
ギフトの循環
先日、ご馳走したりされたりすることのEqualityについてちらっと書いたのですが、「ご馳走」はもちろん「ギフト」(モノでも行為でも言葉でもいい)に置き換えても言えること…

Exhibition of Demi-Deconstruction is coming soon
The Exhibition of Demi-Deconstruction, produced by Akira Hasegawa, is approaching.
Akira Hasegawa, an independent modelist still in his 20's, dared to decompose the precious vintage clothes from the era of French Revolution…

“There will always be the person I am tonight” / Miller Harris
Miller Harris の新作発表会。CEOのサラ・ロゼラム氏が来日、プレゼンテーションがおこなわれました。南青山のAglaia Intellectual and Comfortにて。
新作は、Scherzo (スケルツォ)とTender(テンダー)。ともにサラが、スコット・フィッツジェラルドの「Tender…

Equality Game
性差別に対して敏感な時代ですが、そんな時代においてなお名前にわざわざ「女史」をつけられることがあります。
これは性差別用語に相当するNGワードであり、名前にそのようにつけられた人が不快になるということを知った上で、意図的につけていると解釈してよいものでしょうか。持ちあげるふりして実は距離をおいて侮蔑している、そんなニュアンスが感じられて悲しくなります。
あるいはまったく無自覚に使っているのであれば、すぐにボキャブラリーから捨て去ったほうがよい言葉です。ふつうに男性と同じように「氏」でいいのです。「氏」で。
☆☆☆
性差別ついでに、「割り勘」についての私の考えをちょっこっと書いておきます。あくまで自分の社交上のスタイルなので、一つの例として、こういう考え方もあるのねという程度に読み流していただければ幸いです。
私は「割り勘」での食事をめったにしません。仕事であれ、プライベートであれ、ご馳走するか、ご馳走していただくか。その場で計算して割ったりすることはほとんどありません。レストランで小銭まで勘定して割り勘にする、そんな情景を繰り広げるのはレストランにも失礼ですし、せっかくの夢見心地がしらけてしまうので、お支払はできるだけどちらかがまとめてスマートにするものではないかと思っています。相手が女性でも男性でも、高級レストランでも大衆居酒屋でも、です。
ご馳走していただいた場合は、大々的に感謝し、次回どのように「お返し」をするか、真剣に考えます。後日、サプライズで花を贈ったり小物を贈ったり、仕事であれば期待される以上の成果を出したり、あるいは次回のレストランは自分が考えてこちらでもつとか、素敵なご縁や機会をご紹介するとか、その人にとって良いパブリシティを陰に陽にしてあげるとか、何らかの形で「結果として、平等かそれ以上」にもっていくように努力します。すると相手がまた予想外の「お返し」してくれたりして、そのようにしてなかなか楽しい人生が開けていきます。また、相手がご馳走するのが楽しいからしている、というような大物ケースでは、その場は派手に感謝して、「社会へお返し」のつもりで、今度は私が後輩にご馳走します。そうやって、結果としてぐるぐるぐるご馳走が循環しているというイメージです。
「お返し」を考えるのが心理的な負担になるほどのどうでもよい相手であれば、さくっと割り勘にしておくのがよいのかもしれないですし、その場その場ですっきり割っておくほうがわかりやすく「平等」なので気が楽という考え方も、もちろんわかります。ただ、私にとっての「平等」というのは、同等の金額を負担するということでは全くないのです。同レベルの喜びや価値を互いに与えあうことが「平等」だと思うので、ご馳走される時にはその場を盛り上げるためのドレスアップもしますし会話のネタも仕込んでいきます。さらに後日「お返し」を考えるわけですから、経済的な価値だけで見ればこちらの方が圧倒的に「損」しているように思うこともあります。笑
でも、感動ですとか非日常の楽しさですとか新しい何かの発見ですとか関係の構築ですとか、経済的な価値に還元されない豊かさの価値を考えると、やっぱりこうするほうが感謝も大きくなり、面白い人生を送れるのではないかという気もしています。たとえファーストフードであれご馳走されたり、機会であれご縁であれモノであれ何か贈られたりしたら、「ゲームが始まったな」と思って私はお返しを考え始めます。ゲームにふさわしい相手であれば、お返しラリーが続きます(途中、間延びすることもありますが、それでも価値観がそれほどずれていなければ、最終的なゲームオーバーにはなりません)。その場での割り勘は、ゲームをする必要がないという意志表示と受け取ります。
こういう考え方は、すべての人にあてはまるというわけではありません。くどいですが、念のため…。エラソーに聞こえたら、あるいは自慢たらしく聞こえたら、申し訳ありません。世代間でも価値観や役割感の大きな違いがありますし(私など息子たちにいつも化石人種と笑われています)、お互いの価値観が合っていれば、割り勘にもいいことがあると思います。それぞれの価値基準を大切にして、心によどみのない、快適な社交スタイルを作ってくださいね。
The…

Oscar Velasco at BriseVerte / The Prince Park Tower Tokyo
ザ・プリンスパークタワー東京のレストラン「ブリーズヴェール」にて、マドリードの五つ星ホテルHesperia Madrid にあるレストラン、Santeceloni (ミシュラン☆☆)のシェフによる…

Congratulations! / 「STYLE」出版記念パーティー
綿谷画伯の「STYLE」出版記念パーティーが、パークハイアット東京で華々しくおこなわれました。司会は谷原章介さん。自ら「司会をつとめさせてください」と申し出てくださったのだそう。アシスタントはNHKアナウンサー、と本格的。
赤坂芸者さんの舞あり、
穂積先生や世耕大臣のスピーチあり、
いでさん、そして画伯本人の熱唱あり、ファミリーの花束贈呈式あり、愛と笑いと涙にあふれた2時間。
(左が画伯の息子さん、中央が奥様) 最後も、230名もの出席者一人一人をファミリーでお見送りなさるなど、人生の節目をお祝いするにふさわしいビッグイベントとして大成功でした。あらためて、おめでとうございます。
いちばんの飲み友達でもある世耕大臣のスピーチを拝聴する画伯、それを撮る中野香織、さらにその図を撮ってくださったのんちゃん。(のんちゃん、ありがとう!) 人は案外、前からよりも後ろから見られていることの方が多いものですね。この日の「女装」用ヘアメイクはパークハイアット内のハツコエンドウでお願いしました。アップヘアの後ろは自分では見られないのですが、自然な感じになっていて、さすが業界トップランナーのお仕事。「ウェディングのお仕度もぜひうちでやらせてください」というリップサービスもいやみなく(とはいえもちろん笑ったが)、この技術と接客ならばホテルが安心して任せるのも納得。
私はみなさんのお酒がかなり回ってきたころのスピーチでしたが、会場が騒がしいままで話すというのはかなり気が滅入るものですね(^^;)。世耕大臣はそんななかでもめげずに注意をひきつけて笑いをとっていらしたので、政治家のパワーを見せつけられた思い。
私などすっかり気落ちしたまま、原稿を読みながらなんとかグダグダでおつとめ終了。がっくり。
誰も私の話は聞いてなかったけど、舞台には一緒に「SP」が登壇してくれて(慣れないジミーチュウで転んだとき用)ビジュアル的にはちょっと面白かったようです。
左からユニオンワークス社長の中川一康さん、バタク新宿御苑店店長の川部純さん、中野、バタク社長の中寺広吉さん、そしてイラストレーターのソリマチアキラさん。ありがとうございました。
なんと谷原さんも一緒にメガネをかけてSPごっこに混じっていただきました。笑 このアドリブ力が谷原さんの魅力ですね。
のんちゃんこと堤信子さん、山内美恵子さんが撮影してくださっていました。ありがとうございました。
ピークラウンジで二次会。画伯の奥様や息子さん(パークハイアット勤務)、本の製作に関わった方々などと。ジミーチュウが限界だったのでフラットシューズに履き替えてようやくほっとできました…。
Off…

スーツにスニーカー / 「モードは語る」
日本経済新聞土曜夕刊連載「モードは語る」。
本日は、話題の「スーツにスニーカー」について書きました。
お近くに日経夕刊がありましたらご笑覧くださいませ。
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講演のお知らせ:夏の装い直前講座
昨秋、大好評だったNikkei Style 主催のメンズファッションサロンが、夏に向けてバージョンアップして開催されます。会場はオープンまもないミッドタウン日比谷です。土曜の午後、お友達とお誘いあわせの上、ぜひお気軽にどうぞ。
私は基調講演(「夏の装いの歴史から見るクールスタイル」)をおこないます。お早めにご応募くださいね。
日時:6月16日(土)13:30~16:00 (中野香織による基調講演は13:30~14:00)
場所:ミッドタウン日比谷8階
募集人数:150名
参加費:無料(お土産付き)
詳細、ご応募はこちらから。昨年秋の模様も、Nikkei…

慣例やルールに確たる根拠はない
北日本新聞別冊「まんまる」6月号が発行されました。
連載「ファッション歳時記」第80回、「慣例やルールに確たる根拠はない」。
ご笑覧くださいませ。

高橋賢シェフのアート・オブ・フード / Culinary Safari 2018
2010年より、地中海のマヨルカ島セントレジスを会場に、5大陸から選ばれた傑出したシェフが腕を競いあうグルメイベントが毎年開催されています。その名も、Culinary Safari。今年は7月20日(金)の夜に行われることになりました。
5大陸から選ばれた今年の7人のシェフが発表されたのですが、その中の一人がなんと日本人。しかもザ・プリンスギャラリー紀尾井町の和食「蒼天」のシェフ、高橋賢さんなのです。祝!
ちなみに選ばれたシェフのリストです。
・Paolo…

「STYLE」 (小学館)明日発売です
いよいよ明日発売ですよ。
(Click to amazon)
還暦を迎えた綿谷寛・画伯の、イラストレーター生活40年の集大成。
世耕弘成大臣、谷原章介さん、穂積和夫さん、いであつし…

Happy Surprise / Bistro Marx
ティエリー・マルクスへ行ったときに「また近々ぜひ行きたい」と願いましたが、それがなんと一週間もたたずにあっさりと叶えられ、併設のビストロ・マルクスに伺う機会に恵…

人を助けることが、助けられることにつながる
ミラコスタは想像していた通り、いたるところにミッキーが。アメニティもミッキー尽くし。
室内の質感もベージュ&グリーン&ゴールドでシック、水回りもとても快適な…

Ideal Tranquility
ゴールデンウィーク中も仕事三昧でしたが、唯一のレジャーらしきことが、ベタですがファミリーでディズニー。
ミラコスタの超穴場、プールバー。
パークはたいへん混雑しているようですし、ミラコスタ内のレストランもすべて満席。でも、ここだけは誰もいなくてコーヒーもおかわり自由、別天地です。とくにがつがつアトラクションに乗る必要もない大人ファミリーには、こういう寛ぎがいいんです。
スパのフロントから眺める景色も、なごみます。
時折、アトラクションの絶叫が聞こえてくる程度の、完璧な静けさ。静けさを幸せだと思えるのは、外から聞こえる時折の騒音があるからなのかもしれない、と気づく。
Great…

スーツにスニーカー
最近話題の「スーツにスニーカー」について原稿を書きました。
近日中に活字になるかと思います。
反論も目に留まるだけ見てみましたが、「スーツには革靴を…

50th Anniversary of May 1968
今日はパリ五月革命から50周年。五月革命がもたらしたファッションの変化について解説しました。
Nikkei Style 電子版です。「パリ五月革命から50年。そのとき装いも変わった」…

Education of “Social Graces” for the Would-Be Gentleman
米山隆一氏に関する週刊誌報道、それに便乗した「エリート」バッシングの記事などを目にするにつけ、残念でなりません。
東大医学部を出て医者になり、さらに弁護士資格も取得し、政治家に転身して新潟県知事にまでなった方とあれば、その頭脳は日本の宝。報道されていること以上のことはわかりませんが、本人の釈明が正直なものであるとするならば、女性に対する接し方があまりにも無知で無防備、ナイーブだったことに起因した不祥事だったようにも見えます。
今回のような、バランスを欠いたエリートの失脚事件を残念に思うゆえ、また、同様の社会的な損失を二度と出さないためにも、かねてから書いたり話したりしてきたことを今一度、提言したいと思います。
男性は、人生のどこかで、「ソーシャル・グレーセズ」(Social…

正義は涙の数だけ
「名探偵コナン ゼロの執行人」。
ゴールデンウィークの定番、安定の面白さ。真実vs.正義というテーマを立てながら、公安と警察の違いやら、送検のしくみやら、日頃縁遠いテーマも筋を追いながら「学べる」仕組みになっている。
最後はアニメならではの荒唐無稽なアクションの連続で、大サービス。このメリハリがあって飽きさせない。
毎年一本、高品質な作品を提供し続けて22年。すばらしい。製作者のみなさまにほんとにありがとうと言いたい。ここまでくると「終わらせ方」もそうとう意表をつくものでなければ観客は満足しなくなりますが。でももはや黒幕の正体はどうでもよくなってきた。ただただ続いてほしい。
"There…

See the Value of Every Moment
経営者の友人たちと会食でした。二子玉川「ゆうき」にて。4人のうちの一人の行きつけということでお招きいただきましたが、アトホームな和食に癒される、よいお店でした。
これまで会社経営というのはなかなかピンとこなかったのですが、この4月から株式会社を立ち上げてみて、経営者の言葉をあらためて吟味してみると、ようやくそのリアリティが理解できます。私などはまだ個人事業主が株式会社になった程度ですが、今後のことは、これまでぼんやりしていた数字の問題も含めて、ひとつひとつ明快に決めていかねばなりません。
シビアなリアリティの一つは、「人」でしょうか。去る人、新たに寄ってくる人、おそろしいほどわかりやすくがらりと人が変わる。人の本性がよくわかるし、人が自分のことをどのように見ていたのかもわかる。その話をしたら、一人が「あたりまえじゃないですか。人とはそういうものですよ」と淡々と。人に恵まれるかどうかは、やはり自分の仕事次第なのだとあらためて覚悟しました。よい人と出会いたかったらそれにふさわしい仕事をしていくのが最短確実な道ということですね。
五里霧中の迷走だし、これまでとは違う神経を使わねばならないだろうし、当面、おぼつかないことも多々あると思いますが、読者のみなさまにもお気づきの点がありましたら、忌憚なくご指摘いたければ幸いです。どうぞご指導をよろしくお願いします。
"This…

We Should All Be Mirandas / 読売新聞「スタイルアイコン」
読売新聞夕刊連載「スタイルアイコン」。今月より金曜夕刊掲載となりました。
本日は、ニューヨーク知事選への出馬を表明した、シンシア・ニクソンについて書いています。
(New…

