなおして…

アルマーニ氏を悼む NIKKEI The STYLE
本日21日付けのNikkei The STYLEでジョルジオ・アルマーニ氏を悼む記事を書きました。紙幅が許す限りアルマーニ氏の功績を凝縮して詰め込みました。
また、短い追悼記事は、共…

追悼・穂積和夫の世界展
日本のメンズファッション、とりわけアイビールックの普及に絶大な貢献をされたイラストレーターの故・穂積和夫氏の追悼展覧会が開催中。
ファッションイラストだけでなく建築や車、飛行機のイラストも豊かな世界観で圧巻です。もともと東北大工学部出身で建築事務所で働いていらしたこともあり、ハードな構造物を描く筆致が精緻をきわめています。
お弟子さんのイラストレーター、綿谷寛氏、早乙女道春氏らが穂積氏が遺した膨大なアーカイブからお宝を発掘し、構成した貴重な展覧会です。
追悼・穂積和夫の世界展
9月20日(土)~26日(金)11:00~18:00
Gallery…

ウェス・アンダーソンの世界観はなぜハイブランドと相性がよいのか キネマ旬報10月号
キネマ旬報」10月号 ウェス・アンダーソンの最新作「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」を特集しています。
この映画でもカルティエ、ダンヒル、プラダ、オリバー・ピープルズの小物たちが重要な役どころとして登場するのですが、ウェスの世界観とハイブランドとの相性がよいのはなぜなのかを解説しました。
映画はオールスター・キャストでこれまで以上にウェス色全開。音楽、衣裳、小物、ストーリー、カメラワークの細部まで徹底的に作りこまれたウェスワールドに、ファンはおそらく終始ニコニコです。
キネ旬に書くのは超お久しぶりです。この雑誌にはかつて4年半、映画の連載をもっていたことがあり、そのころは一年に150本以上の映画を見ていました。あの頃の体力はどこへ。
The…

スーツ360年の歴史と現在地、未来 MEN’S EX Autumn 2025
Men's EX 秋号が発売です。特集「教養としてのファッション」。
スーツ360年の歴史と現在地・未来につき解説しました。3ページにわたる年表つきのわかりやすい記事としてまとめていただいております。編集部の小曽根さんありがとうございました🌹
それにしてもMen's…

著者インタビューを受けました
日本ビジネスプレスJapan Innovation Review誌から著者インタビューを受けました。
経営者やビジネスパーソンが、ファッションやラグジュアリーという領域から何をどのように学ぶとよいのか? というような話を中心に。
写真撮影があったので、ヘアメイクを近くの資生堂ビルにあるShiseido…

ハイジュエリーが好調である理由
MIKIMOTOのハイジュエリーのショーのあとは、貸切られた「ロジェ」に移動して、コレクションテーマである「ペタル」を反映したディナー。
MIKIMOTOシャンパンからスタート。ロ…

MIKIMOTO ラリックとのコラボ香水 世界で10点
MIKIMOTOのフレグランス&ビューティー部門の話題。
まずはラリックとの共同作品となる香水、Fortune Leaves, Crystal Edition. 調香はアレックス・リーで、グリーンノートから始まり華やかに香りが広がり真珠の光沢のような丸みのある余韻が残る。万人に愛される気品があります。
フラコンはマーク・ラミノーで、幸運を呼ぶ四葉のクローバーが重ねられたアートピースです。…

MIKIMOTO Pétales バラの花びらが舞う一瞬を、永遠に
MIKIMOTO ハイジュエリーのコレクション、「Les Pétales」(花びら)。
バラの花びらが舞う一瞬をジュエリーで永遠にとどめる。メンズがつけるハイジュエリーも当たり前になりましたたね。
思えばギャルソンとのコラボでメンズジュエリーのトレンドを作り出したのも、MIKIMOTOでした。
カタログも豪華で、このページの写真は、まる一日かけてたった2枚の写真しか撮れないそうです。透明のトルソーにジュエリーをつけて撮影されており、立体感がきちんと表現されている驚き。…

英国大使館にてファッション&ラグジュアリー レセプション
9月4日に英国大使館で開催されたFashion&Luxury Receptionにお招きいただきました。
伝統的な味わいをそのままに残すブランドもある一方、現代的に大胆に変革をなしとげたコットランド系のブランドが目を引きました。
とりわけナディア・アレクサンダー氏(トップ写真)が手掛けるハンコック。ハンコックといえばゴム引きの武骨な印象のあるコートのイメージが強かったのですが、ナディアはなんとそのブランドをまるごと買収。さらに工場まで買い取って、現代の女性のライフスタイルにぴったりのブランドラインを新規に立ち上げました。
服を買うのではなく、ブランドまるごと、工場まるごと買ってしまう。豪快です。イギリスでも注目の若手起業家です。
彼女自身も、スタッフの女性たちもとてもエネルギッシュで、いまのスコットランドの新しい感覚が伝わってきました。
トリッカーズのブランドロゴの上についていた、おなじみの三本羽根のマーク(チャールズ「皇太子」のマークね)、が「国王」のそれに代わっていたのも感慨深い。
ファッションはやはり地域や時代の変化を伝えてきます。
この日着ていったのは、英国ロイヤルがよく着ているコートドレスにヒントを得たテーラードスタイルのドレス(トップ写真)で、豊橋のテーラー、Shuhariさんの制作です。
On…

レクサス富山 トークイベント 「偶然を祝福できる自由」写真家・日本画家・和菓子職人
最終セッションでは、写真家・テラウチマサトさん、日本画家・平井千香子さん、そして和菓子職人の引網康博さんと登壇。
実は5回目の登壇となるこの最終セッションまでにいろいろハプニングを経験し、もはや台本通りにキレイに進めるよりも、壇上でありのままをさらしていただく(自分もさらす)ほうがいい、と覚悟を決めた回でした。
そしたらば、もう平井さんがありのまますぎて正直すぎて…。予定調和をことごとく破壊していくアナーキーぶりに、焦りを通り越してもはやファンに(笑) 恐竜の骨に花を咲かせる画風そのものの衝撃でした。
その画風の魅力を解説してくださるテラウチさんもさすがアーチストで、プロの仕事とは予定されているものをキレイに撮ることではない、と。絶景をなぞるのではなく、偶然の瞬間、誰も予想もしなかった瞬間ををつかむ敏感さと経験値こそが大事なのだと。
(まさにこのトークイベントがそれ)
大人気の和菓子職人・引網さんは、40gほどの「消えもの」が持つ豊かさを語りました。菓子は味や形だけで完結しない。器や空間、誰と、どの瞬間に、どんな名で差し出されるのか。総合的に価値が決まる、と。だからこそ「誰かを想って、その場に最善を尽くす」というおもてなしの姿勢が豊かさの核であると示されました。
この3人に率直に語っていただいたことの意味は大きかった。理想とされる形をなぞるのではなく、瞬間、瞬間を自分に正直に、対象と向き合って生きる。そこからしか生まれえないものこそがアートである、という考え方を態度そのもので示していただきました。
Final…

レクサス富山 トークイベント 「個と地域と企業が関係の質を上げ続ける」美術作家・陶芸家・鋳造家
レクサス富山主催「新しいラグジュアリーを求めて」。初日午後は、清川北斗さん(美術作家)、釋永岳さん(陶芸家)、そして尾崎迅さん(鋳造・研磨)と登壇しました。
美はどこから生まれるのか?
美術作家の清川北斗さんは、「無駄を削ぎ落とした機能の純化に美は宿る」と語ります。道具や工業製品にも通底する、本質だけを残す姿勢です。陶芸家の釋永岳さんは、「鋭さや脆さ、わずかな不均衡にこそ惹かれる」と言います。不完全さが生み出す緊張と余白です。鋳造・研磨に携わる尾崎迅さんは、「光と影、素材と空間、人と物の関係がつくるバランス」を重視します。機能・不完全・関係性。ここに日本的な美はたしかに立ち上がるように感じます。
(清川さんの作品)
地域との関わり方も、三者三様でした。清川さんは、「個人の原風景が造形に作用する」と話します。たとえば、河川敷のすすきや若い日のバイクの記憶が、無意識にフォルムへ刻まれていくという見立てです。釋永さんは、地元の土に固執せず、他所の土をブレンドし、最適なバランスを探ります。そのうえで、「理想は地の土×薪窯×地の食が循環する景色」と、ローカルへの回帰と循環のビジョンも示しました。尾崎さんは、高岡に根づく鋳物の分業体制という地域資源に支えられてきたと語り、「地域は作家を縛るものではなく、技術と人が重なるインフラです」と位置づけます。三者の言葉から、地域は「色を誇示する旗」ではなく、「創造を支える資源」と位置付られるように感じます。
(釋永さんの作品。一見、木に見えますが実は陶器。LEVOで用いられてブレイクしました)
企業との協働についても、重要な示唆がありました。清川さんは、「にぎやかしの一回性を避けるには、相互尊重・合意された目的・十分な対話・継続設計が不可欠です」と明確に言います。釋永さんは、「企業のノウハウを吸収できるのは自己成長の機会」と受け止めつつ、作品の軸をぶらさない姿勢を強調しました。尾崎さんは、「異なる価値観が混ざり合うことにこそ意義がある」とし、そのためにこそコミュニケーションを丁寧に積む必要があると語ります。共通するのは、コラボレーションを「双方の知を増幅し、文化に資する」ために行う、と捉えていること。
(尾崎さんの作品)
海外での受容については、清川さんが「『日本を背負う』より、自分個人のやりたいことを追求するほうが世界で通用する」と言い切ります。個を徹底すれば普遍に通じる、という法則ですね。釋永さんは、海外の鑑賞者が強く「日本らしさ」を読み解こうとするがゆえに、「その一歩先の制作が開ける」と指摘しました。外から向けられる視線を鏡として、制作の解像度を上げていくヒントがここにあります。
では、ローカルラグジュアリーとは何でしょうか。個と地域と企業が、関係の質を上げ続ける営み、ともいえるでしょうか。その核には四つの質があると思います。
第一に「つながり(Connection)」。人と人、産地と都市、伝統と現代が編まれること。
第二に「親密さ(Intimacy)」。大量消費では得られない、あなたのための温度。
第三に「匠(Craftsmanship)」。時間と手間の蓄積がもたらす説得力。
第四に「個別認知(Recognition)」。作り手と受け手が互いに名をもって見つけ合う実感です。この四つが押さえられるとき、価格やブランド名では測れない豊かさが立ち現れます。
ローカルラグジュアリーは、遠い理想でも地方限定の郷愁でもありません。機能・不完全・関係が織りなす美を信じ、場所を資源として使いこなし、誠実な協働で「機能する文化」を育てていく。そうして初めて、地域から世界へ、世界からふたたび地域へ循環する、新しい豊かさの回路が生まれる…そんな帰結にいたったセッションでした。
Lexus…

レクサス富山 トークイベント「守られた場所へ、旅から帰ってきた瞬間」家具職人、庭師
2日目、31日午後一番のトークイベントは、家具職人の下尾和彦さん・さおりさんご夫妻と、庭師で役者の山崎広介さん。
下尾さんの家具は「長く使うほど美しくなる」ようにつくられています。独立当初は1ミリ単位で形を追い詰め、いまは表面の仕上げやテクスチャー、手に触れる肌理へと美の焦点を移している。時間とともに深まる品位を、日常の手触りで約束する家具です。
庭師であり役者でもある山崎さんが語る「造園で最も大切なこと」は、演劇と同じく“適切な配置”。まず一石を据える―その一点を起点に、物と物、人と環境の関係性が立ち上がる。庭も家具も、暮らしに寄り添ってはじめて完成する。彼にとっての「ラグジュアリー」は、非日常の外にあるのではなく、日常の芯にあります。長い旅の果てに玄関の扉を開け、「帰ってきた」と胸がほどける瞬間こそ最上の贅沢だ、と。
3人が共通して示す富山の「力」は、立山連峰に象徴されます。山崎さんは、立山の稜線と富山湾の水平線が重なる光景、水が巡り田の光が呼吸する土地のリズムを語る。下尾さんご夫妻は、立山が最も美しく見える場所にギャラリーを構え、愛する景観に囲まれて仕事をする。ここから見えてくるのは、ローカルラグジュアリーが「どこで、どう生きるか」という選択の結果として得られる安らぎの中にある、という実感です。風土と視界、生活のリズムが、モノと人の関係をやさしく支える。
一方で、関係づくりには矜持も必要ですよね。大きな企業とのコラボレーションは新しい顧客層に届く良さがある一方、下尾さんご夫妻は大手ラグジュアリーブランドからの依頼を見送ったそうです。ブランドのイメージを全面に敷き詰める要件と折り合えなかったため。相互が主体性をもち、互いをリスペクトで高め合う協業こそ理想であり、その姿勢自体が「ローカル」の価値を守ります。
ローカルラグジュアリーとは、土地のリズムと暮らしの中心に根づいた関係性から生まれる、時間とともに熟成する安らぎ。…

