
Blunt End な Lob
美容室Zeleネットワークのスーパースタイリスト講座。真夏の240分、今年も楽しく終えました。
午前中は最近のトレンドワードとセレブリティヘア。午後は、時代を作ったスタイルアイコンやデザイナーについてのレクチャー。
こんなワードを聞いて、髪型が連想できますでしょうか? Messy…

男性服が「女性服に準じる」でなにがいけないのか
連日40度近い気温ですが、エアコンの効いた部屋で仕事ができるというだけでありがたい。幸運なことに、今秋、そして来年早々に向けた大きなお仕事を立て続けに頂戴しています。ぼんやりしていると何も成果がないままあっという間に時間だけが過ぎてしまう。きちんと結実させ、関わった人々の笑顔が見られる日を夢見て、愚痴らない浮わつかないあとから悔やまないと決めて、地道に仕事に没頭しています。
とはいえ、やはり気候のよい時期に比べると、「これだけは今日のうちにやっておきたい」というレベルに今一つ気力が届かないんですよね。枝野幸男さんの、最後の希望と呼べるような歴史的7・20国会演説も備忘録としてメモしておきたかったけれど、締め切りのある仕事を優先していたらなかなか難しい。(これは書籍化されるらしいので期待。) やはり体力・気力は天候に確実に影響を受けてますね。
☆☆☆☆☆
さて酷暑の最中でもネイルサロンにはしっかり投資しております。毎回、思ってもみなかったテレビドラマとの出会いがあることは以前にも書きましたが、今回、スタッフが流してくれたのも強烈で、なんと「ショッピング王ルイ」というタイトルの韓国ドラマ。このタイトルを聞いて、下の写真を見ただけで、普段の私であれば間違っても選びません。逡巡なくパスだったでしょう。でもまあ、両手がふさがっている状態だし、仕方なく見ていたら……これが面白くて、はまるはまる。また例によって、帰宅後徹夜ドラマ。
記憶喪失になった財閥のお坊ちゃん(ソ・イングク)と、ド田舎から都会に出てきたたくましく純朴な女の子(ナム・ジヒョン)のラブストーリーが主軸なのですが、荒唐無稽な展開がこれでもかと続き、また脇を固めるキャラクターが面白すぎる人たちばかりで、笑えたり泣けたり、最後はまさかの運命が明かされて感動したりで、癒される癒される。悪いことをする人も一応出てくるんだけど、どこか間が抜けていたり、人情を感じさせたりで、根っからの「悪人」ではないのね。キャラクター全員が「真心」で人に接しているのが癒される最大の理由なのですが、脚本も演出もきめ細かく丁寧で、作り手も俳優たちも楽しんでいることが伝わってくる。2016年のMBC演技大賞3冠とある。納得。
なかでも出色のおもしろさだったのが、ナム・ジヒョン演じるコ・ボクシルに思いを寄せながらも、いつも「いい人」どまりで負けてしまうコミカルな紳士エリートのユン・サンヒョン(チェ・ジュンウォン役)のファッション。エリートビジネスマンという設定なのだが、仕事場でもあのダークスーツは着ないんですね。登場するたびにありえないほど奇抜な装いを見せてくれる。周囲のダークスーツのビジネスマンたちもあたりまえのようにそんなユン・サンヒョンを受け容れているという設定がなんともいい。
フィクションだから、にしてもこの役柄、このキャラでこのファッションというのは大胆で小気味よいし、まあドラマだからといってしまえばそれまでなのだが、面白いことに、違和感がなかった。最後のほう、サンヒョンが「社長」としてダークスーツ軍団を従えて出てきたときの、リボンブラウスを合わせた白スーツには、笑いを通り越して感動してしまった。ひとり、「その他大勢の同じ服着た人たち」と違うというのは、なんて素敵なことなんだろう。
(どう見ても配色がヘンなのだが、また、不思議にこの人に似合う。笑)この自由な風通しの良さ、いいなあ。ユン・サンヒョンのキャラクターと、似合ったり似合わなかったりする七変化メンズファッションだけでも相当楽しめる。
ドラマだからこれほど自由な服装を着せることができたのだとは思うが、考えてみたら、女性は仕事着として何を着ても基本、自由なのに、男性だけがルールのあるダークスーツを着なければならないというのも、見方によれば性差別になるかもしれませんね。日本社会では女性が「男性に準じる」ということで男女ともに画一的になっていっておりますが、そもそも、男性が「女性に準じる」ということで女性のように自由な服を着て、なにがいけないんだろう。近代スーツのシステムを生んだ近代資本主義社会が壊れたら、全員一緒のスーツのシステムもともになくなってもおかしくはない。
なんていうことを考えていたら、タイムリーなインタビュー記事に遭遇した。
日本のビジネスマンに対し、装いはもっと自由であれと語るフランス駐日大使ピック氏のNikkei…

Comtesse Constellation
コンテスのデザイナー、ナディア・ノアック=バーバラ氏が顧客招待会のため来日とのことで、ご挨拶にうかがいました。
赤坂クラシックハウスにて。
左から2…

Be Prepared for Action / Westwood: Punk, Icon, Activist
"Westwood: Punk, Icon, Activist" 試写。五反田イマジカにて。
ローナ・タッカー監督によるヴィヴィアン・ウエストウッド最新ドキュメンタリー。2018年サンダンス映画祭正式出品です。UK、USではすでに公開。配給はKADOKAWA。
ヴィヴィアン・ウエストウッドのドキュメンタリーは過去にも2本ほど撮られ、DVDにもなっています。私も大学教師時代にヴィヴィアンをテーマにした授業では必ず使い、自分でも何度も見ています。今回の映画はそれらをはるかに凌駕する濃密で豊饒なものでした。
今年77歳を迎えたヴィヴィアンの仕事とプライベート、活動家としての現在の顔まで、全方向から赤裸々に迫っています。現在の夫アンドレアス・クロエンターラー、ふたりの息子が語るヴィヴィアンも、これまでのヴィヴィアン像をくつがえすものでした。こんなことを公表していいのか……とこちらが戸惑うほどの社内のいさかいや、準備もまともにできてない「海外バイヤー向けプレゼンテーション」の模様、経済状態や人事のことまで収められています。観ているほうの居心地が悪くなるほど。でもこれが「ありのまま」。ありのままの真実だからこそ多くの思わぬ発見がありました。
マルカム・マクラーレンがヴィヴィアンの成功をねたみ、足を引っ張り続けていたこと。経済状態が一時破綻していたこと。無一文からの挑戦だったこと。批評家がこきおろし、テレビの聴衆があざ笑い、それでもエレガントに笑い流して作り続けてきたこと。あらゆる困難から逃げず、パンクに挑発し続けてきた彼女の姿を見ているだけで途中から涙で見られない状態。(評論する立場としてダメな例。笑)
(こちらの写真は昨年のロンドンコレクションメンズに出席したとき、フロントロウから撮影したもの)
ラストにはこれまでのショウのクライマックスがたたみかけるように。私が昨年ロンドンで目前で見たヴィヴィアンの姿もあった(私もちらっと映っていたようだ。笑)。コレクションでは一度たりとも同じ服を着ておらず、一度たりとも同じイメージがなく、いつだって過激で、観客を落ち着かない気持ちにさせる。ただただ圧倒的な情熱とパワーで高揚させ、これが本気で生きている本物のヒューマンだと共感させる。音楽の使い方がまたうまく、いまどきの音楽と、普遍的に美しいクラシックを巧みに使い分けています。クラッシックが流れる時にはだいたい泣ける話になっています。
現在はクリエーションはおもにアンドレアスが担い、彼女は人類の未来を守るためのアクティビストとして過激に活動している。既成の人生ルートのどこかに収まるはずもない。やり方だって自分で考える。どこまでもDO…

人は酒を造り、酒は人を作る
Gendai ismedia連載のMHDプレゼンツ、島地勝彦さん対談のゲストにお招きいただきました。
Taliskerが好きすぎてシングルモルトアンバサダーに就任したというボブことロバート・ストックウェルさん(左)と島地さん。場所は神保町にあるMHD本社内です。こんなバーカウンターのある部屋が会社にあるとは。さすがお酒の会社。私の大好きなクリュッグもこの会社の製品です(自分ではめったに買えませんが)。
こちらはスマートフォン写真ですが、ismediaに掲載される予定のモノクロームの写真は、立木義浩さん撮影です。
終了後、MHDスタッフのみなさまや現代ビジネスの編集者さんらとともに、貴重なウィスキーを何種類か味わわせていただきました。さすがお酒の会社(といちいち感動)。ボブは商品が入荷したら場合によっては朝からテイスティングすることもあるそうです。それも「仕事のうちだから仕方がない」と(笑)。
テイスティングではないけれど、シャーロック・ホームズも原作では朝から本気でウィスキーを飲んでるんですよね。マッドメンの男たちも昼間っから仕事の前にも最中にもがんがん。
"Surpirse…

Sleek Black Luxury / Lounge at Aman Tokyo
ビジネスランチでアマン東京のラウンジ。アマン東京は初めての訪問でしたが、入り口がわかりづらく地味なのだけれど、そこからエレベーターで高層階へ上っていくと、別世界…

Things are bound to happen. Earthlings call it as fate.
Netflixで「アウトランダー」シーズン3の配信が始まりました。
「星から来たあなた」の余韻がさめるどころかBGMにサントラリピ―トでますます盛り上がっているところなのですが、「時空を超えた唯一無二の愛」の壮絶オトナバージョンの「アウトランダー」も見逃すわけにはいかない。
シーズン3はカローデンの戦の、激しく生々しい戦闘場面から始まる。人間の歴史って不条理で無意味で愚かなことばかり。こういうことを知ると、自分一人の身にささやかな不条理なできごとが起きてもそれはなんの不思議もないことなのだとややあきらめに似た達観ができて救われることもあります。
7月、8月は今年中に書かねばならない本の執筆の仕事が中心になりますが、疲れた時の心のバケーション先がいろいろあるのは、ありがたいかぎり。フィクショナルな時空超越愛のパワーを燃料にさせていただきながら、愛が生み出す歴史の物語を書こうと思います。
タイトルに引用したフレーズは「星から来たあなた」英語版 "You…

アートな寿司懐石 / 墨の瞬
株式会社ヒロココシノ、ニッコー株式会社、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のスタイリッシュなコラボレーションが実現しました。
近年はアーティストとしても活躍の場を広げているコシノヒロコさんデザインの食器「墨の瞬(すみのとき)」と和食のコラボレーションによる「SUSHI…

Fortune comes by a merry gate. / “Tempra Soba” by Chef Ken Takahashi at SOUTEN
7月にスペインのマヨルカ島でおこなわれるカリナリー・サファリ(Culinary Safari) については、以前にもご紹介しました。
地中海のマヨルカ島セントレジスを会場に、5大陸から選ばれた傑出したシェフが腕を競いあうというグルメイベントです。今年は7月20日(金)の夜に行われます。
5大陸から選ばれた今年の7人のシェフの一人が日本人の高橋賢さん(47)。ザ・プリンスギャラリー紀尾井町の和食「蒼天」のシェフです。
ちなみに選ばれたシェフのリストを再掲いたしますと、
・Paolo…

The British Royal Standard / Asprey
イギリスのラグジュアリーブランド(英国王室御用達)Asprey の秋冬新作バッグ発表会。青山の金田中にて。
イギリス本国よりマーケティング・コミュニケーションのトップ…

The Undressed is vulgar, The Nude is pure.
横浜美術館「NUDE」展。
コンテスサロンにも来てくださった、パトロンアートプロジェクト主宰の菊池麻衣子さんにお誘いいただき、鑑賞しにいきました。
今月24日で終了なので、ぎりぎり間に合った。いやそもそも、NUDE展にちなんだUOMOの特集記事で「人はなぜ服を着るのか」とか語っておきながら行っていなかったというのはどうなんだ。笑。
平日の日中なのに大盛況。とくに写真撮影可のロダンの彫刻の周囲は混雑。男性のほうの筋肉の作り込みの迫力ときたら。女性の背中は意外にあっさり作ってあり、作者は男の人が好きなんだなというのがよくわかる。
この部屋は周辺に飾ってあるピカソのモノクロの絵なども楽しかった。
日頃は服を着た人のアートや写真を見るのが仕事であったりもしますが、ヌードは着衣姿と同様に、時に着衣姿以上に饒舌ですね。
麻衣子さんと互いの知識をああだこうだと交換しながら鑑賞するのはとても楽しく勉強になりました。議論しながら見ると、一点、一点のアートも印象に残りやすいですね。ありがとうございました!
The…

増席満員御礼名古屋展 ありがとうございました
半・分解展名古屋トークショウは、当初の予定よりもさらに増席して満員御礼
80名ほどの名古屋のお客様、年代もバリエーション豊かだったと思いますが、みなさまとてもよい方ばかりで楽しそうな表情でご参加くださいました。ご来場いただきありがとうございました!…

ご来場ありがとうございました
Nikkei Style メンズファッションチャンネル主催「夏の装い直前講座」。日比谷ミッドタウンにて。定員をはるかに超えるご応募があったとのこと、200名近いお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。
私は夏のビジネススタイルについての基調講演をさせていただきました。
夏のビジネススタイルにおける日英の試行錯誤の歴史、そもそもなぜ国がビジネススタイルを規定するのか、明治時代から変わらぬ政府の態度とはなにか、というような総論から、
クールビズあるある疑問点と題した具体的助言、そしてブランディングにおける服装の重要性、なぜ個人もブランディングが必要かというマインドセットの話にいたるまで。
ビジュアル資料もぎっしり詰め込みました。楽しんでいただけたかな。
スタイリストの森岡弘さんは、Nikkei…

モノが売れないのではない、人が売れないのだ / ファッション歳時記
北日本新聞別冊「まんまる」7月号発行です。連載「ファッション歳時記」第81回「モノが売れないのではない、人が売れないのだ」。
今はほんとに、熱量をもった「人」と…

セックスアピールではなく、サクセスアピールを
男性の服装講座は頻繁に行っていますが、女性ビジネスパーソンの服装講座を初めて行いました。
男性のビジネスウエアほど明文化されたルールがない分、女性のビジネスパ…

Hockney Coloured Sloane Gents / Hackett London Autumn Winter 2018
Hackett London Autumn Winter 2018 Exhibition. ハケットロンドン銀座店にて。
今シーズンは創業者ジェレミー・ハケット氏の色彩感覚が反映されたコレクション。
デイヴィッド…

New Monocromatic and Folk Alchemy / Brunello Cucinelli 2018 Fall & Winter
ブルネロ・クチネリ2018年Fall & Winter 展示会。ブルネロ・クチネリ・ジャパン本社にて。ウィメンズのプレゼンテーションを中心に拝見しました。
テーマはFolk Alchemy。インターネット時代の現在は、離れた地域同士、離れた時代、離れた外観などさまざまな要素が混ざり合い、化学反応を起こし、自由で新しいフォークロアも誕生。そうした現代の雰囲気をアイロニックに、でもとてつもなく贅沢に、表現したコレクション。
一点一点が手作業による「アート」。手編みのニットもおそろしく手がこんでいる。上のニットは職人が35時間かけて編んだもので、価格はなんと約100万円だそうよ。
ファブリックとしては70年代を思わせるベルベットが出てきてますが、そのバリエーションも7種類。マッチセットでは、メンズ風の素材が使われていても、ブルネロ・クチネリならではのきらりと光るダイヤモンド刺繍のアクセントが散りばめられていたりして、新時代のフェミニニティを感じさせます。
これは一目ぼれシャツ。透け感ある素材の上に、精巧な刺繍が施されています。
写真ではそのよさが伝わらないのが残念ですが、すべてのアイテムはシルエットが洗練されているのはもちろんのこと、何よりも圧倒的な素材の勝利感を漂わせています。
色に関して面白かったのは「New…

G7での各国首脳のスーツ
カナダのシャルルボワでのG7。ホスト国のジャスティン・トルドー首相も明るいブルーのスーツ。安倍首相も勝負スーツの青いスーツ。
世耕大臣も言うとおり、ホスト側が…

理想の完成品よりも、プロセスを見たい / 「モードは語る」
続いて日本経済新聞土曜夕刊連載「モードは語る」。
本日9日付では、理想の完成品よりも不完全なものが何かに向かうプロセスを見たいという現代の「モード」(=心のあり方)について書いてます。
記事でもとりあげた「半・分解展」、名古屋展もいよいよ12日から。トークショーは17日(日)です。
<名古屋会場>
日時 6/17(日)13:00~14:30 (受付け開始…

Icon of the White Suit / Tom Wolfe
読売新聞夕刊連載「スタイルアイコン」。
8日(金)は白いスーツで名高いトム・ウルフについて書いています。
トム・ウルフのセルフコントロールは見習いたい。
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