ダンディズム新解釈
ソフィア・ウォリスのフォトシリーズ、Modern Dandy 。私が、「マグナカルタ」の連載で新解釈しようとしているダンディズムと相通じるところがあって、プチ興奮。
なぜ世の中は…
清らかな水が流れているような
YONKAのHPに「出演」させていただくことになり、北青山のYONKAにて対談&撮影。その後、トリートメントを受けさせていただきました。
左が、YONKAを扱うヴィセラジャパン(株)…
出過ぎてみてからモノを言おう
☆朝日新聞23日付夕刊、スポーツ欄。NY米野球殿堂のジェイ・アイドルソン氏のイチロー評。
「イチローは、この野球殿堂に過去5回も来た。(中略)私が知るどの大リーガーよりも、彼は米国野球の歴史を深く知ろうとしている。彼以外にあれほど熱心に足を運んで、歴史を学ぼうとした人はいない」
「新しいことを学んだり、有名な選手のバットを握ったりしている時のイチローの笑顔や温かさを見れば、彼が歴史を感じていることは簡単に読み取れる。その姿を見るだけでも、とても温かい気持ちになる。一般の人々はここに見学しに来るけれど、彼は何かを吸収しに来ているんだ」
歴史に敬意を評して、そこから学ぼうとしている人の顔には、奥行きとあたたかさがあるのですよね。「教養」ってそういうことかもしれない。知識が断片的にたくさんあるということではなくて、その蓄積が、イマジネーションの力で、領域を超えて、現在・未来のあらゆる言動のはしばしに、おのずと生かされている、というような。
☆同、25日付求人欄、「仕事力」、岩田弘三さんの巻、「出過ぎてごらんなさい」、その4。
「人間は簡単に、自分が属する業界や居心地のいい仲間の価値観に染まります。(中略) 世の中で認められているマジョリティーの一員であることは、心地良い安心感があるでしょう。しかし、それは仕事の力が削がれていくことにもなります。とがった異分子になることが怖くなり、脳のどこかにある『挑戦』意識にふたをすることになりかねないのですね」
「スティーブ・ジョブズが残した、Think…
パーソナリティ・スパム
こぼれネタのメモ。Word Spyの新語のなかから。
☆「パーソナリティ・スパム (Personality Spam)」
ネット上にひっきりなしに投稿される、個人の生活やご意見。(Incessant online posts and messages…
未熟であるということは
文芸別冊、「向田邦子」。この人のセンス、この人をとりまく方々のセンス、すべてが「まっとう」で粋で一流で上質で鋭くてホンモノ、いいなあ。
この人も、まっとうなものの見方や感覚を教えてくれる。
曽野綾子「人間にとって成熟とは何か」。ときに、どきっとする。
・「自分の立場を社会の中で考えられるか」
の問いで、野田聖子議員へのきつい苦言。子供の治療にかかる莫大な医療費に関して、「国民の皆様のご負担のおかげです」という感謝の言葉がまったくないことに対する批判。こんな高額治療を、国民の負担において受けさせてもらっていることに対する感謝を表明することが「成熟」だ、と。
「野田氏が根本的に、人間のあるべき謙虚な視点を失っていて、人間を権利でしか見ない人」とまで。
「成熟とは、鏡を磨いてよく見えるようにすること」
…読んでおいてよかった。こんなふうに言われないように、言動に慎みを忘れないようにしよう(小心者)。
・「品を保つということは、1人で人生を戦うということなのだろう。自分を失わずに、誰とでも穏やかに心を開いて会話ができ、相手と同感するところと、拒否すべき点とを明確に見極め、その中にあって決して流されないことである」「品というものは、多分に勉強によって身につく。本を読み、謙虚に他人の言動から学び、感謝を忘れず、利己的にならないことだ。受けるだけでなく、与えることは光栄だと考えていると、それだけでその人には気品が感じられるようになるものである」
・「威張る人というのは、弱い人なのだ」。「最低限、威張らないことで、みっともない女性にならずにいる」。「威張るという行為は、外界が語りかけてくるさまざまな本音をシャットアウトする行為である。しかし謙虚に、一人の人として誰とでも付き合うと、誰もが私にとって貴重な情報を教えてくれる。それが私を成熟した大人に導いてくれる」。
・「成熟ということは、傷のない人格になることでもない。熟すことによる芳香を指す言葉のように思う。或る人の背後にあるその人間を育てる時間の質が大切だ」
・「存在感をはっきりさせるために服を着る」、まるまる一章で。これについてはまた後日あるいはどこかの媒体で。
成熟への道は遠い。ワイルドの意見を聞いてみよう。
To…
デートに、すっぴん
先日の沢樹舞さんとの対談が、今朝の北日本新聞に掲載されました。私の手元にはまだ届いていませんが、フェイスブックで購読者の方がアップしてくださった写真をシェアさせ…
藤と裏梅
月曜におこなった、沢樹舞さんとの対談。近日中に北日本新聞に掲載されます。テーマは「ワインと恋とファッションと」。姐キャラユニットによる、田尻記者もたじたじの(す…
エレガンスとは、「一行ですっきり」
土曜におこなわれた、母校・富山中部高等学校の神通会(同窓会総会)。富山県知事、富山市長もOBとしてご出席。ほかパワフルなOBOGが。右となり、赤い花をつけていらっしゃる…
深い溝からの蘇生
銀座ミキモトホールで、「花珠爛漫:中国・庫淑蘭の切り絵宇宙」展が開催されます。プレビューにうかがいました。 中国で「剪紙」と呼ばれる切り絵。貧しい農村の女性たちの手になる民間芸術だそうです。今回、展示されている庫淑蘭は、数々の受賞歴をもつ作家ですが、日本では初公開。切り絵の上にさらに切り絵をかさねていく凝った技法の作品約30点から、ダイナミックな宇宙観と、神秘的な民間信仰、そして強い生命の感覚が伝わってきます。
生命力がすり減ってるなあ…とお疲れの方、生活の貧しさをものともせずに、たくましくあふれ出てくる、豊かな原初のエネルギーに触れてみるのはいかが。…
睫毛の上に涙の粒
月曜には、「ペンハリガン」の新作、VAARA(ヴァーラ)をご紹介いただきました。ジョードブルにインスパイアされた、インドの街の匂いに始まるマハラジャの宮殿をイメージした香りです。複雑で、エキゾティックな威厳を、静かに感じさせます。…
ミニシアターで、長蛇の列
先日、ご縁あってコメントを寄せた「クロワッサンで朝食を」。 初日、2日目で動員2,421人、 興行収入2,807,200円 273席・満席8回、驚愕の大ヒットとなり、 銀座四丁目交差点裏から、晴海通りまで長蛇の列ができたそうです。…
『スーツの文化史』電子書籍になりました
お問い合わせをたくさんいただきながら、長らく絶版中だった『スーツの神話』が、本日、『スーツの文化史』として電子書籍になりました。
電子書籍化の企画がスタートしてから3年以上も経ってしまいました。写真の版権をとりなおすための手続きが予想以上に難航し、また新たに追加したいと思った写真に関しても、手間取ってしまったのです。結局、図版の多くを断念する一方、新たに追記したい項目も多々ありましたが、完璧な理想を追うときりがないので、いったん、当初のバージョンで出すことにいたしました。
電子書籍版はこちらからです。↓
http://bccks.jp/bcck/113825/info
どうぞよろしくお願い申し上げます。
実業之日本社の宮田和樹さんに、プロデュースしていただきました。表紙の写真を提供してくださったのは、Kenjiro…
端正な完成品よりも、動きと揺れと自由
10日におこなわれた、ミキモトコレクション2013-14 A/W。銀座のミキモトホールにて。テーマはオペラ。オペラから連想が導かれたさまざまな美しい新作を堪能しました。
オペラレングス(80㎝)のネックレスに自由なアレンジを加えることができる、ボウタイをモチーフにしたブローチ兼ショートナーとか、
パーツを自由に動かして自由な位置で止めることができる「ジュエルズ・イン・モーション」とか、
完成品としてのパールジュエリーをおとなしくつけるのではなく、つける人が主体的に個性的なアレンジを楽しむことにポイントが移るシーズンとなるようです。
「トレモロ」にも驚き。「複数の音を小刻みに演奏する技法」がトレモロだが、なんと、中央にあしらわれたダイヤモンドが小刻みに揺れ続けているのだ…。どういう仕掛け? モテ本のなかには「男は揺れるものに弱い。揺れるイヤリングをつけよ」みたいなことが書いてあったりするが、揺れっぱなしのこれはどうなのか?笑。とにかく近距離で視界に入れば目が離せなくなること必至のジュエリー。
じつをいうと、最近のパーティーシーンや会見などで気になっているのは、…
Water Snobbery
8日におこなわれた、ダイナースクラブ フレンチレストランウィークのレセプション。フランス大使公邸にて。夕方からの突然の雷雨のなか、多くの人がつめかけて、室内はすごい熱気。
フレンチレストランウィークは、9月23日(月)~10月6日(日)の2週間。日本全国の参加レストランにおいて、ランチ2,013円、ディナー5,000円という一律価格で提供されるとのこと。
また、今年は各地方(テロワール)の食材と生産者応援をサブテーマに、地方食材にフォーカスするそうです。日仏の有名シェフが各地食材を使って特別のコースを仕立てるガラディナーも開催されるということで、それもまた楽しみですね。
会場には、有名フレンチレストランのシェフが勢ぞろい。日仏のシェフどうしが楽しそうに交流する風景には、日仏文化の美しい融合を見るようで、ちょっと心を打たれました。といっても私はそれほどレストラン事情に精通しているわけではありませんが、「エディション」の下村浩司シェフ、「Ryuzu」の飯塚隆太シェフ、「ベージュ」のアラン・デュカスといったスターシェフの方々と直接お話しができたことは、なかなか貴重な体験でした。写真は、アラン・デュカス氏と。
何人かのシェフに「水問題」もズバリ聞いてみました。高級レストランにおける水問題。何か月か前、どこかのシェフが、「水にチャージするのに文句を言うような層は、そもそも高級レストランに来るものではない」みたいなことを言ったとかで話題になってたので気になってました(すみません、正確にどのような経緯でどのような発言がなされたのかは忘れました)。
「タップウォーター(水道水)で、で全然いいんですよ。うちはタップウォーターでも浄水器にかけてペットボトルに入れてお出ししています」という心強い助言を何人かのシェフから聞くことができた、ということだけを、お伝えしておきます。タップウォーターは、ブランド名がつく各種ミネラルウォーターとは違い、基本的に無料です。まあ、水が基本的に無料という日本という国が、世界的に見て特殊らしいですが。
水のブランドにこだわることを、Water…
ピオニーの華麗とスエードの官能
4日(木)におこなわれた、「ジョー マローン」の新作お披露目会。西麻布のオーベルジュ・ド・リル・トーキョーにて。
二年かけて完成したという待望の新作は「ピオニー&…
ザ・ウーマン
BBCの「シャーロック」DVD、カルチュアコンシェルジュの友に強力プッシュされて大人買いしたまま、長らく「積見」状態になっていたけれど、仕事で必要にもなり、細切れの時間を使ってようやく全部観ることができた。
シーズン1とシーズン2、全部で6つのストーリー。すべてが期待以上の超絶的な面白さで興奮。脳内で花火がはじけるような瞬間を何度も経験する。笑。ひとつひとつについてこってり感想を書きたいところだがそれはまた追って。観る前と観たあとでは別の人間になっている類の作品にはまちがいない。カンバーバッチの魅力は新鮮で、呪縛力あり。
ダントツによかったのが、シーズン2の1、「ベルグラヴィアの醜聞」。アイリーン・アドラーとシャーロックの関係がむちゃくちゃセクシー。高機能な頭脳だけがやりとりできるゲームというかスリリングなプレイに、血が騒ぐ。細部にいたるまでイギリス的な皮肉やひねりや小ネタが満載で、まったく一瞬たりとも気を抜けない、作り手の本気の情熱が伝わってきた傑作。
dominatrix にして the…
タフネスの源流
3日におこなわれた、東京神通会総会。神通会とは、そのスジの会合の名前っぽいですが、富山中部高校同窓会の名称です。
大先輩の坂東眞理子さまと。モノトーンの海のなか、…
教養大全
今年初めに出た、日経ビジネスアソシエの教養特集。大好評につき、日経BPムックとなったそうです。
「ビジネスパーソンのための教養大全」。
今、知るべき20分野+α。ビ…
祝!藤巻百貨店一周年
昨日は、藤巻百貨店一周年の祝賀パーティーでした。おめでとうございます。
匠の技とすばらしいアイディアをもつ職人、メーカーの方々が全国から集まった、熱気にあふれた会でした。…
「酉年です」
26日は、パルファン・クリスチャン・ディオール主催のディナーでした。新生ルージュ・ディオールのお披露目記念。おめでとうございます。フランス大使公邸にて。ルージュ・ディオールのミューズであるナタリー・ポートマン、駐日フランス大使ご夫妻もご一緒でした。ナタリー・ポートマンは高校時代に日本語を習っていたそうです。でも今覚えている日本語はこれだけ、と紹介してくれたことばが…...…

