中野香織オフィシャルサイト
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Books and Magazines / 書籍・雑誌

「マカロニ」を生んだ「チチスベイ」と「カストラート」

岡田温司「グランドツアー 18世紀イタリアへの旅」(岩波新書)。グランドツアーに関するイギリス側の事情は読んだことがあったが、この本ではおもにイタリアの話が紹介…
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2010年11月24日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-11-24 06:08:002010-11-24 06:08:00「マカロニ」を生んだ「チチスベイ」と「カストラート」
Works / 仕事

大量生産もコピーもできない、世界にたった一つの靴

大学のファッション文化史の講義で、靴作り&靴デザインのエキスパートをお招きしてスペシャルトークセッションをおこなう。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演経験のある、オーダーメード靴界の第一人者、「ギルド」の山口千尋さんと、「JILAレザーグッズデザインアワード」グランプリ受賞の気鋭のデザイナー、串野真也さん。串野さんは京都から。 山口さんは5000年前の靴の話に始まり、革のすぐれた特性、人間の足の構造、靴と足の不思議な関係など、基本的な事柄に見えて案外知らない靴のお話を丁寧に解説。「足の形のまま靴を作ると、実はゆるい」という意外な事実。人間の足には56個もの骨があること。「履くときにはすっと抵抗なく履けなくてはいけないが、いったん履いてしまうと脱げては困る」というパンプスの不思議。「自分に合った一足」を見つけることの大切さを学ぶ。写真はオーダーメイドのブーツを手に講義する山口さん。 …
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2010年11月22日
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Books and Magazines / 書籍・雑誌

「けちけち野郎」のテープ

◇「サライ」記事のためロングホーズの取材@新宿伊勢丹。プレスルームでバイヤーの方にお話を聞いたあと、メンズ館靴下売り場でロングホーズの存在感やメンズ靴下の現状な…
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2010年11月18日
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Books and Magazines / 書籍・雑誌

「前きらめきを慎む」

小笠原敬承斎先生『誰も教えてくれない男の礼儀作法』(光文社新書)。小笠原流礼法の解説。第一章の「男のこころ」は、武士道における心のあり方を説いているが、ジェント…
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2010年11月13日
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Books and Magazines / 書籍・雑誌

「月給よりも、時給の方がエロい」

◇リリー・フランキー二冊。まずは『エコラム』(マガジンハウス)。分厚い。久々にたっぷり、リリーワールドを堪能。下ネタばっかりといってもいいくらいなのだが、リリー…
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2010年11月13日
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Books and Magazines / 書籍・雑誌

「人間は空想に殺される」

◇名越康文先生二冊。まず『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』(角川SSC新書)。自殺寸前、ウツ(への助走期間)にある人々にとっては処方箋とも読める本。地獄は外…
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2010年11月12日
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Fashion / ファッション

「地獄の天使」、マックイーンを訴える

バイク乗りのクラブ「Hells' Angels」が、自分たちのロゴをパクったとしてアレクサンダー・マックイーンを訴える。インデペンデント28日付ニュースで知る。 暴走族かと思いこんでいたが(失礼しました)、Hells'…
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2010年10月30日
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Culture, Art, Music and History / 美術、カルチュア、音楽、ヒストリー

古典から出発、実験を経て総合へ

昨日訪れた、ドガ展@横浜美術館。「サライ」読者のみなさまとともに、学芸員のレクチャーを20分ほど聴いたあとでの鑑賞。 第1章「古典主義からの出発」、第2章「実験と革新の時代」、そして第3章「総合とさらなる展開」という三部構成になっている。基本をきわめ、実験と革新に入り、晩年にはそれらすべてを総合する表現へ、と昇華していった芸術家の道筋がわかる。 有名な「エトワール」(意外と小さな絵であることに驚き)はじめ、「バレエの授業」、メンズファッションの本に必ず出てくる「綿花取引所の人々」などは、すべて第2章の時期に。 「エトワール」だけが他の絵とは距離をおかれ、別格扱いされていた。初来日とあって、この絵の前にはとりわけ人だかり。チュチュ(踊り子のスカート部分)から光を受けて透ける足のなまめかしい美しさに、見入る。「綿花取引所の人々」は、1873年当時のメンズファッションの「実例」としてしばしば引用される絵なのだが、ゴミ箱に捨てられた紙屑の細部、新聞のレイアウトにいたるまで、細かい仕事がなされていることがわかり、あらためて感心。 第2章では踊り子ばかりを描いていたようにも見えるドガは、第3章では執拗なほどに「浴女」を描く。見られていることをまったく意識していない、無防備に体を洗ったり拭いたりしている裸の女の後姿。「浴後(身体を拭く裸婦)」にいたっては、マニエリスムがいきすぎて頭部がどうなってるのかわからない(その異様なクネクネが魅力になっている)。 晩年は視力が落ちて、彫刻をたくさん作っていたということもはじめて知る。まとまった数のドガの彫刻が、一部屋分。 遺品の展示も含めて、132点。オルセイ美術館からは46点。素描の展示がやや多すぎる感もあったが、「古典」→「実験・革新」→「総合」にいたる芸術家の軌跡は、示唆に富む。女嫌いで独身を通した、というドガの顔の変遷も味わい深く。 20年ぶり、というかなり久々のドガ回顧展になるが、それは顔料が繊細なパステルだから。輸送中にパラパラと落ちるので、海外の美術館はなかなか貸与してくれないのだ。ということを学芸員の話から知る。 …
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2010年10月28日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-10-28 05:02:002010-10-28 05:02:00古典から出発、実験を経て総合へ
Fashion / ファッション

できるかな? アゲイン

ニューヨーク・タイムズの「T マガジン」が、ツイッター 'The Moment' で、ファッションIQテストというのを発信している。私自身はツイッターはまったくやらないが、IQテストがある程度まとまった段階で、不定期にチェックして楽しませていただいている。 マニアックな問題ばかりなのだが、モードニュースがオタク級に好きな人は、挑戦しがいがあるかも? 最近のテストから、比較的簡単なレベルに属するテストを、いくつか抜粋して紹介。 Q.1 次のデザイナーのうち、アルマーニ、プラダ、YSLすべてのブランドで働いたデザイナーは誰? a)…
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2010年10月27日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-10-27 10:57:082015-03-10 06:16:51できるかな? アゲイン
Fashion / ファッション

偽物が、本物に対する需要を刺激する

◇ロンドン発のメンズ秋冬トレンドとして、テイラードのひざ丈オーヴァーコートが復活、という記事。ファイナンシャル・タイムズ、22日付。 ここしばらくは、冬場でもトレンチとか、ピーコートなどが主流だったが、フォーマルへの回帰の流れか、テレビドラマ「シャーロックホームズ」の影響か、ミリタリーの流れか、今冬はエレガントなロング丈のコートが大きなトレンドになる、と。 日本の市場にもそのうちにちらほら出回るとは思う。でも、スーツにナイロンジャケットが定番、という日本のビジネススタイルには、いつどの程度浸透するのか。こちらはこちらで独立したカルチュアになっている感もある。 ロンドン発のトレンドといっても、作り手にとっては、とにかく「去年とは違う」アイテムを買ってもらわないとビジネスにならない、というのも本音としてあるだろうし。 ◇フェイク・ファー人気がリアル・ファーの需要を押し上げている、という記事。インデペンデント、17日付。 テクノロジーの発達で、フェイクファーがとてもしなやかで加工しやすくなり、リアル・ファーとの区別すらつかないくらいに完璧になった。 かくして、いたるところにリアルかフェイクかわからないすてきなファーが気軽に使われるようになる。「ファーは動物虐待に加担」というPETAが作り上げたようなムードは薄まり、文化的にファーはOK、という流れになっている。それが逆に、ヴィンテージ・ファーも含めたリアル・ファーに対する人気を高めることになった、と。 偽物が、本物に対する需要を刺激する。 皮肉だが、本物が真に「ホンモノ」であれば、いろんなケースでこの法則は成り立つように感じる。 ◇某女性大臣のヴォーグ出演に関し、英紙の報道を見ていたら、いい格言に出会う。 Shirts…
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2010年10月26日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-10-26 04:59:002015-03-10 06:16:18偽物が、本物に対する需要を刺激する
Movie and TV drama / 映画・テレビドラマ

「絶好調のときに、足元をすくわれる」

「マッドメン」シーズン3のボックスを観はじめる。まずはDisc1からDisc3まで。第6話の「ガイ・マッケンドリック」の話が衝撃的だった。 ロンドン本社から重役が訪れ、社長を…
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2010年10月25日
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Movie and TV drama / 映画・テレビドラマ

動いてしゃべる次郎さん

幻想がくずれそうな気もして保留にしていた、「新潮45」付録の白洲次郎DVD、ようやく観た。 最初の数分は写真による次郎の生涯紹介。つづいてようやく「動く次郎」(!)…
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2010年10月25日
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Culture, Art, Music and History / 美術、カルチュア、音楽、ヒストリー

「今ここを生きる人間の似姿のオブジェ」

ガーデンプレイスついでに、東京都写真美術館に立ち寄る。2階で「ラヴズ・ボディ 生と性をめぐる表現」展、3階で「二十世紀肖像」展。 前者の方はメディアでもとりあげられていて、期待が大きかったものの、点数が思ったよりも少ない。とはいえ、衝撃とともに「生と死」を考えさせられる写真と出会う。 ポスターにも使われている「転げ落ちるバッファロー」。デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチの作品。生と死の境界にいる、というか死へ転がり落ちていくバッファローの姿が、どこか白日夢のようでもありながら、荘厳な印象。死ぬときはこんなふうに、ふわり、くるり、なんだろうか・・・とか、とりとめなく想像が続いていく。 …
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2010年10月22日
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Fashion / ファッション

保守と大胆のキュートな調和

「ミス・アシダ」2011 S/S コレクション@恵比寿ガーデンホール。 エッジイな洗練とかわいらしさ、正統派エレガンスと茶目っ気のあるハズシ、保守的風味と艶っぽい大胆…
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2010年10月22日
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Movie and TV drama / 映画・テレビドラマ

故郷で伯爵夫人よりも、ニューヨークでメイド

「ゴシップガール」セカンドシーズンの後半、BOX2を見終える。いろいろあったハイスクール生活も卒業式を迎え、これで、完。ほっ。 ここにくると登場人物ほとんど全員が「兄…
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2010年10月21日
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Fashion / ファッション

「英王室御用達マーク」は、ダサい?

「サライ」誌記事のため、「デンツ」のグローブに関するお話を、「リーミルズ・エイジェンシー」の長渕靖社長にうかがう。 一双3万円~5万円の手縫いの革手袋には、なるほど価格だけの時間と手間ひまがかかっていることを知り、納得。詳しくは本誌にて。 「リーミルズ・エージェンシー」はデンツのほかにも、ジョン・スメドレーのニット製品、ジョンストンズのカシミア製品、パンセレッラの靴下などなど、スノッブな英国ブランドを数多く扱っていて、ちょっとした興奮続き。下の写真はジェイムズ・ボンドも愛用のパンセレッラ。英国仕様のカラフルな柄や、「脛が見えない」ロングホーズもそろう。この靴下についてはまたあらためて取材したくなる。 …
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2010年10月20日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-10-20 14:14:002010-10-20 14:14:00「英王室御用達マーク」は、ダサい?
Books and Magazines / 書籍・雑誌

人道的人間ぶると、生気を失う

◇現存する唯一の「白洲次郎」秘蔵映像DVD、という付録にひかれて「新潮45」購入。DVDはなんだかもったいないくてこわくてまだ見る気になれない。本誌には、これに合わせて…
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2010年10月19日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-10-19 05:27:002010-10-19 05:27:00人道的人間ぶると、生気を失う
Books and Magazines / 書籍・雑誌

「死なないまじない」

堀井憲一郎『江戸の気分』(講談社現代新書)読み終える。落語を通して、江戸のリアルな気分のなかにひたって、江戸の庶民になった感覚を想像してみよう、という趣旨の本。…
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2010年10月18日
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Culture, Art, Music and History / 美術、カルチュア、音楽、ヒストリー

「限界を乗り越え、美を刷新する力」

◇「大人のロック!」特別編集「永遠のクイーン」(日経BPムック)発売です。来年度のカレンダー付き。フレディ・マーキュリーのファッションについて語っております。機会がありましたら、ご笑覧ください。 ◇ゼミ生とともに、「きらめく装いの美 香水瓶の世界」展@東京都庭園美術館。 …
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2010年10月16日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-10-16 06:48:002010-10-16 06:48:00「限界を乗り越え、美を刷新する力」
Beauty, Fragrance / ビューティー、フレグランス

ナチュラルなNYの妖艶なヴァンプ

オーガニック・フレグランスの最先端をいくパルファン・オノレ・デ・プレから新しいライン、"WE LOVE NY"コレクションが登場。 <マグノリア・ベーカリーでの朝のコーヒー>風の紙カップに入った、いまどきニューヨークのナチュラルスタイルを体現する香水。なかでも「Vamp…
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2010年10月15日
http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png 0 0 Kaori http://www.kaori-nakano.com/wp-content/uploads/2021/06/logo-1.png Kaori2010-10-15 14:52:402010-10-15 14:52:40ナチュラルなNYの妖艶なヴァンプ
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  • Fashion / ファッション
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