
Tokyo Classic Night Report / Men’s EX Dec.
Men's EX 12月号発売です。
9月末に東京ステーションホテルでおこなわれましたTokyo Classic Night のレポートが掲載されています。
バランタインさんのサイトでも。こちらで…

交詢雑誌No.629
7月28日に交詢社でおこないました講演「ダンディズム、その誤解と真実」が収録された「交詢雑誌No.629」が発行されました。
なんと22ページにわたります。福澤武・評議員é•…

沈没船から引き揚げられたシャンパン / Veuve Clicquot Champagne Dinner
Forbes Japan にお招きいただき、ヴーヴ・クリコ・シャンパン・ディナー、19日、恵比寿のジョエル・ロブションにて。
ヴーヴ・クリコの最高醸造責任者のドミニク・ドゥマルヴィル氏から、シャトーの歴史、新製品の説明などを受けながら、ロブションのお料理に合わせて5種のシャンパンを試飲するという、なんともゴージャスな環境のなかでシャンパンのことが学べる会でした。
左側、立って説明しているのが、セラーマスターのドミニクさん。
以下、半ばほろ酔い加減でメモしたことのなかから。
・新製品のエクストラブリュットエクストラオールド。通常の熟成期間(3年)よりも2倍長めの熟成期間を経ている。パンチがあって、フィニッシュがピュア。
・ヴィンテージとは、一年だけのぶどうで作られたシャンパン。(通常の製品は、一定の味わいが保たれるよう、いくつもの年のシャンパンがブレンドされている。)はじめて作られたのは、1810年。毎年、作られるわけではなく、ぶどうの出来具合にもよるが、10年のうち、3,4年というところ。現在、マーケットに出ているヴィンテージとしては、2008年がいちばん新しく、1989年のものがもっとも「深い」。27年も経つと、色も深みを増していく。
・歴代の醸造責任者は、みな長寿である。前任者はいま96歳、その前の責任者は103歳まで生きた。毎日ヴーヴ・クリコを飲むことは長寿につながる?! (というか責任者となれば体調を常に絶好調に保つことも仕事の一つだから?)
・ヴーヴ・クリコの歴史をたどると、1772年にフィリップ・クリコが始めた会社を、息子のフランソワ・クリコが引き継いだ。フランソワと結婚したのが、マダム・クリコ。ところが、1805年にフランソワが亡くなってしまう。それを受け継いだのが、27歳のマダム・クリコ。ヴーヴとは、未亡人という意味。1805年はフランス革命直後の時代、混乱の時代に大胆にビジネスをはじめた、いわゆるキャリアウーマンの先駆者がマダム・クリコだった。
・ロゼをはじめて作ったのも、マダム・クリコ。1818年のこと。
・1972年にはラ・グランダム(La…

Learn from Nature / Special Lecture by Kean Etro & Panzetta Girolamo
大学の授業のゲスト講師として、パンツェッタ ジローラモ氏と、エトロのデザイナー、キーン エトロ氏にご来校いただきました。
ギリギリまで予測のつかないイタリア人らしさ全開のハプニング連続の授業となりました…。
壇上にはじっとしていらっしゃらず、座席の間を回りながら、質問を受け、座りながら、寝転びながら(!)の白熱講義。
イタリア語通訳の方(壇上左)も大活躍。
ミュージシャン志望の学生、イワミくんを壇上にひっぱりあげて歌わせる二人。イワミくん、このお二人にマイク持たせての演奏なんて、一生自慢できるよ!!
「自然の姿に学ぶ」「身体が感じることに敏感になることがインスピレーションの源」「インスピレーションは、呼吸から」など、多くのことを教えてくださいましたキーン氏からは、サイン入りTシャツまでプレゼントいただきました。
サインを入れてくださった狼の顔の部分です。"Super…

The Nikkei Style Men’s Fashion Salon
9月27日におこなわれました日本経済新聞電子版The Nikkei Style 主催のメンズファッションサロン。丸の内Isetan Salone にて。
お話したことの一部が記事になりました。こういう堅…

ボーダーを超えていけ / Forbes Japan CEO Conference 2017
Forbes Japan主催 CEO Conference 2017. パレスホテルにて。
日本全国から大企業、中小企業、ベンチャー、それぞれのCEOが集い、4つのパートに分かれてトークセッションが行われました。その後、交流会。
最後の締めは、Forbes…

美の表現に遠慮はいらない / ドルチェ&ガッバ―ナ 「アルタモーダ アルタサルトリア アルタジョイエッレリア」
イタリア大使館にて、ドルチェ&ガッバ―ナの「アルタ モーダ、アルタ サルトリアとアルタ ジョイエッレリア」という豪華絢爛なコレクションが発表されました。
今年のæ…

期せずして、卒業式に / Tokyo Classic Night
Tokyo Classic Night. すばらしい一夜になりました。ご来場くださいましたゲストのみなさま、ありがとうございました。
そして東京ステーションホテル、ISETAN MENS、グランドセイコー、サントリー各社のみなさま、MENS…

Living Heritage / Tokyo Classic
9月30日(土)に開催されるMen's EX × The Tokyo Station Hotel × Isetan Men's × Grand Seiko 「東京クラシック」ナイトへのたくさんのご応募をありがとうございます。
なんと定員の2・5倍以上のお申込みがあったそうです。今回、抽選にもれてしまわれた方、ほんとうに申し訳ありません。運よく当選されたみなさま、当日、お会いできますことを楽しみにしています。
Men's…

Crested China / British Week 2017
秋の恒例、日本橋三越英国展。今年はパート1とパート2で入れ替えがあり、パート2のほうに行ってみましたが、大混雑。とりわけフードのセクションは移動すら困難。人込みがとにかく苦手なので、パブでハーフパイントだけビールをいただいて帰ってきました。イギリスはすっかり「おいしい」ものの宝庫として人が殺到する国になっているのですね。
鎌倉アンティークスさんも出展。小さいブースながら、オーナーの土橋正臣さん独特のアンティークの世界観で埋め尽くされていて、壮観。
(Photo…

自然体が最高の武器 /『何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣』
フォーブズジャパン副編集長兼ウェブ版編集長の谷本有香さんによる『何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣』(SB Creative)。
シャフハウゼン行きにお誘いくださった…

イギリスのメンズファッションはなぜ発展し続けるのか / Nikkei The Style
日本経済新聞日曜版 The Style 。本日は、ロンドンコレクションメンズの総括記事を書いております。「ロンドンからの挑発」。
ぜひ、ご覧くださいませ。
Michiko Londonのテーマは、日本の野球少年。
Vivienne…

スタイルとは、鉄筆で書かれた筆跡 / 家庭画報 10月号
「家庭画報」10月号発売です。
パリ&ミラノ ファッション特集の巻頭にエッセイを寄稿しました。
美容院や歯医者さん(←かなりの高確率で家庭画報がおいてある)なã…

最初から伝統を作る人など存在しない /「きもの文化と日本」
経済学者の伊藤元重さんと、きもののやまと会長の矢嶋孝敏さんによる『きもの文化と日本』(日経プレミアシリーズ)
きものの歴史と現状における具体的で生々しい実態、業界の内部でどのようなことが起きているのか、そして「やまと」がどのようにきもののファッション化を仕掛けてきたのかということが、対談形式でわかりやすく書かれている。きものをファッション化することに貢献した矢嶋さんのビジネス観、きものの歴史観も興味深く、きものの歴史と現状と未来を学びたいという方だけではなく、ビジネスヒントを探したい方にも推薦したい本。
以下は、個人的になるほどと思った点、ランダムなメモです。
・きものに袴は大正時代の女学生の格好。誰が仕掛けたのか?
・花火大会とゆかたがセットになったのは最近。世間の記号に乗っかっていく。
・回転寿司が登場したことで寿司のマーケットが広がった。本格的なものしか存在しちゃいけないなんて、そんなおかしな話はない。補完関係にある。
・羽織はそもそも女性が着てはいけないものだった。発祥が陣羽織ゆえに男の服装。しかし、江戸時代に深川の芸者だけが羽織を許される。彼女たちはそれを誇り「羽織芸者」を名乗る。
・ゆかたはもともと「湯帷子」。平安時代に貴族たちが、これを着たままお風呂に入っていた。(当時は蒸し風呂)湯上りに汗取りのために着ることも。江戸時代には庶民でも風呂屋に通う。当時は混浴だから、衣を着て入った。だから「浴衣」。大衆ファッションだった、という意味で、平成に入ってゆかたから「きもののファッション化」が始まったのは偶然ではない。
・ゆかたをきものの入門編と位置付ける。
・いまの若者はアメリカやパリに憧れることもないかわり、日本の文化に対する後ろめたさもない。日本文化を不自然に卑下することがないぶん、ニュートラルにきものと向き合える。
・若い人はきものが古いなんて思っていない。わかりにくいと感じているだけ。一方、お年寄りはきものをわかっているけど、もういいと考えている。
・「わかりにくさ」「着にくさ」「買いにくさ」が着物の問題点。
・わかりにくいと高く売れる。「普段着としてちょっと着てみたいな」というニーズに、今の業界は応えられていない。
・五千円札の樋口一葉の襟は個性を主張するファッション。なのに現代人は、なぜかきものに関してだけは「これは正解」「これは不正解」という感覚をもっている。カジュアルなきものが消えて、フォーマルなきものしか存在しないことの弊害。フォーム=形式だから守っているだけでいい。
・「結婚式で着ていいきもの」「結婚式で着てはいけないきもの」が存在するという刷り込み。一葉の時代には、そういう感覚がなかった。
・みんなが「正解は自分の外にある」と感じていれば、その正解を知っている人が優位に立つ。ルールをつかさどる司祭みたいになって。ルールを複雑にすればするほど、消費者より優位に立てる。その不安につけこんできたのが戦後のきもの業界だった。売る側からしたら高額なフォーマルのきものを売るほうがいい。フォーマルの場合、個人の美意識は関係なくなる。「こういうものなんです」といわれたら、よくわからないまま買うしかない。いくらでも高いものが売れる。
・戦前にはカジュアルも存在した。フォーマルしか存在しなくなった分水嶺は1976年。(石油ショックは1973年。選別が始まった) イージー化が始まる。1976年にはダウンベストを街中で着るように。
・そんな状況のなか、敷居を高くしていったのは「ホームランの夢」。ミッチ―ブームと団塊世代の成人式。この二つの成功体験が離れない。9回裏の逆転満塁ホームランみたいな現象だったにもかかわらず。
・宝石業界では「4℃」。1970年代は37500円の免税点があって、そこを超えないと税金はかからなかった。そこで、その値段以下の宝石を売る。古い宝石屋からは「あれはジュエリーであってジュエルではない」とバカにされたが、しっかりブームになる。
・洋服の場合は、戦後に生まれたビジネスだから、流通が未整備。オンワードのように新しい流通形態(委託取引、派遣社員つき)を作るしかない。
・新興勢力のほうが、新しいモデルを作ることができる。戦後、コカ・コーラが日本に上陸したとき、飲料の流通システムは確立していて、入り込む余地がなかった。そこで自販機を考え出した。そうするとまったく新しい自販機マーケットが生まれ、巨大化していく。
・1980年代のニューキモノ。供給過剰で3年で崩壊。
・「きものの格」は着物業界の策略。シチュエーションごとに1枚ずつ買わせようという作戦。
・きものそのものに「格」があるという考え方が根付くのも、1976年以降。
・アンディ・ウォーホルがデニムのパンツにタキシードジャケットを着てフォーマルな場に現れ、以後、装い方を変えたのは「ソーシャルイノベーション」。
・伝統とは、変革の中で生き残ったもののこと。最初から伝統を作る人なんて存在しない。
・市松模様は、佐野川市松という18世紀なかばの歌舞伎役者が着た衣装が由来。
・大衆文化となり、「自分が参加するもの」でなくては、生き残れない。世界遺産をめざすのではなく、生きた文化のまま、産業化することで生き残る道を探せ。
・日本人衣服の歴史は4つの時期に分けられる。宮廷文化の時代、武家文化の時代、町人文化の時代、近現代。
・帯の結び目は、19世紀初頭までは前だったり、横だったり、後ろだったりした。世界のファッション史のなかでも、後ろにポイントをもってくるのは珍しい。そもそも後ろで結ぶことに合理性がない。
・友禅は、人の名。宮崎友禅斎という画家。プロの画家が衣服のデザインをやっているというのは、外国ではありえない。きものは平面仕立てなので、いくらでも絵をつなげられる。「絵を着る」ことができる。「文様を着るための衣服。それが小袖だ」(by…

Challenging the rigid rule of Kimono / “The Social Life of Kimono”
Sheila Cliffe, "The Social Life of Kimono: Japanese Fashion Past and Present". Bloomsbury.
キモノの歴史、現在を描くとてもアカデミックな本。これは今年の3月に発売された英語版だが、日本語版ã…

あみだくじの横棒 / 『リッツ・カールトンと日本人の流儀』
高野登『リッツ・カールトンと日本人の流儀』(ポプラ社)。
アメリカに渡り、皿洗いからスタートしてリッツ・カールトン日本支社の社長になるまで、どのようなリーダーと出会い、いかなる学びを得て、どんな努力をしてきたのか。前半はその苦労や学びの話が主で、エピソードがいちいちかっこいい。
後半は日本の会社の具体例をとりながら、日本的なおもてなしの心の話、リーダー論など。以下は、個人的なランダムな備忘録です。どんな仕事に就いても適用できる考え方だと思う。
・成長するとは、「人の心に寄り添い、人の思いを感じる力」がつくこと。
・お客様とスタッフ、スタッフ同士が尊敬し合い、人間同士として認め、認められてこそ、仕事に対する誇りも喜びも感じることができる。そのためには、スタッフも紳士淑女としての堂々とした立ち居振る舞いや豊かな教養、瑞々しい感性を身につけること。
・目指す年収の5%を自分に投資すること。(目指す年収の、というところがポイント)
・誰もがやっていることを、誰もがやらないレベルでやる。
・「倒されし竹はいつしか立ち上がり、倒せし雪の跡形もなし」
・チップには必ず「Thank…

Tokyo Music Cruise 2017 / The Prince Park Tower Tokyo
12日、13日に、ザ・プリンス パークタワー東京にて、Tokyo Music Cruise 2017が行われました。
(芝公園エリアにそびえたつパークタワー東京)
バンケットルーム、チャペル、屋外庭園などホテル内各所を会場としてライブを展開する、大人の音楽フェス。
各日、午後3時からミッドナイトまで、1グループおよそ40分くらいの持ち時間で、入れ替わり立ち代わり、さまざまなジャンルのライブを演奏する。
「大人の」とはすなわち、「座れる」ということでもあるのですが(←これ重要。笑)。ゆったりと座って、シャンパンを飲みながらライブを楽しむ、これがよいのですね。
初日夜の、ISEKI…

観察・洞察・表現・先読み / 「リッツ・カールトンで学んだ超一流のおもてなし」
高野登「リッツ・カールトンで学んだ超一流のおもてなし」(SB Creative)。まんがでわかるシリーズ。
ホテルやレストランにおけるおもてなしの心得を超えて、仕事一般について言えることが「ストーリーまんが」+解説という形で書かれている。具体的なエピソードもドラマのようで、インパクトがある。
仕事に向かう姿勢を今一度、正さねばとカツを入れるのによい本でした。以下はランダムな、個人的に覚えておきたいことのメモです。
・温かいサービスができるのは、そこで働く人自身が大切にされていると実感できたとき。
・言われたことをやるのがサービス、言葉にされないニーズに気づくのがホスピタリティ。
・挨拶=体全体で相手に迫っていくこと。 気持ちをこめる。 言葉を添える。
・気づいて行動することがおもてなしの基本。相手が自分の家族だったらどうするか?と考える。
・We…

Downton Abbey Final Season
今シーズンはDVDを購入せず、Netflixの配信ですべて観ることができました。Downton Abbey Season 6にして完。
1912年のタイタニック号沈没のニュースから始まり、1926年のハピー・ニュー・イヤーを迎えるまで。およそ14年間にわたるダウントンでのヒューマンドラマの、一応の完結に感無量…。
最後はバタバタと全員がハッピーエンドになった感があるが、ここにくるまでのあれやこれやの不運や不幸や困難を思うと、余韻ひとしお。きわめて「イギリス的」な幸福に対する考え方に貫かれていた終わり方だったように思う。
バローさんの孤独と不安と悲しみ、それをクールに押し隠した誇り高さがとても他人事とは思えず、この人がいちばん共感できたキャラクターだった。最後はほんとに……万事解決でよかった。
間の悪いモールズリーさんも、地道な努力が報われてよかった。教室でのスピーチには泣けます。
離れてみて、ほんとうの家族の絆を再発見したトム。(なんだか大きくなりましたよね、物理的に)
臆病からイーデスに意地悪をしたりしたけれど、ついに自分自身の心と和解して、妹のためにひと肌ぬいだメアリー。この人の、ずばずば本音や核心を言う態度が好きだった。
バイオレットおばあさまはいつだって「人間」をわかっていて、痛快だったな。バイオレットおばあさまの名言集もすでにあちこちに出ているが、辛辣で笑える。「過去」との清算のつけ方も男前だった。なんにせよ、あやふやにしておいてはだめ、という態度でのおばあさまのおせっかいが、人を幸福に導く。
バイオレットおばあさまの下で働く、仲の悪いメイドと執事も、出てくるたびに笑わせてくれる迷コンビでしたよね。執事スプラットがまさか別の才能を持っていたとは!
イザベルとバイオレットの「友情」もとてもいい。言うべきことを本音で言い合える。バイオレットとイザベルが「実力行使」で乗り込み、「求婚」するシーンの痛快さときたら。
グランサム伯爵の血を吹くシーンはちょっと驚いた。ダウントンでゲストを招いたときの食卓はいつも戦場でしたね。
不運のデパートみたいだったイーデスが、最後におこなった決断にも泣けた。Honesty…

メンズファッションの流行の発信源 / The Style on Pitti Imagine Uomo
日本経済新聞 日曜版 The Style. 6月に取材したピッティについて書いております。
「ピッティ・ウオモってだれ??」「そもそも僕の生活になんの関係があるの?」「クラフ…

