現実歪曲力で、不可能を可能に
原稿用の資料として読み始めたら面白すぎて一気に。
シャネルとの共通点も多々。実の親に「見捨てられ」(ジョブズは育ての親には大事に育てられているが)、矛盾だらけでã…
4種類のメガネが象徴するサービス精神
藤巻幸夫さんのお通夜。増上寺に少なくとも1000人以上が焼香の順番を待っていた。
お気に入りのケイタマルヤマのジャケットを着た笑顔の写真。いまにも大きな声で「よーかんã…
藤巻幸夫さん、ありがとうございました
藤巻幸夫さんが54歳で天に召されました。一昨日、藤巻百貨店さんとの仕事の打ち合わせで、病状のお話を聞いていたばかりでした。いつもエネルギッシュでポジティブで、パ…
「ワーズワースも、ターナーを笑った」
「デスパレート・ロマンティクス」、見始めたら止まらず最後(エピソード6)まで。6時間あっという間だった。これは傑作。
プレ・ラファエロ・ブラザーズのメンバーそれぞれの「リレーションシップ」がメインテーマになっている。ダンテ・ガブリエル・ロセッティとリジー、ウィリアム・ハントとアニー、そしてジョン・ミレーとエフィ、ジョン・ラスキン。彼らのそれぞれのリレーションシップがユニークで本気で複雑でデスパレート、だからこそ普遍性をもつテーマとして深く迫ってくる。
ロセッティなんて、嘘つきで女たらしで口ばっかりで自己チューのどうしようもない奴として描かれるんだけど、瞬間瞬間の自分に対して正直なので、憎めなかったりもする。しかも演じているのがエイダン・ターナー。美しいというのは、それだけで「正しい」んだよな…と思わせる。理不尽だけど、美にはそれだけの力がある。
この花柄のウェストコートはごくごく一例なのだが、とにかく出てくるヴィクトリアン&ボヘミアンのコスチュームがすばらしい。
聞き取りづらいところを字幕で追うのに必死で、コスチュームの細部をじっくり観察できなかったが、ぱっと見の色彩の組み合わせだけでも絶妙なのである。
それぞれの人物造形が生々しいし、ささいなエピソードも感情をゆさぶるので、このドラマを見てから、「ザ・ビューティフル」展と「ラファエル前派」展を見たら、味わいが全く違ったものになること必至。
ぐっとくる名せりふも散りばめられている。たとえば、アカデミーの全員が笑い、文豪ディケンズがプレ・ラファエル・ブラザーズをけちょんけちょんに貶すなか、ただひとり彼らの擁護に立ったラスキンのセリフ。
「ワーズワースも、ターナーを笑った(Of…
デスパレートな画家たち
さすがはBBC。原稿書くために調べ物しているうちに遭遇しました。ドラマになっていたのですね。ラファエロ前派兄弟団。タイトルはDesparate Romantics. にっちもさっちもいかないヅ
「水晶の柱みたいな透き通る強い芯が、すっと通っている」
おおたうにさんのイラストとミニエッセイによる美女図鑑。伝説の美女たちにどっぷり感情移入しているゆえの面白さ。うっとり、クスクス、心を動かされつつ読み終わればなã�…
夜明け前がいちばん暗い
どん底から絶頂まで感情をゆさぶられたソチオリンピックも終わり。虚脱感。限界越え、想像超えの、崇高な世界を見せてくださった日本代表選手はじめ世界中の代表選手のみなさま、ありがとうございました! 最上級の敬意を表したい。
オリンピックも3年越しの仕事も最終章の大詰めにきていた先週金曜は、忙中閑、外苑前のイタリアン、「イル・デジデリオ」にてランチでした。「25ans」…
「神さまが残してくれた機能」
神足裕司さんが新作『一度、死んでみましたが』(集英社)をお送りくださいました。大学宛に届いており、帰途読み始めたらボロボロ泣けてきて。
重度くも膜下出血から生é‚…
イデオロギーでも自己表現でもありません
朝日新聞2月15日(土)付け、オピニオン欄「今こそ政治を話そう 二分法の世界観」、是枝裕和監督・談。
こういう人を真のリベラルで良識のある文化人、と呼ぶのでしょã�…
複数形の結婚
エノテカ広尾本店で、ブラン・ガニャール&ロシニョール・トラペ試飲会でした。
エノテカ本店ははじめて訪れましたが、マルゴーでワイン造りのために使われている器具なども展示してあり、奥の方には10万円を超えるワインがガラスケースのなかに美術品のように並ぶ。ミニミニ博物館のような雰囲気。
オーナーのジャン・マルク・ブラン、ニコラ・ロシニョール、おふたりのトークを聞きながら6種類を試飲。2011年のシャサーヌ・モンラッシェを3種、2007年のボーヌ・ド・マリアージュ、2008年のジュヴレ・シャンベルタン、2005年のシャンベルタン・グラン・クリュ。最後のワインは争奪戦も起きるほどの貴重なものだそうで、25200円で2本だけありましたが即完売してました。
縁起のいい名前をもつ「ボーヌ・レ・マリアージュ」を。ニコラ・ロシニョール氏にボトルにサインしていただきました。
Les…
人生はあみだくじで語れ
前にも一度アップしたかもしれないけれど、何度も読み返している、私にとっての心のクスリみたいな本なので再掲。
言葉尻だけを捉えてのあげつらい、悪意を前提とした偏ã�…
ご来場ありがとうございました!
とやまサンフォルテカレッジ公開講座にご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。 「ダイアナ妃の復讐は『リベンジドレス』から始まった」というお題をいただき、ロイヤルウーマンの愛とファッションの関係を話しました。キャサリン妃、ダイアナ妃、エリザベス女王、ウォリス・シンプソン、そしてエリザベス・バウズ=ライアン(クイーンマザー)。ちょこっとだけヴィクトリア女王。…
ただ、ただ、美しい
「ザ・ビューティフル」展、一足早く拝見しました。学芸員の詳しい解説を聴いて、当時の英国の美術史の流れがよく理解できました。
ただ、ただ、美しいことを目指した「唯美主義」。美術館内の「順路」の表示すら「美しい」。
孔雀のモチーフは唯美主義のシンボル。この絵はエドワード・バーン=ジョーンズによるブローチを模したもの。
三菱一号館美術館にて。この美術館周辺も、うっとりするほど美しい。30日からです。
この展覧会をファッションの視点から見る記事を、「ハッピープラスアート」というサイトで書く予定です。お楽しみに!
図録はこれまで見た展覧会図録のなかでも一、ニを争う美しさ。細部にいたるまでアートの精神が行き届いています。アート好きは必携。
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ニコニコバトルに備えよ
投資銀行、コンサル、大手資産運用会社、プライベート・エクイティ、MBAという私にはほぼ縁がない世界で活躍してきた筆者が見た、グローバルエリートの世界。資産運用のトヅ
服と同じだけ、言葉に気遣いを
はい、こういう見方があるということをしっかり頭の片隅に入れたうえで、言葉を扱わねばなりませんね。私なども小心なものだから「・・・かも。」と断定を避けて文章を終ã�…
イッツ・ショウタイム!
ゲランの新作香水、ラ・プティット・ローブ・ノワール・クチュールの発表会。六本木LE.G.A.にて。
フレッシュでフルーティーなトップノート、女性らしいフローラル全開のミドã…
Champagne for victory, Champagne for defeat.
18日、モデリスト協会主催の新春セミナーで講演しました。晴れ渡る土曜の午後、100名ほどの聴衆に恵まれました。2時間にわたってこってりとスーツをめぐる文化史のお話をいã…
感性とリスペクトに年齢は無関係
✩香水会社を退社し、独立したばかりの青木美郷さんとランチ。青山ブノワにて。
本ブログにも何度か登場してくださっていますが、ボキャブラリーが詩的で豊富なので(「…
終わらない仕事はない
延び延びになりながらも、ようやく、初稿、完了。
長い長い長い旅だった・・・。3年越し。永遠に終わらないと思っていた500ページだったけれど、ほんとうに終えることができた。映画の終わりの「完」が眼前に広がっているイメージ(笑)。終わるまで生かしてもらったことに感謝したい。お手伝いくださったみなさま、寛大にお待ちいただいた出版社さま、ほんとうにありがとうございました。
忙しい日本人でも読めるようにするために、ここから編訳をすすめるのがまたたいへんですが、ここまで来たらならとことん。
これが終わったらやりたいと思っていた仕事が山のように控えている。ひとつひとつに没頭できれば幸い。
仕事に没頭しすぎてカペルに去られてしまったシャネル。傷を癒したのは仕事だけだった。他人事とは思えませんが(^_^;)
Capel…
行動なくして幸せなし
「東京ウーマン」ランチトーク、「ファッションと恋と仕事と人生と」(・・・おそろしいタイトルですね(~_~;)がアップされました。
https://www.tokyo-woman.net/theme108.html
谷本さんのã‚…

