
Always be yourself, express yourself.
古い書類を片づけていたら、あるあるなのですが、いろいろお宝の発見があって結局片付けがすすまない……。
20年前に文春新書から「スーツの神話」という本を出しているのですが、柴田元幸先生が書いてくださったレビューが出てきました。「本の話」(文藝春秋)2000年4月号。
いまだに、この本を読んだので、と新規の仕事が来るのです。ちなみに絶版で、中古しか流通していません。
続編を書きたいとずっと思っておりましたが、チャンスがないままに20年。忘れたころに、今年、リベンジの機会が到来しました。やはり熱中して向き合っていたこととは、あとになって、思わぬ形でご縁がつながっていくものなのかもしれません。
それにしても、当時の文体の勢いよさからずいぶん丸くなった気がするな。私のクセの強い文体が嫌いだという方の批判の声に引っ張られて、気弱になって書けなくなった時期がありましたからね。しかし、一方、嫌われるその文体こそが取り換えがきかないので続けてください、という励ましもいただいた。そういう方はきちんとした仕事をくださるという形で具体的に応援してくださいました。そういう方々への恩義は忘れていないし、私も、人を励ましたいときは「具体的に」仕事を分担したり役割を担っていただいたりする、ということを心がけるようになりました。
人を故意に傷つけさえしなければ、全方向に好かれようとする努力はしばしば徒労に終わる。薄まった個性は「とりかえ可能」になってしまう。
"Always…

Story of the Hokkaido Tweed has Just Begun
本日の日本経済新聞The STYLE で中外国島に取材した純国産ツイードの記事を書いています。
北海道ツイードの物語が始まりました。継続できるよう、ぜひ、応援してあげてください。
下の写真はChugaikunishima…

Quest for Personal and Meaningful Depth leads to Eternal Love
〇Voicy 荒木博行さんのbookcafe にて「アパレル全史」をご紹介いただきました。声によるレビュー。こちらです。
〇ロベルト・ベルガンティ「突破するデザイン」読了。…

Bravely Into the Darkness
「新聞記者」日本アカデミー賞おめでとうございます。凱旋追加上映でようやく拝見することができました。
まさに日本で今起きている疑惑の数々を生々しく、畳みかける…

Trapped in the Amber of the Moment
北日本新聞別冊「まんまる」発行です。
連載「ファッション歳時記」、第102回『「琥珀のりんご」「龍の涎」の効き目とは』
"Here we are, trapped in the amber of the moment.…

Innovation can only occur where you can breathe free.
安西洋之さんの『「メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか?』(晶文社)。
高級車、家具、ファッション、食、文具、セラミック、楽器、教育にいたるまで、メイド・イン・イタリーはなぜこんなにも特別感があるのか。セクシーでラグジュアリーなのか。その背景を個々の事例に沿って深掘りしていき、日本の中小企業が世界で戦うためのヒントも示唆してくれる。
基本になる考え方は、意味のイノベーションと、アルティジャナーレ。意味のイノベーションとは、モノやサービスそのものを変えるのではなく、それらがもたらす意味を変えること。たとえばロウソク。灯りをともすためのものではなく、ロマンティックな感情を喚起するための装置としての意味が与えられて、ロウソク市場は成長している。アルティジャナーレとは、手仕事による職人芸。この二つの要素を「メイド・イン・イタリー」の強さの源泉として具体的に解説してくれる。
イタリアのメンズファッションの強さも「意味のイノベーション」と「アルティジャナーレ」という観点から説明されると、なるほどと納得。サルトリアのジーンズやテキスタイル業界で起こっていることなど、教えられることも多い。
私の仕事にも転用できるポイント ↓
・愛が根底に貫かれていること
・あえて余白を残すこと
・「好き」という超個人的な感覚を出発点とすること
・意味を問うことにこそ意味があるということ
日本の職人技を活かしたい企業が、今後、活路を見出すには、この本で書かれているような考え方に基づいてブランディングをおこなってくことが不可欠ではないか。21世紀的な「ラグジュアリー」を考えるヒントも満載で、本書で多々引用されていたベルガンティの『突破するデザイン』もすぐに購入。
ファッション界のイノベーターを分析してきた観点からもあらためて思うのだけれど、イノベーターにはやはり共通することがある。どこまでも個人を出発点としており、偏見にとらわれない自由な発想、生き方を貫いているのだ。今この瞬間に向き合う現実にくもりない目で誠実に向き合うからこそ、自由に発想することができ、そこから「意味のイノベーション」も生まれるのだと思う。
"Innovation…

Buy clothes the size you want to wear.
心斎橋リフォームの内本久美子さんによる2冊目の著書。
自分に最適のサイズ感を意識し続けることの大切さ、それを日々習慣づけるための具体的な方法が書かれています。読後、思わず背筋と首筋が伸びました…。たとえ誰も見ていなくても、この姿勢をキープしなくては、と思わされます。
サイズ感や、服のしわの入り方を含め全身の見え方を意識することを通して、常に自分が決めた自分の最高の在り方をキープする。そのマインドや判断力、習慣は当然、仕事のパフォーマンスとも連動してくるという考え方は、心斎橋リフォームに足しげく通っていらっしゃるお客様の顔を思い浮かべても、納得。
久美子さんは本ブログでも何度かご紹介しておりますが、Go…

Wellness is a state of being.
2月14日に伺った「マイセルーチェ」のプレゼンテーションがご縁となり、当日、講演をおこなわれた伊藤実佐子先生が院長を務める「ウェルネスクリニック銀座」へお伺いしました。
ウェルネスクリニック銀座は、最先端の検査を取り入れた予防医学のクリニックであるとともに、美肌治療や身体のエイジングケア、コンディショニングを「切らずに」行える頼もしい美容クリニックでもあります。
せっかくの機会なので、どきどきしながら施術を受けさせていただきました。より浸透しやすい状態にトリートメントしたあと、マイセルーチェで使われていたヒト骨髄幹細胞培養上清をエレクトロポレーションにより入れ込んでいくというプロセス。エステの強力パワーアップ版という印象。心なしか引き上がったような。
写真は、伊藤実佐子先生です。メニューはホームページにも明記してありますし、伊藤先生は納得がいくまで優しく丁寧に説明してくださるので、不安材料は取り除いていけます。
新型コロナ騒動で過敏になっているこの時期は、いわゆる病院はできるだけ行かないほうがいいと言われておりますが、こちらのクリニックは病気の兆候が出てから行く病院ではなく、病気や老化を予防するための措置を行う場所なので、今の時期はむしろ穴場的エステのようなイメージでとらえていただくとよいかもしれませんね。
ウェルネス、というのはヘルスとどう違うのか?と考えた時に、このことばが助けになってくれます。
"Health…

I don’t do damsel in distress.
?日経新聞の書評効果に驚きました。
昨日は一度、アマゾン全体のランキング549位というのを目にしました。3桁というのは初めてです。ずっと見ているわけではないので、たまたまここまで上がった瞬間を目にしたのかもしれませんが、驚愕です。
?さてKeep…

Special Thanks / Book Review from Nihon Keizai Shinbun
本日付けの日本経済新聞の書評欄で取り上げていただきました。
ありがとうございます。
日経効果が追い風となって、アパレル・ファッションのカテゴリー1位となりました。みなさまにあらためて感謝します。
(click…

Ready for Go Tailored Season 2
予想以上の反響があったGo Tailored Season 1. メンバーそれぞれにテイラードスタイルに関する相談やご依頼があったばかりでなく、私が着ていたジャケット+ドレスと「同じものがほしい」という方々が何人もいらして、各所におつなぎすることができました。
(生地はChugaikunishima…

7 Conditions of Luxury / Precious April
Precious 4月号発売です。
ラグジュアリー特集内で、ラグジュアリーの7条件を引き出してみました。
不要不急ごとにほっと一息つきたくなられましたらご覧くださいませ。
?Men's…

Bond 25 Postponed
年始から準備していたボンド映画関連プロジェクトが中止決定。ボンド関連原稿もお蔵入り。トークショー用にオーダーしたドレスはどこで着るべきか。がっくり落胆…。ほかに…

Celebration for Brexit / Perfectly British : Nyetimber
イギリス最高峰のスパークリングワイン、ナインティンバーを試飲する機会をいただきました。
ブレグジットの日、賛成派は、フランス産のシャンパンではなく、英国産のナイティンバーを開けてお祝いしたそうです。
見た目は軽やかですが、シャンパンよりもどっしりとした味わいで、飲みごたえがあります。和食にも合います。
アート風に加工してみました。笑
ナイティンバーはウエストサセックス州に位置し、英国産スパークリングワインをはじめて英国内で作ったスパークリングワイン専門のワインメーカー。
エステートの歴史は、1086年まで遡ります。王族、貴族に所有されながら、1988年に本格的にワイン醸造用ブドウの栽培がスタート。2006年、現在のオーナーであるエリック・ヘレマがエステートを購入、2007年、醸造家のシェリー・スプリッグスとブラッド・グレイトリックスの夫妻がナイティンバーに参画したそうです。理念は、Perfectly…

Sports and Fashion: Riding Women and Social Revolution / kotoba
集英社クオータリーkotoba 本日発売です。
新連載「スポーツとファッション」が始まりました。第1回は「乗馬と自転車 またがる女と社会改革」です。
私の連載に関し…

Difference between Happiness and Joy
高輪の日本庭園にも河津桜が咲きました。
ピンクとブルーのコントラストが澄んだ空気に映えてすがすがしい。コロナにびくびくして精神的にやられてしまうより、せめてこの瞬間は、この解放感を楽しみたい。
グランドプリンスホテル高輪のロビーにも春。ホテルはあらゆる入り口でアルコール消毒液を設置するほか換気などにも万全の対策をとっているので安心度が高い。今の時期は比較的空いていて、ほっと一息つきたいときの癒しを与えてくれます。
For…

Pen / Toyokeizai Online
?Pen でご紹介いただきました。ありがとうございます。
?「アパレル全史」よりアルマーニの巻、東洋経済オンラインに掲載されました。こちらです。
 …

Feel no pain. Feel no fear.
Midsommar.
奇祭の儀式を「体験」させるまったりしたスピード感、明るい陽射し、美しい花々、リアルすぎる音、親切で優しすぎる人々の屈託ない笑顔が怖すぎる。共同体のた…

Beyond Your Expectations / SKYWARD March
JAL機内誌SKYWARD 3月号が発行されました。
連載「私のホテル時間」Vol.4 は、「3つのホテルが囲む奥深き都心のロマンティックオアシス」。ザ・プリンスさくらタワー東京/ グランドプリンスホテル高輪/…

La Reine Noire
佐藤賢一さんの『黒王妃』が文庫化されるにあたり、解説を書くことになりました。カトリーヌ・ド・メディシスをめぐる歴史小説。名前だけ聞いたことのある王や貴族、寵姫たちのどろどろの駆け引きや残虐な処刑や槍試合シーンに思わず引き込まれ、分厚い……と思っていたけど一気に読み終わる。血まみれのパリで、すっくと黒い服を着て立ち、非の打ちどころないことばで語る王妃にゾクゾクする。最後に勝つのは器量がよい自己愛の強い女ではなく、守るべきもののために賢く立ち回れる辛抱強くタフな女だ。
さて、私に与えられたお題は、カトリーヌ・ド・メディシスと黒い装いの関係。
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