
高知信用金庫で新ドレスコード ビジネスウェア創造プロジェクト
2022年から高知信用金庫でビジネスウェアの開発を手掛けてきました。地域活性化の使命も担い、信頼と親身を両立させるドレスコードを3種設定し昨日記者会見。高知のテレビ3社に大きくとりあげていただきました。職員の装いにこれだけの規模の予算と年月を投じた企業のプロジェクトは前例がありません。
高知信用金庫は「地方の信用金庫」のイメージを大きく覆す企業で、日本のアニメクリエーターの中心地として大胆なプロジェクトも次々に手掛け、各地の斬新な開発の先頭に立つクリエイティブ集団です。金融機関としての端正なスーツだけではなく、そうした事業で「ともに汗をかく」ための服装を手がけることもこの仕事の課題でした。
・月~木の接遇ビジネスカジュアル
(決して軽装化ではなく、職員が自覚を持って選ぶゆえにハードルが高い)
・金はドレスアップフライデー
(正統派の王道スーツスタイル)
・主に土日の地域貢献カジュアル
約260名の職員に毎年、春夏と秋冬(お正月には新人)に研修と実演、ひとりひとりにオーダーメイドのスーツを作るという手間暇を3年以上、重ねて、全職員が自覚的に装いと仕事に向き合えるマインドを養い、ワードローブを整えてきました。
その集大成としてのドレスコードが2026年1月より実施されます。
たかが服、制服でいいじゃんという見方もあるでしょう。ただ、それをしないで細部にいたるまで徹底的に美意識を貫き、人を大切に育て、サービスに投資するのが高知信用金庫がずばぬけている理由なのです。山崎久留実・理事長の強力なリーダーシップにより多領域にわたる事業が構想され、推進され、地域の方々を巻き込んで活性化しています。
どんな津波が来ようと顧客データを守り抜くための鉄壁の守御体制が敷かれている春野本部は、多くがイタリアの大理石で作られており、内部には世界の著名アーティストの作品がシャンデリアのもとに贅沢にふんだんに展示される、初見の誰もが驚愕するゴージャスな巨大要塞です。
各店舗も圧巻で、やはり大理石はじめ高級素材が使用されたシックなインテリアに、店舗ごとに異なるテーマのアートが飾られています。そうした店舗サービスの一環として職員のスーツを位置付け、金庫が「プロジェクト」として莫大な支援をおこなっていることが圧巻なのです。軽装化がすすむ時代に、あえて逆行する事業です。だからこそ、理事長は記者会見を開き、一金融機関を超えて地域活性化事業体となるにあたり服装が重要な項目になる、という趣旨を詳細に説明されました。
ひとりひとりのオーダーメイドスーツ制作の実現してくださっているのは、尾州の老舗、国島です。毎回、伊藤核太郎社長はじめ国島社員、そして関連企業のみなさま、時には総勢20名近いスタッフが高知に滞在し、各コンセプトにあったスーツ制作のために奔走してきました。記者会見ではそうした日々も思い出されて、感無量でした。
おそらく世界でも類例のないスーツプロジェクトに関わることができていることを幸運に思い、山崎理事長はじめ高知信用金庫の職員のみなさまに心より感謝いたします。国島はじめ関わってくださっている企業のみなさまにも感謝申し上げます。
Since…

新時代のエレガンスとは? 25ans ウェブに転載されました
25ans 12月号に寄稿した新時代のエレガンス論。2025年度、45周年を記念して巻頭で展開されたリレーエッセイシリーズですが、とても光栄なことに、そのアンカーを務めさせていた…

AKRIS 2026 Spring/Summer 知性と官能が共存するミニマリズム
AKRIS 2026 Spring/Summer Exhibition アンダーズ東京ルーフトップにて。
2026年春夏のアクリスは、アメリカ抽象絵画を代表するレオン・ポーク・スミスの作品に着想を得て、「色と線」「静と動」の関係性を探求したコレクション。
幾何学的でありながら硬質に陥らず、色面とラインが身体の動きに呼応することで、知性と官能が共存するミニマリズムを描き出しています。
構築的なカッティング、計算された余白、そして色彩の緊張感。アクリスが一貫して追求してきた静かな強さが、今季はより抽象度の高い造形として昇華されている印象です。
装飾ではなく構造で語り、トレンドではなく思想で立つ。その姿勢が、現代のワードローブにおける「知的なエレガンス」の在り方を示しています。
岡山デニムとのコラボも💙
Inspired…

服学第5弾 「ゴッドファーザー」スーツがもたらす印象効果
Be Suits! 服学 第5弾です。
第4弾の「マフィアとスーツ」に22.5万ビューもいただき、ありがとうございました。熱いリクエストを受けて、マフィア映画の金字塔「ゴッドファ…

jun ashida & TAE ASHIDA 2026 SS 展示会
jun ashida & TAE ASHIDA 2026 SS 展示会。
上質な素材は見ても触れても心地よく、精巧なカッティング、非対称でも絶妙なバランス感にはやはり王道のエレガンスがあります。
高市首相効果でジャケットのテーラリングの品格ある美しさにあらためて脚光が当たっておりますね。日本のエレガンスを、世界でがんがんPRしていただきたいと願っています。
なんと来年はTAE…

ディズニークリスマス2025
都心のあらゆるきらきらを圧倒的な資本力を背景に問答無用で凌駕してくるディズニー。
次から次へと襲い来る、けた違いの圧倒的な光と音。
チャイコフスキーの「花のワ…

JWマリオットホテル東京でのSKAL CLUB
今年10月に開業したばかりのホテル、JWマリオットホテル東京で開催されたSKAL Club (観光関連産業のマネジメント層が集まる国際組織)の12月の東京会にお招きいただき、参加し…

スーツの歴史・現在・未来 Men’s EX Onlineに転載
Men's EX ファッション特集号でインタビューを受けた記事がウェブにも転載されました。
・スーツ360年の歴史と現在地。そして未来
・21世紀に入り、現代スーツはかつてない…

産経新聞よりインタビューを受けました
高市首相のファッションにつき、産経新聞からインタビューを受けました。記事はこちらです。
首相のファッションや持ち物については、fashionsnap、Bloomeberg、週刊新潮などに…

Precious Watch Award 2025 審査員を務めさせていただきました
Precious Watch Award 2025
昨年に続き、審査員を務めさせていただきました。
主に世界のラグジュアリー文化の潮流という視点からコメントしています。技術革新や豪華な装飾の共演を超えて、伝統や素材、物語や精神性が豊かに絡み合う時代を迎えているという審査後の印象でした。時計は思想や個性、感性を映し出す文化の結晶ですね。「読み」ごたえがずっしりという時計ばかりでした。
発売中のPrecious…

Y & Sons 表参道に店舗オープン
シャツやニットの上からでも着用可能なメンズきものを展開するY&Sons が表参道に店舗オープン。
きものやまとが展開する4ブランドがすべてこの近辺に揃うことになる。おめでとうございます。
きもの業界に新風を送り続ける社長の矢嶋孝行氏に関しては『「イノベーター」で読むアパレル全史増補改訂版』でも詳しく紹介していますので、ぜひお読みになってみてくださいね。消防士、ホテル業界の経験を経て家業を継ぎ、閉鎖的なきもの業界の「常識」をことごとく超えて快進撃を続けていらっしゃいます。
表参道はきらっきら✨
Y&Sons…

職手継祭(してつさい)での松山ケンイチさんトークイベント
KITTE で開催された伝統工芸イベント「職手継祭」。松山ケンイチさんのトークショーをかぶりつきで拝聴しました。撮影も録画もできませんでしたので、うろ覚えの部分もありま…

一つのバッグが威信財になるとき ゼロニイ連載
北日本新聞別冊ゼロニイ12月号が発行されました。
「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 37 「一つのバッグが『威信財』になるとき」。高市総理のバッグについて書きました。

エスパシオ ナゴヤキャッスル記事公開 JBpress autograph
エスパシオ ナゴヤキャッスルについての記事が公開されました。こちらです。
信長秀吉家康の将軍的豪華絢爛を連想させる極みつくし、突き抜けた贅。最近のローカルラグジ…

OGATA PARISの新次元の日本文化
銀座和光アーツアンドカルチャーでは、パリのOGATAが手がけるプロダクトの一部も期間限定で紹介されています。
OGATAは、茶・香・和菓子・工芸・食を所作(sahō)として再編集し、日本の暮らしの美学を現代に翻訳するプロジェクト。パリ・マレ地区にある拠点は、茶室や和菓子店、香のスペースが一体となった「日本文化のための非公式大使館」とも呼ばれています。
創始者の緒方慎一郎氏は、長崎県出身のデザイナーで、1998年に設立した「八雲茶寮」や和菓子ブランド「HIGASHIYA」、プロダクトラインなどを手がけ、日本の食と工芸を横断する仕事で知られてきました。
建築・インテリア・プロダクト・グラフィック・パッケージングまで一貫してディレクションする総合デザイナーであり、「日本の伝統文化を土台にしながら、次世代の日本的ライフスタイルを再定義すること」を自身のミッションとし、その集大成・国際版としてOGATA…

銀座和光アーツアンドカルチャーにて suzusan colors in mind 展
銀座和光の地階アーツアンドカルチャーで、「suzusan collection – Colors in mind」が開催中。初日のレセプションに伺いました。
村瀬弘行氏が有松絞の背景や制作の過程を詳細に解説。以下、ごく一部ではありますが、お話のダイジェストです。
有松絞は、世界の絞り文化の中でも少し特別な存在です。というのも、多くの地域では「自分たちの暮らしのため」に染めが始まりますが、有松は違うのです。1608…

「25ans」で新連載が始まりました 「ロイヤルの肖像」
「25ans」で新連載が始まりました。2026年度の巻頭エッセイ「ロイヤルの肖像」。第1回は、生誕100年を迎えるエリザベス女王です。
毎回、世界のロイヤルメンバーをお一人ずつ…

「女性が働くということ」 北日本新聞よりインタビューを受けました
男女雇用機会均等法から40年。「女性が働くということ」をテーマに北日本新聞よりインタビューを受けました。
有料会員向けの記事ではありますが、かなりの分量を無料でお…

HUMAN MADE 上場おめでとうございます。ブルームバーグより取材を受けました
本日はHUMAN MADE上場の日。ブルームバーグから取材を受けてコメントしました。記事はこちらです。
English Version is here.
記事内でも触れていますが、ストリートブランドの上場…

matohu 20周年記念長着茶会 根津美術館で開催
matohuが20周年を記念する長着茶会を根津美術館にて開催。
お茶会は3部に分かれ、
まずは一樹庵にて堀畑裕之さんが立ててくださる薄茶をいただきました。
にじり口から入…

