
Buono Buono Italia Fair
首都圏10のプリンスホテルで、2月1日~3月31日まで、Buono Buono イタリアフェアが開催されます。
北イタリア料理では、エクセルシオールホテル ガリアのエグゼクティブシェフを招聘。南の方からは、イスキア島のラルベルゴ…

最終講義の夜の、予想外の幸運な展開
最終講義(22日)の感動もさめやらぬまま追い立てられるように外へ出るとすでにかなりの積雪。この日予定されていたプレゼミOBたちとの飲み会も延期となり、早々に帰宅する……はずでした。
ところが渋谷駅がとんでもないことに。田園都市線の改札から密集した人々があふれ出ていて、その「人の塊」が動いていない。少しがんばってその後についてみたけれど、すぐにあとに人が続き、集団に八方から押されて息ができない。これは乗るまで苦しいガマンを長時間し続けなくてはならないし、乗ってからがさらに大変だろう……途中で気分が悪くなるかもしれないし、万一、雪のトラブルで電車が停車したらそれこそ地獄だ……と想像し、閉所恐怖症ぎみの私は退散し、タクシーで帰ることにしました。
ところがタクシーもまた長蛇の列のうえ、そもそもタクシー乗り場に30分待ってもタクシーが一台も来ない。人の列だけが長くなっていく。もちろん、流しのタクシーはすべて誰かがすでに乗っている。ホテルのタクシー乗り場に移動しても、同じ状況。タクシーを探す間にも雪は降りしきり、凍死しそうになってくる。
まずは食事しながら人が減るのを待とう……と思いゆっくり時間をかけて食事をしたあと戻ってみると、さらに帰宅困難者が増加し、どこもひどい状態に。
この時点でさすがに帰宅をあきらめ、都内に泊まっていくことを決め、幸い、ザ・プリンスさくらタワーにぎりぎり部屋がとれました。ほかのホテルはすでにどこも満室だった。この日はレストランはキャンセルが多かったそうですが、ホテルは特需だったようですね。
ホテルに向かう前に、品川プリンスの最上階、Table9でたまたま知人たちが集まって飲んでいたところに合流させていただけるという幸運。最上階からの眺めはいつもの東京とは違う非日常感があり、楽しくおしゃべりしながら3杯ほど美味しいお酒をいただきました。お隣のさくらタワーへ向かう途中も、夜の積雪風景は幻想的なまでに美しく、人通りが少ないこともあり、興奮しながらあちこち写真を撮りつつ移動していたら寒さも感じないほど!
(こちらは、新高輪プリンスのロビーラウンジから見える庭園の風景。ガラスに小市さんデザインによるロビーラウンジの照明が写り込んでいます)
さくらタワーはこのまま住みたいと思えるような、洗練された居心地のよいホテル。広々としたバスはジェットバスで、冷え切っていた身体も完全にあたたまり、上質なベッドリネンで癒されました。
(満開の桜のようにも見える、雪のふりつもった樹の美しさときたら。満員電車を選択していたら味わえなかった感動)
慣習に逆らった方向へ、人込みとは逆の方向へと向かったら、予想外の楽しみが次々に訪れて最高の夜になったという、なんというか、天の啓示を感じるような、これから向かう未知の冒険を激励してくれるような「最終講義の夜」でした。
(部屋から見える貴賓館。夜と朝)
朝は快晴。青い空に真っ白い雪。最高に澄んでいた朝でした。(前夜の雪の中でのしばしの行列がたたり、少し悪寒はしたけれど)
ザ・プリンスさくらタワー。地下にはサウナや大きなプールバスのあるスパもあり、広い日本庭園を通して新高輪プリンス、グランドプリンス高輪とつながっています。クラブラウンジも厳選されたフード&ドリンクが品よく提供され、外国人ビジネス客が9割ほどを占めていました。大雪のあおりで予定外の宿泊となりましたが、かえってリフレッシュできました。また泊まりたいホテル。
?本日、心のピントが合ったDaigo…

大雪の日の最終講義
もうひとつの科目「モードの神話学」も最終講義を迎えました。その日(22日)は大雪になり、この講義の直後の講義から大雪に対処する「休講」措置がとられました。ぎりぎりæ…

ファッション文化史最終講義
大学で通年で担当してきた科目のひとつ、「ファッション文化史」の最後のしめくくり講義(19日)は、香水の歴史をたどりながらファッション史を総復習するというものでしたã…

意志、マーカー、喪、対等、ピューリタニズム
読売新聞1月18日付夕刊「モード」欄。ゴールデングローブ賞授賞式の黒一色についての記事です。
私のコメントも掲載されています。紙幅の都合で、「皆が黒い服を着ることã�…

212万人フォロワーの影響力やいかに
北日本新聞の取材で「ヒーローズ・ジャーニー」のコンセプトを中心に高校生への激励メッセージを語りました。六本木ヒルズにて。
その後、コンデナスト本社にてGQ 誌の仕…

地味な役回りに甘んじる人の心の葛藤 / Sherlock Season 4 Episode 1
Sherlock Season 4 Episode 1. "The Six Thatchers" DVDで。
ちょうど一年前の公開だったのですね。TVドラマというより、長さにおいても質においても「映画」に近くなっている。
シーズ…

コンテンツではなくモードを学ぶ / 「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?
山口周さんがツボだったので引き続き「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」(光文社新書)。
明快でボキャブラリーが豊富、文章構成も緻密で快く読める。ä…

ポジションを取れ / 『外資系コンサルの知的生産術』
山口周『外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る99の心得』(光文社新書)。
いままでの自分の方法が正しいのかそうでないのか、振り返りつつ今後より良い成果を上げるために外資系トップコンサルの書いた知的生産術を学ぶ。
無意識にやっていたことが的確なことだったり、あるいは意識的に行ってきたことが実は改めるべきダメダメなことであったり、発見多々で付箋の嵐。全部覚えておきたいことばかりだが、とりわけ「これは!」な点を、著者のアドバイスにしたがって「忘れるために」(!なるほど!)転記しておきます。
・知的生産における成功・失敗は、あくまでも「顧客の期待値と実際の成果物とのギャップ」によって決まる。だから顧客の期待値をコントロールすることが必要。
・プロフェッショナルというのは80%の力でクライアントを継続的に満足させられる人のこと。適切なミニマムラインの設定をおこなうのが、管理職の大事な仕事。(私のフリーランス駆け出し時代には、常に120%を心がけていた。じゃないと次の仕事が来ないから。でも仕事が多方面に増えた今もなおこれをやっていると、どこかに「穴」をあける。80%でもなおハイレベルを継続的に保てるということが大事になってくるのだろう)
・イノベーションのほとんどは、「思いついた人」ではなく「あきらめなかった人」が実現している。
・私たちが知的成果として世に訴えられる情報は三種類。「事実」「洞察」「行動」。ビジネスにおける知的生産は「行動の提案」まで踏み込むことで初めて価値を生み出す。「評論家」は恥ずかしい。偉そうに「洞察」を語り、中途半端なところで放り出しているだけ。(これがいちばんガーンときましたね。アカデミズムにおいては、「洞察」でとどめ、それを読む人に判断をゆだねるということが上品とされていた。長年にわたってたたきこまれてきたこの「上品」さ、これはunlearnしなければならないのだ、と強く自覚)
・プラトン以降、哲学者が向き合ってきた問題は「世界はどのように成り立っているのか?」と「その中で、私たちはどのように生を全うすべきなのか?」の二つ。
・ポジションを取れ。決断力というのはポジションを取れるかどうかということ。知的生産のクオリティというのは、異なるポジションを取る人と摩擦を起こすことで初めて高まる。(これもショックでした。教えられてきた「上品さ」とはポジションを取らないことでもあったので。それってビジネスの世界では単に「何を甘えたことを言っているのだ?」とスルーされてしかるべき態度だった)
・「考える」と「悩む」は違う。「手が動かなくなる」と、それはすなわち「考えている」のではなく「悩んでいる」状態であって、知的生産のプロセッシングは進まない。知的生産のプロセッシングはほとんど手を介して行われる。
・「よい答え」というのは、ニュアンスとしては、力づくに探し出すものではなく、ごく自然に目の前に立ち現われるもの。出てこない場合は「問いの立て方」「情報のインプットの仕方」に問題がある。
・「長く考える」のではなく「短く何度も考える」ほうが突破口を見つけやすい。
・視点・視野・視座のとり方を他人と変える。視座は、社長の視座より高い「革命家の視座」まで上げてみる。
・アンラーンを繰り返す。「昔取った杵柄」を廃棄し、常に虚心坦懐に世界を眺めながら、自分が学んできたことと常識を洗い流すことが必要。
・「どうしてそうなのか?」「もし~だったらどうなのか?」という質問を多用して、思考レベルを深めていく。
・情報の非対称性は経済価値を生む。
・アウトプットは、What,…

英国紳士5つの型、完結 / Men’s Precious Website
なんと一年以上も間をあけてしまったメンズプレシャスの「伝説のジェントルマン」。
「英国紳士5つの型」、前編・中編に続き、後編がようやく完結しました。こちらです。ã…

“You are my job.” / The Crown season 2 final
The Crown seasen 2 episode 10 (final). "Mystery man".
シーズン2のファイナルはなんとプロフューモ事件を扱っています。読者の皆様はとっくにご存じのことと思いますが、プロフューモ事件とは1962年に起きた、英政界をゆるがした一大スキャンダルです。映画化もされてます(「スキャンダル」1989年)。
当時のマクミラン政権の陸相だったジョン・プロヒューモが、ソ連側のスパイとも関係のあったコールガールに国家機密を漏らしたと疑われた事件。結果としてマクミラン首相は辞任し、政権が崩壊。
ロンドンのコールガール、クリスティン・キーラーは、整骨師スティーヴン・ウォードの斡旋で、駐英ソ連大使館付きの武官、イワノフ大佐と性的な関係をもっていた。その後、キーラーはマクミラン内閣のスターでもあったプロヒューモ陸相とも性的関係をもつ。
噂が広がり、労働党議員が「国家の安全のために」真相究明を要求。プロフューモは「その女性は知っているが、不適切な関係はない」と潔白を主張。
("There…

2007年2月〜2011年6月 エッセイコラム・対談集
過去のエッセイやインタビューやコラム、しかも10年も前の仕事ですが、以下のファイルを新しく本HPに追加しました。(正確に言うと、次男に作業を頼んだら、本欄にまとめてアップするという手抜きになりました。とほほ) 追って時間のある時にタイトルも入れてカテゴリー別に整理していきます。取り急ぎ、ランダムな羅列にして失礼ご寛恕ください。文字をクリックするとpdfに飛びます。pdfタイトルは英数字にする必要があったので彼の解釈を反映したナゾの英字もありますが、ご推測いただければ幸いです。
10年前は未熟で恥ずかしい限り(今もたいして変わらないか……)ですがその時のベストのつもりではあったのですよね。もっとたくさん書いていた痕跡はあるのですが、掲載誌はどこに行ったか分からない。やはり掲載直後にアップしておくというのがいちばんよいようです。っていまさら。
EW…

「エレガントな男性は革命を好まない」 / What is Pitti Imagine Uomo ?
9日よりフィレンツエにて第93回ピッティ・イマジネ・ウオモが始まります。
「Pittiって何?服なんか興味ないし」というビジネスパーソンに向けて、Forbes Japanのサイトにてピッ…

There is more in him than he knows. / The Crown season 2 episode 9
The Crown season 2 episode 9 "Paterfamilias". これは構成といい語り方といい、事実の重みといい、すべての人間に関わる文学的なテーマといい、このシーズンのなかでも最高峰なのではないか(とそれぞれのエピソードを見るたびに思うのだが)。
チャールズ皇太子がなぜイートン校に行くことをとりやめてスコットランドのゴードンスタウンという厳しい全寮制の学校へ行く羽目になったのか? その謎が明かされる。
父フィリップ殿下の子ども時代と、チャールズ皇太子の子ども時代が、交互に描かれ、次第にその謎が明らかになる……というスリリングな構成。
フィリップは子供時代、革命で祖国を追われたばかりでなく、飛行機事故で家族をすべて亡くしているのだ。よるべないフィリップに「つながり」を感じさせてくれたのが、スコットランドのゴードンスタウン校だった。この学校は、身体的なチャレンジ(スポーツともいう)と精神的なチャレンジ(いじめ、ですね)を厳しく経験させることによって、タフな「キャラクター」を育てていくことをモットーとしている。There…

「もっと不幸になってはじめて本当は幸せだったと気づく」/ The Crown sesason 2 episode 8
やはり脚本家の勝利だ。The Crown season 2はますます面白くなり、エピソード8の "Dear Mrs. Kennedy"では、アメリカ大統領JFK夫妻がバッキンガム宮殿に訪れる。世界中はジャッキーブーã…

Thank you 2017
2017年もまたたく間に暮れてしまいました。
今年はたくさんのメモラブルなイベントに彩られています。
・ドルチェ&ガッバ―ナのデザイナー二人が二十数年ぶりに来日、日本経済新聞で単独インタビューをさせていただいて記事を書いた。
・ドル&ガバのふたりはその後、秋にも再来日。イタリア大使館でのアルタモーダのショー&ランチに出席させていただいた。デザイナー自身による、「ファミリー」の感情を喚起するためのマーケティング手法をまのあたりにした。
・日本経済新聞では二度目になる連載、「モードは語る」が始まった。
・読売新聞「スタイルアイコン」の連載が10月に5周年を迎え、6年目に突入した。
・北日本新聞「ファッション歳時記」の連載が75回を記録した。
・IWCとForbes…

それでもウィンザー公を讃えられるか / The Crown season 2 episode 6
何度か紹介しているネットフリックスの優秀ドラマ「クラウン」。シーズン2のエピソードが進むにつれて衝撃が大きくなる。
たたでさえ毎回、驚きの連続なのだが、とりわけエピソード6にきて、これが真実を含んでいるとしたらよくまあこのようなドラマを作ることができたものだという感動と敬意でしばらく他のことが手につかなかった。
あのエドワード8世、ウィンザー公がヒトラーと取り交わした密約「マールブルク文書(Marburg…

Forbes Japan Women Award 2017
Forbes Japan Women Award 2017 。たいへん晴れがましい席のトークセッションに参加させていただきました。
IWC様、Forbes様、モデレーターの谷本有香さん、ご一緒させていただいたæ…

「私は認めたいが、王冠が許さない」:The Crown season 2
Netflix のドラマ"Crown" 。シーズン2を見始めております。
シーズン1の終盤、マーガレット王女とピーター・タウンゼントの結婚問題が浮上したあたりから加速度的におもしろく…

美と不気味の際:SERPENTI form BVLGARI
六本木ヒルズでのブルガリ展。遅まきながら鑑賞しました。
天空に浮かんで見える、歴代美女とセルペンティの写真。夜に眺めたらそれこそ「スター」に見えるんだろうなあ。
さまざまなアーティストによる、ヘビをモチーフとした作品。
ヘビをかたどったオブジェの数々も。こちらはニキ・ド・サンファルの作品。
そしてメインがこちら。ブルガリの歴代セルペンティシリーズの展示。ガラスケース越しとはいえ、至近距離でじっくり鑑賞できます。
一歩、まちがえるとブキミなネックレスですよねえ…。でもぎりぎりのところで美しいのです。あとはつける人の迫力次第でいかようにも見える、というのがセルペンティシリーズの魅力でもあります。
ヘビの頭を留め金に使った、セルペンティシリーズのバッグも。
ブルガリ展は12月25日までです。Hills…

