
The fundamental issue is the moral issue.
「シン・ニホン」に続き、安宅和人さんの本。「イシューから始めよ」。聞いたことがあっても実態がよくわからなかったコンサル用語もバンバン出てきて勉強になるとともに、ビジネスパーソンは基礎的教養として読んでおくと互いに「今自分たちが何をやろうとしているのか」についての理解が早まり、仕事が進めやすくなる類の本。もっと早く読んでおくべきだったと背筋が伸びる思いがした。とはいえ、知的生産の方法としては、人文学の訓練でたたきこまれた「論文の書き方」にも通じるなと納得。ただ、人文学は人間の在り方にも関わるので「犬の道」的な回り道がともすると逆説的な豊かさに結びつくことがある。でもビジネスでこれをやっていると疲弊するだけ。そこが人文学とビジネスの成果主義との違いかなあ。人文学は経済的に余裕のある豊かな時代しかまともに成立しえないということ、あらためてひしひしとわかる。
以下、備忘録的なメモです。これだけ読んでも何のことやら、と思われたら本書をお読みくださいね。
・「悩む」=答えが出ない。「考える」=答えが出るという前提のもとに建設的に考えを組み立てること。
・バリューのある仕事は、イシュー度と解の質から成る。イシュー度とは、自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ。バリューのある仕事をして世の中にインパクトを与えようとするなら、イシュー度こそが大切。
・意味のない仕事を断ち切ることこそが大切。「正しい問題」に集中した「正しい訓練」が成長に向けた鍵となる。
・情報をかみしめる人、つまりさまざまな意味合い、価値、重さを正しく理解できる人。
・そもそもこれは何に答えを出すためのプロジェクトなのか、というイシューを明確に共有すること。
・よいイシューの表現は、whyではなく、where,…

It is a happy chance to continue to love a changed person.
婦人画報.jpの連載を更新しました。こちら。
こんな時代にフォーマルウェアなんて。
なのですが。こんな時代にもこれほどすばらしいフォーマルウェアを作り続けるデザイナー、白のバリエーションをこれだけ豊かに作れる桂由美さんのようなデザイナーがいるということ。日本は誇るべきだと思います。
本文より一部抜粋↓
「世界がどのような状況にあろうと、個人の人生は続きます。人生における一生に一度の節目、かけがえのない幸福の瞬間は、丁寧に祝いたいものです。苛酷な世界の状況に無頓着でいいというわけではありません。考えなくていいわけがありません。
ただ、最悪に見える状況のなかでも、私たちは幸福を分かち合うこと、愛を育てていくこと、支え合うこと、成長することができる。そんな人間としての尊厳を、世界が苦境にあるからこそいっそう大切にしたいと思います。一生に一度の神聖な節目は、堂々と祝いましょう。大勢を招く必要はありません。感謝したいごくごく大切な少数の人たちとともに。いやむしろこの時期であれば、パートナーと二人だけ、あるいは自分ひとりだけでもいいではありませんか。新たな門出に立つことができたこれまでの努力をねぎらい、より強い未来を創る覚悟を決めるために、神聖で清らかな光を放つ白いフォーマルウェアを着て、晴れやかに祝いましょう。」
私には縁のなかったアニバーサリーではありますが、そのような幸せがあるということは理解できますし、心から祝福できます。だからこそ書きました。世界が祝賀自粛ムードであっても、どうぞ堂々と、アニバーサリーを祝ってくださいね。
桂由美さんの圧巻のデザインにはあらためて敬服します。
"We…

Bootlegging the Bootleg
読売新聞連載「スタイルアイコン」。昨日はおそらく今世界でもっとも注目を浴びる10代、ビリー・アイリッシュをとりあげました。
"Versace designs have always been bootlegged.…

Double Amplitude / Tae Ashida 2020 AW
感染症拡大防止対策のため、東京コレクションも中止となりました。各ブランドは動画でコレクションを配信したり、デジタルでルックブックを配信したりという形で、秋冬コレクションを発表しています。
ここ10年以上、毎シーズン、エッセイを寄稿してきたJun…

Sports are a microcosm of society.
Richesse 2020 Spring 発売です。特集「スポーツで輝くハイライフ」。巻頭にて、ハイソサエティとスポーツの関係について語りました。
東京オリンピックに合わせての特集でしたが、校了後にオリンピック延期が決まりました。状況が刻々と悪化していっていますね……。
"Many…

He hears a different drummer.
沖縄行きの機内とハレクラニで読み通したのが安宅和人さんの「シン・ニホン」。
膨大な量のデータと産・官・学にまたがる圧倒的な経験から導かれた未来への具体的提言。半端ではないボリュームなのですが、とりわけ後半の人材教育の部分がうなずくことばかりで、こういう方がリーダーシップをとって日本の教育のスキームを作り直していかねばならないのだと納得。現在の日本の現状が世界と比べてどれだけ悲惨なことになっているのかも客観的にわかる。この本で出された提言をベースに、具体的な改革が進むことを切望します。
安宅さんは富山市の出身であることを知りました。なんと。
以下は、備忘録を兼ねて印象に残ったことのなかからメモ。
・日本は妄想では負けない(攻殻機動隊、アトム、ドラえもん……)。
・ご破算にしてやり直すことのできる力。キャッチアップのスピードの速さ。若い人に託せる信頼。不揃いな樹を組み、強いものを作る力。こうした能力を活かし、もう一度ゲームチェンジを仕掛けられる。
・未来の鍵を握るのは異人。まずは軍事教育の名残り、校則や決まりを廃止せよ。
・"If…

Being your own person and standing for what you believe
〇Men's Club 5月号発売中です。
スーツ特集のなかで、Vゾーンについて寄稿しました。
各国が次々とロックダウンしていき、日本にも同様の危機が迫る中でこうしたファッション記事を書いていることの意味を考え込んでしまいますが、どのような状況にあっても粛々とご依頼に応え続けることもまたプロの責務と思うことにしています。
(Click…

Innovative workstyle and innovative fashion
〇 日経連載「モードは語る」から入試問題が出されました。東海大学医学部の小論文の課題に、2019年5月11日付「美徳『危険物』の時代」が使われました。受験生のみなさん、日経の連載もチェックしておいてくださいね。笑
〇…

Halekulani Okinawa: Morning / Okinawa Vol. 7
サンセットシャンパンがあまりにも美味しくすすみ、部屋に戻り爆睡してしまったため、おすすめされたハレクラニホテルの夜の演出を見のがしてしまいました。火がビーチサイ…

Smell is a potent wizard
ゼニアから男性向けに新しいフレグランスが発売されたことにちなみ、J B press autograph にてビジネスエグゼクティブの香水に関する記事を書きました。
こちらです。「日本のエグゼクティブに"匂い"はあるか」
"Smell…

Interviewed by VITA No. 120
なんだか場違い感もマックスなのですが、「社会福祉法人 富山県社会福祉協議会 富山県いきいき長寿センター」が発行するVITA No. 120 (2020年3月20日発行)で3頁にわたるインタ…

Halekulani Okinawa: Night / Okinawa Vol. 6
ハレクラニの夜は、完璧なサンセットを眺めながらシャンパンをいただく、という至福の時間を堪能しました。
クラブラウンジのテラスは、ホテルスタッフが「沖縄でもこ…

Halekulani Okinawa: Day / Okinawa Vol. 5
2日目はハレクラニ沖縄泊。
どこまで広がるんだという圧倒的に広大な敷地のなかに2つのエントランス。サンセットが楽しめるサンセット・ウィングとビーチサイド・ウィン…

Pearls for Men / Switch April
Switch 4月号発売中です。
特集はリック・オーウェンス。フォロワーも独特の雰囲気の方々ですが、やはりデザイナーご本人も妖しい迫力がありますね。
この人はいつも堂々とありのまま。世間が漠然と決めた美醜の基準はまったく念頭にない。そこがとてもかっこいい。この人の強さ、あやかりたい。
さて、実は執筆者としてSwitchデビューの号なのですが、ミキモト×ギャルソンのパールネックレス発売にちなみ、「男に、真珠」というコラムを書きました。日経に同じテーマで書いておりますが、ボリュームは2倍以上、より時代背景を書き込んでおります。
よろしかったら本誌にてご覧くださいませ。
また、日本実業出版社のご厚意により、Switch…

The Ritz-Carlton Okinawa: Day / Okinawa Vol. 4
ランチはリッツカールトン沖縄で。
沖縄リゾートのラグジュアリーホテルは、程よい距離感で点在しており、それぞれ1000円前後でタクシー移動できるのですね。(那覇空港ま…

The Terrace Club at Busena: Morning / Okinawa Vol. 3
朝日の出とともに海岸線を歩くことができるという幸せ。
砂浜のとなりはうっそうとした森。途中にお墓もあったりして、映画だったら木の向こうから何か出てくるなという…

Vernal Equinox Day 2020
春分の日に公開されたBirds of Prey (「ハーレー・クインの華麗なる覚醒」).
動員が見込まれる大作が続々延期となり、映画館はあまりメジャーな動員を期待できない?作品や…

Decent Beard as the number one must-have fashion item
カミソリ倶楽部さんのウェブサイトで「アパレル全史」をご紹介いただきました。こちらです。ありがとうございます。
カミソリ倶楽部は、シェービングの歴史と文化を保存しながら、現代的にアップデートし続けている組織です。
スーツの歴史は、実はグルーミング(ヒゲと髪型)とセットで語るといっそう面白くなります。ヘアメイクとドレスが切り離せないように、グルーミングとスーツも不可分なのです。
横浜バーニーズでもバーバーを展開するカミソリ倶楽部with…

Terrace Club at Busena: Night / Okinawa Vol. 2
夜はブセナ本館のほうを散策。
こちらはこちらで、壮麗。
ライトアップされたプールや建物は絵のような夢のような。
人がほんとうにいないので、「…

Terrace Club at Busena: Day / Okinawa Vol.1
ふと思い立って沖縄へ。まだ新型コロナが出ていない場所だし、飛行機内は換気しているので安全度が高いとのこと。仕事のためのラグジュアリーホテル研究も兼ねて、比較的空…

